JP6773286B2 - 流体充填レンズの作動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、流体充填キャビティ(空洞、空間)の境界を成す膨張性の膜を備える可変焦点距離レンズのための作動機構に関し、この種のレンズでは、焦点距離が、膜の膨張につれて膜の曲率とともに変化する。
これらの流体充填レンズの用途は様々である。そのひとつは、流体充填レンズを用いて老眼に対処できるメガネでの用途である。これは、中年にさしかかって始まる、近くの物体に焦点を合わせる眼の能力の低下という人を見舞う症状である。この症状は次第に進行し、その結果、多くの人は読み易くするために視力矯正が欠かせない。症状は、近視又は他の視覚障害と組み合わさっていることが多く、異なる視距離に対し異なる処方が必要である。例えば、近視の人は、球面レンズ度数−5度(ディオプタ)に加え、読書のような接近した仕事のためには+2度が必要であるかもしれない。この追加の+2度は、読書のための眼の焦点合わせできない分を補償する。接近した仕事に集中しているとき、ユーザは膜の膨張の度合いを増加させることができ、流体充填レンズは、それによって老眼に対処することが可能になる。流体充填レンズを、近視等の他の障害を矯正する剛性レンズと併せて用いてもよく、必要に応じて、単に光学的な度数を加算するだけのために膨張させるようにしてもよい。
これらのレンズ内で膜の膨張を制御する方法は多様である。例えば、第1の変形例では、レンズと流体連通するリザーバの容積を調節してもよい。リザーバの容積が収縮するとともに、過剰な流体はレンズ内へ強制的に入れられて膜を膨張させる。同様に、リザーバの容積が再び拡張すると、膜の表面張力が流体を強制的にリザーバへ戻し、膜は元の形状に戻る。各レンズは専用のリザーバを有する。
第2の変形例において、レンズは、膜が境界を成すキャビティを占有する一定の体積の流体で封止される。キャビティの大きさ(サイズ)は、典型的にはレンズの外縁まわりの要衝ポイントで作動力をかけることによって変えることができる。流体の体積は一定であるので、膜はそれを収容するために膨張しなければならず、レンズの光学的な度数は増加する。作動力をなくしてレンズの弛緩が可能になると、キャビティはその元の大きさに復帰し、膜はその元の形状に戻る。
一般に、両方のレンズの光学的な度数を一緒に調節することが望ましい。というのは、両レンズを別々に調節すると一方の眼だけがかすんでしまい、これがメガネの着用者を戸惑わせてしまうからである。しかし、そのようなレンズを支持するメガネフレームの美的な魅力を損なうことなく両レンズを一緒に調節できるように配置することは困難である。第1の変形例の2つのリザーバを一緒に作動させることができる制御系を収容するためのスペースは全くない。
第2の変形例において、両レンズへ作動力をかけることができる機械リンクをメガネフレームのブリッジに設ける試みがなされてきた。しかし、このブリッジはかさ張り、魅力的なものではなかった。この類の作動系の例はWO2001/006302及びWO2006/055366に開示されている。
光学系の嵩を増やさずに調節機構を収容できる、複数のレンズの焦点距離の同時調節を提供することが望ましい他の見込みのある適用例がある。そうした適用例は、例えば、高い光学的品質を典型的な要件とするズームレンズである。これらのズームレンズに対しては、これまでも、コンパクトカメラ及び携帯電話などの装置の一体式カメラの急増する需要により、コンパクト性要件が増え続けている。
本発明の第1の態様によれば、焦点距離が可変の、第1及び第2の可変焦点距離レンズを同時に作動させるための作動機構であって、各可変焦点距離レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、前記第1の可変焦点距離レンズに関連付けられた液圧従属アクチュエータと前記第2の可変焦点距離レンズに関連付けられた液圧従属アクチュエータとに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、各従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連する可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータは前記第1及び第2の可変焦点距離レンズの両方の膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である、作動機構が提供される。
本発明は、第1及び第2のレンズのそれぞれのための従属アクチュエータを提供する。従属アクチュエータのそれぞれは、マスタ(主)・アクチュエータの作動の結果、従属アクチュエータのそれぞれが共に駆動されるように、マスタ・アクチュエータにより駆動される。したがって、膜の膨張は同時に制御され、マスタ・アクチュエータと従属アクチュエータとの間の液圧カップリングを利用することにより、2つのレンズのための作動力は極めて直接的に、かつ過大なスペースを必要とせずに伝達されることが可能になる。直径が非常に小さい液圧チャネルを用いることができ、それらの経路をかなり曲がりくねらせることができるので、マスタ・アクチュエータと従属アクチュエータとの間の液圧カップリングを、光学系内へコンパクトに搭載することが可能になる。例えば、液圧チャネルを収容するためにフレームのブリッジ及びその他部品を著しく大きくする必要とせずに、液圧カップリングをメガネに搭載することができる。
各従属アクチュエータは、典型的には、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる。
前記液圧マスタ・アクチュエータは透明なチューブ材により前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材の屈折率は、前記第1及び第2の可変焦点距離レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合してもよい。
その結果、キャビティを満たす流体に液圧チューブ材を浸漬したとき、この液圧チューブ材は視認することがなくなる。そのため、チューブ材を、光学的な支障を引き起こすこともなく、そして、それとは全く気付かれることなくレンズ内で引き回すことができる。これにより、液圧チューブ材をレンズの縁周りに引き回すことを要しないので、レンズが占めるスペースが減り、この種のレンズを用いて、例えば縁無しメガネの生産を容易にすることができよう。
液圧チューブ材中の流体は、液圧チューブ及び第1と第2のレンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合させる(液圧チューブを浸漬したときに液圧チューブを事実上視認できない程度に同等とする)ことが好ましいだろう。これにより、チューブ材を視認できなくする効果が最大になる。これを達成するために、典型的には、液圧チューブ材中の流体は第1と第2のレンズのキャビティを満たす流体と同一である。
適切な大きさの真っ直ぐなプラスチックチューブ材を用いて、マスタ・アクチュエータと従属アクチュエータとの間に液圧カップリングを提供することができる。代りに、中空チャネルを、第1及び第2のレンズを格納する構造(例えばメガネ)の適切な部品へ一体成形することができる。例えば、メガネのブリッジが、マスタ・アクチュエータを従属アクチュエータの一つに接続(カップリング)するチャネルの少なくとも一部を形成してもよい。
各液圧従属アクチュエータは、前記膜の周辺に固定された曲げ制御リングへ力をかけることにより、マスタ・アクチュエータの作動に応答して、アクチュエータの関連付けられたレンズの膜の膨張の程度を変えるように構成してもよい。これが意味することは、力をかけるポイントは、材料層の介在部材を介して直接的に、又は各アクチュエータと曲げ制御部材との間のそれぞれのリンクを介して、曲げ制御リング自体の上にあるということである。曲げ制御リングの曲げスティフネスは、選択された作動ポイントに作動力がかけられたときに、膜が所望の表面(例えば、球面)プロフィルを採るように、曲げ制御リングの異なるポイントで変わる。
各液圧従属アクチュエータは、それの関連するレンズの流体充填キャビティの外側に配設される。これにより、流体充填キャビティの封止がより容易になる。というのは、液圧制御の配置がキャビティを貫く必要がないからである。
各液圧従属アクチュエータは、それの関連するレンズ上の少なくとも一つの作動ポイントへ作動力をかけるようにしてもよい。代りに、各従属アクチュエータは、それの関連するレンズ上の少なくとも2つの作動ポイントへ作動力をかけるようにしてもよい。その作動ポイント又はそれぞれの作動ポイントは、先に述べた曲げ制御リングの上にあってもよい。
