JP6776614B2 - 路面状態判別システムおよび移動体 - Google Patents

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Description

この発明は路面状態判別システムおよび移動体に関する。
撮像手段の撮像素子上に、領域分割した偏光フィルタを設置し、ピクセル毎に取得する光の偏光方向を変えて、撮影した画像の偏光情報を得ることにより、路面状態の判別を行うことが知られている(特許文献1、2)。
この発明は、撮像手段により取得される偏光情報により路面状態を検知する新規な路面状態検知ユニットの実現を課題とする。
この発明の路面状態判別システムは、路面をスポット状に照明する照明光源と、該照明光源によりスポット状に照明された前記路面による反射光のP偏光成分画像とS偏光成分画像を撮像する複数の撮像手段と、を有し、前記撮像手段の少なくとも1つは、その結像光学系の光軸が前記スポット状に照明された被照明部の中心に向かい、且つ、前記照明光源による照明光束の正反射角:θLに対して、前記照明光束の正反射方向から±0.2θLの角範囲にある設置角:θCに設定されている路面状態検知ユニットと、前記路面状態検知ユニットの前記複数の撮像手段から得られる前記P偏光成分画像および前記S偏光成分画像とともに、前記複数の撮像手段の間の前記P偏光の強度差および前記複数の撮像手段の間のS偏光の強度差の少なくとも一方に基づき、路面の状態の判別を行う状態判別手段と、を有する
この発明によれば、撮像手段により取得される偏光情報により路面状態を検知する新規な路面状態検知ユニットを実現できる。
路面状態検知ユニットの実施の1形態を説明するための概念図である。 撮像手段の1形態例を説明するための図である。 路面情報判別システムの実施の1形態を概念図として示す図である。 路面状態の判別を行う工程を説明する図である。 反射光におけるS偏光、P偏光の強度と差分偏光度を示す図である。 特徴量としてのヒストグラムを説明するための図である。 特徴量としての輝度平均値および差分偏光度画像平均値を説明するための図である。 図7の輝度平均値、差分偏光度画像平均値を特徴量として、路面状態の判別を行う手順の1例を示す判別フロー図である。 路面状態検知ユニットの実施の別形態を説明するための図である。 路面による反射光のP偏光とS偏向の反射角による変化の1例を示す図である。 路面状態に応じた撮像手段CMA、CMB間の撮像手段間差分輝度Pの値と、撮像手段間差分輝度Sの値の1例を示す図である。 路面状態判別システムの使用例を2例示す図である。
以下、実施の形態を説明する。
図1は、路面状態検知ユニットの実施の1形態を説明するための概念図である。
図1(a)において、符号UTで示す部分が「路面状態検知ユニット」を示す。
路面状態検知ユニットUTは、照明光源LSと撮像手段CMとを有する。照明光源LSは、路面ERをスポット状に照明するものであり「LEDやハロゲンランプ等、無偏光の照明光束を放射する発光源」を用いる公知の適宜の光源装置を用いることができる。
図1(a)において、符号LPは「照明光束の主光線(照明光束中で「最大の光強度」を持つ光線)」を示す。
照明光束の主光線LPは路面ERにおける位置CSPに入射する。
路面ERは照明光束によりスポット状に照明されるが、主光線LPが入射する位置CSPを「スポット状の被照明部の中心」と称する。「照明光束」は、平行光束、収束光束、発散光束等、種々の光束形態が許容されるが、光利用効率の観点からは「被照射部におけるスポット形状があまり大きくない」ことが好ましく、この観点からすると、照明光束の光束形態は、平行光束や「弱い発散性もしくは弱い収束性」の光束形態が好適である。
図1(a)において、符号「n」は、位置CSPにおいて路面に立てた法線を示し、角:θ1は「主光線LPと法線nとがなす角」であり、この角:θ1をもって「照明光束の入射角」とする。
図1(a)において、符号LRPは、照明光束の主光線LPの路面ERによる正反射光を示し、正反射光LRPと法線nとのなす角:θLを「照明光束の正反射角」と言う。
撮像手段CMについては後述するが、撮像素子と「路面ERの被照明部の像を撮像素子上に結像する結像光学系」を有しており、図1(a)における符号「AX」は、撮像手段CMにおける結像光学系の光軸を示している。撮像手段CMは、光軸AXが、路面ER状の位置CSP、即ち「スポット状に照明された被照明部の中心」を通るように向きを定められる。図中の角:θCは「光軸AXと法線nとがなす角」であり、この角:θCを「撮像手段CMの設置角」と呼ぶ。
