JP6772565B2 - 幅計測システム、幅計測装置、方法およびプログラム - Google Patents

幅計測システム、幅計測装置、方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、車両の車幅等を計測する幅計測システム、幅計測装置、幅計測方法および幅計測プログラムに関する。
走行中の車両の車幅を計測する装置等が種々提案されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特許文献1には、車両が通過する車路の両側に一対のレーザレーダを対向して設け、各レーザレーダにより、通過する車両に対して上下に所定の角度範囲でレーザ光をスキャンする車幅計測方法が記載されている。特許文献1に記載の車幅計測方法では、各レーザレーダから車体の両側面までの水平距離を計測し、車幅を求める。
特許文献2には、車両の横に設置される2台のレーザスキャナを備える装置が記載されている。特許文献2に記載のレーザスキャナは、レーザを回転しながらレーザ光の反射点までの距離を計測し、そのレーザスキャナが設置されている点を中心とする極座標のデータを出力する。特許文献2に記載の装置は、各レーザスキャナが出力したデータを直交座標のデータへ変換し、タイヤ候補のデータを抽出する。さらに、特許文献2に記載の装置は、左右のタイヤ候補のデータを突き合わせ、対応付けたタイヤ候補について、左側のタイヤの距離と右側のタイヤの距離から、車幅を計算する。
また、特許文献3には、車両の両側に設けられる距離センサを備える装置が記載されている。そして、特許文献3には、距離センサが、例えば、左右のタイヤの側面の上端部分を距離の検知対象部分とすることが記載されている。
特開2000−298007号公報 国際公開WO2015/025673号 特開2002−139408号公報
図13は、積載物が車両の側面からはみ出した状態となっている車両を前方から見た例を示す模式図である。積載物102が車両101の側面からはみ出した状態で車両101が走行することは危険である。そのため、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報が得られることが好ましい。
特許文献1,2に記載の発明では、走行中の車両の車幅を計測することができる。しかし、車両の車幅を計測しただけでは、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定することはできない。
そこで、本発明は、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報を得ることができる幅計測システム、幅計測装置、幅計測方法および幅計測プログラムを提供することを目的とする。
本発明による幅計測システムは、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサと、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、第1の幅算出手段が算出した車幅と、第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段が、第2の幅算出手段が算出した最大幅が、第1の幅算出手段が算出した車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測システムは、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサと、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、第1の幅算出手段が算出した車幅と、第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段が、第2の幅算出手段が算出した最大幅から、第1の幅算出手段が算出した車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測装置は、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続される幅計測装置であって、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、第1の幅算出手段が算出した車幅と、第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段が、第2の幅算出手段が算出した最大幅が、第1の幅算出手段が算出した車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測装置は、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続される幅計測装置であって、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、第1の幅算出手段が算出した車幅と、第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段が、第2の幅算出手段が算出した最大幅から、第1の幅算出手段が算出した車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測方法は、レーザ光の照射角度を出力する2つの対向する距離センサによって、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、2つの対向する距離センサに接続された幅計測装置によって、距離と、距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを入力し、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成し、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出し、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