関連出願の相互参照
[0001] 本出願は、「TECHNIQUES FOR UPLINK TRANSMISSION MANAGEMENT」と題されて2016年5月12日に出願された米国非仮出願第15/153,656号、および「TECHNIQUES FOR UPLINK TRANSMISSION MANAGEMENT」と題されて2015年5月14日に出願された米国仮出願第62/161,839号の利益を主張し、それは参照によって全体がここに明示的に組み込まれる。
[0002] 説明される態様は、一般にワイヤレス通信システムに関する。より具体的には、説明される態様は、ワイヤレス通信におけるアップリンク送信管理のための技法に関する。
[0003] ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャスト等のような、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであり得る。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD−SCDMA)システム、および直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。
[0004] これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが、都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されてきた。例示的な(example)電気通信規格は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))である。LTEは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイル規格に対する拡張セットである。LTEは、ダウンリンク上ではOFDMAを、アップリンク上ではSC−FDMAを使用し、かつ多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して、改善されたスペクトル効率、下げられたコスト、および改善されたサービスによってモバイルブロードバンドアクセスをサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増大し続けることで、LTE技術におけるさらなる改善の必要性が存在する。これらの改善はまた、これらの技術を用いる電気通信規格および他のマルチアクセス(multi-access)技術にも適用可能であり得る。
[0005] 例として、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局を含み得、それらの各々は、別名ユーザ装置(UE)、ワイヤレスデバイス、モバイルデバイス、または局(STA)として知られ得る複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。基地局は、ダウンリンクチャネル(例えば、基地局からUEへの送信のための)およびアップリンクチャネル(例えば、UEから基地局への送信のための)上で、通信デバイスと通信し得る。
[0006] セルラネットワークの輻輳が増してきたことで、オペレータは、利用可能なネットワークリソースの使用を最大化する方法に目を向け始めている。1つのアプローチは、基地局と1つまたは複数の通信デバイスとの間のトラフィックをスケジューリングするために、アンライセンスまたは共有スペクトル(例えば、5ギガヘルツ(GHz)バンド)を利用することを含み得る。ここで参照されるとき、アンライセンスまたは共有スペクトルにおいて動作するためにLTEエアインタフェースに適応するワイヤレス通信システムは、LTE−Uシステムまたはライセンス支援アクセス(LAA)システムと称され得る。アンライセンススペクトルは、様々な方法でセルラシステムによって用いられ得る。例えば、いくつかのシステムでは、アンライセンススペクトルは、すべてのキャリアがワイヤレススペクトルのアンライセンス部分において排他的に動作している状態の、スタンドアロン構成において用いられ得る(例えば、LTEスタンドアロン(LTE(登録商標) Standalone))。他のシステムでは、アンライセンススペクトルは、ワイヤレススペクトルのライセンス部分において動作するアンカーライセンスキャリアと併せてワイヤレススペクトルのアンライセンス部分において動作する1つまたは複数のアンライセンスキャリアを利用することによって、ライセンスバンド動作に対して補完的である方法で用いられ得る(例えば、LTE補完ダウンリンク(SDL:LTE Supplemental DownLink))。
[0007] ライセンススペクトルおよびアンライセンスまたは共有スペクトルにおける動作に関するそれぞれの要件が原因で、アップリンク送信は一般に、リッスンビフォアトーク(LBT)アプローチを必要とする(subject to)。つまり、通信デバイス(例えば、UEまたはSTA)が送信するためのアップリンクデータを有するとき、通信デバイスは、アップリンクチャネル上でいかなるデータを送信することにも先立って、チャネルチェック(例えば、クリアチャネルアセスメント(CCA)または拡張されたクリアチャネルアセスメント(eCCA:extended clear channel assessment))を実施し得る。チャネルチェックの結果が、チャネルがアップリンク送信のために利用可能であると示す場合、すなわち、チャネルが使用についてクリア(clear for use)でありチャネルチェックが成功する場合、通信デバイスは次いで、その結果としてアップリンクデータを送信し得る。しかしながら、チャネルチェックの結果が、チャネルがアップリンク送信のために利用不可能であると示す場合、すなわち、チャネルが現在ビジーでありチャネルチェックが失敗(fails)する場合、通信デバイスは通常、後のある時間まで(until some later time)待たなければならない可能性があり、それは結果的にアップリンク送信遅延をもたらす。アップリンク送信において遅延を引き起こし得るライセンススペクトルおよびアンライセンスまたは共有スペクトルにおける動作の他の態様は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)動作の使用に関係する。
[0008] 故に、アンライセンスまたは共有スペクトルにおけるワイヤレス通信に適したアップリンク送信管理のためのメカニズムを提供する必要がある。
[0009] 以下は、1つまたは複数の態様の基本的な理解を提供するために、そのような態様の簡略化された概要を提示する。この概要は、すべての考慮された態様の広範な概観ではなく、そして、すべての態様の主要または重要な要素を特定するようにも、任意またはすべての態様の範囲を詳細に叙述するようにも、意図されていない。その唯一の目的は、後に提示されるより詳細な説明への前置きとして、簡略化された形式で1つまたは複数の態様のうちのいくつかの概念を提示することである。
[0010] 本開示はウィンドウサイズを構成するための技法の例を提示する。本開示の一態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な方法は、1つまたは複数の暗黙の(implicit)アップリンクグラントを示す明示的な(explicit)アップリンクグラントを受信することを含み得る。別の態様では、例示的な方法は、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することを含み得る。一態様では、例示的な方法は、第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)を送信することを含み得る。別の態様では、例示的な方法は、第1のCCAが失敗する場合、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施することを含み得る。
[0011] 別の態様では、LAAシステムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な方法は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することを含み得る。一態様では、例示的な方法は、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することを含み得る。別の態様では、例示的な方法は、第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットの直後に後続する(immediately subsequent to)時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)のコピーをそれぞれ送信することを含み得、ここにおいて、PDUの送信されるコピーの数(a number of transmitted copies)は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく。
[0012] 一態様では、LAAシステムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な方法は、第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理に関連する第1のプロトコルデータユニット(PDU)の送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信することと、第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信することであって、第2の明示的なアップリンクグラントは、第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される、受信することと、を含み得る。別の態様では、例示的な方法は、第1の時間スロットにおいて、第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することと、第2の時間スロットにおいて、第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施することと、を含み得る。別の態様では、例示的な方法は、第1のCCAが失敗し、かつ第2のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第2のHARQ処理に関連して、第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定することを含み得る。
[0013] 前述の目的および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様が、以下に十分に説明され、かつ特許請求の範囲において具体的に示される特徴を備える。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のある特定の例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が用いられ得る様々な方法のうちのほんのいくつかを示しているのであって、本説明は、すべてのそのような態様およびそれらの同等物を含むように意図されている。
[0014] 開示された態様は、開示された態様を限定するためではなく例示するために提供される添付の図面と併せて以下で説明されることになり、ここで、同様の表記(designations)は同様の要素を意味する。
[0015] 図1は、アップリンク送信管理が実施され得るワイヤレス通信システムの例を例示する図である。
[0016] 図2Aは、アップリンクグラントおよび送信管理のためのワイヤレス通信システムのコンポーネントの例を例示する図である。
[0017] 図2Bは、アップリンクグラント管理のための、ワイヤレス通信システムにおけるネットワークエンティティ(例えば、基地局またはアクセスポイント)のコンポーネントの例を例示する図である。
[0018] 図2Cは、アップリンク送信管理のための、ワイヤレス通信システムにおけるモバイルデバイス(例えば、ユーザ装置)のコンポーネントの例を例示する図である。
[0019] 図3は、アップリンク送信管理のためのワイヤレス通信システムのサブコンポーネントの例を例示する図である。
[0020] 図4Aは、アップリンク送信に関する従来の動作の例を例示する図である。
[0021] 図4Bは、アップリンク送信に関する従来の動作の別の例を例示する図である。
[0022] 図5Aは、アップリンク送信管理の動作の例を例示する図である。
[0023] 図5Bは、アップリンク送信管理の動作の別の例を例示する図である。
[0024] 図6は、アップリンク送信管理の動作のさらに別の例を例示する図である。
[0025] 図7は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のための方法の例を例示するフローチャートである。
[0026] 図8は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のための別の方法の例を例示するフローチャートである。
[0027] 図9は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のためのさらに別の方法の例を例示するフローチャートである。
[0028] 図10は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。
[0029] 図11は、アップリンク送信管理のために構成された態様を有する、電気通信システムにおいてUEと通信しているネットワークエンティティ(例えば、基地局またはアクセスポイント)の例を例示する図である。
詳細な説明
[0030] 添付図面に関連して以下に記載される詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、ここに説明される概念が実施され得るのはこれらの構成においてのみであることを表すようには意図されていない。詳細な説明は、様々な概念の徹底的な理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの特定の詳細なしに実施され得ることは、当業者に明らかとなる。いくつかの事例では、そのような概念をあいまいにすることを避けるために、周知の構造およびコンポーネントは、ブロック図の形式で示される。
