JP6770458B2 - 横置き型ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、横置き型ダンパに関する。
従来、免震装置の中には、構造物と地盤との間に、構造物の重量を支えつつ構造物の水平方向への移動を許容するアイソレータと、構造物の水平方向の移動を抑制する横置き型ダンパとを介在させたものがある。このような免震装置では、地震が発生した場合、横置き型ダンパの発生する減衰力が小さいほど地盤の振動が構造物へ伝達し難くなり、高い振動絶縁性を確保できるので免震効果が高くなる。そうかといって、横置き型ダンパの減衰力が小さいと、大地震の発生等により大きな揺れが入力された場合に構造物の移動を抑制できず、構造物の振幅が大きくなり過ぎて隣接する建物又は擁壁等に干渉する虞がある。しかし、大地震に備えて横置き型ダンパの減衰力を大きくしたのでは、中小規模の地震によって建物が揺れる場合に、横置き型ダンパの減衰力が効きすぎて免震装置の効果を減殺してしまう。
このため、前記免震装置では、減衰係数をピストン位置に応じて切換えて、ピストンが中立位置近傍の所定の範囲を移動する場合の減衰係数を小さく、前記範囲を逸脱して移動する場合の減衰係数を大きくできる横置き型ダンパを利用する場合がある。このような横置き型ダンパは、たとえば、シリンダと、シリンダ内に摺動自在に挿入されるピストンと、シリンダに対して両端が固定されてピストンに軸方向に設けた孔を貫通するバイパス用ロッドとを備えている(たとえば、特許文献1参照)。
このように構成された横置き型ダンパにあっては、バイパス用ロッドにピストンに設けた減衰通路を迂回して伸側室と圧側室を連通するピストンの軸方向幅よりも長い溝が設けてある。そして、ピストンが中立位置にあると溝が伸側室と圧側室を連通し、ピストンが中立位置から所定距離変位すると両者の連通を断つようになっている。
このような横置き型ダンパでは、小振幅で振動する際には減衰力を小さくし、大振幅で振動する場合には減衰力を大きくできる。よって、この横置き型ダンパを免震装置に用いれば、中小規模の地震の揺れに対しては小さい減衰力して振動絶縁性を阻害せず、高い免震効果が得られる一方、大地震の際には大きな減衰力で構造物の振動を抑制し、振幅が大きくなり過ぎるのを防止できる。
特許第4058298号公報
従来の横置き型ダンパは、ピストンの孔に挿通されるバイパス用ロッドの溝をピストンで開閉する機構の採用で、減衰力を振動の振幅で変化させる位置依存型ダンパとして構成されている。
ところが、構造物の免震装置に利用される横置き型ダンパは、一般的にストローク長が長いため、バイパス用ロッドの全長も長くなり、ピストンが中立位置から大きくストロークするとバイパス用ロッドが自重で撓んでしまう。
そして、ピストンがストロークエンド付近から中立位置へ戻ろうとすると、撓んだバイパス用ロッドの外周面をピストンの孔の開口端の縁が齧ってしまい、場合によってはバイパス用ロッドが軸方向の荷重を受けて座屈してしまう恐れがある。
そこで、本発明は、ピストンの変位時にバイパス用ロッドの齧りを防止できる横置き型ダンパの提供を目的とする。
前記課題を解決するため本発明の横置き型ダンパは、シリンダと、シリンダ内に移動可能に挿入されるピストンと、シリンダ内に挿入されるピストンロッドと、伸側室と圧側室との間を移動する液体の流れに抵抗を与える減衰部と、シリンダ内に挿通されるとともにピストンに設けた孔に摺動自在に挿入されて減衰部を迂回して伸側室と圧側室とを連通するとともにピストンによって開閉されるバイパス路を有するバイパス用ロッドと、バイパス用ロッドの両端をバイパス用ロッドのラジアル方向の移動を許容しつつ支持する支持部とを備えている。
この構成による横置き型ダンパでは、バイパス用ロッドの端部がラジアル方向への移動が許容されているので、ピストンの移動中、バイパス用ロッドが孔に倣うようになる。また、支持部がバイパス用ロッドの両端のラジアル方向の移動を許容しつつも支持しているので、バイパス用ロッドの両端の撓みも防止される。
また、横置き型ダンパは、支持部がバイパス用ロッドの両端に設けたガイド部材を有し、ロッドガイド側のガイド部材がピストンロッド或いはロッドガイドの環状凸部とシリンダとの間に配置され、ボトム部材側のガイド部材がボトム部材に設けた凸部とシリンダ1との間に配置される。このように、横置き型ダンパを構成すれば、ガイド部材を設けるだけで、バイパス用ロッドのシリンダやピストンロッドへの干渉を避けつつバイパス用ロッドを支持できる。また、ガイド部材をピストンロッドに直接当接させる場合には、部品増加を伴わずにバイパス用ロッドを支持できる利点もある。
