JP6770156B2 - 電子ウオッチに組み込まれた時間基準の平均周波数を調節するための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ウオッチの分野に関し、より具体的には電子ウオッチに組み込まれた時間基準の平均周波数を調節するための方法に関する。
電子計時器ムーブメントは、一般に周期的動作パルスから形成された時間信号を提供する内部時間基準と、この時間信号を受信する表示機器とを備える。内部時間基準は、公知の手法で発振器およびクロック回路を含む。発振器、たとえば水晶発振器は、前記固有周波数Foscを有する周期的時間測定信号Soscを提供するように配列される。クロック回路は、発振器が作り出す時間測定信号から、ウオッチの平均動作周波数Fhorを有するクロック信号Shを作り出すように配列される。クロック回路は、たとえば周波数分割器回路であり、通常は分割器のチェーンにより、一般に2分割器のチェーンにより形成される。数値例では、電子ウオッチ内の内部時間基準が作り出すクロック信号Shの設定周波数Fhor*は、Fhor*=8,192Hzである、すなわち、内部時間基準に組み込まれた水晶発振器の設定周波数Fosc*=215=32,768Hzの4分の1である。
しかしながら、工業生産では、非常に正確な時間基準を得るために、ますます高くなる要求水準の精度、すなわち1年当たりほぼ5秒以下の精度に動作周波数が到達する時間基準出力でクロック信号を得ることができるようにする明確な固有周波数をすべてが有する、電子ウオッチのための発振器を大量生産することは困難である。
したがって、製造段階の最後に、所望の設定周波数よりも少し高い周波数範囲で、たとえば、設定周波数Fosc*=32,768Hzに対してFosc=32,771Hzまたは32,772Hzで、真の固有周波数Foscを伴う時間信号を作り出す発振器を作り、次いで、この時間基準と周波数調節回路を関連づけることにより、時間基準が作り出すクロック信号を最もよく調節することは公知である。公知の手法では、連続する禁止周期の間、たとえば、ほぼ数秒から数分の間、調節回路は、一定水準の分割器でクロック回路の内部の信号Sintからいくつかの周期を取り除いて、ウオッチの内部時間基準が作り出す信号の動作周波数Fhorを補正するように作用する禁止信号をクロック回路に提供する。
禁止周期Cinh当たり、内部の周期的信号から取り除くべき周期の数は、発振器ごとに個々に決定される禁止値Vinhに対応する。温度補償されていない発振器の場合、禁止値は、温度によらず一定である。温度補償された発振器の場合、禁止値は、ウオッチ内部の温度を考慮し、次式のような数学的関係により与えられる。
Vinh(T)=a・T4+b・T3+c・T2+d・T+e
式中、Tは、ウオッチの内部で水晶発振器の近くに配置されたセンサが測定する温度であり、a、b、c、d、eは、前述の多項式の係数であり、メモリに記憶される。事前に規定された段階で、たとえば、各禁止周期またはサイクルで、調節回路は、温度の関数として禁止値を更新し、次いで、事前に規定された、クロック回路の内部信号を生成する際に、対応する数の周期を取り除くように作用する。
従来、特殊な測定およびプログラミング設備を使用して、外部クロックが提供する設定周波数に対してウオッチの動作周波数の偏差を決定し、電子ウオッチ機器内の禁止値をプログラムする。しかしながら、そのような測定およびプログラミング設備は、詳細には費用がかかり、現在のところ電子機器の抵抗接続、または電子機器との電気接点にアクセスする必要がある。
電子ウオッチの平均動作周波数を調節するための、技術的に簡単で、したがって、費用がかからない解決手段を提供すること、より詳細には、各電子ウオッチに関連する禁止値を算出することが、本発明の目的である。より具体的には、本発明は、電子ウオッチ機器に関して、禁止値の定数パラメータを電子ウオッチ機器自体の手段により決定することからなる新規な自己較正方法を提案する。
本発明に関連して、「定数パラメータ」は、温度とは無関係な禁止値のパラメータを意味する。温度補償されていない当該の電子ウオッチに関して決定された定数値により禁止値が規定される時間基準の場合、定数値は、この禁止値である。温度の関数として数学的関係により禁止値が規定される、温度補正された時間基準の場合、定数パラメータは、この数学的関係の係数または定数項である。
この目的を達成するために、本発明は、
−時間測定発振器およびクロック回路を備える内部時間基準であって、時間測定発振器は、固有周波数Foscを有し、固有周波数Foscを伴う周期的時間測定信号Soscを提供するように配列され、クロック回路は、時間測定信号Soscを受信して、平均動作周波数Fhorを伴うクロック信号Shを提供するように配列される内部時間基準と、
−少なくとも前記定数禁止パラメータを記憶するメモリを含む、平均動作周波数Fhorを調節するための回路であって、調節回路は、クロック信号Shを生成する際に関与するクロック回路の内部の周期的信号Sintを生成する際に、少なくとも定数禁止パラメータの関数として、事前に規定された禁止周期だけ1つまたは複数の周期を禁止するように配列され、その結果、平均動作周波数は、より精度があり、内部の周期的信号は、時間測定信号から導出される回路と
を備える電子機器を含む電子ウオッチの平均動作周波数Fhorを調節するための禁止値の定数パラメータまたは定数禁止パラメータを決定するための方法を提案し、
定数禁止パラメータを決定するための方法は、
−ET1:時間測定信号Soscから導出され、固有周波数Foscから導出された較正周波数Fcalを有する周期的較正信号Scalに関して基準数Nrefの基準周期Prefに対応する測定時間Tmだけ分離された、ウオッチの外部にあるシステムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、較正周波数Fcalの逆数に等しい較正周期Pcalと基準周期Prefの比を表す較正パラメータMを決定するステップと、
−ET2:較正パラメータの関数として定数禁止パラメータを決定するステップと
からなるステップを含むことを特徴とする。
したがって、本発明の方法を用いて、禁止値の定数パラメータ(「定数禁止パラメータ」とも呼ばれる)の決定は、本質的にウオッチの内部でウオッチの物的手段を用いて行われ、本発明の実装に必要なウオッチ外部の要素は、外部基準クロックから得られる2つのパルス、およびウオッチにパルスを伝送する手段だけである。スマートホンまたは衛星配置などの既存の手段は、この目的に完全に適しており、容易に利用可能である。したがって、製造終了時にウオッチ調節回路の較正を容易に遂行することができ、必要に応じて、ウオッチを使用するときに、容易に繰り返すことさえできる。さらに、本発明の方法を実装するには、ウオッチ外部の2つのパルスを単に提供する必要があることを前提とすると、多数のウオッチに2つの外部パルスを同時に送信することにより、いくつかのウオッチの調節回路を同時に較正することが可能であり、これは、製造終了時に特に有利である。
本発明による方法を、典型的にはウオッチ製造ラインの最後に、またはその後、たとえばウオッチを整備もしくは修理する間に、定数禁止パラメータを最初に決定するために実装することができる。
たとえば、外部基準クロックを含む、または外部基準クロックに連結された、ウオッチの外部の基準クロックまたはウオッチの外部の機器などの外部システムにより、較正回路が受信する第1の外部パルスおよび第2の外部パルスを提供する。したがって、第1の外部パルスおよび第2の外部パルスは、正確な値の測定時間をウオッチに与える。
ステップET1で決定したウオッチ較正パラメータは、この較正信号に関する基準周期Prefに対する較正信号の周期Pcalを表し、したがって、較正信号が、時間測定信号から発生させられたときに禁止されなかった場合、対応する設定周期Posc*に対する時間測定信号の周期Poscを表す。詳細には、較正周期は、較正信号周期と、対応する基準周期の比Pcal/Prefに等しい。
ステップET1で決定した較正周期は、較正値Vcal=(1−M)・Cinh/Pintを算出可能にし、式中、Mは、等式M=Pcal/Prefにより与えられる較正値であり、Pintは、禁止されていない、または禁止された内部の周期的信号の周期であり(この禁止された内部の周期的信号の場合、Pintは平均周期である)、またはこの内部の周期的信号に関する設定周期であり、Cinhは、期待される禁止周期である。
禁止された内部の周期的信号から周期的較正信号が導出されるか否かに応じて、較正値Vcalは、それぞれ定数禁止パラメータを補正するための禁止値の補正値、または定数禁止パラメータを決定するための禁止値に関する瞬時値である。