前記第1及び第2の可変焦点距離レンズが、複数の3つ以上の可変焦点距離レンズの一部を形成してもよく、前記複数ある中の各可変焦点距離レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記焦点距離は、記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、複数の液圧従属アクチュエータに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、各従属アクチュエータはそれぞれの可変焦点距離レンズに関係付けられ、それぞれの従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連付けられた可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータはすべての可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である。
これは、2つを超えるレンズの焦点距離を同時に調節する必要がある場面で利用できる。これの見込める一の用途は、近年の多くの照明器具で用いられている発光ダイオード(LED)アレイからの散光を焦点に合わせるために用いるレンズの用途である。
本発明の第2の態様によれば、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備える、焦点距離が可変の第1の可変焦点距離レンズのための作動機構であって、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、第1の複数の液圧従属アクチュエータに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、前記従属アクチュエータはともに、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第1の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、作動機構が提供される。
したがって、本発明は、第2の変形例のレンズの周りの複数のポイントへマスタ・アクチュエータからの力をつなぎ、よってレンズの膨張を良好に制御する簡素な方策を提供する。
第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、典型的には、第1のレンズの周辺回りのそれぞれの制御ポイントに配設される。
これは、膜が膨張させられるように、中でキャビティの容積が収縮する第2の変形例のレンズを用いて有用である。本発明者の同時係属中の出願であるPCT/GB2012/051426の中で説明されているように、この種のタイプのレンズを、その形状が非円形であっても、膜はその膨張時に球面プロフィルを採るように設計することが可能である。これは、可変曲げスティフネスを有する膜へ取り付けた曲げ制御リングなどの周辺支持体を用いて、選択された要衝ポイントに作動力がかけられたとき、膜が球面プロフィルを採るようにさせることにより達成される。したがって、上記の制御ポイントは、作動力をかける選択された要衝ポイントに一致するように選択される。
通常、選択された制御ポイントのそれぞれで要求される作動力は異なるであろう。したがって、第1の複数の従属アクチュエータにおける各従属アクチュエータは、通常、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる。
これは、様々な方策で達成することができる。例えば、各従属アクチュエータ内のピストンの断面積を、マスタ・アクチュエータから所与の圧力がかけられたときに望ましい力を生起させるように選ぶことができる。代りに、マスタ・アクチュエータ自体が複数のピストンを有してもよく、それぞれのピストンの断面積は異なっており、各従属アクチュエータにおいて異なる圧力を生成し、従属アクチュエータは断面積が同一のピストンを有していても、依然として異なる作動力を生成することができる。このことは製造面で有利であろう。というのは、マスタ・アクチュエータがより複雑にはなるが、それにより、同じ従属アクチュエータをそれぞれの制御ポイントで用いることが可能になるからである。当然ながら、この2つのやり方を組み合わせてもよい。
一の実施の形態において、前記液圧マスタ・アクチュエータは、透明なチューブ材により、前記第2の複数の従属アクチュエータにおける前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材は、前記第2の可変焦点距離レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合される。
第1の複数の液圧従属アクチュエータはともに、第1のレンズの膜の周囲に固定された曲げ制御リングへそれぞれが力をかけることにより、マスタ・アクチュエータの作動に応答して第1のレンズの膜の膨張の程度を変えるように構成されてもよい。これが意味することは、力をかけるポイントは、材料層の介在部材を介して直接的に、又は各アクチュエータと曲げ制御部材との間のそれぞれのリンクを介して、曲げ制御リング自体の上にあるということである。曲げ制御リングの曲げスティフネスは、選択された作動ポイントに作動力がかけられたときに、膜が所望の表面(例えば、球面)プロフィルを採るように、曲げ制御リングの異なるポイントで変わる。
第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、第1のレンズの流体充填キャビティの外側に配設されてもよい。これにより、流体充填キャビティの封止がより容易になる。というのは、液圧制御の配置がキャビティを貫く必要がないからである。
その結果、キャビティを満たす流体中に液圧チューブ材を浸漬したとき、この液圧チューブ材は視認できなくなる。したがって、このチューブ材は、光学的な支障を引き起こすこともなく、そして、それとは全く気付かれることもなくレンズ内を引き回すことができる。これは、液圧チューブ材をレンズの縁周りに引き回す必要がないので、レンズが占めるスペースを減らし、この種のレンズを用いて、例えば縁無しメガネの生産を容易にすることができるだろう。
液圧チューブ材中の流体は、液圧チューブ材及び第1の可変焦点レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合させることが好ましい。これにより、チューブ材を視認できなくする効果が最大になる。これを達成するために、典型的には、液圧チューブ材中の流体は、第1の可変焦点レンズのキャビティを満たす流体と同一にすることになろう。
好ましい実施の形態において、作動機構は、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を含む第2の可変焦点距離レンズを更に備え、この焦点距離は、膜の膨張につれて膜の曲率とともに変わり、液圧マスタ・アクチュエータは、第2の複数の液圧従属アクチュエータに流体連通し、これら従属アクチュエータは、マスタ・アクチュエータの作動に応答して第2のレンズの膜の膨張の程度を変えるように一緒に構成される。
この好ましい実施の形態において、本発明は第1及び第2のレンズのそれぞれのための複数の従属アクチュエータを提供する。従属アクチュエータのそれぞれは、マスタ・アクチュエータが作動することにより従属アクチュエータのそれぞれが一緒に駆動されるように、マスタ・アクチュエータにより駆動される。したがって、膜の膨張は同時に制御され、第1の態様と同様に、マスタ・アクチュエータと従属アクチュエータとの間に液圧カップリングを用いることにより、2つのレンズに対する作動力を極めて直接的にかつ過大なスペースを必要とせずに伝達できるようになる。これは、液圧カップリングを、第1の態様と全く同じように、メガネなどのコンパクトな光学装置に装着することを可能にする。
適切な大きさの真っ直ぐなプラスチックチューブ材を用いて、マスタ・アクチュエータと従属アクチュエータとの間に液圧カップリングを提供することができる。代りに、中空チャネルを、第1及び第2のレンズを格納する構造(例えば、メガネ)の適切な部品へ一体成形することができる。例えば、メガネのブリッジが、マスタ・アクチュエータを従属アクチュエータの一つに接続するチャネルの少なくとも一部を形成してもよい。
典型的には、第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、第2のレンズの周辺まわりのそれぞれの制御ポイントに配設される。
これは、膜が膨張させられるように、キャビティの容積が収縮する第2の変形例のレンズを用いるときに有用である。本発明者の同時係属中の出願であるPCT/GB2012/051426の中で説明されているように、この種のタイプのレンズを、その形状が非円形であっても、膜はその膨張時に球面プロフィルを採るように設計することが可能である。これは、可変曲げスティフネスを有する膜へ取り付けた周辺支持体を用いて、選択された要衝ポイントに作動力がかけられたとき、膜が球面プロフィルを採るようにすることにより達成される。したがって、上記の制御ポイントは、作動力をかける選択された要衝ポイントに一致するように選択される。