さらに、横置き型ダンパは、ガイド部材がピストンロッド、ロッドガイドおよびボトム部材より低硬度の材料で形成されて構成されてもよい。このように横置き型ダンパが構成されると、ガイド部材が接触するピストンロッド、ロッドガイドおよびボトム部材を傷めずに済む。
また、横置き型ダンパは、ガイド部材が半球状の頭部を備えていてもよい。このように横置き型ダンパが構成されると、ガイド部材が接触するピストンロッド、ロッドガイドおよびボトム部材に対して常に球面が接するため、ピストンロッド、ロッドガイドおよびボトム部材を傷めずに済む。
さらに、横置き型ダンパは、タンクと、圧側室とタンクとを連通する圧側減衰通路と、第一のバイパス用ロッドと第二のバイパス用ロッドを備え、第一のバイパス路がピストンが中立位置から設定距離内に位置する場合に開放され、設定距離外に位置する場合に閉塞され、第二のバイパス路が圧側室から伸側室へ向かう流体の流れのみを許容するとともに、ピストン2中立位置から設定距離内に位置する場合に開放され、設定距離外に位置する場合に閉塞されるよう構成されてもよい。このように横置き型ダンパを構成すると、ピストンの中立位置からの変位が小さく、ピストンが中立位置から設定距離までの範囲を移動する場合には小さな減衰力を発揮し、設定距離を超えてストロークする場合には大きな減衰力を発揮できる。よって、この横置き型ダンパは、免震装置に最適となり、中規模な地震に対しては、免震支承装置による振動絶縁性が阻害せず、免震装置による高い免震効果が得られ、大地震に対しては、大きな減衰力を発揮して構造物の過大振幅を防止できる。また、横置き型ダンパは、シリンダ内の内圧が高くなる収縮作動時の減衰係数を小さくして伸側の減衰係数に近づけられるため、横置き型ダンパの減衰性能が伸側と圧側で差が出ないように設定できる。
本発明のダンパによれば、ピストンの変位時にバイパス用ロッドの齧りを防止できる。
本発明の一実施の形態における横置き型ダンパの断面図である。 本発明の一実施の形態における横置き型ダンパを構造物と地盤との間に介装した状態を示した図である。 本発明の一実施の形態における横置き型ダンパのXX矢視断面図である。 本発明の一実施の形態における横置き型ダンパのYY矢視断面図である。 本発明の一実施の形態の一変形例における横置き型ダンパの断面図である。
以下に、図示した実施の形態に基づいて、この発明を説明する。一実施の形態における横置き型ダンパDは、図1および図4に示すように、シリンダ1と、シリンダ1内に移動可能に挿入されたピストン2と、ピストン2に連結されるピストンロッド3と、減衰部4と、第一と第二のバイパス用ロッド5,6と、第一と第二のバイパス用ロッド5,6の両端を支持する支持部としてのガイド部材7とを備えて構成されている。
そして、横置き型ダンパDは、図2に示すように、ボールアイソレータや積層ゴム等といった免震支承装置Mとともに地盤Gと構造物Sとの間に介装され、地震発生時に構造物Sと地盤Gが相対変位する際に減衰力を発揮して構造物Sの振動を抑制する。
以下、横置き型ダンパDの各部について詳細に説明する。シリンダ1は、筒状で一端に環状のロッドガイド8が嵌合されて、他端にボトム部材9が嵌合されている。また、シリンダ1は、外筒10内に収容されており、シリンダ1と外筒10との間の隙間でタンクTが形成されている。外筒10は、一端がロッドガイド8に嵌合して閉塞されており、他端がボトム部材9に当接するボトムキャップ11によって閉塞されている。シリンダ1は、ロッドガイド8とボトムキャップ11によって挟持されており、外筒10内で固定されている。なお、シリンダ1には、作動油等の液体が充填されており、タンクTには、液体の他に気体が充填されている。
ピストン2は、シリンダ1内に摺動自在に挿入されており、シリンダ1内を伸側室R1と圧側室R2とに区画している。ピストン2は、図1に示すように、環状であって、中心を挟んで対称となる位置の二箇所に設けられて、軸方向に貫通する第一と第二のバイパス用ロッド5,6の挿通を許容する孔2a,2bを備えている。孔2a,2bは、ともに、横置き型ダンパDを水平にして構造物Sと地盤Gとの間に介装されると、鉛直軸線上に上下に配置されるようになっている。