[0031] 電気通信システムのいくつかの態様が、これから様々な装置および方法に関連して提示される。これらの装置および方法は、続く詳細な説明において説明され、(「要素」と総称される)様々なブロック、コンポーネント、回路、プロセス、アルゴリズム等によって、添付図面に例示される。これらの要素は、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはこれらの任意の組合せを使用してインプリメントされ得る。そのような要素が、ハードウェアとしてインプリメントされるか、またはソフトウェアとしてインプリメントされるかは、特定の用途およびシステム全体に課せられる設計制約に依存する。
[0032] 例として、要素、またはある要素の任意の部分、または複数の要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」としてインプリメントされ得る。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、グラフィックスプロセシングユニット(GPU)、中央処理装置(CPU)、アプリケーションプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、RISC(reduced instruction set computing)プロセッサ、システムオンチップ(SoC)、ベースバンドプロセッサ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、ディスクリートハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明される様々な機能性(functionality)を実施するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システムにおける1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行し得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語等の名称に関わらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアコンポーネント、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、関数等を意味すると広く解釈されるべきである。
[0033] 様々な態様がこれより図面を参照して説明される。以下の説明には、説明を目的として、1つまたは複数の態様の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が記載されている。しかしながら、そのような(1つまたは複数の)態様が、これらの特定の詳細なしに実施され得ることは、明らかであり得る。
[0034] 上述したように、伝統的なライセンスバンド(例えば、2.4GHzバンド)上での輻輳は、増え続ける帯域幅の需要を満たすためにワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)トラフィックをアンライセンスまたは共有スペクトル(例えば、5GHzバンド)にオフロードすることを、ネットワークオペレータに動機付けた。LAAシステムまたはアンライセンススペクトル上のLTEシステム(LTE−U)では、UEからネットワークエンティティ(例えば、eノードB)へのアップリンク送信は、リッスンビフォアトーク(LBT)原理を必要とする(subject to)。一態様では、UEは、アップリンクチャネル上でデータを送信する前に、チャネルチェックを実施しなければならない可能性がある。チャネルチェックが失敗するとき、UEがデータを送信するために後続のアップリンクグラントを待たなければならない可能性があるので、不必要な遅延が発生し得る。いくつかの他の例では、アップリンクデータ上で送信されるデータは、順序が狂った(out of order)ものであり得る。
[0035] したがって、一態様では、ネットワークエンティティは、明示的なアップリンクグラントにおいて、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを含む、示す、または指定するように構成され得る。つまり、UEがその明示的なアップリンクグラントを受信し、かつ第1のチャネルチェックが失敗するとき、UEは、まるでUEが1つより多くの明示的なアップリンクグラントを受信したように、別のチャネルチェックを実施し得る。ここで参照されるとき、チャネルチェックは、チャネルがデータを送信するために利用可能であるかどうかを決定するための動作を指し得る。したがって、UEは、アップリンク送信に遅延を引き起こし得る、ネットワークエンティティがいくつかの時間スロット後に別の明示的なアップリンクグラントを送信するのを待つこと、を必要としない可能性がある。さらに、別の態様では、UEが暗黙のアップリンクグラントをそこに含む明示的なアップリンクグラントを受信するとき、UEは、可能性のある(possible)再送信によって引き起こされる遅延が緩和され得るように、アップリンク上でデータの1つまたは複数のコピーを送信する(例えば、異なる冗長性情報を伴うコピーを送信する)ように構成され得る。
[0036] 別の態様では、プロトコルデータユニット(PDU)のような第1のデータユニットが、失敗したチャネルチェックが原因で送信されることをブロックされる(例えば、PDUの送信が発生しない)とき、UEは、第2のPDUのための後続のアップリンクグラントをUEが受信するときに、第1のPDUを送信するように構成され得る。したがって、時間における第1のPDU(a first PDU in time)は、他のPDUの前に送信され得る。
[0037] 図1は、本開示の様々な態様に従ってアップリンク送信管理のための技法がそこにおいて実施され得る、ワイヤレス通信システム100の例を例示する。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、スモールセルアクセスポイント(AP)120、モバイルデバイス115、およびコアネットワーク130を含む。本開示のいくつかの態様では、基地局105は、マクロセル基地局と称され得、AP120は、スモールセル基地局と称され得る。基地局105およびAP120は、それらがネットワークアクセスをモバイルデバイス115に提供するように構成されているので、一般に複数のネットワークエンティティと称され得る。1つまたは複数のモバイルデバイス115は、ここでさらに説明されるように、アップリンク送信を管理するように構成されるアップリンク送信マネジャコンポーネント201を含み得る。もう一方の側では、1つまたは複数のネットワークエンティティ(例として基地局105)は、明示的なアップリンクグラント、または暗黙のアップリンクグラント、あるいはその両方を生成または管理するように構成されるアップリンクグラントマネジャコンポーネント211を含み得る。コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能を提供し得る。基地局105は、バックホールリンク132(例えば、S1等)を通してコアネットワーク130とインタフェースし得る。基地局105およびAP120は、モバイルデバイス115と通信するためのスケジューリングおよび無線構成を実施し得る、または基地局コントローラ(示されていない)の制御下で動作し得る。様々な例において、基地局105およびAP120は、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクであり得るバックホールリンク134(例えば、X2、OTA(Over-the-air)等)上で、直接的にまたは間接的に(例えば、コアネットワーク130を通して)互いに通信し得る。本開示のいくつかの態様では、基地局105およびAP120は、通信スケジューリングに関連するそれらのそれぞれのタイミングパラメータを共有し得る。
[0038] 基地局105およびAP120は、1つまたは複数のアンテナを介してモバイルデバイス115とワイヤレスに通信し得る。基地局105およびAP120の各々は、それぞれの地理的なカバレッジエリア110に通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。基地局105についての地理的なカバレッジエリア110−aおよびAP120についてのカバレッジエリア110−bは、カバレッジエリアの一部のみを構成するセクタ(示されていない)に分割され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105およびAP120(例えば、マクロまたはスモールセル基地局)を含み得る。異なる技術について重複している地理的なカバレッジエリア110が存在し得る。
[0039] モバイルデバイス115は、通信リンク125を使用して基地局105およびAP120を通して互いに通信し得る一方で、各モバイルデバイス115はまた、直接のワイヤレスリンク135を介して1つまたは複数の他のモバイルデバイス115と直接的に通信し得る。2つ以上のモバイルデバイス115は、両方のモバイルデバイス115が地理的なカバレッジエリア110にあるとき、または1つまたは複数のモバイルデバイス115がAPの地理的なカバレッジエリア110−b内にあるとき、直接のワイヤレスリンク135を介して通信し得る。直接のワイヤレスリンク135の例は、Wi−Fiダイレクト接続、Wi−Fi TDLS(Tunneled Direct Link Setup)リンクを使用して確立された接続、および他のP2Pグループ接続を含み得る。他のインプリメンテーションでは、他のピアツーピア接続またはアドホックネットワークが、ワイヤレス通信システム100内でインプリメントされ得る。
[0040] いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE/LTE−アドバンスト(LTE−A)ネットワークのようなワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)を含む。LTEまたはLTE−AのようなWWAN技術は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で動作するために適し得る。LTE/LTE−Aネットワークにおいて、発展型ノードB(eNB)という用語は、一般に基地局105を説明するために使用され得、一方でユーザ装置(UE)またはワイヤレスデバイスという用語は、一般にモバイルデバイス115を説明するために使用され得る。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域にカバレッジを提供する異種のLTE/LTE−Aネットワークを含み得る。ワイヤレス通信システム100はまた、eCC動作をサポートし得、それは、アンライセンススペクトル上のLTEのようにリッスンビフォアトーク(LBT)を使用し得るが、アンライセンススペクトル上のLTEとは異なるニューメロロジー(numerology)を有し得る。
[0041] ワイヤレス通信システム100はまた、いくつかの例では、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)もサポートし得る。WLANは、電気電子技術者協会(IEEE)802.11x規格ファミリ(「Wi−Fi」)に基づく技法を用いるネットワークであり得る。いくつかの例では、各eNBまたは基地局105およびAP120は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに応じて、基地局、基地局に関連するキャリアまたはコンポーネントキャリア、あるいは基地局またはキャリアのカバレッジエリア(例えば、セクタ等)を説明するために使用され得る3GPP用語である。
[0042] マクロセルは一般に、相対的に広い地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダにサービス加入しているモバイルデバイス115による無制限のアクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(例えば、ライセンス、アンライセンス等)周波数バンドで動作し得る、マクロセルと比較してより低い電力の基地局である。スモールセルは、様々な例に従って、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含み得る。例えば、ピコセルは、狭い地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダにサービス加入しているモバイルデバイス115による無制限のアクセスを可能にし得る。フェムトセルはまた、狭い地理的エリア(例えば、住宅)をカバーし得、フェムトセルと関連のあるモバイルデバイス115(例えば、クローズド加入者グループ(CSG)内のモバイルデバイス115、住宅内のユーザのためのモバイルデバイス115等)による制限付きのアクセスを提供し得る。マクロセルのためのeNBはマクロeNBと称され得る。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと称され得る。eNBは、1つのまたは複数(例えば、2つ、3つ、4つ等)のセル(例えば、コンポーネントキャリア)をサポートし得る。本開示のいくつかの態様では、基地局105は、マクロセル基地局と称され得、AP120は、スモールセル基地局と称され得る。
[0043] ワイヤレス通信システム100は、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、複数の基地局105は、同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的にほぼアライン(align)され得る。非同期動作の場合、複数の基地局105は、異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は、時間的にアラインされない可能性がある。ここに説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれにも使用され得る。
[0044] 様々な開示された例のうちのいくつかに順応(accommodate)し得る通信ネットワークは、レイヤ化されたプロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネル上で通信するために、パケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実施し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先処理(priority handling)、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実施し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するため、MACレイヤにおける再送信を提供するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤは、モバイルデバイス115と基地局105との間のRRC接続の確立、構成、および管理を提供し得る。RRCプロトコルレイヤはまた、ユーザプレーンのデータのための無線ベアラをサポートするコアネットワーク130のために使用され得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは、物理チャネルにマッピングされ得る。
