JP6768601B2 - 圃場マップ生成システム - Google Patents

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Description

本発明は、収穫機によって収穫された作物に関するデータに基づいてマップを生成する圃場マップ生成システムに関する。
上記のような圃場マップ生成システムとして、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この圃場マップ生成システムにおいては、収穫機によって収穫作業が行われる前に、圃場が所定の大きさで分割される。これにより、圃場は、複数の微小区画に区切られる。
この微小区画は、圃場を等距離間隔に区切るものである。そして、作物の収量等のデータを微小区画の距離間隔に合わせて等距離間隔で取得した上で、取得したデータを各微小区画に対応付ければ、精度の良好な圃場マップを生成することが可能となる。
特開2014−67308号公報
しかしながら、作物の収量等のデータを等距離間隔で取得する場合、データを単位時間毎に取得する場合に比べて、取得したデータの精度が低くなりがちである。これは、等距離間隔で取得したデータに、収穫機の走行距離の算出誤差が含まれること等が原因である。
そこで、作物の収量等のデータを単位時間毎に取得することが考えられる。
しかしながら、一般に、圃場における収穫機の走行速度は一定ではない。そのため、特許文献1に記載の圃場マップ生成システムにおいて、作物の収量等のデータを単位時間毎に取得する場合、データの取得位置は等距離間隔とはならない。従って、データの取得位置と圃場の区切り方とが噛み合わず、例えば、データなしの微小区画が生じてしまうこと等により、実態に合わない圃場マップが生成される事態が想定される。
本発明の目的は、作物に関するデータの精度が低くなることを回避すると共に、実態に合致した圃場マップを生成することができる圃場マップ生成システムを提供することである。
本発明の特徴は、
収穫機によって収穫された作物に関するデータである作物データを経時的に取得する作物データ取得部と、
圃場における作物の収穫位置を示す位置情報を経時的に取得する位置情報取得部と、
前記作物データ取得部によって取得された前記作物データ毎に、前記収穫機の作業幅と車速とに基づいてポリゴンを構築するポリゴン構築部と、
前記ポリゴン構築部によって構築された各ポリゴンに、前記作物データまたは前記作物データに基づく作物情報を割り当てるデータ割当部と、
前記ポリゴン構築部によって構築された各ポリゴンに、前記位置情報を割り当てる位置情報割当部と、
ポリゴンを集合させることにより、ポリゴンの集合体としての圃場ポリゴンマップを生成する圃場マップ生成部と、を備えることにある。
本発明であれば、事前に決められた圃場の区切り方に合わせて作物データが取得されるのではなく、ポリゴン構築部によって、作物データ毎にポリゴンが構築される。従って、作物データを等距離間隔で取得する必要がないため、作物データを等距離間隔で取得することによって作物データの精度が低くなってしまう事態を回避できる。
また、事前に圃場を区切るのではなく、ポリゴン構築部によって、作物データ毎にポリゴンが構築されるため、作物データの取得位置と圃場の区切り方とが噛み合わない事態を回避できる。これにより、実態に合致した圃場マップを生成することができる。
従って、本発明であれば、作物データまたは作物データに基づく作物情報の精度が低くなることを回避すると共に、実態に合致した圃場マップを生成することができる。
さらに、本発明において、
前記収穫機の有する作業装置において左右方向に沿って並ぶ複数の領域のそれぞれについて、作業状態であるか否かを判定する作業状態判定部と、
前記作業状態判定部による判定結果に基づいて前記収穫機の作業幅を算出する作業幅算出部と、を備えると好適である。
ポリゴンを構築する際、ポリゴンの幅を作業幅に一致させることが考えられる。この場合、作業装置の左右幅を作業幅としてポリゴンの構築に用いることが考えられる。
しかしながら、実際には、作業装置における左半分しか作業を行っていない等の事態が想定される。即ち、作業装置における一部しか作業を行っていないことがある。従って、作業装置の左右幅と実際の作業幅とは、必ずしも一致しない。
ここで、上記の構成によれば、作業装置の左右幅を作業幅としてポリゴンの構築に用いる場合に比べて、作業幅の精度が良好となる。これにより、ポリゴン構築部により構築されるポリゴンの幅の精度が良好となる。
さらに、本発明において、
前記作物データ取得部は、複数種の前記作物データを経時的に取得可能であり、
前記圃場マップ生成部は、前記作物データの種類毎に前記圃場ポリゴンマップを生成すると好適である。
作物データ取得部が複数種の作物データを経時的に取得可能である場合、圃場マップ生成部の生成できる圃場ポリゴンマップが1種類のみであっても、各種類の作物データを取得するタイミングが一致しているならば、各ポリゴンにそれら複数種の作物データ、または、複数種の作物データに基づく複数種の作物情報を対応付けることによって、各種類の作物データまたは作物情報の圃場における分布を示す1種類の圃場ポリゴンマップを生成することができる。
しかしながら、圃場マップ生成部の生成できる圃場ポリゴンマップが1種類のみであり、且つ、各種類の作物データを取得するタイミングが異なっている場合、圃場マップ生成部は、複数種の作物データまたは作物情報のうち、何れか1種類の作物データまたは作物情報についての圃場ポリゴンマップしか生成することができない。これは、各種類の作物データを取得するタイミングが異なっている場合には、構築されるポリゴンも異なるためである。そのため、作業者は、複数種の作物データまたは作物情報のうち、何れか1種類の作物データまたは作物情報の分布しか知ることができない。
ここで、上記の構成によれば、圃場マップ生成部は、作物データの種類毎に圃場ポリゴンマップを生成する。従って、各種類の作物データを取得するタイミングが異なっている場合であっても、各種類の作物データまたは作物情報のそれぞれについて、圃場ポリゴンマップを生成することができる。これにより、作業者は、複数種の作物データまたは作物情報のそれぞれについて、圃場における分布を知ることが可能となる。
さらに、本発明において、
前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の収量を経時的に取得可能であり、
