JP6771250B1 - 浄水システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 浄水の効率を高めることに適した浄水システム等を提案する。【解決手段】 浄水システム1は、水を浄化する。浄水システム1は、第1貯水タンク7と、第2貯水タンク19と、第1貯水タンク7と第2貯水タンク19を連結する連結部17を備える。第1貯水タンク7には、流水部3の水が流入して、下に移動する。第1貯水タンク7において、第1浄化部13は、下に移動する水を、例えば単粒度砕石の層を利用して浄化する。第1貯水タンク7において下に移動した水は、連結部17により上に移動して、第2貯水タンク19に流入する。第2貯水タンク19に流入した水は、下に移動する。第2貯水タンク19において、第2浄化部25は、下に移動する水を、例えば単粒度砕石の層を利用して浄化する。第2浄化部25において浄化された水は、貯水部5に排出される。【選択図】図1

Description

本願発明は、水を浄化する浄水システムに関する。
出願人は、例えば特許文献1にあるように、雨水などを貯水するときに、単粒度砕石の砕石層を利用して浄化することを提案した。
特許第6190992号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、単一の砕石層を利用するため、水は、基本的に上から下へと移動するものであった。
そこで、本願発明は、単一の砕石層を利用することに比べて浄水の効率を高めることに適した浄水システム等を提案することを目的とする。
本願発明の第1の観点は、水を浄化する浄水システムであって、前段貯水タンクと、中段貯水タンクと、後段貯水タンクと、前記前段貯水タンクと前記中段貯水タンクを連結する前段連結部と、前記中段貯水タンクと前記後段貯水タンクを連結する後段連結部を備え、前記前段貯水タンクは、流入した水を排出する前段排水部を備え、前記中段貯水タンクは、水が流入する中段給水部と、前記中段給水部に流入した水を浄化する中段浄化部と、前記中段浄化部により浄化された水を排出する中段排水部を備え、前記後段貯水タンクは、水が流入する後段給水部を備え、前記前段連結部は、前記前段排水部から排出された水を前記中段給水部に流入させ、前記後段連結部は、前記中段排水部から排出された水を前記後段排水部に流入させ、前記中段給水部が前記前段排水部及び/若しくは前記後段給水部よりも上に位置し、並びに/又は、前記中段排水部から排出される水の流れを阻害する水流阻害部を備えて、前記前段排水部から流出した水を前記前段排水部よりも上に移動させる。
本願発明の第2の観点は、第1の観点の浄水システムであって、前記中段浄化部は、単粒度砕石の層を含み、前記中段浄化部は、前記中段給水部に流入して前記中段排水部から排出される水の流れを利用して緩速ろ過により水を浄化する。
本願発明の第3の観点は、第1又は第2の観点の浄水システムであって、前記中段貯水タンクは、前記中段給水部に流入した水を拡散する中段拡散部を備える。
本願発明の第4の観点は、第3の観点の浄水システムであって、前記中段給水部は、前記中段浄化部の上面よりも上に位置し、前記中段拡散部は、前記中段給水部から流入した水を前記中段浄化部の上面に拡散する。
本願発明の第5の観点は、第1から第4のいずれかの観点の浄水システムであって、前記中段貯水タンクは、中段溢水排水部を備え、前記中段溢水排水部は、前記中段排水部及び前記中段浄化部の上面よりも上に位置して、当該中段溢水排水部よりも上にある水を前記中段貯水タンクの外に排出する。
本願発明の各観点によれば、複数の貯水タンクを利用して水を上に移動させて、貯水タンクにおける浄化部を全体的に利用して浄化することができる。
(a)本願発明の実施の形態に係る浄水システムの構成の一例を示すブロック図と、(b)貯水タンクの構成の一例を示すブロック図と、(c)本願発明の実施の形態に係る浄水システムの構成の他の一例を示すブロック図である。 従来の技術と、本願発明との違いについて説明するための図である。 貯水タンクの一例で、ローリータンクを示す。
以下では、図面を参照して、本願発明の実施例について説明する。なお、本願発明は、この実施例に限定されるものではない。
図1は、本願発明の実施の形態に係る浄水システムの構成の一例を示す図である。
図1(a)は、本願発明の実施の形態に係る浄水システムの構成の一例を示すブロック図である。図1(a)を参照して、浄水システム1は、供給部3と、N個(Nは3以上の自然数)の貯水タンク5p(pはN以下の自然数)と、連結部7q(qはN−1以下の自然数)と、貯水部9を備える。
