JP6775713B2 - 無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6775713B2
JP6775713B2 JP2020525205A JP2020525205A JP6775713B2 JP 6775713 B2 JP6775713 B2 JP 6775713B2 JP 2020525205 A JP2020525205 A JP 2020525205A JP 2020525205 A JP2020525205 A JP 2020525205A JP 6775713 B2 JP6775713 B2 JP 6775713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
terminal device
base station
communication
received
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020525205A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019244348A1 (ja
Inventor
英之 中溝
英之 中溝
田島 賢一
賢一 田島
彰浩 岡崎
彰浩 岡崎
内田 繁
繁 内田
福井 範行
範行 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6775713B2 publication Critical patent/JP6775713B2/ja
Publication of JPWO2019244348A1 publication Critical patent/JPWO2019244348A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/06Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the transmitting station
    • H04B7/0686Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission
    • H04B7/0695Hybrid systems, i.e. switching and simultaneous transmission using beam selection
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/0408Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas using two or more beams, i.e. beam diversity
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/28Cell structures using beam steering
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • H04W72/044Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource
    • H04W72/046Wireless resource allocation based on the type of the allocated resource the resource being in the space domain, e.g. beams
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

この発明は、ビームフォーミング技術を使用して通信を行う無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法に関する。
基地局装置と複数の端末装置の通信を行う無線通信システムとして、基地局装置が所定のエリアをカバーできるような広角なビームを送信し、複数の端末装置が受信するものが知られている。
一方、大容量化、高速化を目的に、基地局装置と端末装置の間の電波干渉を減らし、より遠くまで電波を届けられるビームフォーミング技術を使用して通信を行う無線通信システムが提案されている。ビームフォーミング技術とは電波(ビーム)を細く絞って、特定の方向に向けて集中的に発射する技術である。
ビームフォーミング技術を使用して通信を行う無線通信システムとして、例えば、先行技術文献1に示されている。
この先行技術文献1に示された無線通信システムは、基地局装置が、最大放射方向の異なる複数のビームを形成して送信を行なう。端末装置は、基地局装置から複数のビームを受信し、その中から最適なもの選択して受信する。このときの選択基準として、(1)到達したビームの信号の中で受信信号強度が最大となるものを選択して受信する、(2)到達したビームの信号の中で受信信号の信号対雑音比(SN比)が最大となるものを選択して受信する、とされている。
特開平9−74375公報
特許文献1に示された無線通信システムは、端末装置において、受信信号強度が最大となるもの、又はSN比が最大となるものを選択する技術が示されている。しかし、基地局装置に対し端末装置が近接し、端末装置として端末許容電力値の上限値よりも高い電力を、選択基準に基づき選択して受信した場合、端末装置が飽和し、所望の通信性能が得られないという問題が生じる。
この発明は、上記した問題点を解決するもので、端末装置に受信電力値が端末許容電力値の上限値よりも高いビームが到達し、端末装置における受信部が飽和し、通信性能が劣化することを回避できる無線通信システムを得ることを目的とする。
この発明に係る無線通信システムは、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームを形成し、複数のビームによりそれぞれが通信信号を時分割で送信する基地局装置と、基地局装置から放射されたビームを受信する端末装置を備え、基地局装置から端末装置への通信がビームフォーミング技術を使用して行われる無線通信システムにおいて、端末装置は、受信した基地局装置からの複数のビームそれぞれに対して、ビーム毎の通信信号の受信電力値と端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果に基づき、複数のビームの中からビームを選択するための特定信号を基地局装置に送信し、基地局装置は、端末装置からの特定信号を受信し、受信した特定信号に基づいたビーム選択信号により、複数のビームの中からビームを選択して時分割で通信信号を送信する。
この発明によれば、端末装置における受信部は基地局装置から放射されたビームにおける通信信号に対して飽和することはなく、その結果、端末装置としての通信性能を損なうことなく、端末装置が基地局装置と有効に通信できる。
この発明の実施の形態1に係る無線通信システムを示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例1として、時間スロットT1に、ビームTB11が放射され、ビームTB12が停止されている状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例1として、時間スロットT2に、ビームTB12が放射され、ビームTB11が停止されている状態示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例1における、時分割で2回に分けてビームTB11及びビームTB12を放射するタイムチャートを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例1における、ビームTB11及びビームTB12に対する端末装置2の受信電力値の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2として、時間スロットT1に、ビームTB21が放射され、ビームTB22が停止されている状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2として、時間スロットT2に、ビームTB22が放射され、ビームTB21が停止されている状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2として、時間スロットT3に、ビームTB21及びビームTB22が同時に放射されている状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2における、時分割で3回に分けてビームTB11及びビームTB12を放射するタイムチャートを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2における、ビームTB11及びビームTB12に対する端末装置2aの受信電力値の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2における、ビームTB11及びビームTB12に対する端末装置2bの受信電力値の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、実施例2における、ビームTB12に対する端末装置2cの受信電力値の関係を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る無線通信システムを示す概略構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る無線通信システムを図1に基づいて説明する。無線通信システムは、基地局装置1と複数の端末装置2を備える。基地局装置1から複数の端末装置2への通信はビームフォーミング技術を使用して行われる。基地局装置1は、カバーするサービスエリア内に、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数(M個)のビームTBを形成し、ビームTBにより通信信号を時分割で送信する。