また、本例では、ピストン2には、図3および図4に示すように、周方向で孔2a,2bを回避する位置に伸側室R1と圧側室R2とを連通する減衰部4が設けられている。減衰部4は、本例では、減衰弁4cを有する伸側通路4aと減衰弁4dを有する圧側通路4bとを備えている。詳しくは、伸側通路4aは、途中に伸側室R1から圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容して、通過する液体の流れに対して抵抗を与える減衰弁4cを備えている。圧側通路4bは、途中に圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容して、通過する液体の流れに対して抵抗を与える減衰弁4dを備えている。このように減衰部4は、横置き型ダンパDが伸長作動時に液体の通過を許容する伸側通路4aと、収縮作動時に液体の通過を許容する圧側通路4bとを備えているが、双方向の液体の流れを許容して通過する液体の流れに抵抗を与える通路として構成されてもよい。
さらに、図3に示すように、ピストン2の伸側室側端には、孔2a,2b、伸側通路4aおよび圧側通路4bを回避するとともに周方向で等間隔を以てゴム等の弾性体でなる三つのストッパ12が設けられている。ストッパ12は、ロッドガイド8に設けられてもよい。また、ストッパ12は、ゴム等の弾性体の他、金属材で形成されていてもよい。ロッドガイド8にストッパ12を設ける場合、伸側通路4aおよび圧側通路4bに正対する位置を外して、周方向に等間隔を以て設ければよい。
ピストンロッド3は、ロッドガイド8の内周に挿通されてシリンダ1内に移動自在に挿入されている。ピストンロッド3の一端は、ピストン2が連結されるとともに、その他端は、シリンダ1外へ突出している。このように本例の横置き型ダンパDは、伸側室R1のみにピストンロッド3が挿入される、所謂、片ロッド型のダンパとして構成されているが、伸側室R1および圧側室R2にピストンロッドが挿入される、所謂、両ロッド型のダンパとして構成されてもよい。
また、ピストンロッド3の一端には、螺子孔3aが設けられている。ピストン2は、環状であって、螺子孔3aに螺着されるピストンボルトBによって、ピストンロッド3に固定される。
図4に示すように、ボトム部材9は、圧側室R2とタンクTとを連通する圧側減衰通路9aと吸込通路9bとが設けられている。圧側減衰通路9aは、途中に、圧側室R2からタンクTへ向かう液体の流れのみを許容するとともに通過する液体の流れに抵抗を与える減衰弁9cを備えている。また、吸込通路9bは、途中にタンクTから圧側室R2へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁9dを備えており、一方通行の通路に設定されている。また、ボトム部材9には、シリンダ1側となる圧側室R2側へ向けて突出する円柱状の凸部13が設けられている。
図1に示すように、第一のバイパス用ロッド5は、円柱状であって、中央に軸方向に沿って形成されたピストン2の軸方向長さよりも長い溝5aを備えており、ピストン2に設けた孔2aに摺動自在に挿入されている。また、第一のバイパス用ロッド5の両端には、支持部としてのガイド部材7がそれぞれ装着されている。なお、溝5aの設置数は、実現したい減衰力特性に応じて任意に設定できる。
ガイド部材7は、ピストンロッド3、ロッドガイド8およびボトム部材9より低硬度の材料で形成されており、頭部7aと、頭部7aから延びる軸部7bとを備えている。頭部7aは、各バイパス用ロッド5,6よりも外径が大径であって扁平の半球状とされており、側面は湾曲面とされている。ガイド部材7は、軸部7bを第一のバイパス用ロッド5の端部に設けた取付孔5bに挿入し、第一のバイパス用ロッド5の側方から取付孔5bに通じる螺子孔5cに螺着されるセットスクリュー14の先端を軸部7bに圧接して、第一のバイパス用ロッド5に固定される。なお、軸部7bを雄螺子とし、取付孔5bを雌螺子として、ガイド部材7を第一のバイパス用ロッド5に螺子締結してもよい。
そして、第一のバイパス用ロッド5は、図1中、ピストンロッド3よりも上方に配置されている。ロッドガイド8側のガイド部材7は、ピストンロッド3とシリンダ1との間に介装され、ピストンロッド3上に載置されている。ガイド部材7の外径は、ピストンロッド3とシリンダ1との間の環状隙間の幅よりも小さく、ガイド部材7は、ピストンロッド3とシリンダ1との間で径方向となるラジアル方向へ若干の移動が許容されている。つまり、ロッドガイド8側のガイド部材7は、図1中では上下方向および紙面を貫く方向への移動が許容されている。ボトム部材9側のガイド部材7は、ボトム部材9の凸部13とシリンダ1との間に介装され、凸部13上に載置されている。ガイド部材7の外径は、凸部13とシリンダ1との間の環状隙間の幅よりも小さく、ガイド部材7は、凸部13とシリンダ1との間で径方向となるラジアル方向へ若干の移動が許容されている。よって、このボトム部材9側のガイド部材7もまた、図1中では上下方向および紙面を貫く方向への移動が許容されている。