選択された要衝ポイントのそれぞれで要求される作動力は通常は異なることになるので、第2の複数の従属アクチュエータにおける各従属アクチュエータは、通常、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる、
一の実施の形態において、液圧マスタ・アクチュエータは透明なチューブ材により、第2の複数の従属アクチュエータにおける従属アクチュエータに接続され、この透明なチューブ材は、屈折率が第2のレンズのキャビティを満たす流体と整合する。第2の複数の液圧従属アクチュエータはともに、第2のレンズの膜の周辺に固定された曲げ制御リングへそれぞれが力をかけることにより、マスタ・アクチュエータの作動に応答して第2のレンズの膜の膨張の程度を変えるように構成されてもよい。これが意味することは、力をかけるポイントは、材料層の介在部材を介して直接に、又は各アクチュエータと曲げ制御部材との間のそれぞれのリンクを介して、曲げ制御リング自体の上にあるということである。曲げ制御リングの曲げスティフネスは、選択された作動ポイントに作動力がかけられたときに、膜が所望の表面(例えば、球面)プロフィルを採るように、曲げ制御リングの異なるポイントで変わる。
第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれを、第2のレンズの流体充填キャビティの外側に配設してもよい。これにより、流体充填キャビティの封止がより容易になる。というのは、液圧制御の配置がキャビティを貫く必要がないからである。
その結果、キャビティを満たす流体中に液圧チューブ材を浸漬したとき、この液圧チューブ材は視認できなくなる。したがって、このチューブ材は、光学的な支障を引き起こすこともなく、そして、それとは全く気付かれることもなくレンズ内を引き回すことができる。これは、液圧チューブ材をレンズの縁周りに引き回す必要がないので、レンズが占めるスペースを減らし、この種のレンズを用いて、例えば縁無しメガネの生産を容易にすることができるだろう。
液圧チューブ材中の流体は、液圧チューブ材及び第1と第2のレンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合させることが好ましい。これにより、チューブ材を視認できなくする効果が最大になる。これを達成するために、通常、液圧チューブ材中の流体は、第1の可変焦点レンズのキャビティを満たす流体と同一にすることになろう。
好ましい実施の形態の第1及び第2のレンズが、複数の3つ以上の可変焦点距離レンズの一部を形成してもよく、複数あるうちの各レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を含み、焦点距離は、膜の膨張につれて膜の曲率とともに変わり、作動機構は、複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを含み、それぞれの複数の液圧従属アクチュエータは、マスタ・アクチュエータの作動に応答して、レンズのうちの関連付けられた一つのレンズの膜の膨張の程度を変えるように一緒に構成される。
これは、2つを超えるレンズの焦点距離を同時に調節する必要がある場面で利用できる。これの見込める一の用途は、近年の多くの照明器具で用いられている発光ダイオード(LED)アレイからの散光を焦点に合わせるために用いるレンズの用途である。
第1の複数の従属アクチュエータのそれぞれは同じ輪郭(すなわち、光軸に平行な方向に沿って、レンズの光学中心から同一距離のポイント周りを通る線)上になければならない。代わりに、第1の複数の従属アクチュエータのそれぞれは、それぞれの輪郭上にあってもよく、各従属アクチュエータが、それが上にある輪郭に依存してそれぞれの力をかけるようになされる場合、それらのうちの一つ以上は他と異なっていてもよい。これは、例えば、異なる断面積を有するピストンを持つアクチュエータを用いて同じ液圧の下で要求されるそれぞれの力を達成することにより達成できる。
同様に、第2の複数の従属アクチュエータのそれぞれは同じ輪郭(すなわち、光軸に平行な方向に沿って、レンズの光学中心から同一距離のポイント周りを通る線)上になければならない。代りに、第2の複数の従属アクチュエータのそれぞれは、それぞれの輪郭上にあってよく、各従属アクチュエータが、それが上にある輪郭に依存してそれぞれの力をかけるようになされる場合、それらのうちの一つ以上は他と異なっていてもよい。これは、例えば、異なる断面積を有するピストンを持つアクチュエータを用いて、同じ液圧の下で要求されるそれぞれの力を達成することにより達成できる。
本発明の第3の態様において、メガネは、本発明の第1の態様による、又は本発明の第2の態様の好ましい実施の形態による作動機構とフレームとを含み、第1及び第2のレンズは、フレームに格納されてメガネの左右のレンズを形成する。
一の実施の形態において、第1のレンズにおける膜の膨張の程度は、マスタ・アクチュエータの所与の作動に対する第2のレンズにおけるそれとは異なる。これは、モノビジョンとして知られる手法を着用者が利用できるようにする。この手法では、一つのレンズの焦点距離を調節して眼の近見視力を矯正する(読み易くする)する一方で、他のレンズの焦点距離を調節して眼の遠見視力を矯正する(正視し易くする)、又は中間視力を矯正する(例えば、モニタを見易くする)。人は、奥行感覚を喪失してしまうものの、このことに比較的迅速に適合することにより、広い距離範囲にわたって物体に焦点を合わせて見ることができる。
本発明の第4の態様において、ズームレンズは、光学配置のフォーカス・グループとバリエータ・グループとを含む複数の光学要素のグループを含み、ズームレンズは、本発明の第1の態様による作動機構、又は本発明の第2の態様の好ましい実施の形態による作動機構を備え、第1及び第2のレンズは、フォーカス・グループ及びバリエータ・グループのそれぞれの一部を形成する。
写真レンズのような合成レンズの設計において、個々の光学要素(例えば個別のレンズ)はグループ中に配置される。グループ中の光学要素は典型的には一緒に接合されていて、ユニットとして働く。当然ながら、グループに含まれる光学要素が一つだけであってもよい。
典型的なズームレンズでは、フォーカス・グループがズームレンズの光軸に沿って動いて所望の焦点面、例えばフィルム又はディジタルセンサへ像を焦点合わせする。バリエータ・グループは光軸に沿って動いてフォーカス・グループの倍率を変える。それはズームレンズの焦点距離の調節の大半を担う。第1及び第2のレンズを一緒に動かすことにより、追加があったにしてもきわめて少ない容積の要件でズームレンズを構成することができ、この要件によって、フォーカス及びバリエータ・グループの光軸に沿うどのような動きも要求されることはない。多くの場合、ズームレンズの焦点距離の所望の変化を達成するためにフォーカス及びバリエータ・グループの焦点距離における必要な変化は同じではないが、この点は、本発明の第1の態様又は第2の態様による作動系を用いるとき、従属アクチュエータのところで異なる作動力を使用することにより容易に吸収することができる。
典型的には、フォーカス及びバリエータ・グループは、光軸に沿って互いに反対方向へ動くように要求される。言い換えれば、両グループの焦点距離の変化は普通は互いに反対方向でなければならない。かくして、本発明の第2の態様の好ましい実施の形態による、又は本発明の第1の態様による作動機構を用いる場合、第1及び第2のレンズの焦点距離の反対の変化を引き起こすように、ズームレンズは更に液圧インバータを含んでもよい。この液圧インバータを、マスタ・アクチュエータと、第1又は第2のレンズのどちらかと関連付けられた従属アクチュエータとの間に配置することができる。この選択配置はレンズ設計に依存する。
添付図面を参照して、ここに本発明の実施の形態について説明する。
図1は、2つのレンズが同一の液圧アクチュエータ(例えば油圧アクチュエータ)によって駆動される本発明の第1の実施の形態を示す。 図2は、液圧アクチュエータが第1の位置にあるときの、図1の一方のレンズの断面図である。 図3は、液圧アクチュエータが第2の位置にあるときの、図1の一方のレンズの断面図である。 図4は、2つのレンズのそれぞれが複数の作動ポイントで液圧駆動される本発明の第2の実施の形態を示す。 図5は、液圧アクチュエータが第1の位置にあるときの、図4の一方のレンズの断面図である。 図6は、液圧アクチュエータが第2の位置にあるときの、図4の一方のレンズの断面図である。 図7は、2つのレンズ間に遮断弁又はリストリクタ(制限弁)を有する、第2の実施の形態の変形例を示す。 図8は第2の実施の形態の変形例を示し、アクチュエータがレンズキャビティの外側に配設されている。 図9は図8の一方のレンズの断面図である。 図10は本発明によるズームレンズを示す断面図である。