サービスエリア全体をカバーするために必要な複数(M個)のビームTBの形成は、同時に放射可能なN個のビームによって行なう。Nが1の時は単独、Nが2以上の場合は単独又は同時に複数のビームによって行なう。
基地局装置1は、ビームアンテナ部11と、変調部12と、ビーム制御部13と、特定信号復調部15と、ID受信アンテナ14を備える。
ビームアンテナ部11は、サービスエリア内にて異なるエリアをカバーする複数のビームTBを時分割に放射する送信アンテナを有する。複数のビームTBを同時に形成できない場合は、複数のビームTBを個々に時分割に形成し、複数のビームTBを同時に形成できる場合は、複数のビームTBを個々及び同時に時分割に形成する。図1においては代表として1つのビームTBを記載している。
ビームTBそれぞれにおける通信信号は、通信データと、ビームTBそれぞれに与えられた個別情報を示す識別信号IDが含まれる。
ビームアンテナ部11は、変調部12からの通信データが入力され、入力された通信データに、形成するビームTBに対応した識別信号IDを付加する。さらに、ビームアンテナ部11は、入力されたビーム選択信号に従い、複数のビームTBから、形成するビームTBを選択し、選択したビームTBにより通信データと選択したビームTBに対応した識別信号IDを含む通信信号を送信する。
また、ビームアンテナ部11は、通信品質測定時、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTB全てに対して複数の品質測定用のビームTBを時分割に形成する。複数の品質測定用のビームTBそれぞれにより通信品質測定用信号と複数のビームTBに対応した識別信号IDを送信する。通信品質測定用信号は専用の信号とする必要はなく、変調部12からの通信データでよい。この場合、通信品質測定用信号を意味させるための符号ビットを付加すればよい。また、端末装置2側にて、基地局装置1との通信開始時に通信品質測定を行なう設定とすれば、基地局装置1側では、通信品質測定として特別なことをする必要はない。この実施の形態1では端末装置2側で、通信開始時に通信品質測定期間を設けたものを例にとり、品質測定用のビームTBも通常時のビームTBとして説明する。
なお、変調部12はこの種の技術分野で通常使用されるものであり、変調部12の前段の構成もこの種の技術分野で通常使用されるものであるので、説明は省略する。
ビーム制御部13は、特定信号復調部15からの復調されたビーム特定信号が入力されて、復調されたビーム特定信号に基づいたビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力する。すなわち、ビーム制御部13は、ビームアンテナ部11に対して、形成されるビームTBを選択制御させる。
ID受信アンテナ14は、端末装置2から送信された変調された特定信号を受信する。
特定信号復調部15は、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号を復調する。復調された特定信号はビーム制御部13に出力される。
特定信号は、通信品質測定時、端末装置2が受信した品質測定用のビームTBの電力値が端末装置2の端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信した品質測定用のビームTBに対応する識別信号に付加された信号である。もしくは、特定信号は、端末装置2が受信した品質測定用のビームTBの電力値が端末装置2の端末許容電力値を超えていると、通信に無効であるとの無効判断信号が、受信した品質測定用のビームTBに対応する識別信号に付加された信号である。
特定信号が、有効判断信号が付加された信号であると、ビーム制御部13は、当該特定信号に含まれるビームTBに対する識別信号に対応するビームTBを選択し、それ以外のビームTBを非選択とするビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11はビーム選択信号によって選択されたビームTBを形成する。
この時、有効判断信号が付加された特定信号が複数ある場合、ビーム制御部13は、当該複数の特定信号それぞれに含まれる複数のビームTBに対する識別信号に対応するビームTBを全て選択するビーム選択信号でもよく、また、当該複数のビームTBに対する識別信号に対応するビームTBの中から一つ又は複数のビームを選択し、それ以外のビームTBを非選択とするビーム選択信号でも良い。
一方、特定信号が、無効判断信号が付加された信号であると、ビーム制御部13は、当該特定信号に含まれるビームTBに対する識別信号に対応するビームTB以外のビームTBの中から一つ又は複数のビームを選択し、それ以外のビームTBを非選択とするビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11はビーム選択信号によって選択されたビームTBを形成する。
端末装置2は、移動端末装置であり、ビーム受信アンテナ21と、復調部22と、レベル検出部23と、特定信号制御部24と、特定信号変調部25と、ID送信アンテナ26を備える。
ビーム受信アンテナ21は、基地局装置1のビームアンテナ部11にて形成されたビームTBを受信する。受信されたビームTBにて、復調部22は通信データを復調する。
なお、復調部22はこの種の技術分野で通常使用されるものであり、復調部22の後段の構成もこの種の技術分野で通常使用されるものであるので、説明は省略する。
この実施の形態1では、端末装置2が基地局装置1と通信を開始する時、通信品質測定期間が設けられている。
通信品質測定期間において、ビーム受信アンテナ21は、基地局装置1のビームアンテナ部11にて時分割にて形成されたビームTBを受信する。基地局装置1は、通信品質測定期間の初期において端末装置2からの特定信号を受けていないので、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTBを時分割に形成し、放射する。
レベル検出部23は、ビームアンテナ部11から放射された、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTB全てに対して、複数のビームTBごとに通信信号の受信電力の値を測定し、複数のビームTBそれぞれに対応する受信電力値とビームTBに対応した識別信号IDとを紐付けして特定信号制御部24に出力する。
特定信号制御部24は、入力されたビームTBに対応する受信電力値と、端末装置2の端末許容電力値とを比較し、基地局装置1にて形成されるサービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTBの中からビームTBを選択するための特定信号を生成する。受信電力値と端末許容電力値との比較は、基地局装置1にて形成されるサービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTB全てに対して行なわれる。
特定信号は、受信電力値が端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信したビームTBに対する識別信号に付加された信号である。もしくは、特定信号は、受信電力値が端末許容電力値を超えていると、通信に無効であるとの無効判断信号が、受信した品質測定用のビームTBに対する識別信号に付加された信号である。併せて、端末装置2の端末個別信号が特定信号に付加される。
特定信号制御部24により生成された、有効判断信号が付加された特定信号もしくは無効判断信号が付加された特定信号は、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRBとして放射され、変調された特定信号が基地局装置1のID受信アンテナ14にて受信される。
このようにして、端末装置2から特定信号が送信され、特定信号を受けた基地局装置1にて、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTBの中から特定信号に基づいたビーム選択信号によりビームTBを選択して形成し、形成したビームTBにより端末装置2に向けて通信信号を送信する。そのため、端末装置2における受信部は基地局装置1から放射されたビームTBに対して飽和することはなく、その結果、端末装置2としての通信性能を損なうことなく、端末装置2が基地局装置1と有効に通信できる。
次に、この実施の形態1に係る通信システムについて、より理解をし易くするため、特に、通信品質測定期間における動作を、簡単に模式化した2つの実施例に基づいて説明する。
実施例1.