一般に、定数禁止パラメータは、
−温度補償が存在しない場合には禁止値、または
−温度の関数として禁止値を算出する数学的関係の定数係数
である。
発振器のための温度補償が存在しない場合、禁止値は定数であり、2つの場合を区別することができる。時間測定信号から生成する間に周期的較正信号が禁止されなかった第1の場合では、更新された禁止値は、較正値Vcalである。したがって、較正値Vcalは、禁止値を置換する値を規定する。周期的較正信号が、禁止された内部の周期的信号から導出される第2の場合では、較正値Vcalは、更新された禁止値が初期禁止値と較正値を加算した結果に等しくなるように、初期禁止値の補正値になる(この第2の場合では、較正値は、正であっても、負であってもよいことが留意されよう)。
温度補償された発振器の場合、前述の較正値Vcalは、禁止値に関する数学的関係Vinh(T)=f(T)+eの定数係数eを以下のように決定または補正する。周期的較正信号が、時間測定信号から生成する間に禁止されなかった第1の場合では、較正値Vcalは、Vinh(T)に関する瞬時値、すなわち、本発明による方法を実装する間に、ウオッチの内部に配列された温度センサが測定した現在の温度Tcurに関する、更新された禁止値である。したがって、Vcal=Vinh(Tcur)=f(Tcur)+e1であり、式中、e1は、更新された定数禁止係数である。第1の変形形態では、関係Vinit(Tcur)=f(Tcur)+e0により算出した初期禁止値である値Vinit(Tcur)を算出し、式中、e0は、すでに記憶された定数禁止係数(すなわち、この係数の初期値)である。次いで、Vcor=Vcal−Vinit(Tcur)=e1−e0の計算を遂行する。したがって、Vcorは、定数禁止係数に関する補正値であり、定数禁止係数に関して、更新された/置換された値e1=Vcor+e0を得る。第2の変形形態では、f(Tcur)を計算することだけが可能であり、したがって、定数禁止係数に関して、置換された値e1=Vcal−f(Tcur)を得る。したがって、周期的較正信号が、禁止された内部の周期的信号から導出される第2の場合では、較正値Vcalは、Vinh(T)に関する瞬時補正値である。実際には、この場合、較正値は、
Vcal=Vinh(Tcur)−Vinit(Tcur)=e1−e0であり、e1=Vcal+e0である。
したがって、温度補償された発振器の場合、方法ステップET1で決定された較正パラメータは、定数項を補正するためのオフセット、または温度の関数として禁止値を与える数学的関係の係数eを決定する。
周期的較正信号が、禁止された内部の周期的信号から導出される場合、本発明による方法はまた、内部信号が一瞬の間も禁止されないように、電子機器の調節回路を非活動化するステップからなる初期ステップET0を含んでもよい。この予備ステップは、ステップET2で定数禁止パラメータを算出する際、すでに記憶された定数禁止パラメータ、およびこの予備ステップが行われる時間帯、または禁止周期を考慮するのを防止する。したがって、較正信号は、この場合、規則的であり、したがって、より処理しやすいので、ステップET2は、より容易に、より迅速に遂行される。
本発明の方法の一実装形態によれば、ステップET1は、
−ET1A1:第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で、較正信号周期の数Caをカウントするステップと、
−ET1A2:基準数Nrefを、カウントした周期の数Caで除算することにより、較正パラメータを算出するステップと
からなるステップを含む。
この実施形態では、較正信号周期と、クロック基準が提供する基準周期の間のオフセット測定値を、較正信号から直接作り出す。実装するために必要な技術的手段、この場合、較正信号周期をカウントするように配列された単一カウンタは、以下で理解されるように、所望の精度を得るのに十分である。
本発明の方法の別の実装形態によれば、ステップET1は、
−ET1B1:第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で、高周波信号HFの周期の第1の数Cb1をカウントするステップと、
−ET1B2:基準数Nrefの較正信号の周期Pcalに対応する較正時間Tcalだけ分離された第3の内部パルスと第4の内部パルスの間で、信号HFの周期の第2の数Cb2をカウントするステップと、
−ET1B3:第2のカウント数Cb2を第1のカウント数Cb1により除算することにより、較正パラメータを算出するステップと
からなるステップを含む。
この実施形態では、高周波信号HFを使用して、較正信号周期と、クロック基準が提供する基準周期の間のオフセットを測定する。したがって、実装するために必要な技術的手段、この場合、高周波発生器およびカウンタは少し、より基本的なものであるが、以下で詳細に説明するように、所望の精度で結果をより迅速に得ることを可能にする。
本発明の方法のさらに別の実装形態によれば、ステップET1は、
−ET1C1:内部時間基準または外部システムが提供する2つのパルスの間で、電子ウオッチ内部のHF発生器が発生させる高周波信号HFの周期の実際の継続時間Phfを決定するステップと、
−ET1C2:第1の外部パルスと第1の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、信号HFの周期の第1の数Cc1をカウントし、第1の数Cc1から、第1の外部パルスと第1の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、第1の時間のずれT1を演繹する(T1=Phf×Cc1)ステップと、
−ET1C3:第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で、較正信号Pcalの周期の数Cc2をカウントするステップと、
−ET1C4:第2の外部パルスと第2の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、信号HFの周期の第2の数Cc3をカウントし、第2の数Cc3から、第2の外部パルスと第2の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、第2の時間のずれT3を演繹する(T3=Phf×Cc3)ステップと、
−ET1C5:関係M=((Tm−T1+T3)/Cc2)/Prefにより較正パラメータMを決定するステップであって、式中、Tmは、第1の外部パルスと第2の外部パルスの間の測定時間であり、T1は、第1の時間のずれであり、T3は、第2の時間のずれであり、Cc2は、ステップET1C3の間に、測定時間内にカウントした較正信号周期の数であり、Prefは、較正信号に関する基準周期であるステップと
からなるステップを含む。
一変形形態では、ステップET1C1は、
−ET1C11:較正信号周期の試験数N0をカウントすることにより試験時間を測定し、試験時間測定の開始時および終了時に第5の試験パルスおよび第6の試験パルスを作り出すステップと、
−ET1C12:ステップET1C11で作り出された第5の試験パルスと第6の試験パルスの間で、信号HFの周期の第3の数Cc4をカウントするステップと、
−ET1C13:関係Phf=Pref×N0/Cc4により、信号HFの周期の継続時間Phfを計算するステップであって、式中、Prefは、基準周期の継続時間であり、N0は、試験数であり、Cc4は、ステップET1C12でカウントした第3の数であるステップと
からなるサブステップを含むことができる。
本発明はまた、ウオッチのための電子機器、すなわち、上記に記述するような方法を実装するために適合された電子機器に関する。電子機器は、時間基準および上記に記述する調節回路に加えてさらにまた、時間測定信号Soscから導出された、固有周波数に等しい、または固有周波数の事前に規定された何分の1かに等しい較正周波数Fcalを有する周期的較正信号Scalに関する基準数Nrefの基準周期Prefに対応する測定時間Tmだけ分離された、外部システムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、較正周波数の逆数に等しい較正周期と基準周期の比を表す較正パラメータを決定し、次いで、較正パラメータ、基準周期、および事前に規定された禁止期間の関数として定数禁止パラメータの値を決定するように配列された自己較正回路を含むことを特徴とする。