出し、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出し、車幅と最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定し、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する際に、最大幅が車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測方法は、レーザ光の照射角度を出力する2つの対向する距離センサによって、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、2つの対向する距離センサに接続された幅計測装置によって、距離と、距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを入力し、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成し、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出し、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出し、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出し、車幅と最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定し、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する際に、最大幅から車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定することを特徴とする。
また、本発明による幅計測プログラムは、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続されるコンピュータに搭載される幅計測プログラムであって、コンピュータに、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成処理、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出処理、距離センサ毎に導出された、距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出処理各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出処理、および、第1の幅算出処理で算出された車幅と、第2の幅算出処理で算出された最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定処理を実行させ、判定処理で、第2の幅算出処理で算出された最大幅が、第1の幅算出処理で算出された車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定させることを特徴とする。
また、本発明による幅計測プログラムは、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続されるコンピュータに搭載される幅計測プログラムであって、コンピュータに、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成処理、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出処理、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の車幅を算出する第1の幅算出処理、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値と2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、車両の最大幅を算出する第2の幅算出処理、および、第1の幅算出処理で算出された車幅と、第2の幅算出処理で算出された最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定処理を実行させ、判定処理で、第2の幅算出処理で算出された最大幅から、第1の幅算出処理で算出された車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定させることを特徴とする。
本発明によれば、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報を得ることができる。
本発明の幅計測システムの例を示す模式図である。 レーザ光の照射角度を示す説明図である。 第1の実施形態における幅計測装置の構成例を示すブロック図である。 画像データ生成部によって生成された画像データが表わす画像の例を示す図である。 画像データが表わす画像を簡略化して示した模式図である。 距離センサ10と車輪部分との水平距離d、および、距離センサ10と車輪部分との水平距離dを示す模式図である。 距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値dmin_a、および、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値dmin_bの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態における幅計測装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートの一部を示す説明図である。 本発明の幅計測システムの概要を示すブロック図である。 積載物が車両の側面からはみ出した状態となっている車両を前方から見た例を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、本発明の幅計測システムの例を示す模式図である。本発明の幅計測システムは、車両31が走行する路面33の両側に設置される一対の距離センサ10,10と、幅計測装置1とを備える。幅計測装置1は、例えば、コンピュータであり、距離センサ10,10に接続されている。なお、幅計測装置1と距離センサ10,10との接続態様は、特に限定されない。