この実施例1を図2から図5を用いて説明する。
この実施例1においては、サービスエリア全体をカバーするために必要なビームTBの数Mを2とし、同時に放射可能なビーム数Nを1とし、サービスエリア内に1台の端末装置が存在する場合について説明する。
図2から図5において、2つのビームに対して、一方をビームTB11とし、他方をビームTB12として表し、図4に示すように、ビームTB11を基地局装置1が放射する、言い換えれば、端末装置2が受信する時間スロットを時間スロットT1とし、ビームTB12を基地局装置1が放射する、言い換えれば、端末装置2が受信する時間スロットを時間スロットT2として表している。ビームTB11とビームTB12が、通信品質測定期間において、時間スロットT1と時間スロットT2の時分割で2回に分けて繰り返して、基地局装置1から放射される。
図2は、時間スロットT1に、ビームTB11が放射され、ビームTB12が停止されている状態を示す模式図であり、図3は、時間スロットT2に、ビームTB12が放射され、ビームTB11が停止されている状態を示す模式図である。
次に動作について説明する。
時間スロットT1では、基地局装置1から、ビームTB11のみを形成し、通信データと、ビームTB11に与えられた個別情報を示す識別信号ID11を含む通信信号をビームTB11により送信する。
この時、端末装置2は、基地局装置1からのビームTB11の放射元からの距離が適切であることなどの理由により、ビームTB11における通信信号の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2の受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2の端末個別信号が特定信号に付加される。
すなわち、端末装置2は、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB11を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB11における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB11に対応する受信電力値とビームTB11に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB11に対応する受信電力値と、端末装置2の端末許容電力値PW0とを比較し、その比較結果に基づき特定信号を生成する。図5に示すように、ビームTB11の放射元から端末装置2のビーム受信アンテナ21までの距離に対する端末装置2の受信電力値は、図5に示すPW11を示す値であり、この受信電力値PW11は端末許容電力値PW0以下であり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB11に対する識別信号ID11に付加された特定信号Y11を特定信号制御部24が生成する。併せて、端末装置2の端末個別信号が特定信号Y11に付加される。
特定信号Y11は、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB11として放射され、変調された特定信号Y11が基地局装置1のID受信アンテナ14にて受信される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y11を復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y11に基づいたビーム選択信号S11をビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S11に基づき、時間スロットT1にビームTB11を形成し、ビームTB11により通信信号を送信する。
続いて、時間スロットT2では、基地局装置1から、ビームTB12のみが形成され、通信データと、ビームTB12に与えられた個別情報を示す識別信号ID12を含む通信信号がビームTB12により送信される。
この時、端末装置2は、基地局装置1からのビームTB12の放射元からの距離が近すぎることなどの理由により、ビームTB12における通信信号の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2の受信部が飽和する電力範囲となり、基地局装置1との間の通信に通信の品質が劣化すると判断し、基地局装置1へ特定信号を出力しない。
すなわち、端末装置2は、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB12を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB12における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB12に対応する受信電力値とビームTB12に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB12に対応する受信電力値と、端末装置2の端末許容電力値と比較される。図5に示すように、ビームTB12の放射元から端末装置2のビーム受信アンテナ21までの距離に対する端末装置2の受信電力値は、図5に示すPW12を示す値であり、この受信電力値PW12は端末許容電力値PW0を超えており、通信の品質が劣化すると判断し、特定信号制御部24が特定信号を生成しない。
基地局装置1では、時間スロットT2で送信したビームTB12に対する特定信号をID受信アンテナ14が受信しないため、ビーム制御部13はビームTB12を形成するビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力しない。その結果、ビームアンテナ部11から時間スロットT2にビームTB12を放射しない。
基地局装置1は、通信品質測定期間経過後の端末装置2との通信期間においても、時間スロットT1にビームTB11のみを形成してビームTB11により通信信号を送信し、時間スロットT2にビームTBの放射を停止する。
このように、実施例1では、通信品質測定期間において、端末装置2が基地局装置1からのビームTBの受信電力値を端末許容電力値と比較し、受信電力値が端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信したビームTBに対する識別信号IDに付加された特定信号を出力し、受信電力値が端末許容電力値を超えていると、特定信号を出力しないものとする。基地局装置1が端末装置2からの特定信号を受信すると、ビーム選択信号を生成し、ビームTBを形成し、ビームTBにより通信データを送信し、特定信号を受信しないとビーム選択信号を生成せず、ビームTBを放射しない。
その結果、端末装置2が受信したビームTBの受信電力値が端末許容電力値以下であるビームTBに対して基地局装置1が放射し、端末許容電力値を超えたビームTBを基地局装置1が放射しないので、基地局装置1が形成する各ビームTBの形状、向き、出力電力を変更することなしに、端末装置2における基地局装置1との通信が、端末装置2における受信部での飽和がなく、高品質な通信が行えるという効果を奏する。
上記した実施例1では、端末装置2が、受信したビームTBの受信電力値が端末許容電力値PW0以下であると、有効判断信号を付加された特定信号Y11を出力し、受信電力値が端末許容電力値を超えていると特定信号を出力しないものとし、基地局装置1が、端末装置2からの特定信号Y11を受信すると、ビーム選択信号を生成し、ビームTBを形成し、特定信号を受信しないとビーム選択信号を生成せず、ビームTB12を放射しないものを示したが、次のようにしたものでも良い。
すなわち、端末装置2が受信したビームTBの受信電力値が端末許容電力値を超えていると判断信号を付加された特定信号を出力し、受信電力値が端末許容電力値以下であると特定信号を出力しないものとし、基地局装置1が端末装置2からの特定信号を受信すると、ビーム選択信号を生成せず、ビームTB12を放射しないものとし、特定信号を受信しないとビーム選択信号を生成し、ビームTBを形成し、ビームTBを放射する。
具体的には、時間スロットT1では、特定信号制御部24は、ビームTB11に対応する受信電力値PW11が端末許容電力値PW0以下であり、通信に有効であると判断し、特定信号は生成しない。基地局装置1では、特定信号を受信しないので、ビーム制御部13がビーム選択信号S11を生成し、ビームアンテナ部11はビーム選択信号S11に基づき時間スロットT1にビームTB11を形成し、ビームTB11により通信信号を送信する。
時間スロットT2では、特定信号制御部24が、ビームTB12に対応する受信電力値が、端末許容電力値PW0を超えている、つまり、端末装置2の受信部が飽和する電力範囲となり、基地局装置1との間の通信に通信の品質が劣化すると判断し、通信を無効とする無効判断信号が、受信したビームTB11に対する識別信号ID11に付加された特定信号N11を生成する。
特定信号N11は、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB11として放射され、変調された特定信号N11が基地局装置1のID受信アンテナ14にて受信される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号N11を復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号N11に基づきビーム選択信号S11を生成しない。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号を受けないため、時間スロットT2にビームTB12を送信しない。
基地局装置1は、通信品質測定期間経過後の端末装置2との通信期間においても、時間スロットT1にビームTB11のみを形成し、ビームTB11により通信信号を送信し、時間スロットT2にビームTB12の放射を停止する。
従って、無効判断信号を付加された特定信号N11を用いた場合も、有効判断信号を付加された特定信号Y11を用いた場合と同様な効果を奏する。
また、上記実施例1では、通信品質測定期間経過後も、基地局装置1からの時間分割における時間スロットT1と時間スロットT2が等分されている場合について示したが、有効なビームTB11を放射する時間スロットT1がビームTB12を停止する時間スロットT2に対して長くする、つまり、時間スロットT1が時間スロットT2に対する比率を高めてもよい。この場合、ビームTB11に対する時間スロットT1の比率が高いことにより、端末装置2における基地局装置1に対する通信が高品質になり、しかも高レートで実施できるという効果を奏する。
さらに、上記した実施例1では、サービスエリア全体をカバーするために必要なビームTBの数を2本の場合について示したが、サービスエリア全体をカバーするビーム数Mが3本以上の場合についても同様な効果を得ることができる。
実施例2.
