JP6773608B2 - エレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラム - Google Patents

エレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、例えば、表示器に乗りかごの行先階を表示可能なエレベーター制御装置、エレベーター装置及びプログラムに関する。
従来、エレベーター装置の乗りかご内には、乗りかごの現在位置等を表示可能な表示器が備えられている。このような表示器には、例えば、LED(Light Emitting Diode)パネルや液晶パネルが用いられる。
特許文献1には、かごの走行速度に反比例するように表示部の表示文字のサイズを変更制御する技術が開示されている。
特開2001−310882号公報
近年、複数の乗りかごを群管理制御することが可能となっている。乗場に設けられた行先階登録装置を用いて行先階が登録されると、行先階登録装置により号機毎に行先階が割当てられる。そして、エレベーター装置の利用者は、行先階登録装置に表示される号機番号を確認し、この号機番号に対応するエレベーター装置の乗場ドアの近くに移動する。乗りかごが乗場階に到着すると、かごドア及び乗場ドアが開く。乗りかごの出入口枠には、小型の表示器が設けられる。この表示器には、乗りかごに割当てられた行先階を示す行先階表示文字が表示される。このため、利用者は、表示器を見て、乗りかごに割当てられた行先階を確認することができる。
なお、乗りかごの出入口枠に大型の表示器を設置するスペースを確保することができないため、出入口枠には小型の表示器が設置されている。しかし、小型の表示器では表示可能な行先階表示文字の行数が限られていた。そして、一つの号機に多くの行先階が割当てられると、表示器に表示される行先階表示文字の数が多くなる。ここで、全ての行先階表示文字を表示器に表示するため、行先階表示文字のフォントサイズが小さく表示されると視認性が低下する。この結果、利用者は、自身が行先階登録装置に登録した行先階を表示器から確認することが難しかった。
なお、特許文献1に開示された技術を、表示器に行先階表示文字を表示する方法に適用した場合、行先階表示文字が逐次スクロール表示されることとなる。このため、号機に割当てられた行先階の数が多くなると、利用者が登録した行先階の行先階表示文字が表示されるまで時間がかかってしまう。また、多数の行先階表示文字が表示器に表示されると、行先階表示文字のフォントサイズが小さくなるため、利用者が短時間で行先階を確認することが難しかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、利用者が乗りかごに乗車する前に、乗りかごに割当てられた行先階を確認しやすくすることを目的とする。
本発明に係るエレベーター制御装置は、行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を受信する送受信部と、号機毎に設けられ、行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、号機毎に割当てられた行先階の数に応じて、行先階表示文字の表示形態を、固定表示、登録された行先階の数が表示器の表示可能行数より多く、かつ表示器の表示可能行数に所定数を加えた数未満である場合に、乗りかごの昇降方向に合わせて行先階表示文字をスクロールして表示するスクロール表示、又はページ切替表示のいずれかに切替える指示を送受信部を通じて表示器に送信する表示制御部と、を備え、表示制御部は、行先階登録装置から登録された行先階を送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、乗りかごのサービス行程に合わせて登録された行先階の数を号機毎に判定する行先階登録数判定部と、登録された行先階の数に応じて行先階表示文字の表示形態を号機毎に切替えて、表示器に行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える。
また、本発明に係るエレベーター制御装置は、行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を受信する送受信部と、号機毎に設けられ、行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、号機毎に割当てられた行先階の数に応じて、行先階表示文字の表示形態を、固定表示、スクロール表示、又は、登録された行先階の数が表示器の表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、表示器の表示可能行数のページ毎に切替えて行先階表示文字を表示するページ切替表示のいずれかに切替える指示を送受信部を通じて表示器に送信する表示制御部と、を備え、表示制御部は、行先階登録装置から登録された行先階を送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、乗りかごのサービス行程に合わせて登録された行先階の数を号機毎に判定する行先階登録数判定部と、登録された行先階の数に応じて行先階表示文字の表示形態を号機毎に切替えて、表示器に行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える。
