JP6775329B2 - 流動床ボイラ、流動層温度均一化方法および流動層温度均一化装置 - Google Patents
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燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画において、前記複数の区画の区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の空気供給口から前記複数の区画に供給される前記一次空気の供給量を制御する流動層温度均一化方法であって、
前記区画別温度を計測する温度計測ステップと、
前記温度計測ステップで計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較ステップと、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気量が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気量が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定ステップと、
前記空気比領域判定ステップの判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を、前記区画別温度が前記目標温度範囲に入るように増加あるいは減少させる空気量制御を実行する空気量制御実行ステップと、を備える。
前記空気比領域判定ステップは、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも高い場合には、前記一次空気の供給量を所定量減少させる空気量減少ステップと、
前記空気量減少ステップが実行された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視ステップと、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定する高温時判定ステップと、を含む。
前記空気量制御ステップは、前記高温時判定ステップによって前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を増加させ、前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を減少させる。
上記(3)の構成によれば、制御対象区画の温度(区画別温度)が目標温度範囲よりも高い場合には温度を低下させる必要があるが、制御対象区画が属する空気比領域に基づいて一次空気の供給量を制御することにより、制御対象区画の温度を目標温度範囲に確実に入れることができる。
前記空気比領域判定ステップは、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる空気量増加ステップと、
前記空気量増加ステップが実行された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視ステップと、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定ステップと、を含む。
上記(4)の構成によれば、区画別温度が目標温度範囲よりも低温側に外れている制御対象区画については、まずは一次空気を所定量増加させ、その際の温度変化に基づいて制御対象区画が属する空気比領域が判定される。区画別温度が目標温度範囲よりも低温側に外れている場合には区画別温度を上昇させる必要があるが、上記(2)で説明したように、まずは、流動層の空気比は確率的に高い低空気比領域にあると仮定して一次空気G1の所定量増加を行うことで、制御対象区画の温度を上昇させたいのにもかかわらず、その温度を低下させてしまう可能性を低減することができる。また、各制御対象区画の空気比が属する空気比領域をそれぞれ判定することができ、センサ設置によるコストの上昇を抑制することもできる。
前記空気量制御ステップは、前記低温時ステップによって前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を増加させ、前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を減少させる。
上記(5)の構成によれば、制御対象区画の温度(区画別温度)が目標温度範囲よりも低い場合にはこの温度を上昇させる必要があるが、制御対象区画が属する空気比領域に基づいて一次空気の供給量を制御することにより、制御対象区画の温度を目標温度範囲に確実に入れることができる。
燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給ノズルと、
前記複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画の各々に、前記複数の空気供給口の各々から供給される前記一次空気の供給量を制御する複数の流量制御装置と、
前記区画別温度を計測する温度計測装置と、
前記区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の流量制御装置に制御指令を与える制御指令装置と、を備え、
前記制御指令装置は、
前記温度計測装置で計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較部と、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定部と、
前記空気比領域判定部の判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を増加あるいは減少させるように前記流量制御装置に前記制御指令を与える制御指令部と、を含む。
前記空気比領域判定部は、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも高い場合には、前記流量制御装置に前記一次空気の供給量を所定量減少させる制御指令を与える空気量減少指令部と、
前記流量制御装置により前記一次空気の供給量が所定量減少された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視部と、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定する高温時判定部と、を含む。
上記(7)の構成によれば、上記(2)と同様に、空気比領域の判定に際して燃焼室の温度がさらに高温化される状況の発生を低減することができ、この判定による高温化に伴う燃焼室の損傷発生を防止し、空気比領域の判定をより安全に行うことができる。また、各区画の空気比が属する空気比領域をそれぞれ判定することができ、センサ設置によるコストの上昇を抑制することもできる。
前記制御指令部は、前記高温時判定部によって前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を増加させる制御指令を、前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を減少させる制御指令を与える。
上記(8)の構成によれば、上記(3)と同様に、制御対象区画が属する空気比領域に基づいて一次空気の供給量を制御することにより、制御対象区画の温度を目標温度範囲に確実に入れることができる。