前記データ割当部は、前記作物データとして、作物の収量をポリゴンに割り当てると好適である。
この構成によれば、圃場マップ生成部は、圃場における作物の収量の分布を示す圃場ポリゴンマップを生成することができる。これにより、作業者は、圃場における作物の収量の分布を知ることが可能となる。
さらに、本発明において、
前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の収量を経時的に取得可能であり、
前記データ割当部は、前記作物情報として、前記作物データ取得部によって取得された作物の収量を割り当て先のポリゴンに対応する圃場面積で除することによって算出された単位面積当たりの収量をポリゴンに割り当てると好適である。
この構成によれば、圃場マップ生成部は、圃場における単位面積当たりの収量の分布を示す圃場ポリゴンマップを生成することができる。これにより、作業者は、圃場における単位面積当たりの収量の分布を知ることが可能となる。
さらに、本発明において、
前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の品質を示す値である品質値を経時的に取得可能であり、
前記データ割当部は、前記作物データとして、前記品質値をポリゴンに割り当てると好適である。
この構成によれば、圃場における品質値の分布を示す圃場ポリゴンマップを生成することができる。これにより、作業者は、圃場における品質値の分布を知ることが可能となる。
さらに、本発明において、
前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる作物の収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量を足し合わせることによって算出すると好適である。
1つのポリゴンにおいて、1つの指標区画に含まれる部分の面積按分収量は、そのポリゴンの全体に対応する圃場面積に対する、そのポリゴンにおけるその指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積の比率と、そのポリゴンに割り当てられている作物の収量と、の積によって算出される。
そして、1つの指標区画と重複する各ポリゴンについて、その指標区画に含まれる部分の面積按分収量をそれぞれ算出し、それらの面積按分収量を足し合わせることにより、その指標区画における作物の収量を、精度良く算出することができる。
ここで、上記の構成によれば、マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる作物の収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量を足し合わせることによって算出する。従って、各指標区画に割り当てられる作物の収量の精度が良好となる。
さらに、本発明において、
前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる単位面積当たりの収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量の和を割り当て先の指標区画に対応する圃場面積で除することによって算出すると好適である。
上述の通り、1つの指標区画と重複する各ポリゴンについて、その指標区画に含まれる部分の面積按分収量をそれぞれ算出し、それらの面積按分収量を足し合わせることにより、その指標区画における作物の収量を、精度良く算出することができる。
そして、このように算出した作物の収量を、その指標区画に対応する圃場面積で除することにより、その指標区画における単位面積当たりの収量を、精度良く算出することができる。
ここで、上記の構成によれば、マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる単位面積当たりの収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量の和を割り当て先の指標区画に対応する圃場面積で除することによって算出する。従って、各指標区画に割り当てられる単位面積当たりの収量の精度が良好となる。
さらに、本発明において、
前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる前記品質値を、各ポリゴンのうち各指標区画と重複するポリゴンに割り当てられた前記品質値の平均値として算出し、
前記マップ変換部は、前記平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行うと好適である。
1つの指標区画における品質値を、その指標区画と重複する各ポリゴンに割り当てられた品質値の平均値として算出すれば、その指標区画における品質値を精度良く算出することができる。
そして、その指標区画と重複する1つのポリゴンに割り当てられた品質値の平均値への影響の大きさは、その指標区画におけるそのポリゴンに含まれる部分に対応する圃場面積の大きさに依存する。
ここで、上記の構成によれば、マップ変換部は、平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行う。これにより、各ポリゴンに割り当てられた品質値の平均値への影響の大きさを考慮に入れた状態で、平均値を算出することができる。従って、各指標区画に割り当てられる品質値の精度が良好となる。
さらに、本発明において、
前記マップ変換部は、前記収穫機とは別の作業機の作業幅に応じて指標区画の大きさを決定すると好適である。
この構成によれば、変換後マップにおいて、圃場を別の作業機の作業幅に応じて区画することができる。これにより、変換後マップに基づいて、別の作業機の作業内容を適切に決定しやすくなる。
圃場マップ生成システムの全体図である。 圃場マップ生成システムの構成を示すブロック図である。 作業状態判定部の構成を示す平面図である。 収量用のポリゴンを示す図である。 収量ポリゴンマップを示す図である。 収量ポリゴンマップを示す図である。 収量ポリゴンマップに基づく変換後マップを示す図である。 単位面積当たりの収量ポリゴンマップを示す図である。 単位面積当たりの収量ポリゴンマップに基づく変換後マップを示す図である。 タンパクポリゴンマップを示す図である。 タンパクポリゴンマップに基づく変換後マップを示す図である。 分布図を示す図である。 施肥量テーブルを示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、図3に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図3に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。
