JP6770730B2 - チェアリフト搬器のセーフティーバーロック装置 - Google Patents

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本発明は、チェアリフトの搬器に備えたセーフティーバーが、線路中において開くことのないようにするためのセーフティーバーロック装置に関する。
チェアリフトは、山麓側の停留場と山頂側の停留場とに設けた滑車間に索条を無端状に張架し、この索条に椅子式の搬器を定間隔で懸垂して両停留場間を循環して運行する輸送設備であって、スキー場等の傾斜地において多く利用されている。このチェアリフトに用いられる搬器は、乗車人員が1〜8人乗りの搬器が実用化されている。このうち1〜2人乗りの搬器では、座席シートの側端に備えた肘掛けを掴むことにより、乗客は体を安定させることができるが、それ以上の乗車人員の搬器においては、両端の乗客以外の乗客は掴まるところがないので不安定であり転落してしまう虞がある。
このようなことから大型の搬器には、乗客の転落を防止するためにセーフティーバーを備えている。このセーフティーバーは、コの字状またはロの字状に座席シートの前面を囲むように丸鋼管等で形成されており、略垂直位置と略水平位置との間で回動自在に備えられている。セーフティーバーは、乗客が乗車する前には略垂直状態にあって乗車に支障のない位置にあり、乗客が乗車した後には、水平状態へと回動して乗客を囲んだ状態となる。このようにして、乗車中の乗客の前方にはセーフティーバーが横方向に延びて位置し、乗客はこれを掴むことにより体を安定させることができる。
セーフティーバーは、搬器に乗客が乗車しているときには線路中において常時閉じていることが望ましいが、時にはセーフティーバーを閉じずに出発したり、線路中で乗客自らがセーフティーバーを開けてしまうことがある。このようなことを防止するために、セーフティーバーの回動中心付近にセーフティーバーのロック装置を備え、このロック装置にロッドないしケーブル及びローラーを連結し、停留場内に備えたレールを通過することによりローラーが移動し、この結果セーフティーバーのロック及び解除をする技術が従来提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−57040号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたような技術は、確実にセーフティーバーの開閉が行われるとともにロック及び解放も自動で行われるので好ましいが、構成する要素が多く、また停留場側にもレール等を設けねばならないため高価になってしまう難点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、少ない部品で構成され組み付けも容易であり、したがって安価に構成することのできるチェアリフト搬器のセーフティーバーロック装置の提供を目的とする。
この課題に対応して本発明は、セーフティーバーを備えたチェアリフトの搬器において、前記セーフティーバー側にキープレートがスライド可能に設けられたスライドプレート装置と、前記搬器のシートフレーム側に前記キープレートに掛合する方向に付勢されるようにフックが回動可能に設けられたフック装置とを備え、前記キープレートは、掛合部及び溝部を有する一方、前記フックは、傾斜部と凹部が形成され、前記セーフティーバーを回動して閉じていくと、前記フックの傾斜部に前記キープレートの前記掛合部が当接して前記フックが掛合する方向と逆方向に回動されられた後、前記傾斜部を乗り越えて前記フックの凹部に前記キープレートが掛合し、前記セーフティーバーが閉状態にロックされ、前記キープレートをスライドさせると、前記キープレートの前記溝部が前記フックの位置まで移動することによって、前記キープレートと前記フックとの掛合状態が解除されて前記セーフティーバーの開動作が可能に構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、部品点数が少なく取付も容易であるので、安価にセーフティーバーのロック装置を提供できる。