本発明によれば、乗りかごに割当てられた行先階の数に応じて複数の行先階表示文字の表示形態を切替えることにより、例えば、小型の表示器であっても、行先階表示文字の視認性が向上し、利用者が行先階を確認しやすくなる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係るエレベーター装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例に係る乗りかごの内部から、かごドアが配置された面を見た様子の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例に係る乗場から、乗りかご内を見た様子の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る出入口枠表示器の設置場所を示す乗りかごの平面図である。 本発明の一実施の形態に係る計算機のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る表示制御部による出入口枠表示器の表示形態の制御の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る固定表示に制御された出入口枠表示器の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るスクロール表示に制御された出入口枠表示器の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係るページ切替表示に制御された出入口枠表示器の表示例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、エレベーター装置10の内部構成例を示すブロック図である。
エレベーター装置10は、乗りかご1a〜1n、エレベーター制御装置2及び行先階登録装置4を備え、不図示の昇降路内を昇降する複数の乗りかご1a〜1nの運行を群管理制御する、いわゆる群管理エレベーター装置である。乗りかご1a〜1nの運行は、エレベーター制御装置2の不図示の群管理制御部により制御される。
乗りかご1a〜1nは、不図示のロープにより昇降路内に吊持され、不図示の巻上機によりロープが巻上げられることにより昇降路内を昇降する。乗りかご1a〜1nには、1号機からn号機までの号機番号が1台ずつ割り振られている。このため、乗りかご1a〜1nは、号機番号により識別可能である。号機番号として、数字以外にも英字、英数字の組み合わせが用いられる。
乗りかご1a内には、乗りかご1aに割当てられた行先階に相当する行先階表示文字を表示可能な出入口枠表示器3a(表示器の一例)が設けられる。出入口枠表示器3aは、乗りかご1a内の出入口枠7a(後述する図4)に設置されており、乗りかご1aに割当てられた行先階を行先階表示文字により表示可能である。利用者は、乗りかご1aが乗車階に到着すると、出入口枠表示器3aに表示される行先階表示文字を見て、自身が行先階登録装置4に登録した行先階に乗りかご1aが移動するか確認可能である。乗りかご1aと同様に、乗りかご1n内にも乗りかご1nに割当てられた行先階に相当する行先階表示文字を表示可能な出入口枠表示器3nが設けられる。このように出入口枠表示器3a〜3nは、号機毎に設けられている。
なお、乗りかご1a〜1nの構成は同じであるため、以下、乗りかご1aの号機に行先階が割当てられたものとして説明する。
行先階登録装置4は、各階の乗場入口に設けられており、利用者が行先階を登録するために用いられる。この行先階登録装置4は、例えば、行先階を入力するテンキー釦や登録された行先階、及び行先階が割当てられた乗りかご1aの号機番号を表示する液晶パネルを有している。行先階登録装置4の液晶パネルと、乗りかご1a内の出入口枠表示器3aの液晶パネルとは、同一品としてもよい。利用者が行先階登録装置4を操作して行先階を登録すると、行先階登録装置4が乗りかご1aの号機毎に行先階を割当て、行先階が割当てられた乗りかご1aの号機番号が表示される。利用者は、行先階登録装置4に表示された号機番号を確認して、乗場に行き、この号機番号が表示される乗場ドア8aの近くで乗りかご1aの到着を待つ。乗りかご1aが到着すると、利用者が出入口枠表示器3aに表示された行先階表示文字を確認し、乗りかご1aに乗り込む。利用者が乗り込んだ乗りかご1aが行先階に移動した後、利用者は、登録した行先階で降車することができる。
