JP6775162B2 - 通話装置およびそれを利用した通話システム - Google Patents

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Description

本発明は、通話技術に関し、特にマイクとスピーカを備えた通話装置およびそれを利用した通話システムに関する。
回線を通して伝送されてくる受話信号が拡声電話装置を通過すると、拡声電話装置内の回路素子に起因するノイズが受話信号に加算される。この受話信号がスピーカアンプで増幅されると、スピーカから「サッー」という音が聞こえる。これに対応するために、スピーカアンプにスイッチが設けられ、スイッチをオフすることによってスピーカアンプの機能が停止される(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−78045号公報
住人が通話相手と通話するために、通話装置が住宅に設置される。通話装置では、通話相手によって使用される相手装置からの呼びかけをトリガとして、通話装置から離れても通話可能である。このような通話装置において、マイクとスピーカの位置は近接している。部屋のどこからでも通話可能とするために、スピーカアンプとマイクアンプの利得を大きくする必要がある。その場合、アナログ回路部分の雑音が、スピーカから出力されてマイクに回り込む。さらに、雑音はマイクアンプで増幅されるので、相手装置側への送話信号の音質が悪化する。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、送話信号の音質の悪化を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の通話装置は、本通話装置からの送話信号を受信したときに釦が押し下げられることによって通話を開始する相手装置と接続されたネットワーク側から入力した受話信号を増幅してスピーカに出力するスピーカアンプと、相手装置の釦が押し下げられる前から、マイクから入力した送話信号を増幅してネットワーク側に出力し続けるマイクアンプと、ネットワーク側から入力した受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する音声判定部と、音声判定部が音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプをオン状態にし、音声判定部が音声信号でないと判定した場合に、スピーカアンプをオフ状態にし、スピーカアンプがオフ状態である場合に、スピーカから音を出力させなくするスイッチ部と、を備える。
本発明の別の態様は、通話システムである。この通話システムは、第1通話装置と、ネットワークを介して第1通話装置に接続され、第1通話装置からの送話信号を受信したときに釦が押し下げられることによって通話を開始する第2通話装置とを備える。第1通話装置は、第2通話装置から入力した受話信号を増幅してスピーカに出力するスピーカアンプと、第2通話装置の釦が押し下げられる前から、マイクから入力した送話信号を増幅してネットワーク側に出力し続けるマイクアンプと、ネットワーク側から入力した受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する音声判定部と、音声判定部が音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプをオン状態にし、音声判定部が音声信号でないと判定した場合に、スピーカアンプをオフ状態にし、スピーカアンプがオフ状態である場合に、スピーカから音を出力させなくするスイッチ部と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、送話信号の音質の悪化を抑制できる。
本発明の実施例1に係る通話システムの構成を示す図である。 図1の通話装置の構成を示す図である。 図2の音声判定部における処理の概要を示す図である。 図2の音声判定部における別の処理の概要を示す図である。 図2の通話装置によるスピーカアンプの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例2に係る通話装置の構成を示す図である。 本発明の実施例3に係る通話装置の構成を示す図である。 図7のスイッチ部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例4に係る通話装置の構成を示す図である。 図9の学習制御部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。 本発明の実施例5に係る通話装置の構成を示す図である。 図11の通話装置における処理の概要を示す図である。 本発明の実施例6に係る通話装置の構成を示す図である。 図13の送話/受話判定部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、ネットワークを介して接続された相手装置の話者と通話するための通話装置である。通話装置は、室内に設置され、通話装置から離れた位置からの通話を可能にする。これを実現するために、スピーカアンプとマイクアンプの利得が大きくされる。これにより、前述のごとく、アナログ回路の雑音がスピーカから出力されると、スピーカに近接したマイクに雑音が回り込んで、マイクアンプによって増幅される。そのため、相手装置の話者への送話信号の音質が悪化する。