[0045] モバイルデバイス115は、ワイヤレス通信システム100全体に分散され得、各モバイルデバイス115は、固定式またはモバイルであり得る。モバイルデバイス115はまた、当業者によって、ユーザ装置(UE)、モバイル局、加入者局、STA、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、遠隔ユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、遠隔デバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、遠隔端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、または何らかの他の好適な用語でも呼ばれ得るかまたはそれらを含み得る。モバイルデバイス115は、セルラフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局等であり得る。モバイルデバイスは、マクロeNB、スモールセルeNB、リレイ基地局等を含む様々なタイプの基地局およびネットワーク装置と通信することが可能であり得る。いくつかの例では、デュアル無線UE115−aは、(WLAN無線を使用して)AP120と、および(WWAN無線を使用して)基地局105とコンカレントに通信するように構成され得るWWAN無線(示されていない)およびWLAN無線(示されていない)を含み得る。
[0046] ワイヤレス通信システム100に示される通信リンク125は、モバイルデバイス115から基地局105またはAP120へのアップリンク(UL)送信、または基地局105またはAP120からモバイルデバイス115へのダウンリンク(DL)送信を含み得る。ダウンリンク送信はフォワードリンク送信とも呼ばれ得、一方でアップリンク送信はリバースリンク送信とも呼ばれ得る。各通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、上述した様々な無線技術に従って変調された複数のサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)から構成される信号であり得る。各変調信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネル等)、オーバヘッド情報、ユーザデータ等を搬送し得る。通信リンク125は、(例えば、ペアのスペクトルリソースを使用した)周波数分割複信(FDD)、または(例えば、ペアになっていないスペクトルリソースを使用した)時分割複信(TDD)動作を使用して、双方向通信を送信し得る。FDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ1)およびTDDのためのフレーム構造(例えば、フレーム構造タイプ2)が定義され得る。
[0047] 通信リンク125は、ライセンススペクトル、またはアンライセンススペクトル、あるいはその両方のリソースを利用し得る。大まかに言って、いくつかの管轄におけるアンライセンススペクトルは、600メガヘルツ(MHz)〜6ギガヘルツ(GHz)の範囲にわたり得るが、その範囲に限定される必要はない。よってここで使用される場合、「アンライセンススペクトル」または「共有スペクトル」という用語は、それらのバンドの周波数に関係なく、ISM(industrial, scientific and medical)無線バンドを指し得る。「アンライセンススペクトル」または「共有スペクトル」は、コンテンションベースの通信システムで使用されるスペクトルを指し得る。加えて、「ライセンススペクトル」または「セルラスペクトル」という用語は、所管官庁から行政上の許可を受けて(under administrative license from a governing agency)ワイヤレスネットワークオペレータによって利用されるワイヤレススペクトルを指すために、ここで使用され得る。
[0048] ワイヤレス通信システム100はまた、複数のセルまたはキャリア上での動作、つまりキャリアアグリゲーション(CA)またはマルチキャリア動作と称され得る特徴をサポートし得る。キャリアはまた、コンポーネントキャリア(CC)、レイヤ、チャネル等とも称され得る。「キャリア」、「コンポーネントキャリア」、「セル」および「チャネル」という用語は、ここで置換え可能に使用され得る。モバイルデバイス115は、キャリアアグリゲーションのために複数のダウンリンクCCおよび1つまたは複数のアップリンクCCで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDおよびTDDコンポーネントキャリアの両方で使用され得る。
[0049] 図2Aは、アップリンクグラントおよび送信管理のためのワイヤレス通信システムの例示的なコンポーネントを例示する図である。表されるように、UE115は、プライマリセル205および/またはLAAセカンダリセル203を介してコアネットワーク130に関連するネットワークエンティティ220と通信している可能性がある。いくつかの例では、ネットワークエンティティ220は、基地局、トランシーバ基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適切な用語で呼ばれ得る。いくつかの態様では、プライマリセル205は、ライセンススペクトルで提供される接続性サービス(connectivity service)を指し得、LAAセカンダリセル203は、アンライセンススペクトルで提供される接続性サービスを指し得る。UE115は、プライマリセル205を介して、アップリンクグラントを含むシグナリングを受信し、LAAセカンダリセル203を介してデータ(例えば、PDU)を送信し得る。
[0050] さらに、UE115は、グラント受信機202、チャネル検査器(channel examiner)204、データ送信機206、バッファマネジャ208、および送信決定器210を含むアップリンク送信マネジャコンポーネント201を実行するように構成され得る。ネットワークエンティティ220は、明示的なアップリンクグラント212および少なくとも1つの暗黙のアップリンクグラント214を生成するためにアップリンクグラントマネジャコンポーネント211を実行するように構成され得る。
[0051] 一態様では、アップリンクグラントマネジャコンポーネント211は、UE115によって受信されるとき、UE115がアップリンク上であるデータ量(an amount of data)を送信することを許可されていることを示す明示的なアップリンクグラント212を生成し得る。明示的なアップリンクグラント212はまた、アップリンク上での送信が許可されたデータの最大サイズを含み得る。明示的なアップリンクグラント212を生成することに加えて、アップリンクグラント管理処理211は、明示的なアップリンクグラント212内に1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラント214をさらに含み得るか、さもなければ示し得る。言い換えれば、暗黙のアップリンクグラント214の各々は、アップリンク上で該データ量(the amount of data)を送信することをUE115に許可し得る。アップリンクグラントマネジャコンポーネント211は、ワイヤレス通信システム100のカバレッジ内のUEの総数を含むファクタに基づいて、暗黙のアップリンクグラント214の数を決定し得る。
[0052] 別の態様では、明示的なアップリンクグラント212がプライマリセル205を介して時間スロットnにおいてUE115のグラント受信機202によって受信されるとき、チャネル検査器204は、アップリンクチャネル上でデータを送信することに先立って、チャネルチェックを実施し得る。チャネルチェックが成功する、すなわちアップリンクチャネルがデータを送信するために利用可能である場合、データ送信機206は、LAAセカンダリセル203を介してアップリンクチャネル上でデータを送信し得る。チャネルチェックが失敗する、すなわちアップリンクチャネルがデータを送信するために利用可能でない場合、バッファマネジャ208は、HARQ処理に関連するHARQバッファ、例えばHARQバッファ207に、データ、例えば第1のPDUを、記憶し得る。さらに、送信決定器210は、1つまたは複数のPDUが前の(previous)失敗したチャネルチェックが原因でHARQバッファに記憶されている場合、いずれのデータが送信されるべきかを決定し得る。そのような決定は、図3にさらに説明される1つまたは複数のファクタに基づいて実施され得る。加えて、ネットワークエンティティ220およびUE115のコンポーネントの他の態様は、図2Bおよび図2Cに従ってそれぞれ詳細に説明される。
[0053] 図2Bに関して、一態様では、コアネットワーク130に関連するネットワークエンティティ220(例えば、基地局またはアクセスポイント)は、プライマリセル205および/またはLAAセカンダリセル203を介してUE115と通信している可能性がある。いくつかの態様では、プライマリセル205は、ライセンススペクトルで提供される接続性サービスを指し得、LAAセカンダリセル203は、アンライセンススペクトルで提供される接続性サービスを指し得る。ネットワークエンティティ220は、プライマリセル205を介して、アップリンクグラントを含むシグナリングを送信し、LAAセカンダリセル203を介してデータ(例えば、PDU)を受信し得る。
[0054] 一態様では、ネットワークエンティティ220は、例えば、説明されたシグナリングメッセージ、またアップリンクグラントおよび/またはアップリンク送信管理に対応する任意のメッセージを含む無線送信を受信および送信するための1つまたは複数のアンテナ222、RFフロントエンド224、およびトランシーバ226を含み得る。RFフロントエンド224は、1つまたは複数のアンテナ222に接続され得る。RFフロントエンド224は、例えばアップリンクチャネルおよびダウンリンクチャネル上でRF信号を送信および受信するための、1つまたは複数の低雑音増幅器(LNA)(示されていない)、1つまたは複数のスイッチ(示されていない)、1つまたは複数の電力増幅器(PA)(示されていない)、および1つまたは複数のフィルタ(示されていない)を含み得る。RFフロントエンド224は単なる例示的な構成であり、一態様では、RFフロントエンド224に関する他の構成が、ネットワークエンティティ220によって使用され得る。一態様では、RFフロントエンド224のコンポーネントは、トランシーバ226と接続し得る。トランシーバ226は、1つまたは複数のプロセッサ230に接続し得る。
[0055] 別の態様では、ネットワークエンティティ220は、アップリンクグラントマネジャコンポーネント211と組み合せて動作し得る1つまたは複数のプロセッサ230を含み得、それは、ここに説明されるアップリンクグラントおよび/またはアップリンク送信管理のための、明示的なアップリンクグラント212および/または少なくとも1つの暗黙のアップリンクグラント214を生成し得る。一態様では、1つまたは複数のプロセッサ230は、1つまたは複数のモデムプロセッサを使用するモデム232を含み得る。別の態様では、1つまたは複数のプロセッサ230は、少なくともメモリ228に通信可能に結合され得、ここでメモリ228は、アップリンクグラントおよび/またはアップリンク送信管理を処理(handling)するための命令を記憶するように構成され得る。
[0056] 図2Cに関して、一態様では、UE115は、プライマリセル205および/またはLAAセカンダリセル203を介してコアネットワーク130に関連するネットワークエンティティ220と通信している可能性がある。いくつかの態様では、プライマリセル205は、ライセンススペクトルで提供される接続性サービスを指し得、LAAセカンダリセル203は、アンライセンススペクトルで提供される接続性サービスを指し得る。UE115は、プライマリセル205を介して、アップリンクグラントを含むシグナリングを受信し、LAAセカンダリセル203を介してデータ(例えば、PDU)を送信し得る。
[0057] 一態様では、UE115は、例えば、説明されたシグナリングメッセージ、またアップリンク送信マネジャコンポーネント201の動作に対応する任意のメッセージを含む、無線送信を受信および送信するためのRFフロントエンド223およびトランシーバ237を含み得る。RFフロントエンド223は、1つまたは複数のアンテナ221に接続され得る。RFフロントエンド223は、例えば、RF信号を送信および受信するための、1つまたは複数の低雑音増幅器(LNA)225、1つまたは複数のスイッチ227、229、235、1つまたは複数の電力増幅器(PA)233、および1つまたは複数のフィルタ231を含み得る。RFフロントエンド223は単なる例示的な構成であり、一態様では、RFフロントエンド223に関する他の構成が、UE115によって使用され得る。一態様では、RFフロントエンド223のコンポーネントは、トランシーバ237と接続し得る。トランシーバ237は、1つまたは複数のプロセッサ241に接続し得る。
[0058] 一態様では、LNA225は、所望の出力レベルで受信信号を増幅し得る。一態様では、各LNA225は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド223は、特定のアプリケーションのための所望の利得値に基づいて特定のLNA225およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ227、229を使用し得る。
[0059] さらに、例えば、1つまたは複数のPA233は、所望の出力電力レベルでのRF出力のために信号を増幅するため、RFフロントエンド223によって使用され得る。一態様では、各PA233は、指定された最小および最大利得値を有し得る。一態様では、RFフロントエンド223は、特定のアプリケーションのための所望の利得値に基づいて特定のPA233およびそれの指定された利得値を選択するために、1つまたは複数のスイッチ229、235を使用し得る。