この実施例2を図6から図12を用いて説明する。
この実施例2においては、サービスエリア全体をカバーするために必要なビームTBの数Mを2とし、同時に放射可能なビーム数Nを2とし、サービスエリア内に3台の端末装置2aから端末装置2cが存在する場合について説明する。
端末装置2aから端末装置2cそれぞれは、図1に示した端末装置2と同じ構成である。
また、図9に示すように、ビームTB21を基地局装置1が放射する、言い換えれば、端末装置2が受信する時間スロットを時間スロットT1とし、ビームTB22を基地局装置1が放射する、言い換えれば、端末装置2が受信する時間スロットを時間スロットT2とし、ビームTB21及びビームTB22を基地局装置1が同時に放射する、言い換えれば、端末装置2が同時に受信する時間スロットを時間スロットT3として表している。ビームTB1単独とビームTB2単独とビームTB1及びビームTB2同時が、通信品質測定期間において、時間スロットT1から時間スロットT3の時分割で3回に分けて繰り返して、基地局装置1から放射される。
図6は、時間スロットT1に、ビームTB21が放射され、ビームTB22が停止されている状態を示す模式図であり、図7は、時間スロットT2に、ビームTB22が放射され、ビームTB21が停止されている状態を示す模式図であり、図8は、時間スロットT3に、ビームTB11及びビームTB12が同時に放射されている状態を示す模式図である。
次に動作について説明する。
時間スロットT1では、基地局装置1から、ビームTB21のみを形成し、通信データと、ビームTB21に与えられた個別情報を示す識別信号ID11を含む通信信号をビームTB21により送信する。
この時、端末装置2aは、基地局装置1からのビームTB21の放射元からの距離が適切であることなどの理由により、ビームTB21の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2aの受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2aの端末個別信号aが特定信号に付加される。
すなわち、端末装置2aは、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB21を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB21における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB21に対応する受信電力値とビームTB21に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB21に対応する受信電力値と、端末装置2の端末許容電力値PW0aと比較され、その比較結果に基づき特定信号を生成する。図10に示すように、ビームTB21の放射元から端末装置2aのビーム受信アンテナ21までの距離に対する端末装置2aの受信電力値は、図10に示すPW21aを示す値であり、この受信電力値PW21aは端末許容電力値PW0a以下であり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB21に対する識別信号ID21に付加された特定信号Y21aを特定信号制御部24が生成する。併せて、特定信号制御部24が端末装置2aの端末個別信号aを特定信号Y21aに付加する。
特定信号Y21aは、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB21aとして放射される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y21aを復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y21aに基づいたビーム選択信号S21aをビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S21aに基づき、時間スロットT1にビームTB21を形成し、ビームTB21により通信信号を端末装置2aに対して送信する。
端末装置2bは、基地局装置1からのビームTB21の放射元からの距離及び正面方向からの角度θ1により、ビームTB21の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2bの受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2bの端末個別信号bが特定信号に付加される。
すなわち、端末装置2bは、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB21を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB21における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB21に対応する受信電力値とビームTB21に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB21に対応する受信電力値と、端末装置2bの端末許容電力値PW0bと比較され、その比較結果に基づき特定信号を生成する。図11に示すように、端末装置2bは、基地局装置1からのビームTB12の放射元からの距離が近いものの、端末装置2bに対するビームTB12からの角度θ1の影響により、端末装置2bの受信電力値PW21bは端末許容電力値PW0b以下であり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB21に対する識別信号ID21に付加された特定信号Y21bを特定信号制御部24が生成する。併せて、特定信号制御部24が端末装置2bの端末個別信号bを特定信号Y21bに付加する。
特定信号Y21bは、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB21bとして放射される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y21bを復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y21bに基づいたビーム選択信号S21bをビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S21bに基づき、時間スロットT1にビームTB21を形成し、ビームTB21により通信信号を端末装置2bに対して送信する。
端末装置2cは、基地局装置1からのビームTB21がカバーするエリアに存在しないため、ビームTB21に対応する受信信号レベルが端末装置2の受信部のSN比を満たせない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信ができないと判断し、ビームTB21が通信に無効と判断し、基地局装置1へ特定信号を出力しない。
基地局装置1では、端末装置2cに対して、時間スロットT1で送信したビームTB21に対する特定信号をID受信アンテナ14が受信しないため、ビーム制御部13はビームTB21を形成するビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力しない。その結果、ビームアンテナ部11から時間スロットT1にビームTB21を端末装置2cに対して放射しない。
続いて、時間スロットT2では、基地局装置1から、ビームTB22のみが形成され、通信データと、ビームTB22に与えられた個別情報を示す識別信号ID22を含む通信信号がビームTB22により送信される。
この時、端末装置2aは、基地局装置1からのビームTB22の放射元からの距離が適切であることなどの理由により、ビームTB22の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2aの受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2aの端末個別信号aが特定信号に付加される。
端末装置2aは、時間スロットT1の時と同様に動作し、図10に示すように、受信電力値PW22aは端末許容電力値PW0a以下であり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB22に対する識別信号ID22に付加された特定信号Y22aを特定信号制御部24が生成する。
特定信号Y22aは、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB22aとして放射される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y22aを復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y22aに基づいたビーム選択信号S22aをビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S22aに基づき、時間スロットT1にビームTB22を形成し、ビームTB22により通信信号を送信する。
