JP6775945B2 - 熱輸送システム - Google Patents

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Description

本発明は、熱輸送システムに関するものである。
特許文献1には、流体を付勢して流体に脈動を発生させる脈動発生装置と、流体と熱媒体との間で熱を交換させる熱交換器と、流路を形成する流路形成部材と、を備え、脈動発生装置、流路、熱交換器を、この記載順に前記流体が通る技術が記載されている。また、特許文献1には、流体の脈動により流体の乱流が層流化されて流路の圧力損失を低減されることが記載されている。
特開2015−45478号公報
しかし、本願発明者の検討によれば、熱交換器は脈動発生装置から伸びる流路の下流に配置されているので、熱交換器において流体の乱れが非常に小さくなってしまい、熱交換器において流体と熱媒体の間の熱伝達率が低くなってしまう。
本発明は上記点に鑑み、流体に脈動を発生させて流路の圧力損失を低減する技術において、熱交換器の熱伝達率低下を抑えることを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、流体を媒体として熱を輸送する熱輸送システムであって、前記流体を付勢して前記流体に脈動を発生させる脈動発生装置(1)と、前記流体と熱媒体(6、9)との間で熱を交換させる熱交換器(2、4)と、流路を形成する流路形成部材(3、5)と、を備え、前記脈動発生装置、前記熱交換器、および前記流路を、この順に前記流体が通り、前記流体の流れにおける前記脈動発生装置の直下流に前記熱交換器が配置されており、平均レイノルズ数が同じ定常流を流した場合に比べて、前記熱交換器では乱れた流れにより脈動の1周期平均圧力損失が増加し、平均レイノルズ数が同じ定常流を流した場合に比べて、前記熱交換器の下流にある前記流路では乱れが低減されて脈動の1周期平均圧力損失が低減されることを特徴とする熱輸送システムである。
発明者の鋭意検討の結果、脈動発生装置における流体の出口直後は、流体の乱れが依然として大きく、圧力損失があまり低下しないことがわかった。そこで、上記のように、脈動発生装置の直下流に熱交換器を配置することで、脈動発生装置における流体の出口直後の乱れた流れが、熱交換器の熱伝達率の低下を抑える。また、熱交換器下流の流路では、脈動により乱れが低減されて層流化した状態となるので、圧力損失が低減される。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る熱輸送システムの構成図である。 ポンプ1と放熱器2の接続形態を示す図である。 脈動の形態を示す図である。 脈動の範囲を示す図である。 圧力損失評価実験に用いた装置の構成を示す図である。 圧力損失評価実験の結果を示すグラフである。 ポンプからの距離と脈動流の状態を概念的に示す図である。 第2実施形態に係る熱輸送システムの構成図である。 ポンプ1と冷却器4の接続形態を示す図である。 第3実施形態におけるポンプ1と冷却器4の接続形態を示す図である。 第4実施形態におけるポンプ1と冷却器4の接続形態を示す図である。 第5実施形態におけるポンプ1と冷却器4の接続形態を示す図である。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。本実施形態の熱輸送システムは、作動流体を媒体として熱を輸送するシステムである。熱輸送システムは、車両に搭載されていてもよいし、車両外の位置に設置されていてもよい。作動流体は、液体であり、より具体的には、水やエチレングリコール水溶液である。図1に示すように、熱輸送システムは、ポンプ1、放熱器2、第1配管3、冷却器4、第2配管5、発熱体6、制御装置7、送風ファン8、送風空気9を有している。
ポンプ1は、作動流体を付勢して作動流体に脈動を発生させる脈動発生装置である。より具体的には、ポンプ1は、作動流体の流れの上流側から作動流体を吸入し、作動流体の流れの下流側に作動流体を吐出する装置である。以下、上流、下流とは、それぞれ、作動流体の流れの上流、下流をいう。ポンプ1は、例えば、DCブラシレスモータと、DCブラシレスモータによって駆動される可動部を有する。その場合、可動部がDCブラシレスモータによって駆動されることで、ポンプ1が上流側から作動流体を吸入し、下流側に作動流体を吐出する。ポンプ1としては、遠心ポンプ、ギヤポンプ、ピストンポンプ、EHDポンプ等、種々のポンプが利用可能である。