本発明による禁止値の定数パラメータを決定するための方法および本発明による電子機器の追加の特徴について、従属請求項で言及し、個々に、またはすべての可能な組合せで理解することができる。
以下の記述で詳細に述べるように、ウオッチ内部にすでに存在する電子機器を使用することにより、本発明を簡単に実装することができ、必須の外部要素は、基準となる外部の時間基準によりウオッチに提供しなければならない2つのパルスだけである。したがって、本発明は、実装するために非常に少ない数の手段を必要とするので、特に有利である。
本発明について、限定しない例として示す添付図面を参照して、以下で詳細に記述する。
電子ウオッチおよび本発明による方法を実装するために使用する電子機器の斜視図を表す。 図1によるウオッチの電子機器の構成図を表す。 図3a〜3cは、本発明による方法を実装する方式を表すタイミング図を表す。 図4a〜4dは、本発明による方法を実装する方式を表すタイミング図を表す。 図5a〜5gは、本発明による方法を実装する方式を表すタイミング図を表す。
図1を参照すると、電子ウオッチ10は、時間表示機器18、図示する例では、ステッピングモータ(図示せず)により駆動される針を含むアナログ表示機器を含む。一変形形態では、表示機器は、デジタルタイプであってもよい。
ウオッチはまた、信号受信機16を含む電子機器20を含む。信号受信機16は、外部システム12と通信するように構成される。信号受信機16とウオッチと外部システム12の間の通信は、たとえば、光リンク、有線電気接続、コイルが発生する磁気信号を介した磁気接続、無線周波数リンクなどを介する、任意の公知の手段によることが想定することができる。
信号受信機16は、測定時間Tmだけ分離された少なくとも2つのパルスを含有する外部信号を外部システム12から受信して、外部信号からパルスを抽出して、パルスを伝送するように構成される。一実施形態によれば、信号受信機が受信する外部信号は、非常に正確な周波数を伴う周期的信号である。これは、たとえば、外部システムが、正確な周波数を伴う外部の周期的信号を伝送するルビジウム原子クロックである場合、または正確な周波数を伴う周期的信号を伝送する衛星配置(Galileo、GPS、GLONASSなど)の構成要素である場合である。これらの場合では、信号受信機は、時間Tmだけ分離された2つのパルスを外部の周期的信号から抽出するように構成され、2つのパルスは、外部の周期的信号のアクティブエッジに対応し、連続していても、連続していなくてもよい。別の実施形態によれば、外部信号は、2つのパルスだけを有する信号であり、信号受信機16は、外部信号から2つのパルスを抽出するように構成される。これは、たとえば、外部システムが、非常に正確なクロックを備える機器(たとえば、原子クロックを具備する測定装置)である場合、または正確な周波数を伴う周期的信号を受信するための、衛星ネットワークに連結された外部機器(たとえば、図1のスマートフォン36などの消費者機器)を含む場合である。
図2は、信号受信機16と、マイクロコントローラ21と、内部時間基準24とを含む電子ウオッチ機器を詳細に表す。
内部時間基準24は、決定された固有周波数Foscを伴う周期的時間測定信号Soscを提供する発振器26,たとえば水晶発振器と、第1の入力で信号Soscを受信して、電子ウオッチの動作周波数Fhorのクロック信号Shを第1の出力で提供する、発振器26の下流に配列されたクロック回路28とを含む。
一実施形態によれば(詳細には図示せず)、クロック回路は、縦続接続された15個の2分割ステージから形成された周波数分割器28であり、したがって、近似的に32,768Hzに等しい周波数を伴う信号Soscを、実質的にFhor=32,768/(215)=1Hzに等しい周波数を伴う信号Shに変えることができるようにする。この信号Shは、時間表示機器の針を駆動するために、ウオッチ表示機器のステッピングモータのコイル端子に送信される。別の実施形態によれば、クロック回路は、縦続接続された2個の2分割ステージから形成された4分割器回路である。この場合、内部時間基準が作り出す信号Shは、実質的に32,768/(22)=8,192Hzに等しい周波数Fhorを有する。
クロック回路はまた、時間測定信号Soscから導出される内部の周期的信号Sintを作り出す。この内部信号Sintは、クロック信号Shを生成する際に発生する。
電子機器20はまた、電子ウオッチの平均動作周波数を調節するための回路32を含む。調節回路32は、詳細には、禁止値(または、定数禁止パラメータ)のための少なくとも1つの定数値、およびより一般的には、温度と共に変わる禁止値を規定する、温度を変数とする多項式の係数を記憶するように構成されたメモリ33を含む。調節回路32は、クロック回路28の第2の入力に禁止信号Sinhを提供する。
調節回路32は、クロック回路内の内部信号Sint*に作用する。15個の2分割ステージを有する周波数分割器から形成されたクロック回路の例では、調節回路32は、好ましくは、周波数分割器回路の第1ステージの出力と第2ステージの入力の間で、水晶発振器については32,768Hzに近い周波数を有する信号Soscから導出された、16,384Hzに近い周波数を伴う内部信号Sint*に作用する。分割器回路28の第2ステージ入力で、プログラムされた数のパルスを、たとえば、禁止周期Cinhに対応する60秒ごとに取り除いて、その結果、禁止された内部信号である内部信号Sintを形成し、一方では、内部信号Sintに対して、禁止時間ゾーンの外側に対応する信号Sint*は、その結果、禁止されていない内部信号である。調節回路が非活動化された場合、信号Sint*およびSintは、同じであり、正確に同じ周波数を有する。16,384Hzという周波数は、1/16,384=61.035μsの周期Pintに対応する。60秒の禁止周期に戻ると、禁止調節分解能は、したがって、Pint/Cinh=61.035μs/60s=1.017×10-6=1.017ppm(100万分率)に等しく、1日当たり0.888秒に等しい。
本発明によれば、内部時間基準はまた、発振器が作り出した時間基準信号Soscから導出された、周波数Fcalを伴う較正信号Scalを作り出す。図3〜図5を参照して以下に記述する例では、較正信号は、第1の周波数分割器ステージの出力で利用可能な内部信号Sint*から導出され、この信号Sint*により規定される。したがって、考慮している例では、較正信号の周波数Fcalは、Fosc/2に等しく、すなわち、16,384Hzに近い。他の例では、較正信号は、発振器が作り出す信号Soscに等しくすることができる、またはクロック回路が作り出す信号Shに等しくすることができる、またはさらには、固有周波数Foscの何分の1かの周波数を伴う時間測定信号Soscから導出された任意の他の信号に等しくすることができる。必要に応じて、方法を実装する間、較正信号周波数Fcalと、調節回路が作用する(禁止されていない)内部信号Sint*の内部周波数の比を考慮する。本発明に関連して、較正信号を使用して、時間測定信号Soscの周期Poscと、対応する設定信号の間の差を表す値を測定する。
本発明によれば、電子ウオッチ機器はまた、
−ET1:時間測定信号(Sosc)から導出され、発振器の固有周波数から導出された較正周波数(Fcal)を有する周期的較正信号(Scal)に関する基準数(Nref)の基準周期(Pref)に対応する測定時間(Tm)だけ分離された、ウオッチの外部にあるシステムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、較正周波数(Fcal)の逆数に等しい較正周期(Pcal)と基準周期(Pref)の比を表す較正パラメータ(M)を決定するステップと、
−ET2:較正パラメータの関数として定数禁止パラメータを決定するステップと
からなるステップを含む本発明による方法を実装することにより、電子ウオッチの平均動作周波数を調節するための定数禁止パラメータを決定するように構成された自己較正回路34を含む。
以下の例では、較正パラメータを比Pcal/Prefに等しくなるように選び、したがって、較正パラメータは、基準周期Prefに対するウオッチ較正信号周期Pcalの測定値である。較正信号が、時間測定信号Soscから(調節回路による作用を受けることなく)直接導出される場合、較正信号周期は、発振器が作り出す信号Soscの周期の倍数であり、較正周期は、対応する設定周期に対する信号Soscの周期の測定値である。信号の周期は、前記信号の周波数の逆数であることが想起され、その結果、Fref/Fcal=Pcal/Prefである。
以下の例では、較正パラメータから定数禁止パラメータを決定するステップ(ET2)については、上記で説明したので、詳細に説明しない。