エレベーター制御装置2は、乗りかご1aの運行を統括制御する。乗りかご1aの運行とは、行先階登録装置4の設置階に乗りかご1aを着床し、乗りかご1aに利用者を乗車可能とした後、利用者が行先階登録装置4に登録した行先階に乗りかご1aを移動して、行先階にて乗りかご1aから利用者を降車可能とすることである。
エレベーター制御装置2は、送受信部21、表示制御部22を備える。
送受信部21は、出入口枠表示器3a〜3n及び行先階登録装置4に接続されており、出入口枠表示器3a〜3n及び行先階登録装置4との間で各種の情報を送受信することが可能である。このため、送受信部21は、行先階登録装置4に登録され、乗りかご1a〜1nの号機毎に行先階登録装置4により割当てられた行先階を受信し、表示制御部22に行先階を送信する。
表示制御部22は、送受信部21から受信した行先階に基づいて、行先階表示文字情報を生成し、行先階が割当てられた号機の出入口枠表示器3a〜3nのいずれかに行先階表示文字を表示する制御を行う。ここでは、出入口枠表示器3aに行先階表示文字を表示する制御が行われる。そして、表示制御部22は、出入口枠表示器3aに対して、割当てられた行先階の数に応じて、行先階表示文字の表示形態を切替える指示を送受信部21を通じて出入口枠表示器3aに送信する。この表示制御部22は、行先階情報取得部23、行先階登録数判定部24、表示切替制御部25、表示可能行数情報取得部26、記憶部27を備える。
行先階情報取得部23は、行先階登録装置4に登録された行先階を送受信部21を通じて取得する。この行先階は、行先階登録装置4により号機毎に割当てられた状態である。
行先階登録数判定部24は、行先階情報取得部23が取得した、サービス行程(乗りかご1aの昇り又は降りの一方向)に合わせて割当てられた行先階の数(以下、「行先階登録数」と呼ぶ)を号機毎に判定する。
表示切替制御部25は、登録された行先階の数に応じて行先階表示文字の表示形態を号機毎に切替えて、出入口枠表示器3aに行先階表示文字を表示させる制御を行う。行先階表示文字の表示形態は、固定表示(図7)、スクロール表示(図8)、又はページ切替表示(図9)のいずれかである。
表示可能行数情報取得部26は、出入口枠表示器3aが表示可能な行先階表示文字の行数情報を、送受信部21を介して出入口枠表示器3aから取得する。表示可能行数とは、1回で出入口枠表示器3aが表示可能な行先階表示文字の行数である。例えば、出入口枠表示器3aの表示可能行数が4行である。表示可能行数情報取得部26が動作するタイミングは、例えば、エレベーター装置10を建屋等に設置したときに行われる初期設定時である。
記憶部27は、出入口枠表示器3aの仕様に関する情報等を記憶する。出入口枠表示器3aの仕様に関する情報として、例えば、表示可能行数情報の他、行先階表示文字のフォント、フォントサイズ等がある。
出入口枠表示器3aは、例えば、乗りかご1aの出入口枠7aに配置される液晶パネルで構成されている。この液晶パネルには小型の汎用品が用いられる。出入口枠表示器3aは、例えば、予め定められたフォント及びフォントサイズで4行分の行先階表示文字を表示可能である。そして、出入口枠表示器3aは、表示切替制御部25の指示により、行先階登録数(行先階表示文字の行数情報)に応じて行先階表示文字の表示形態を変更する。
例えば、行先階登録数(行先階表示文字の行数情報)が表示可能行数である4行以下であれば、出入口枠表示器3aは、行先階表示文字を固定表示する。また、行先階登録数が表示可能行数+2行以下、すなわち5行又は6行であれば、出入口枠表示器3aは、縦方向に行先階表示文字をスクロール表示する。なお、所定数の一例として「3」が設定された場合、「行先階登録数が表示可能行数+2行以下」とは、「行先階登録数が表示可能行数+3行未満」と同じ意味である。そして、行先階登録数が表示可能行数+3行以上、すなわち7行以上であれば、出入口枠表示器3aは、ページ切替表示にて行先階表示文字を表示する。各表示形態の詳細な例については後述する図7〜図9に示す。
図2は、乗りかご1aの内部から、かごドア5aが配置された面を見た様子の例を示す説明図である。図2ではかごドア5aが閉じた状態の様子が示される。
乗りかご1aには、昇降方向や現在の昇降位置などを表示するかご内表示部11aと、行先階やドアの開閉などを指示するかご内操作盤12aが配置されている。かご内表示部11aの表示内容は表示制御部22により制御される。また、かご内操作盤12aにより操作された指示内容はエレベーター制御装置2に送信される。なお、乗りかご1aには、かご内操作盤12aを設けない構成としてもよい。
かごドア5aの周囲を囲む出入口枠7aの右側面と左側面に2つの出入口枠表示器3aが配置される。出入口枠表示器3aは、かごドア5aが開閉する方向と直交する方向に表示面が配置され、出入口枠7aの厚さに収まるような細長い四角形状とされている。図2に示すように、かごドア5aが閉まっている状態では、出入口枠表示器3aに表示された行先階表示文字は、乗りかご1a内の乗客しか見ることができない。