付言すると、一般に、路面の状態は、乾燥状態および湿潤状態では「凹凸を持つ粗面」であり、凍結状態では「平面に近い状態」となる。
上記法線n、入射角:θ1、正反射角:θL、設置角:θCは何れも、上記粗面を「平面と見做した状態」で定義される。
撮像手段CMの設置角:θCは、照明光束の正反射方向、即ち、正反射光LRPの正反射角:θLに対して「±0.2θL」の角範囲にある。
即ち「撮像手段CMの光軸(位置CSPを通る。)と正反射光LRPとがなす角」は「±0.2θL」の範囲に含まれる。
図1(b)を参照すると、この図は、正反射光LRPを軸、位置CSPを頂点とし、頂角が|0.4θL|である円錐状領域を示している。
撮像手段CMの設置角:θCが「照明光束の正反射角:θLに対して、照明光束の正反射方向から±0.2θLの角範囲にある」とは、撮像手段CMの結像光学系の光軸AXが位置CSPを通り、図1(b)に示す円錐状領域内に含まれることを意味する。
特別の場合として、図1(a)に示す「主光線LPと法線n、正反射光LRPを含む平面内」で考えれば、設置角:θLは、
θL−0.2θL≦θC≦θL+0.2θL
の範囲にあることになる。
撮像手段CMの設置角:θCに関する上記条件は、撮像手段CMの光軸AXが「正反射光LRPと合致」する場合を含むことは言うまでもない。
図2を参照して撮像手段の1形態を説明する。
図2(a)は、撮像手段CMの概念図である。
撮像手段CMは、照明光源によりスポット状に照明された路面による反射光の偏光情報として「P偏光成分画像とS偏光成分画像」を撮像する手段である。
撮像手段CMは、図2(a)に示すように、「結像光学系」であるレンズLNと、撮像素子ISと、光学フィルタFLとをケーシング内に有している。
図2(c)は、撮像素子ISと光学フィルタFLを横方向から見た状態を示す。
撮像素子ISは、基板ST上にピクセルの2次元配列による受光部12を有している。説明中の例では、受光部12のピクセルの配列は正方行列配置となっている。
光学フィルタFLは、偏光フィルタ132を、透明基板131と充填層133で挟持した構成となっている。図1(c)では、離れたように描かれている光学フィルタFLと撮像素子ISは、実際には互いに密着している。
即ち、偏光フィルタ132と撮像素子ISの近接部に充填層133が「接着剤」として充填されて両者を一体化している。
偏光フィルタ132は、偏光方向の異なる複数種の偏光フィルタ素子を撮像素子ISのピクセルに併せて2次元的に配列してなる所謂「領域分割偏光フィルタ」である。
図2(b)において、受光部12における隣接する4つのピクセルPC1、PC2、PC3、PC4に対応して、偏光フィルタ素子POL1、POL2、POL3、POL4が重ね合わされている。
偏光フィルタ132に用いられた「偏光フィルタ素子」の種類は、P偏光を透過させるものと、S偏光を透過させるものの2種類である。
これら2種の偏光フィルタ素子は、図2(b)における撮像素子ISのピクセル配列の縦方向(2次元行列配列の列方向)を長手方向とする短冊状である。
これら短冊状の偏光フィルタ素子は、横方向(行方向)へ交互に配列されている。
図2(b)に示すように、ピクセルPC1とPC2が配列する縦方向には、S偏光成分を透過させる偏光フィルタ素子POL1、POL2が配列されてピクセルPC1、PC2に対応する。また、ピクセルPC3とPC4が配列する縦方向には、P偏光成分を透過させる偏光フィルタ素子POL3、POL4が、ピクセルPC3、PC4に対応するように配列している。
結像光学系であるレンズLNによる被写体(スポット状に照明された路面)の像は偏光フィルタ132上に結像し、各偏光フィルタ素子を透過することによりP偏光あるいはS偏光となって撮像素子ISに受光される。
このようにして、撮像素子ISにより「P偏光の像であるP偏光成分画像」および「S偏光の像であるS偏光成分画像」が撮像される。
このように撮像された画像が「偏光情報を有する画像」であり、図2(a)に示すように「出力画像信号」として出力される。
「出力画像信号」は、画像の情報としては「輝度画像と偏光情報」とを有しており、これらを別個に抽出できる。
なお、上に説明した偏光フィルタ132は、例えば「サブ波長構造(SWS)」により構成することができる。
また、撮像素子ISとして、上の例では「モノクロのイメージセンサ」が想定されているが、これに限らず、カラーイメージセンサを用いることもできる。
撮像素子ISの、偏光フィルタ132が形成されている領域では、P、Sの各領域のP、Sの偏光画像が撮像される。