これに対応するために、本実施例に係る通話装置は、マイクアンプの電源をオン状態にさせ続けながら、相手装置からの受話信号が音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオン状態にする。一方、通話装置は、相手装置からの受話信号が非音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオフ状態にする。オフ状態にすることは、ミュート状態にすることに相当する。
図1は、本発明の実施例1に係る通話システム100の構成を示す。通話システム100は、通話装置10、ネットワーク12、相手装置14を含む。通話装置10と相手装置14は、ネットワーク12を介して接続される。通話装置10と相手装置14とは、いずれも送話機能と受話機能を備えているので、通話装置10を使用するユーザと、相手装置14を使用するユーザとの間での通話が可能である。この通話のために、ネットワーク12は、相手装置14から通話装置10への信号を伝送するとともに、通話装置10から相手装置14への信号も伝送する。以下では、通話装置10に着目するので、相手装置14から通話装置10への信号を「受話信号」といい、通話装置10から相手装置14への信号を「送話信号」という。
図1の構成において、通話装置10には、通話の開始、終了を指示するための釦が備えられていない。そのため、通話装置10は、ネットワーク12からの受信信号をスピーカから出力し続けるとともに、マイクからの送話信号をネットワーク12に出力し続ける。相手装置14は、送話信号を受信して、通話装置10のユーザからの音声が発せられているかを監視する。通話装置10のユーザからの音声が発せられている場合、相手装置14のユーザは、相手装置14に備えられた釦を押し下げることによって、通話を開始する。
図2は、通話装置10の構成を示す。通話装置10は、デジタル回路20、アナログ回路22、スピーカ24、マイク26、通信処理部28を含む。デジタル回路20は、通話処理部30、スイッチ部32を含み、通話処理部30は、音声判定部42を含む。アナログ回路22は、D/A部34、スピーカアンプ36、マイクアンプ38、A/D部40を含む。
通信処理部28は、ネットワーク12と接続されることによって、図示しない相手装置14との通信を実行する。通信処理部28は、相手装置14からの受話信号を受信する。通信処理部28は、受話信号を復調して、その結果(以下、これもまた「受話信号」という)をデジタル回路20に出力する。通信処理部28は、デジタル回路20からの送話信号を入力する。通信処理部28は、送話信号を変調して、その結果(以下、これもまた「送話信号」という)を相手装置14に送信する。通信処理部28における処理には公知の技術が使用されればよいので、ここでは詳細な説明を省略する。また、実施例2以降の説明において、通信処理部28の説明は省略するが、実施例2以降の通話装置10にも、通信処理部28が含まれる。
通話処理部30は、ネットワーク12からの受話信号を入力する。通話処理部30は、受話信号をD/A部34に出力する。ネットワーク12から入力した受話信号に符号化がなされている場合、通話処理部30は、受話信号に対して音声復号を実行する。音声復号された受話信号も「受話信号」という。通話処理部30は、A/D部40からの送話信号を入力する。通話処理部30は、送話信号を通信処理部28に出力する。通話処理部30は、A/D部40から入力した送話信号に対して音声符号化を実行してもよい。音声符号化された送話信号も「送話信号」という。
D/A部34は、通話処理部30からの受話信号を入力する。当該受話信号は、デジタル信号であり、D/A部34は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。D/A部34は、アナログ信号に変換した受話信号(以下、これもまた「受話信号」という)をスピーカアンプ36に出力する。
スピーカアンプ36は、D/A部34からの受話信号を入力し、受話信号を増幅する。その際の利得は、本通話装置10から離れても音声が聞こえるように設定される。スピーカアンプ36は、増幅した受話信号(以下、これもまた「受話信号」という)をスピーカ24に出力する。スピーカアンプ36は、後述のスイッチ部32にも接続されており、スイッチ部32からの制御によって、スピーカアンプ36の電源のオン/オフがなされる。電源がオン状態の場合には、前述のごとく増幅がなされる。電源がオフ状態の場合は、ミュート状態になるので、後述のスピーカ24から音声が出力されない。スピーカ24は、スピーカアンプ36の電源がオン状態の場合に、スピーカアンプ36からの受信信号を入力し、これを音声として出力する。
マイク26は、音声を入力し、それを送話信号としてマイクアンプ38に出力する。マイクアンプ38は、マイク26からの送話信号を入力し、送話信号を増幅する。その際の利得は、本通話装置10から離れても音声を取得できるように設定される。マイクアンプ38は、増幅した送話信号(以下、これもまた「送話信号」という)をA/D部40に出力する。なお、マイクアンプ38では、スピーカアンプ36と異なり、電源がオン状態にされ続けている。
A/D部40は、マイクアンプ38からの送話信号を入力する。当該送話信号は、アナログ信号であり、A/D部40は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D部40は、デジタル信号に変換した送話信号(以下、これもまた「送話信号」という)を通話処理部30に出力する。