端末装置2bは、基地局装置1からのビームTB22の放射元からの距離及び正面方向からの角度θ2により、ビームTB22の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2aの受信部が飽和する電力範囲となり、基地局装置1との間の通信に通信の品質が劣化すると判断し、基地局装置1へ特定信号を出力しない。
すなわち、端末装置2bは、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB22を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB22における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB22に対応する受信電力値とビームTB22に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB22に対応する受信電力値PW22bと、端末装置2bの端末許容電力値PW0bと比較される。図11に示すように、端末装置2bは、基地局装置1からのビームTB22の放射元からの距離が近く、端末装置2bに対するビームTB22からの角度θ2の影響をほとんど受けないことにより、ビームTB22に対応する受信電力値PW22bは端末許容電力値PW0bを超えており、通信の品質が劣化すると判断し、特定信号制御部24が特定信号を生成しない
基地局装置1では、端末装置2bに対して、時間スロットT2で送信したビームTB22に対する特定信号をID受信アンテナ14が受信しないため、ビーム制御部13はビームTB22を形成するビーム選択信号をビームアンテナ部11に出力しない。その結果、ビームアンテナ部11から時間スロットT2にビームTB22を端末装置2bに対して放射しない。
端末装置2cは、基地局装置1からのビームTB22の放射元からの距離及び正面方向からの角度θ3により、ビームTB22の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2cの受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2cの端末個別信号cが特定信号に付加される。
すなわち、端末装置2cは、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB22を受信すると、レベル検出部23にて受信したビームTB22における通信信号の受信電力の値を測定し、ビームTB22に対応する受信電力値とビームTB22に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB22に対応する受信電力値と、端末装置2cの端末許容電力値PW0cとを比較し、その比較結果に基づき特定信号を生成する。図12に示すように、端末装置2cは、基地局装置1からのビームTB22の放射元からの距離が近いものの、端末装置2cに対するビームTB22からの角度θ3の影響により、端末装置2cの受信電力値PW22cは端末許容電力値PW0c以下であり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB22に対する識別信号ID22に付加された特定信号Y22cを特定信号制御部24が生成する。併せて、特定信号制御部24が端末装置2cの端末個別信号cを特定信号Y22cに付加する。
特定信号Y22cは、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB22cとして放射される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y22cを復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y22cに基づいたビーム選択信号S22cをビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S22cに基づき、時間スロットT2にビームTB22を形成し、ビームTB22により通信信号を端末装置2cに対して送信する。
時間スロットT3では、基地局装置1から、ビームTB21及びビームTB22が形成され、通信データと、ビームTB21及びビームTB22に与えられた個別情報を示す識別信号ID22を含む通信信号がビームTB21及びビームTB22により送信される。
この時、端末装置2aは、基地局装置1からのビームTB21及びビームTB22に対し、時間スロットT1及び時間スロットT2の期間にて説明したように、ビームTB21及びビームTB22に対して、ビームTB21及びビームTB22における通信信号の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2aの受信部が飽和することのない電力範囲となり、基地局装置1との間の通信が有効であると判断し、基地局装置1へ有効判断信号が付加された特定信号を送信する。併せて、端末装置2aの端末個別信号aが特定信号に付加される。
すなわち、端末装置2aは、ビーム受信アンテナ21にて基地局装置1からのビームTB21及びビームTB22を受信すると、受信したビームTB21及びビームTB22をレベル検出部23にてビームTB21及びビームTB22における通信信号の受信電力の値をそれぞれ測定し、ビームTB21及びビームTB22に対応する受信電力値とビームTB21及びビームTB22に対応した識別信号IDとを紐付けする。
紐付けされた情報は、特定信号制御部24にてビームTB21及びビームTB22に対応する受信電力値PW21a及び受信電力値PW22aと、端末装置2の端末許容電力値PW0aとを比較し、その比較結果に基づき特定信号を生成する。つまり、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB21及びビームTB22に対する識別信号ID21及び識別信号ID22に付加された特定信号Y23aを特定信号制御部24が生成する。併せて、特定信号制御部24が端末装置2aの端末個別信号aを特定信号Y23aに付加する。
特定信号Y23aは、特定信号変調部25にて変調され、ID送信アンテナ26からビームRB23aとして放射される。
基地局装置1では、特定信号復調部15が、ID受信アンテナ14を介して受信された変調された特定信号Y23aを復調し、ビーム制御部13が復調された特定信号Y23aに基づいたビーム選択信号S23aをビームアンテナ部11に出力する。ビームアンテナ部11は、ビーム選択信号S23aに基づき、時間スロットT3にビームTB21及びビームTB22を同時に形成し、ビームTB21及びビームTB22により通信信号を送信する。
端末装置2bは、時間スロットT1の期間にて説明したように、ビームTB21の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2bの受信部が飽和することのない電力範囲であるものの、時間スロットT2の期間にて説明したように、ビームTB22の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2bの受信部が飽和する電力範囲であるため、基地局装置1へ特定信号を出力しない。
基地局装置1では、端末装置2bに対してビームアンテナ部11から時間スロットT3にビームTB21及びビームTB22を放射しない。
端末装置2cは、時間スロットT1の期間にて説明したように、ビームTB21がカバーするエリアに存在しないものの、時間スロットT2の期間にて説明したように、ビームTB22の受信電力値である受信信号レベルが、端末装置2cの受信部が飽和することのない電力範囲である。
従って、次の3通りの対応が考えられ、いずれの場合にて対応しても良い。
第1として、端末装置2cは基地局装置1へ特定信号を出力しない。
基地局装置1では、端末装置2cに対してビームアンテナ部11から時間スロットT3にビームTB21及びビームTB22を放射しない。
第2として、端末装置2cは、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB21及びビームTB22に対する識別信号ID21及び識別信号ID22に付加された特定信号Y23cを生成する。併せて、端末装置2cの端末個別信号cを特定信号Y23cに付加する。
その結果、基地局装置1では、端末装置2cに対して時間スロットT3にビームTB21及びビームTB22を同時に形成し、ビームTB22により通信信号を送信する。
第3として、端末装置2cは、通信に有効OKであるとの有効判断信号が、受信したビームTB22に対する識別信号ID22に付加された特定信号Y23cを生成する。併せて、端末装置2cの端末個別信号cを特定信号Y23cに付加する。