ここで「輝度画像」と「差分偏光度画像」について説明する。
説明中の実施の形態では撮像手段CMにおける光学フィルタFLの偏光フィルタ132は「領域偏光フィルタ」であり「P偏光を透過させる偏光フィルタ素子と、S偏光を透過させる偏光フィルタ素子」が2次元的に配列されている。
そこで、撮像素子ISの撮像領域を2次元x,y座標で表し、位置:(x,y)のピクセルが受光したS偏光、P偏光の強度をそれぞれ「I(x,y)、I(x,y)」とすると、輝度画像:IBR(x,y)は、以下の式(A)で表すことができる。
IBR(x,y)={I(x,y)+I(x,y)}/2 (A) 。
「差分偏光度画像:SDOP(x,y)」は、上記I(x,y)とI(x,y)を用いて、次式(B):
SDOP(x,y)={I(x,y)−I(x,y)}/{I(x,y)+I(x,y)} (B)
により表すことができる。
上記「I(x,y)」で表される画像が「P偏光成分画像」、「I(x,y)」で表される画像が「S偏光成分画像」であり、これらが撮像手段CMにより撮像される。
このように得られる「輝度画像」、「差分偏光度画像」は、以下に説明する路面状態の判別のための情報として供される。
図3は、この発明の路面情報判別システムの実施の1形態を概念図として示している。
この路面状態判別システムは、路面状態検知ユニットUTと状態判別手段100とを有する。路面状態検出ユニットUTは、例えば、図1に即して説明した実施の形態のものを用いることができる。
状態判別手段100は、路面状態検知ユニットUTからの出力画像信号(上に説明した撮像手段CMで撮像されるP偏光成分画像および前記S偏光成分画像を含んでいる。)に基づき「路面の状態の判別」を行う。
判別すべき路面の状態としては「乾燥状態」、「湿潤状態」、「凍結状態」の3種類を例示する。
「乾燥状態」は、路面が乾燥している状態であり、路面表面は粗面で反射光は拡散光が多くなる。
「湿潤状態」は、路面が濡れた状態であり、路面表面の細かい凹凸が水分で満たされ、乾燥状態に対し拡散光は減少する。
「凍結状態」は、路面が凍結している状態であり、路面の状態は平面に近くなり、拡散光は更に減少する。この場合でも、表面には微小な凹凸や気泡などがあれば、僅かな拡散光は存在する。
状態判別手段100は、コンピュータ等として構成され、種々の演算機能を有する。
「路面状態の判別」は、図4に示す各工程に從って行われる。
第1の工程は「撮像工程」であり、路面状態検知ユニットUTにより路面の撮像が行われる。撮像工程においては、路面状態検知ユニットUTの照明光源が、路面をスポット状に照明し、このスポット状の被照明部を撮像手段が撮像する。
状態判別手段100は、P偏光画像成分画像:I(x,y)および、S偏光成分画像:I(x,y)を含む「出力画像信号」の入力を受け、前述の輝度画像:IBR(x,y)と差分偏光度画像:SDOP(x,y)とを、それぞれ前述の式(A)、(B)に從って算出する。この工程が図4の「演算工程」である。
演算工程に続く「特徴量抽出工程」では、演算工程で算出された輝度画像、差分偏光度画像にもとづき上記3つの状態を特徴づける「特徴量」を抽出する。このように抽出された特徴量に基づき、路面の状態を判別する工程が図4の「判別処理」である。
「特徴量」には種々のものが考えられるが、ここでは「輝度画像および差分偏光度画像の少なくとも一方の画像から得られるヒストグラム」を特徴量とする場合と、「輝度画像から得られる輝度平均値および差分偏光度画像から得られる差分偏光度平均値の組み合わせ」を特徴量とする場合を説明する。
図1に即して説明した路面状態検知ユニットUTにおいて、照明光源LSによる照明光の主光線LPの入射角:θ1を55度に設定した。
また、撮像手段CMの設置角:θCは45度に設定した。なお、撮像手段CMは、その結像光学系の光軸AXが、図1(a)における「主光線LPと法線n、正反射光LRPを含む平面内」にあるように設置した。
撮像手段CMの設置角:θCを45度に設定した状態で、路面を「平面と仮定」して入射角:θ1を変化させると撮像手段CMが撮像する反射光におけるS偏光とP偏光における光強度は、図5上図の如くに変化する。入射角:θ1=55度は、湿潤状態の路面における水の「ブリュースタ角」に近く、路面で反射した反射光では、P偏光の光強度が最小となり、入射角の増大と共に単調増加するS偏光の光強度との差が大きくなるので、上に説明したP偏光成分画像とS偏光成分画像との差が大きくなる。
照明光源LSにおける入射角:θ1を55度に設定したことにより、正反射光LRPの正反射角:θLも55度となる。