〔圃場マップ生成システムの全体構成〕
図1に示すように、圃場マップ生成システムAは、種々の作業機1と、管理サーバ2と、を備えている。種々の作業機1と管理サーバ2とは、互いに通信可能に構成されている。また、作業者によって操作される操作端末3は、管理サーバ2と通信可能に構成されている。操作端末3は、例えば、農家等に設置されたパーソナルコンピュータで構成される。
図1に示すように、種々の作業機1には、コンバイン10(本発明に係る「収穫機」に相当)、トラクタ4、田植機5が含まれている。
〔コンバインの構成〕
図2では、種々の作業機1の一例として、コンバイン10が示されている。図2に示すように、コンバイン10は、作業状態判定部11、作業幅算出部12、車速検知部13、作物データ取得部14、位置情報取得部17を有している。また、作物データ取得部14には、収量測定部15及びタンパク測定部16が含まれている。
図3に示すように、コンバイン10は、刈取部10a(本発明に係る「作業装置」に相当)を有している。刈取部10aは、圃場の作物を刈り取るように構成されている。作業状態判定部11は、刈取部10aに取り付けられている。
作業状態判定部11は、第1判定部11a、第2判定部11b、第3判定部11c、第4判定部11dを有している。また、刈取部10aにおいて左右方向に、左側から順に領域E1、E2、E3、E4が並んでいる。
第1判定部11aは、作物が領域E1を通過したか否かを検知することにより、領域E1が作業状態であるか否かを判定する。第2判定部11bは、作物が領域E2を通過したか否かを検知することにより、領域E2が作業状態であるか否かを判定する。第3判定部11cは、作物が領域E3を通過したか否かを検知することにより、領域E3が作業状態であるか否かを判定する。第4判定部11dは、作物が領域E4を通過したか否かを検知することにより、領域E4が作業状態であるか否かを判定する。
即ち、第1判定部11a、第2判定部11b、第3判定部11c、第4判定部11dによって、領域E1、E2、E3、E4が、それぞれ、作業状態であるか否かが判定される。
このように、圃場マップ生成システムAは、コンバイン10の有する刈取部10aにおいて左右方向に沿って並ぶ複数の領域E1、E2、E3、E4のそれぞれについて、作業状態であるか否かを判定する作業状態判定部11を備えている。
作業状態判定部11による判定結果は、作業幅算出部12へ送られる。そして、作業幅算出部12は、作業状態判定部11による判定結果に基づいて、コンバイン10の作業幅を算出する。
例えば、領域E1、E2、E3、E4の全てが作業状態であると判定された場合、コンバイン10の作業幅は、領域E1から領域E4までの幅として算出される。また、領域E1、E2が作業状態であり、領域E3、E4が作業状態でないと判定された場合、コンバイン10の作業幅は、領域E1から領域E2までの幅として算出される。
このように、圃場マップ生成システムAは、作業状態判定部11による判定結果に基づいてコンバイン10の作業幅を算出する作業幅算出部12を備えている。
車速検知部13は、コンバイン10の車速を検知するように構成されている。
収量測定部15は、コンバイン10によって収穫された作物の収量(本発明に係る「作物データ」に相当)を経時的に測定する。これにより、収量測定部15は、コンバイン10によって収穫された作物の収量を経時的に取得する。本実施形態においては、収量測定部15は、1秒毎に作物の収量を測定する。即ち、収量測定部15で測定される収量は、1秒間に収穫された作物の量である。
また、タンパク測定部16は、コンバイン10によって収穫された作物のタンパク含有率(本発明に係る「作物データ」及び「品質値」に相当)を経時的に測定する。これにより、タンパク測定部16は、コンバイン10によって収穫された作物のタンパク含有率を経時的に取得する。本実施形態においては、タンパク測定部16は、2秒毎に作物のタンパク含有率を測定する。
このように、圃場マップ生成システムAは、コンバイン10によって収穫された作物に関するデータである作物データを経時的に取得する作物データ取得部14を備えている。また、作物データ取得部14は、複数種の作物データを経時的に取得可能である。また、作物データ取得部14は、作物データとして、作物の収量を経時的に取得可能である。また、作物データ取得部14は、作物データとして、作物のタンパク含有率を経時的に取得可能である。
位置情報取得部17は、圃場における作物の収穫位置を示す位置情報を経時的に取得する。位置情報取得部17は、例えば、GPSによって構成される。
このように、圃場マップ生成システムAは、圃場における作物の収穫位置を示す位置情報を経時的に取得する位置情報取得部17を備えている。
〔管理サーバの構成〕
管理サーバ2は、収量用ポリゴン構築部21(本発明に係る「ポリゴン構築部」に相当)、収量データ割当部22(本発明に係る「データ割当部」に相当)、収量ポリゴンマップ生成部23(本発明に係る「圃場マップ生成部」に相当)、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24(本発明に係る「ポリゴン構築部」に相当)、単位面積当たりの収量データ割当部25(本発明に係る「データ割当部」に相当)、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部26(本発明に係る「圃場マップ生成部」に相当)、タンパク用ポリゴン構築部27(本発明に係る「ポリゴン構築部」に相当)、タンパクデータ割当部28(本発明に係る「データ割当部」に相当)、タンパクポリゴンマップ生成部29(本発明に係る「圃場マップ生成部」に相当)、位置情報割当部30、ポリゴンマップ格納部31、マップ変換部32、施肥量決定部33を有している。
作業幅算出部12により算出されたコンバイン10の作業幅は、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27へ送られる。また、車速検知部13により検知されたコンバイン10の車速は、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27へ送られる。