図1では、車両31の側面から積載物32がはみ出した状態で車両31が走行している場合を図示している。ただし、積載物32が車両31の側面からはみ出していなかったり、車両31が積載物32を積載していなかったりする場合もある。
距離センサ10,10は、互いに対向するように設置される。本発明の各実施形態では、距離センサ10,10が有料道路の料金所に設置される場合を例にして説明する。
距離センサ10,10はそれぞれ、レーザ光を照射し、そのレーザ光の反射点での反射光を受光し、レーザ光を照射してから反射光を受光するまでの時間によって、距離センサから反射点までの距離を計測する。また、距離センサ10,10において、レーザ光を照射する部分は、垂直方向に回転する。ここで、レーザ光を照射する部分の回転面は、道路横断方向の面と平行である。この回転により、距離センサ10,10はそれぞれ、レーザ光を垂直方向にスキャンする。すなわち、距離センサ10,10はそれぞれ、レーザ光を垂直方向にスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測する。従って、図1に示すように路面33上を車両31が走行した場合、車両31の側面でレーザ光が反射し、距離センサ10,10は、その側面までの距離を計測する。このとき、路面33でレーザ光が反射し、距離センサ10,10が路面33までの距離を計測することもある。なお、上記のように、レーザ光を照射する部分は垂直方向に回転するが、距離センサ10,10にはそれぞれ、明らかに車両31が存在し得ない方向の範囲の情報が予め与えられ、距離センサ10,10は、その範囲内に関しては、距離計測を行わなくてよい。
図2は、レーザ光の照射角度を示す説明図である。図2では、距離センサ10のみを示しているが、距離センサ10に関しても照射角度を図2と同様に表すことができる。レーザ光の照射角度は、水平方向と、距離センサ10,10によるレーザ光の照射方向とのなす角度である。レーザ光の照射角度をθで表す。レーザ光の照射方向が水平方向より上向きである場合、θ>0である。レーザ光の照射方向が水平方向より下向きである場合、θ<0である。
距離センサ10,10はそれぞれ、レーザ光を垂直方向にスキャンしながら、レーザ光の反射点までの距離を計測し、その距離と、その距離を計測したときのレーザ光の照射角度および時刻(距離の計測時刻)を、幅計測装置1に出力する。すなわち、距離センサ10,10はそれぞれ、距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合を幅計測装置1に出力する。
また、図1に示すように、距離センサ10,10の路面33からの高さをそれぞれH,Hとする。また、対向している距離センサ10,10の間隔をDとする。
幅計測装置1は、距離センサ10,10から出力されたデータを記憶し、そのデータに基づいて、車両31の車幅と、車両31からはみ出した部分の幅(図1に示す例では、積載物32の幅)とを計測する。
図3は、第1の実施形態における幅計測装置1の構成例を示すブロック図である。幅計測装置1は、データ記録部2と、データ記憶部3と、画像データ生成部4と、車輪部分検出部5と、車輪部分水平距離導出部6と、第1の幅算出部7と、水平距離最小値特定部8と、第2の幅算出部9とを備える。
データ記憶部3は、距離センサ10,10が出力したデータを記憶する記憶装置である。
データ記録部2は、距離センサ10,10が出力したデータ(距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合)を受け取り、そのデータをデータ記憶部3に記憶させる。データ記録部2は、データをデータ記憶部3に記憶させる際、そのデータが距離センサ10から出力されたデータであるか距離センサ10から出力されたデータであるかを識別する識別情報とともにデータ記憶部3に記憶させる。
画像データ生成部4は、距離センサ毎に、距離センサが出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせに基づいて、距離センサからレーザ光の反射点までの水平距離およびその反射点の路面33からの高さを計算する。さらに、画像データ生成部4は、距離センサ毎に、反射点の高さを縦軸とし、計測時刻(距離の計測時刻)を横軸とする座標に、上記の水平距離に応じた輝度値を割り当てることによって、画像データを生成する。
画像データ生成部4が距離センサ10に対応する画像データを生成する場合、以下のように画像データを生成する。まず、画像データ生成部4は、データ記憶部3から、距離センサ10が出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合を読み込む。そして、画像データ生成部4は、その組み合わせ毎に、距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離およびその反射点の路面33からの高さを計算する。
このとき、画像データ生成部4は、距離センサからレーザ光の反射点までの水平距離を以下に示す式(1)によって計算すればよい。
d=d・cosθ 式(1)
dは、距離センサから反射点までの水平距離である。また、dは、距離センサによって計測された距離センサから反射点までの距離である。
また、画像データ生成部4は、反射点の高さを以下に示す式(2)によって計算すればよい。なお、式(2)では、距離センサ10からのレーザ光の反射点の高さの計算式を示している。
h=H+d・sinθ 式(2)
hは、レーザ光の反射点の路面33からの高さである。また、既に説明したように、Hは、距離センサ10の路面33からの高さである。距離センサ10からのレーザ光の反射点の高さを計算する場合、式(2)の右辺の第1項の“H”を“H(距離センサ10の路面33からの高さ)”とすればよい。