貯水タンク5pは、給水部11pと、拡散部13pと、浄化部15pと、排水部17pを備える。給水部11pは、浄化部15pの上面よりも上にあり、貯水タンクの外から内に水が流入する。拡散部13pは、浄化部15pの上面よりも上に位置し、給水部11pに流入した水を浄化部15pの上面に拡散する。浄化部15pは、単粒度砕石の層を含み、拡散部13pにより上面に拡散された水が下に移動することなどにより生じる水の流れを利用して水を浄化する。排水部17pは、浄化部15pにより浄化された水を貯水タンクの外に排出する。
連結部7qは、中空の管構造であり、貯水タンク5qと貯水タンク5q+1を連結し、中空の管構造を利用して貯水タンク5qの排水部17qから排出された水を貯水タンク5q+1の給水部11q+1に流入させる。
供給部3は、継続して水が供給されているものである。供給部3は、例えば、湧水や池や河川などを利用して実現することができる。貯水タンク51の給水部111には、供給部3からの水が流入する。例えば、供給部3には継続して水が供給されており、水面の高さは、ほぼ一定とすることができる。供給部3の水面よりも低い位置に給水部111を設置することにより、動力を必要とすることなく重力により、継続して水を流入させることができる。
貯水タンク5i-1(iは2以上N−1以下の自然数)(本願発明の「前段貯水タンク」の一例)と、貯水タンク5i(本願発明の「中段貯水タンク」の一例)と、貯水タンク5i+1(本願発明の「後段貯水タンク」の一例)と、連結部7i-1(本願発明の「前段連結部貯水タンク」の一例)と、連結部7i(本願発明の「前段貯水タンク」の一例)により、貯水タンク5pの相互関係について説明する。
貯水タンク5i-1と貯水タンク5iと貯水タンク5i+1は、階段状に設置されている。貯水タンク5i-1は貯水タンク5iよりも高く、貯水タンク5i+1は貯水タンク5iよりも低い。給水部11i(本願発明の「中段給水部」の一例)は、排水部17i-1(本願発明の「前段排水部」の一例)よりも上に位置する。そのため、貯水タンク5i-1に一定の水量(例えば、貯水タンク5i-1の水面が、給水部11iの位置や連結部7i-1の最も高い位置となる水量)が貯水された状態で、貯水タンク5i-1から貯水タンク5iに水が流れる。給水部11iは、給水部11i+1(本願発明の「後段給水部」の一例)よりも上に位置する。そのため、貯水タンク5iでは、給水部11iよりも下の水位で給水部11iから溢れずに、貯水タンク5iから貯水タンク5i+1に水が流れる。
貯水タンク5i-1と貯水タンク5iと貯水タンク5i+1を階段状に設置して、貯水タンク5の間で水が上方に移動するために、水の流れが緩やかになる。そのため、各貯水タンク5pでの浄化は、貯水タンク51から貯水タンク5Nへの水の流れ及び各貯水タンク5pにおける水の流れを利用して緩速ろ過により実現することができる。
貯水タンク5Nの排水部17Nから貯水部9に浄化された水が排出される。利用者は、貯水部9に貯水された水を使用することができる。
このように、複数の貯水タンク5pを階段状に配置して、供給部3の水は、動力を必要とすることなく、各貯水タンク5pで浄化されて貯水部9へと流れる。
なお、一部の構成を変更してもよく、例えば拡散部13は拡散の必要がなければ省略してもよい。
図1(b)は、貯水タンクの構成の一例を示すブロック図である。貯水タンク61は、給水部63と、拡散部65と、表面層部67と、砕石部69と、排水部71を備える。
給水部63は、図1(a)の給水部11pに対応する。
拡散部65は、図1(a)の拡散部13pに対応する。拡散部65は、例えば水を分岐させる管(T字管など)などを利用して実現することができる。例えば、送水口から流入した水を直線状の分岐管部で分岐させるT字管で、送水口を上にして給水部63に接続し、直線状の分岐管部を下にし、直線状の分岐管部の下部分に複数の穴731〜734をあける。給水部63に流入した水は、T字管によって分岐して水平方向に広がり、複数の穴731〜734から流れ出る。これにより、拡散部65は、給水部63に流入した水を、表面層部67の上面に拡散することができる。