収量用ポリゴン構築部21は、収量測定部15によって取得された作物の収量毎に、収量用のポリゴンを構築する。例えば、コンバイン10の走行に伴い、作物の収量が5回取得された場合、収量用ポリゴン構築部21は、5つの収量用のポリゴンを構築する。そして、このとき、収量用ポリゴン構築部21は、コンバイン10の作業幅と、コンバイン10の車速と、に基づいて、収量用のポリゴンを構築する。
より具体的には、図4及び図5に示すように、収量用のポリゴンは長方形状である。そして、各ポリゴンの幅Wは、コンバイン10の作業幅である。また、各ポリゴンの長さLは、コンバイン10の車速と作物の収量の取得時間間隔との積により算出される。
また、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24は、収量測定部15によって取得された作物の収量毎に、単位面積当たりの収量用のポリゴンを構築する。例えば、コンバイン10の走行に伴い、作物の収量が5回取得された場合、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24は、5つの単位面積当たりの収量用のポリゴンを構築する。そして、このとき、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24は、コンバイン10の作業幅と、コンバイン10の車速と、に基づいて、単位面積当たりの収量用のポリゴンを構築する。
より具体的には、単位面積当たりの収量用のポリゴンは、収量用のポリゴンと同様に、長方形状である。そして、各ポリゴンの幅Wは、コンバイン10の作業幅である。また、各ポリゴンの長さLは、コンバイン10の車速と作物の収量の取得時間間隔との積により算出される。
また、タンパク用ポリゴン構築部27は、タンパク測定部16によって取得された作物のタンパク含有率毎に、タンパク用のポリゴンを構築する。例えば、コンバイン10の走行に伴い、作物のタンパク含有率が5回取得された場合、タンパク用ポリゴン構築部27は、5つのタンパク用のポリゴンを構築する。そして、このとき、タンパク用ポリゴン構築部27は、コンバイン10の作業幅と、コンバイン10の車速と、に基づいて、タンパク用のポリゴンを構築する。
より具体的には、タンパク用のポリゴンは、収量用のポリゴンと同様に、長方形状である。そして、各ポリゴンの幅Wは、コンバイン10の作業幅である。また、各ポリゴンの長さLは、コンバイン10の車速と作物のタンパク含有率の取得時間間隔との積により算出される。
このように、圃場マップ生成システムAは、作物データ取得部14によって取得された作物データ毎に、コンバイン10の作業幅と車速とに基づいてポリゴンを構築する収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27を備えている。
位置情報取得部17によって取得された位置情報は、位置情報割当部30へ送られる。上述の通り、この位置情報は、圃場における作物の収穫位置を示している。そして、位置情報割当部30は、位置情報取得部17から受け取った位置情報を、収量用のポリゴン、単位面積当たりの収量用のポリゴン、タンパク用のポリゴンのそれぞれに割り当てる。
このように、圃場マップ生成システムAは、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27によって構築された各ポリゴンに、位置情報を割り当てる位置情報割当部30を備えている。
以上の構成により、図4及び図5に示すように、既刈地H1の各位置に対応する作物の収量に対応して、収量用のポリゴンが順次構築されていく。既刈地H1は、圃場においてコンバイン10により収穫作業走行が行われた部分である。そして、単位面積当たりの収量用のポリゴン及びタンパク用のポリゴンについても、同様に、順次構築されていく。
尚、本明細書における「ポリゴン」は、実際の圃場の上に形成されるものではなく、圃場の各収穫位置に対応する各作物データのそれぞれに対応して構築される仮想的なものである。図4では、収量用のポリゴンが、コンバイン10の収穫作業走行に伴って順次構築されていくことが示されている。
ただし、本発明はこれに限定されない。圃場マップ生成システムAは、各種のポリゴンがコンバイン10の収穫作業走行に伴って順次構築されていくのではなく、コンバイン10の収穫作業走行が完了した後に、各ポリゴンが構築されるように構成されていても良い。
また、図4において、収穫作業走行が行われていない部分は、未刈地H2として示されている。
収量測定部15によって取得された作物の収量は、収量データ割当部22及び単位面積当たりの収量データ割当部25へ送られる。また、タンパク測定部16によって取得された作物のタンパク含有率は、タンパクデータ割当部28へ送られる。
収量データ割当部22は、収量用ポリゴン構築部21によって構築された収量用のポリゴンに、収量測定部15から受け取った作物の収量を割り当てる。
尚、この割り当てについて詳述すると、収量測定部15により取得された作物の収量には、取得された順番に応じたナンバーが付与される。そして、収量用ポリゴン構築部21により構築された収量用のポリゴンには、構築された順番に応じたナンバーが付与される。そして、収量用のポリゴンには、そのポリゴンと同一のナンバーが付与された作物の収量が割り当てられる。
また、単位面積当たりの収量データ割当部25は、収量測定部15から受け取った作物の収量から、単位面積当たりの収量(本発明に係る「作物情報」に相当)を算出する。そして、単位面積当たりの収量データ割当部25は、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24によって構築された単位面積当たりの収量用のポリゴンに、単位面積当たりの収量を割り当てる。
単位面積当たりの収量は、作物の収量を、割り当て先の単位面積当たりの収量用のポリゴンに対応する圃場面積で除することによって算出される。
尚、この割り当てについて詳述すると、単位面積当たりの収量データ割当部25により算出された単位面積当たりの収量には、作物の収量と同様に、ナンバーが付与される。そして、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24により構築された単位面積当たりの収量用のポリゴンには、構築された順番に応じたナンバーが付与される。そして、単位面積当たりの収量用のポリゴンには、そのポリゴンと同一のナンバーが付与された単位面積当たりの収量が割り当てられる。