画像データ生成部4は、距離センサ10が出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせ毎に、水平距離dおよび高さhを計算した後、反射点の高さを縦軸とし、計測時刻(距離の計測時刻)を横軸とする座標に、水平距離dに応じた輝度値を割り当てることによって、画像データを生成する。画像データ生成部4は、水平距離dの値が小さいほど輝度値を小さな値に定める。すなわち、画像データ生成部4は、水平距離dの値が小さいほど黒色に近づくようなグレースケールの画像データを生成する。ただし、画像データ生成部4は、水平距離dの値が閾値以上である場合、輝度値を0とする。この処理によって、画像内で車両31の背景に該当する箇所であって、距離センサ10から見て車両31より遠方に該当する箇所は黒色で表される。
上記の処理によって、距離センサ10に対応する画像データが得られる。
画像データ生成部4が距離センサ10に対応する画像データを生成する場合、画像データ生成部4は、データ記憶部3から、距離センサ10が出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合を読み込む。そして、距離センサ10に対応する画像データを生成する場合と同様の処理を行うことによって、画像データ生成部4は、距離センサ10に対応する画像データを生成する。
図4は、画像データ生成部4によって生成された画像データが表わす画像の例を示す図である。距離センサ10,10が垂直方向にレーザ光をスキャンしながらレーザ光の反射点までの距離を計測している状況で、車両が距離センサ10,10の間を通過する。その結果得られた、距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合を用いて、画像データ生成部4が上記の処理を行うことによって、図4に示すように、車両の側面を表すグレースケール画像の画像データが得られる。なお、図4は、距離センサ10に対応する画像データである。上記のように、距離センサ10に対応する画像データも生成される。
画像データ生成部4は、図4に例示するようなグレースケール画像の画像データを生成するが、以下では、画像内に表れている車輪部分等を分かりやすく示すために、画像データが表わす画像を線図で簡略化して示す。
車輪部分検出部5は、各距離センサ10,10に対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する。
距離センサ10に対応する画像データとして、図5に例示する画像を表す画像データが生成されたとする。実際には画像データはグレースケールの画像を表すが、上記のように、図5では画像を線図で簡略化して図示している。
車輪部分検出部5は、距離センサ10に対応する画像データ(図5に例示する画像を表す画像データ)に対して円の検出を行うことによって、車輪部分35の中心座標および半径を特定する。円の検出方法として、ハフ変換を適用可能であるが、円の検出方法はハフ変換に限定されない。
車輪部分検出部5は、距離センサ10に対応する画像データに対しても、同様の処理を行う。すなわち、車輪部分検出部5は、距離センサ10に対応する画像データに対して円の検出を行うことによって、車輪部分の中心座標および半径と特定する。
なお、車両31が走行している状態で、距離センサ10,10はレーザ光をスキャンして、反射点までの距離を算出する。そのため、画像データ生成部4によって生成された画像データが表わす画像において、車両は全体的に前後方向に縮むように表され、車輪部分35も楕円で表される。なお、車両が前後方向にどの程度縮んで表わされるかは、車両31の速度に依存する。車輪部分検出部5は、車両31の速度の情報を用いて、車輪部分35が円になるように画像データを補正する前処理を行い、その前処理後に、画像データに対してハフ変換を行うことが好ましい。有料道路の料金所を通過する際の車両の速度は、距離センサ通過時の小区間において、一定の速度であるとみなすことができる。車輪部分検出部5には予めその速度の情報が与えられ、車輪部分検出部5は、その速度の情報を用いて画像データに上記の前処理を行ってもよい。なお、車輪部分35が完全な円でない場合には、車輪部分検出部5は、楕円の検出によって、画像内における車輪部分を検出できる(すなわち、車輪部分の中心座標および半径を特定できる)。従って、前処理を行った場合であっても、車輪部分35は完全な円でなくてよい。
車輪部分水平距離導出部6は、距離センサ毎に、距離センサから車両31の車輪部分までの水平距離を導出する。すなわち、車輪部分水平距離導出部6は、距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離を導出し、同様に、距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離を導出する。
距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離を導出する場合を例にして説明する。車輪部分水平距離導出部6は、車輪部分検出部5によって検出された車輪部分35の座標を特定する。なお、車輪部分検出部5が上記の前処理(楕円を円にするための前処理)を行っている場合には、車輪部分水平距離導出部6は、前処理後における車輪部分35の座標を、前処理前の座標に変換すればよい。車輪部分水平距離導出部6は、車輪部分35の座標に対応する水平距離(距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離)に基づいて、距離センサ10と車輪部分との水平距離を導出する。なお、画像内の座標に対応する水平距離は、画像データ生成部4によって計算されている。
例えば、車輪部分水平距離導出部6は、車輪部分35の外周上の各画素の座標に対応する水平距離を抽出し、その水平距離の平均値を、距離センサ10と車輪部分との水平距離として定めてもよい。