図1乃至図3は第1の実施の形態に関し、特異な作動機構が採用されている。この実施の形態では、両レンズ自体の間にも、両レンズと液圧アクチュエータ間にも流体連通がない。図1にはメガネが示されており、このメガネは2つのレンズ102及び103を格納するフレーム101を含む。この2つのレンズ102及び103は鏡像(ミラーイメージ)である。図2及び図3にレンズ103の断面を示す。レンズ102の断面はそれがレンズ103の単なる鏡像であるので、その構造は図2及び3から容易に同定できる。したがって、これ以上の説明は不要であろう。レンズ103は、皿形部材104と、皿形部材104の後面に対向するフレキシブル膜105とを含む。皿形部材104の後面は平面(図示)であってもよく、さもなければ光学的な度数を与えるように一つ以上の曲面を有してもよい。フレキシブル膜105は、一対の支持リング106、107間に保持され、支持リング107は、そのつぶせる弾性側壁108を介して皿形部材104につながれている。
皿形部材104はフレキシブル膜105とともにキャビティ109を画成(定めて形成)する。キャビティ109は、シリコーンオイルのような高い屈折率を持つ液体で充填される。また、皿形部材104とフレキシブル膜105は透明材料でできている。例えば、両者が高分子量のシリコーン材料でできていてもよい。代替として、高分子量のシリコーンエラストマでできた側壁108を、後面用のポリカーボネート基材とともに共成形 (co-molding) (一緒に型成形)することにより皿形部材104を製造してもよい。
図2に示すレンズ103は非作動状態にあり、この状態で与えられる光学的な度数は、膜105が事実上平面であるのでゼロ又はほとんどセロである。他方、図3に示すレンズ103は作動状態にあり、この状態にある膜105は膨張して曲面プロフィルを有する。このプロフィルにより、それは曲率半径に依存する光学的な度数の程度を提供する。矢印Fで示すようにレンズ103の一側で支持リング106へ力をかけることにより、レンズ103は、非作動状態から作動状態へ移行する。これにより、側壁108は、力Fをかけた領域の下でつぶれる。このようにして、キャビティ109の体積がちいさくなる。側壁は、力Fがかかる領域の反対側ではつぶれない。なぜなら、反対側は堅く保持されていて、図3にヒンジ点Hで示すようにヒンジとして作用できるようになっているからである。図3に示すように、キャビティ109の容積の減少に起因して、フレキシブル膜105が液体圧力により膨張する。力Fは、以下説明するように、機械的アクチュエータが印加する。適切に設計された支持リング106及び107とともに、力Fをかけるポイント及びヒンジ点Hの位置を慎重に選定することにより、レンズの形状が大まかには長方形であっても、膜105が球面プロフィルを持つように膨張させることができる。これを達成する方策は本願の範囲に含まれないが、本発明者の同時係属中の出願であるPCT/GB2012/051426に記載されている。
液圧アクチュエータ110(各図に略示する)を用いて、機械的アクチュエータによりかけられる力Fの程度を制御する。液圧アクチュエータ110はチャンバ111を有し、チャンバ111はその一端が開口してチューブ112及び113につながれ、他端はピストン114で封止されている。ピストン114は液圧アクチュエータ110の本体に沿って移動自在であり、よってチャンバ111の容積、すなわちチャンバ111が収容し得る液体の体積を変えることができる。コントロール(制御装置)、例えばサムホイール(親指操作輪、指で操作する回転輪)やスライダ、が提供されて液圧アクチュエータ110の本体に沿うピストン114の位置を調節することができる。
チューブ112及び113はフレーム101を通り抜けて、それぞれの機械的アクチュエータ115及び116につながれる。機械的アクチュエータ115及び116はそれぞれピストンを含み、このピストンは、ピストン114の動きによってもたらされた液体圧力の変化に応答して動く。アクチュエータ115及び116内のピストンはそれぞれの機械的リンクにつながれ、機械的リンクが、支持リング106と、レンズ102内の等価な支持リングとに力Fをかける。このようにして、ピストン114の動きにより、レンズ102及び103内の支持リングにかかる力と、フレキシブル膜の膨張の程度とが調整される。ピストン114は、図1に示すチャンバ111の両端の間の何れかの位置を採ると想定してよい。したがって、レンズ102及び103内のフレキシブル膜の曲率は、図2及び図3の膜105に関して図示する両極端の間の任意の半径に調節できる。
図4乃至図6は第2の実施の形態に関する。この実施の形態の課題は、図1乃至図3を参照して先に説明した第1の実施の形態の作動機構の改良である。図4において、メガネ200は、2枚のレンズ202及び203を格納するフレーム201を含んで示されている。この2枚のレンズ202及び203は鏡像である。図5及び図6に、レンズ202の対角方向の断面を略示する。レンズ203の断面は、レンズ202の単なる鏡像であることから、その構造を図5及び図6から容易に同定できるので、これ以上の説明は不要であろう。レンズ202は後方の光学要素204と、この後方の光学要素204に対向するフレキシブル膜205とを含む。後方の光学要素204は平面であってもよく、光学的な度数を与えるために、図示のように曲面を成す後の方面であってもよい。フレキシブル膜205は、一対の支持リング206、207間に保持され、支持リング207は、後方の光学要素204から延びる、つぶせる弾性部材208を介して後方の光学要素204上に支持される。実際には、この折りたためる弾性部材208は、膜205と後方の光学要素204とを封止する側壁となる(図1乃至図3を参照して先に述べた側壁104に類似する)。
側壁は、例えばポリカーボネートでできた後方の光学要素204と共成形した高分子量のシリコーンエラストマで造ってもよい。このように、後方の光学要素204とフレキシブル膜205とが、高い屈折率の透明な材料で造られる。後方の光学要素204は、フレキシブル膜205とともに、キャビティ209を画成する。キャビティ209は、シリコーンオイル等の高い屈折率を有する液体を充填される。
図5のレンズ202は非作動状態にあり、この状態で与えられる光学的な度数は、膜205が事実上平面であるのでゼロ又はほとんどセロである。他方、図6に示すレンズ202は作動された状態にあり、この状態で膜205は膨張させられて曲面プロフィルを採る。このプロフィルを用いて、それは曲率半径に依存する光学的な度数の程度を提供する。図5及び図6に示すレンズ202が、作動状態と非作動状態との間を移行するやり方は、図2及び図3に示すレンズ103のやり方に似ている。この場合、力は支持リング207(代わりに、力を、レンズ103と同じように支持リング206にかけることもできるが)にかけられ、弾性部材208が生起する復元力に抗して後方の光学要素204に向けてそれを引く。この場合、複数のアクチュエータ210a乃至210dのそれぞれによって力をかけてもよい。対応するアクチュエータ211a乃至211dはレンズ202のために提供されている。これにより、弾性部材208は、アクチュエータ210a乃至210dの周りに最大のつぶれ代で折りたたまれ、よってキャビティ209の体積を小さくする。図3に示すように、キャビティ209の容積減少に起因して、液体圧力がフレキシブル膜205を膨張させる。支持リング206及び207周り以外のつぶれ代はそれらの設計に依存し、PCT/GB2012/051426で検討する原理に従って誂えることにより、膜205の形状が略矩形であるにもかかわらず球面プロフィルを伴って膨張することが確保される。先に説明した側壁108を用いてなされるように弾性部材208を様々な領域にしっかり保持するために設けられるヒンジ点が全くない。その代りに、支持リング206及び207の偏り(deflection)の能動的制御が、リングの周辺で要所的に選定された複数のポイントに提供される。その結果、より容易に制御され改良された形状の膨張した膜205が得られる。アクチュエータ210a乃至210dは同じ力をかけてもよく、それぞれが異なる力をかけるように構成してもよい。これは、アクチュエータ内へ適切な表面積を有するピストン(そのうちの2つを、図5及び図6の212b及び212dで示す)を提供して、所望の力がアクチュエータ内の所与の液圧に関してかけられるようにして達成される。
液圧アクチュエータ213(各図に略示する)を用いてアクチュエータ210a乃至210d及び211a乃至211d中のピストンにかかる液体圧力を制御する。液圧アクチュエータ213はチャンバ214を有し、チャンバ214は一端が開口してチューブ215につながれ、他端がピストン216により封止されている。ピストン216は液圧アクチュエータ213の本体に沿って移動自在であり、よってチャンバ214の容積、すなわちチャンバ214が収容し得る液体の体積を変えることができる。コントロール(制御装置)、例えばサムホイールやスライダ、が提供されて液圧アクチュエータ213の本体に沿うピストン216の位置を調節することができる。