また、タンパクデータ割当部28は、タンパク用ポリゴン構築部27によって構築されたタンパク用のポリゴンに、タンパク測定部16から受け取った作物のタンパク含有率を割り当てる。
尚、この割り当てについて詳述すると、タンパク測定部16により取得された作物のタンパク含有率には、取得された順番に応じたナンバーが付与される。そして、タンパク用ポリゴン構築部27により構築されたタンパク用のポリゴンには、構築された順番に応じたナンバーが付与される。そして、タンパク用のポリゴンには、そのポリゴンと同一のナンバーが付与された作物のタンパク含有率が割り当てられる。
このように、圃場マップ生成システムAは、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27によって構築された各ポリゴンに、作物データまたは作物データに基づく作物情報を割り当てる収量データ割当部22、単位面積当たりの収量データ割当部25、タンパクデータ割当部28を備えている。
また、収量データ割当部22は、作物データとして、作物の収量をポリゴンに割り当てる。また、単位面積当たりの収量データ割当部25は、作物情報として、作物データ取得部14によって取得された作物の収量を割り当て先のポリゴンに対応する圃場面積で除することによって算出された単位面積当たりの収量をポリゴンに割り当てる。また、タンパクデータ割当部28は、作物データとして、作物のタンパク含有率をポリゴンに割り当てる。
収量ポリゴンマップ生成部23は、図5に示すように、収量用のポリゴンを集合させることにより、収量用のポリゴンの集合体としての収量ポリゴンマップ(本発明に係る「圃場ポリゴンマップ」に相当)を生成する。生成された収量ポリゴンマップは、ポリゴンマップ格納部31に格納される。
作業者は、操作端末3を介して、管理サーバ2にアクセスすることにより、収量ポリゴンマップを見ることができる。上述の通り、収量用のポリゴンには、作物の収量が割り当てられている。従って、作業者は、収量ポリゴンマップを見ることにより、圃場の各収穫位置における作物の収量を知ることができる。
また、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部26は、図8に示すように、単位面積当たりの収量用のポリゴンを集合させることにより、単位面積当たりの収量用のポリゴンの集合体としての単位面積当たりの収量ポリゴンマップ(本発明に係る「圃場ポリゴンマップ」に相当)を生成する。生成された単位面積当たりの収量ポリゴンマップは、ポリゴンマップ格納部31に格納される。
作業者は、操作端末3を介して、管理サーバ2にアクセスすることにより、単位面積当たりの収量ポリゴンマップを見ることができる。上述の通り、単位面積当たりの収量用のポリゴンには、単位面積当たりの収量が割り当てられている。従って、作業者は、単位面積当たりの収量ポリゴンマップを見ることにより、圃場の各収穫位置における単位面積当たりの収量を知ることができる。
また、タンパクポリゴンマップ生成部29は、図10に示すように、タンパク用のポリゴンを集合させることにより、タンパク用のポリゴンの集合体としてのタンパクポリゴンマップ(本発明に係る「圃場ポリゴンマップ」に相当)を生成する。生成されたタンパクポリゴンマップは、ポリゴンマップ格納部31に格納される。
作業者は、操作端末3を介して、管理サーバ2にアクセスすることにより、タンパクポリゴンマップを見ることができる。上述の通り、タンパク用のポリゴンには、作物のタンパク含有率が割り当てられている。従って、作業者は、タンパクポリゴンマップを見ることにより、圃場の各収穫位置における作物のタンパク含有率を知ることができる。
このように、圃場マップ生成システムAは、収量用のポリゴンを集合させることにより、収量用のポリゴンの集合体としての収量ポリゴンマップを生成する収量ポリゴンマップ生成部23を備えている。また、圃場マップ生成システムAは、単位面積当たりの収量用のポリゴンを集合させることにより、単位面積当たりの収量用のポリゴンの集合体としての単位面積当たりの収量ポリゴンマップを生成する単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部26を備えている。また、圃場マップ生成システムAは、タンパク用のポリゴンを集合させることにより、タンパク用のポリゴンの集合体としてのタンパクポリゴンマップを生成するタンパクポリゴンマップ生成部29を備えている。
また、このように、収量ポリゴンマップ生成部23及びタンパクポリゴンマップ生成部29は、作物データの種類毎に、収量ポリゴンマップ及びタンパクポリゴンマップを生成する。
図5から図11に示すように、マップ変換部32は、ポリゴンマップ格納部31に格納されている収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換する。
このように、圃場マップ生成システムAは、収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部32を備えている。
尚、図6から図11に示すように、本実施形態においては、マップ変換部32は、収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップを、互いに同一の区切り方によって複数の指標区画に区画している。しかしながら、本発明はこれに限定されず、マップ変換部32は、収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップを、それぞれ異なる区切り方によって複数の指標区画に区画することが可能なように構成されていても良い。
以下では、収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップの変換について詳述する。
〔収量ポリゴンマップの変換について〕
図5から図7に示すように、収量ポリゴンマップは、マップ変換部32によって、複数の指標区画P1からP16に区画された変換後マップに変換される。このとき、マップ変換部32は、各指標区画に割り当てられる作物の収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量を足し合わせることによって算出する。
詳述すると、1つのポリゴンにおいて、1つの指標区画に含まれる部分の面積按分収量は、そのポリゴンの全体に対応する圃場面積に対する、そのポリゴンにおけるその指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積の比率と、そのポリゴンに割り当てられている作物の収量と、の積である。
