JP6774280B2 - 歯間清掃具収容体 - Google Patents
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Description
図1に示すように、この歯間清掃具収容体は、複数の歯間清掃具1が連結された連結成形体10と、これを収容するケース2とを、備えている。以下、各部材について詳細に説明する。
図2は歯間清掃具の平面図、図3は図2の側面図である。図2及び図3に示すように、歯間清掃具1は、指で把持可能な板状の把持部3と、この把持部3の端部から延びる軸部4とを有する清掃具本体100を備えている。そして、軸部4の先端部には、ブラシ状に形成された清掃部5が取り付けられている。以下では、軸部4の延びる方向を軸方向(一方向)、または前後方向と称し、清掃部5が設けられている側を前端または先端、それとは反対側を後端と称することとする。また、板状の把持部3の面方向において、軸方向と直交する方向を幅方向または左右方向と称し、板状の把持部3の2つの面を結ぶ方向を厚み方向と称することとする。
図4は連結成形体の平面図である。図4に示すように、連結成形体10は、複数の歯間清掃具1を連結したものである(本実施形態では5個)。図4に示すように、隣接する歯間清掃具1は、把持部3における軸方向の2箇所において、連結部6によって連結されている。連結部6は、薄肉状の部材であり、把持部3と一体的に形成されている。したがって、歯間清掃具1が互いに離間するように力を作用させると、連結部6が破断し、歯間清掃具1を切り離すことができる。
図5はカバーを開いたケースの平面図、図6は図5の側面図である。図5及び図6に示すように、ケース2は、底壁71及びこの底壁の周縁から起立する側壁72を有するケース本体7と、このケース本体7の側壁72によって構成される開口を塞ぐカバー8と、を備えている。以下、詳細に説明する。
ケース本体7の底壁71は、一対の長辺、つまり第1長辺及び第2長辺と、一対の短辺、つまり第1短辺及び第2短辺とを有する平面視矩形状に形成されている。ここでは、第1長辺、第2長辺、第1短辺、及び第2短辺に対応する側壁72を、それぞれ、第1長側壁721、第2長側壁722、第1短側壁723、及び第2短側壁724と称することとする。また、側壁721〜724の、底壁71と直交する方向を高さ方向(第3方向)と称することとする。
次に、カバー8について説明する。図5及び図6に示すように、カバー8は、矩形状の上壁81と、この上壁81の周縁に沿って延びる側壁82とを備えている。この側壁82は、ケース本体7の側壁721〜724と、それぞれ対向するように形成されており、第1長側壁821、第2長側壁822、第1短側壁823、及び第2短側壁824によって構成されている。また、ケース本体7の第2長側壁722と対向する第2長側壁822には、平面視三角形状の板状の第2取っ手部841と第2係止凸部842が形成されている。より詳細に説明すると、第2取っ手部841は、ケース本体7の第1係止凸部742と対向する位置に形成されている。そして、第2取っ手部841において、カバーを閉じた際にケース本体7側を向く面には、矩形状の第2係止部材843が形成されており、この第2係止部材843において、第1長側壁821を向く面に、ケース本体7の第1係止凸部742が嵌まる第2係止凹部(図示省略)が形成されている。
次に、上述した歯間清掃具収容体の使用方法について、図7〜図11を参照しつつ説明する。まず、ケース2に収容した連結成形体10の取出方法について説明する。図7に示すように、ケース2に連結成形体10が収容されているとき、右側の歯間清掃具1は、ケース本体7の第2長側壁722の突部78と向き合っている。より詳細には、突部78が、歯間清掃具1における軸部4の第1部位41の側面411と対向するようになっている。そして、図8に示すように、利用者は、連結成形体10の把持部3を親指で底壁71へ押圧しつつ、連結成形体10を右側にスライドする。こうして、右端の歯間清掃具1の第1部位41の円弧状の側面411が突部78に当接した後、さらに連結成形体10を右側にスライドすると、突部78に沿って第1部位41の側面411がスライドする。すなわち、図9に示すように、連結成形体10は、右端の清掃部5を中心として把持部3が円を描くように移動し、右側にさらにずれるように移動する。図10に示すように、この過程で、連結成形体10は、突部78に押圧され、右端の歯間清掃具1が、これに隣接する歯間清掃具1に対して連結部6を介してやや折れ曲がる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組合せ可能である。
2 ケース
3 把持部
4 軸部
5 清掃部
7 ケース本体
71 底壁
72 側壁
721 第1長側壁(第1側壁)
721 第2長側壁(第1側壁)
721 第1短側壁(第2側壁)
721 第2短側壁(第2側壁)
8 カバー
Claims (8)
- 底壁、及びその周縁から起立する側壁を有するケース本体と、当該ケース本体における前記底壁とは反対側の開口を開閉自在に覆うカバーと、を有するケースと、
前記ケースに収容され、複数の歯間清掃具が連結部によって連結された連結成形体と、
を備え、
前記歯間清掃具は、
使用者の指で把持可能な把持部、及び前記把持部から一方向に延びる軸部を有する清掃具本体と、
前記軸部の先端部に取り付けられ、歯間を清掃する清掃部と、
を備え、
前記軸部は、前記把持部から前記先端部にいくにしたがって幅が狭くなるように延びる円弧状の一対の側面を有しており、
前記連結成形体において、隣接する前記歯間清掃具は、前記軸部が同一方向を向くように、前記把持部同士が前記連結部によって連結され、
前記ケース本体の側壁は、第1方向に沿う一対の第1側壁と、当該第1方向と直交する第2方向に沿う一対の第2側壁とで矩形状に形成され、
前記ケース本体において、少なくとも一方の前記第1側壁に、突部が形成されており、
前記連結成形体は、前記軸部の延びる前記一方向が、前記ケース本体の前記第1方向に沿うように収容され、
前記突部は、前記ケース本体に収容された前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面と対向する位置に形成されている、歯間清掃具収容体。 - 前記清掃部は、前記清掃具本体よりも低い硬度を有するエラストマーによって形成されるとともに、前記軸部の一部を被覆するように形成され、
前記各歯間清掃具において、前記底壁に直交する第3方向における前記清掃部の厚みは、前記清掃具本体の厚みよりも大きい、請求項1に記載の歯間清掃具収容体。 - 前記清掃部の静摩擦係数が、前記清掃具本体の静摩擦係数よりも大きい、請求項2に記載の歯間清掃具収容体。
- 前記把持部において、前記ケース本体の底壁と対向する面には、凹凸が形成されている、請求項2または3に記載の歯間清掃具収容体。
- 前記把持部における、前記第2方向の幅が、前記第3方向の厚みよりも大きい、請求項2から4のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
- 前記軸部の側面は、当該軸部の軸線側に凸となる円弧状に形成されている、請求項1から5のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
- 前記把持部は平面視矩形状に形成されており、前記軸部が設けられている側と反対側の端部の角部が面取りされている、請求項1から6のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
- 前記突部は、前記底壁に直交する第3方向に延びるように形成されており、
前記歯間清掃具の軸部の円弧状の側面は、前記連結成形体が前記ケース本体に収容されたとき、前記第3方向と略平行となるように形成されている、請求項1から7のいずれかに記載の歯間清掃具収容体。
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