最後に、簡単にするために、以下のすべての数値例では、
−発振器は、32,768Hzに等しい設定周波数に近い固有周波数Foscを有し、
−発振器は温度補償されず、その結果、定数禁止パラメータは、調節回路に記憶された定数禁止値であり、
−較正信号は、Fosc/2に等しい、したがって、16,384Hzに近い、調節回路が作用する(禁止されていない)内部信号Sint*の周波数Fintに等しい周波数Fcalを有し、したがって、そのような較正信号に関して、基準周期はFref=1/16,384=61.03516μsであり、基準数はNref=16,384×Tmであり、式中、Tmは、測定時間である(これらの数値は、明らかに本発明のより一般的範囲の簡単な限定しない例である)。
基準数Nrefおよび/または測定時間Tmを、自己較正回路のメモリに記憶することができる。一変形形態では、特に第1の外部パルスの前に、または第2の外部パルスの後に、外部システム(基準クロックまたは基準クロックに連結した外部機器)により、基準数および/または測定時間をウオッチに提供することができる。
本発明の第1の例示的実装形態では、ステップET1は、
−ET1A1:第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で、較正信号周期の数Caをカウントするステップと、
−ET1A2:基準数Nrefを、カウントした周期の数Caで除算することにより、較正パラメータを算出するステップと
からなるステップを含む。
動作の実装では、図3a〜図3cのタイミング図に示すように、従来の手法で動作するカウンタを用いてステップET1A1を遂行し、外部信号の第1の立ち上がりエッジ101(第1の外部パルス)(図3a)でカウンタは活動化され、較正信号のアクティブエッジ(この場合、103から104までの立ち上がりエッジ)をカウントし(図3b)、外部信号の第2の立ち上がりエッジ102(第2の外部パルス)で、カウンタは、周期P1の開始から周期Pcaの終了までカウントした較正信号周期の数Caを作り出す(図3c)。
選んだ数値例(Fref=16,384Hz)では、測定時間が1秒に等しい場合、基準周期の数Nrefは、Nref=16,384に等しい。Tm=1秒だけ分離された2つの外部パルス101、102(立ち上がりエッジ)の間で、カウンタがCa=16,386周期をカウントした場合、較正信号周波数は、Fcal=16,386Hzに等しい、すなわち、基準周波数Frefよりも少し高い、固有発振器周波数から導出された較正周波数Fcalである。較正信号の周期Pcalは、1/16,386=61.0277μsに等しい。この場合、発振器の設定周期に対する発振器周期の相対値に対応するウオッチ較正周期Mは、M=Pcal/Pref=Nref/Ca=16,384/16,386=0.9998779に等しく、周期全体にわたる相対誤差は、1−M、すなわち、122×10-6=122ppmに等しい。換言すれば、較正周期は、基準周期よりも122ppm短い。
この実装形態では、信号Soscから導出された較正信号の周期を、すなわち、この例では、周波数Fcal=16,384Hz(214Hz)を伴う較正信号の周期を100ppmに近い発振器精度でカウントすることにより、発振器の固有周期と、関連する設定周期の差の測定を遂行する。したがって、測定分解能は、パルスがカウントされた較正信号の1周期の継続期間(1/214秒に非常に近い)を測定時間で除算した結果に等しい。したがって、1秒の測定時間では、測定分解能は、1年当たり(1/214)/1s=61ppm=1925秒のオーダーである。100秒の測定継続時間では、分解能は、100倍だけ改善される、すなわち、1年当たり(1/214)/100s=0.61ppm=19.25秒である。3600秒(すなわち、1時間)の測定継続時間では、分解能は、3600倍だけ改善される、すなわち、1年当たり(1/214)/3600s=16.95ppm=0.535秒である。したがって、この第1の実施形態では、たとえば、高精度なウオッチに関して1年当たりほぼ0.1175秒の禁止調節回路の分解能の大きさのオーダーで、1年当たり0.535秒の分解能を達成するために、1時間のオーダーの測定周期が必要である。
本発明の第2の例示的実装形態では、ステップET1は、
−ET1B1:第1の外部パルス201と第2の外部パルス202の間で、高周波信号HFの周期の第1の数Cb1をカウントするステップと、
−ET1B2:較正信号Pcalの基準数Nrefの周期に対応する較正時間Tcalだけ分離され、第1のパルスP1の開始から周期的較正信号のパルスPNrefの終了まで算出された(周期的較正信号および関係するパルスを示す図4bを参照のこと)第3の内部パルス203と第4の内部パルス204の間で、信号HFの周期の第2の数Cb2をカウントするステップと、
−ET1B3:第2のカウント数Cb2を第1のカウント数Cb1により除算することにより、較正パラメータを算出するステップと
からなるステップを含む。
動作の実装では、少なくとも1つのカウンタおよび高周波数発生器を使用して、ステップET1B1およびステップET1B2を遂行し、これについては、以下で詳細に記述する。
一例では、HF発生器は、1MHzの周波数を伴う信号HFを、すなわち、ウオッチ較正信号の周波数よりもほぼ60倍高い周波数を伴う信号を作り出すことができる。そのようなHF発生器の絶対分解能は、信号HFの周期を全測定時間で除算した結果に等しい。したがって、1秒間の測定では、分解能は、(1/106)/1s=1ppmに等しく、これは、1年当たり31.536秒の分解能に対応する。測定が100sにまで延びたとき、分解能は100分の1、すなわち、(1/106)/100s=0.01ppm、すなわち、1年当たり0.315秒になる。測定が300秒(すなわち、5分)続く場合、分解能は、(1/106)/300s=0.00333ppm、すなわち、1年当たり0.105秒に到達し、これは、調節回路に本来備わっている分解能(1年当たり0.1175秒)に非常に近い。したがって、水晶発振器の代わりにHF発生器を使用することにより、少なくとも先行する実施形態と同じ良好な精度が、はるかにより短い時間で達成される。
第1のステップET1B1は、ある意味では、測定するときにHF発生器の実際の周波数Fhfを測定することにより、HF発生器22を較正するステップである。第1のステップET1B1では、HF発生器の低い精度および不安定性を考慮する。したがって、第2のステップET1B2では、電子ウオッチ機器の水晶発振器の実際の周波数を測定する。最後に、第3のステップET1B3では、較正パラメータを決定する。
数値例では、ステップET1B1の間、測定時間Tm=Nref×Pref=Cb1×Phfだけ分離された第1の外部パルス201および第2の外部パルス202により規定される測定時間Tm=1秒の間に、信号HFの周期Phfの数Cb1=1,050,000をカウントする。ステップET1B2の間、較正時間Tcal=Nref×Pcal=Cb2×Phfだけ分離された第3のパルス203および第4のパルス204により規定される較正時間Tcalの間、数Cb2=1,049,911をカウントする。Cb2/Cb1=1,049,911/1,050,000=0.999915238であるので、較正時間は、測定時間よりも短く、水晶発振器の周期は、この発振器の意図した設定周期よりも少し短いということが言える。したがって、禁止により内部時間基準を「遅くする」必要がある。較正パラメータMは、Cb2/Cb1=0.999915238に等しく、周期全体にわたる相対誤差は、1−Cb2/Cb1=1−0.999915238=0.00008476、すなわち、84.76ppmに等しい。
上記の例では、Tm=1秒の周期にわたり測定を行った。一変形形態では、より長い測定時間、たとえばTm=10秒にわたり測定を行って、10倍の精度を得ることができる。
別の変形形態では、ステップET1B1〜ステップET1B3を数回(場合によっては、異なる測定時間で)繰り返すことができる、たとえば、1秒〜2秒の間の測定時間に関して100回繰り返すことができる。1秒〜2秒の測定時間は、測定時間にわたりHF発生器が安定するには十分短い。この場合、各ステップET1B3の終了時に比Cb/Cb1を体系的に測定し、次いで、連続するステップET1B3で算出した比(Cb2/Cb1)の平均(Cb2/Cb1)moyを計算して(ステップET4)、較正パラメータの平均値を、次いで、行うべき平均補正(1−(Cb2/Cb1)moy)を決定する。これはまた、HF発生器をより頻繁に再較正し、それによりどんな安定性の欠如による影響も低減されるという事実のために、精度を改善する。