放熱器2は、ポンプ1の直下流に配置され、作動流体と熱媒体との間で熱を交換させる熱交換器である。ここでいう熱媒体は、送風ファン8によって送られる送風空気9である。放熱器2は、内部を作動流体が流通し、更に、放熱器2の周囲を送風空気9が通ることで、内部の作動流体の熱を空気に移動させる。
第1配管3は、第1配管3の直下流に配置された流路形成部材であり、内部に形成された流路を作動流体が流通する。
冷却器4は、第1配管3の直下流に配置され、作動流体と熱媒体との間で熱を交換させる熱交換器である。ここでいう熱媒体は、発熱体6である。冷却器4は、内部を作動流体が流通し、更に、冷却器4の外壁に発熱体6が接触することで、発熱体6から内部の作動流体に熱を移動させる。
第2配管5は、冷却器4の直下流に配置された流路形成部材であり、内部に形成された流路を作動流体が流通する。第2配管5の直下流には、ポンプ1における作動流体の入口が配置されている。
発熱体6は、冷却器4と接触して発熱する物である。例えば、インバータを構成するスイッチング素子(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が収容されたパワーモジュールであってもよい。この場合、インバータは、例えば、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載された走行用バッテリからの電力を用いて車両駆動用モータを駆動するためのインバータであってもよい。
制御装置7は、ポンプ1の作動を制御するための装置である。例えば、制御装置7は、ポンプ1が有するモータを制御するインバータを有していてもよい。送風ファン8は、熱輸送システムの外部の空気を吸い込み、吸い込んだ空気を送風空気9として放熱器2に向けて吹き出す装置である。
熱輸送システムがこのように構成されているので、ポンプ1、放熱器2、第1配管3、冷却器4、第2配管5を、この順に作動流体が通る。したがって、作動流体は、ポンプ1、放熱器2、第1配管3、冷却器4、第2配管5によってできたループを、ポンプ1によって付勢されて循環する。
ここで、ポンプ1の直下流に放熱器2が配置されていることについて、より詳しく説明する。図2に示すように、ポンプ1は、ポンプ本体11およびフランジ部12を有している。ポンプ本体11は、モータおよびモータによって駆動される可動部(例えば羽根車)を有する。更にポンプ本体11は、モータおよび可動部を収容するケーシングを有している。このケーシングは、ポンプ本体11内部における作動流体の流路を形成する。
フランジ部12は、ポンプ本体11のケーシングのうち、作動流体の流路の出口側端部(すなわち、下流側端部)を囲む部分に直接取り付けられている。フランジ部12は、作動流体が流通する孔が空いた平板形状を有している。
フランジ部12とポンプ本体11のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、フランジ部12とポンプ本体11のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、フランジ部12とポンプ本体11のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
放熱器2は、放熱器21およびフランジ部22を有している。放熱器21は、放熱器21内において作動流体が流通する通路を形成するケーシングを有している。
フランジ部22は、放熱器21のケーシングのうち、作動流体の流路の入口側端部(すなわち、上流側端部)を囲む部分に直接取り付けられている。フランジ部22は、作動流体が流通する孔が空いた平板形状を有している。
フランジ部22と放熱器21のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、フランジ部22と放熱器21のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、フランジ部22と放熱器21のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
また、フランジ部22は直接フランジ部12と接触していてもよい。あるいは、フランジ部22は薄膜形状のガスケットの一面側に接触されており、フランジ部12は当該ガスケットの他面側に接触されていてもよい。後者の場合、ガスケットの厚みは、フランジ部12の厚みよりもフランジ部22の厚みよりも小さい。フランジ部12とフランジ部22の間には、作動流体を通す配管は介在していない。