このように第一のバイパス用ロッド5は、ロッドガイド8側のガイド部材7とボトム部材9側のガイド部材7によって支持されて、シリンダ1内に収容される。そして、ピストン2が中立位置(図1に示す位置)にある場合、溝5aの長さがピストン2の軸方向長さより長いために、溝5aを通じて伸側室R1と圧側室R2とが連通される。このように、溝5aは、減衰部4を迂回する第一のバイパス路を形成している。そして、ピストン2が中立位置から設定距離L以上、伸側室R1側へ変位すると、ピストン2により溝5aと伸側室R1との連通が絶たれて溝5aは圧側室R2のみに連通するようになる。また、ピストン2が中立位置から設定距離L以上、圧側室R2側へ変位すると、ピストン2により溝5aと圧側室R2との連通が絶たれて溝5aは伸側室R1のみに連通するようになる。よって、第一のバイパス路として機能する溝5aは、ピストン2の位置に依存して開閉される。なお、溝5aは、図示したところでは、一つのみが第一のバイパス用ロッド5に設けられているが、複数の溝を設けるようにしてもよい。なお、本例では、ピストン2の中立位置は、ピストン2のストローク中心とされているが、ストローク中心以外の位置に設定されてもよい。
また、本例では、ロッドガイド8側のガイド部材7の頭部7aの先端は、ロッドガイド8に接触し、ボトム部材9側のガイド部材7の頭部7aの先端は、ボトム部材9に接触しており、第一のバイパス用ロッド5が軸方向へ変位しないようになっている。なお、一方のガイド部材7の頭部7aの先端から他方のガイド部材7の頭部7aの先端までの長さをロッドガイド8のガイド部材7の対向面からボトム部材9のガイド部材7の対向面までの長さより若干短くし、第一のバイパス用ロッド5の軸方向変位を許容してもよい。
第二のバイパス用ロッド6は、筒状であって、側方から内部へ通じる透孔6a、6bが設けられており、ピストン2に設けた孔2bに摺動自在に挿入されている。第二のバイパス用ロッド6内であって、透孔6aの穿設箇所から透孔6bの穿設箇所までの間には、圧側室R2から伸側室R1へ向かう液体の流れのみを許容する逆止弁15が設けられている。また、本例では、透孔6aの図1中左端から透孔6bの図1中右端までの距離は、溝5aの全長、本例では2×Lと等しくしてある。また、第二のバイパス用ロッド6の両端には、支持部としてのガイド部材7がそれぞれ装着されている。
第二のバイパス用ロッド6の両端に装着されるガイド部材7は、第一のバイパス用ロッド5に装着されるガイド部材7と同じものであり、同様の構造で第二のバイパス用ロッド6に固定される。
そして、第二のバイパス用ロッド6は、図1中、ピストンロッド3よりも下方に配置されている。ロッドガイド8側のガイド部材7は、ピストンロッド3とシリンダ1との間に介装され、シリンダ1上に載置されている。ガイド部材7は、ピストンロッド3とシリンダ1との間で径方向となるラジアル方向へ若干の移動が許容されている。ボトム部材9側のガイド部材7は、ボトム部材9の凸部13とシリンダ1との間に介装され、シリンダ1上に載置されている。ガイド部材7は、凸部13とシリンダ1との間で径方向となるラジアル方向へ若干の移動が許容されている。
このように第二のバイパス用ロッド6は、ロッドガイド8側のガイド部材7とボトム部材9側のガイド部材7によって支持されて、シリンダ1内に収容される。そして、ピストン2が中立位置にある場合、透孔6aの右端から6bの左端までの長さがピストン2の軸方向長さより長いために、透孔6a、第二のバイパス用ロッド6内および透孔6bを通じて伸側室R1と圧側室R2とが連通される。このように、透孔6a、第二のバイパス用ロッド6内および透孔6bは、減衰部4を迂回する第二のバイパス路を形成している。そして、ピストン2が中立位置から設定距離L以上、伸側室R1側へ移動すると、ピストン2により透孔6aと伸側室R1との連通が絶たれて、透孔6a、第二のバイパス用ロッド6内および透孔6bは、圧側室R2のみに連通されるようになる。他方、ピストン2が中立位置から設定距離L以上、圧側室R2側へ移動すると、ピストン2により透孔6bと圧側室R2との連通が絶たれて、透孔6a、第二のバイパス用ロッド6内および透孔6bは、伸側室R1のみに連通されるようになる。よって、第二のバイパス路として機能する透孔6a、第二のバイパス用ロッド6内および透孔6bは、ピストン2の位置に依存して開閉される。