前記空気比領域判定部は、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記流量制御装置に、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる制御指令を与える空気量増加指令部と、
前記空気量増加指令部により前記一次空気の供給量が所定量増加された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視部と、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定部と、を含む。
上記(9)の構成によれば、上記(4)と同様に、制御対象区画の温度を上昇させたいのにもかかわらず、その温度を低下させてしまう可能性を低減することができる。また、各区画の空気比が属する空気比領域をそれぞれ判定することができ、センサ設置によるコストの上昇を抑制することもできる。
前記制御指令部は、前記低温時判定部によって前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を増加させる制御指令を、前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を減少させる制御指令を与える。
上記(10)の構成によれば、上記(5)と同様に、制御対象区画が属する空気比領域に基づいて一次空気の供給量を制御することにより、制御対象区画の温度を目標温度範囲に確実に入れることができる。
上記(6)〜(10)のいずれか1項に記載の流動層温度均一化装置と、
一次空気が供給されることで内部に流動層を形成する燃焼室と、を備える。
上記(11)の構成によれば、上記(6)〜(10)と同様に、流動層の温度が目標温度範囲から外れてしまう部分が流動層に部分的に生じても、その部分に対応する区画の一次空気の供給量を制御することにより、流動層全体にわたって温度を目標温度範囲内に維持することが可能な流動床ボイラを提供できる。これによって、リサイクル燃料などの性状(水分量、形状、大きさ、重量など)の変動が大きい燃料を使用する場合であっても流動層全体における温度のばらつきを抑制することができ、NOxやCOなどの有害物質の発生を抑制することができるなどの効果を奏する流動床ボイラを提供することができる。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
以下、流動床ボイラ1が備える上述した構成の各々について説明する。なお、図面において、垂直方向Vの下方は重力の向きに一致し、水平方向Hは水平面の方向となる。
上述した理由により、制御対象区画Ltの空気比λを制御するのに先立って、空気比領域判定ステップ(S4)を実行している。
そして、ステップS5の実行後に図4のフローを終了する。
例えば、流動床ボイラ1として気泡型流動床ボイラを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば循環型流動床ボイラにも適用することができる。
また、図1〜図2に示される実施形態では、流動床ボイラ1への燃料供給方式は燃料シュート方式であったが、この実施形態には限定されず、スプレッダ方式などの他の燃料供給方式であっても良い。
また、同様に、流量制御装置としてダンパ5を用いて説明したが、この実施形態には限定されず、流量調整弁などのバルブやオリフィスなどの他の流量コントロール手段であっても良い。
11 燃料シュート
12 伝熱管群
2 燃焼室
21 壁面
21o 燃料供給口
22 燃焼室の底部
23 空気供給口
3 流動層温度均一化装置
4 セル(風室)
42 セルの側壁
4s 側壁の仮想的な延長面
5 ダンパ
6 温度計測装置
62 温度計
7 制御指令装置
71 温度比較部
72 空気比領域判定部
73 制御指令部
74 空気量減少指令部
75 温度変化監視部
76 高温時判定部
77 空気量増加指令部
78 低温時判定部
G1 一次空気
G2 二次空気
n1 一次空気ノズル
n1 二次空気ノズル
p1 一次空気供給管
p1 二次空気供給管
L 流動層
Lp 区画
Lt 制御対象区画
C 温度特性
Tp 区画別温度
R 空気比領域
Rh 高空気比領域
Rl 低空気比領域
F 燃料
V 垂直方向
H 水平方向
Claims (11)
- 燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画において、前記複数の区画の区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の空気供給口から前記複数の区画に供給される前記一次空気の供給量を制御する流動層温度均一化方法であって、
前記区画別温度を計測する温度計測ステップと、
前記温度計測ステップで計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較ステップと、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気量が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気量が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定ステップと、
前記空気比領域判定ステップの判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を、前記区画別温度が前記目標温度範囲に入るように増加あるいは減少させる空気量制御を実行する空気量制御実行ステップと、を備え、
前記空気比領域判定ステップは、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも高い場合には、前記一次空気の供給量を所定量減少させる空気量減少ステップと、
前記空気量減少ステップが実行された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視ステップと、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定する高温時判定ステップと、を含むことを特徴とする流動層温度均一化方法。 - 前記空気量制御実行ステップは、前記高温時判定ステップによって前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を増加させ、前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を減少させることを特徴とする請求項1に記載の流動層温度均一化方法。
- 前記空気比領域判定ステップは、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる空気量増加ステップと、
前記空気量増加ステップが実行された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視ステップと、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定ステップと、を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の流動層温度均一化方法。 - 前記空気量制御実行ステップは、前記低温時判定ステップによって前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を増加させ、前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を減少させることを特徴とする請求項3に記載の流動層温度均一化方法。