表面層部67と砕石部69を併せたものが、図1(a)の浄化部15pに対応する。表面層部67は、例えば、発泡廃ガラス材、木炭、軽石などの層である。砕石部69は、砕石(例えば、単粒度砕石(特に単流度砕石4号)など)の層である。表面層部67の上面に到達した水は、下に移動して砕石部69の上面に到達する。砕石部69の上面に到達した水は、下に移動して砕石部69の下面に到達する。砕石部69では、砕石が充填されているために表面積が増大している。砕石部69の砕石の表面には、微生物が生存している。そのため、砕石の表面に存在する微生物による浄化が有効に機能する環境にある。ここで、水の浄化とは、水質が変更して、基準値を満たす(少なくとも同等になる)ことである。水質の変更とは、例えば、一般細菌数、pH値、硝酸態窒素、亜硝酸態窒素、鉄(その化合物)、塩酸化イオン、硬度(カルシウム・マグネシウム等)、有機物(TOC)、味、臭気、色度、濁度などの一部又は全部が変更することである。砕石の表面に生存する微生物により、水を浄化することができる。そして、取水により生じる砕石層における水の流れを利用して、浄水環境を継続して維持し、砕石の表面に存在する微生物による浄化を継続して行うことが可能である。(特許文献1参照)。なお、本願発明において、表面層部67を省略してもよい。
排水部71は、砕石部69により浄化された水を排水する。図1(a)の排水部17pに対応する。
図1(c)は、本願発明の実施の形態に係る浄水システムの構成の他の一例を示すブロック図である。図1(c)を参照して、浄水システム31は、供給部33と、M個(Mは3以上の自然数)の貯水タンク35r(rはM以下の自然数)と、連結部37s(sはM−1以下の自然数)と、溢水連結部55sと、貯水部39と、溢水貯水部59を備える。
貯水タンク351は、給水部411と、拡散部431と、浄化部451と、排水部471と、溢水排水部511を備える。貯水タンク351は、図1(a)の貯水タンク5の構成に溢水排水部511を設けた構成としている。
給水部411は、浄化部451の上面よりも上にあり、供給部33から貯水タンク351の内に水が流入する。供給部33は、例えば降雨による雨水を屋根で集めて樋により集められたもののように、水が断続的に供給されるものである。拡散部431は、浄化部451の上面よりも上に位置し、給水部411に流入した水を浄化部451の上面に拡散する。浄化部451は、単粒度砕石の層を含み、拡散部431により上面に拡散された水が下に移動することなどにより生じる水の流れを利用して水を浄化する。排水部471は、浄化部451により浄化された水を貯水タンク351の外に排出する。
溢水排水部511は、排水部471(及び/又は浄化部451)よりも上に位置する。降雨量が多く、供給部33から多くの水が流入した場合、貯水タンク351内に貯水された水の水面が溢水排水部511の高さを超える場合がある。このような場合に、溢水排水部511は、超えた高さにある水を貯水タンク351の外に排出する。
なお、貯水タンク351は、貯水タンク352,…,35Mと同様な構成としたり、例えば拡散部431を設けないようにしたりしてもよい。
2以上M以下のrに対して、貯水タンク35rは、給水部41rと、浄化部45rと、排水部47rと、溢水給水部53rと、溢水排水部51rを備える。
給水部41r及び排水部47rは、浄化部45rの上面よりも下にある。この例では、給水部41rと排水部47rは同じ高さとしているが、高さが違ってもよい。給水部41rは、貯水タンクの外から内に水が流入する。浄化部45rは、単粒度砕石の層を含み、給水部41rから流入した水の流れを利用して水を浄化する。排水部47rは、浄化部45rにより浄化された水を貯水タンクの外に排出する。
溢水給水部53r及び溢水排水部51rは、給水部41r及び排水部47r(並びに/又は浄化部45r)よりも上に位置する。溢水給水部53rには、溢水排水部51r-1から排出された溢水が流入する。貯水タンク35r内に貯水された水の水面が溢水排水部51rの高さを超えると、溢水排水部51rは、超えた高さにある水を貯水タンク35rの外に排出する。
M−1以下の自然数sに対して、連結部37sは、中空の管構造である。貯水タンク35sと貯水タンク35s+1を連結し、中空の管構造を利用して貯水タンク35sの排水部47sから排出された水を貯水タンク35s+1の給水部41s+1に流入させる。連結部37sは、水流阻害部49sを備える。水流阻害部49sは、排水部47sから給水部41s+1への水の流れを阻害する。水流阻害部49sは、例えばカートリッジ式の流量調整器であり、透水材(不織布・透水マット・発泡軽量資材など)を利用して実現することができる。なお、排水部47Mから排出される水の流れを阻害する水流阻害部を設けてもよい。