撮像手段CMの上記設置角:θC:45度は、正反射角:θL=55度の20%(0.2θL)が11度であるから「θL(1−0.2)<θC」の条件を満足する。
図5下図は、図5上図の如き「S偏光とP偏光における光強度」から算出される「差分偏光度(SDOP)」の入射角に対する変化を示している。この図においては、枠の上端が0で、下方が正の方向である。從って、差分偏光度は、入射角:θ1(=θL)=55度で最大となっている。実際には、路面の粗面状態(粗さ)等の詳細な形状によっても多少異なるが、差分偏光度は一般的な傾向として、撮像手段の設置角:θCが正反射角(入射角):θLの近傍の数値であるときに「差分偏光度の絶対値」が高い値をとる。
このようにして、入射角:θ1(=55度)、設置角:θC(=45度)を定めた状態で、前記の如くP偏光成分画像、S偏光成分画像を求め、これらから「輝度画像」および「差分偏光度画像(SDOP画像)」を求め、これら「輝度画像および差分偏光度画像の少なくとも一方の画像から得られるヒストグラム」、「輝度画像から得られる輝度平均値および差分偏光度画像平均値の組み合わせ」を特徴量として算出する。
「輝度画像から得られるヒストグラム」の場合を説明すると、式(A)で算出される輝度画像:IBR(x,y)において、「同じ輝度値となるピクセルの個数」を輝度値ごとに加算したものであり、1例を示すと、図6(a)の如きものとなる。
このようなヒストグラムは、算出もとの輝度画像の性質を反映しているが、図6(a)における半値幅:Wとピーク値:Pを「特徴量」として求める。
ヒストグラムの半値幅:Wとピーク値:Pは、路面状態に從って変化する。図6は、具体的な1例である。
即ち、ピーク値:P、半値幅:Wとも、路面状態「乾燥、湿潤、凍結」により異なっている。從って、ヒストグラムのピーク値:P、半値幅:Wの少なくとも一方を「特徴量」として、これらの値が上記3状態の何れかに該当するかを適当な閾値により振り分けて、路面状態を判別することができる。
なお、図6(b)における各数値は「取りうる数値の最大値を1として規格化した値」である。
ヒストグラムを用いる方法では、上記「輝度画像のヒストグラム」に代えて「差分偏光度画像のヒストグラム」を用い、例えば、その半値幅およびピーク値を特徴量として用いることもできるし、輝度画像のヒストグラムと共に差分偏光度画像のヒストグラムを用いて、これらから「1以上の特徴量」を適宜に選択することもできる。
特徴量の抽出の別の例として「輝度画像から得られる輝度平均値および差分偏光度画像平均値の組み合わせ」を特徴量とする場合を説明する。
「輝度平均値」は、前記輝度画像における各ピクセルの輝度値の全ピクセルにおける画素値(輝度値)の平均値であり、同様に、「差分偏光度画像平均値」は、差分偏光度画像の全ピクセルにおける画素値(差分偏光度値)の平均値である。
図7(a)は、路面状態が「乾燥」、「湿潤」、「凍結」の各状態にあるときの、輝度平均値と差分偏光度画像平均値とを示している。各値は「最大値を1として規格化した値」である。
図7(a)を見ると、差分偏光度画像平均値は、湿潤状態では0.4より大きく、乾燥状態および凍結状態では0.4より小さい。また、輝度平均値は、凍結状態では0.5より大きく、乾燥状態、湿潤状態では0.5より小さい。
そこで、縦軸に「差分偏光度画像平均値」、横軸に「輝度平均値」をとり、図7(a)の数値を割り振ると、図7(b)に示すようになる。
從って、このような場合、輝度平均値に対して閾値:0.5を設定し、輝度平均値の値を閾値:0.5で振り分ければ、凍結状態と「乾燥状態および湿潤状態」を判別でき、また、差分偏光度画像平均値に対して閾値:0.4を設定して、差分偏光度画像平均値の値を閾値:0.4で振り分ければ、乾燥状態と湿潤状態とを判別できる。
從って、例えば、図8の如き判別フロー図により、路面状態の判別が可能である。
図8において、ステップ:S0で開始し、ステップ:S1で、輝度平均値:I、差分偏光度画像平均値:Jを設定する。輝度平均値:I、差分偏光度画像平均値:Jは、撮像手段CMの撮像により得られた輝度画像および差分偏光度画像に基づいて算出された値である。
ステップ:S2で差分偏光度画像平均値:Jが閾値:0.4より大きいか否かが判定され「Y(イエス)」ならば、ステップ:S3に進んで「路面状態が湿潤状態」であると判別し、ステップ:S7に進んで終了する。
ステップ:S2で差分偏光度画像平均値:Jが閾値:0.4より小さい(N(ノー))と判定されると、ステップ:S4に進んで、輝度平均値:Iが閾値:0.5」より大きいか否かが判定され「Y(イエス)」ならば、ステップ:S5に進んで「路面状態が凍結状態」であると判別し、ステップ:S7に進んで終了する。