[0060] また、例えば、1つまたは複数のフィルタ231は、受信信号をフィルタして入力RF信号を取得するために、RFフロントエンド223によって使用され得る。同様に、一態様では、例えば、それぞれのフィルタ231は、それぞれのPA233からの出力をフィルタして、送信するための出力信号を生み出すために使用され得る。一態様では、各フィルタ231は、特定のLNA225および/またはPA233に接続され得る。一態様では、RFフロントエンド223は、トランシーバ237および/またはプロセッサ241によって指定された構成に基づいて、指定されたフィルタ231、LNA225、および/またはPA233を使用して送信または受信経路を選択するために、1つまたは複数のスイッチ227、229、235を使用し得る。
[0061] 一態様では、UE115は、ここに説明されるように、アップリンク送信を管理するためのアップリンク送信マネジャコンポーネント201と組み合せて動作し得る1つまたは複数のプロセッサ241を含み得る。一態様では、アップリンク送信マネジャコンポーネント201は、グラント受信機202、チャネル検査器204、データ送信機206、バッファマネジャ208、および送信決定器210を含み得る。別の態様では、バッファマネジャ208は、1つまたは複数のHARQバッファ207に関連し得る。一態様では、1つまたは複数のプロセッサ241は、1つまたは複数のモデムプロセッサを使用するモデム243を含み得る。別の態様では、1つまたは複数のプロセッサ241は、少なくともメモリ239に通信可能に結合され得、ここでメモリ239は、アップリンク送信管理を処理するための命令を記憶するように構成され得る。
[0062] アップリンク送信マネジャコンポーネント201に関する様々な機能が、モデム243および/または1つまたは複数のプロセッサ241に含まれ得、かつ、一態様では、単一のプロセッサによって実行され得、一方で他の態様では、それら機能のうちの異なるものが、2つ以上の異なるプロセッサの組合せによって実行され得る。例えば、一態様では、1つまたは複数のプロセッサ241は、トランシーバ237に関連するトランシーバプロセッサ、または送信プロセッサ、またはデジタルシグナルプロセッサ、またはベースバンドプロセッサ、またはモデムプロセッサのうちのいずれの1つ、またはそれらのいかなる組合せも含み得る。具体的には、1つまたは複数のプロセッサ241は、グラント受信機202、チャネル検査器204、データ送信機206、バッファマネジャ208、および送信決定器210に限定されるわけではないがそれらを含む、アップリンク送信マネジャコンポーネント201に含まれる機能を実行し得る。一態様では、バッファマネジャ208は、1つまたは複数のHARQバッファ207に関連し得る。加えて、アップリンク送信マネジャコンポーネント201のコンポーネントのいくつかの他の態様は、図4A、図4B、図5A、図5B、および図6に従ってより詳細に説明される。
[0063] 図3は、アップリンク送信管理のためのワイヤレス通信システムの例示的なサブコンポーネントを例示する図である。表されるように、送信決定器210は、持続時間302および許可されたサイズ(granted size)304に基づいて、いずれのデータがアップリンクチャネル上で送信されるかを決定し得る。
[0064] ここで参照されるとき、持続時間302は、2つの連続した明示的なアップリンクグラント間の時間期間を指し得る。許可されたサイズ304は、明示的なアップリンクグラントに応答してアップリンクチャネル上で送信され得るデータの最大サイズを示すサイズ限定を指し得る。送信決定器210のサブコンポーネントの他の態様は、図4A、図4B、図5A、図5B、および図6に従ってより詳細に説明される。
[0065] 図4Aは、アップリンク送信に関する従来の動作の例を例示する図である。図4Bは、アップリンク送信に関する従来の動作の別の例を例示する図である。簡潔さのために、アップリンク送信は、成功したチャネルチェックの直後に後続して発生するように例示される。
[0066] 図4Aについて、第1の問題(issue)は、失敗したチャネルチェックが原因でアップリンクデータ送信が遅延されることである。図4Aに表されるように、従来は、グラント受信機202が時間スロットnにおいて明示的なアップリンクグラント401を受信するとき、チャネル検査器204は、データを送信することに先立ってチャネルチェックを実施し得る。例えば、失敗したCCA405と示されるように、チャネルチェックが失敗する場合、データ送信機206は、例えば、時間スロットn+4、または任意の他の所定の時間スロットにおいて、ブロックされたUL送信406と示されるように、アップリンクチャネル上でデータを送信しない可能性がある。したがって、アップリンク送信マネジャコンポーネント201は、ブロックされたデータを送信するために、ネットワークエンティティ220からの別の明示的なアップリンクグラント212を待たなければならない可能性がある。例えば、グラント受信機202が時間スロットn+8において別の明示的なアップリンクグラント403を受信するとき、チャネル検査器204は、データを送信することに先立って、別のチャネルチェックを実施し得る。例えば成功したCCA407と示されるように、チャネルチェックが成功する場合、データ送信機206は、時間スロットn+12において、UL送信408と示されるように、データを送信し得る。
[0067] 図4Bについて、第2の問題は、アップリンクチャネル上で送信されるPDUが順序が狂ったものであり得ることである。図4Bに表されるように、従来は、グラント受信機202は、ネットワークエンティティ220から第1のHARQ処理に関連する明示的なアップリンクグラント413を同様に受信し得る。チャネル検査器204はまた、データを送信することに先立ってチャネルチェックを実施し得る。失敗したCCA409と示されるように、チャネルチェックが失敗する場合、MAC PDUは、例えば、ブロックされたMAC PDU410と示されるように、送信をブロックされ得る。ブロックされたMAC PDU410は、さらなる明示的なアップリンクグラントに応答して送信されることを待ちつつ、バッファマネジャ208によって、第1のHARQ処理に関連するHARQバッファに一時的に記憶され得る。その一方で、グラント受信機202は、第2のHARQ処理に関連する別の明示的なアップリンクグラント415を受信し得る。チャネル検査器204はその結果として、データ送信に先立ってチャネルチェックを実施し得る。例えば成功したCCA411と示されるように、チャネルチェックが成功する場合、データ送信機206は、アップリンクチャネル上でMAC PDU412を送信し得る。しかしながら、ブロックされたMAC PDU410は、時間においてMAC PDU412に先立って送信されるべきPDUであり得るので、したがってネットワークエンティティ220は、MAC PDU412が成功裡に(successfully)受信されたときでさえも、ブロックされたMAC PDU410が送信されるのを待ち、そしてMAC PDU412およびブロックされたMAC PDU410を再順序付けしなければならない可能性がある。
[0068] 図5Aは、アップリンク送信管理の動作の例を例示する図であり、図5Bは、アップリンク送信管理の動作の別の例を例示する図である。
[0069] 図5Aは、図4Aに例示された第1の問題に対処するための例示的なアプローチを提供する。図5Aに表されるように、グラント受信機202は、時間スロットnにおいて、明示的なアップリンクグラント501を、そこに含まれる1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラント503(図5Aにおいて2つの暗黙のアップリンクグラントと示される)と共に、受信し得る。第1のチャネルチェックが時間スロットn+3において失敗するとき(例えば、失敗したCCA502のうちの1つ)、時間スロットn+8における別の明示的なアップリンクグラントを待つのではなく、チャネル検査器204は、後続の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なチャネルチェックを実施し得る。例えば、チャネル検査器204は、後続の時間スロットn+4およびn+5において、追加的なチャネルチェックを即座に(immediately)実施し得る。追加的なチャネルチェックの数は、暗黙のアップリンクグラント503の数と等しくなり得る。追加的なチャネルチェックのうちの1つが成功する場合、データ送信機206は、アップリンクチャネル上でデータを続いて送信し得る。例えば、追加的なチャネルチェックが、時間スロットn+5において成功し得(成功したCCA504と示される)、データ送信機206は、その結果として時間スロットn+6においてアップリンクチャネル上でデータを送信し得る(UL送信506と示される)。したがって、UE115は、データを送信するために、例えば図4Aに示されるような時間スロットn+12等の後の時間スロットまで待つ必要がない可能性があり、不必要な遅延が緩和され得る。
[0070] 一態様では、UE115が暗黙のアップリンクグラントを処理している間にグラント受信機202が別の明示的なアップリンクグラントを受信する場合、明示的なアップリンクグラントは、暗黙のアップリンクグラントが処理された後に遅延され得る。
[0071] さらに、明示的なまたは暗黙のアップリンクグラントの各々は、所定の持続時間後に終了し得る。
[0072] 図5Bは、図4Aに例示された第1の問題に対処するための別の例示的なアプローチを提供する。図5Bに表されるように、グラント受信機202は、時間スロットnにおいて、明示的なアップリンクグラント508を、そこに含まれる1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラント509(図5Bにおいて2つの暗黙のアップリンクグラントと示される)と共に、受信し得る。チャネル検査器204は、時間スロットn+3において、チャネルチェックを実施し得、チャネルチェックが成功するとき(成功したCCA510と示される)、データ送信機206は、後続の時間スロット、例えば時間スロットn+4、n+5、およびn+6において、データの複数のコピーをそれぞれ送信し得る。データの各コピーは、例えば異なる冗長性情報を含む異なる冗長性の1つのバージョンであり得る。コピーの数は、暗黙のアップリンクグラント509の数および失敗したチャネルチェックの数に基づいて決定され得る。例えば、グラント受信機202が明示的なアップリンクグラント508および2つの暗黙のアップリンクグラント509を受信し、かつ時間における第1のチャネルチェックが成功するとき(例えば、成功したCCA510)、データ送信機206は、データの3つのコピーを、成功したCCA510に後続する時間スロットにおいて、各々送信し得る。時間における第1のチャネルチェックが失敗するとき、チャネル検査器204は、第1のチャネルチェックに後続する時間スロットにおいて、第2のチャネルチェックを実施し得る。いくつかの例では、チャネル検査器204は、第1のチャネルチェックの直後に後続する時間スロットにおいて、第2のチャネルチェックを実施し得、第2のチャネルチェックが成功する場合、データ送信機206は、アップリンクチャネル上でデータの2つのコピーのみを送信し得る。
[0073] 図6は、図4Bにおける第2の問題に対処するための例示的なアプローチを提供する。図6に表されるように、グラント受信機202は、プライマリセル402を介して時間スロットnにおいて明示的なアップリンクグラント602を受信し得る。明示的なアップリンクグラント602は、UE115がMAC PDU606を送信することを許可されていることを示し得、MAC PDU606は、第1のHARQ処理に関連する。チャネル検査器204は、時間スロットn+3においてチャネルチェックを実施し得る。チャネルチェックが失敗する場合(失敗したCCA610と示される)、MAC PDUは、時間スロットn+4において送信されることをブロックされ得、第1のHARQ処理に関連するバッファ、例えばHARQバッファ620に記憶され得る。後の時間において、グラント受信機202は、時間スロットn+4において、UE115が第2のHARQ処理に関連する別のMAC PDU(示されていない)を送信することを許可されていることを示す明示的なアップリンクグラント604を受信し得る。チャネル検査器204は、時間スロットn+7において、同様にチャネルチェックを実施し得る。チャネルチェックが成功する場合(成功したCCA608と示される)、送信決定器210は、持続時間302、すなわち明示的なアップリンクグラント602の受信と604の受信との間の時間期間、および許可されたサイズ304、すなわち明示的なアップリンクグラント604に従って送信され得るデータの最大サイズ、を含む1つまたは複数のファクタに基づいて、MAC PDU606を送信するかどうかを決定し得る。例えば、持続時間302が所定のしきい値よりも大きい場合、それは、MAC PDU606をリトリーブする(retrieve)ための動作を実施するためにUE115が十分な時間を有することを示し、送信決定器210は、第2のHARQ処理に本来関連する他のMAC PDUではなくMAC PDU 606を送信することを、決定し得る。別の例として、許可されたサイズ304がMAC PDU606のサイズよりも大きい場合、送信決定器210は、MAC PDU606、およびことによると第2のHARQ処理に本来関連する他のMAC PDUの一部を送信することを決定し得る。したがって、ネットワークエンティティ220は、PDUを正しい順序で受信し得る。
[0074] いくつかの態様では、MAC PDU606を送信することに先立って、バッファマネジャ208は、第1のHARQ処理に関連するHARQバッファ、例えばHARQバッファ620から、第2のHARQ処理に関連する別のHARQバッファ、例えばHARQバッファ622に、MAC PDU606を移動させ得る。別の態様では、MAC PDU606がアップリンクチャネル上で成功裡に送信される場合、UE115においてMAC PDU606を記憶したバッファは、クリアされ得る。
[0075] 図7は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のための例示的なフローチャートである。方法700は、図1〜3を参照して説明された複数のUE115のうちのいくつかのものを参照して以下で説明される。
[0076] 702において、方法700は、グラント受信機202が、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することを含み得る。例えば、グラント受信機202は、時間スロットnにおいて、明示的なアップリンクグラント501を、そこに含まれる1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラント503(図5Aにおいて2つの暗黙のアップリンクグラントと示される)と共に、受信し得る。