音声判定部42は、ネットワーク12からの受話信号を入力する。音声判定部42は、受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する。音声信号は、相手装置14側のユーザが発した音声が含まれた信号であり、非音声信号は、相手装置14側のユーザが発した音声が含まれない信号であり、雑音が主として含まれる信号である。音声判定部42は、音声信号であるか、あるいは非音声信号であるかを判定結果としてスイッチ部32に出力する。
ここでは、音声判定部42での判定処理を説明する。音声判定部42は、受話信号の振幅の大きさを測定する。なお、測定には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。音声判定部42は、しきい値を予め記憶し、測定した大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定する。一方、音声判定部42は、測定した大きさがしきい値よりも小さい場合に、受話信号が非音声信号であると判定する。図3は、音声判定部42における処理の概要を示す。横軸が時間を示し、縦軸が信号レベルを示す。音声信号202は、しきい値200以上のレベルを有し、非音声信号204は、しきい値200よりも小さいレベルを有する。図2に戻る。
さらに、音声判定部42での別の判定処理を説明する。音声判定部42は、受話信号の信号対雑音比を測定する。ここでも、測定には公知の技術が使用されればよい。例えば、信号の電力を測定するために、信号の電力の短期間平均値が導出され、雑音の電力を測定するために、受話信号の電力の長期間平均値が導出される。信号対雑音比は、信号の電力/雑音の電力によって導出される。音声判定部42は、しきい値を予め記憶し、測定した信号対雑音比がしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定する。一方、音声判定部42は、測定した信号対雑音比がしきい値よりも小さい場合に、受話信号が非音声信号であると判定する。図4は、音声判定部42における別の処理の概要を示す。横軸が時間を示し、縦軸が信号レベルを示す。音声信号レベル210が、音声信号のレベルを示し、非音声信号レベル212が、雑音のレベルを示す。図2に戻る。
スイッチ部32は、音声判定部42での判定結果を入力する。スイッチ部32は、音声判定部42が音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。一方、スイッチ部32は、音声判定部42が非音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプ36をオフ状態にする。このように、スイッチ部32は、マイクアンプ38がオン状態である場合において、スピーカアンプのオン状態とオフ状態とを切りかえる。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ハードウエアとソフトウエアの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による通話システム100の動作を説明する。図5は、通話装置10によるスピーカアンプの制御手順を示すフローチャートである。音声判定部42は、受話信号の振幅の大きさを測定する(S10)。大きさがしきい値以上であれば(S12のY)、スイッチ部32は、スピーカアンプ36をオン状態にする(S14)、一方、大きさがしきい値以上でなければ(S12のN)、スイッチ部32は、スピーカアンプ36をオフ状態にする(S16)。
本実施例によれば、マイクアンプがオン状態である場合に、スピーカアンプのオン状態とオフ状態とを切りかえるので、スピーカから出力され、マイクに回り込む雑音成分を除去できる。また、マイクに回り込む雑音成分が除去されるので、送話信号の音質の悪化を抑制できる。また、マイクに回り込む雑音成分が除去されるので、信号対雑音比の高い送話信号を提供できる。また、受話信号が音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプをオン状態にし、受話信号が非音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプをオフ状態にするので、送話時にスピーカアンプをミュートできる。また、送話時にスピーカアンプがミュートされるので、回り込み雑音を除去でき、通話雑音を低減できる。
また、受話信号の大きさを測定し、受話信号の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定するので、通話装置のみで判定できる。また、受話信号の大きさを測定し、受話信号の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定するので、受話信号の振幅のみで簡便に音声信号であるか非音声信号であるかを判定できる。また、信号対雑音比の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定するので、音声信号であるか非音声信号であるかを正確に判定できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の通話装置10は、ネットワーク12側から入力した受話信号を増幅してスピーカ24に出力するスピーカアンプ36と、マイク26から入力した送話信号を増幅してネットワーク12側に出力するマイクアンプ38と、マイクアンプ38がオン状態である場合に、スピーカアンプ36のオン状態とオフ状態とを切りかえるスイッチ部32と、を備える。
