JP6774280B2 - 歯間清掃具収容体 - Google Patents

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Description

本発明は、歯間清掃具収容体に関する。
従来、種々のタイプの歯間清掃具が提案されており、その1つとして、特許文献1には、次のような歯間清掃具が開示されている。すなわち、この歯間清掃具は、指で把持可能な把持部と、この把持部から一方向に延びる軸部と、が樹脂材料で一体的に形成された清掃具本体を有するとともに、軸部の先端部にブラシを有する清掃部が取り付けられている。このような歯間清掃具は単体で販売されるのではなく、把持部同士を連結部によって連結した、複数の歯間清掃具を有する連結成形体として販売されることが多い。そして、このような連結成形体は、連結部を切断し、歯間清掃具を一つずつ切り離して使用するようになっている。
また、連結成形体を保管したり、携帯したりするためのケースも提案されている。このケースは、底壁とその周囲から起立する側壁を有するケース本体と、このケース本体を覆うカバーとを備えている。そして、ケース本体に連結成形体が収容された後、カバーを閉じれば、連結成形体を保管したり、携帯したりすることが可能となる。
国際公開第2013/176297号公報
ところが、ケースに収容した連結成形体を取り出す際には次のような問題があった。例えば、連結成形体を指でつまんで取り出すとき、衛生上の問題から清掃部をつまんで取り出すことはできない。一方、隣接する把持部同士は連結部で連結されているため、把持部の間に指を入れることはできない。したがって、連結成形体は、ケース内でスライドさせながら取り出すことになるが、ケースの側壁は一定の厚みを有するため、スライドさせても取り出しにくいという問題があった。このように、連結成形体をケースから取り出すのは容易ではなく、改善が要望されていた。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、複数の歯間清掃具が連結された連結成形体をケースから容易に取り出すことができる、歯間清掃具収容体を提供することを目的とする。
本発明に係る歯間清掃具収容体は、底壁、及びその周縁から起立する側壁を有するケース本体と、当該ケース本体における前記底壁とは反対側の開口を開閉自在に覆うカバーと、を有するケースと、前記ケースに収容され、複数の歯間清掃具が連結部によって連結された連結成形体と、を備え、前記歯間清掃具は、使用者の指で把持可能な把持部、及び前記把持部から一方向に延びる軸部を有する清掃具本体と、前記軸部の先端部に取り付けられ、歯間を清掃する清掃部と、を備え、前記軸部は、前記把持部から前記先端部にいくにしたがって幅が狭くなるように延びる円弧状の一対の側面を有しており、前記連結成形体において、隣接する前記歯間清掃具は、前記軸部が同一方向を向くように、前記把持部同士が前記連結部によって連結され、前記ケース本体の側壁は、第1方向に沿う一対の第1側壁と、当該第1方向と直交する第2方向に沿う一対の第2側壁とで矩形状に形成され、前記ケース本体において、少なくとも一方の前記第1側壁に、突部が形成されており、前記連結成形体は、前記軸部の延びる前記一方向が、前記ケース本体の第1方向に沿うように収容され、前記突部は、前記ケース本体に収容された前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面と対向する位置に形成されている。
この構成によれば、歯間清掃具の軸部に円弧状の側面を形成するとともに、ケース本体の側壁において、ケース本体に収容された歯間清掃具の円弧状の側面と対向する位置に、突部が形成されているため、次の効果を得ることができる。連結成形体を取り出すには、把持部を指で押えつつ、ケース本体内で連結成形体を突部側にスライドする。そして、連結成形体の端部に配置されている歯間清掃具の円弧状の側面が突部に当接した後、さらに連結成形体をスライドさせると、円弧状の側面が突部に沿って移動し、これに伴って、端部の歯間清掃具が側壁側にさらにずれるように移動する。これをきっかけとして、連結成形体をさらに移動させると、端部の歯間清掃具は、側壁を乗り越えてケース本体からはみ出す。この状態で、ケース本体からはみ出した歯間清掃具の把持部を親指と人差し指で把持すれば、連結成形体をケース本体から簡単に取り出すことができる。