また、例えば、車輪部分水平距離導出部6は、車輪部分35の範囲内の各画素の座標に対応する水平距離を抽出し、その水平距離の平均値を、距離センサ10と車輪部分との水平距離として定めてもよい。
また、例えば、車輪部分水平距離導出部6は、車輪部分35の代表点の座標に対応する水平距離を抽出し、その水平距離を、距離センサ10と車輪部分との水平距離として定めてもよい。
距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離を導出する場合と同様の処理によって、車輪部分水平距離導出部6は、距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離を導出すればよい。
以下、距離センサ10と車輪部分との水平距離をdとする。また、距離センサ10と車輪部分との水平距離をdとする。
第1の幅算出部7は、距離センサ毎に導出された、距離センサから車両31の車輪部分までの水平距離に基づいて、車両31の車幅を算出する。図6は、距離センサ10と車輪部分との水平距離d、および、距離センサ10と車輪部分との水平距離dを示す模式図である。第1の幅算出部7は、以下に示す式(3)の計算を行うことによって、車両31の車幅を算出すればよい。
=D−(d+d) 式(3)
式(3)において、dは車両31の車幅である。既に説明したように、Dは、対向している距離センサ10,10の間隔である。式(3)に示すように、距離センサ10,10の間隔Dから、d,dの和を減算することにより、車両31の車幅dを算出することができる(図6参照)。
水平距離最小値特定部8は、距離センサ毎に、距離センサから反射点まで水平距離の最小値を特定する。水平距離最小値特定部8は、距離センサ毎に、距離センサに対応する画像データが表わす画像内の車輪部分以外の領域の座標に対応する水平距離のうち、最小の水平距離を特定すればよい。なお、車輪部分検出部5が前述の前処理(楕円を円にするための前処理)を行っている場合には、水平距離最小値特定部8は、画像内の車輪部分以外の領域の座標を、前処理前の座標に変換すればよい。
また、水平距離の最小値を特定する際、水平距離最小値特定部8は、画像内で車輪部分の下端より下方の領域を無視する。例えば、図5に例示する画像を対象に、水平距離の最小値を特定する場合、車輪部分35の下端よりも下の領域36の座標に対応する水平距離は、最小の水平距離の探索対象から除外する。また、水平距離最小値特定部8は、水平距離の値が閾値以上であることにより輝度値“0”が割り当てられた領域(例えば、図4に示す例において、車両よりも上方の黒色の領域)も無視してよい。
水平距離最小値特定部8が、距離センサ10から反射点まで水平距離の最小値を特定する場合を例にして説明する。水平距離最小値特定部8は、距離センサ10に対応する画像データが表わす画像から車輪部分35と、車輪部分35の下端より下方の領域36(図5参照)とを除いた領域の各画素の座標に対応する水平距離(距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離)のうち、最小の水平距離を特定する。積載物32が車両31の側面からはみ出している場合、水平距離の最小値は、画像内において積載物32に該当する領域の座標に対応する水平距離の中から得られる。本例では、図5に示す画像内の位置42の座標に対応する水平距離が、水平距離の最小値として特定されたとする。なお、画像内の座標に対応する水平距離は、画像データ生成部4によって計算されている。
距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値を特定する場合と同様の処理によって、水平距離最小値特定部8は、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値も特定する。
以下、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値をdmin_aとする。また、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値をdmin_bとする。
第2の幅算出部9は、距離センサ毎に特定された、距離センサから反射点までの水平距離の最小値の和を、一対の距離センサ10,10の間隔Dから差し引いた幅を算出する。以下、この幅をdと記す。この幅dは、車両の最大幅と称することもできる。車両の最大幅は、車両31の車幅と同じであってもよく、また、例えば、車両31の側面から積載物32がはみ出した状態である場合には、車両31の側面からはみ出した積載物32の幅であってもよい。
図7は、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値dmin_a、および、距離センサ10から反射点までの水平距離の最小値dmin_bの一例を示す模式図である。第2の幅算出部9は、dmin_aとdmin_bの和を、距離センサ10,10の間隔Dから差し引いた幅dを算出する。すなわち、第2の幅算出部9は、以下に示す式(4)の計算を行うことによって、幅dを算出すればよい。
=D−(dmin_a+dmin_b) 式(4)
図1や図7に示すように、車両31の側面から積載物32がはみ出した状態である場合、幅dは、車両31の側面からはみ出した積載物32の幅であると言うことができる。この場合、幅dは、車幅dよりも、ある程度以上、大きな値となる。
また、車両31が積載物32を積載していなかったり、車両31の側面から積載物32がはみ出していない状態であったりした場合、幅dおよび車幅dは同程度の値となる。なお、この場合、サイドミラーが車両31の側面からはみ出しているときには、幅dは、車両31の両側のサイドミラーの端部間の幅に該当する。この場合、幅dは、車幅dよりも大きくなるが、dとdの差は、車両の両側のサイドミラーの幅程度である。