また、本例では、ロッドガイド8側のガイド部材7の頭部7aの先端は、ロッドガイド8に接触し、ボトム部材9側のガイド部材7の頭部7aの先端は、ボトム部材9に接触しており、第二のバイパス用ロッド6が軸方向へ変位しないようになっている。なお、一方のガイド部材7の頭部7aの先端から他方のガイド部材7の頭部7aの先端までの長さをロッドガイド8のガイド部材7の対向面からボトム部材9のガイド部材7の対向面までの長さより若干短くし、第二のバイパス用ロッド6の軸方向変位を許容してもよい。
つづいて、本例の横置き型ダンパDが伸縮時に発生する減衰力について説明する。まず、横置き型ダンパDが伸長作動する場合の減衰力ついて説明する。この場合、横置き型ダンパDが伸長してピストン2が図1中左方向へ移動して、縮小される伸側室R1から拡大される圧側室R2へ液体が移動する。ピストン2が中立位置から設定距離Lの範囲内にある場合、前述の通り第一のバイパス路としての溝5aによって伸側室R1と圧側室R2とが連通状態におかれるので、液体は、減衰部4における伸側通路4aの減衰弁4cと第一のバイパス路とを通過する。他方、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合、第一のバイパス路としての溝5aによる伸側室R1と圧側室R2との連通が絶たれるので、液体は、減衰部4における伸側通路4aの減衰弁4cのみを通過する。
なお、第二のバイパス用ロッド6に形成された第二のバイパス路もピストン2によって閉塞されていないが、伸側室R1から圧側室R2へ向かう流れに対しては逆止弁15が閉じるので、液体は、第二のバイパス用ロッド6のバイパス路を通過しない。また、横置き型ダンパDが伸長作動すると、ピストンロッド3がシリンダ1内から退出するため、シリンダ1内でピストンロッド3の退出体積分の液体が不足するが、不足分の液体は、吸込通路9bを介してタンクTからシリンダ1内へ供給される。
このように、横置き型ダンパDが伸長作動して、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合、液体が伸側通路4aのみ通過して伸側室R1から圧側室R2へ移動する。よって、伸側室R1と圧側室R2の差圧が大きくなり、横置き型ダンパDは、大きな減衰力を発揮する。他方、横置き型ダンパDが伸長作動しても、ピストン2が中立位置から設定距離Lまでの範囲内でストロークする場合、液体が伸側通路4aのほか、伸側通路4aを迂回する溝5aも通過できる。よって、この場合、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合に比較して伸側室R1と圧側室R2の差圧が小さくなるため、横置き型ダンパDが発揮する減衰力は小さくなる。
次に、横置き型ダンパDが収縮作動する際に発生する減衰力について説明する。この場合、横置き型ダンパDが収縮してピストン2が図1中右方向へ移動して、縮小される圧側室R2から拡大される伸側室R1へ液体が移動する。ピストン2が中立位置から設定距離Lの範囲内でストロークする場合、前述の通り第一のバイパス路である溝5aによって圧側室R2と伸側室R1とが連通状態におかれる。また、第二のバイパス用ロッド6に形成された第二のバイパス路もピストン2によって閉塞されておらず、圧側室R2から伸側室R1へ向かう流れに対しては逆止弁15が開く。よって、液体は、減衰部4における圧側通路4bの減衰弁4d、第一のバイパス路および第二のバイパス路を通過して圧側室R2から伸側室R1へ移動する。他方、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合、第一のバイパス路および第二のバイパス路による伸側室R1と圧側室R2との連通が絶たれるので、液体は、減衰部4における伸側通路4aの減衰弁4cのみを通過して圧側室R2から伸側室R1へ移動する。また、横置き型ダンパDが収縮作動すると、ピストンロッド3がシリンダ1内へ侵入するため、シリンダ1内でピストンロッド3の侵入体積分の液体が過剰となり、過剰分の液体は、圧側減衰通路9aの減衰弁9cを介してタンクTへ排出される。
このように、横置き型ダンパDが収縮作動して、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合、液体が圧側通路4bのみ通過して伸側室R1から圧側室R2へ移動する。ピストンロッド3がシリンダ1内に侵入してシリンダ1内で過剰となった液体は、圧側室R2から圧側減衰通路9aを通じてタンクTへ排出される。よって、この場合、圧側室R2と伸側室R1との差圧が大きくなり、横置き型ダンパDは、大きな減衰力を発揮する。他方、横置き型ダンパDが収縮作動しても、ピストン2が中立位置から設定距離Lまでの範囲内でストロークする場合、液体が圧側通路4bのほか、圧側通路4bを迂回する第一のバイパス路も第二のバイパス路も通過できる。よって、この場合、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークする場合に比較して伸側室R1と圧側室R2の差圧が小さくなるため、横置き型ダンパDが発揮する減衰力は小さくなる。