そして、マップ変換部32は、1つの指標区画と重複する各ポリゴンについて、その指標区画に含まれる部分の面積按分収量をそれぞれ算出し、それらの面積按分収量を足し合わせることにより、その指標区画における作物の収量を算出する。
例えば、図5から図7に示すように、指標区画P1は、ポリゴンPg1からPg4と重複している。また、ポリゴンPg1に割り当てられている収量はZg1、ポリゴンPg2に割り当てられている収量はZg2、ポリゴンPg3に割り当てられている収量はZg3、ポリゴンPg4に割り当てられている収量はZg4である。
ここで、ポリゴンPg1は、全体が指標区画P1に含まれている。従って、ポリゴンPg1の全体に対応する圃場面積に対する、ポリゴンPg1における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積の比率は1である。
このとき、ポリゴンPg1において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、この比率1と、Zg1と、の積によって算出される。
また、ポリゴンPg2の全体に対応する圃場面積に対する、ポリゴンPg2における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積の比率は0.2であるとする。
このとき、ポリゴンPg2において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、この比率0.2と、Zg2と、の積によって算出される。
また、ポリゴンPg3の全体に対応する圃場面積に対する、ポリゴンPg3における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積の比率は0.4であるとする。
このとき、ポリゴンPg3において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、この比率0.4と、Zg3と、の積によって算出される。
また、ポリゴンPg4の全体に対応する圃場面積に対する、ポリゴンPg4における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積の比率は0.3であるとする。
このとき、ポリゴンPg4において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、この比率0.3と、Zg4と、の積によって算出される。
そして、これらの面積按分収量を足し合わせると、
1×Zg1+0.2×Zg2+0.4×Zg3+0.3×Zg4
である。これが、指標区画P1に割り当てられる作物の収量である。
マップ変換部32は、指標区画P2からP16に対しても同様の計算を行い、各指標区画に作物の収量を割り当てる。
〔単位面積当たりの収量マップの変換について〕
図8及び図9に示すように、単位面積当たりの収量ポリゴンマップは、マップ変換部32によって、複数の指標区画P1からP16に区画された変換後マップに変換される。このとき、マップ変換部32は、各指標区画に割り当てられる単位面積当たりの収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量の和を割り当て先の指標区画に対応する圃場面積で除することによって算出する。
詳述すると、上述の通り、1つのポリゴンにおいて、1つの指標区画に含まれる部分の面積按分収量は、そのポリゴンの全体に対応する圃場面積に対する、そのポリゴンにおけるその指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積の比率と、そのポリゴンに割り当てられている作物の収量と、の積である。
そして、1つのポリゴンにおいて、1つの指標区画に含まれる部分の面積按分収量は、そのポリゴンにおけるその指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積と、そのポリゴンに割り当てられている単位面積当たりの収量と、の積に等しい。
マップ変換部32は、1つの指標区画と重複する各ポリゴンについて、その指標区画に含まれる部分の面積按分収量をそれぞれ算出し、それらの面積按分収量の和を割り当て先の指標区画に対応する圃場面積で除することにより、その指標区画における単位面積当たりの収量を算出する。
例えば、図8及び図9に示すように、指標区画P1は、ポリゴンPg5からPg8と重複している。また、ポリゴンPg5に割り当てられている単位面積当たりの収量はYg5、ポリゴンPg6に割り当てられている収量はYg6、ポリゴンPg7に割り当てられている収量はYg7、ポリゴンPg8に割り当てられている収量はYg8である。
ここで、ポリゴンPg5において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg5であるとする。
このとき、ポリゴンPg5において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、Sg5とYg5との積によって算出される。
また、ポリゴンPg6において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg6であるとする。
このとき、ポリゴンPg6において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、Sg6とYg6との積によって算出される。
また、ポリゴンPg7において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg7であるとする。
このとき、ポリゴンPg7において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、Sg7とYg7との積によって算出される。
また、ポリゴンPg8において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg8であるとする。
このとき、ポリゴンPg8において、指標区画P1に含まれる部分の面積按分収量は、Sg8とYg8との積によって算出される。
これらの面積按分収量の和は、
Sg5×Yg5+Sg6×Yg6+Sg7×Yg7+Sg8×Yg8