ステップ:S4で輝度平均値:Iが0.5より小さい(N(ノー))と判定されると、ステップ:S6に進んで「路面状態は乾燥状態」であると判別し、ステップ:S7に進んで終了する。
このようにして、路面状態検知ユニットUTで得られる出力画像信号に基づいて、路面の状態が「乾燥状態であるか湿潤状態であるか凍結状態であるか」を判別できる。
付言すると、偏光情報を用いて路面状態の判別を行う方法として従来から知られた方法では、照明光として「太陽光や道路照明用ランプ」等の既存の照明光源を用いている。これら既存の照明光源では、路面の照明状態が「天候状態や時間、地域により変化」するので撮像した路面画像の偏光情報を得ても、この偏光情報自体が天候状態等の要因で変化するため、路面状態の正確な判別は必ずしも容易ではない。
上に説明した、この発明の方式では「照明光源と路面と撮像手段の位置関係」が一定に保たれているので、常に安定した状態で路面情報を取得でき、路面状態の精度の良い判別を容易に実現できる。
以下には、路面状態検知ユニットの実施の別形態と、これを用いる路面状態判別システムの実施の1形態を説明する。
図9(a)は、路面状態検知ユニットの実施の別形態を説明する概念図である。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1(a)におけると同一の符号を付した。従って、図1(a)におけると同一の符号を付したものは、図1(a)のものと同じである。
図9(a)に示す路面状態検知ユニットUT1が、図1(a)に示す路面状態検知ユニットUTと異なる部分は、路面状態検知ユニットUT1は、撮像手段として第1の撮像手段CMAと第2の撮像手段CMAを有する点である。図9(a)において、符号AXAは第1の撮像手段CMAの結像光学系の光軸、符号AXBは第2の撮像手段CMBの結像光学系の光軸をそれぞれ示す。第1、第2の撮像手段CMA、CMBは何れも、その結像光学系の光軸AXA、AXBが、図9(a)における「主光線LPと法線n、正反射光LRPを含む平面内」にあるように設置した。
具体的に説明すると、照明光源LSからの照明光束の入射角:θ1は55度、撮像手段CMAは、図1(a)における撮像手段CMと同一の配置態位、即ち、設定角:θC1が45度となるように設定され、照明光束の正反射角:θL(=θ1=55度)に対して0.2θL(11度)の角範囲内にある。即ち、第1の撮像手段CMAの配置状態は、図1の撮像手段CMと同じである。
一方、第2の撮像手段CMBは、光軸AXBが被照明部の中心CSPを通り、且つ、光軸AXBと中心CSPにおいて被照明部に立てた法線nに対し、撮像手段CMAと同じ側(図の右側)において、0度ないしθCAの範囲となる設置角:θCBに設定されている。
設置角:θCBが0度以下(即ち、法線nに対して、撮像手段CMAと逆側)になると、P偏光とS偏光の両成分の差異が僅少もしくはなくなるためである。
一般的には、設置角:θCBは、上記「0度ないしθCAの範囲」において、設置角:撮像手段CMAで取得されるP偏光、S偏光の各強度に対する比を大きく取れる値に選択される。
説明中の具体的な例では、角:θCBは20度である。
このように設置角:θCA(=45度)の撮像手段CMAと、設置角:θCB(=20度)の撮像手段CMBを用いると、図9(b)に示すように、これらの設置角の各々に応じたP偏光及びS偏光の光強度、差分偏光度を得ることができるので、路面状態の判別に用いる情報が増え、より精細な判別が可能になる。
撮像素子CMA、CMBを用いると、撮像素子CMA単独で得られる情報に加え、「撮像手段CMBで得られる情報」も利用できるとともに、これら撮像手段CMA、CMBで得られる情報の「相対的な関係」をも利用することができる。
1例として、撮像手段CMAとCMBで得られるP偏光成分画像相互の差、S偏光成分画像相互の差を挙げることができる。
撮像手段CMAで得られるP偏光成分画像の輝度和を「IPA」、S偏光成分画像の輝度和を「ISA」、撮像手段CMBで得られるP偏光成分画像の輝度和を「IPB」、S偏光成分画像の輝度和を「ISB」とすると、撮像手段間のP偏光の強度差「ΔPAB」は、例えば、以下のように定義できる。
ΔPAB=(IPA―IPB)/(IPA+IPB
同様に、撮像手段間のS偏光の強度差「ΔSAB」は、例えば、以下のように定義できる。
ΔSAB=(ISA―ISB)/(ISA+ISB) 。