このため、横置き型ダンパDを備える免震装置では、ピストン2の中立位置からの変位が小さく、ピストン2が中立位置から設定距離Lまでの範囲を移動するような中小規模の地震の揺れに対しては、横置き型ダンパDは、小さな減衰力を発揮する。よって、横置き型ダンパDが発生する減衰力によって免震支承装置Mによる振動絶縁性が阻害されないので、免震装置による高い免震効果を得られる。これに対して、ピストン2の中立位置からの変位が大きく、ピストン2が中立位置から設定距離Lを超えてストロークするような大地震等の揺れに対しては、横置き型ダンパDが大きな減衰力を発揮して構造物Sの振動を抑制し、構造物Sの過大振幅を防止できる。
また、横置き型ダンパDでは、ピストン2が中立位置から設定距離L内の範囲でストロークする場合、伸長作動時には第一のバイパス路のみが有効に機能するのに対して、収縮作動時には第一のバイパス路に加えて第二のバイパス路も有効に機能する。よって、横置き型ダンパDでは、収縮作動時の方が圧側室R2の圧力を伸側室R1へ逃がし易くなり、両者の差圧を小さく、或いは零にできる。したがって、本例の横置き型ダンパDでは、圧側減衰通路9aによってシリンダ1内の内圧が高くなる収縮作動時の減衰係数を第二のバイパス路によって小さくして伸側の減衰係数に近づけられるため、横置き型ダンパDの減衰性能が伸側と圧側で差が出ないように設定できる。
また、横置き型ダンパDが最伸長する場合、ピストン2に設けたストッパ12がロッドガイド8に当接して、ピストン2のそれ以上の伸長側へのストロークを規制し、ピストン2がガイド部材7へ接触するのを防止できる。
次に、横置き型ダンパDの伸縮作動時における第一のバイパス用ロッド5と第二のバイパス用ロッド6の動作について説明する。第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6は、長尺であるために、ピストン2が伸長側或いは収縮側へ最大限にストロークするような場合、ピストン2によって支持される部位から支持部であるガイド部材7までが支持されないために自重で撓む。
この状態からピストン2が中立位置へ向けてストロークすると、撓んだ第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6をピストン2が扱いていくような動作を呈する。しかしながら、第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6の端部がラジアル方向への移動が許容されているので、ピストン2の移動中、第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6が孔2a,2bに倣うようになる。また、支持部であるガイド部材7は、バイパス用ロッド5,6の両端のラジアル方向の移動を許容しつつも支持しているので、バイパス用ロッド5,6の両端の撓みも防止される。これにより、ピストン2は、孔2a,2bの開口端の縁で第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6の外周を齧らずに変位できる。
したがって、本発明の横置き型ダンパDによれば、バイパス用ロッド5,6の外周面の齧りを防止でき、バイパス用ロッド5,6に軸方向の荷重を負荷して座屈させるような事態の発生も防止できる。
ピストンロッド3に対して上方に配置される第一のバイパス用ロッド5の両端の撓みを効果的に抑制するには、孔2aをピストンロッド3およびボトム部材9の中心軸を通る鉛直線上に配置するとよい。このようにすれば、ガイド部材7がピストンロッド3の軸とボトム部材9の凸部13の軸の真上にそれぞれ配置され、第一のバイパス用ロッド5の荷重をピストンロッド3とボトム部材9で受け止めて、第一のバイパス用ロッド5の両端の撓みを効果的に抑制できる。また、ピストンロッド3に対して下方に配置される第二のバイパス用ロッド6の両端の撓みを効果的に抑制するには、孔2bをシリンダ1の中心軸を通る鉛直線上に配置するとよい。このようにすれば、各ガイド部材7がシリンダ1の最下方にそれぞれ配置され、第二のバイパス用ロッド6の荷重をシリンダ1で受け止めて、第二のバイパス用ロッド6の両端の撓みを効果的に抑制できる。