である。そして、指標区画P1に対応する圃場面積をS1としたとき、この面積按分収量の和を、指標区画P1に対応する圃場面積で除すると、
(Sg5×Yg5+Sg6×Yg6+Sg7×Yg7+Sg8×Yg8)/S1
である。これが、指標区画P1に割り当てられる単位面積当たりの収量である。
マップ変換部32は、指標区画P2からP16に対しても同様の計算を行い、各指標区画に単位面積当たりの収量を割り当てる。
〔タンパクポリゴンマップの変換について〕
図10及び図11に示すように、タンパクポリゴンマップは、マップ変換部32によって、複数の指標区画P1からP16に区画された変換後マップに変換される。このとき、マップ変換部32は、各指標区画に割り当てられるタンパク含有率を、各ポリゴンのうち各指標区画と重複するポリゴンに割り当てられたタンパク含有率の平均値として算出する。そして、マップ変換部32は、平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行う。
詳述すると、1つの指標区画におけるタンパク含有率は、その指標区画と重複する各ポリゴンに割り当てられたタンパク含有率の平均値として算出することができる。
そして、その指標区画と重複する1つのポリゴンに割り当てられたタンパク含有率の平均値への影響の大きさは、その指標区画におけるそのポリゴンに含まれる部分に対応する圃場面積の大きさに依存する。
そのため、マップ変換部32は、平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行う。これにより、各ポリゴンに割り当てられたタンパク含有率の平均値への影響の大きさを考慮に入れた状態で、平均値を算出することができる。
より具体的には、マップ変換部32は、1つの指標区画に割り当てられるタンパク含有率を算出する際、まず、その指標区画と重複する各ポリゴンのそれぞれについて、ポリゴンにおけるその指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積と、そのポリゴンに割り当てられているタンパク含有率と、の積を算出する。そして、算出されたそれぞれの積を足し合わせた上で、その指標区画に対応する圃場面積で除する。
これにより、タンパク含有率の平均値の算出に際して、圃場面積による重み付けが行われることとなる。
例えば、図10及び図11に示すように、指標区画P1は、ポリゴンPg9からPg11と重複している。また、ポリゴンPg9に割り当てられているタンパク含有率はXg9、ポリゴンPg10に割り当てられているタンパク含有率はXg10、ポリゴンPg11に割り当てられているタンパク含有率はXg11である。
ここで、ポリゴンPg9において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg9であるとする。
このとき、ポリゴンPg9における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積と、ポリゴンPg9に割り当てられているタンパク含有率と、の積は、Sg9とXg9との積によって算出される。
また、ポリゴンPg10において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg10であるとする。
このとき、ポリゴンPg10における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積と、ポリゴンPg10に割り当てられているタンパク含有率と、の積は、Sg10とXg10との積によって算出される。
また、ポリゴンPg11において、指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積はSg11であるとする。
このとき、ポリゴンPg11における指標区画P1に含まれる部分に対応する圃場面積と、ポリゴンPg11に割り当てられているタンパク含有率と、の積は、Sg11とXg11との積によって算出される。
これらの積の和は、
Sg9×Xg9+Sg10×Xg10+Sg11×Xg11
である。そして、指標区画P1に対応する圃場面積をS1としたとき、この積の和を、指標区画P1に対応する圃場面積で除すると、
(Sg9×Xg9+Sg10×Xg10+Sg11×Xg11)/S1
である。これが、指標区画P1に割り当てられるタンパク含有率である。
マップ変換部32は、指標区画P2からP16に対しても同様の計算を行い、各指標区画にタンパク含有率を割り当てる。
〔施肥量の決定について〕
上述の通り、本実施形態においては、マップ変換部32は、収量ポリゴンマップ、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ、タンパクポリゴンマップを、互いに同一の区切り方によって複数の指標区画に区画している。
ここで、マップ変換部32は、コンバイン10とは別の作業機1である田植機5の作業幅に応じて指標区画の大きさを決定している。より具体的には、本実施形態において、指標区画の幅は、田植機5の作業幅と一致するように設定されている。
このように、マップ変換部32は、コンバイン10とは別の作業機1の作業幅に応じて指標区画の大きさを決定する。
また、施肥量決定部33には、図12に示す分布図と、図13に示す施肥量テーブルと、が格納されている。施肥量決定部33は、分布図及び施肥量テーブルに基づいて、収穫作業後の各指標区画における施肥量を決定する。
詳述すると、図12に示すように、分布図は、横軸がタンパク含有率、縦軸が単位面積当たりの収量である。また、分布図は、区分R1からR6に区切られている。そして、各指標区画におけるタンパク含有率と単位面積当たりの収量とに基づいて、各指標区画に対応する点が、それぞれ分布図にプロットされる。これにより、各指標区画は、区分R1からR6の何れかに割り振られる。
図13に示すように、施肥量テーブルにおいては、区分R1からR6と、施肥量m1からm6とが対応付けられている。そして、各指標区画が分布図において割り振られた区分と、施肥量テーブルと、に基づいて、各指標区画の施肥量が決定される。
例えば、図9及び図11に示すように、指標区画P1における単位面積当たりの収量はY1である。また、指標区画P1におけるタンパク含有率はX1である。
図12に示すように、分布図において、タンパク含有率がX1であり、単位面積当たりの収量がY1である点は、区分R1に属している。従って、指標区画P1は、区分R1に割り振られる。そして、図13に示すように、区分R1に対応付けられている施肥量はm1である。