溢水連結部55sは、中空の管構造である。貯水タンク35sと貯水タンク35s+1を連結し、中空の管構造を利用して貯水タンク35sの溢水排水部51sから排出された溢水を貯水タンク35s+1の溢水給水部53s+1に流入させる。
貯水タンク35Mの排水部47Mから貯水部39に浄化された水が排出される。利用者は、貯水部39に貯水された水を使用することができる。また、溢水貯水部59には、溢水排水部51Mから溢水が排出される。
貯水タンク35rの相互関係について、貯水タンク35j-1(jは2以上M−1以下の自然数)(本願発明の「前段貯水タンク」の一例)と、貯水タンク35j(本願発明の「中段貯水タンク」の一例)と、貯水タンク35j+1(本願発明の「後段貯水タンク」の一例)と、連結部37j-1(本願発明の「前段連結部」の一例)と、連結部37j(本願発明の「後段連結部」の一例)と、溢水連結部55j-1と、溢水連結部55jにより説明する。
貯水タンク35j-1と貯水タンク35jと貯水タンク35j+1は、同じ高さに設置されている。連結部37j-1は、排水部47j-1(本願発明の「前段排水部」の一例)から排出された水を給水部41j(本願発明の「中段排水部」の一例)に供給する。連結部37jは、排水部47j(本願発明の「中段排水部」の一例)から排出された水を給水部41j+1(本願発明の「中段排水部」の一例)に流入する。連結部37jは、排水部47j(本願発明の「後段排水部」の一例)から排出された水を給水部41j+1(本願発明の「後段給水部」の一例)に流入する。連結部37jは、水流阻害部49j(本願発明の「水流阻害部」の一例)を備える。そのため、給水部41j(本願発明の「中段給水部」の一例)から流入した水は貯水タンク35j-1に溜まり、貯水タンク35j-1に貯水された水の水面は、排水部47jよりも高い位置になる。すなわち、給水部41jから流入した水は、貯水タンク35j-1において上下動をして排水部47jから排出されることになる。水流阻害部49sにより水の上下動が生じ、水の流れが緩やかになる。そのため、各貯水タンク35qでの浄化は、貯水タンク351から貯水タンク35Mへの水の流れ及び各貯水タンク35Mにおける水の流れを利用して緩速ろ過を実現することができる。
このように、複数の貯水タンク35qを配置して、供給部33の水は、動力を必要とすることなく、各貯水タンク35qで浄化されて貯水部39へと流れる。
また、供給部33から供給される水が増加した場合に、貯水タンク35q内に貯水された水が増加することがある。貯水タンク35j-1において溢水排水部51j-1の高さを超えた水は、溢水排水部51j-1から貯水タンク35j-1の外に排出される。溢水連結部55j-1は、溢水排水部51j-1から排出された溢水を溢水給水部53jに流入する。浄化部45jには、浄化部45により浄化された水が存在し、かつ、浄化部45の上面よりも上のスペースに比較して浄化部45では水は流れにくいため、基本的に、流入した溢水の多くは、溢水排水部51jの高さを超えて溢水排水部51jから貯水タンク35jの外に排出される。溢水連結部55jは、溢水排水部51jから排出された溢水を溢水給水部53j+1に流入する。
図2を参照して、特許文献1記載の技術と、本願発明との違いについて具体的に説明する。
図2(a)を参照して、特許文献1記載の技術では、砕石層81に雨水などが浸透するが、砕石層81は単一の構造であるため、雨水などが砕石層81の上面に到達すると、基本的に、砕石層81の中で下に移動し、砕石層81の最も低い個所83に集まる。集まった水を、ポンプなどを利用して取水することにより、砕石層81の中で水の流れが生じる。これにより、水の流れを利用した浄化を実現することができる。
図2(b)及び(c)を参照して、本願発明では多段構造とする。
図2(b)を参照して、階段状に徐々に低くなる多段構造とする。第1段浄化部(砕石層)に拡散して流入した水は、その下面へと移動する。第1段浄化部の下面に移動した水は、水圧を利用して上昇して、第2段浄化部の上面に拡散して流入する。第2段浄化部に拡散して流入した水は、その下面へと移動する。以降も同様に、上に移動して流入した水は、拡散(すなわち水平に広がって)して浄化されて外部に排出される。連結部により水を上に移動させて、各浄化部の上から下までを全体的に使用することができる。これにより、ポンプなどの動力を必要とせずに、水の流れを利用した緩速ろ過を実現することができる。