その結果、基地局装置1では、端末装置2cに対して時間スロットT3にビームTB22を形成し、ビームTB22により通信信号を送信する。ビームTB21は形成されず、ビームTB21の放射を停止する。
この第3の方法が、端末装置2cにおける基地局装置1に対する通信が高品質になり、しかも高レートで実施できるという効果を奏する。
このように、実施例1において、端末装置2aに対して、通信品質測定期間経過後の端末装置2aと基地局装置1の通信期間においてに、ビームTB21及びビームTB22が有効なビームであるため、基地局装置1から、時間スロットT1にてビームTB21を放射させ、時間スロットT2にてビームTB22を放射させ、時間スロットT3にてビームTB21及びビームTB22を同時に放射させることができ、端末装置2aにおける基地局装置1との通信が、端末装置2aにおける受信部での飽和がなく、高品質な通信が行えるという効果を奏する。
また、端末装置2bに対して、通信品質測定期間経過後の端末装置2bと基地局装置1の通信期間において、ビームTB21が有効なビームであるため、基地局装置1から、時間スロットT1にてビームTB21を放射させ、時間スロットT2及び時間スロットT3にてビームTBの放射を停止させることができ、端末装置2bにおける基地局装置1との通信が、端末装置2bにおける受信部での飽和がなく、高品質な通信が行えるという効果を奏する。
さらに、端末装置2cに対して、通信品質測定期間経過後の端末装置2cと基地局装置1の通信期間においてに、ビームTB22が有効なビームであり、ビームTB21がカバーするエリアに存在しないため、基地局装置1から、時間スロットT1にてビームTB21の放射を停止させ、時間スロットT2にてビームTB22を放射させ、時間スロットT3にてビームTB21及びビームTB22の放射を停止、ビームTB21及びビームTB22を同時に放射、もしくはビームTB22を単独に放射させることができ、端末装置2cにおける基地局装置1との通信が、端末装置2cにおける受信部での飽和がなく、高品質な通信が行えるという効果を奏する。
以上のように、実施例2では、基地局装置1に対する端末装置2aから端末装置2cの位置関係により、複数のビームTBの中から有効なビームTBを選択して、基地局装置1と端末装置2aから端末装置2cとの通信を行うため、基地局装置1が形成する各ビームTBの形状、向き、出力電力を変更することなしに、基地局装置1のサービスエリア内にある複数の端末装置2aから端末装置2cの受信部が飽和することを回避し、基地局装置1と端末装置2aから端末装置2cとの間で高品質の通信を行うことができる。
なお、上記実施例2では、特定信号Y21a、特定信号Y21b、特定信号Y22a、特定信号Y22c、特定信号Y23a、及び特定信号Y23cとして有効判断信号を付加された特定信号Y2**を用いた場合を説明したが、実施例1と同様に無効判断信号を付加された特定信号N2**を用いた場合でも良い。この場合でも同様の効果を奏する。
また、上記実施例2では、通信品質測定期間経過後も、基地局装置1からの時間分割における時間スロットT1から時間スロットT3が等分されている場合について示したが、有効なビームTB**を放射する時間スロットT*がビームTB**を停止する時間スロットT*に対して長くするようにしてもよい。この場合、ビームTB**に対する時間スロットT*の比率がビームTB**を停止する時間スロットT*に対して高いことにより、端末装置2aから端末装置2cにおける基地局装置1に対する通信が高品質になり、しかも高レートで実施できるという効果を奏する。
さらに、上記した実施例1では、サービスエリア全体をカバーするために必要なビームTBの数を2本の場合について示したが、サービスエリア全体をカバーするビーム数Mが3本以上の場合についても同様な効果を得ることができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る無線通信システムを図13に基づいて説明する。
実施の形態2に係る無線通信システムは、実施の形態1に係る無線通信システムに対して次の点で相違する。
第1に、実施の形態1に係る無線通信システムは、基地局装置1において、特定信号復調部15と、ID受信アンテナ14を備えるものとしているのに対して、実施の形態2に係る無線通信システムは、基地局装置1において、ビームアンテナ部11がID受信アンテナ14を兼ねるものとし、特定信号復調部15に関する機能を、この種の技術分野で基地局装置1において通常使用される復調部16に持たせたものである。
第2に、実施の形態1に係る無線通信システムは、端末装置2において、特定信号制御部24と、特定信号変調部25と、ID送信アンテナ26を備えるものとしているのに対して、実施の形態2に係る無線通信システムは、ビーム受信アンテナ21とID送信アンテナ26を兼ね備えたビーム送受信アンテナ29とし、特定信号制御部24と特定信号変調部25に関する機能を、この種の技術分野で端末装置2において通常使用される制御部27及び変調部28に持たせたものである。
以下に、実施の形態1に係る無線通信システムの相違点を中心に説明する。なお、図13において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。
ビームアンテナ部1は、時分割復信(TDD)又は周波数分割復信(FDD)によって、ビームの送受信が行なわれる。
復調部16は、基地局装置1において、通常の運用時に、この種の技術分野で通常実施される、ビームアンテナ部11を介して受信された受信ビームを復調する。さらに、復調部16は、通常実施の復調に併せて、ビームアンテナ部11を介して受信された、変調された特定信号を復調し、復調された特定信号はビーム制御部13に出力する。
ビーム送受信アンテナ29は、時分割復信(TDD)又は周波数分割復信(FDD)によって、ビームの送受信が行なわれる。
制御部27は、端末装置2において、通常の運用時に、この種の技術分野で通常実施される制御を行なう。さらに、制御部27は、通常実施の制御に併せて、レベル検出部23から入力されたビームTBに対応する受信電力値と、端末装置2の端末許容電力値とを比較し、基地局装置1にて形成されるサービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームTBの中からビームTBを選択するための特定信号を生成する。
変調部28は、端末装置2において、通常の運用時に、この種の技術分野で通常実施される変調を行なう。さらに、変調部28は、制御部27により生成された特定信号を変調し、ビーム送受信アンテナ29に出力する。
このように構成された実施の形態2に係る無線通信システムにおいても、実施の形態1に係る無線通信システムと同様な効果を奏する。
さらに、基地局装置1において、この種の技術分野で通常使用される復調部16に、ビームアンテナ部11を介して受信された、変調された特定信号を復調する機能を持たせたので、ソフトの変更だけで対応できるという効果を奏する。
また、端末装置2において、この種の技術分野で通常使用される制御部27に、ビームTBを選択するための特定信号を生成する機能を持たせたので、ソフトの変更だけで対応できるという効果を奏する。
なお、上記実施の形態1及び実施の形態2において、基地局装置1として、サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームを形成し、複数のビームによりそれぞれが通信信号を時分割で送信するために、複数のビームを放射する単独の基地局装置にて構成するものだけではなく、一つのビームを放射する基地局装置を複数有する集合体として構成しても良い。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 基地局装置、2,2aから2c 端末装置、11 ビームアンテナ部、13 ビーム制御部、14 ID受信アンテナ、15 特定信号復調部、16 復調部、21 ビーム受信アンテナ、23 レベル検出部、24 特定信号制御部、25 特定信号変調部、26 ID送信アンテナ、27 制御部、28 変調部、29 送受信アンテナ、TB11,TB12,TB21,TB22 ビーム。

Claims (13)

  1. サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームを形成し、前記複数のビームによりそれぞれが通信信号を時分割で送信する基地局装置と、前記基地局装置から放射されたビームを受信する端末装置を備え、前記基地局装置から前記端末装置への通信がビームフォーミング技術を使用して行われる無線通信システムにおいて、
    前記端末装置は、受信した前記基地局装置からの複数のビームそれぞれに対して、ビーム毎の通信信号の受信電力値と前記端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果に基づき、前記複数のビームの中からビームを選択するための特定信号を前記基地局装置に送信し、