このように、本発明においては、歯間清掃具の軸部に円弧状の側面を形成し、これに対向するように、ケース本体の側壁に突部を形成しているため、円弧状の側面が突部に沿って移動することにより、端部の歯間清掃具の把持部が側壁側へスライドするのを助長することができる。これにより、端部の歯間清掃具が側壁を乗り越え、ケース本体の外へ移動させることができる。その結果、連結成形体をケース本体から容易に取り出すことができる。
上記歯間清掃具収容体において、前記清掃部は、前記清掃具本体よりも低い硬度を有するエラストマーによって形成されるとともに、前記軸部の一部を被覆するように形成することができる。そして、前記各歯間清掃具において、前記底壁に直交する第3方向における前記清掃部の厚みは、前記清掃具本体の厚みよりも大きく形成することができる。
この構成によれば、清掃部の硬度が、清掃具本体よりも低く、かつ清掃部の厚みが清掃具本体よりも大きいため、ケース本体内で清掃部が滑りにくくなる。そのため、把持部を押圧しつつ連結成形体をスライドさせると、清掃部を中心として、把持部が円を描くように移動させることができる。これにより、円弧状の側面が、突部に沿って移動しやすくなり、その結果、連結成形体をケース本体から取り出しやすくなる。
上記各歯間清掃具収容体においては、前記清掃部の静摩擦係数を、前記清掃具本体の静摩擦係数よりも大きくすることができる。
この構成によれば、ケース本体内で、把持部を押圧しつつ連結成形体をスライドさせると、清掃部がケース内で滑りにくくなる。そのため、清掃部を中心として、把持部が円を描くように移動させることができる。これにより、円弧状の側面が、突部に沿って移動しやすくなり、その結果、連結成形体をケース本体から取り出しやすくなる。
上記各歯間清掃具収容体では、前記把持部において、前記ケース本体の底壁と対向する面に、凹凸を形成することができる。
この構成によれば、把持部に凹凸が形成されているため、把持部と底壁との接触面積を小さくすることができる。これにより、ケース本体内で、把持部を押圧しつつ連結成形体をスライドさせると、把持部がケース内で滑りやすくなる。そのため、清掃部を中心として、把持部が円を描くように移動させることができる。これにより、円弧状の側面が突部に沿って移動しやすくなり、その結果、連結成形体をケース本体から取り出しやすくなる。
上記各歯間清掃具収容体では、前記把持部における、前記第2方向の幅を、前記第3方向の厚みよりも大きくすることができる。
これにより、把持部の形状が偏平状になるため、ケース本体内でスライドさせながら、取り出すことができる。これに対して、把持部が偏平状に形成されていないと、ケース本体内で転がりやすくなり、取り出しにくくなる可能性がある。
上記各歯間清掃具収容体において、前記軸部の側面の形状は円弧状であれば、特には限定されないが、例えば、当該軸部の軸線側に凸となる円弧状に形成することができる。これにより、円弧状の側面を突部に対してさらにスライドさせやすくなる。
上記各歯間清掃具収容体においては、前記把持部を平面視矩形状に形成することができ、前記軸部が設けられている側と反対側の端部の角部を面取りすることができる。
このようにすると、連結成形体をケース本体内でスライドさせたとき、把持部の角部がケース本体の側壁に引っ掛かるのを防止することができる。その結果、連結成形体を容易に取り出すことができる。
上記各歯間清掃具収容体において、前記突部は、前記底壁に直交する第3方向に延びるように形成されており、前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面は、前記連結成形体が前記ケース本体に収容されたとき、前記第3方向と略平行となるように形成することができる。
これにより、歯間清掃具の側面が、ケース本体の突部と接するため、歯間清掃具が突部や側壁を中心として転がるのを抑制することができる。したがって、歯間清掃具がケース本体から不意に落下するのを防止することができる。
本発明に係る歯間清掃具収容体によれば、複数の歯間清掃具が連結された連結成形体をケースから容易に取り出すことができる。
本発明の一実施形態に係る歯間清掃具収容体の分割斜視図である。 本発明の一実施形態に係る歯間清掃具の平面図である。 図2の側面図である。 本発明の一実施形態に係る連結成形体の平面図である。 本発明の一実施形態に係るケースを開いた状態を示す平面図である。 図5の側面図である。 図1の歯間清掃具収容体の使用方法を示す図である。 図1の歯間清掃具収容体の使用方法を示す図である。 図1の歯間清掃具収容体の使用方法を示す図である。 図1の歯間清掃具収容体の使用方法を示す図である。 図1の歯間清掃具収容体の使用方法を示す図である。 本発明に係る歯間清掃具の他の例を示す平面図である。