チューブ215はフレーム201を通り抜けて、レンズ203のキャビティ内に至り、そこで、接続部221にてチューブ217a乃至217dに分岐し、これらチューブはそれぞれのアクチュエータ210a乃至210dにつながれ、そしてチューブ218に入る。チューブ218はレンズ203のキャビティを出て、フレーム201のブリッジを抜け、レンズ202のキャビティ209に入り、接続部219に至る。接続部219でチューブ218がチューブ220a乃至220dにつながれ、これらチューブはそれぞれのアクチュエータ211a乃至211dにつながれる。液圧アクチュエータ213内のピストン216の動きに起因する液体圧力のどのような変化も、アクチュエータ210a乃至210d及び211a乃至211d内のピストンのそれぞれが生起させる力の対応変化を引き起こすことになり、それが、各膜を保持する支持リング上へ力を結合する。このようにして、ピストン216の動きにより、レンズ202及び203内の支持リングにかかる力と、フレキシブル膜の膨張の程度とが調整される。ピストン216は、図4に示すチャンバ214の両端の間の何れかの位置を採ると想定してよい。したがって、レンズ202及び203内のフレキシブル膜の曲率は、図5及び図6の膜205に関して図示する両極端の間の任意の半径に調節できる。チューブ215、217a乃至217d、218、220a乃至220dを造るために用いるチューブ材は、レンズ202及び203のキャビティの充填に用いるシリコーンオイルの屈折率と整合する屈折率を有する材料で造られる。チューブ材のための好適材料はLexan8010であり、その屈折率は1.5858程度(20℃、589.3nmにて)である。米国ミシガン州Midland所在のDow Corning Corporationが販売するDC−705シリコーンオイルの屈折率(同じく20℃、589.3nmにて1.5805)はこれに非常に密接に整合し、Lexan8010製のチューブ材を、その中に浸漬したとき事実上見えなくすることができる。液圧アクチュエータ213、チューブ215、217a乃至217d、218、220a乃至220d、並びに、アクチュエータ210a乃至210d及び211a乃至211dから成る液圧系内で用いられる作動流体は、レンズ202及び203のキャビティの充填に用いられるのと同じシリコーンオイルであり、従って屈折率も同じである。チューブ材の屈折率は、それを囲む液体及びその中にある液体の屈折率と同じであるので、レンズ202及び203内で視認できない。そうであっても、チューブ材はレンズ202及び203の内部を通って取り回されるので、レンズ202及び203の周りの外側スペースを占めることはない。したがって、より分離したフレーム、場合によっては縁無しフレームへ格納することができる。
図7に第2の実施の形態の変形例を示す。この変形例におけるメガネ250は、図4乃至図6を参照して先に説明した第2の実施の形態によるメガネ200の全ての特徴を含む。また、メガネ250は更に接続部221と219との間に流量制限弁251を含む。液圧アクチュエータ213内のピストン216の所与の調節に関して、この弁251を調節することにより、アクチュエータ211a乃至211dを、アクチュエータ210a乃至210dとは異なる(より遅い)レートで動かすことが可能である。極端な状態では、流量制限弁251を、アクチュエータ211a乃至211dがピストン216の調節に対して全く応答しないようにチューブ218沿いの液体流量を全面的に制限することが可能である。
これは先に言及したモノビジョン手法(わざと左右の度を変え、例えば右目は正視、左目は近視にしてしまう手法)の利用を可能にする。この手法を利用するには、ピストン216を用いてアクチュエータ211a乃至211dを調節することにより、対応する膜が調整を行って右眼に望まれる光学的な度数に必要な膨張とする。その後で、流量制限弁251を閉じてチューブ218とアクチュエータ210a乃至210dの調節に用いられるピストン216とを封止する。このようにして、対応する膜が、左眼に望まれる光学的な度数に必要な膨張状態になるようにする。左眼用の膜の光学的な度数は、右眼用の膜の光学的な度数に影響を与えずに自在に調節できる。
図8及び図9は、図4乃至図6の実施の形態の変形例であって、アクチュエータ210a乃至210dとアクチュエータ211a乃至211dとがレンズキャビティの外側に配設されている。図4乃至図6の部品に一致する部品には同一の符号を付す。
図9から見て取れるように、側壁208は、図1乃至図3の実施の形態で用いられる同じ種類の側壁である。後方の光学要素204は側壁208とともに皿形部材を形成し、この皿形部材は、高分子量のシリコーンエラストマでできた側壁208を、後方の光学要素204用のポリカーボネート基材とともに共成形することにより造ってもよい。
アクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211d(このうち212bと212dだけが図9で見ることができる)は、それらが支持リング207の選択されたポイントへ力をかけることができるように配置されている。アクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211dは、側壁208を通じて支持リング207に支持されてもよく、逃げ孔を側壁208に形成することによりアクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211dを支持リング207が直接に支持できるようにしてもよい。先に説明したように、支持リング207は、選択ポイントに作動力が与えられたときに、それに取り付けられた膜205が所望のプロフィル、典型的には球面プロフィル、を採るべく変形するようにして、その曲げスティフネスがその周囲で変化するように設計される。
図9に示す配置により、アクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211dをレンズ202及び203のキャビティの外側へ配設することができる。それにより、レンズ202及び203の封止が単純になり、レンズ202及び203の組み立ても単純になる。なぜなら、レンズ202及び203は完成モジュールとして生産ラインへ投入されて、アクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211dを含む他の部品と嵌合させることができるからである。アクチュエータ210a乃至210d及びアクチュエータ211a乃至211dは、図8に示すような様々な仕方で、液圧アクチュエータ213と液圧的につなげてもよい。ここでは、チューブ215が、アクチュエータ210a、210b、211a、211bにつながるチューブ260aと、アクチュエータ210c、210d、211c、211dにつながるチューブ260bとに分岐している。チューブ260a及び260bは、フレーム201に設けたチャネルを通り抜けてもよい。
図10は、本発明の別の用途、具体的にはズームレンズを示す。このズームレンズは、光軸302上で互いに光学的に配列する2つのレンズ、すなわちフォーカス・レンズ300及びバリエータ・レンズ301を含む。これら2つのレンズ300及び301は、実用的な実施の形態において、フォーカス・グループ及びバリエータ・グループとして知られる光学要素のそれぞれのグループの一部を形成することが多い。これらのグループの中で、このフォーカス・レンズ300及びバリエータ・レンズ301は能動的な要素であり、それぞれのグループの焦点距離の制御を担っており、ズームレンズが提供する全体の焦点距離を制御する。
従来のズームレンズでは、フォーカス及びバリエータ・グループは、ズームレンズの調節に伴ってズームレンズの光学軸に沿って移動する。バリエータ・グループはフォーカス・グループの全体の倍率を制御し、焦点面に像を合せる。しかし、本発明の配置を用いることにより、焦点距離の変化は、レンズ300及び301の流体圧力を調節して制御できるので、バリエータ及びフォーカス・グループを光軸に沿って移動させる必要がない。
フォーカス及びバリエータ・レンズ300及び301はそれぞれ、他の実施の形態を参照して述べる液体レンズと、構造の上で類似している。それらは図10で概略的に示されるだけであるが、各レンズの顕著な特徴は見ることができる。具体的には、各レンズは、後方の光学要素303及び304並びに膨張性のフレキシブル膜305及び306を有する。後方の光学要素303及び304は平面であってもよいが、この場合は、前方と後方の曲面を有しており、膜305及び306が膨張しないときでも、光学的な度数の程度を提供する。
膜305及び後方の光学要素303はフォーカス・レンズ300内のキャビティ307を画成し、キャビティには液体が充填される。同様に、膜306及び後方の光学要素304はバリエータ・レンズ301内のキャビティ308を画成し、キャビティには液体が充填される。各キャビティ307及び308内の液体圧力が、膜305及び306の膨張の度合い、つまりレンズ300及び301により与えられる光学的な度数、を制御する。