ステップET1B1およびステップET1B2を同時に遂行することができ、この場合、自己較正回路は、電子ウオッチ機器の高周波発生器、たとえばマイクロコントローラクロックが提供する信号HFにより両方ともクロック制御される2つのカウンタを有する。外部基準信号によりカウンタの一方を活動化/非活動化し、ウオッチ較正信号によりカウンタの他方を活動化/非活動化する。一変形形態では、高周波信号HFによりクロック制御される単一カウンタによりステップET1B1およびステップET1B2を連続して遂行し(タイミング図4a〜4dを参照のこと)、この場合、第2のカウントCb2(ステップET1B2)の終了時に使用するために(ステップET1B3)、第1のカウントの結果Cb1(ステップET1B1)を一時的に記憶する。
本発明の第3の例示的実装形態では、較正パラメータ決定ステップET1は、
−ET1C1:内部時間基準または外部システムが提供する2つのパルスの間で、電子ウオッチの内部のHF発生器が生成する高周波信号HFの周期の、実際の継続時間Phfを決定するステップと、
−ET1C2:第1の外部パルスと第1の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、信号HFの周期の第1の数Cc1をカウントし、第1の数Cc1から、第1の外部パルスと第1の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間の第1の時間のずれT1を、すなわち、T1=Phf×Cc1を演繹するステップと、
−ET1C3:第1の外部パルス301と第2の外部パルス302の間で、較正信号Pcalの周期の数Cc2をカウントするステップと、
−ET1C4:第2の外部パルス302と第2の外部パルス302に続く較正信号のアクティブエッジ304の間で、信号HFの周期の第2の数Cc3をカウントし、第2の数Cc3から、第2の外部パルス302と第2の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジ304の間の第2の時間のずれT3を、すなわち、T3=Phf×Cc3を演繹するステップと、
−ET1C5:関係M=((Tm−T1+T3)/Cc2)/Prefにより較正パラメータMを決定するステップであって、式中、Tmは、第1の外部パルス301と第2の外部パルス302の間の測定時間であり、T1は、第1の時間のずれであり、T3は、第2の時間のずれであり、Cc2は、ステップET1C3の間に、測定時間Tmの間にカウントした較正信号周期の数であり、Prefは、較正信号に関する基準周期であるステップと
からなるステップを含む。
図5a〜図5fに表す例では、ステップET1C1は、
−ET1C11:較正信号周期の試験数(N0=10)をカウントすることにより試験時間を測定し、試験時間測定の開始時および終了時に、それぞれ第5の試験パルス305および第6の試験パルス306を作り出すステップと、
−ET1C12:ステップET1C11で作り出された第5の試験パルス305と第6の試験パルス306の間で、信号HFの周期の第3の数Cc4をカウントするステップと、
−ET1C13:関係Phf=Pref×N0/Cc4により、信号HFの周期の継続時間Phfを計算するステップであって、式中、Prefは、基準周期の継続時間であり、N0は、試験数であり、Cc4は、ステップET1C12でカウントした第3の数であるステップと
からなるサブステップを含む。
数値例では、外部システム(基準クロック)は、測定時間Tmだけ分離された2つの外部パルス301および302を提供し(図5a)、Tmは、この例では10秒である。水晶発振器周波数から導出される周波数Fcal(この例では、16,384Hzのオーダー)を伴う較正信号(図5b)は、基準周期に対して周期を正確に決定すべき信号である。
ステップET1C2で、第1の外部パルス(立ち上がりエッジ301)と、第1の時間のずれT1だけ、最大で較正信号の1周期だけ、すなわち、最大値1/16384=61.035μsだけ分離された、較正信号に続く立ち上がりエッジ303との間で、信号HFの周期をカウントする。1MHzの信号HFが10%の範囲内まで正確である場合、61.035μsの継続時間は、信号HFの67周期という最大値に変換される。数値例では、Cc1=50である。
ステップET1C3で、測定時間Tmだけ分離された2つの外部パルス(立ち上がりエッジ301、302)の間で、較正信号周期をカウントする(Cc2)。図5fでは、較正信号周期の開始は、立ち上がりエッジにより示され、第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で開始した較正信号周期すべてをカウントする。数値例では、Cc2=163851である。
ステップET1C11(図5e)で、較正信号周期の試験数N0をカウントし、数N0をカウントする開始時および終了時に、第5の試験パルス305および第6の試験パルス306を作り出す。ステップET1C12(図5d)で、第5のパルス305と第6のパルス306の間で、信号HFの周期の第3の数Cc4をカウントする。ステップET1C11およびステップET1C12を並列に遂行することができ、ステップET1C11で作り出したパルスを用いて、ステップET1C12で遂行するカウントを活動化および非活動化する。図5dおよび図5eに表す例では、列1のアクティブエッジP1と列P11のアクティブエッジP11の間で、N0=10の較正信号周期をカウントし、列P1のアクティブエッジは、この場合、第1の外部パルス(アクティブエッジ301)後の較正信号の第1のアクティブエッジ303である。数N0は、異なる可能性があり、たとえば、50または100に等しい。数N0は、信号HFの周期を測定するのに十分な所望の精度がなければならない。N0周期はまた、列2と列12、または列3と列13などのアクティブエッジの間でカウントすることができる。しかしながら、ステップET1C2を遂行する間、HF発生器の低い精度およびどんな温度ドリフトもできるだけ考慮するために、ステップET1C2の直前または直後にステップET1C1(ステップET1C11〜ステップET1C13を含む)を遂行することが好ましい。
数値例では、N0=10およびCc4=665である。第1近似では、周波数Fcal(Frefに非常に近い)を伴う較正信号周期の継続時間は、基準信号周期の継続時間Prefに等しく、すなわち、1/16384=61.0352μsであり、N0周期は,610.352μsの継続時間を有する。したがって、信号HFの周期の継続時間Phfは、Phf=610.352/665=0.9178μsに等しい、すなわち、周波数は1.089MHzである。上記の近似は、所望の最終精度を得るのに十分であることが留意されよう。実際は、継続時間N0×Prefには、水晶発振器が送達する信号の周波数に不確実性を伴うことが公知であり、この不確実性は、水晶発振器の設計により、0ppm〜200ppmの間で含まれている。この不確実性は、10×(1/16384)=610μsの継続時間に対応する16,384Hzの信号のN0=10周期にわたり1MHzでカウントする間、不確実性が10-6/610×10-6=0.001639、すなわち、1639ppmであるので、N0の較正信号周期にわたる高周波カウントの解像度と比較して無視できる。内部クロック信号のN0周期にわたる高周波カウントの分解能は、較正信号の単一周期にわたる高周波カウントの分解能と比較してそれ自体無視でき、実際は、1×(1/16384)=61μsの継続時間に対応する16,384Hzの信号の1周期にわたり1MHzでカウントする間、不確実性は、1/67=0.0147、すなわち、14700ppmに等しく、67は、ステップET1C2で、基準信号の立ち上がりエッジ101と内部クロック信号の立ち上がりエッジ102の間でカウントされる周期の最大数である。
ステップET1C4で、第2の外部パルス(立ち上がりエッジ302)と、第2の時間のずれT3だけ、最大で較正信号の1周期だけ、すなわち、最大値1/16384=61μsだけ分離された、較正信号に続く立ち上がりエッジ304との間で、信号HFの周期をカウントする。1MHzの信号HFが10%の範囲内まで正確である場合、61μsの継続時間は、信号HFの67周期という最大値に変換される。数値例では、Cc3=53であり、時間のずれT3に対応する。正確さのために、基準信号の第1のパルス301と第2のパルス302の間で、信号HFの周期Phfのどんなドリフトも考慮するために、ステップET1C4の直前または直後にステップET1C1を繰り返すことができる(図5a〜図5fに表されていない)。