[0077] 704において、チャネル検査器204は、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施し得る。例えば、チャネル検査器204は、時間スロットn+3においてチャネルチェックを実施し得る。
[0078] 706において、UE115のアップリンク送信マネジャコンポーネント201は、第1のCCAが成功するかどうかを決定し得る。一態様では、アップリンク送信マネジャコンポーネント201が第1のCCAが成功することを決定するとき、UE115は、708に進み得、データ送信機206は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、PDUを送信し得る。例えば、チャネルチェックが時間スロットn+3において成功する場合、データ送信機206は、時間スロットn+4においてデータを即座に送信し得る。
[0079] 別の態様では、第1のCCAが成功しないことをアップリンク送信マネジャコンポーネント201が決定するとき、UE115は、710に進み得、チャネル検査器204は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施し得る。例えば、第1のチャネルチェックが時間スロットn+3において失敗するとき(例えば、失敗したCCA502のうちの1つ)、時間スロットn+8における別の明示的なアップリンクグラントを待つのではなく、チャネル検査器204は、時間スロットn+4およびn+5において、1つまたは複数の追加的なチャネルチェックを実施し得る。追加的なチャネルチェックの数は、暗黙のアップリンクグラント503の数と等しくなり得る。追加的なチャネルチェックのうちの1つが成功する場合、データ送信機206は、アップリンクチャネル上でデータを続いて送信し得る。例えば、追加的なチャネルチェックが、時間スロットn+5において成功し得(成功したCCA504と示される)、データ送信機206は、その結果として時間スロットn+6においてアップリンクチャネル上でデータを送信し得る(UL送信506と示される)。したがって、UE115は、データを送信するために、例えば時間スロットn+12等の後の時間スロットまで待つ必要がない可能性があり、不必要な遅延が緩和され得る。
[0080] 図7の別の態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な装置が提供される。一態様では、装置は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信するための手段を含む。一態様では、装置はまた、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するための手段を含む。別の態様では、装置は、第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)を送信するための手段を含む。一態様では、装置はまた、第1のCCAが失敗する場合、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施するための手段を含み得る。別の態様では、装置は、第1のCCAが失敗する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、1つまたは複数の追加的なCCAのうちの1つがそこにおいて成功する時間スロットに後続する時間スロットにおいて、PDUを送信するための手段を含む。
[0081] 図7の一態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信するためのコンピュータ実行可能コードを含む。別の態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体はまた、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するためのコンピュータ実行可能コードを含む。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)を送信するためのコンピュータ実行可能コードを含む。別の態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のCCAが失敗する場合、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施するためのコンピュータ実行可能コードを含む。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のCCAが失敗する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、1つまたは複数の追加的なCCAのうちの1つがそこにおいて成功する時間スロットに後続する時間スロットにおいて、PDUを送信するためのコンピュータ実行可能コードを含む。
[0082] さらに図7を参照して、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための別の例示的な装置が提供される。一態様では、装置は、命令を記憶するように構成されるメモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリは、以下の特徴を実施するための命令を実行するように構成される。別の態様では、装置は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信するように構成されるグラント受信機を含み得る。一態様では、装置は、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するように構成されるチャネル検査器を含み得る。別の態様では、装置はまた、第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)を送信するように構成されるデータ送信機を含み得る。一態様では、第1のCCAが失敗する場合、装置に含まれるチャネル検査器は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施するように構成され得る。別の態様では、装置に含まれるデータ送信機は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、1つまたは複数の追加的なCCAのうちの1つがそこにおいて成功する時間スロットに後続する時間スロットにおいて、PDUを送信するようにさらに構成され得る。
[0083] 図8は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のための別の例示的なフローチャートである。方法800は、図1〜3を参照して説明された複数のUE115のうちのいくつかのものを参照して以下で説明される。
[0084] 802において、方法800は、グラント受信機202が、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することを含み得る。例えば、グラント受信機202は、時間スロットnにおいて、明示的なアップリンクグラント508を、そこに含まれる1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラント509(図5Bにおいて2つの暗黙のアップリンクグラントと示される)と共に、受信し得る。
[0085] 804において、方法800は、チャネル検査器204が、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することを含み得る。例えば、チャネル検査器204は、時間スロットn+3においてチャネルチェックを実施し得る。
[0086] 806において、UE115のアップリンク送信マネジャコンポーネント201は、第1のCCAが成功するかどうかを決定し得る。一態様では、第1のCCAが成功することをアップリンク送信マネジャコンポーネント201が決定するとき、UE115は、808に進み得、データ送信機206は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)のコピーをそれぞれ送信し得、ここにおいて、PDUの送信されるコピーの数は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく。例えば、チャネルチェックが成功する(成功したCCA510と示される)とき、データ送信機206は、後続の時間スロット、例えば時間スロットn+4、n+5、およびn+6において、データの複数のコピーをそれぞれ送信し得る。データの各コピーは、例えば異なる冗長性情報を含む異なる冗長性の1つのバージョンであり得る。コピーの数は、暗黙のアップリンクグラント509の数および失敗したチャネルチェックの数に基づいて決定され得る。例えば、グラント受信機202が明示的なアップリンクグラント508および2つの暗黙のアップリンクグラント509を受信し、かつ時間における第1のチャネルチェックが成功するとき(例えば、成功したCCA510)、データ送信機206は、データの3つのコピーを、成功したCCA510に後続する時間スロットにおいて、各々送信し得る。
[0087] 別の態様では、第1のCCAが成功しないことをアップリンク送信マネジャコンポーネント201が決定するとき、UE115は、810に進み得、チャネル検査器204は、第1の時間スロットに後続して追加的なCCAを実施し得、データ送信機206は、追加的なCCAが成功する場合、追加的なCCAに後続する1つまたは複数の第3の時間スロットにおいて、PDUの1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信し得る。時間における第1のチャネルチェックが失敗するとき、チャネル検査器204は、第1のチャネルチェックに後続する時間スロットにおいて、第2のチャネルチェックを実施し得る。第2のチャネルチェックが成功する場合、データ送信機206は、時間スロットn+5およびn+6において、アップリンクチャネル上でデータの2つのコピーのみを送信し得る。
[0088] 図8の別の態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な装置が提供される。一態様では、装置は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信するための手段を含む。一態様では、装置はまた、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するための手段を含む。別の態様では、装置は、第1のCCAが成功する場合、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、プロトコルデータユニット(PDU)のコピーをそれぞれ送信するための手段を含み、ここにおいて、PDUの送信されるコピーの数は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく。一態様では、装置はまた、第1のCCAが失敗する場合、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、追加的なCCAを実施するための手段を含む。別の態様では、装置は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、追加的なCCAがそこにおいて成功する時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、PDUの1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信するための手段を含む。
[0089] 図8の一態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信するためのコンピュータ実行可能コードを含む。別の態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1の時間スロットにおいて、明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するためのコンピュータ実行可能コードを含む。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のCCAが成功する場合、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、プロトコルデータユニット(PDU)のコピーをそれぞれ送信するためのコンピュータ実行可能コードを含み、PDUの送信されるコピーの数は、1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく。
[0090] 別の態様では、上で言及した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体はまた、第1のCCAが失敗する場合、第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、追加的なCCAを実施するためのコンピュータ実行可能コードを含み得る。別の態様では、上で言及した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、追加的なCCAがそこにおいて成功する時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、PDUの1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信するためのコンピュータ実行可能コードを含み得る。
[0091]
[0092] 図9は、LAAシステムにおけるアップリンク送信管理のための例示的なフローチャートである。方法900は、図1〜3を参照して説明された複数のUE115のうちのいくつかのものを参照して以下で説明される。
[0093] 902において、方法900は、グラント受信機202が、第1のHARQ処理に関連する第1のPDUの送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信することを含み得る。例えば、グラント受信機202は、プライマリセル402を介して時間スロットnにおいて明示的なアップリンクグラント602を受信し得る。明示的なアップリンクグラント602は、UE115がMAC PDU606を送信することを許可されていることを示し得、MAC PDU606は、第1のHARQ処理に関連する。