この2つのキャビティ307及び308は、それぞれの液圧チューブ309及び310を介して作動(アクチュエーション)系に流体連通する。液圧作動系は、液圧アクチュエータ311を含む。液圧アクチュエータ311はチャンバ312を有し、チャンバはその一端が開口してチューブ313につながり、他端でピストン314により封止されている。ピストン314は液圧アクチュエータ311の本体に沿って移動自在であるので、チャンバ312の容積、つまりチャンバが収容し得る液体の体積を変えることができる。制御装置、例えばサムホイールやスライダを設けて液圧アクチュエータ311の本体に沿うピストン314の位置を調節する。
チューブ310はチューブ313へ直接につながれているが、他の実施の形態ではチューブ310内に液圧装置 (hydraulic gearing) が提供される。これは、一対のリンクさせたピストンを設けて、一方のピストンにかかる流体圧力の増加が、他方のピストンが生起する流体圧力を増加させるように、両ピストンともに動くことにより行われる。ピストンの面積を適切に選択することにより(すなわち、レンズ301に最も近いピストンの面積が、液圧アクチュエータ311に最も近いピストンの面積より小さくなるように)、キャビティ308内の圧力を、液圧アクチュエータ311内の圧力より高くすることができる。
チューブ313は、レンズ301のキャビティ308と、液圧インバータ315とへ直接につながれる。そうすることにより、チューブ309内の圧力、つまりレンズ300のキャビティ307内の圧力は、液圧アクチュエータ311のチャンバ312内の圧力に反比例して変化する。かくして、チャンバ312内の圧力が増加すると、キャビティ307内の圧力は低下する。かくして、キャビティ307及び308内の液体圧力は、液圧アクチュエータ311のピストン314が移動するとともに、互いに反対の向きで変わる。したがって、各レンズ300及び301が提供する光学的な度数は反対の向きで変わる。液圧インバータ315は2つのアクチュエータ316及び317を含み、両アクチュエータはそれらのピストン318及び319を介してリンク320でつながれる。
チャンバ312の流体圧力が増加すると、ピストン319は矢印Aの方向に押される。リンク320を介するカップリングにより、ピストン318も同じ方向へ動かされ、キャビティ307内の流体圧力は低下し、膜305は弛緩できる。同時に、チューブ310及びキャビティ308内の流体圧力は、チャンバ312内の流体圧力の増加により増加し、膜306は更に膨張する。
反対に、チャンバ312の流体圧力が減少すると、ピストン319は矢印Aの反対方向に動く。リンク320を介するカップリングにより、ピストン318も同じ方向へ動かされ、キャビティ307内の流体圧力は増加し、膜305は膨張を強いられる。同時に、チューブ310及びキャビティ308内の流体圧力は、チャンバ312内の流体圧力の減少により減少し、膜306は弛緩することになる。
キャビティ307及び308内の流体圧力の変化の程度は、液圧アクチュエータ311内の流体圧力の所与の変化に対して同じであってもよい。しかし、キャビティ307及び308内の流体(圧力)の変化の程度が、液圧アクチュエータ311の流体圧力の所与の変化に対して異なるように系を構成することの方が一般的には多い。レンズ300及び301の光学的な度数が同じ割合で変化する必要はないので、普通はこちらが要求される。
図10のズームレンズは、光学配置の2つの液体レンズの焦点距離を同時に変えることによる全体の焦点距離の調節及び焦点の維持の単純明快な方策を提供する。液圧チューブ材とアクチュエータは、従来の複雑なカム駆動作動装置に対して、きわめてコンパクトに造ることができる。
以下は、本発明のあり得る態様である。
第1の態様
焦点距離が可変の、第1及び第2の可変焦点距離レンズを同時に作動させるための作動機構であって、各可変焦点距離レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、前記第1の可変焦点距離レンズに関連付けられた液圧従属アクチュエータと前記第2の可変焦点距離レンズに関連付けられた液圧従属アクチュエータとに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、各従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連する可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータは前記第1及び第2の可変焦点距離レンズの両方の膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である、 作動機構。
第2の態様
各従属アクチュエータは、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる、 第1の態様の作動機構。
第3の態様
前記液圧マスタ・アクチュエータは透明なチューブ材により前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材の屈折率は、前記第1及び第2の可変焦点距離レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合する、 第1の態様又は第2の態様の作動機構。
第4の態様
各液圧従属アクチュエータは、前記膜の周辺に固定された曲げ制御リングへ力をかけることにより、マスタ・アクチュエータの作動に応答して、アクチュエータの関連付けられたレンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、 第1の態様乃至第3の態様の何れか1の態様の作動機構。
第5の態様
各液圧従属アクチュエータは、それの関連するレンズの流体充填キャビティの外側に配設される、 第1の態様乃至第4の態様の何れか1の態様の作動機構。
第6の態様
前記第1及び第2の可変焦点距離レンズが、複数の3つ以上の可変焦点距離レンズの一部を形成し、前記複数ある中の各可変焦点距離レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記焦点距離は、記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、複数の液圧従属アクチュエータに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、各従属アクチュエータはそれぞれの可変焦点距離レンズに関係付けられ、それぞれの従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連付けられた可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータはすべての可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である、 第1の態様乃至第5の態様の何れか1の態様の作動機構。
第7の態様
流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備える、焦点距離が可変の第1の可変焦点距離レンズのための作動機構であって、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、第1の複数の液圧従属アクチュエータに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、前記従属アクチュエータはともに、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第1の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、 作動機構。
第8の態様
前記第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第1の可変焦点距離レンズの周辺まわりのそれぞれの制御ポイントに配設される、 第7の態様の作動機構。
第9の態様
前記第1の複数の従属アクチュエータにおける各従属アクチュエータは、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる、 第8の態様の作動機構。
第10の態様
前記液圧マスタ・アクチュエータは、透明なチューブ材により、前記第1の複数の従属アクチュエータにおける前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材は、前記第1の可変焦点距離レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合される、 第7の態様乃至第9の態様の何れか1の態様の作動機構。