図3は、乗場から、乗りかご1a内を見た様子の例を示す説明図である。図3では、かごドア5a及び乗場ドア8aが開いた状態の様子が示される。
乗場には、各号機の乗場ドア8aが設置され、乗りかご1aが到着した際に、乗りかご1aのかごドア5aと連動して乗場ドア8aが開閉する。乗場ドア8aの上側には、各号機の乗りかごの運転方向を表示する運転方向表示部13aと、各号機に登録された行先階等を表示する乗場案内表示部14aとが設けられている。運転方向表示部13a、乗場案内表示部14aの表示内容は表示制御部22により制御される。かごドア5a及び乗場ドア8aが開いている状態では、乗りかご1a内の乗客だけでなく、乗場にいる乗客であっても、出入口枠表示器3aに表示された内容を見ることができる。
図4は、出入口枠表示器3aの設置場所を示す乗りかご1aの説明図である。図4には、かごドア5a及び乗場ドア8aが開いた状態であって、乗りかご1aを上側から見た様子が示される。
乗りかご1aにはかごドア5aが取付けられる。乗りかご1aに利用客が出入りする出入口には出入口枠7aが設けられる。出入口枠表示器3aは、出入口枠7aの内側の2箇所(左側面及び右側面)に配置される。このため、乗りかご1aが乗場に到着し、かごドア5aと、乗場に取付けられる乗場ドア8aとが共に開くと、乗場にいる利用者が出入口枠表示器3aに表示された行先階表示文字を確認することができる。
ただし、出入口枠表示器3aは、出入口枠7aの内側の1箇所だけに配置されてもよい。例えば、利用者が行先階登録装置4に行先階を登録した後、乗りかご1aの前に移動するときの進行方向が図4の左から右の方向である場合、出入口枠表示器3aは、進行方向正面に当たる右側の出入口枠表示器3aだけが設けられていてもよい。例えば、図4の乗場にいる利用者の破線矢印で示される視線方向に出入口枠表示器3aがあるため、利用者は、出入口枠表示器3aの表示内容を視認しやすい。
乗場壁面には、各号機に登録された行先階等を表示する乗場案内表示部9が設けられており、利用者は、乗場案内表示部9に表示される号機番号により、行先階が割当てられた乗りかご1aの場所を確認できる。
行先階登録装置4に行先階を登録した利用者は、乗場に来ると、号機毎に表示される号機番号により、乗り込む乗りかご1aの号機番号を確認する。そして、乗りかご1aが乗場に到着すると、かごドア5a及び乗場ドア8aが開くと、利用者は、出入口枠表示器3aに表示される行先階表示文字を確認する。これにより利用者は、乗り込もうとする乗りかご1aの行先階が、自身が登録した行先階であることを確認できる。利用者が乗りかご1aに乗り込んだ後、かごドア5a及び乗場ドア8aが閉じる。そして、乗りかご1aは、登録された行先階に移動する。
次に、エレベーター制御装置2を構成する計算機Cのハードウェア構成を説明する。
図5は、計算機Cのハードウェア構成例を示すブロック図である。
計算機Cは、いわゆるコンピュータとして用いられるハードウェアである。計算機Cは、バスC4にそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)C1、ROM(Read Only Memory)C2、RAM(Random Access Memory)C3を備える。さらに、計算機Cは、不揮発性ストレージC5、ネットワークインターフェイスC6を備える。
CPU C1は、本実施の形態例に係る各機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM C2から読み出して実行する。RAM C3には、演算処理の途中に発生した変数やパラメーター等が一時的に書き込まれる。表示制御部22の機能は、CPU C1が実行するプログラムにより実現される。
不揮発性ストレージC5としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ等が用いられる。この不揮発性ストレージC5には、OS(Operating System)、各種のパラメーターの他に、計算機Cを機能させるためのプログラムが記録されている。ROM C2、不揮発性ストレージC5は、CPU C1が動作するために必要なプログラムやデータ等を記録しており、計算機Cによって実行されるプログラムを格納したコンピュータ読取可能な非一過性の記録媒体の一例として用いられる。このため、ROM C2、不揮発性ストレージC5には、このプログラムが永続的に格納される。記憶部27の機能は、ROM C2、RAM C3、不揮発性ストレージC5により実現される。
ネットワークインターフェイスC6には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられ、端子が接続されたLAN(Local Area Network)、専用線等を介して各種のデータを装置間で送受信することが可能である。送受信部21の機能は、ネットワークインターフェイスC6により実現される。