ネットワーク12側から入力した受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する音声判定部42をさらに備えてもよい。スイッチ部32は、音声判定部42が音声信号であると判定した場合に、スピーカアンプ36をオン状態にしてもよい。
音声判定部42は、受話信号の大きさを測定し、受話信号の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定してもよい。
音声判定部42は、受話信号の信号対雑音比を測定し、信号対雑音比の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定してもよい。
本発明の別の態様は、通話システム100である。この通話システム100は、通話装置10と、ネットワーク12を介して通話装置10に接続する相手装置14とを備える。通話装置10は、相手装置14から入力した受話信号を増幅してスピーカ24に出力するスピーカアンプ36と、マイク26から入力した送話信号を増幅して相手装置14に出力するマイクアンプ38と、マイクアンプ38がオン状態である場合に、スピーカアンプ36のオン状態とオフ状態とを切りかえるスイッチ部32と、を備える。
(実施例2)
次に、実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、離れた位置からの通話を可能にする通話装置に関する。通話装置は、実施例1と同様に、受話信号が音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオン状態にし、受話信号が非音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオフ状態にする。このような状況下において、受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する間に、受話信号がスピーカアンプにも入力され、音声信号であると判定された後にスピーカアンプがオン状態にされると、受話信号の先頭部分が出力されない。その結果、スピーカから出力される音声の先頭部分が切れてしまう。これに対応するために、実施例2に係る通話装置は、受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する間にわたって、受話信号を遅延させてからスピーカアンプに入力させる。実施例2に係る通話システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
図6は、本発明の実施例2に係る通話装置10の構成を示す。通話装置10は、図2と比較して遅延部44、検出部46をさらに含む。遅延部44は、通話処理部30からの受話信号を入力する。この受話信号は、音声信号である場合に、後段のスピーカアンプ36において増幅すべき信号である。遅延部44は、入力した受話信号を遅延させる。遅延部44は、遅延させた受話信号(以下、これも「受話信号」という)をD/A部34に出力する。
検出部46は、スピーカアンプ36がオフ状態からオン状態に切りかわったタイミングを検出する。検出部46は、切りかわったタイミングを検出すると、そのタイミングを遅延部44に通知する。遅延部44は、検出部46から通知を受けつけると、受話信号の出力を開始する。つまり、遅延部44は、検出部46においてタイミングが検出されるまで、受話信号を遅延させる。なお、通話装置10に検出部46が含まれない場合、遅延部44は、固定期間だけ受話信号を遅延させる。
本実施例によれば、スピーカアンプの電源がオンされるタイミングよりも、受話信号がスピーカアンプに入力されるタイミングを遅くするように、受話信号を遅延させるので、語頭切れなくスピーカから出力できる。また、スピーカアンプがオフ状態からオン状態に切りかわったタイミングに合わせて遅延期間を調節できるので、必要以上に遅延が大きくなることを抑制できる。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。スピーカアンプ36において増幅すべき受話信号を遅延させる遅延部44をさらに備えてもよい。
スピーカアンプ36がオフ状態からオン状態に切りかわったタイミングを検出する検出部46をさらに備えてもよい。遅延部44は、検出部46においてタイミングが検出されるまで、受話信号を遅延させてもよい。
(実施例3)
次に、実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、離れた位置からの通話を可能にする通話装置に関する。通話装置は、これまでと同様に、受話信号が音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオン状態にし、受話信号が非音声信号である場合に、スピーカアンプの電源をオフ状態にする。実施例3に係る通話装置は、これに加えて、警報・報知音の出力機能を備える。警報・報知音(以下、「報知音」という)も、スピーカアンプで増幅され、スピーカから出力される。そのため、受話信号が非音声信号であっても、報知音が鳴動されている場合には、スピーカアンプをオフ状態にできない。これに対応するために、実施例3に係る通話装置は、受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるか加えて、報知音が鳴動しているか否かも考慮して、スピーカアンプのオン状態とオフ状態とを切りかえる。実施例3に係る通話システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