以下、本発明に係る歯間清掃具収容体の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係る歯間清掃具収容体の分解斜視図である。なお、以下では、説明の便宜上、各図の図面内での方向を基準に説明を行う。この方向の中で、図2における左右方向を幅方向または左右方向、図2における上側を先端側又は前側ということもある。但し、本発明はこの方向の規定により限定されるものではない。
<1.歯間清掃具収容体の概要>
図1に示すように、この歯間清掃具収容体は、複数の歯間清掃具1が連結された連結成形体10と、これを収容するケース2とを、備えている。以下、各部材について詳細に説明する。
<1−1.歯間清掃具>
図2は歯間清掃具の平面図、図3は図2の側面図である。図2及び図3に示すように、歯間清掃具1は、指で把持可能な板状の把持部3と、この把持部3の端部から延びる軸部4とを有する清掃具本体100を備えている。そして、軸部4の先端部には、ブラシ状に形成された清掃部5が取り付けられている。以下では、軸部4の延びる方向を軸方向(一方向)、または前後方向と称し、清掃部5が設けられている側を前端または先端、それとは反対側を後端と称することとする。また、板状の把持部3の面方向において、軸方向と直交する方向を幅方向または左右方向と称し、板状の把持部3の2つの面を結ぶ方向を厚み方向と称することとする。
把持部3は、平面視矩形状の板状に形成されており、厚み方向に対向する第1面31及び第2面32には、凸部33が形成されている。この凸部33は、例えば、デザイン上のもののほか、商品名、商品ロゴを表すものであってもよい。また、把持部3の後端面34は、厚み方向に延びる薄い面であるが、幅方向に延びる中央部341と、その両側から斜め方向に前方へ延びる一対の傾斜部342とで構成されている。
次に、軸部4について説明する。軸部4は、把持部3の先端に連結される第1部位41と、この第1部位41の先端に連結される第2部位42とを有し、これら2つの部位41,42は一体的に形成されている。第1部位41は、平面視三角形状に形成されており、把持部3の先端から前方にいくにしたがって左右方向の幅が狭くなるように形成されている。したがって、第1部位41の両側面411は、軸部4の軸線X側に凸となる円弧状に形成されている。また、各側面411は、厚み方向に延びる平坦面によって形成されている。第2部位42は、第1部位41の先端から前後方向に延びる棒状に形成されており、先端にいくにしたがって幅がわずかに小さくなるように形成されている。
これら把持部3及び軸部4は、樹脂材料により一体的に形成されている。ここで用いられる樹脂材料としては、例えば、ポリプロピレン、ABS、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアセタール等とすることができる。
続いて、清掃部5について説明する。清掃部5は、軸部4の第2部位42の軸方向の中心付近から先端に亘って外周面に薄膜状に被覆される被覆部51と、この被覆部51の外周面から軸方向と直交する方向に突出しブラシとして機能する多数の毛52とを備えており、これらが一体的に形成されている。毛52は、被覆部51の外周面において、前後方向に所定間隔をおいて並び、この前後の列が、被覆部51の周方向の全体に亘って複数形成されている。また、各毛52は、先端にいくにしたがって細くなるように形成されている。このように清掃部5が軸部4を被覆することで、清掃部5の厚みは、把持部3を含む清掃具本体100よりも厚くなっている。
清掃部5を構成する材料としては、例えば、エラストマーを用いることができる。エラストマーとしては、例えば、スチレン系エラストマー、シリコン、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等を用いることができる。このようなエラストマーは、清掃具本体100を構成する材料よりも硬度が低いものを用いることができる。例えば、清掃部5のショアA硬度が10〜50であるとすると、清掃具本体100の硬度は、これよりも高くすることができる。
また、清掃部5を構成するエラストマーは、清掃具本体100を構成する材料よりも静摩擦係数が低いものを用いることができる。例えば、清掃具本体100の静摩擦係数が0.1〜0.4であるとすると、清掃部5の静摩擦係数は清掃具本体1の静摩擦係数よりも大きければ特に限定されないが、0.4〜0.7とすることができる。なお、静摩擦係数は、例えば、JIS K 7125(プラスチック−フィルム及びシート−摩擦係数試験方法)により測定することができる。
<1−2.連結成形体>