ステップET1C1で得た、信号HFの実際の周期Phf=0.9178μsにより、時間のずれT1およびT3を正確に決定することが可能になる。T1=Cc1×Phf=50×0.9178μs=45.9μsであり、T3=Cc3×Phf=53×0.178μs=48.6μsである。次いで、較正信号のCc3=163851周期の実際の継続時間T2を算出することができ、すなわち、T2=Tm−T1+T3=10s−45.9μs+48.6μs=10.0000027sである。したがって、較正信号の1周期の継続時間は、10.0000027/163851=61.031075μsに等しく、較正信号の周波数は、163851/10.0000027=16385.0956Hzに等しい。較正パラメータPcal/Prefは、61.031075/61.03516=0.99993313に等しい。基準周期に対する較正周期の相対偏差は、1−Pcal/Pref=66.87×10-6=66.87ppmに等しい。この偏差はまた、(16385.0956−16384)/16384=66.87×10-6=66.87ppmにより算出することができる。
Tm=10秒にわたる測定の不確実性は、本質的に高周波信号HFによりクロック制御されるカウンタの分解能の2倍により生じる、すなわち、2×(1/106)/10=2×10-7、すなわち、0.2ppmである。この誤差は、測定時間Tmに比例する。したがって、Tm=100秒を選ぶことにより、誤差は0.02ppmに低下する。
本発明はまた、上述の方法を実装するのに適した電子機器に関する。電子機器は、上述のように、内部時間基準24および調節回路32を含む。本発明によれば、電子機器はまた、時間測定信号Soscから導出された、前記固有周波数に等しい、または前記固有周波数の事前に規定された何分の1かに等しい較正周波数Fcalを有する周期的較正信号Scalに関する基準数Nrefの基準周期Prefに対応する測定時間Tmだけ分離された、外部システムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、較正周波数の逆数に等しい較正周期と基準周期の比を表す較正パラメータを決定し、次いで、較正パラメータ、基準周期、および事前に規定された禁止周期の関数として定数禁止パラメータの値を決定するように配列された自己較正回路34を含む。
外部システムは、ウオッチの外部にある基準クロックとすることができる。外部システムはまた、外部基準クロックを含む(またはそれに連結した)、ウオッチの外部にある機器とすることができる。外部システムは、少なくとも第1の外部パルスおよび第2の外部パルスを含む外部基準信号を作り出す。電子機器はまた、外部基準信号を受信して、第1の外部パルスおよび第2の外部パルスを自己較正回路に伝送するように配列された受信機回路16を含む。
また、変形形態では、発振器26から、またはクロック回路28から較正信号を受信するために、ウオッチの内部時間基準24に自己較正回路34を接続してもよい。自己較正回路はまた、調節回路を非活動化するように配列されてもよい。
一実施形態によれば、自己較正回路34は、第1のカウンタを含んでもよい。第1の変形形態では、第1のカウンタは、第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で較正信号の周期の数をカウントして、たとえばステップET1A1を遂行するように配列される。第2の変形形態では、事前に規定された数(Nref、N0)の較正信号周期をカウントすることにより、事前に規定された継続時間(Tcal、T0)を測定するように、たとえばステップET1B2で較正時間Tcalを測定するように、またはたとえばステップET1C13で試験周期を測定するように、第1のカウンタを配列することができる。
また、第1のカウンタを使用して継続時間を測定するとき、測定パルスの開始および測定パルスの終了を作り出すように第1のカウンタを配列することができる。したがって、たとえば、第1のカウンタを使用して、ステップET1B2を遂行するとき、第1のカウンタは、較正時間(Tcal)測定の開始および終了で、それぞれ第3の内部パルス303および第4の内部パルス304を作り出すことができる。または、第1のカウンタを使用して、ステップET1C13を遂行するとき、第1のカウンタを使用して、試験時間(T0)測定の開始および終了で、それぞれ第5の試験パルス305および第6の試験パルス306を作り出すことができる。
また、自己較正回路は、高周波信号HFの周期をカウントするように配列された少なくとも第2のカウンタを含むことができる。たとえば、第2のカウンタを使用して、
−たとえばステップET1B1を遂行するために、第1の外部パルスと第2の外部パルスの間で、および/または
−たとえばステップET1B2を遂行するために、第3の内部パルスと第4の内部パルスの間で、および/または
−たとえばステップET1C12を遂行するために、第5の試験パルスと第6の試験パルスの間で、および/または
−たとえばステップET1C2を遂行するために、第1の外部パルスと第1の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、および/または
−たとえばステップET1C4を遂行するために、第2の外部パルスと第2の外部パルスに続く較正信号のアクティブエッジの間で、
信号HFの周期をカウントすることができる。
一変形形態によれば、自己較正回路は、信号HFの周期をカウントするように配列された2つのカウンタを含んでもよい。したがって、2つのステップ、たとえばステップET1B1およびステップET1B2を同時に遂行する、またはステップET1C2およびステップET1C12など、2つのステップを遅延なく次々と連続して遂行することが可能である。
自己較正回路はまた、本発明の方法の実装形態によれば、第1のカウンタおよび/または第2のカウンタがカウントした周期の関数として較正パラメータを決定するように配列された計算回路を含むことができる。
電子ウオッチ機器はまた、高周波信号HFを作り出すように配列された高周波発生器HFを、たとえばRC発振器を含んでもよい。信号HFを使用して、第2のカウンタをクロック制御する。
実用的な実装形態によれば、自己較正回路の第1のカウンタおよび/または第2のカウンタおよび/またはHF発生器は、それぞれマイクロコントローラの第1のカウンタおよび/または第2のカウンタおよび/またはHF発生器である。
実際には、時計製作技術の分野で使用するマイクロコントローラは、多くの場合、たとえばRC(抵抗器/コンデンサ)タイプの高周波内部発振器を有する。この高周波内部発振器は、周波数が不正確で(一般に±10%のオーダー)、不安定で、詳細には温度に影響されやすい、外部共振器をまったく伴わない発振器である。そのような発振器を主に使用して、水晶発振器の速度よりもかなり速い速度で、ウオッチの電子機器に関連するソフトウェアを走らせる。一般に、RC発振器を断続的に使用して、ウオッチのエネルギーを節約する。したがって、RC発振器はまた、本発明によるウオッチの自己較正などの追加機能のために、高周波発生器として使用することができる。
計時器マイクロコントローラはまた、周期をカウントする、または継続期間を測定するために使用することができる1つまたは複数のカウンタを有することがしばしばある。これらのカウンタは、一般に時折にしか使用されないので、さらにまた、これらのカウンタを使用して、本発明による自己較正を実装することができる。
実用的な一実装形態では、内部時間基準(24)および調節回路(32)を封入した第1の集積回路、ならびに自己較正回路およびマイクロコントローラを含む第2の集積回路から電子ウオッチ機器を形成することができる。
10 電子ウオッチ
12 外部システム
16 信号受信機回路
18 表示機器
20 電子機器
21 マイクロコントローラ
22 マイクロコントローラのHF発生器
24 内部時間基準
26 発振器
28 クロック回路、たとえば周波数分割器
32 調節回路
33 メモリ
34 自己較正回路
36 スマートフォン
101、102、201、202、301、302 外部システムが提供するパルス
103、104 立ち上がりエッジ
203、204 第3の内部パルスおよび第4の内部パルス
303、304 外部クロックが提供する信号のアクティブエッジに続く、較正信号のアクティブエッジ
305、306 較正信号が作り出す試験パルス
Ca 較正信号周期の数
Cb1 信号HFの周期の第1の数
Cb2 信号HFの周期の第2の数
Cc1 信号HFの周期の第1の数
Cc2 較正信号Pcalの周期の数