次に、表示制御部22による表示制御、及び出入口枠表示器3aの表示例について、図6〜図9を参照して説明する。
図6は、表示制御部22による出入口枠表示器3aの表示形態の制御の例を示すフローチャートである。
建屋にエレベーターを据え付ける際、送受信部21を介して、乗りかご1aの出入口枠表示器3aと表示制御部22が接続される。このとき、表示可能行数情報取得部26は、出入口枠表示器3aから、表示可能行数情報を含む出入口枠表示器3aの仕様に関する情報を取得し、記憶部27に記憶する(S1)。以降の処理では、記憶部27に記憶された出入口枠表示器3aの仕様に関する情報が用いられる。
エレベーター装置10の通常運転時、行先階登録装置4は、利用者が行先階登録装置4を操作して登録した行先階毎に号機を割当てる。ここでは、乗りかご1aに行先階が割当てられたとする。そして、行先階情報取得部23は、行先階登録装置4により割当てられた乗りかご1aの行先階情報を、割当てられた号機の情報と共に、送受信部21を介して行先階登録装置4から取得する(S2)。
次に、行先階登録数判定部24は、乗りかご1aのサービス行程において登録された行先階登録数を号機毎に判定する(S3)。行先階登録数判定部24による判定結果は、表示可能行数以下、表示可能行数+2行以下、表示可能行数+3行以上のいずれかとなる。
ステップS3にて行先階登録数の判定結果が、表示可能行数以下である場合、表示切替制御部25は、送受信部21を通じて、出入口枠表示器3aを固定表示に制御する(S4)。例えば、行先階登録数が4つであれば、表示切替制御部25は固定表示にて行先階表示文字を表示するよう送受信部21を介して出入口枠表示器3aに指令を出力する。そして、出入口枠表示器3aが固定表示に制御される。
図7は、固定表示に制御された出入口枠表示器3aの表示例を示す説明図である。
固定表示は、登録された行先階の数が出入口枠表示器3aの表示可能行数以下である場合に、登録された行先階の行先階表示文字を表示する形態である。
例えば、乗りかご1aの行先階が、8階床、10階床、16階床及び28階床であるとする。このとき、行先階登録数が4つである。このため、出入口枠表示器3aは、行先階表示文字である「8、10、16、28」を表示し、乗りかご1aの運転方向を示す上向き矢印31を表示する。このため、利用者は、自身が登録した行先階をすぐに確認することができる。
ステップS3にて行先階登録数の判定結果が、表示可能行数+2行以下である場合、表示切替制御部25は、送受信部21を通じて、出入口枠表示器3aをスクロール表示に制御する(S5)。例えば、サービス行程における乗りかご1aの行先階の数が6つであれば、行先階表示文字の数は、出入口枠表示器3aの表示可能行数を超えている。このため、表示切替制御部25はスクロール表示にて行先階表示文字を表示するよう送受信部21を介して出入口枠表示器3aに指令を出力する。そして、出入口枠表示器3aがスクロール表示に制御される。
図8は、スクロール表示に制御された出入口枠表示器3aの表示例を示す説明図である。
スクロール表示は、登録された行先階の数が出入口枠表示器3aの表示可能行数より多く、かつ出入口枠表示器3aの表示可能行数に所定数(例えば、「3」)を加えた数未満である場合に、乗りかご1aの昇降方向に合わせて行先階表示文字をスクロールして表示する形態である。
例えば、サービス行程が昇り方向であって、乗りかご1aの行先階が、2階床、8階床、16階床、24階床、26階床及び28階床であるとする。このとき、行先階登録数が6つである。そして、乗りかご1aのサービス行程の方向を示す上向き矢印31が画面の上に表示される。
そして、出入口枠表示器3aは、図8Aに示すように「16、24、26、28」を始めに表示する。そして、0.5秒後に、出入口枠表示器3aは、上方向に画面をスクロールする。このとき、出入口枠表示器3aは、「28」をスライドアウトして、図8Bに示すように「8、16、24、26」を表示する。さらに、0.5秒後に出入口枠表示器3aは、上方向に画面をスクロールし、「26」をスライドアウトする。このとき、出入口枠表示器3aは、図8Cに示すように「2、8、16、24」を表示する。ここで、出入口枠表示器3aは、画面の上にスクロールの方向を示す三角形の上向きマーク33を表示する。上向きマーク33は、出入口枠表示器3aに表示しきれない行先階表示文字があることを示す情報の一例である。
逆に、サービス行程が降り方向であって、乗りかご1aの行先階が、1階床、2階床、3階床、20階床、22階床、26階床であるとする。このときも行先階登録数が6つであり、乗りかご1aのサービス行程の方向を示す下向き矢印32が画面の下に表示される。