データ記録部2、画像データ生成部4、車輪部分検出部5、車輪部分水平距離導出部6、第1の幅算出部7、水平距離最小値特定部8および第2の幅算出部9は、例えば、幅計測プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。この場合、CPUは、例えば、コンピュータのプログラム記憶装置(図示略)等のプログラム記録媒体から幅計測プログラムを読み込み、その幅計測プログラムに従って、データ記録部2、画像データ生成部4、車輪部分検出部5、車輪部分水平距離導出部6、第1の幅算出部7、水平距離最小値特定部8および第2の幅算出部9として動作すればよい。また、データ記録部2、画像データ生成部4、車輪部分検出部5、車輪部分水平距離導出部6、第1の幅算出部7、水平距離最小値特定部8および第2の幅算出部9が別々のハードウェアによって実現されていてもよい。
次に、処理経過について説明する。図8および図9は、本発明の第1の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートである。既に説明した詳細な処理については、以下の説明では省略する。
距離センサ10,10がそれぞれ、レーザ光をスキャンしながら、レーザ光の反射点までの距離を計測し、距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせの集合を、幅計測装置1に出力する(ステップS1)。ここでは、距離センサ10,10がレーザ光をスキャンしながら各反射点までの距離を計測しているときに、距離センサ10,10の間を車両31が通過したものとする。
データ記録部2は、距離センサ10が出力したデータをデータ記憶部3に記憶させる(ステップS2)。
同様に、データ記録部2は、距離センサ10が出力したデータをデータ記憶部3に記憶させる(ステップS2)。
画像データ生成部4は、距離センサ10が出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせ毎に、距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離およびその反射点の高さを計算する。そして、画像データ生成部4は、反射点の高さを縦軸とし、計測時刻を横軸とする座標に、水平距離に応じた輝度値を割り当てることによって、画像データを生成する(ステップS3)。
同様に、画像データ生成部4は、距離センサ10が出力した距離とレーザ光の照射角度θと計測時刻との組み合わせ毎に、距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離およびその反射点の高さを計算する。そして、画像データ生成部4は、反射点の高さを縦軸とし、計測時刻を横軸とする座標に、水平距離に応じた輝度値を割り当てることによって、画像データを生成する(ステップS3)。
距離センサ10,10がレーザ光をスキャンしながら各反射点までの距離を計測しているときに、距離センサ10,10の間を車両31が通過している。従って、ステップS3,S3では、車両31の側面を表すグレースケールの画像データが生成される。
車輪部分検出部5は、ステップS3で生成された画像データが表わす画像内から車両31の車輪部分を検出する(ステップS4)。
同様に、車輪部分検出部5は、ステップS3で生成された画像データが表わす画像内から車両31の車輪部分を検出する(ステップS4)。
車輪部分水平距離導出部6は、ステップS4で検出された車輪部分の座標に対応する水平距離(距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離)に基づいて、距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離dを導出する(ステップS5)。
同様に、車輪部分水平距離導出部6は、ステップS4で検出された車輪部分の座標に対応する水平距離(距離センサ10からレーザ光の反射点までの水平距離)に基づいて、距離センサ10と車両31の距離センサ10側の車輪部分との水平距離dを導出する(ステップS5)。
水平距離最小値特定部8は、ステップS3で生成された画像データが表わす画像の車輪部分以外の領域(より具体的には、その画像から、車輪部分と、車輪部分の下端より下方の領域とを除いた領域)の各画素の座標に対応する水平距離のうち、最小の水平距離dmin_aを特定する(ステップS6)。
同様に、水平距離最小値特定部8は、ステップS3で生成された画像データが表わす画像の車輪部分以外の領域(より具体的には、その画像から、車輪部分と、車輪部分の下端より下方の領域とを除いた領域)の各画素の座標に対応する水平距離のうち、最小の水平距離dmin_bを特定する(ステップS6)。
幅計測装置1は、距離センサ10に対応する処理として、ステップS2〜S6を実行し、距離センサ10に対応する処理として、ステップS2〜S6を実行する。
ステップS6,S6が完了した後、第1の幅算出部7は、ステップS5で導出された水平距離dと、ステップS5で導出された水平距離dとに基づいて、車両31の車幅dを算出する(ステップS7)。第1の幅算出部7は、式(3)の計算を行うことによって、車幅dを算出すればよい。
また、第2の幅算出部9は、ステップS6で特定されたdmin_aとステップS6で特定されたdmin_bとの和を、距離センサ10,10の間隔Dから差し引いた幅dを算出する(ステップS8)。第2の幅算出部9は、式(4)の計算を行うことによって、幅dを算出すればよい。
本実施形態によれば、幅計測装置1は、車両31の車幅dを算出するだけでなく、幅dも算出する。
前述のように、車両31の側面から積載物32がはみ出した状態である場合、幅dは、車幅dよりも、ある程度以上、大きな値となる。
車両31が積載物32を積載していなかったり、車両31の側面から積載物32がはみ出していない状態であったりした場合、幅dおよび車幅dは同程度の値となる。幅dが車幅dよりも大きくなったとしても、dとdの差は、車両の両側のサイドミラーの幅程度である。
従って、車幅dと幅dによって、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定することができる。すなわち、本実施形態によれば、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報(車幅dおよび幅d)を得ることができる。
実施形態2.