第11の態様
前記第1の複数の液圧従属アクチュエータはともに、それぞれ前記第1の可変焦点距離レンズの膜の周辺に固定された曲げ制御リングへ力をかけることにより、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第1の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、 第7の態様乃至第10の態様の何れか1の態様の作動機構。
第12の態様
前記第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第1の可変焦点距離レンズの流体充填キャビティの外側に配設される、 第7の態様乃至第11の態様の何れか1の態様の作動機構。
第13の態様
流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備える、焦点距離が可変の第2の可変焦点距離レンズを更に備え、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率にともなって変わり、前記液圧マスタ・アクチュエータは、第2の複数の液圧従属アクチュエータに流体連通し、前記従属アクチュエータはともに、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第2の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、 第7の態様乃至第12の態様の何れか1の態様の作動機構。
第14の態様
前記第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第2の可変焦点距離レンズの周辺まわりのそれぞれの制御ポイントに配設される、 第13の態様の作動機構。
第15の態様
前記第2の複数の従属アクチュエータにおける各従属アクチュエータは、所与の流体圧力に対して、それぞれの望ましい力を生起するようになされる、 第14の態様の作動機構。
第16の態様
前記液圧マスタ・アクチュエータは、透明なチューブ材により、前記第2の複数の従属アクチュエータにおける前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材は、前記第2の可変焦点距離レンズのキャビティを満たす流体の屈折率に整合される、 第13の態様乃至第15の態様の何れか1の態様の作動機構。
第17の態様
前記第2の複数の液圧従属アクチュエータはともに、前記第2の可変焦点距離レンズの膜の周囲に固定された曲げ制御リングへ力をかけることにより、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第2の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成される、 第13の態様乃至第16の態様の何れか1の態様の作動機構。
第18の態様
前記第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第2の可変焦点距離レンズの流体充填キャビティの外側に配設される、 第13の態様乃至第17の態様の何れか1の態様の作動機構。
第19の態様
前記第1及び第2の可変焦点距離レンズが、複数の3つ以上の可変焦点距離レンズの一部を形成し、前記複数ある中の各可変焦点距離レンズは、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり、前記作動機構は、複数の液圧従属アクチュエータに流体連通する液圧マスタ・アクチュエータを備え、各従属アクチュエータはそれぞれの可変焦点距離レンズに関係付けられ、それぞれの従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連付けられた可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータはすべての可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である、 第13の態様乃至第18の態様の何れか1の態様の作動機構。
第20の態様
フレームと、第1の態様乃至第6の態様又は第13の態様乃至第18の態様の何れか1の態様の作動機構とを備えるメガネであって、前記第1及び第2の可変焦点距離レンズが前記フレーム内に格納されてメガネの左右のレンズを形成する、 メガネ。
第21の態様
前記第1の可変焦点距離レンズにおける前記膜の膨張の程度は、前記マスタ・アクチュエータの所与の作動に対する前記第2の可変焦点距離レンズにおけるそれとは異なる、 第20の態様のメガネ。
第22の態様
光学配置されたフォーカス・グループとバリエータ・グループとを含む光学要素の複数のグループを備え、第1の態様乃至第6の態様又は第13の態様乃至第18の態様の何れか1の態様の作動系を備えるズームレンズであって、前記第1及び第2の可変焦点距離レンズが、前記フォーカス・グループ及びバリエータ・グループのそれぞれの一部を形成する、 ズームレンズ。
第23の態様
液圧インバータを更に備えて前記第1及び第2の可変焦点距離レンズの焦点距離に、反対の変化を引き起こす、 第22の態様のズームレンズ。
100 メガネ
101 フレーム
102、103 レンズ
104 皿形部材
105 フレキシブル膜
106、107 支持リング
108 弾性側壁
109 キャビティ
110 液圧アクチュエータ
111 チャンバ
112、113 チューブ
114 ピストン
115、116 アクチュエータ
200 メガネ
201 フレーム
202、203 レンズ
204 光学要素
205 フレキシブル膜
206、207 支持リング
208 弾性部材
209 キャビティ
210a〜210d、211a〜211d アクチュエータ
212b、212d ピストン
213 液圧アクチュエータ
214 チャンバ
215 チューブ
216 ピストン
217a〜217d チューブ
218、220a〜220d チューブ
219、221 接続部
250 メガネ
251 流量制限弁
300、301 レンズ
302 光軸
303、304 光学要素
305、306 フレキシブル膜
307、308 キャビティ
309、310 液圧チューブ
311 液圧アクチュエータ
312 チャンバ
314 ピストン
315 液圧インバータ
316、317 アクチュエータ
318、319 ピストン
320 リンク

Claims (18)

  1. 3つ以上の非円形の可変焦点距離レンズと、前記3つ以上の非円形の可変焦点距離レンズを同時に作動させるための作動機構と、を備える光学系であって、
    前記3つ以上の可変焦点距離レンズの各々は、流体充填キャビティの境界を成す非円形の膨張性の膜と、前記可変焦点距離レンズの前記膨張性の膜の周辺に固定された支持リングを備え、前記可変焦点距離レンズの焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり;
    前記作動機構は、液圧マスタ・アクチュエータと、複数の液圧従属アクチュエータとを備え;
    前記3つ以上の可変焦点距離レンズの各々は、前記複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれのサブグループに関連付けられ、各サブグループはそれぞれの複数の従属アクチュエータを含み;
    各サブグループの前記従属アクチュエータは、前記液圧マスタ・アクチュエータと流体連通し、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、前記支持リングにそれぞれ力を加えることにより、前記関連付けられた可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を一緒に変えるように構成され、よって前記マスタ・アクチュエータはすべての可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を同時に変えるように作動可能である、
    光学系。
  2. 各従属アクチュエータは、所与の流体圧力に対して、前記支持リングに、それぞれの望ましい力を生起するようになされる、
    請求項1に記載の光学系。
  3. 前記複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記可変焦点距離レンズの流体充填キャビティの外側に配設される、
    請求項1に記載の光学系。
  4. 前記3つ以上の可変焦点距離レンズは、第1の可変焦点距離レンズを備え、
    前記作動機構は、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第1の可変焦点距離レンズの膜の膨張の程度を一緒に変えるように構成された、第1の複数の液圧従属アクチュエータを備えた、