[0094] 904において、方法900は、グラント受信機202が、第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信することを含み得、第2の明示的なアップリンクグラントは、第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される。例えば、グラント受信機202は、時間スロットn+4において、UE115が第2のHARQ処理に関連する別のMAC PDU(示されていない)を送信することを許可されていることを示す明示的なアップリンクグラント604を受信し得る。
[0095] 906において、方法900は、チャネル検査器204が、第1の時間スロットにおいて、第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することを含み得る。例えば、チャネル検査器204は、時間スロットn+3においてチャネルチェックを実施し得る。
[0096] 908において、方法900は、チャネル検査器204が、第2の時間スロットにおいて、第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施することを含み得る。例えば、チャネル検査器204は、時間スロットn+7においてチャネルチェックを同様に実施し得る。
[0097] 910において、方法900は、送信決定器210が、第1のCCAが失敗し、かつ第2のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第2のHARQ処理に関連して、第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定することを含み得る。例えば、失敗したCCA610および成功したCCA608に伴い、送信決定器210は、持続時間302、すなわち明示的なアップリンクグラント602の受信と604の受信との間の時間期間、および許可されたサイズ304、すなわち明示的なアップリンクグラント604に従って送信され得るデータの最大サイズ、を含む1つまたは複数のファクタに基づいて、MAC PDU606を送信するかどうかを決定し得る。例えば、持続時間302が所定のしきい値よりも大きい場合、それは、MAC PDU606をリトリーブするための動作を実施するためにUE115が十分な時間を有することを示し、送信決定器210は、第2のHARQ処理に本来関連する他のMAC PDUではなくMAC PDU 606を送信することを、決定し得る。別の例として、許可されたサイズ304がMAC PDU606のサイズよりも大きい場合、送信決定器210は、MAC PDU606、およびことによると第2のHARQ処理に本来関連する他のMAC PDUの一部を送信することを決定し得る。したがって、ネットワークエンティティ220は、PDUを正しい順序で受信し得る。
[0098] 一態様では、MAC PDU606を送信することに先立って、バッファマネジャ208は、第1のHARQ処理に関連するバッファから第2のHARQ処理に関連する別のバッファに、MAC PDU606を移動させ得る。
[0099] 図9の別の態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための例示的な装置が提供される。一態様では、装置は、第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理に関連する第1のプロトコルデータユニット(PDU)の送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信するための手段を含む。一態様では、装置はまた、第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信するための手段を含み、第2の明示的なアップリンクグラントは、第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される。別の態様では、装置は、第1の時間スロットにおいて、第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するための手段を含む。一態様では、装置はまた、第2の時間スロットにおいて、第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施するための手段を含む。別の態様では、装置は、第1のCCAが失敗し、かつ第2のCCAが成功する場合、第2のHARQ処理に関連して、第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定するための手段を含む。
[00100] さらに図9を参照して、別の態様では、上で言及した例示的な装置は、第1のHARQ処理に関連する第1のHARQバッファに第1のPDUを記憶するための手段を含み得る。一態様では、上で言及した例示的な装置はまた、第2のHARQ処理に関連して第1のPDUを送信するという成された決定に応答して、第1のHARQバッファから第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに第1のPDUを移動させるための手段を含み得る。一態様では、上で言及した例示的な装置はまた、第2のHARQ処理に関連して第2のPDUを送信するという成された決定に応答して、MACバッファから第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに第2のPDUを移動させるための手段を含み得る。上で言及した例示的な装置の別の態様では、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定するための手段は、第1の明示的なグラントと第2の明示的なグラントとの間のサイズの差および/または送信時間の差に少なくとも部分的に基づく。
[00101] 図9の一態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するためのコンピュータ実行可能コードを記憶する例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体が提供される。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理に関連する第1のプロトコルデータユニット(PDU)の送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信するためのコンピュータ実行可能コードを含む。別の態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信するためのコンピュータ実行可能コードを含み、第2の明示的なアップリンクグラントは、第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1の時間スロットにおいて、第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施するためのコンピュータ実行可能コードを含む。別の態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第2の時間スロットにおいて、第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施するためのコンピュータ実行可能コードを含む。一態様では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、第1のCCAが失敗し、かつ第2のCCAが成功する場合、第2のHARQ処理に関連して、第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1のPDUまたは第2のPDUを送信することを決定するためのコンピュータ実行可能コードを含む。
[00102] さらに図9を参照して、上で言及した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、一態様では、第1のHARQ処理に関連する第1のHARQバッファに第1のPDUを記憶するためのコンピュータ実行可能コードを含み得る。別の態様では、上で言及した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、第2のHARQ処理に関連して第1のPDUを送信するという成された決定に応答して、第1のHARQバッファから第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに第1のPDUを移動させるためのコンピュータ実行可能コードを含み得る。一態様では、上で言及した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体はまた、第2のHARQ処理に関連して第2のPDUを送信するという成された決定に応答して、MACバッファから第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに第2のPDUを移動させるためのコンピュータ実行可能コードを含み得る。上述した例示的なコンピュータ読み取り可能な媒体の別の態様では、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定するためのコンピュータ実行可能コードは、第1の明示的なグラントと第2の明示的なグラントとの間のサイズの差および/または送信時間の差に少なくとも部分的に基づく。
[00103] 図9の一態様では、ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための別の例示的な装置が提供される。一態様では、装置は、命令を記憶するように構成されるメモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリは、以下の特徴を実施するための命令を実行するように構成される。別の態様では、装置は、第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理に関連する第1のプロトコルデータユニット(PDU)の送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信し、および第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信するように構成されるグラント受信機を含み得、第2の明示的なアップリンクグラントは、第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される。一態様では、装置は、第1の時間スロットにおいて、第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施し、および第2の時間スロットにおいて、第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施するように構成されるチャネル検査器を含み得る。一態様では、装置は、第1のCCAが失敗し、かつ第2のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、第2のHARQ処理に関連して、第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定するように構成される送信決定器を含み得る。
[00104] さらに図9を参照して、一態様では、上述した例示的な装置は、第1のHARQ処理に関連する第1のHARQバッファに第1のPDUを記憶し、第2のHARQ処理に関連して第1のPDUを送信するという成された決定に応答して、第1のHARQバッファから第2のHARQに関連する第2のHARQバッファに第1のPDUを移動させるように構成されるバッファマネジャをさらに含み得る。別の態様では、装置のバッファマネジャは、第2のHARQ処理に関連して第2のPDUを送信するという成された決定に応答して、MACバッファから第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに第2のPDUを移動させるようにさらに構成される。一態様では、装置の送信決定器は、第1の明示的なグラントと第2の明示的なグラントとの間のサイズの差および/または送信時間の差に少なくとも部分的に基づいて、第1のPDUを送信するかまたは第2のPDUを送信するかを決定するように構成される。
[00105] 図10は、処理システムを用いる装置のためのハードウェアインプリメンテーションの例を例示する図である。いくつかの例では、処理システム1014は、図1〜3を参照して説明されるUE115またはネットワークエンティティ220の例であり得る。この例では、処理システム1014は、概してバス1002によって表されるバスアーキテクチャを用いてインプリメントされ得る。バス1002は、処理システム1014の特定の用途および全体的な設計制約に応じて、相互接続バスおよびブリッジをいくつでも含み得る。バス1002は、概してプロセッサ1004によって表される1つまたは複数のプロセッサ、概してコンピュータ読み取り可能な媒体1006によって表されるコンピュータ読み取り可能な媒体、アップリンク送信マネジャコンポーネント201、またはアップリンクグラントマネジャコンポーネント211(図2A参照)を含む様々な回路を共にリンクし、それらは、ここに説明される1つまたは複数の方法またはプロシージャを実行するように構成され得る。
[00106] いくつかの事例では、通信管理コンポーネント305は、処理システム1014がUE115またはネットワークエンティティ220で使用されるときにインプリメントされ得る。一態様では、アップリンク送信マネジャコンポーネント201およびその中のコンポーネントは、本開示に提示された機能、方法論(methodologies)(例えば、図4の方法400)、または方法を実施するように構成され得るハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せを備え得る。アップリンクグラントマネジャコンポーネント211およびその中のコンポーネントは、本開示に提示された機能、方法論(例えば、図5の方法500)、または方法を実施するように構成され得るハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せを備え得る。
[00107] バス1002はまた、タイミングソース、周辺機器、電圧レギュレータ、および電力管理回路のような、様々な他の回路もリンクさせ得るが、これらは当該技術で周知であるため、これ以上説明されることはない。バスインタフェース1008は、バス1002とトランシーバ1010との間のインタフェースを提供する。トランシーバ1010は、送信媒体を介して様々な他の装置と通信するための手段を提供する。装置の性質に応じて、ユーザインタフェース1012(例えば、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティック)もまた提供され得る。