- 燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画において、前記複数の区画の区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の空気供給口から前記複数の区画に供給される前記一次空気の供給量を制御する流動層温度均一化方法であって、
前記区画別温度を計測する温度計測ステップと、
前記温度計測ステップで計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較ステップと、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気量が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気量が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定ステップと、
前記空気比領域判定ステップの判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を、前記区画別温度が前記目標温度範囲に入るように増加あるいは減少させる空気量制御を実行する空気量制御実行ステップと、を備え、
前記空気比領域判定ステップは、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる空気量増加ステップと、
前記空気量増加ステップが実行された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視ステップと、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定ステップと、を含むことを特徴とする流動層温度均一化方法。 - 燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給口と、
前記複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画の各々に、前記複数の空気供給口の各々から供給される前記一次空気の供給量を制御する複数の流量制御装置と、
前記複数の区画の区画別温度を計測する温度計測装置と、
前記区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の流量制御装置に制御指令を与える制御指令装置と、を備え、
前記制御指令装置は、
前記温度計測装置で計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較部と、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定部と、
前記空気比領域判定部の判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を増加あるいは減少させるように前記流量制御装置に前記制御指令を与える制御指令部と、を含み、
前記空気比領域判定部は、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも高い場合には、前記流量制御装置に前記一次空気の供給量を所定量減少させる制御指令を与える空気量減少指令部と、
前記流量制御装置により前記一次空気の供給量が所定量減少された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視部と、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定する高温時判定部と、を有することを特徴とする流動層温度均一化装置。 - 前記制御指令部は、前記高温時判定部によって前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を増加させる制御指令を、前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を減少させる制御指令を与えることを特徴とする請求項6に記載の流動層温度均一化装置。
- 前記空気比領域判定部は、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記流量制御装置に、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる制御指令を与える空気量増加指令部と、
前記空気量増加指令部により前記一次空気の供給量が所定量増加された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視部と、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定部と、を含むことを特徴とする請求項6または7に記載の流動層温度均一化装置。 - 前記制御指令部は、前記低温時判定部によって前記低空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を増加させる制御指令を、前記高空気比領域にあると判定された前記制御対象区画の前記流量制御装置には前記一次空気の供給量を減少させる制御指令を与えることを特徴とする請求項8に記載の流動層温度均一化装置。
- 燃焼室の内部に流動層を形成するための一次空気を供給する複数の空気供給口と、
前記複数の空気供給口の各々に対応して定められた前記流動層の複数の区画の各々に、前記複数の空気供給口の各々から供給される前記一次空気の供給量を制御する複数の流量制御装置と、
前記複数の区画の区画別温度を計測する温度計測装置と、
前記区画別温度が目標温度範囲に入るように、前記複数の流量制御装置に制御指令を与える制御指令装置と、を備え、
前記制御指令装置は、
前記温度計測装置で計測された前記区画別温度と前記目標温度範囲とを比較する温度比較部と、
前記区画別温度が前記目標温度範囲から外れている前記区画である制御対象区画について、前記制御対象区画の空気比が、理論空気比に対して空気が不足する低空気比領域と前記理論空気比に対して空気が過剰となる高空気比領域とのいずれの領域にあるかを判定する空気比領域判定部と、
前記空気比領域判定部の判定結果に基づいて、前記制御対象区画に供給される前記一次空気の供給量を増加あるいは減少させるように前記流量制御装置に前記制御指令を与える制御指令部と、を含み、
前記空気比領域判定部は、
前記区画別温度が前記目標温度範囲よりも低い場合には、前記流量制御装置に、前記制御対象区画の前記一次空気の供給量を所定量増加させる制御指令を与える空気量増加指令部と、
前記空気量増加指令部により前記一次空気の供給量が所定量増加された前記制御対象区画における前記区画別温度の温度変化を監視する温度変化監視部と、
前記温度変化が上昇を示した前記制御対象区画の空気比は前記低空気比領域にあると判定し、前記温度変化が下降を示した前記制御対象区画の空気比は前記高空気比領域にあると判定する低温時判定部と、を含むことを特徴とする流動層温度均一化装置。 - 請求項6〜請求項10のいずれか1項に記載の流動層温度均一化装置と、
一次空気が供給されることで内部に流動層を形成する燃焼室と、を備えることを特徴とする流動床ボイラ。
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