図7は、本発明の実施例3に係る通話装置10の構成を示す。通話装置10は、図6と比較して、鳴動部50、鳴動判定部52を含み、検出部46を含まない。鳴動部50は、報知音をデジタル信号として記憶しており、外部からのトリガを受けつけると、報知音を遅延部44、鳴動判定部52に出力する。前述のごとく、報知音は、スピーカアンプ36で増幅させてからスピーカ24から出力すべきである。また、報知音の出力が報知音の鳴動に相当する。
鳴動判定部52は、鳴動部50での報知音が鳴動しているか、非鳴動しているかを判定する。鳴動判定部52は、例えば、鳴動部50から入力される信号のレベルを監視しており、レベルがしきい値以上であれば、報知音が鳴動していると判定し、レベルがしきい値より小さければ、報知音が非鳴動であると判定する。鳴動判定部52は、判定結果をスイッチ部32に出力する。
スイッチ部32は、音声判定部42からの判定結果を入力するとともに、鳴動判定部52からの判定結果を入力する。スイッチ部32は、判定基準となるテーブルを記憶し、当該テーブルと判定結果とをもとに、スピーカアンプ36のオン状態あるいはオフ状態を決定する。図8は、スイッチ部32に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、受話信号欄220、鳴動欄222、スピーカアンプ欄224が含まれる。受話信号欄220には、受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかが示される。鳴動欄222には、報知音が鳴動しているか、非鳴動であるかが示される。スピーカアンプ欄224は、受話信号欄220と鳴動欄222との組合せに対応したオン状態あるいはオフ状態が示される。
スイッチ部32は、受話信号が音声信号であり、報知音が鳴動している場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、受話信号が音声信号であり、報知音が非鳴動である場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、受話信号が非音声信号であり、報知音が鳴動している場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、受話信号が非音声信号であり、報知音が非鳴動である場合に、スピーカアンプ36をオフ状態にする。図7に戻る。
遅延部44は、前述のごとく、通話処理部30からの受話信号を遅延させる。さらに、鳴動部50からの報知音も遅延させる。ここで、遅延部44における遅延期間は固定値であるとする。D/A部34、スピーカアンプ36、スピーカ24は、報知音を入力した場合、受話信号と同様の処理を実行する。その結果、スピーカ24から報知音が出力される。
本実施例によれば、警報・報知音機能が搭載されていたとしても送話時に通話雑音を低減しつつ、警報・報知音も鳴動できる。また、警報・報知音機能も搭載されるので、通話装置を高機能化できる。なお、本実施例における通話装置10から任意の構成が省略されてもよい。例えば、遅延部44が省略されてもよい。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。スピーカアンプ36で増幅させてからスピーカ24から出力すべき報知音が鳴動しているか、非鳴動しているかを判定する鳴動判定部52をさらに備えてもよい。スイッチ部32は、鳴動判定部52が鳴動していると判定した場合に、スピーカアンプ36をオン状態にしてもよい。
(実施例4)
次に、実施例4を説明する。実施例4は、これまでと同様に、離れた位置からの通話を可能にする通話装置に関する。実施例4においては、通話処理部がエコーキャンセラ処理部であるとする。エコーキャンセラ処理部は、受話信号が送話信号に与える影響を学習し、学習した結果をもとに、送話信号から受話信号をキャンセルする。スピーカアンプをオフ状態にすると、送話信号に受話信号が含まれなくなる。そのため、エコーキャンセラ処理部における学習が発散してしまうおそれがある。これに対応するために、実施例4に係る通話装置は、スピーカアンプをオフ状態において、エコーキャンセラ処理部における学習を停止させる。実施例4に係る通話システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
図9は、本発明の実施例4に係る通話装置10の構成を示す。通話装置10は、デジタル回路20、アナログ回路22、スピーカ24、マイク26を含む。デジタル回路20は、スイッチ部32、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52、エコーキャンセラ処理部60、学習制御部62を含み、エコーキャンセラ処理部60は、音声判定部42を含む。アナログ回路22は、これまでと同様である。
エコーキャンセラ処理部60は、学習処理と、エコーキャンセル処理とを実行する。これらについては公知の技術であるので、ここでは説明を省略する。学習制御部62は、スイッチ部32から、スピーカアンプ36をオン状態にしているか、オフ状態にしているかに関する情報を入力する。
図10は、学習制御部62に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、スピーカアンプ欄230、エコーキャンセラ処理部欄232が含まれる。スピーカアンプ欄230には、スピーカアンプ36のオン状態あるいはオフ状態が示される。エコーキャンセラ処理部欄232は、スピーカアンプ欄230に対応した学習あるいは学習停止が示される。学習制御部62は、スピーカアンプ36がオン状態にされている場合、エコーキャンセラ処理部60に対して学習処理を実行させる。一方、学習制御部62は、スピーカアンプ36がオフ状態にされている場合、エコーキャンセラ処理部60に対して学習処理を停止させる。