    請求項1に記載の光学系。
  5. 前記第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第1の可変焦点距離レンズの周辺まわりのそれぞれの制御ポイントに配設された、
    請求項に記載の光学系。
  6. 前記液圧マスタ・アクチュエータは、透明なチューブ材により、前記第1の複数の従属アクチュエータにおける前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材は、前記第1の可変焦点距離レンズの前記キャビティを満たす前記流体の屈折率に整合された、
    請求項に記載の光学系。
  7. 前記第1の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第1の可変焦点距離レンズの前記支持リング上のポイントに、材料層の介在部材を介して、または、前記液圧従属アクチュエータと前記支持リングとの間のそれぞれのリンクを介して、直接的に力をかけるように構成された、
    請求項に記載の光学系。
  8. 前記3つ以上の可変焦点距離レンズは、第2の非円形の可変焦点距離レンズを更に備え、
    前記作動機構は、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第2の可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を一緒に変えるように構成された、第2の複数の液圧従属アクチュエータを備えた、
    請求項4に記載の光学系。
  9. 前記第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第2の可変焦点距離レンズの周辺まわりのそれぞれの制御ポイントに配設された、
    請求項8に記載の光学系。
  10. 前記液圧マスタ・アクチュエータは、透明なチューブ材により、前記第2の複数の従属アクチュエータにおける前記従属アクチュエータにつながれ、前記透明なチューブ材は、前記第2の可変焦点距離レンズの前記キャビティを満たす前記流体の屈折率に整合された、
    請求項8に記載の光学系。
  11. 前記第2の複数の液圧従属アクチュエータのそれぞれは、前記第2の可変焦点距離レンズの前記支持リング上のポイントに、材料層の介在部材を介して、または、前記液圧従属アクチュエータと前記支持リングとの間のそれぞれのリンクを介して、直接的に力をかけるように構成された、
    請求項8に記載の光学系。
  12. フレームを備えるメガネに組み込まれるものであって、前記3つ以上の非円形の可変焦点距離レンズのうちの第1及び第2の可変焦点距離レンズが前記フレーム内に格納されて前記メガネの左右のレンズを形成する、
    請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載の光学系。
  13. 少なくとも1つの可変焦点距離レンズを含む光学要素の第1のグループ及び少なくとも1つの可変焦点距離レンズを含む光学要素の第2のグループであって、光学要素の前記第1のグループ及び第2のグループの前記可変焦点距離レンズが、光学系の光軸に沿って互いに配列された、光学要素の第1及び第2のグループと、光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズと光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズを同時に作動させるための作動機構と;を備え、
    光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズと光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの各々は、流体充填キャビティの境界を成す膨張性の膜を備え、前記可変焦点距離レンズの焦点距離は、前記膜が膨張するにつれて、前記膜の曲率の程度にともなって変わり;
    前記作動機構は、光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズと関連付けられた少なくとも1つの液圧従属アクチュエータに連通し、光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズと関連付けられた少なくとも1つの液圧従属アクチュエータに連通する、液圧マスタ・アクチュエータを備え、各液圧従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、それの関連する可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を変えるように構成され;
    よって、前記マスタ・アクチュエータは、光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度と、光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を、同時に変えるように作動可能である、
    光学系。
  14. 光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズは、非円形の膨張性の膜と、前記膜の周囲に固定された支持リングとを備え、複数の液圧従属アクチュエータを備える液圧従属アクチュエータの第1のサブグループと関連付けられ、前記第1のサブグループの液圧従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータと流体連通し、
    それぞれが光学要素の前記第1のグループの少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記支持リングに力を加えることにより、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を一緒に変えるように構成された、
    請求項13に記載の光学系。
  15. 光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズは、非円形の膨張性の膜と、前記膜の周囲に固定された支持リングとを備え、複数の液圧従属アクチュエータを備える液圧従属アクチュエータの第2のサブグループと関連付けられ、前記第2のサブグループの液圧従属アクチュエータは、前記マスタ・アクチュエータと流体連通し、
    それぞれが光学要素の前記第2のグループの少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記支持リングに力を加えることにより、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して、光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を一緒に変えるように構成された、
    請求項14に記載の光学系。
  16. 光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズは、第1の流体充填キャビティを備え、前記第1の流体充填キャビティ内の流体の圧は、前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を制御するように構成され;
    前記作動機構は、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第1の流体充填キャビティ内の圧を変えるために、前記第1の流体充填キャビティと前記作動機構とが流体連通するための第1のチューブを備える、
    請求項13に記載の光学系。
  17. 光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズは、第2の流体充填キャビティを備え、前記第2の流体充填キャビティ内の流体の圧は、前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの前記膜の膨張の程度を制御するように構成され;
    前記作動機構は、前記マスタ・アクチュエータの作動に応答して前記第2の流体充填キャビティ内の圧を変えるために、前記第2の流体充填キャビティと前記作動機構とが流体連通するための第2のチューブを備える、
    請求項16に記載の光学系。
  18. 光学要素の前記第1のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズと、光学要素の前記第2のグループの前記少なくとも1つの可変焦点距離レンズの焦点距離に、反対の変化を引き起こす、液圧インバータを更に備えた、
    請求項17に記載の光学系。
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