また、フランジ部12とフランジ部22は、互いの孔の位置が一致した状態で、互いに対して固定されている。したがって、ポンプ本体11内の作動流体の流路と放熱器21内の作動流体の流路が、フランジ部12の孔およびフランジ部22の孔を介して連通する。フランジ部12とフランジ部22の固定は、どちらも破壊せずに分離できるような方法で実現されている。例えば、フランジ部12とフランジ部22の固定は、フランジ部12とフランジ部22の両方を貫通する複数本のボルトと複数個のナットの締結によって実現されてもよい。
このように、ポンプ1のフランジ部12と放熱器2のフランジ部22は、配管を介さずに直接接続される。したがって、ポンプ1の直下流に放熱器2が配置されるという特徴が実現する。
次に、熱輸送システムの作動について説明する。制御装置7は、ポンプ1に印加する電圧を経時的に変化させることで、ポンプ1の出力を経時的に変化させる。例えば、ポンプ1に印加する電圧を周期的に変化させることで、ポンプ1の出力を周期的に変化させる。ポンプ1の出力が経時的に変化すると、作動流体は、ポンプ1に付勢されて、上記ループ内を循環しながら脈動を発生する。脈動が発生した流れ、すなわち脈動流は、周期的に流量が変化する流れであり、バルクとして一方向に流れる流れである。
ポンプ1の出力の周期的変化の例としては、例えば、図3に示すように、ポンプ1が有するモータの回転数および作動流体のレイノルズ数が同期して周期的に変化する。各周期において、時点T0から時点T1までの加速期間において、印加電圧が最小値から最大値まで上昇して、ポンプ回転数が最小値から最大値まで上昇する。
続いて、時点T1から時点T2までの最大維持期間において、印加電圧が最大値に維持され、ポンプ回転数が最大値に維持される。続いて、時点T2から時点T3までの減速期間において、印加電圧が最大値から最小値まで下降して、ポンプ回転数が最大値から最小値まで下降する。続いて、時点T3から時点T4までの最小維持期間において、印加電圧が最小値に維持され、ポンプ回転数が最小値に維持される。
作動流体のレイノルズ数も、加速期間において概ね上昇し、最大維持期間において加速期間よりも緩やかに上昇し、減速期間において概ね下降し、最小維持期間において減速期間よりも緩やかに下降する。加速期間、最大維持期間、減速期間、最小維持期間は、図3に示すように、同じ0.5秒であってもよいし、互いに異なる時間であってもよい。
脈動を発生させるよう制御されていない通常のポンプでも、図4の範囲15内で作動流体に脈動を発生させる。しかし、脈動の周波数は制御されていない。範囲15は、流量振幅を平均流量で除算した値(以下、流量振幅比という)が10%未満であり、かつ、出力の変動周波数が15Hz以上1kHz未満である範囲である。このような場合の脈動の周波数[Hz]は、N×Z/60となる。ここで、Nはポンプの1分当たりの回転数、Zは羽根車が有する羽根の枚数である。Nは200以上であることが殆どである。
これに対し、積極的に作動流体に脈動を発生させるようポンプ1の出力の周波数、振幅を制御した場合、図5の範囲16内で作動流体に脈動が生じる。範囲16は、流量振幅比が10%以上400%以下であり、かつ、出力の変動周波数が0.01Hz以上10Hz以下である範囲である。
ここで、ポンプが脈動流を発生した場合の、ポンプの下流の流路における位置と圧力損失の関係について、実験結果を示す。実験に用いられた実験装置は、図5に示すように、ポンプ1と同等のポンプ101と、ポンプ1の直下流に接続された配管102と、3つの圧力センサP1、P2、P3と、制御装置108と、を有している。また、この実験装置では、作動流体は25℃の水である。
配管102は、全長が2000mm、内径が10mmの直円管である。そして、配管102は、ポンプ101と接続する上流端から1300mm下流まで伸びる上流部103と、上流部103の下流端から500mm下流まで伸びる下流部104と、を有する。圧力センサP1は、上流部103の上流端における作動流体の圧力を検出する。圧力センサP2は、上流部103と下流部104の境目における作動流体の圧力を検出する。圧力センサP3は、下流部104の下流端における作動流体の圧力を検出する。
このような実験装置において、以下の(1)、(2)、(3)、(4)の場合について、圧損低減効果が測定された。
(1)制御装置108がポンプ101を制御してレイノルズ数7000の定常流を発生させた場合
(2)制御装置108がポンプ101を制御してレイノルズ数が8000の定常流を発生させた場合、