    前記基地局装置は、前記端末装置からの特定信号を受信し、受信した特定信号に基づいたビーム選択信号により、前記複数のビームの中からビームを選択して時分割で通信信号を送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記基地局装置からの複数のビームにおける通信信号は、通信データと、前記複数のビームそれぞれに与えられた個別情報を示す識別信号を含み、
    前記端末装置からの特定信号は、前記端末装置が受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であり、
    前記基地局装置におけるビーム選択信号は、前記基地局装置が受信した特定信号に含まれる識別信号に対応するビームを選択する信号であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記ビーム選択信号にて選択されたビームに対する時間スロットは、前記ビーム選択信号にて選択されなかったビームに対する時間スロットよりも長い時間であることを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記基地局装置からの複数のビームにおける通信信号は、通信データと、前記複数のビームそれぞれに与えられた個別情報を示す識別信号を含み、
    前記端末装置からの特定信号は、前記端末装置が受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値を超えていると、通信に無効であるとの無効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であり、
    前記基地局装置におけるビーム選択信号は、前記基地局装置が受信した特定信号に含まれる識別信号に対応するビームを非選択とする信号であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  5. 前記ビーム選択信号にて非選択されたビームに対する時間スロットは、前記ビーム選択信号にて選択されたビームに対する時間スロットよりも短い時間であることを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  6. 基地局装置からの複数のビームにより、通信がビームフォーミング技術を使用して行われる端末装置において、
    受信した前記基地局装置からの複数のビームそれぞれに対して、ビーム毎の通信信号の受信電力値を測定するレベル検出部と、
    前記レベル検出部にて測定された受信電力値と前記端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果に基づき、前記複数のビームの中からビームを選択するための特定信号を生成する制御部と、
    前記制御部により生成された特定信号を変調する変調部と、
    前記変調部にて変調された特定信号をビームとして放射する送信アンテナを備えたことを特徴とする端末装置。
  7. 前記特定信号は、前記受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であることを特徴とする請求項6記載の端末装置。
  8. 前記特定信号は、前記受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値を超えていると、通信に無効であるとの無効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であることを特徴とする請求項6記載の端末装置。
  9. 端末装置との通信がビームフォーミング技術を使用して行なわれる基地局装置において、
    サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームの中からビーム選択信号に基づき特定されたビームを形成し、前記特定されたビームにより通信信号を時分割で送信するビームアンテナ部と、
    前記端末装置が受信したビームの通信信号の受信電力値と前記端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果に基づき、ビームを選択するための、前記端末装置から送信された、変調された特定信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナにて受信された特定信号を復調する復調部と、
    前記復調部からの復調された特定信号を受け、復調されたビーム特定信号に基づいたビーム選択信号を前記ビームアンテナ部に出力するビーム制御部を備えたことを特徴とする基地局装置。
  10. 前記特定信号は、前記受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値以下であると、通信に有効であるとの有効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であり、
    前記選択信号は、前記受信した特定信号に含まれる識別信号に対応するビームを選択する信号であることを特徴とする請求項9記載の基地局装置。
  11. 前記特定信号は、前記受信したビームの通信信号の受信電力値が前記端末装置の端末許容電力値を超えていると、通信に無効であるとの無効判断信号が、受信したビームに対応する識別信号に付加された信号であり、
    前記ビーム選択信号は、前記受信した特定信号に含まれる識別信号に対応するビームを非選択とする信号であることを特徴とする請求項9記載の基地局装置。
  12. サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームを形成し、前記複数のビームによりそれぞれが通信信号を時分割で送信する基地局装置から放射されたビームを受信する端末装置への通信がビームフォーミング技術を使用して行われる無線通信方法において、
    前記端末装置が、受信した前記基地局装置からの複数のビームそれぞれに対して、ビーム毎の通信信号の受信電力値と前記端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果により前記端末装置の受信部が飽和しないビームを有効と判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて有効と判定されたビームの識別信号を前記基地局装置に通知する通知ステップと、
    前記基地局装置が、前記通知ステップにて前記識別信号が通知された端末装置に対し、前記識別信号に対応したビームを選択して時分割で通信信号を送信する選択及び送信ステップを備えた無線通信方法。
  13. サービスエリア全体をカバーするために必要な複数のビームを形成し、前記複数のビームによりそれぞれが通信信号を時分割で送信する基地局装置から放射されたビームを受信する端末装置への通信がビームフォーミング技術を使用して行われる無線通信方法において、
    前記端末装置が、受信した前記基地局装置からの複数のビームそれぞれに対して、ビーム毎の通信信号の受信電力値と前記端末装置の端末許容電力値を比較し、比較結果により前記端末装置の受信部が飽和するビームを無効と判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにて無効と判定されたビームの識別信号を前記基地局装置に通知する通知ステップと、
    前記基地局装置が、前記通知ステップにて前記識別信号が通知された端末装置に対し、前記識別信号に対応したビームを非選択とし、非選択とされないビームの中から時分割で通信信号を送信する非選択及び送信ステップを備えた無線通信方法。
JP2020525205A 2018-06-22 2018-06-22 無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法 Active JP6775713B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2018/023838 WO2019244348A1 (ja) 2018-06-22 2018-06-22 無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6775713B2 true JP6775713B2 (ja) 2020-10-28
JPWO2019244348A1 JPWO2019244348A1 (ja) 2020-12-17

Family

ID=68983310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020525205A Active JP6775713B2 (ja) 2018-06-22 2018-06-22 無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210083731A1 (ja)
EP (1) EP3796567A4 (ja)
JP (1) JP6775713B2 (ja)
CN (1) CN112335185A (ja)