そして、出入口枠表示器3aは、図8Dに示すように「3、20、22、26」を始めに表示する。そして、0.5秒後に、出入口枠表示器3aは、下方向に画面をスクロールする。このとき、出入口枠表示器3aは、「26」をスライドアウトして、図8Eに示すように「2、3、20、22」を表示する。さらに、0.5秒後に出入口枠表示器3aは、下方向に画面をスクロールし、「22」をスライドアウトする。このとき、出入口枠表示器3aは、図8Fに示すように「1、2、3、20」を表示する。ここで、出入口枠表示器3aは、画面の下にスクロールの方向を示す三角形の下向きマーク34を表示する。下向きマーク34についても、出入口枠表示器3aに表示しきれない行先階表示文字があることを示す情報の一例である。
出入口枠表示器3aに上向きマーク33又は下向きマーク34が表示されると、利用者は、出入口枠表示器3aが固定表示ではなく、スクロール表示されていることが分かる。このため、利用者は、現在、出入口枠表示器3aに表示された行先階表示文字に登録した行先階が表示されていなくても、行先階表示文字がスクロール表示されることにより、登録した行先階が表示されるまで待って、行先階を確認することができる。
ステップS3にて行先階登録数の判定結果が、表示可能行数+3行以上である場合、表示切替制御部25は、送受信部21を通じて、出入口枠表示器3aをページ切替表示に制御する(S6)。例えば、サービス行程における乗りかご1aの行先階の数が8行であれば、行先階表示文字の数は、出入口枠表示器3aの表示可能行数を超えている。このため、表示切替制御部25はスクロール表示にて行先階表示文字を表示するよう送受信部21を介して出入口枠表示器3aに指令を出力する。そして、出入口枠表示器3aがページ切替表示に制御される。
図9は、ページ切替表示に制御された出入口枠表示器3aの表示例を示す説明図である。
ページ切替表示は、登録された行先階の数が出入口枠表示器3aの表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、表示可能行数のページ毎に切替えて行先階表示文字を表示する形態である。
例えば、乗りかご1aの行先階が、2階床、8階床、16階床、M22階床、M22B階床、24階床、26階床及び28階床であるとする。このとき、行先階登録数が8つである。しかし、出入口枠表示器3aが一度に表示可能な行先階表示文字の行数は4行である。このため、出入口枠表示器3aは、図9Aに示すように「M22B、24、26、28」の4行の行先階表示文字を表示する。このとき画面下部には「PAGE1」と表示され、次ページがあることを報知する。次に、所定時間後に、図9Bに示すように、「2、8、16、M22」の4行の行先階表示文字を表示する。このとき画面下部には「PAGE2」と表示される。このように画面下部に「PAGE」と表示されることで、利用者はページ切替表示が行われていると気付くことができる。
「PAGE2」が表示された所定時間後には、再び図9Aに示すように「M22B、24、26、28」の4行の行先階表示文字を表示する。このように出入口枠表示器3aには、所定時間毎にページが切替えて表示される。このため、多くの行先階が乗りかご1aに割当てられていても利用者は行先階を確認しやすくなる。
上述したようにステップS4,S5,S6のいずれかの表示形態により出入口枠表示器3aに表示された行先階表示文字を利用者が確認できる。そして、利用者は、登録した行先階に乗りかご1aが移動することが確認すると、乗りかご1aに乗り込む。これにより利用者は、登録した行先階に移動することが可能となる。
以上説明した一実施の形態に係るエレベーター装置10では、行先階が割当てられた号機のサービス行程における行先階の数に応じて表示切替制御部25が出入口枠表示器3aによる行先階表示文字の表示形態が切替えられる。この表示形態は、固定表示、スクロール表示、又はページ切替表示のいずれかとなる。このため、表示可能行数が限られる小型の出入口枠表示器3aであっても、行先階表示文字の視認性が向上し、利用者が行先階を確認しやすくなる。そして、利用者は比較的遠くからでも行先階表示文字を確認し、スムーズに乗りかご1aに乗り込むことができる。このため、乗りかご1aの出入口付近(かごドア5a,乗場ドア8a)における混雑を緩和し、乗車時間の短縮を図ることができる。
また、出入口枠表示器3aの液晶パネルとして、全ての行先階を表示可能な専用の大型液晶パネルを必要とせず、汎用の小型液晶パネルを用いることができる。このため、保守性の向上を図ると共に、コストの低減を図ることができる。
なお、出入口枠表示器3aは、乗りかご1の出入口枠7aではなく、各階の乗場の出入口枠等に設置してもよい。この場合、利用者は、乗場ドア8a及びかごドア5aが開く前に、乗りかご1aに割当てられた行先階を確認することができる。
また、出入口枠表示器3aの視認性が低下しない程度に、出入口枠表示器3aに表示される行先階表示文字の大きさを変更したり、行間を詰めたりしてもよい。例えば、出入口枠表示器3aが、ある大きさのフォントサイズでは4行までしか表示できなければ、フォントサイズを少し小さくすることで5行まで表示してもよい。