(3)制御装置108がポンプ101を図3のように制御して平均レイノルズ数が7000、レイノルズ数の振幅(図3参照)を平均レイノルズ数で除算した値(以下、レイノルズ数振幅比)が1.5、周波数が0.5Hzの脈動流を発生させた場合
(4)制御装置108がポンプ101を図3のように制御して平均レイノルズ数が8000、レイノルズ数の振幅(図3参照)を平均レイノルズ数で除算した値(以下、レイノルズ数振幅比)が1.5、周波数が0.5Hzの脈動流を発生させた場合
そして、図6では、この実験結果に基づいて、同じ部分(上流部また下流部)および同じ平均レイノルズ数の定常流に対して脈動流の圧損低減効果がどれくらい高いかを示している。ある部分(上流部また下流部)およびある平均レイノルズ数における脈動流の1周期平均圧力損失をQとし、同じ部分および同じ平均レイノルズ数における定常流の平均圧力損失をRとすると、図6の縦軸は(1−Q)/Rを示している。
そして、バーB1は、平均レイノルズ数7000における上流部103の圧力損失低減効果を現しており、バーB2は、平均レイノルズ数7000における下流部104の圧力損失低減効果を現している。また、バーB3は、平均レイノルズ数8000における上流部103の圧力損失低減効果を現しており、バーB4は、平均レイノルズ数8000における下流部104の圧力損失低減効果を現している。
この実験結果によれば、脈動流により下流部104では圧力損失が低減するが、上流部103では圧力損失が低下せず増加していることがわかる。これより、図7に示すように、ポンプが作動流体に脈動を発生させた場合、ポンプ101の下流の配管102においては、一周期平均圧力損失DPは、ポンプ101から離れるほど低下することがわかる。また、ポンプが作動流体に脈動を発生させた場合、ポンプ101の下流の配管102においては、一周期平均熱伝達率αも、ポンプ101から離れるほど低下することがわかる。つまり、ポンプ101から吐出されてすぐの作動流体は流れが乱れており、熱伝達率が高いのに対し、ポンプ101から吐出された後しばらくした後の作動流体は乱れが消失し層流化されている。
本実施形態の熱輸送システムでは、作動流体の流れが乱れているポンプ1の直下流に放熱器2が配置されているので、作動流体の流量を増加させることなく、放熱器2内における作動流体と空気の熱伝達率を増加させることができる。一方、放熱器2の下流の第1配管3では、脈動流により乱れが消失し層流化することで圧損低減効果を得ることができる。
発明者の鋭意検討の結果、ポンプ1における流体の出口直後は、流体の乱れが依然として大きく、圧力損失があまり低下しないことがわかった。そこで、上記のように、ポンプ1の直下流に放熱器2を配置することで、ポンプ1における流体の出口直後の乱れた流れで放熱器2の熱伝達率の低下が抑えられる。また、放熱器2下流の流路では、脈動により乱れが低減されて層流化した状態となるので、圧力損失が低減される。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について説明する。図8に示すように、本実施形態の熱輸送システムは、第1実施形態の熱輸送システムに対して、ポンプ1の位置を変えたものである。
より具体的には、第1実施形態ではポンプ1の直下に放熱器2が配置されているが、本実施形態においては、ポンプ1の直下に冷却器4が配置されるよう、ポンプ1の位置が辺変更されている。
この変更により、第2配管5の下流側端部は放熱器2の上流側端部と接続し、第1配管3の下流側端部はポンプ1の上流側(すなわち、吸込側)端部と接続する。
ここで、ポンプ1の直下流に冷却器4が配置されていることについて、より詳しく説明する。
図9に示すように、ポンプ1は、ポンプ本体11およびフランジ部12を有している。ポンプ本体11、フランジ部12は、第1実施形態のポンプ本体11、フランジ部12と同じ構成である。
冷却器4は、冷却器本体41およびフランジ部42を有している。冷却器本体41は、冷却器本体41内において作動流体が流通する通路を形成すると共に発熱体6と接触するケーシングを有している。
フランジ部42は、冷却器本体41のケーシングのうち、作動流体の流路の入口側端部(すなわち、上流側端部)を囲む部分に直接取り付けられている。フランジ部42は、作動流体が流通する孔が空いた平板形状を有している。