図4は連結成形体の平面図である。図4に示すように、連結成形体10は、複数の歯間清掃具1を連結したものである(本実施形態では5個)。図4に示すように、隣接する歯間清掃具1は、把持部3における軸方向の2箇所において、連結部6によって連結されている。連結部6は、薄肉状の部材であり、把持部3と一体的に形成されている。したがって、歯間清掃具1が互いに離間するように力を作用させると、連結部6が破断し、歯間清掃具1を切り離すことができる。
<1−3.ケース>
図5はカバーを開いたケースの平面図、図6は図5の側面図である。図5及び図6に示すように、ケース2は、底壁71及びこの底壁の周縁から起立する側壁72を有するケース本体7と、このケース本体7の側壁72によって構成される開口を塞ぐカバー8と、を備えている。以下、詳細に説明する。
<1−3−1.ケース本体>
ケース本体7の底壁71は、一対の長辺、つまり第1長辺及び第2長辺と、一対の短辺、つまり第1短辺及び第2短辺とを有する平面視矩形状に形成されている。ここでは、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺に対応する側壁72を、それぞれ、第1長側壁721、第2長側壁722、第1短側壁723、及び第2短側壁724と称することとする。また、側壁721〜724の、底壁71と直交する方向を高さ方向(第3方向)と称することとする。
上述した連結成形体10は、歯間清掃具1の前後方向が、ケース本体7の長辺方向(第1方向)と一致するように、ケース2に収容される。したがって、連結成形体10の連結方向が、ケース本体7の短辺方向(第2方向)に沿うように配置される。
底壁71と側壁721〜724との連結部分は円弧状に形成され、滑らかな外形及び内形をなすように形成されている。また、側壁721〜724の高さは小さく、概ね連結成形体10を数枚積層させることができる程度の高さとすることができる。第1長側壁721には、3箇所においてヒンジ73が形成されており、これらヒンジ73よってケース本体7とカバー8とが開閉可能に連結されている。また、第2長側壁722には、板状の第1取っ手部741と第1係止凸部742が形成されている。より詳細に説明すると、第2長側壁722における長辺方向の中心を挟んで一方側には、平面視三角形状の第1取っ手部741が形成されており、この第1取っ手部741の、カバーを閉じた際にカバー8側を向く面には、直方体状の第1係止部材743が配置されている。そして、この第1係止部材743において、第1長側壁721に向く面に、第1係止凹部(図示省略)が形成されており、この第1係止凹部(図示省略)は、カバー8に形成された第2係止凸部842と着脱自在に係止するようになっている。
一方、この第2長側壁722の中心を挟んで他方側には、平面視矩形状の第1係止凸部742が形成されている。この第1係止凸部742は、カバー8に形成された第2係止部材843に設けられた、第2係止凹部(図示省略)と着脱自在に係止するようになっている。
また、第2長側壁722の内壁面において、長辺方向の中央には、突部78が形成されている。この突部78は、高さ方向に延びる矩形の板状に形成されており、連結成形体10がケース本体7に収容されたとき、最も第2長側壁722の近くに配置された右端の歯間清掃具1の軸部4の第1部位41の側面411と対向するようになっている。また、この突部78において、ケース本体7の内側を向く面、つまり、後述するようにケース本体7に収容された歯間清掃具1の側面411と対向する面は、高さ方向及び第2長側壁722と平行に形成されている。
<1−3−2.カバー>
次に、カバー8について説明する。図5及び図6に示すように、カバー8は、矩形状の上壁81と、この上壁81の周縁に沿って延びる側壁82とを備えている。この側壁82は、ケース本体7の側壁721〜724と、それぞれ対向するように形成されており、第1長側壁821、第2長側壁822、第1短側壁823、及び第2短側壁824によって構成されている。また、ケース本体7の第2長側壁722と対向する第2長側壁822には、平面視三角形状の板状の第2取っ手部841と第2係止凸部842が形成されている。より詳細に説明すると、第2取っ手部841は、ケース本体7の第1係止凸部742と対向する位置に形成されている。そして、第2取っ手部841において、カバーを閉じた際にケース本体7側を向く面には、矩形状の第2係止部材843が形成されており、この第2係止部材843において、第1長側壁821を向く面に、ケース本体7の第1係止凸部742が嵌まる第2係止凹部(図示省略)が形成されている。
一方、第2係止凸部842は、ケース本体7の第1係止凹部(図示省略)と対向する位置に配置されており、上述したように、第1係止凹部(図示省略)に着脱自在に嵌まるようになっている。