本実施例によれば、スピーカアンプ36をオフ状態にしている場合に、エコーキャンセラ処理部の学習処理を停止するので、処理の発散を防止できる。なお、本実施例における通話装置10から任意の構成が省略されてもよい。例えば、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52等、あるいはそれらの組合せが省略されてもよい。
(実施例5)
次に、実施例5を説明する。実施例5は、これまでと同様に、離れた位置からの通話を可能にする通話装置に関する。実施例5においては、通話処理部がボイススイッチ部であるとする。ボイススイッチ部に対してもこれまでと同様の処理が実行される。実施例5に係る通話システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
図11は、本発明の実施例5に係る通話装置10の構成を示す。通話装置10は、デジタル回路20、アナログ回路22、スピーカ24、マイク26を含む。デジタル回路20は、スイッチ部32、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52、ボイススイッチ欄70、損失判定部78を含み、ボイススイッチ欄70は、音声判定部42、損失制御部72、受話側損失挿入部74、送話側損失挿入部76を含む。アナログ回路22は、これまでと同様である。
音声判定部42は、これまでと同様に、受話信号が、音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する。音声判定部42は、判定結果を損失制御部72に出力する。ここで、音声判定部42は、音声信号と判定した場合にフラグ「1」を出力し、非音声信号と判定した場合にフラグ「0」を出力する。なお、判定は、音声判定部42においてなされずに、相手装置14からパケット信号に含めて通知されてもよい。
損失制御部72は、音声判定部42からの判定結果を入力する。損失制御部72は、判定結果に応じて、受話側損失挿入部74、送話側損失挿入部76の損失量をそれぞれ制御する。具体的に説明すると、損失制御部72は、音声判定部42からのフラグ「1」を入力すると、受話側損失挿入部74の損失量が小さくなり、送話側損失挿入部76の損失量が大きくなるように制御する。例えば、受話側損失挿入部74には、利得が「1」になるように0dBの損失量が設定され、送話側損失挿入部76には、xdB(xは、1以上の整数)の損失量が設定される。このような設定は、受話状態ともいえる。
受話側損失挿入部74には、損失制御部72からの指示に応じて損失量が設定される。受話側損失挿入部74は、設定された損失量によって、入力した受話信号を減衰させる。つまり、受話側損失挿入部74は、入力した受話信号に損失を挿入する。受話側損失挿入部74は、減衰させた受話信号(以下、これもまた「受話信号」という)を遅延部44に出力する。また、受話側損失挿入部74は、損失制御部72によって設定された損失量を損失判定部78に出力する。前述の例では、0dBの損失量が設定されるので、受話側損失挿入部74においては、受話信号が減衰されていない。
送話側損失挿入部76には、損失制御部72からの指示に応じて損失量が設定される。送話側損失挿入部76は、設定された損失量によって、A/D部40から入力した送話信号を減衰させる。つまり、送話側損失挿入部76は、入力した送話信号に損失を挿入する。送話側損失挿入部76は、減衰させた送話信号(以下、これもまた「送話信号」という)を出力する。また、送話側損失挿入部76は、損失制御部72によって設定された損失量を損失判定部78に出力する。前述の例では、送話側損失挿入部76から送話信号が実質的に出力されなくなるように、xdBの損失量が設定される。
一方、損失制御部72は、音声判定部42からのフラグ「0」を入力すると、受話側損失挿入部74の損失量が大きくなり、送話側損失挿入部76の損失量が小さくなるように制御する。例えば、受話側損失挿入部74には、利得がxdB(xは、1以上の整数)の損失量が設定され、送話側損失挿入部76には、「1」になるように0dBの損失量が設定される。このような設定は、送話状態ともいえる。受話側損失挿入部74には、損失制御部72からの指示に応じて、xdBの損失量が設定される。受話側損失挿入部74は、xdB減衰された受話信号を遅延部44に出力する。送話側損失挿入部76には、損失制御部72からの指示に応じて、0dBの損失量が設定される。送話側損失挿入部76は、減衰されていない送話信号を出力する。
図12は、通話装置10における処理の概要を示す。横軸が時間を示し、縦軸が信号レベルを示す。時間の経過とともに、音声信号区間244から非音声信号区間246への遷移がなされる。受話信号レベル240は受話側損失挿入部74から出力される受話信号のレベルを示し、送話信号レベル242は送話側損失挿入部76から出力される送話信号のレベルを示す。音声信号区間244において、受話信号レベル240は、受話側損失挿入部74に入力される前の信号レベルと同じであり、送話信号レベル242は、送話側損失挿入部76に入力される前の信号レベルからxdB低下している。タイミングP1からタイミングP2にわたって、受話信号レベル240は低下し、送話信号レベル242は増加する。そのため、タイミングP1からタイミングP2の期間が、遷移期間である。非音声信号区間246のタイミングP2以降において、受話信号レベル240は、受話側損失挿入部74に入力される前の信号レベルからxdB低下し、送話信号レベル242は、送話側損失挿入部76に入力される前の信号レベルと同じである。図11に戻る。