[00108] プロセッサ1004は、コンピュータ読み取り可能な媒体1006に記憶されたソフトウェアの実行を含む一般的な処理およびバス1002の管理を担う。ソフトウェアは、プロセッサ1004によって実行されたとき、処理システム1014に、任意の特定の装置に関して以下で説明される様々な機能を実施させる。コンピュータ読み取り可能な媒体1006はまた、ソフトウェアを実行するときにプロセッサ1004によって操作されるデータを記憶するために使用され得る。いくつかの態様では、アップリンク送信マネジャコンポーネント201またはアップリンクグラントマネジャコンポーネント211に関連する機能、方法論、または方法の少なくとも一部は、プロセッサ1004および/またはコンピュータ読み取り可能な媒体1006によって実施またはインプリメントされ得る。
[00109] いくつかの例では、コンピュータ読み取り可能な媒体1006は、ワイヤレス通信のためのコードを記憶し得る。コードは、1つまたは複数のトリガ条件に関して、1つまたは複数のワイヤレスチャネルをモニタすることと、第1のワイヤレスチャネル上で1つまたは複数のトリガ条件が満たされるとき、ネットワークエンティティにアクセスするために1つまたは複数のワイヤレスチャネルのうちの第1のワイヤレスチャネル上でプローブ信号を送信することであって、ここにおいて、プローブ信号の特性は、少なくともネットワークエンティティを用いたアクセスのタイプに基づく、送信することと、プローブ信号に応答してネットワークエンティティから応答信号を受信することであって、応答信号は第1のワイヤレスデバイスによるアクセスを可能にするための情報を含む、受信することと、行うことを、コンピュータ(例えば、プロセッサ1004)によって実行可能な命令を備え得る。
[00110] 図11に関して、ノードB 1110は、UE1150と通信しており、セル更新メッセージを管理するように構成される態様を有する。一態様では、ノードB 1110は、アップリンクグラントマネジャコンポーネント211を実行する、図2Aおよび図2Bのコアネットワーク130に関連するネットワークエンティティ220の例であり得る。一態様では、UE1150は、アップリンク送信マネジャコンポーネント201を実行する、図1、2A、および2CのUE115の例であり得る。ダウンリンク通信では、送信プロセッサ1120は、データソース1112からデータを、およびコントローラ/プロセッサ1140から制御信号を受信し得る。送信プロセッサ1120は、データおよび制御信号、ならびに基準信号(例えば、パイロット信号)のための様々な信号処理機能を提供する。例えば、送信プロセッサ1120は、一連のシンボルを生み出すために、エラー検出のための巡回冗長チェック(CRC)コード、前方エラー訂正(FEC)を容易にするためのコーディングおよびインタリーブ、様々な変調スキーム(例えば、2相位相シフトキーイング(BPSK:binary phase-shift keying)、4相位相シフトキーイング(QPSK:quadrature phase-shift keying)、M相位相シフトキーイング(M−PSK:M-phase-shift keying)、M値直交振幅変調(M−QAM:M-quadrature amplitude modulation)等)に基づいた信号コンステレーションへのマッピング、直交可変拡散ファクタ(OVSF:orthogonal variable spreading factors)を用いた拡散、およびスクランブリングコードでの乗算を提供し得る。チャネルプロセッサ1144からのチャネル推定値は、送信プロセッサ1120のためのコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングスキームを決定するために、コントローラ/プロセッサ1140によって使用され得る。これらのチャネル推定値は、UE1150によって送信された基準信号から、またはUE1150からのフィードバックから、導出され得る。送信プロセッサ1120によって生成されるシンボルは、フレーム構造を作り出すために送信フレームプロセッサ1130に提供される。送信フレームプロセッサ1130は、コントローラ/プロセッサ1140からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作り出し、それは一連のフレームをもたらす。フレームは次いで、送信機1132に提供され、それは、増幅、フィルタ、およびアンテナ1134を通したワイヤレス媒体上でのダウンリンク送信のためのキャリアへのフレームの変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。アンテナ1134は、例えば、ビームステアリング双方向適応アンテナアレイ(beam steering bidirectional adaptive antenna arrays)または他の同様のビーム技術を含む、1つまたは複数のアンテナを含み得る。
[00111] UE1150において、受信機1154は、アンテナ1152を通してダウンリンク送信を受信し、送信を処理してキャリア上へ変調された情報を回復する。受信機1154によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ1160に提供され、それは、各フレームをパース(parses)して、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1194に、そしてデータ、制御、および基準信号を受信プロセッサ1170に、提供する。受信プロセッサ1170は次いで、ノードB 1110において送信プロセッサ1120によって実施される処理の逆を実施する。より具体的には、受信プロセッサ1170は、シンボルをディスクランブル(descrambles)およびディスプレッド(dispreads)し、次いで変調スキームに基づいて、ノードB 1110によって送信された最も可能性の高い信号コンステレーションポイントを決定する。これらの軟判定(soft decisions)は、チャネルプロセッサ1194によって計算されるチャネル推定値に基づき得る。軟判定は次いで、データ、制御、および基準信号を回復するために、復号およびデインタリーブされる。次いで、フレームが成功裡に復号されたかどうかを決定するために、CRCコードがチェックされる。成功裡に復号されたフレームによって搬送されたデータは次いで、データシンク1172に提供されることになり、それは様々なユーザインタフェース(例えば、ディスプレイ)および/またはUE1150で実行中のアプリケーションを表す。成功裡に復号されたフレームによって搬送された制御信号は、コントローラ/プロセッサ1190に提供されることになる。受信プロセッサ1170によるフレームの復号が失敗した(unsuccessfully decoded)とき、コントローラ/プロセッサ1190はまた、それらのフレームについての再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用し得る。
[00112] アップリンクチャネルでは、データソース1178からのデータおよびコントローラ/プロセッサ1190からの制御信号は、送信プロセッサ1180に提供される。データソース1178は、様々なユーザインタフェース(例えば、キーボード)およびUE1150で実行中のアプリケーションを表し得る。ノードB 1110によってダウンリンク送信に関連して説明された機能性と同様に、送信プロセッサ1180は、一連のシンボルを生み出すために、CRCコード、FECを容易にするためのコーディングおよびインタリーブ、信号コンステレーションへのマッピング、OVSFを用いた拡散、およびスクランブリングを含む様々な信号処理機能を提供する。ノードB 1110によって送信されたミッドアンブル(midamble)に含まれるフィードバックから、またはノードB 1110によって送信された基準信号から、チャネルプロセッサ1194によって導出されたチャネル推定値は、適したコーディング、変調、拡散、および/またはスクランブリングスキームを選択するために使用され得る。送信プロセッサ1180によって生み出されるシンボルは、フレーム構造を作り出すために、送信フレームプロセッサ1182に提供されることになる。送信フレームプロセッサ1182は、コントローラ/プロセッサ1190からの情報でシンボルを多重化することによって、このフレーム構造を作り出し、それは一連のフレームをもたらす。フレームは次いで、送信機1156に提供され、それは、増幅、フィルタ、およびアンテナ1152を通したワイヤレス媒体上でのアップリンク送信のためのキャリアへのフレームの変調を含む、様々な信号調整機能を提供する。
[00113] アップリンク送信は、UE1150における受信機機能に関連して説明されたものと同様の方法でノードB 1110において処理される。受信機1135は、アンテナ1134を通してアップリンク送信を受信し、送信を処理してキャリア上へ変調された情報を回復する。受信機1135によって回復された情報は、受信フレームプロセッサ1136に提供され、それは、各フレームをパースして、フレームからの情報をチャネルプロセッサ1144に、データ、制御、および基準信号を受信プロセッサ1138に、提供する。受信プロセッサ1138は、UE1150において送信プロセッサ1180によって実施される処理の逆を実施する。成功裡に復号されたフレームによって搬送されたデータおよび制御信号は次いで、データシンク1139およびコントローラ/プロセッサにそれぞれ提供され得る。フレームのうちのいくつかについて、受信プロセッサによる復号が失敗した場合、コントローラ/プロセッサ1140はまた、それらのフレームについての再送要求をサポートするために、肯定応答(ACK)および/または否定応答(NACK)プロトコルを使用し得る。
[00114] コントローラ/プロセッサ1140および1190は、ノードB 1110およびUE1150における動作を指示(direct)するためにそれぞれ使用され得る。例えば、コントローラ/プロセッサ1140および1190は、タイミング、周辺機器インタフェース、電圧レギュレーション、電力管理、送信管理、および他の制御機能を含む様々な機能を提供し得る。メモリ1142および1192のコンピュータ読み取り可能な媒体は、それぞれノードB 1110およびUE1150のためのデータおよびソフトウェアを記憶し得る。ノードB 1110におけるスケジューラ/プロセッサ1146は、UEにリソースを割り振る、およびUEのためのダウンリンクおよび/またはアップリンク送信をスケジューリングするために使用され得る。一態様では、アップリンクグラントマネジャコンポーネント211は、アップリンクグラントを管理するためにノードB 1110においてコントローラ/プロセッサ1140と通信し得、アップリンク送信マネジャコンポーネント201は、アップリンク送信を管理するためにUE1150においてコントローラ/プロセッサ1190と通信し得る。
[00115] 添付の図面に関連して上述された詳細な説明は、例示的な実施形態を説明しており、インプリメントされ得るまたは特許請求の範囲の範囲内にあるすべての実施形態を表すわけではない。この説明で使用される「例となる(exemplary)」という用語は、「例、事例、または例示としての役割を果たす」ことを意味し、「より好ましい」または「他の実施形態よりも有利である」ことを意味しない。詳細な説明は、説明された技法の理解を提供することを目的として特定の詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、周知の構造およびデバイスは、説明された実施形態の概念を不明瞭にすることを避けるために、ブロック図の形式で示される。
[00116] 情報および信号は、多様な異なる技術および技法のうちのいずれを使用しても表され得る。例えば、上の説明を通して言及された可能性のあるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはそれらのいかなる組合せによっても表され得る。
[00117] 本明細書における開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいはここに説明された機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いてインプリメントまたは実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、別の方法では、プロセッサはいかなる従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンでもあり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(例えば、DSPと1つのマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組合せ)としてインプリメントされ得る。
[00118] ここで説明された機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアでインプリメントされる場合、それら機能は、コンピュータ読み取り可能な媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして記憶または送信され得る。他の例およびインプリメンテーションが、本開示の範囲および添付の特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの性質が原因で、上述した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意のものの組合せによって実行されるソフトウェアを使用してインプリメントされ得る。機能をインプリメントする特徴はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションにおいてインプリメントされるように分配された状態を含む、様々な位置に物理的に配置され得る。また、請求項を含め、ここで使用される場合、項目のリスト(例えば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」のような表現が付される項目のリスト)で使用される「または」は、例えば、「A、BまたはCのうちの少なくとも1つ」のリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するように、包括的なリスト(an inclusive list)を示す。