<2.歯間清掃具収容体の使用方法及び特徴>
次に、上述した歯間清掃具収容体の使用方法について、図7〜図11を参照しつつ説明する。まず、ケース2に収容した連結成形体10の取出方法について説明する。図7に示すように、ケース2に連結成形体10が収容されているとき、右側の歯間清掃具1は、ケース本体7の第2長側壁722の突部78と向き合っている。より詳細には、突部78が、歯間清掃具1における軸部4の第1部位41の側面411と対向するようになっている。そして、図8に示すように、利用者は、連結成形体10の把持部3を親指で底壁71へ押圧しつつ、連結成形体10を右側にスライドする。こうして、右端の歯間清掃具1の第1部位41の円弧状の側面411が突部78に当接した後、さらに連結成形体10を右側にスライドすると、突部78に沿って第1部位41の側面411がスライドする。すなわち、図9に示すように、連結成形体10は、右端の清掃部5を中心として把持部3が円を描くように移動し、右側にさらにずれるように移動する。図10に示すように、この過程で、連結成形体10は、突部78に押圧され、右端の歯間清掃具1が、これに隣接する歯間清掃具1に対して連結部6を介してやや折れ曲がる。
そして、連結成形体10をさらに右側にスライドさせると、図11に示すように、折れ曲がった右端の歯間清掃具1は第2長側壁722を乗り越え、ケース本体7からはみ出る。この状態で、親指と人差し指との間でケース本体7からはみ出た歯間清掃具1を挟持すると、連結成形体10をケース本体7から取り出すことができる。
続いて、右端または左端の歯間清掃具1を連結成形体10から切り離した後、この連結成形体10をケース本体7に戻し、カバー8を閉じる。その後、切り離した歯間清掃具1を用いて歯間の清掃を行う。
以上のように、本実施形態によれば、歯間清掃具1の軸部4に円弧状の側面411を形成し、これに対向するように、ケース本体7の第2長側壁722に突部78を形成しているため、円弧状の側面411が突部78に沿って移動することにより、右端の歯間清掃具1の把持部3が円弧を描くように右側へスライドするのが助長される。これにより、右端の歯間清掃具1が第2長側壁を乗り越え、ケース本体7の外へ移動させることができる。その結果、連結成形体10をケース本体7から容易に取り出すことができる。
本実施形態では、清掃部5の硬度を清掃具本体100よりも低くしたり、清掃部5の厚みを清掃具本体100よりも大きくしたり、あるいは清掃部5の静摩擦係数を清掃具本体100よりも大きくしているが、これによって、清掃部5よりも把持部3がケース本体7に対して滑りやすくなる。その結果、上記のように、右端の歯間清掃具1が、突部78に沿って移動する際に、清掃部5を中心として把持部3が円弧を描くように、さらに右側へスライドするのが助長される。特に、清掃部5をスチレン系エラストマー、把持部3及びケース本体7をポリプロピレンで形成すると、特に把持部3が滑りやすくなる。また、把持部3に凸部33が形成されて、ケース本体7との接触面積を小さくしていることも、滑りやすくなることに寄与している。
また、ケース本体7の内壁面において、側壁72と底壁71との連結部分が円弧状に形成されているため、右端の歯間清掃具1が底壁71から第2長側壁722へとさらにスライドしやすくなり、歯間清掃具1が第2長側壁722を乗り越えやすくすることができる。
また、把持部3の後端面34の角部が面取りされ、傾斜部342が形成されているため、連結成形体10をスライドさせているときに、側壁72に引っ掛かるのを防止することができる。
その一方で、歯間清掃具1の軸部4の円弧状の側面411は、連結成形体10がケース本体7に収容されたとき、突部78の高さ方向と略平行となるように形成されているため、歯間清掃具1の側面411とケース本体7の突部78とが平行に接する。そのため、歯間清掃具1が側壁72を中心として転がることを抑制することができる。したがって、歯間清掃具1がケース本体7から不意に落下するのを防止することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組合せ可能である。
上記のように、連結成形体10をスライドさせて、右端の歯間清掃具1をケース本体7から取り出すには、少なくとも歯間清掃具1の軸部4に円弧状の側面411が形成され、ケース本体7の側壁72に突部78が形成されていることが必要である。したがって、上記実施形態のその他の構成は、把持部3を滑りやすくするための補助的なものであり、本発明の目的のためには、必ずしも必要なものではない。