損失判定部78は、受話側損失挿入部74からの損失量を入力するとともに、送話側損失挿入部76からの損失量を入力する。損失判定部78は、受話側損失挿入部74の損失量が0dBであり、送話側損失挿入部76の損失量がxdBである場合に、受話状態と判定する。一方、損失判定部78は、受話側損失挿入部74の損失量がxdBであり、送話側損失挿入部76の損失量が0dBである場合に、送話状態と判定する。なお、受話側損失挿入部74および送話側損失挿入部76の損失がこれら以外の場合、つまり図12の遷移期間の場合において、損失判定部78は、不定状態と判定する。損失判定部78は、判定結果をスイッチ部32に出力する。
スイッチ部32は、損失判定部78からの判定結果を入力するとともに、鳴動判定部52からの判定結果を入力する。スイッチ部32は、受話状態であり、報知音が鳴動している場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、受話状態であり、報知音が非鳴動である場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、送話状態であり、報知音が鳴動している場合に、スピーカアンプ36をオン状態にする。スイッチ部32は、送話状態であり、報知音が非鳴動である場合に、スピーカアンプ36をオフ状態にする。また、スイッチ部32は、不定状態であり、報知音が鳴動している場合に、スピーカアンプ36をオン状態にし、不定状態であり、報知音が非鳴動である場合に、スピーカアンプ36を不定にする。
本実施例によれば、受話側損失挿入部、送話側損失挿入部に連動しながら、スピーカアンプ36のオン状態とオフ状態とを切りかえるので、語頭、語尾切れなく通話できる。なお、本実施例における通話装置10から任意の構成が省略されてもよい。例えば、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52等、あるいはそれらの組合せが省略されてもよい。また、実施例4におけるエコーキャンセラ処理部60、学習制御部62等を備えていてもよい。
(実施例6)
次に、実施例6を説明する。実施例6は、実施例5と同様に、離れた位置からの通話を可能にする通話装置に関し、かつ通話処理部がボイススイッチ部であるとする。実施例5では、受話信号に対して、音声信号であるか、非音声信号であるかを判定している。一方、実施例6では、受話信号に加えて、送話信号に対しても、音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する。実施例6に係る通話システム100は、図1と同様のタイプである。ここでは、差異を中心に説明する。
図13は、本発明の実施例6に係る通話装置10の構成を示す。通話装置10は、デジタル回路20、アナログ回路22、スピーカ24、マイク26を含む。デジタル回路20は、スイッチ部32、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52、ボイススイッチ欄70、送話/受話判定部84を含み、ボイススイッチ欄70は、損失制御部72、受話側損失挿入部74、送話側損失挿入部76、第1音声判定部80、第2音声判定部82を含む。アナログ回路22は、これまでと同様である。
第1音声判定部80は、これまでの音声判定部42と同様の処理を実行し、受話信号が、音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する。第1音声判定部80は、判定結果を損失制御部72、送話/受話判定部84に出力する。ここで、第1音声判定部80は、音声信号と判定した場合にF1フラグ「1」を出力し、非音声信号と判定した場合にF2フラグ「0」を出力する。
第2音声判定部82は、送話信号が、音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する。第2音声判定部82における判定処理は、音声判定部42における判定処理と同様であるので、ここでは説明を省略する。第2音声判定部82は、判定結果を損失制御部72、送話/受話判定部84に出力する。ここで、第2音声判定部82は、音声信号と判定した場合にF2フラグ「1」を出力し、非音声信号と判定した場合にF2フラグ「0」を出力する。
損失制御部72は、第1音声判定部80からの判定結果を入力する。損失制御部72は、判定結果に応じて、受話側損失挿入部74の損失量を制御する。具体的に説明すると、損失制御部72は、第1音声判定部80からのF1フラグ「1」を入力すると、受話側損失挿入部74の損失量を小さく、例えば、0dBに設定する。一方、損失制御部72は、第1音声判定部80からのF1フラグ「0」を入力すると、受話側損失挿入部74の損失量を大きく、例えば、xdBに設定する。
損失制御部72は、第2音声判定部82からの判定結果を入力する。損失制御部72は、判定結果に応じて、送話側損失挿入部76の損失量を制御する。具体的に説明すると、損失制御部72は、第2音声判定部82からのF2フラグ「1」を入力すると、送話側損失挿入部76の損失量を小さく、例えば、0dBに設定する。一方、損失制御部72は、第2音声判定部82からのF2フラグ「0」を入力すると、送話側損失挿入部76の損失量を大きく、例えば、xdBに設定する。