本実施の形態に係るプログラムを既存のエレベーター制御装置2にインストールすることで、本実施の形態に係る送受信部21及び表示制御部22の機能を実現することが可能である。このため、エレベーター制御装置2の機能追加を容易に行うことができる。また、既存のエレベーター装置に設けられている古いエレベーター制御装置を、本実施の形態に係るエレベーター制御装置2に交換するメンテナンスサービスも容易に行うことができる。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1a〜1n…乗りかご、2…制御装置、3a〜3n…出入口枠表示器、4…行先階登録装置、10…エレベーター装置、21…送受信部、22…表示制御部、23…行先階情報取得部、24…行先階登録数判定部、25…表示切替制御部、26…表示可能行数情報取得部、27…記憶部

Claims (9)

  1. 行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を受信する送受信部と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記行先階表示文字の表示形態を、固定表示、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数より多く、かつ前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数未満である場合に、前記乗りかごの昇降方向に合わせて前記行先階表示文字をスクロールして表示するスクロール表示、又はページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する表示制御部と、を備え
    前記表示制御部は、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する行先階登録数判定部と、
    登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える
    エレベーター制御装置。
  2. 前記固定表示は、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数以下である場合に、登録された前記行先階の前記行先階表示文字を表示する形態である
    請求項に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記スクロール表示では、前記表示器に表示しきれない前記行先階表示文字があることを示す情報が前記乗りかごの昇降方向に合わせて表示される
    請求項1又は2に記載のエレベーター制御装置。
  4. 前記ページ切替表示は、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、前記表示器の表示可能行数のページ毎に切替えて前記行先階表示文字を表示する形態である
    請求項1〜のいずれか一項に記載のエレベーター制御装置。
  5. 行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を受信する送受信部と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記行先階表示文字の表示形態を、固定表示、スクロール表示、又は、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、前記表示器の表示可能行数のページ毎に切替えて前記行先階表示文字を表示するページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する行先階登録数判定部と、
    登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える
    エレベーター制御装置。
  6. 昇降路を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごの行先階が登録され、前記乗りかごの号機毎に前記行先階を割当てる行先階登録装置と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を示す行先階表示文字を表示する表示器と、
    エレベーター制御装置と、を備え、
    前記エレベーター制御装置は、
    前記行先階登録装置に登録され、前記乗りかごの号機毎に割当てられた前記行先階を受信する送受信部と、
    前記表示器に対して、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記行先階表示文字の表示形態を、固定表示、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数より多く、かつ前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数未満である場合に、前記乗りかごの昇降方向に合わせて前記行先階表示文字をスクロールして表示するスクロール表示、又はページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する表示制御部と、を備え