フランジ部42と冷却器本体41のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、フランジ部42と冷却器本体41のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、フランジ部42と冷却器本体41のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
また、フランジ部42は直接フランジ部12と接触している。あるいは、フランジ部42は薄膜形状のガスケットの一面側に接触されており、フランジ部12は当該ガスケットの他面側に接触されている。この場合、ガスケットの厚みは、フランジ部12の厚みよりもフランジ部42の厚みよりも小さい。フランジ部12とフランジ部42の間には、作動流体を通す配管は介在していない。
また、フランジ部12とフランジ部42は、互いの孔の位置が一致した状態で、互いに対して固定されている。したがって、ポンプ本体11内の作動流体の流路と冷却器本体41内の作動流体の流路が、フランジ部12とフランジ部42を介して連通する。フランジ部12とフランジ部42の固定は、どちらも破壊せずに分離できるような方法で実現されている。例えば、フランジ部12とフランジ部42の固定は、フランジ部12とフランジ部42の両方を貫通する複数本のボルトと複数個のナットの締結によって実現されてもよい。
このように、ポンプ1のフランジ部12と冷却器4のフランジ部42は、配管を介さずに直接接続される。したがって、ポンプ1の直下流に冷却器4が配置されるという特徴が実現する。
次に、熱輸送システムの作動について説明する。制御装置7がポンプ1を作動させる態様は、第1実施形態と同じである。したがって、作動流体は、ポンプ1に付勢されて、ポンプ1、冷却器4、第2配管5、放熱器2、第1配管3の順に流れて循環しながら脈動を発生する。
本実施形態の熱輸送システムでは、作動流体の流れが乱れているポンプ1の直下流に冷却器4が配置されているので、作動流体の流量を増加させることなく、冷却器4内における作動流体と発熱体6の熱伝達率を増加させることができる。一方、冷却器4の下流の第2配管5では、脈動流により乱れが消失し層流化することで圧損低減効果を得ることができる。
上記のように、ポンプ1の直下流に冷却器4を配置することで、ポンプ1における流体の出口直後の乱れた流れで冷却器4の熱伝達率の低下が抑えられる。また、冷却器4下流の流路では、脈動により乱れが低減されて層流化した状態となるので、圧力損失が低減される。
また、流体が液体であり、放熱器2が液体の熱を空気に移動させるので、熱伝達率の低い空気側の熱抵抗を低下させるために伝熱面積が大きくなっている。そのため,液体側の熱抵抗は非常に小さい。したがって、放熱器2において流体の流れを乱すよりも、冷却器4において流体の流れを乱す方が、全体の熱抵抗を低下させることができる。
(第3実施形態)
次に第3実施形態について説明する。本実施形態の熱輸送システムは、第1実施形態の熱輸送システムに対して、ポンプ1と放熱器2の接続構造を変更したものである。
ここで、本実施形態においても、第1実施形態と同様、ポンプ1の直下流に放熱器2が配置されている。
図10に示すように、ポンプ1は、ポンプ本体11および取付端部13を有している。ポンプ本体11は、第1実施形態のポンプ本体11と同じものである。
取付端部13は、ポンプ本体11のケーシングのうち、作動流体の流路の出口側端部(すなわち、下流側端部)を囲む部分に直接取り付けられており、作動流体が流通する孔が空いた形状を有している。
取付端部13とポンプ本体11のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、取付端部13とポンプ本体11のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、取付端部13とポンプ本体11のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
放熱器2は、放熱器21および先端テーパー部23を有している。放熱器21は、放熱器21内において作動流体が流通する通路を形成するケーシングを有している。先端テーパー部23は、放熱器21のケーシングのうち、作動流体の流路の入口側端部(すなわち、上流側端部)を囲む部分に直接取り付けられている。先端テーパー部23は、作動流体が流通する孔が空き、かつ、外形が、先端側(上流側)に向かって先細っている。