各撮像手段CMA、CMBで得られる情報(上述の「輝度平均値や差分偏光度画像平均値、輝度画像のヒストグラムの半値幅やピーク値」等)を個別に用いるとともに、これらの信号:ΔPAB、ΔSABを用いることで路面状態のより詳細な判別が可能となる。
路面による反射光のP偏光とS偏向の「反射角による変化」は、図9(b)上図のようになる場合もあるが、また、図10上図のようになる場合もある。図9(a)上図の場合と、図10上図の場合とでは、S偏光の変化はわずかであるが、P偏光は大きく変化している。この場合でも、差分偏向強度は、両場合において大きな変化はない。このような場合でも、上記の「ΔPAB」を用いると、P偏光の変化に対して感度の高い情報が得られる。
図11には、路面状態に応じた、撮像手段CMA、CMB間の上記ΔPAB(撮像手段間差分輝度P)の値と、ΔSAB(撮像手段間差分輝度S)の値の1例を示す。
これから明らかなように、撮像手段間差分輝度Pが「負の値か正の値か」により、路面が「凍結しているか否か」を判別できる。
また、撮像手段間差分輝度Sが例えば0.05より大きいか否かにより、路面が「乾燥しているか否か」を判別できる。從って、先に図7(b)に即して説明した例と同様、撮像手段間差分輝度Pに対して閾値(=0)を設定し、撮像手段間差分輝度Sに対して閾値(=0.05)を設定して、各々、閾値より大きいか小さいかを見ることにより、路面の状態を判別できる。
実際には、撮像手段間差分輝度P、撮像手段間差分輝度Sのみならず、撮像手段ごとの輝度画像のヒストグラムや、輝度平均値、差分偏向度画像のヒストグラム等を有効に用いて、路面状態の精細な判別が可能である。
「路面情報の判別プロセス」は、図4に示したものと同様であるが「撮像工程」では撮像手段CMA、CMBによる撮像情報が採取される。「演算工程」では、撮像手段ごとの輝度画像のヒストグラムや、輝度平均値、差分偏向度画像のヒストグラム等とともに、上記撮像手段間差分輝度P、撮像手段間差分輝度S等を算出する。そして「判別工程」ではこれらを特徴量として路面状態の判別を行うことができる。
さらには、例えば、撮像手段CMA、CMBで得られる画像情報から得られる例えば「撮像手段間差分輝度B(=ΔSAB)を用い、これらの撮像手段に設定角の間の状態を1次関数で推定近似し、その係数を「特徴量」として判別に用いてもよい。
撮像手段は2種に限らず、3種類以上に増やすこともでき、その場合は、上記の状態を高次関数で近似して、その係数を特徴量として用いることもできる。
以下には、路面状態判別システムの使用態様を説明する。
図12は、上に実施の形態を説明した「路面状態判別システム」の使用態様を2例示している。
図12(a)は、この発明の路面状態判別システムSYSを固定手段FXにより路面ERに対して固定的に配置して用いる例である。この場合、路面状態判別システムSYSを配置した「特定の場所」における路面状態を判別することができる。
図12(b)は、この発明の路面状態判別システムSYSを「移動体」としての自動車ATの車両に搭載して用いる例である。この場合には、自動車ATを走行させて、広い範囲における路面状態の判別を行うことが可能である。
図12(a)、(b)の例において、路面ERや自動車ATに設けるのは、必ずしも、路面状態判別システムそのものでなくともよく、例えば、路面状態判別システムにおいて状態判別手段を「発信部と判別部」に分け、路面や自動車には「路面状態検知ユニットと発信部」を設け、「判別部」は離れた位置(路面状態データセンタ等)に設置し、路面状態検知ユニットから得られる出力画像信号を、上記発信部により離れた位置に設置された判別部に送信し、判別作業は判別部において行うようにしてもよい。
図12(b)の自動車ATは「路面状態判別システムSYSを搭載された移動体」の1例である。移動体は自動車に限らず、種々の車両であることもできるし、あるいは「ドローン」のような飛行体であってもよい。
補足すると、上に説明した形態例では、照明光源による照明光の主光線LPの入射角の例として「55度」を例示した。主光線の入射角は、これに限定されないが、照明光源や撮像手段の配置の容易さを考慮すると「30度以上」であることが好ましい。
また、前述の如く少なくとも1つの撮像手段の設置角は、撮像手段の結像光学系の光軸が「正反射光と合致」する場合を含む。しかし、例えば「主光線とその正反射光とを含む平面内」において、撮像手段の設置角を主光線の入射角に合致させた場合、撮像手段により明るい像を撮像できるが、路面の状態が湿潤しているような場合に、反射光の強度が大きくなり、撮像素子の受光レベルが飽和して輝度差を検出できなくなる場合も想定されるので、上に説明したように、正反射角に対し撮像手段の設置角を若干ずらすのが良い。