搬器の正面図 搬器の側面図 フランジ部へのセーフティーバーの取付部を示した図 ロック装置の背面図 図4におけるA−A矢視図 図4における平面図 収納部の拡大平面図 収納部の断面を示す側面図 キープレートの平面図 ロック装置の側面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1及び図2は、チェアリフトの搬器10の正面図及び側面図である。搬器10は、索条11を握索する握索機12と、この握索機12に進行方向前後へ回動自在に枢着したサスペンダー13と、サスペンダー13の下部に緩衝材を介して懸垂されたシートフレーム14とを備えており、シートフレーム14の下部において、左右の部材間に座板15bと背板15aとを備えている。図に示した搬器10は、4人乗り用の搬器10であって、4席の座席18を備えている。
背板15aの左右両側面の上部には、フランジ部17を上方へ延出して形成し、このフランジ部17にセフティーバー16が回動自在に取り付けられている。セフティーバー16は、鋼管を円環状に形成したものであって、図2において実線で示した閉状態と、2点鎖線で示した開状態との間で回動するように構成されている。このセフティーバー16は、停留場内の乗降時には開状態となっており、乗客が乗車した線路中においては手動にて閉状態にすることによって、フロントバー19が乗客の腹部付近に位置し、乗客が座席18から落下するのを防止する。
図3は、背板15aのフランジ部17へのセーフティーバー16の取付部を示した図である。フランジ部17には、貫通孔が形成されており、ここに丸フランジ形の軸受ユニット20が取り付けられている。一方、セーフティーバー16の両側部には、略L字形状に折り曲げた板材からなる取付部材23が設けられており、この先端部に貫通孔が形成されている。軸受ユニット20及び取付部材23の貫通孔には、ボルト21を嵌挿するとともにナット22を螺合して、セーフティーバー16は背板15aのフランジ部17に回動自在に支持されている。このような構成において、一方のセーフティーバー16の取付部付近であって、図1及び図2におけるCで示した位置にロック装置24を備えている。
図4は、ロック装置24取付部の背面図、図5は、図4におけるA−A矢視図、図6は、図4の平面図である。なお、各図においては、セーフティーバー16を閉じたときの状態を示しており、説明においては、搬器10の進行する方向を前側とし、その反対側を後側として表現する。ロック装置24は、シートフレーム14に固設したフック装置25と、セーフティーバー16に固設したスライドプレート装置26とからなっている。
フック装置25は、フックブラケット27と、フック28と、ねじりコイルばね29と、ばねケース30とを備えている。フックブラケット27は、基端部においてシートフレーム14を挟み込んでこれに固着しており、基端部からは後方へ延出して板状部材31が形成されている。板状部材31の先端部には、垂直方向へ回動自在にフック28が枢支されている。フック28は板状であって、下部前方側には下端から上方へ向かって前方へ傾斜する傾斜部32が形成されており、この傾斜部32の上方には後方へ向かって鍵状に窪んだ凹部33が形成されている(図5参照)。
フックブラケット27の板状部材31には、フック28の取り付け側と反対側に、ねじりコイルばね29を内部に備えたバネケース30を固着している。ねじりコイルばね29の一端部は、フック28の方向へ延出してフック28の後部に掛止しており、他端部はバネケース30内部で固定されている。これによりフック28は、矢印B(図5参照)方向へ回動するようにばね力が付勢されている。また、板状部材31の下部には、フック28方向へ突出してストッパー34が形成されており(図5参照)、フック28はこれに当接することにより、垂直に垂下した状態から前方へは回動しないようになっている。
次ぎに、スライドプレート装置26は、プレートブラケット35とキープレート36とを備えている。プレートブラケット35は、基端部においてセーフティーバー16を挟み込んでこれに固着しており、この基端部からは、板状部材37が水平に斜め前方へ延出した後、垂直方向へ垂下し、この下垂した部分の下部前面部を側方へ延出して形成されている。そして、この側方へ延出した部分の下部には、扁平筒状の収納部38が形成されており、ここへキープレート36が嵌挿される。
図7は収納部38の拡大平面図、図8は収納部38の断面を示す側面図、図9はキープレート36の平面図である。収納部38は、横方向へ延びる扁平形状の空間を内部に形成しており、フック装置25のフック28が位置する後側の中央部には、上下に貫通して凹状に切欠き部39を形成している。また、収納部38の前方側には、上下に貫通して穿孔を形成し、この穿孔にピン40を挿通して固着するようになっている。一方、キープレート36は、略矩形の板状であって後側に凹状に切り欠いた溝部41を形成するとともに、溝部41の前方位置に長孔42を形成している。また、キープレート36の端部下面には、球形状の取手43を固着している。キープレート36は、溝部41以外であって溝部41が形成された側部が掛合部44となる。この掛合部44は、フック28の傾斜部32に当接するとともに、凹部33と掛合可能に構成されている。