先端テーパー部23と放熱器21のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、先端テーパー部23と放熱器21のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、先端テーパー部23と放熱器21のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
取付端部13と先端テーパー部23の固定は、どちらも破壊せずに分離できるような方法で実現されている。具体的には、先端テーパー部23は、取付端部13の内部に圧入されることで、取付端部13に固定される。取付端部13と先端テーパー部23の間には、作動流体を通す配管は介在していない。
このようになっていることで、ポンプ本体11内の作動流体の流路と放熱器21内の作動流体の流路が、取付端部13の孔および先端テーパー部23の孔を介して連通する。
このように、ポンプ1の取付端部13と放熱器2の先端テーパー部23は、配管を介さずに直接接続される。したがって、ポンプ1の直下流に放熱器2が配置されるという特徴が実現する。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について説明する。本実施形態の熱輸送システムは、第1実施形態の熱輸送システムに対して、ポンプ1と放熱器2の接続構造を変更したものである。
ここで、本実施形態においても、第1実施形態と同様、ポンプ1の直下流に放熱器2が配置されている。ただし、本実施形態では、ポンプ1と放熱器2は、直接接続されるのではなく、両者を間接的に接続するための短い配管部品のみを介して、互いに接続されている。
図11に示すように、ポンプ1は、ポンプ本体11および先端部14を有している。ポンプ本体11は、第1実施形態のポンプ本体11と同じものである。先端部14は、ポンプ本体11のケーシングのうち、作動流体の流路の出口側端部(すなわち、下流側端部)を囲む部分に直接取り付けられており、作動流体が流通する孔が空いた形状を有している。
先端部14とポンプ本体11のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、先端部14とポンプ本体11のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、先端部14とポンプ本体11のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
放熱器2は、放熱器21および先端部24を有している。放熱器21は、放熱器21内において作動流体が流通する通路を形成するケーシングを有している。先端部24は、放熱器21のケーシングのうち、作動流体の流路の入口側端部(すなわち、上流側端部)を囲む部分に直接取り付けられている。先端部24は、作動流体が流通する孔が空いた形状を有している。
先端部24と放熱器21のケーシングは、どちらか一方を破壊せずには分離できないよう、接続されている。例えば、先端部24と放熱器21のケーシングは一体成形されていてもよい。また例えば、先端部24と放熱器21のケーシングは、別部材で構成されており、溶接またはろう付けによって互いに接着されていてもよい。
先端部14と先端部24は、伸縮変形可能なフレキシブル継手81を介して互いに接続されている。具体的には、先端部14はフレキシブル継手81の一端に圧入され、先端部24はフレキシブル継手81の他端に圧入される。
このようになっていることで、ポンプ本体11内の作動流体の流路と放熱器21内の作動流体の流路が、先端部14の孔、フレキシブル継手81、および先端部24の孔を介して連通する。
ここで、フレキシブル継手81内における先端部14の流路中央から先端部24の流路中央までの最短距離Lについて説明する。この距離Lは、放熱器2がポンプ1の直下流にあると言える程短い。例えば、距離Lは、フレキシブル継手81の水力直径Dの5倍以下(例えば50mm以下)でもよいし、10倍以下(例えば100mm以下)でもよいし、20倍以下(例えば200mm以下)でもよい。
ポンプ1が作動流体に脈動を発生せる場合、ポンプ1の下流においては、ポンプ1内の最下流端から助走距離分の直下流領域では、作動流体の流れが乱れているので周期的にならず、直下流領域よりも下流において、作動流体の流れが層流になると共に周期的になる。この直下流領域内に、放熱器2の上流側端部があれば、ポンプ1の直下流に放熱器2があると言える。
助走距離は、ほぼ作動流体のレイノルズ数と流路の水力直径に応じて決まる。また、作動流体のレイノルズ数も概ね流路の水力直径に応じて決まる。したがって、助走距離は、流路の水力直径に強く依存する。したがって、上記のように、距離Lをフレキシブル継手81の水力直径Dの5倍以下、10倍以下、または20倍以下とすることで、ポンプ1の直下流に放熱器2を配置することができる。