また、上には、図2に示したものを例として撮像手段(これは一般に偏光カメラと呼ばれるものである。)を説明したが、撮像手段はこの例に限定されるものではなく、例えば特許文献3に記載された「複数の偏光方向の偏光子を組み合わせた偏光子プレートを結像レンズの前に配し、回転しつつ撮像を行う構成のもの」でもよい。
さらには、2個の撮像カメラの一方に「S偏光を透過させる偏光フィルタ」、他方に「P偏光を透過させる偏光フィルタ」を組み合わせ、これら2個の撮像カメラをユニットとして1つの撮像手段を構成してもよい。
以上のように、この発明によれば、以下の如き新規な路面状態検知ユニットおよび路面状態判別システムおよび移動体を実現できる。
[1]
路面(ER)をスポット状に照明する照明光源(LS)と、該照明光源によりスポット状に照明された前記路面による反射光のP偏光成分画像とS偏光成分画像を撮像する複数の撮像手段(CM、CMA、CMB)と、を有し、前記撮像手段の少なくとも1つ(CM、CMA)は、その結像光学系の光軸(AX)が前記スポット状に照明された被照明部の中心(CSP)に向かい、且つ、前記照明光源による照明光束の正反射角:θLに対して、前記照明光束の正反射方向から±0.2θLの角範囲にある設置角:θCに設定されている路面状態検知ユニット(図1、図9)と、路面状態検知ユニットの複数の撮像手段(CM、CMA、CMB)から得られるP偏光成分画像およびS偏光成分画像とともに、複数の撮像手段(CM、CMA、CMB)の間の前記P偏光の強度差および前記複数の撮像手段の間のS偏光の強度差の少なくとも一方に基づき、路面の状態の判別を行う状態判別手段(100)と、を有する路面状態判別システム(図3、図12)
[2]
[1]記載の路面状態判別システムであって、前記撮像手段の少なくとも1つの前記結像光学系の光軸が、前記照明光束の正反射方向と合致しない路面状態判別システム
[3]
[1]または[2]記載の路面状態判別システムであって、前記照明光源(LS)が路面(ER)をスポット状に照明する前記照明光束の入射角(θ1)が30度以上である路面状態判別システム
[4]
[1]ないし[3]の何れか1に記載の路面状態判別システムであって、撮像手段A(CMA)および撮像手段B(CMB)を有し、前記撮像手段Aは、その結像光学系OAの光軸(AXA)が、前記スポット状に照明された被照明部の中心(CSP)に向かい、且つ、前記照明光源による照明光束の正反射角:θLに対して±0.2θLの角範囲にある設置角:θCAに設定され、前記撮像手段B(CMB)は、その結像光学系OBの光軸AXBが、前記スポット状に照明された被照明部の中心(CSP)に向かい、且つ、前記光軸AXBと前記照明部の中心において前記被照明部に立てた法線(n)に対し、前記撮像手段Aと同じ側において、0度ないしθCAの範囲となる設置角:θCBに設定されている路面状態判別システム

[1]ないし[4]の何れか1に記載の記載の路面状態判別システムであって、前記状態判別手段(100)が、前記路面状態検知ユニットの前記1以上の撮像手段から得られる前記P偏光成分画像および前記S偏光成分画像に基づいて得られる輝度画像と差分偏光度画像とを用いて前記判別を行う路面状態判別システム(図4〜図11)。

]記載の路面状態判別システムであって、前記状態判別手段(100)が、前記輝度画像および前記差分偏光度画像のうちの少なくとも一方の画像の画素値の、ヒストグラムおよび平均値の少なくとも一方により前記判別を行う路面状態判別システム(図6、図7、図8)。

]記載の路面状態判別システムであって、前記状態判別手段が、前記撮像手段Aおよび前記撮像手段Bの差分偏光度画像により前記判別を行う路面状態判別システム(図9〜図11)。

]記載の路面状態判別システムであって、前記状態判別手段が、前記撮像手段Aおよび前記撮像手段Bの差分偏光度画像、及び前記輝度画像のうちの何れか1以上とともに、撮像手段間差分輝度P、撮像手段間差分輝度Sのうちの何れか1以上を用いて前記判別を行う路面状態判別システム(図9)。

]ないし[]の何れか1に記載の路面状態判別システム(SYS)であって、路面(ER)に対して固定的に配置される路面状態判別システム(図12(a))。
10
]ないし[]の何れか1に記載の路面状態判別システム(SYS)であって、前記路面(ER)に対して移動する移動体(AT)に搭載される路面状態判別システム(図12(b))。
11