図2(c)を参照して、同じ高さの多段構造とする。第1段浄化部に拡散して流入した水は、その下面へと移動する。第1段浄化部の下面に移動した水は、第2段浄化部に流入する。第2段浄化部に流入した水は、水流阻害部により排出されにくく、溜まる状態となる。ここで、貯水タンク内で水の上下動が生じ、浄化部の上から下までを全体的に使用することができる。以降も同様に、上下動を利用して浄化された水は外部に排出される。これにより、ポンプなどの動力を必要とせずに、水の流れを利用した緩速ろ過を実現することができる。
図3(a)〜(c)は、貯水タンクの一例で、ローリータンクを示す図である。(a)正面図、(b)平面図、及び、(c)左側面図である。符号91は、通常使用されるタンクへの給水口であるが、今回は使用しない。符号93は、捻込式マンホールであり、内部の汚濁状況等の管理及び点検に利用することができる。符号92は、捻込式マンホール93に設けた給水部である。供給部や前段の貯水タンクからの水は、給水部92から流入する。符号95は、排水口(キャップ付き)であり、ここから、次(後段、下流)のタンクの給水部にパイプで接合する。これより下流にあるタンクの接合は上記の繰り返しとなる。図3(d)〜(f)は、タンク内に配置するパイプの一例を示す。図3(d)〜(f)は、それぞれ、図3(a)〜(c)に対応する。破線は、タンクの構成を示す。実線は、タンク内に配置するパイプの一例を示す。給水部92の下に、下が閉じた筒状のパイプ97を配置する。5つのパイプ991〜995を、パイプ97の側面から放射状に配置する。パイプ991〜995には、例えば全周囲に5ミリ程度の穴をあける。これにより、流入した水を砕石上部に広く散布する機能を実現することができる。水はこのパイプ配置によって広範囲に分散して落下するので、タンクの一箇所から分散させるより砕石に接触する接触面積が増加するとともに接触時間が長くなる。水の浄化の程度は、砕石に接触する面積と接触時間の長さに比例し、砕石に接触する面積が大きく接触時間が長いほど、水の浄化は進むといわれている。
なお、貯水タンクを流れる水に、砕石の表面に生存する微生物による浄化を活性化する活性剤を含ませてもよい。
1,31 浄水システム、3,33 供給部、5,35,61 貯水タンク、7,37 連結部、9,39 貯水部、11,41,63 給水部、13,43,65 拡散部、15,45 浄化部、17,47,71 排水部、49 水流阻害部、51 溢水排水部、53 溢水給水部、55 溢水連結部、59 溢水貯水部、67 表面層部、69 砕石部、73 穴、81 砕石層、83 砕石層81の最も低い個所、91 給水口、92 給水部、93 捻込式マンホール、95 排水部、97,99 パイプ

Claims (4)

  1. 水を浄化する浄水システムであって、
    前段貯水タンクと、中段貯水タンクと、後段貯水タンクと、前記前段貯水タンクと前記中段貯水タンクを連結する前段連結部と、前記中段貯水タンクと前記後段貯水タンクを連結する後段連結部を備え、
    前記前段貯水タンクは、流入した水を排出する前段排水部を備え、
    前記中段貯水タンクは、水が流入する中段給水部と、前記中段給水部に流入した水を浄化する中段浄化部と、前記中段浄化部により浄化された水を排出する中段排水部を備え、
    前記後段貯水タンクは、水が流入する後段給水部を備え、
    前記前段連結部は、前記前段排水部から排出された水を前記中段給水部に流入させ、
    前記後段連結部は、前記中段排水部から排出された水を前記後段給水部に流入させ、
    前記後段連結部は、前記中段排水部から排出される水の流れを阻害する水流阻害部を備えて、前記中段貯水タンクにおいて水を前記中段排水部及び前記後段給水部よりも上にも存在させ
    前記中段浄化部は、単粒度砕石の層を含み、
    前記中段浄化部は、前記中段給水部に流入して前記中段排水部から排出される水の流れを利用して緩速ろ過により水を浄化する、浄水システム。
  2. 前記中段貯水タンクは、前記中段給水部に流入した水を拡散する中段拡散部を備える、請求項に記載の浄水システム。
  3. 前記中段給水部は、前記中段浄化部の上面よりも上に位置し、
    前記中段拡散部は、前記中段給水部から流入した水を前記中段浄化部の上面に拡散する、請求項記載の浄水システム。
  4. 前記中段貯水タンクは、中段溢水排水部を備え、
    前記中段溢水排水部は、前記中段排水部及び前記中段浄化部の上面よりも上に位置して、当該中段溢水排水部よりも上にある水を前記中段貯水タンクの外に排出する、請求項1からのいずれかに記載の浄水システム。
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