ポンプ1の直下流に放熱器2を配置することによって得られる効果は、第1実施形態と同じである。
(第5実施形態)
次に第5実施形態について説明する。本実施形態の熱輸送システムは、図12に示すように、第4実施形態の熱輸送システムに対して、フレキシブル継手81を継手82に置き換えたものである。
継手82は、フレキシブル継手81よりも剛性が高い。より具体的には継手82は、フレキシブル継手81よりもヤング率が高い。ポンプ1と放熱器2は、直接接続されるのではなく、両者を間接的に接続するための短い配管部品として、継手82のみを介して、互いに接続されている。
先端部14と先端部24は、伸縮変形可能でない継手82を介して互いに接続されている。具体的には、先端部14はフレキシブル継手81の一端に圧入され、先端部24はフレキシブル継手81の他端に圧入される。
このようになっていることで、ポンプ本体11内の作動流体の流路と放熱器21内の作動流体の流路が、先端部14の孔、継手82、および先端部24の孔を介して連通する。
ここで、継手81内における先端部14の流路中央から先端部24の流路中央までの最短距離Lについて説明する。この距離Lは、放熱器2がポンプ1の直下流にあると言える程短い。例えば、距離Lは、フレキシブル継手81の水力直径Dの5倍以下(例えば50mm以下)でもよいし、10倍以下(例えば100mm以下)でもよいし、20倍以下(例えば200mm以下)でもよい。距離Lを水力直径Dと比較することの意義は、既に説明した通りである。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。特に、ある量について複数個の値が例示されている場合、特に別記した場合および原理的に明らかに不可能な場合を除き、それら複数個の値の間の値を採用することも可能である。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、本発明は、上記各実施形態に対する以下のような変形例も許容される。なお、以下の変形例は、それぞれ独立に、上記実施形態に適用および不適用を選択できる。すなわち、以下の変形例のうち任意の組み合わせを、上記実施形態に適用することができる。
(変形例1)
上記各実施形態では、脈動発生装置の例としてポンプ1が挙げられているが、脈動発生装置としては、ポンプ1に限らず、作動流体を付勢して作動流体に脈動を発生させる装置であれば、どのようなものでもよい。
(変形例2)
上記第3、第4、第5、第6実施形態は、第1実施形態のポンプ1と放熱器2の接続構造に対する変形として記載されているが、第3、第4、第5、第6実施形態と同等の変形を、第2実施形態のポンプ1と冷却器4の接続構造に適用してもよい。その場合、第3、第4、第5、第6実施形態における放熱器2の上流側端部の構造は、冷却器4の上流側端部の構造に置き換える。
(変形例3)
上記各実施形態では、作動流体として水が例示されている。しかし、作動流体は、水以外の液体であってもよいし、気体であってもよい。
1 ポンプ
2 放熱器
3、5 配管
4 冷却器

Claims (2)

  1. 流体を媒体として熱を輸送する熱輸送システムであって、
    前記流体を付勢して前記流体に脈動を発生させる脈動発生装置(1)と、
    前記流体と熱媒体(6、9)との間で熱を交換させる熱交換器(2、4)と、
    流路を形成する流路形成部材(3、5)と、を備え、
    前記脈動発生装置、前記熱交換器、および前記流路を、この順に前記流体が通り、
    前記流体の流れにおける前記脈動発生装置の直下流に前記熱交換器が配置されており、
    平均レイノルズ数が同じ定常流を流した場合に比べて、前記熱交換器では乱れた流れにより脈動の1周期平均圧力損失が増加し
    平均レイノルズ数が同じ定常流を流した場合に比べて、前記熱交換器の下流にある前記流路では乱れが低減されて脈動の1周期平均圧力損失が低減されることを特徴とする熱輸送システム。
  2. 前記流体の熱を空気に移動させる放熱器(2)を備え、
    前記脈動発生装置の直下流に配置された前記熱交換器は、前記熱媒体から前記流体に熱を移動させる冷却器(4)であり、
    前記流体は液体であることを特徴とする請求項1に記載の熱輸送システム。
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