WO (1) WO2019244348A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11888236B2 (en) 2018-11-26 2024-01-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for selecting reception beam on basis of artificial neural network

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022205055A1 (en) * 2021-03-31 2022-10-06 Qualcomm Incorporated Transport block specific beam configuration for multiple transport block transmission

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3441256B2 (ja) 1995-09-06 2003-08-25 株式会社東芝 無線通信システム
US6445917B1 (en) * 1999-05-19 2002-09-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Mobile station measurements with event-based reporting
JP4143011B2 (ja) * 2003-09-17 2008-09-03 松下電器産業株式会社 キャリアセンス多重アクセス方法、無線基地局装置及び無線端末装置
US8712461B2 (en) * 2007-08-10 2014-04-29 Qualcomm Incorporated Autonomous adaptation of transmit power
JP2009182441A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Mitsubishi Electric Corp 通信装置およびキャリブレーション方法
US8400305B2 (en) * 2009-10-12 2013-03-19 Motorola Solutions, Inc. Method and apparatus for determining range information of a node in a wireless system
US9532366B2 (en) * 2011-06-15 2016-12-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Method and node for scheduling in a wireless communications network
US20150072719A1 (en) * 2011-12-13 2015-03-12 Kyocera Corporation Mobile terminal, wireless communication system and wireless communication method
US9998199B2 (en) * 2013-03-14 2018-06-12 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for smart adaptive dynamic range multiuser detection radio receiver
WO2017119026A1 (ja) * 2016-01-07 2017-07-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信装置及び通信方法
US10623115B2 (en) * 2016-09-01 2020-04-14 Qualcomm Incorporated Transmitter beamforming for self-interference cancellation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11888236B2 (en) 2018-11-26 2024-01-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for selecting reception beam on basis of artificial neural network

Also Published As

Publication number Publication date
EP3796567A1 (en) 2021-03-24
EP3796567A4 (en) 2021-06-09
CN112335185A (zh) 2021-02-05
US20210083731A1 (en) 2021-03-18
JPWO2019244348A1 (ja) 2020-12-17
WO2019244348A1 (ja) 2019-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11336319B2 (en) Radiation exposure control for beamforming technologies
WO2020063805A1 (en) Enhancements on qcl frameworks for multiple trp operation
US9332519B2 (en) System and method for selective registration in a multi-beam system
KR100924887B1 (ko) 캐리어 다이버시티를 채택한 장치 및 방법을 이용한 무선 터미널 위치 확인
KR102140298B1 (ko) 무선 통신 시스템에서 빔 정보 송신 방법 및 장치
CN105577291B (zh) 一种用于无线通信系统中的空闲信道检测方法和系统
US10454560B2 (en) Beam management systems and methods
US11219066B2 (en) Wireless communications system, base station, terminal, and processing method
JPWO2017149601A1 (ja) ビーム送受信方法、基地局、端末、および無線通信システム
JP6775713B2 (ja) 無線通信システム、端末装置、基地局装置、及び無線通信方法
JP6377184B2 (ja) 通信装置
US10873223B2 (en) Electronic apparatus and method
EP4040834A1 (en) Terminal, storage medium, and transmission/reception method
US11133855B2 (en) Uplink beam management
US20180027452A1 (en) Base station, terminal, and wireless communication system
EP3983820A1 (en) Low power radar in radio communication terminal
US20220225243A1 (en) First and second communication devices for power control in groupcast communication
KR100667187B1 (ko) 파일롯 신호를 이용한 스위치드 빔 선택 시스템 및 그 방법
KR101366261B1 (ko) 안테나 선택 정보 생성 방법 및 이를 위한 신호 송신 방법
WO2017006470A1 (ja) 通信装置およびビーム選択方法
JP6745649B2 (ja) 通信装置、その制御方法、およびプログラム
TWI540851B (zh) 射頻訊號處理方法及無線通訊裝置
JP6683220B2 (ja) 無線通信システム、端末および基地局
KR101151100B1 (ko) 데이터 전송 기지국 선택 장치
WO2021134444A1 (zh) 一种波束训练方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200805

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200805

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200904

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6775713

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250