送話/受話判定部84は、第1音声判定部80からのF1フラグと、第2音声判定部82からのF2フラグとを入力する。送話/受話判定部84は、F1フラグとF2フラグとをもとに、スピーカアンプ36をオン状態にするか、オフ状態にするかを判定する。図14は、送話/受話判定部84に記憶されるテーブルのデータ構造を示す。図示のごとく、状態欄270、F1欄272、F2欄274、スピーカアンプ欄276が含まれる。F1欄272とF2欄274に示されたF1フラグの値とF2フラグの値をもとに、スピーカアンプ36の状態を判定する。送話/受話判定部84は、F1フラグが「1」であり、F2フラグが「0」である場合、スピーカアンプ36のオン状態を決定する。一方、送話/受話判定部84は、F1フラグが「0」であり、F2フラグが「1」である場合、スピーカアンプ36のオフ状態を決定する。図13に戻る。
スイッチ部32は、送話/受話判定部84からの判定結果と、鳴動判定部52からの判定結果とを受けつける。スイッチ部32は、送話/受話判定部84からの判定結果がオフ状態であり、鳴動判定部52からの判定結果が報知音の鳴動を示している場合、スピーカアンプ36をオン状態に変更する。この場合以外、スイッチ部32は、鳴動判定部52からの判定結果にしたがってスピーカアンプ36を制御する。
本実施例によれば、受話信号と送話信号のそれぞれに対して、音声信号であるか非音声信号であるかを判定して、処理を実行するので、双方向同時通話が可能でかつ送話時の雑音を低減できる。なお、本実施例における通話装置10から任意の構成が省略されてもよい。例えば、遅延部44、鳴動部50、鳴動判定部52等、あるいはそれらの組合せが省略されてもよい。また、実施例4におけるエコーキャンセラ処理部60、学習制御部62等を備えていてもよい。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 通話装置、 12 ネットワーク、 14 相手装置、 20 デジタル回路、 22 アナログ回路、 24 スピーカ、 26 マイク、 28 通信処理部、 30 通話処理部、 32 スイッチ部、 34 D/A部、 36 スピーカアンプ、 38 マイクアンプ、 40 A/D部、 42 音声判定部、 100 通話システム。

Claims (7)

  1. 本通話装置からの送話信号を受信したときに釦が押し下げられることによって通話を開始する相手装置と接続されたネットワーク側から入力した受話信号を増幅してスピーカに出力するスピーカアンプと、
    前記相手装置の前記釦が押し下げられる前から、マイクから入力した送話信号を増幅してネットワーク側に出力し続けるマイクアンプと、
    ネットワーク側から入力した受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する音声判定部と、
    前記音声判定部が音声信号であると判定した場合に、前記スピーカアンプをオン状態にし、前記音声判定部が音声信号でないと判定した場合に、前記スピーカアンプをオフ状態にし、前記スピーカアンプが前記オフ状態である場合に、前記スピーカから音を出力させなくするスイッチ部と、
    を備えることを特徴とする通話装置。
  2. 前記音声判定部は、受話信号の大きさを測定し、受話信号の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定することを特徴とする請求項に記載の通話装置。
  3. 前記音声判定部は、受話信号の信号対雑音比を測定し、信号対雑音比の大きさがしきい値以上である場合に、受話信号が音声信号であると判定することを特徴とする請求項に記載の通話装置。
  4. 前記スピーカアンプにおいて増幅すべき受話信号を遅延させる遅延部をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通話装置。
  5. 前記スピーカアンプがオフ状態からオン状態に切りかわったタイミングを検出する検出部をさらに備え、
    前記遅延部は、前記検出部においてタイミングが検出されるまで、受話信号を遅延させることを特徴とする請求項に記載の通話装置。
  6. 前記スピーカアンプで増幅させてから前記スピーカから出力すべき報知音が鳴動しているか、非鳴動しているかを判定する鳴動判定部をさらに備え、
    前記スイッチ部は、前記鳴動判定部が鳴動していると判定した場合に、前記スピーカアンプをオン状態にすることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の通話装置。
  7. 第1通話装置と、
    ネットワークを介して前記第1通話装置に接続され、前記第1通話装置からの送話信号を受信したときに釦が押し下げられることによって通話を開始する第2通話装置とを備え、
    前記第1通話装置は、
    前記第2通話装置から入力した受話信号を増幅してスピーカに出力するスピーカアンプと、
    前記第2通話装置の前記釦が押し下げられる前から、マイクから入力した送話信号を増幅してネットワーク側に出力し続けるマイクアンプと、
    ネットワーク側から入力した受話信号が音声信号であるか、非音声信号であるかを判定する音声判定部と、
    前記音声判定部が音声信号であると判定した場合に、前記スピーカアンプをオン状態にし、前記音声判定部が音声信号でないと判定した場合に、前記スピーカアンプをオフ状態にし、前記スピーカアンプが前記オフ状態である場合に、前記スピーカから音を出力させなくするスイッチ部と、
    を備えることを特徴とする通話システム。
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