なお、ピストン2がピストンボルトBによってピストンロッド3に固定されているので、横置き型ダンパDの組立の際にピストンロッド3とピストン2の周方向での相対位置を調整できる。ピストンロッド3には、構造物S或いは地盤Gに取付けたブラケットに連結する取付部が設けられているので、ピストンロッド3は、取付部によって周方向に位置決めされてしまう。ピストン2とピストンロッド3の一方に雄螺子を設け、他方に雌螺子を設けて、両者を螺子締結すると、ピストン2の周方向位置がピストンロッド3によって一義的に決められてしまう。このような構造の場合、第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6を最適な位置に配置できなくなる場合がある。しかしながら、本例では、ピストンロッド3に対するピストン2の周方向位置を調整できるため、第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6を最適な位置に調整できる。なお、ピストンロッド3に螺子部を備えた軸を設けてピストン2を軸の外周に装着し、ピストンナットを螺子部に螺着してピストン2とピストンロッド3を一体化してもピストンロッド3に対するピストン2の周方向位置を調整できるので、このようにしてもよい。
本例の横置き型ダンパDでは、第一のバイパス用ロッド5と第二のバイパス用ロッド6を備えているが、いずれか一つを廃止してもよく、また、バイパス用ロッドが形成するバイパス路についても前述した構成に限定されない。よって、バイパス用ロッド5,6に形成されるバイパス路は、実現したい減衰力特性に応じて設計変更可能である。
また、本例では、支持部がバイパス用ロッド5,6の両端に設けたガイド部材7を有し、ロッドガイド8側のガイド部材7がピストンロッド3とシリンダ1との間に配置されてバイパス用ロッド5,6を支持し、ボトム部材9側のガイド部材がガイド部材7からシリンダ1側へ突出する円柱状の凸部13とシリンダ1との間に配置されてバイパス用ロッド5,6を支持している。このように、支持部を構成すれば、ガイド部材7を設けるだけで、バイパス用ロッド5,6のシリンダ1やピストンロッド3への干渉を避けつつバイパス用ロッド5,6を支持できる。ガイド部材7をピストンロッド3に直接当接させる場合には、部品増加を伴わずにバイパス用ロッド5を支持できる利点もある。また、図5に示すように、ピストンロッド3が小径の場合、ロッドガイド8のピストンロッド3の外周を覆う環状凸部8aを設けておき、環状凸部8aとシリンダ1との間にガイド部材7を介装するようにしてもよい。
そして、ガイド部材7は、外径がバイパス用ロッド5,6よりも大径の頭部7aを備えており、バイパス用ロッド5,6の図1中上下方向の移動を制限するので、バイパス用ロッド5,6のシリンダ1内で暴れを防止できる。
なお、支持部は、図示したところでは、ガイド部材7とされているが、これに代えて、第一のバイパス用ロッド5および第二のバイパス用ロッド6の端部に設けたゴム等の弾性体とされてもよい。この場合、ロッドガイド8とバイパス用ロッド5,6との間に弾性体を介装し、ボトム部材9とバイパス用ロッド5,6との間に弾性体を介装すればよい。このように支持部を弾性体とすると、バイパス用ロッド5,6を弾性体で挟持して、弾性体が発する弾発力でバイパス用ロッド5,6のラジアル方向への変位を許容しつつこれら両端を支持できるので、前記効果を奏する。ロッドガイド8に環状凸部8aを設ける場合、環状凸部8aとボトム部材9の凸部13を支持部としてもよく、ガイド部材7を設けずして第一のバイパス用ロッド5の両端を環状凸部8aと凸部13に載置するようにすればよい。
さらに、本例のガイド部材7は、ピストンロッド3、ロッドガイド8およびボトム部材9より低硬度の材料で形成されている。このようにすれば、ガイド部材7が接触するピストンロッド3、ロッドガイド8およびボトム部材9を傷めずに済む。
ガイド部材7は、半球状の頭部7aを備えているので、ガイド部材7が接触するピストンロッド3、ロッドガイド8およびボトム部材9に対して常に球面が接するため、ピストンロッド3、ロッドガイド8およびボトム部材9を傷めずに済む。