Cc3 信号HFの周期の第2の数
Cc4 信号HFの周期の第3の数
Cinh 禁止周期(またはサイクル)
Fcal 較正信号の周波数
Fhor 電子ウオッチの動作周波数
Fosc 固有周波数
Fref 較正信号に関連づけられた基準周波数
M 較正パラメータ
N0 較正信号周期の試験数
Nref 外部基準時間基準により決定される測定時間Tmの間に提供される基準周期Prefの数
1 周期
ca 周期
cal 較正周期
Phf 高周波信号HFの周期の、実際の継続時間
Pint 禁止されていない、または禁止された内部の周期的信号の周期
Nref周期的較正信号のパルス
Posc 時間測定信号Soscの周期
Pref 較正信号に関連づけられた基準周期
Scal Soscから導出された較正信号;周波数Fcal(たとえば、Fcal=Fosc、Fosc/2、またはFint)および周期Pcalを伴う
Sh クロック回路が作り出す動作信号(またはクロック信号);平均動作周波数Fhor(設定周波数;Fhor*,たとえば、1Hzまたは8,192Hzに等しい)を伴う
Sinh 調節回路がクロック回路に提供する禁止信号
Sint 内部クロック回路信号;信号Soscから導出された信号;前記信号を生成する間に調節回路が作用する信号;禁止されていない周波数Fintおよび禁止されていない周期Pintを伴う
Sint* クロック回路内の内部信号
Sosc 固有周波数Fosc(たとえば、設定周波数Fosc*=32,768Hzに対してFosc=32,772Hz)および周期Poscを伴う発振器が作り出す周期的信号
T ウオッチの内部で水晶発振器の近くに配置されたセンサが測定する温度
T0 試験時間
1 第1の時間のずれ
2 較正信号のCc3=163851周期の実際の継続時間
3 第2の時間のずれ
Tcal 較正時間
Tcur 現在の温度
Tm 外部基準時間基準により決定される測定時間
Vcal 較正値
Vcor 定数禁止係数に関する補正値
Vinh、Vinh(T) 禁止値
信号HF 周波数Fhfおよび周期Phfを伴う高周波信号

Claims (25)

  1. 電子機器を含む電子ウオッチの平均動作周波数(Fhor)を調節するための禁止値の定数パラメータまたは定数禁止パラメータを決定するための方法であって、前記電子機器は、
    −時間測定発振器(26)およびクロック回路(28)を備える内部時間基準(24)であって、前記時間測定発振器は、固有周波数(Fosc)を有し、前記固有周波数(Fosc)を伴う周期的時間測定信号(Sosc)を提供するように配列され、前記クロック回路は、前記周期的時間測定信号(Sosc)を受信して、前記平均動作周波数(Fhor)を伴うクロック信号(Sh)を発生させるように配列される内部時間基準(24)と、
    −少なくとも前記定数禁止パラメータを記憶するメモリ(33)を含む、前記平均動作周波数(Fhor)を調節するための調節回路(32)であって、前記調節回路は、前記クロック信号(Sh)の前記発生に関与する前記クロック回路の内部の周期的信号(Sint)を生成する際に、事前に規定された禁止周期だけ、少なくとも前記定数禁止パラメータの関数として、1つまたは複数の周期を禁止するように配列され、その結果、前記平均動作周波数は、より精度があり、前記内部の周期的信号は、前記周期的時間測定信号から導出される調節回路(32)と
    を備え、
    前記定数禁止パラメータを決定するための前記方法は、
    −ET1:前記周期的時間測定信号(Sosc)から導出され、前記固有周波数から導出された較正周波数(Fcal)を有する周期的較正信号(Scal)に関する基準数(Nref)と基準周期(Pref)の積に対応する測定時間(Tm)だけ分離された、前記電子ウオッチの外部にあるシステムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、前記較正周波数(Fcal)の逆数に対応する較正周期(Pcal)と前記基準周期(Pref)の比を表す較正パラメータ(M)を決定するステップと、
    −ET2:前記較正パラメータの関数として前記定数禁止パラメータを決定するステップと
    からなるステップを含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ステップET1で決定した前記較正パラメータにより、較正値Vcal=[1−(Pcal/Pref)]・Cinh/Pintを算出することが可能になり、式中、前記Pcalは、前記較正周期であり、前記Prefは、前記内部の周期的信号の前記基準周期であり、前記Pintは、前記内部の周期的信号の周期、もしくは禁止なしの前記内部の周期的信号に対応する禁止されていない内部の周期的信号の周期、または前記内部の周期的信号に関する設定周期であり、前記Cinhは、前記事前に規定された禁止周期である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記周期的較正信号が、前記禁止された内部の周期的信号から導出されるか、または前記禁止されていない内部の周期的信号から導出されるかどうかに応じて、前記較正値Vcalは、それぞれ前記定数禁止パラメータを補正するための前記禁止値の補正値、または前記禁止値に関する瞬時値であり、前記定数禁止パラメータを決定する、請求項2に記載の方法。
  4. 前記定数禁止パラメータは、
    −温度補償が存在しない場合には前記禁止値、または
    −温度の関数として前記禁止値を算出する数学的関係の定数係数
    である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. 前記周期的較正信号(Scal)は、前記禁止のない前記内部の周期的信号(Sint)に対応する前記禁止されていない内部の周期的信号から導出され、前記方法はまた、前記調節回路を非活動化するステップからなる初期ステップ(ET0)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記較正パラメータを決定する前記ステップET1は、
    −ET1A1:前記第1の外部パルス(101)と前記第2の外部パルス(102)の間で、前記周期的較正信号の前記較正周期の数(Ca)をカウントするステップと、
    −ET1A2:前記基準数(Nref)を前記較正周期の前記数(Ca)で除算することにより、前記較正パラメータを算出するステップと
    からなるステップを含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記較正パラメータを決定する前記ステップET1は、
    −ET1B1:前記第1の外部パルス(201)と前記第2の外部パルス(202)の間で、前記電子ウオッチの内部のHF発生器が発生させた高周波HF信号の周期の第1の数(Cb1)をカウントするステップと、
    −ET1B2:前記基準数(Nref)と前記較正周期(Pcal)の積に対応する較正時間(Tcal)だけ分離された第3の内部パルス(203)と第4の内部パルス(204)の間で、前記高周波HF信号の前記周期の第2の数(Cb2)をカウントするステップと、
    −ET1B3:前記周期の前記第2の数(Cb2)を前記周期の前記第1の数(Cb1)により除算することにより、前記較正パラメータを算出するステップと
    からなるステップを含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  8. 前記ステップET1B1および前記ステップET1B2を同時に、または連続して遂行し、前記ステップET1B3で使用するために、前記ステップET1B1のカウントを一時的に記憶する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記ステップET1B1および前記ステップET1B2を数回繰り返し、次いで、ステップET1B4で、連続する前記ステップET1B3で算出した前記較正パラメータの平均を計算して、前記較正パラメータの平均値を決定する、請求項7または8に記載の方法。
  10. 前記較正パラメータを決定する前記ステップET1は、
    −ET1C1:前記内部時間基準または前記外部にあるシステムが提供する2つのパルスの間で、前記電子ウオッチの内部のHF発生器が発生させた高周波HF信号の前記周期の継続時間Phfを決定するステップと、