キープレート36は、収納部38へ嵌挿して装着され、この後ピン40が収納部38の孔に挿通されてピン40は固定される。キープレート36の長孔42とピン40は同一の位置にあり、キープレート36は横方向へ長孔42の長さ分スライドすることができる。そして、キープレート36が収納部38から側方へ引き出された状態のときは、キープレート36の掛合部44が収納部38の切欠き部39を塞ぐ状態となり、キープレート36が収納部38方向へ押し込められると、収納部38の切欠き部39とキープレート36の溝部41が合致して切欠き部39が貫通した状態となる。
以上の構成により、ロック装置24の動作を説明する。図10は、セーフティーバー16が開状態のときのロック装置24の側面図である。停留場において乗客が搬器10に乗車する前は、図10に示したようにセーフティーバー16が略垂直であって開状態となっている。このときキープレート36は、外側方向へ引き出されており、収納部38の切欠き部39はキープレート36の掛合部44により塞がれている。乗客が搬器10に乗車してセーフティーバー16を閉状態方向へ回動させると、まずキープレート36の掛合部44がフック28の傾斜部32に当接し、セーフティーバー16の回動にともなってフック28は後方、すなわちフック28が掛合する方向と逆方向へ回動させられる。セーフティーバー16が閉状態の位置になると、キープレート36の掛合部44はフック28の凹部33の位置となり、ばね力が作用するフック28が前方へ回動して凹部33とキープレート36の掛合部44が掛合し、セーフティーバー16が閉状態でロックされる。
セーフティーバー16が閉状態で線路を移動してきた搬器10が降車側の停留場に到着すると、乗客係員によりキープレート36が収納部38側へ押し込められる。これによりキープレート36の溝部41がフック28の位置に移動し、キープレート36とフック28との掛合が解除され、セーフティーバー16が開放方向へ回動できるようになる。この後、乗客または乗客係員がセーフティーバー16を回動させて開放状態とすることにより、乗客が搬器10から降車できるようになる。セーフティーバー16が開放すると、乗客係員はキープレート36を外側方向へ引き出して、再びロック装置24がセーフティーバー16をロック可能な状態になるようにし、次ぎに乗客が乗車した場合にセーフティーバー16がロックされるようにする。
10 搬器
11 索条
12 握索機
13 サスペンダー
14 シートフレーム
15a 背板
15b 座板
16 セーフティーバー
17 フランジ部
18 座席
19 フロントバー
20 軸受ユニット
21 ボルト
22 ナット
23 取付部材
24 ロック装置
25 フック装置
26 スライドプレート装置
27 フックブラケット
28 フック
29 ねじりコイルばね
30 バネケース
31 板状部材
32 傾斜部
33 凹部
34 ストッパー
35 プレートブラケット
36 キープレート
37 板状部材
38 収納部
39 切欠き部
40 ピン
41 溝部
42 長孔
43 取手
B 矢印

Claims (1)

  1. セーフティーバーを備えたチェアリフトの搬器において、
    前記セーフティーバー側にキープレートがスライド可能に設けられたスライドプレート装置と、前記搬器のシートフレーム側に前記キープレートに掛合する方向に付勢されるようにフックが回動可能に設けられたフック装置とを備え、
    前記キープレートは、掛合部及び溝部を有する一方、前記フックは、傾斜部と凹部が形成され、
    前記セーフティーバーを回動して閉じていくと、前記フックの傾斜部に前記キープレートの前記掛合部が当接して前記フックが掛合する方向と逆方向に回動されられた後、前記傾斜部を乗り越えて前記フックの凹部に前記キープレートが掛合し、前記セーフティーバーが閉状態にロックされ、
    前記キープレートをスライドさせると、前記キープレートの前記溝部が前記フックの位置まで移動することによって、前記キープレートと前記フックとの掛合状態が解除されて前記セーフティーバーの開動作が可能に構成されていることを特徴とするチェアリフト搬器のセーフティーバーロック装置。
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