    前記表示制御部は、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する行先階登録数判定部と、
    登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える
    エレベーター装置。
  7. 昇降路を昇降する乗りかごと、
    前記乗りかごの行先階が登録され、前記乗りかごの号機毎に前記行先階を割当てる行先階登録装置と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を示す行先階表示文字を表示する表示器と、
    エレベーター制御装置と、を備え、
    前記エレベーター制御装置は、
    前記行先階登録装置に登録され、前記乗りかごの号機毎に割当てられた前記行先階を受信する送受信部と、
    前記表示器に対して、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記行先階表示文字の表示形態を、固定表示、スクロール表示、又は、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、前記表示器の表示可能行数のページ毎に切替えて前記行先階表示文字を表示するページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する行先階情報取得部と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する行先階登録数判定部と、
    登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行う表示切替制御部と、を備える
    エレベーター装置。
  8. 行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を送受信部を通じて前記行先階登録装置から受信する手順と、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する手順と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する手順と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、前記サービス行程に合わせて登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行い、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記表示形態を、固定表示、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数より多く、かつ前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数未満である場合に、前記乗りかごの昇降方向に合わせて前記行先階表示文字をスクロールして表示するスクロール表示、又はページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する手順と、をコンピューターに実行させるための
    プログラム。
  9. 行先階登録装置に登録され、昇降路を昇降する乗りかごの号機毎に割当てられた行先階を送受信部を通じて前記行先階登録装置から受信する手順と、
    前記行先階登録装置から登録された前記行先階を前記送受信部を通じて取得する手順と、
    前記乗りかごのサービス行程に合わせて登録された前記行先階の数を前記号機毎に判定する手順と、
    前記号機毎に設けられ、前記行先階を表す行先階表示文字を表示する表示器に対して、前記サービス行程に合わせて登録された前記行先階の数に応じて前記行先階表示文字の表示形態を前記号機毎に切替えて、前記表示器に前記行先階表示文字を表示させる制御を行い、前記号機毎に割当てられた前記行先階の数に応じて、前記行先階表示文字の表示形態を、固定表示、スクロール表示、又は、登録された前記行先階の数が前記表示器の表示可能行数に所定数を加えた数以上である場合に、前記表示器の表示可能行数のページ毎に切替えて前記行先階表示文字を表示するページ切替表示のいずれかに切替える指示を前記送受信部を通じて前記表示器に送信する手順と、をコンピューターに実行させるための
    プログラム。
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