    −ET1C2:前記第1の外部パルス(301)と前記第1の外部パルスに続く前記周期的較正信号のアクティブエッジ(303)の間で、前記高周波HF信号の前記周期の第1の数(Cc1)をカウントし、前記第1の数(Cc1)から、前記第1の外部パルス(301)と前記第1の外部パルスに続く前記周期的較正信号の前記アクティブエッジ(303)の間の第1の時間のずれ(T1)を演繹する(T1=Phf×Cc1)ステップと、
    −ET1C3:前記第1の外部パルス(301)と前記第2の外部パルス(302)の間で、前記周期的較正信号の前記較正周期(Pcal)の数(Cc2)をカウントするステップと、
    −ET1C4:前記第2の外部パルス(302)と前記第2の外部パルス(302)に続く前記周期的較正信号のアクティブエッジの間で、前記高周波HF信号の前記周期の第2の数(Cc3)をカウントし、前記第2の数(Cc3)から、前記第2の外部パルス(302)と前記第2の外部パルスに続く前記周期的較正信号の前記アクティブエッジ(304)の間の第2の時間のずれ(T3)を演繹する(T3=Phf×Cc3)ステップと、
    −ET1C5:関係M=((Tm−T1+T3)/Cc2)/Prefにより前記較正パラメータ(M)を決定するステップであって、式中、前記Tmは、前記第1の外部パルス(301)と前記第2の外部パルス(302)の間の前記測定時間であり、前記T1は、前記第1の時間のずれであり、前記T3は、前記第2の時間のずれであり、前記Cc2は、前記ステップET1C3の間に、前記測定時間内にカウントした前記較正周期の前記数であり、前記Prefは、前記周期的較正信号に関する前記基準周期であるステップと
    からなるステップを含む、請求項1から請求項5のいずれかに記載の方法。
  11. 前記ステップET1C1は、
    −ET1C11:前記較正周期の試験数(N0)をカウントすることにより試験時間を測定し、前記試験時間の測定の開始時および終了時に、それぞれ第5の試験パルス(305)および第6の試験パルス(306)を作り出すステップと、
    −ET1C12:前記ステップET1C11で作り出された前記第5の試験パルス(305)と前記第6の試験パルス(306)の間で、前記高周波HF信号の前記周期の第3の数(Cc4)をカウントするステップと、
    −ET1C13:関係Phf=Pref×N0/Cc4により、HF信号の前記周期の前記継続時間(Phf)を計算するステップであって、式中、前記Prefは、前記基準周期であり、前記N0は、前記試験数であり、前記Cc4は、前記ステップET1C12でカウントした前記第3の数であるステップと
    からなるサブステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記ステップET1C11および前記ステップET1C12を同時に遂行する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ステップET1C2の直前または直後に前記ステップET1C1を遂行する、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記ステップET1C4の直前または直後に前記ステップET1C1を繰り返す、請求項10から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 請求項1から請求項14のいずれかに記載の方法を実装するための、電子ウオッチに組み込まれた電子機器であって、
    −時間測定発振器(26)およびクロック回路(28)を備える内部時間基準(24)であって、前記時間測定発振器は、固有周波数(Fosc)を有し、前記固有周波数(Fosc)を伴う周期的時間測定信号(Sosc)を提供するように配列され、前記クロック回路(28)は、前記周期的時間測定信号(Sosc)を受信して、平均動作周波数(Fhor)を伴うクロック信号(Sh)を発生させるように配列される内部時間基準(24)と、
    −少なくとも前記定数禁止パラメータを記憶するメモリ(33)を含む、前記平均動作周波数(Fhor)を調節するための調節回路(32)であって、前記調節回路は、前記クロック信号(Sh)の前記発生に関与する前記クロック回路の内部の周期的信号(Sint)を生成する際に、事前に規定された禁止周期だけ、少なくとも前記定数禁止パラメータの関数として、1つまたは複数の周期を禁止するように配列され、その結果、前記平均動作周波数(Fhor)は、より精度があり、前記内部の周期的信号は、前記周期的時間測定信号(Sosc)から導出される調節回路(32)と
    を含み、
    前記電子機器はまた、前記周期的時間測定信号(Sosc)から導出された、前記固有周波数に等しい、または前記固有周波数の事前に規定された何分の1かに等しい前記較正周波数(Fcal)を有する周期的較正信号(Scal)に関する基準数(Nref)と基準周期(Pref)の積に対応する測定時間(Tm)だけ分離された、外部システムから受信した第1の外部パルスおよび第2の外部パルスから、前記較正周波数の逆数に等しい較正周期と前記基準周期の比を表す較正パラメータを決定し、次いで、前記較正パラメータ、前記基準周期、および前記事前に規定された禁止周期の関数として前記定数禁止パラメータの値を決定するように配列された自己較正回路(34)を含むことを特徴とする電子機器。
  16. さらにまた、少なくとも前記第1の外部パルス(101、201、301)および第2の外部パルス(102、202、302)を備える外部基準信号を受信するための受信回路(16)を備え、前記受信回路(16)は、前記外部基準信号を受信して、前記自己較正回路に前記第1の外部パルスおよび前記第2の外部パルスを伝送するように配列される、請求項15に記載の電子機器。
  17. 前記自己較正回路(34)は、前記時間測定発振器(26)から、または前記クロック回路(28)から、前記周期的較正信号を受信するために、前記電子ウオッチの前記内部時間基準(24)に接続される、請求項15または16に記載の電子機器。
  18. 前記自己較正回路はまた、前記調節回路を非活動化することができるように配列される、請求項15から請求項17のいずれかに記載の電子機器。
  19. 前記自己較正回路(34)は、前記第1の外部パルスと前記第2の外部パルスの間で前記周期的較正信号の前記較正周期の数をカウントするように、または前記較正周期の事前に規定された数(Nref、N0)をカウントすることにより、事前に規定された継続時間(Tcal、T0)を測定するように配列された第1のカウンタを含む、請求項15から請求項18のいずれかに記載の電子機器。
  20. 前記第1のカウンタはまた、
    −較正時間(Tcal)の測定の開始時および終了時に、それぞれ第3の内部パルス(303)および第4の内部パルス(304)を作り出すように、または
    −試験時間(T0)の測定の開始時および終了時に、それぞれ第5の試験パルス(305)および第6の試験パルス(306)を作り出すように
    配列される、請求項19に記載の電子機器。
  21. 前記自己較正回路はまた、
    −前記第1の外部パルスと前記第2の外部パルスの間で、および/または
    −前記第3の内部パルスと前記第4の内部パルスの間で、および/または
    −前記第5の試験パルスと前記第6の試験パルスの間で、および/または
    −前記第1の外部パルスと前記第1の外部パルスに続く前記周期的較正信号のアクティブエッジの間で、および/または
    −前記第2の外部パルスと前記第2の外部パルスに続く前記周期的較正信号のアクティブエッジの間で、
    高周波HF信号の周期をカウントするように配列された少なくとも第2のカウンタを含む、請求項20に記載の電子機器。
  22. 前記自己較正回路はまた、前記第1のカウンタおよび/または前記第2のカウンタがカウントした前記周期の関数として前記較正パラメータを決定するように配列された計算回路を含む、請求項21に記載の電子機器。
  23. さらにまた、前記高周波HF信号を作り出すように配列された高周波HF発生器またはRC発振器を含む、請求項21または22に記載の電子機器。
  24. 前記第1のカウンタおよび/または前記第2のカウンタおよび/または前記高周波HF発生器は、それぞれマイクロコントローラ(21)の第1のカウンタおよび/または第2のカウンタおよび/またはHF発生器である、請求項23に記載の電子機器。
  25. 前記内部時間基準(24)および前記調節回路(32)を封入した第1の集積回路、ならびに前記自己較正回路および前記マイクロコントローラを含む第2の集積回路から形成される、請求項24に記載の電子機器。
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