本発明の第2の実施形態の幅計測システムも、図1に示すように、一対の距離センサ10,10と、幅計測装置1とを備える。第2の実施形態における距離センサ10,10は、第1の実施形態における距離センサ10,10と同様であり、説明を省略する。
第2の実施形態では、幅計測装置1は、車幅dおよび幅dを算出した後、車幅dおよび幅dに基づいて、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する。
図10は、第2の実施形態における幅計測装置1の構成例を示すブロック図である。第1の実施形態で説明した要素と同様の要素に関しては、図3に示す符号と同一の符号を付し、説明を省略する。
第2の実施形態における幅計測装置1は、第1の実施形態における幅計測装置1が備える各要素に加えて、判定部21を備える。
判定部21は、第1の幅算出部7が算出した車幅dと、第2の幅算出部9が算出した幅dとに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する。
判定部21は、幅dが車幅dよりもある程度以上大きな値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定すればよい。
例えば、判定部21は、幅dが車幅dの所定倍(例えば、1.1倍)以上の値であれば、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定し、幅dが車幅dの所定倍未満の値であれば、車両が積載物が側面からはみ出していない状態の車両であると判定してもよい。なお、積載物を積んでいない車両も、車両が積載物が側面からはみ出していない状態の車両に該当する。
また、例えば、判定部21は、幅dから車幅dを減算した値が閾値以上であれば、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定し、幅dから車幅dを減算した値が閾値未満であれば、車両が積載物が側面からはみ出していない状態の車両であると判定してもよい。
このとき、サイドミラーのはみ出しによって、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると誤判定しないように、幅dが車幅dよりどの程度大きければ、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定するのかを予め定めておけばよい。
判定部21は、例えば、幅計測プログラムに従って動作するコンピュータのCPUによって実現される。
図11は、本発明の第2の実施形態の処理経過の例を示すフローチャートの一部を示す説明図である。ステップS8までの処理は、第1の実施形態におけるステップS8までの処理と同様であり、第2の実施形態では、図8に示す各ステップの図示を省略する。
ステップS8の後、判定部21は、ステップS7で算出された車幅dと、ステップS8で算出された幅dとに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する(ステップS9)。車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する場合の条件の例については、既に説明したので、ここでは説明を省略する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報(車幅dおよび幅d)を得ることができる。さらに、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かの判定結果も得ることができる。
次に、本発明の概要を説明する。図12は、本発明の幅計測システムの概要を示すブロック図である。本発明の幅計測システムは、2つの距離センサ81,81と、画像データ生成手段82と、車輪部分検出手段83と、第1の幅算出手段85と、第2の幅算出手段87とを備える。
距離センサ81,81(例えば、距離センサ10,10)はそれぞれ、レーザ光をスキャンし、レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときのレーザ光の照射角度とを出力する。
画像データ生成手段82(例えば、画像データ生成部4)は、距離センサ毎に、距離および照射角度に基づいて、画像データを生成する。
車輪部分検出手段83(例えば、車輪部分検出部5)は、各距離センサに対応する画像データ毎に、画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する。
第1の幅算出手段85(例えば、第1の幅算出部7)は、各距離センサから車両の車輪部分までの水平距離に基づいて、車両の車幅を算出する。
第2の幅算出手段87(例えば、第2の幅算出部9)は、各距離センサから反射点までの水平距離の最小値に基づいて、車両の最大幅を算出する。
そのような構成により、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定するための情報を得ることができる。
また、幅計測システムは、第1の幅算出手段85が算出した車幅と、第2の幅算出手段87が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段(例えば、判定部21)を備えていてもよい。
本発明は、走行中の車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かの判定に好適に利用できる。
1 幅計測装置
2 データ記録部
3 データ記憶部
4 画像データ生成部
5 車輪部分検出部
6 車輪部分水平距離導出部
7 第1の幅算出部
8 水平距離最小値特定部
9 第2の幅算出部
10,10 距離センサ
21 判定部

Claims (8)

  1. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサと、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と
    前記第1の幅算出手段が算出した車幅と、前記第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、
    前記第2の幅算出手段が算出した最大幅が、前記第1の幅算出手段が算出した車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測システム。
  2. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサと、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、
    前記第1の幅算出手段が算出した車幅と、前記第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段を備え
    前記判定手段は、
    前記第2の幅算出手段が算出した最大幅から、前記第1の幅算出手段が算出した車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測システム。
  3. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続される幅計測装置であって、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と