上記実施形態では、歯間清掃具1の軸部4の側面411は、軸線Xに向かって凸となるように円弧状に形成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、図12のように、複数の曲線を組み合わせたものであってもよい。
歯間清掃具1は、把持部3、軸部4を一体的に形成しているが、別部材であってもよい。また、清掃部5の構成も特には限定されず、上述したブラシ状のほか、歯間の歯垢を掻き出せるような形状であればよい。
上記実施形態では、第2長側壁722に突部78を設けたが、第1長側壁721に突部を設けることもできる。但し、第2長側壁722設ける場合、連結成形体10をスライドさせる際に、カバー8が障害とならないため、好ましい。
ケース2の構成は、上述したように、少なくとも側壁72に突部78が設けられていれば、本発明の目的を達成することができるため、例えばカバー8、取っ手部741,841、側壁72と底壁71との連結構造などは、特には限定されない。
1 歯間清掃具
2 ケース
3 把持部
4 軸部
5 清掃部
7 ケース本体
71 底壁
72 側壁
721 第1長側壁(第1側壁)
721 第2長側壁(第1側壁)
721 第1短側壁(第2側壁)
721 第2短側壁(第2側壁)
8 カバー

Claims (8)

  1. 底壁、及びその周縁から起立する側壁を有するケース本体と、当該ケース本体における前記底壁とは反対側の開口を開閉自在に覆うカバーと、を有するケースと、
    前記ケースに収容され、複数の歯間清掃具が連結部によって連結された連結成形体と、
    を備え、
    前記歯間清掃具は、
    使用者の指で把持可能な把持部、及び前記把持部から一方向に延びる軸部を有する清掃具本体と、
    前記軸部の先端部に取り付けられ、歯間を清掃する清掃部と、
    を備え、
    前記軸部は、前記把持部から前記先端部にいくにしたがって幅が狭くなるように延びる円弧状の一対の側面を有しており、
    前記連結成形体において、隣接する前記歯間清掃具は、前記軸部が同一方向を向くように、前記把持部同士が前記連結部によって連結され、
    前記ケース本体の側壁は、第1方向に沿う一対の第1側壁と、当該第1方向と直交する第2方向に沿う一対の第2側壁とで矩形状に形成され、
    前記ケース本体において、少なくとも一方の前記第1側壁に、突部が形成されており、
    前記連結成形体は、前記軸部の延びる前記一方向が、前記ケース本体の前記第1方向に沿うように収容され、
    前記突部は、前記ケース本体に収容された前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面と対向する位置に形成されている、歯間清掃具収容体。
  2. 前記清掃部は、前記清掃具本体よりも低い硬度を有するエラストマーによって形成されるとともに、前記軸部の一部を被覆するように形成され、
    前記各歯間清掃具において、前記底壁に直交する第3方向における前記清掃部の厚みは、前記清掃具本体の厚みよりも大きい、請求項1に記載の歯間清掃具収容体。
  3. 前記清掃部の静摩擦係数が、前記清掃具本体の静摩擦係数よりも大きい、請求項2に記載の歯間清掃具収容体。
  4. 前記把持部において、前記ケース本体の底壁と対向する面には、凹凸が形成されている、請求項2または3に記載の歯間清掃具収容体。
  5. 前記把持部における、前記第2方向の幅が、前記第3方向の厚みよりも大きい、請求項2から4のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
  6. 前記軸部の側面は、当該軸部の軸線側に凸となる円弧状に形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
  7. 前記把持部は平面視矩形状に形成されており、前記軸部が設けられている側と反対側の端部の角部が面取りされている、請求項1から6のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
  8. 前記突部は、前記底壁に直交する第3方向に延びるように形成されており、
    前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面は、前記連結成形体が前記ケース本体に収容されたとき、前記第3方向と略平行となるように形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
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