前記路面(ER)に対して移動する移動体(AT)であって、[]ないし[]の何れか1に記載の路面状態判別システム(SYS)を搭載された移動体(図12)。
以上、発明の好ましい実施の形態について説明したが、この発明は上述した特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
UT 路面状態検知ユニット
ER 路面
LS 照明光源
CM 撮像手段
AX 撮像手段CMの結像光学系の光軸
LP 照明光束の主光線
CSP スポット状に照明される被照明部の中心
特許第2707426号公報 特開2015−109625号公報 特開2011−29903号公報

Claims (11)

  1. 路面をスポット状に照明する照明光源と、
    該照明光源によりスポット状に照明された前記路面による反射光のP偏光成分画像とS偏光成分画像を撮像する複数の撮像手段と、を有し、
    前記撮像手段の少なくとも1つは、その結像光学系の光軸が前記スポット状に照明された被照明部の中心に向かい、且つ、前記照明光源による照明光束の正反射角:θLに対して、前記照明光束の正反射方向から±0.2θLの角範囲にある設置角:θCに設定されている路面状態検知ユニットと、
    前記路面状態検知ユニットの前記複数の撮像手段から得られる前記P偏光成分画像および前記S偏光成分画像とともに、前記複数の撮像手段の間の前記P偏光の強度差および前記複数の撮像手段の間のS偏光の強度差の少なくとも一方に基づき、路面の状態の判別を行う状態判別手段と、を有する路面状態判別システム
  2. 請求項1記載の路面状態判別システムであって、
    前記撮像手段の少なくとも1つの前記結像光学系の光軸が、前記照明光束の正反射方向 と合致しない路面状態判別システム
  3. 請求項1または2記載の路面状態判別システムであって、
    前記照明光源が路面をスポット状に照明する前記照明光束の入射角が30度以上である路面状態判別システム
  4. 請求項1ないし3の何れか1項に記載の路面状態判別システムであって、
    撮像手段Aおよび撮像手段Bを有し、
    前記撮像手段Aは、その結像光学系OAの光軸AXAが、前記スポット状に照明された被照明部の中心に向かい、且つ、前記照明光源による前記照明光束の正反射角:θLに対して±0.2θLの角範囲にある設置角:θCAに設定され、
    前記撮像手段Bは、その結像光学系の光軸AXBが、前記スポット状に照明された前記被照明部の中心に向かい、且つ、前記光軸AXBと前記被照明部の中心において前記被照明部に立てた法線に対し、前記撮像手段Aと同じ側において、0度ないしθCAの範囲となる設置角:θCBに設定されている路面状態判別システム
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の路面状態判別システムであって、
    前記状態判別手段が、前記路面状態検知ユニットの前記複数の撮像手段から得られる前記P偏光成分画像および前記S偏光成分画像に基づいて得られる輝度画像と差分偏光度画像とを用いて前記判別を行う路面状態判別システム。
  6. 請求項5記載の路面状態判別システムであって、
    前記状態判別手段が、前記輝度画像および前記差分偏光度画像のうちの少なくとも一方の画像の画素値の、ヒストグラムおよび平均値の少なくとも一方により前記判別を行う路面状態判別システム
  7. 請求項6記載の路面状態判別システムであって、
    前記状態判別手段が、前記撮像手段Aおよび前記撮像手段Bの差分偏光度画像により前記判別を行う路面状態判別システム
  8. 請求項7記載の路面状態判別システムであって、
    前記状態判別手段が、前記撮像手段Aおよび前記撮像手段Bの前記差分偏光度画像、及び前記輝度画像のうちの何れか1以上とともに、撮像手段間差分輝度P、撮像手段間差分輝度Sのうちの何れか1以上を用いて前記判別を行う路面状態判別システム。
  9. 請求項1ないし8の何れか1項に記載の路面状態判別システムであって、
    路面に対して固定的に配置される路面状態判別システム
  10. 請求項1ないし8の何れか1項に記載の路面状態判別システムであって、
    前記路面に対して移動する移動体に搭載される路面状態判別システム
  11. 前記路面に対して移動する移動体であって、
    請求項1ないし8の何れか1項に記載の路面状態判別システムを搭載された移動体
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