JP6778926B2 - 非能動型呼吸運動訓練装置 - Google Patents
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Description
非特許文献1、非特許文献2及び非特許文献3には、この呼吸理学療法に関する記述がある。
しかしながら、咽頭部機能が脆弱している場合や気管切開などを施行したALS患者においては息溜めが困難であるため、市販の蘇生バックのみでは十分に肺を膨らませることは困難である。つまり、市販の蘇生バックのみでは強制的に肺を拡張するための性能を十分に満たしてはいない。
また、本発明の非能動型呼吸運動訓練装置の本体部は、内部空間に対する開口部を構成し、安全弁が取り付けられる安全弁取付口と、空気吐出口を水平に固定した状態において、空気吐出口に対して90°を超え、かつ180°未満の角度で第一の方向と相対する第二の方向に向けられて配置されるグリップとを備える。
また、本発明の非能動型呼吸運動訓練装置の本体部は、内部空間に対する開口部を構成し、空気吐出口とグリップの間に配置され、操作者及び/または患者の操作で開閉される、呼気吐出口と、空気供給口に装着され、可動部分に突起を有するダックビルバルブである逆止弁とを備える。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
発明者らは、蘇生バッグの部品を流用して、LIC(Lung Insufflations Capacity)トレーニングに適した器具を完成した。ここで、LICトレーニングとは、一方向弁バルブとバックバルブマスクを使用した、他動的な最大強制吸気量を強化する、呼吸理学療法を指す。
図2Aは、本体部101を構成する第一側面部201を内側から見た正面図である。図2Bは、本体部101を構成する第二側面部202を内側から見た正面図である。
図3Aは、第一側面部201を内側の斜め方向から見た斜視図である。図3Bは、第二側面部202を内側の斜め方向から見た斜視図である。
図4は、本体部101の周縁部分を拡大した一部断面図である。
図2A及び図2B、そして図3A及び図3Bから判るように、本体部101は、第一側面部201と第二側面部202を貼り合わせることで完成する。第一側面部201と第二側面部202の材質は、医療グレードのポリカーボネートやアクリル等の樹脂が使用される。
第一側面部201は、本体部101をグリップ102及び空気供給口103の側から見て、右側面に配置される部品である。これに対して、第二側面部202は、本体部101をグリップ102及び空気供給口103の側から見て、左側面に配置される部品である。
図2Aを用いて説明すると、空気吐出口104を水平に配置した状態で、空気供給口103は空気吐出口104に対して約135°の角度をもって、上方(第一の方向)に向けられて配置されている。また、グリップ102は空気吐出口104に対して約135°の角度で下方(第二の方向)に向けられて配置されている。更に、呼気吐出口106は空気吐出口104に対して約45°の角度で下方に向けられて配置されている。そして、安全弁取付口105は空気吐出口104に対して約90°の角度で上方に向けられて配置されている。
図5に示すように、本体部101の空気供給口103の内部には、逆止弁501が取り付けられる。図14にて後述するが、本体部101の空気供給口103にはバッグ1001(図14参照)が装着される。バッグは本体部101の内部空間203に空気を供給するためのものである。その際、本体部101の内部空間203に溜まった空気の、バッグへの逆流を防ぐために、逆止弁501が空気供給口103の内部に仕込まれている。
図8は、本体部101に安全弁801を取り付ける状態を示す正面図である。図9は、本体部101に安全弁801が取り付けられた状態を示す正面図である。なお、図8及び図9において、本体部101の呼気吐出口106には、ホースを取り付けるためのアダプタ802が取り付けられている。
安全弁801は、弁ユニット803とキャップ804よりなり、弁ユニット803を安全弁取付口105に収納した後、キャップ804を安全弁取付口105にねじ込むことで、本体部101に対する取り付けが完成する。この安全弁801は、本体部101の内部空間203に溜まっている空気の圧力が強過ぎて、患者の肺を損傷する事故を防ぐために設けられている。安全弁801の圧力は70hPa 程度に設定される。なお、患者の年齢等に応じて、安全弁801の圧力設定が可変であると好ましい。
図13は、本体部101の呼気吐出口106に取り付けられたアダプタ802にホース1301を取り付ける状態を示す一部拡大図である。図14は、非能動型呼吸運動訓練装置1401を示す概略図である。
すなわち、非能動型呼吸運動訓練装置1401を構成する本体部101は、そのままではLICトレーニングに適していない蘇生バッグの部品を流用して、LICトレーニングに適した空気圧を患者の肺に供給するための、内部空間203の空気圧を保持し、バッグ1001からマスク1101へ、またマスク1101からホース1301へ空気流を中継する器具である。
図15は、非能動型呼吸運動訓練装置1401を患者1501に使用する状態を示す概略図である。図16は、非能動型呼吸運動訓練装置1401を操作者1601が操作する状態を示す概略図である。図17は、患者1501が非能動型呼吸運動訓練装置1401を使用している際、呼気を吐き出す際の、ホース1301の操作を示す概略図である。
先ず、図15に示すように、マスク1101を患者1501の口にあてがう。患者1501はマスク1101の根本を持ち、マスク1101の周囲から空気が漏れ出ないようにマスク1101を患者1501自身の顔に密着させて支持する。また、この際、患者1501は図16に示すように、ホース1301の先端部分を握り、ホース1301の口を親指等で塞ぐ。
このように、非能動型呼吸運動訓練装置1401は、バッグ1001の収縮を繰り返して、患者1501の肺に強制的に高い気圧の空気を送り込むことで、患者1501に対し、深呼吸に似た呼吸筋の引き伸ばしを擬似的に実現することができる。
非能動型呼吸運動訓練装置1401は、ポリカーボネート等の樹脂で構成される第一側面部201と第二側面部202を貼り合わせて形成され、内部空間203を有する中空形状のアダプタである。バッグ1001を絞ると、バッグ1001から吐出される空気は逆止弁501を通過し、マスク1101を通じて患者1501の肺へ供給される。バッグ1001の絞りを止めると、バッグ1001は弾性復帰し、インテークバルブから外気を取り込むが、患者1501の肺に溜まった空気はホース1301または呼気吐出口106を開かない限り、逆止弁501と安全弁801によって外部へは漏れない。
Claims (2)
- 中空形状の内部空間を有すると共に、前記内部空間に対する開口部を構成し、蘇生バッグの部品である蘇生用マスクが取り付けられる空気吐出口と、
前記内部空間に対する開口部を構成し、前記空気吐出口を水平に固定した状態において、前記空気吐出口に対して90°を超え、かつ180°未満の角度で第一の方向に向けられて配置され、前記蘇生バッグの部品であるバッグが取り付けられる空気供給口と、
前記内部空間に対する開口部を構成し、安全弁が取り付けられる安全弁取付口と、
前記空気吐出口を水平に固定した状態において、前記空気吐出口に対して90°を超え、かつ180°未満の角度で前記第一の方向と相対する第二の方向に向けられて配置されるグリップと、
前記内部空間に対する開口部を構成し、前記空気吐出口と前記グリップの間に配置され、操作者及び/または患者の操作で開閉される、呼気吐出口と、
前記空気供給口に装着され、可動部分に突起を有するダックビルバルブである逆止弁と
を本体部として具備する、非能動型呼吸運動訓練装置。 - 前記本体部は、
気密性を必要とする周縁部分に凹部が形成されている第一側面部と、
周縁部分に前記第一側面部の凹部に対応する凸部が形成されている第二側面部と
を貼り合わせて形成される、請求項1に記載の非能動型呼吸運動訓練装置。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016109754A JP6778926B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 非能動型呼吸運動訓練装置 |
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Family Applications (1)
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