    前記第1の幅算出手段が算出した車幅と、前記第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段は、
    前記第2の幅算出手段が算出した最大幅が、前記第1の幅算出手段が算出した車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測装置。
  4. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続される幅計測装置であって、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成手段と、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出手段と、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出手段と、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出手段と、
    前記第1の幅算出手段が算出した車幅と、前記第2の幅算出手段が算出した最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定手段を備え
    前記判定手段は、
    前記第2の幅算出手段が算出した最大幅から、前記第1の幅算出手段が算出した車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測装置。
  5. レーザ光の照射角度を出力する2つの対向する距離センサによって、
    前記レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、
    前記2つの対向する距離センサに接続された幅計測装置によって、
    前記距離と、前記距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを入力し、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成し、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出し、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出し、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出し、
    前記車幅と前記最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定し、
    車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する際に、前記最大幅が前記車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測方法。
  6. レーザ光の照射角度を出力する2つの対向する距離センサによって、
    前記レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、
    前記2つの対向する距離センサに接続された幅計測装置によって、
    前記距離と、前記距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを入力し、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成し、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出し、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出し、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出し、
    前記車幅と前記最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定し、
    車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する際に、前記最大幅から前記車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定する
    ことを特徴とする幅計測方法。
  7. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続されるコンピュータに搭載される幅計測プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成処理、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出処理、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出処理
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出処理、および、
    前記第1の幅算出処理で算出された車幅と、前記第2の幅算出処理で算出された最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定処理を実行させ、
    前記判定処理で、
    前記第2の幅算出処理で算出された最大幅が、前記第1の幅算出処理で算出された車幅の所定倍以上の値であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定させる
    めの幅計測プログラム。
  8. レーザ光をスキャンし、前記レーザ光の反射点までの距離を計測し、当該距離と、当該距離を計測したときの前記レーザ光の照射角度とを出力する2つの対向する距離センサに接続されるコンピュータに搭載される幅計測プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    距離センサ毎に、前記距離および前記照射角度に基づいて、画像データを生成する画像データ生成処理、
    各距離センサに対応する画像データ毎に、前記画像データが表わす画像内から車両の車輪部分を検出する車輪部分検出処理、
    各距離センサから前記車両の車輪部分までの水平距離と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の車幅を算出する第1の幅算出処理、
    各距離センサから前記反射点までの水平距離の最小値と前記2つの対向する距離センサの間隔とに基づいて、前記車両の最大幅を算出する第2の幅算出処理、および、
    前記第1の幅算出処理で算出された車幅と、前記第2の幅算出処理で算出された最大幅とに基づいて、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であるか否かを判定する判定処理を実行させ
    前記判定処理で、
    前記第2の幅算出処理で算出された最大幅から、前記第1の幅算出処理で算出された車幅を減算した値が閾値以上であることを条件に、車両が積載物が側面からはみ出した状態の車両であると判定させる
    ための幅計測プログラム。
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