[00119] コンピュータ読み取り可能な媒体は、1つの場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、コンピュータ読み取り可能な媒体は、RAM、ROM、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得る、および汎用または専用コンピュータ、または汎用または専用プロセッサによってアクセスされ得る、いかなる他の媒体も備え得る。また、いかなる接続も、コンピュータ読み取り可能な媒体と適切に称される。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波のようなワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用される場合、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多目的ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ読み取り可能な媒体の範囲内に含まれる。
[00120] 本開示の先の説明は、当業者が本開示を製造するまたは使用することを可能にするために提供されている。本開示への様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、ここに定義された一般的な原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のバリエーションにも適用され得る。したがって、本開示は、ここに説明された例および設計に限定されるべきではなく、ここに開示された原理および新規な特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
[00121] ここに説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)等のような無線技術をインプリメントし得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、IS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、通常CDMA2000 1X、1X等と称される。IS−856(TIA−856)は、通常CDMA2000 1xEV−DO、高レートパケットデータ(HRPD)等と称される。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、移動体通信のためのグローバルシステム(GSM(登録商標))のような無線技術をインプリメントし得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDM等のような無線技術をインプリメントし得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTE−アドバンスト(LTE−A)は、E−UTRAを使用するユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の新しいリリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−A、および移動通信のためのグローバルシステム(GSM)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と名付けられた組織からの文書に説明されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書に説明されている。ここに説明される技法は、上述されたシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。それらの技法はLTEアプリケーションを超えて適用可能であるのだが、しかしながら上述の説明は、例示の目的でLTEシステムを説明しており、上述の説明の大部分でLTE用語が使用される。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための方法であって、
1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することと、
第1の時間スロットにおいて、前記明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することと、
前記第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)を送信することと、
前記第1のCCAが失敗する場合、
前記1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに応答して、前記第1の時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、1つまたは複数の追加的なCCAをそれぞれ連続的に実施することと、
前記アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記1つまたは複数の追加的なCCAのうちの1つがそこにおいて成功する前記時間スロットに後続する時間スロットにおいて、前記PDUを送信することと、
を備える、方法。
[C2]
前記1つまたは複数の追加的なCCAの数は、前記1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントの数に等しい、C1に記載の方法。
[C3]
前記第1のCCAを実施することは、拡張されたクリアチャネルアセスメント(eCCA)を実施することを備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記1つまたは複数の追加的なCCAを実施することは、1つまたは複数の拡張されたクリアチャネルアセスメント(eCCA)を実施することを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記明示的なアップリンクグラントを受信することは、プライマリセルから前記明示的なアップリンクグラントを受信することを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記PDUを送信することは、LAAセカンダリセルを介して前記PDUを送信することを備える、C1に記載の方法。
[C7]
前記PDUを送信することは、媒体アクセス制御(MAC)PDUを送信することを備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記アンライセンスまたは共有スペクトルは、5GHzバンドである、C1に記載の方法。
[C9]
ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための方法であって、
1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することと、
第1の時間スロットにおいて、前記明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することと、
前記第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)のコピーをそれぞれ送信することと、ここにおいて、前記PDUの送信されるコピーの数は、前記1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく、
を備える、方法。
[C10]
前記第1のCCAが失敗する場合、前記第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、追加的なCCAを実施することと、
前記追加的なCCAが成功する場合、前記アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記追加的なCCAがそこにおいて成功する時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、前記PDUの1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信することと、
をさらに備える、C9に記載の方法。
[C11]
複数の追加的なCCAを、前記追加的なCCAのうちの1つが成功するまで、または前記暗黙のアップリンクグラントが終了するまで、実施することをさらに備える、C10に記載の方法。
[C12]
前記PDUのコピーを送信することは、異なる冗長性情報を伴う前記PDUのコピーを送信することを備える、C9に記載の方法。
[C13]
前記明示的なアップリンクグラントを受信することは、プライマリセルから前記明示的なアップリンクグラントを受信することを備える、C9に記載の方法。
[C14]
前記PDUのコピーを送信することは、LAAセカンダリセルを介して前記PDUのコピーを送信することを備える、C9に記載の方法。
[C15]
ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための方法であって、
第1のハイブリッド自動再送要求(HARQ)処理に関連する第1のプロトコルデータユニット(PDU)の送信についての第1の明示的なアップリンクグラントを受信することと、
第2のHARQ処理に関連する第2のPDUの送信についての第2の明示的なアップリンクグラントを受信することと、前記第2の明示的なアップリンクグラントは、前記第1の明示的なアップリンクグラントに後続して受信される、
第1の時間スロットにおいて、前記第1の明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することと、
第2の時間スロットにおいて、前記第2の明示的なアップリンクグラントに応答して第2のCCAを実施することと、
前記第1のCCAが失敗し、かつ前記第2のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記第2のHARQ処理に関連して、前記第2の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、前記第1のPDUを送信するかまたは前記第2のPDUを送信するかを決定することと、
を備える、方法。
[C16]
前記第1のHARQ処理に関連する第1のHARQバッファに、前記第1のPDUを記憶することと、
前記第2のHARQ処理に関連して前記第1のPDUを送信するという成された決定に応答して、前記第1のHARQバッファから前記第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに前記第1のPDUを移動させることと、
をさらに備える、C15に記載の方法。
[C17]
前記第1のPDUが前記第2のHARQバッファに移動させられるとき、前記第1のHARQバッファをクリアすることをさらに備える、C16に記載の方法。
[C18]
前記第2のHARQ処理に関連して前記第2のPDUを送信するという成された決定に応答して、MACバッファから前記第2のHARQ処理に関連する第2のHARQバッファに、前記第2のPDUを移動させることをさらに備える、C15に記載の方法。
[C19]
前記アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記第1のPDUを送信するかまたは前記第2のPDUを送信するかを決定することは、前記第1の明示的なグラントと前記第2の明示的なグラントとの間のサイズの差および/または送信時間の差に少なくとも部分的に基づく、C15に記載の方法。
[C20]
前記第1のまたは前記第2の明示的なアップリンクグラントを受信することは、プライマリセルから前記第1のまたは前記第2の明示的なアップリンクグラントを受信することを備える、C15に記載の方法。
[C21]
ライセンス支援アクセス(LAA)システムにおいてアップリンク送信を管理するための装置であって、
命令を記憶するように構成されるメモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを備え、
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、
1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントを示す明示的なアップリンクグラントを受信することと、
第1の時間スロットにおいて、前記明示的なアップリンクグラントに応答して第1のクリアチャネルアセスメント(CCA)を実施することと、
前記第1のCCAが成功する場合、アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記第1の時間スロットに後続する時間スロットにおいて、プロトコルデータユニット(PDU)の1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信することと、ここにおいて、前記PDUの送信されるコピーの数は、前記1つまたは複数の暗黙のアップリンクグラントに少なくとも部分的に基づく、
を行うための前記命令を実行するように構成される、装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、
前記第1のCCAが失敗する場合、前記第1の時間スロットに後続して追加的なCCAを実施することと、
前記追加的なCCAが成功する場合、前記アンライセンスまたは共有スペクトル上で、前記追加的なCCAがそこにおいて成功する時間スロットに後続する1つまたは複数の時間スロットにおいて、前記PDUの1つまたは複数のコピーをそれぞれ送信することと、
を行うための前記命令を実行するようにさらに構成される、C21に記載の装置。
[C23]
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、複数の追加的なCCAを、前記追加的なCCAのうちの1つが成功するまで、または前記暗黙のアップリンクグラントが終了するまで、実施するための前記命令を実行するようにさらに構成される、C22に記載の装置。
[C24]
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、異なる冗長性情報を伴う前記PDUの前記1つまたは複数のコピーを送信するための前記命令を実行するようにさらに構成される、C21に記載の装置。
[C25]
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、プライマリセルから前記明示的なアップリンクグラントを受信するための前記命令を実行するようにさらに構成される、C21に記載の装置。
[C26]
前記少なくとも1つのプロセッサおよび前記メモリは、LAAセカンダリセルを介して前記PDUの前記1つまたは複数のコピーを送信するための前記命令を実行するようにさらに構成される、C21に記載の装置。