また、本例では、横置き型ダンパDは、第一のバイパス用ロッド5と第二のバイパス用ロッド6を備え、第一のバイパス路がピストン2が中立位置から設定距離L内に位置する場合に開放され、設定距離L外に位置する場合に閉塞され、第二のバイパス路が圧側室R2から伸側室R1へ向かう流体の流れのみを許容するとともに、ピストン2が中立位置から設定距離L内に位置する場合に開放され、設定距離L外に位置する場合に閉塞されるよう構成されている。このように横置き型ダンパDを構成すると、ピストン2の中立位置からの変位が小さく、ピストン2が中立位置から設定距離Lまでの範囲を移動する場合には小さな減衰力を発揮し、設定距離Lを超えてストロークする場合には大きな減衰力を発揮できる。よって、この横置き型ダンパDは、免震装置に最適となり、中規模な地震に対しては、免震支承装置Mによる振動絶縁性が阻害せず、免震装置による高い免震効果が得られ、大地震に対しては、大きな減衰力を発揮して構造物Sの過大振幅を防止できる。また、横置き型ダンパDは、圧側減衰通路9aによってシリンダ1内の内圧が高くなる収縮作動時の減衰係数を第二のバイパス路によって小さくして伸側の減衰係数に近づけられるため、横置き型ダンパDの減衰性能が伸側と圧側で差が出ないように設定できる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、及び変更が可能である。
1・・・シリンダ、2・・・ピストン、2a,2b・・・孔、4・・・減衰部、3・・・ピストンロッド、5・・・第一のバイパス用ロッド、5a・・・溝(第一のバイパス路),6・・・第一のバイパス用ロッド、6a,6b・・・透孔(第二のバイパス路の一部)、7・・・ガイド部材(支持部)、7a・・・頭部、8・・・ロッドガイド、8a・・・環状凸部(支持部)、9・・・ボトム部材、9a・・・圧側減衰通路、13・・・凸部(支持部)、D・・・横置き型ダンパ、R1・・・伸側室、R2・・・圧側室、T・・・タンク

Claims (5)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動可能に挿入されて、前記シリンダ内を伸側室と圧側室に区画するピストンと、
    前記シリンダ内に挿入されるとともに前記ピストンに連結されるピストンロッドと、
    前記伸側室と前記圧側室との間を移動する液体の流れに抵抗を与える減衰部と、
    前記シリンダ内に挿通されるとともに前記ピストンを軸方向に貫通する孔に摺動自在に挿入されて、前記減衰部を迂回して前記伸側室と前記圧側室とを連通するとともに前記ピストンによって開閉されるバイパス路を有するバイパス用ロッドと、
    前記バイパス用ロッドのラジアル方向の移動を許容しつつ前記バイパス用ロッドの両端を支持する支持部とを備えた
    ことを特徴とする横置き型ダンパ。
  2. 環状であって前記シリンダの一端を閉塞するとともに前記ピストンロッドの挿通を許容するロッドガイドと、
    前記シリンダの他端を閉塞するボトム部材とを備え、
    前記支持部は、前記バイパス用ロッドの両端に設けたガイド部材を有し、
    前記ロッドガイド側のガイド部材は、前記ピストンロッド或いは前記ロッドガイドから前記シリンダ側へ突出する環状凸部と前記シリンダとの間に配置されて前記バイパス用ロッドを支持し、
    前記ボトム部材側のガイド部材は、前記ボトム部材から前記シリンダ側へ突出する円柱状の凸部と前記シリンダとの間に配置されて前記バイパス用ロッドを支持している
    ことを特徴とする請求項1に記載の横置き型ダンパ。
  3. 前記ガイド部材は、前記ピストンロッド、前記ロッドガイドおよび前記ボトム部材より低硬度の材料で形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の横置き型ダンパ。
  4. 前記ガイド部材は、半球状の頭部を有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の横置き型ダンパ。
  5. タンクと、
    前記圧側室と前記タンクとを連通する圧側減衰通路と、
    前記バイパス用ロッドを二つ備え、
    第一のバイパス用ロッドに設けられる前記バイパス路を第一のバイパス路とし、前記第一のバイパス路は、前記ピストンが中立位置から設定距離内に位置する場合に開放され、前記設定距離外に位置する場合に閉塞され、
    第二のバイパス用ロッドに設けられる前記バイパス路を第二のバイパス路とし、前記第二のバイパス路は、前記圧側室から前記伸側室へ向かう流体の流れのみを許容するとともに、前記ピストンが中立位置から設定距離内に位置する場合に開放され、前記設定距離外に位置する場合に閉塞される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の横置き型ダンパ。
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