即ち、施肥量決定部33により、指標区画P1の施肥量はm1に決定される。
また、図9及び図11に示すように、指標区画P2における単位面積当たりの収量はY2である。また、指標区画P2におけるタンパク含有率はX2である。
図12に示すように、分布図において、タンパク含有率がX2であり、単位面積当たりの収量がY2である点は、区分R6に属している。従って、指標区画P2は、区分R6に割り振られる。そして、図13に示すように、区分R6に対応付けられている施肥量はm6である。
即ち、施肥量決定部33により、指標区画P2の施肥量はm6に決定される。
施肥量決定部33は、指標区画P3からP16に対しても同様の計算を行い、各指標区画の施肥量を決定する。
そして、施肥量決定部33により決定された各指標区画の施肥量は、田植機5へ送られる。田植機5は、受け取った各指標区画の施肥量に基づいて、施肥装置を制御する。
また、作業者は、操作端末3を介して、管理サーバ2にアクセスすることにより、施肥量決定部33により決定された各指標区画の施肥量を見ることができる。
以上で説明した構成によれば、事前に決められた圃場の区切り方に合わせて作物データが取得されるのではなく、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27によって、作物データ毎にポリゴンが構築される。従って、作物データを等距離間隔で取得する必要がないため、作物データを等距離間隔で取得することによって作物データの精度が低くなってしまう事態を回避できる。
また、事前に圃場を区切るのではなく、収量用ポリゴン構築部21、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、タンパク用ポリゴン構築部27によって、作物データ毎にポリゴンが構築されるため、作物データの取得位置と圃場の区切り方とが噛み合わない事態を回避できる。これにより、実態に合致した圃場マップを生成することができる。
従って、以上で説明した構成であれば、作物データまたは作物データに基づく作物情報の精度が低くなることを回避すると共に、実態に合致した圃場マップを生成することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)作物データ取得部14には、作物の水分値を取得する水分値測定部が含まれていても良い。尚、作物の水分値は、本発明に係る「品質値」に相当する。そして、この場合、水分値用ポリゴン構築部、水分値データ割当部、水分値ポリゴンマップ生成部を備え、水分値ポリゴンマップを生成するように構成することができる。
(2)作物のタンパク含有率や水分値等に基づいて、作物の食味を算出するように構成されていても良い。この場合、食味用ポリゴン構築部、食味データ割当部、食味ポリゴンマップ生成部を備え、食味ポリゴンマップを生成するように構成することができる。
(3)収量測定部15は、1秒以外の所定期間毎に作物の収量を測定するように構成されていても良いし、不定期に作物の収量を測定するように構成されていても良い。
(4)タンパク測定部16は、2秒以外の所定期間毎に作物のタンパク含有率を測定するように構成されていても良いし、不定期に作物のタンパク含有率を測定するように構成されていても良い。
(5)変換後マップにおける指標区画の個数は、15個以下でも良いし、17個以上でも良い。
(6)マップ変換部32は、操作端末3を介して作業者によって設定された大きさに応じて指標区画の大きさを決定するように構成されていても良い。
(7)マップ変換部32は、タンパク含有率の平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行わないように構成されていても良い。
(8)マップ変換部32は設けられていなくても良い。
(9)単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24は設けられていなくても良い。
(10)単位面積当たりの収量データ割当部25は設けられていなくても良い。
(11)単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部26は設けられていなくても良い。
(12)作物データ取得部14は、1種類のみの作物データを経時的に取得するように構成されていても良い。
(13)作業状態判定部11は設けられていなくても良い。
(14)作業幅算出部12は設けられていなくても良い。
(15)収量用ポリゴン構築部21、収量データ割当部22、収量ポリゴンマップ生成部23、単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部24、単位面積当たりの収量データ割当部25、単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部26、タンパク用ポリゴン構築部27、タンパクデータ割当部28、タンパクポリゴンマップ生成部29、位置情報割当部30、ポリゴンマップ格納部31、マップ変換部32、施肥量決定部33のうち、一部または全てがコンバイン10に備えられていても良い。
本発明は、収穫機によって収穫された作物に関するデータに基づいてマップを生成する圃場マップ生成システムに適用可能である。
1 作業機
10 コンバイン(収穫機)
10a 刈取部(作業装置)
11 作業状態判定部
12 作業幅算出部
14 作物データ取得部
17 位置情報取得部
21 収量用ポリゴン構築部(ポリゴン構築部)
22 収量データ割当部(データ割当部)
23 収量ポリゴンマップ生成部(圃場マップ生成部)
24 単位面積当たりの収量用ポリゴン構築部(ポリゴン構築部)
25 単位面積当たりの収量データ割当部(データ割当部)
26 単位面積当たりの収量ポリゴンマップ生成部(圃場マップ生成部)
27 タンパク用ポリゴン構築部(ポリゴン構築部)
28 タンパクデータ割当部(データ割当部)
29 タンパクポリゴンマップ生成部(圃場マップ生成部)
30 位置情報割当部
32 マップ変換部
A 圃場マップ生成システム

Claims (10)

  1. 収穫機によって収穫された作物に関するデータである作物データを経時的に取得する作物データ取得部と、
    圃場における作物の収穫位置を示す位置情報を経時的に取得する位置情報取得部と、
    前記作物データ取得部によって取得された前記作物データ毎に、前記収穫機の作業幅と車速とに基づいてポリゴンを構築するポリゴン構築部と、
    前記ポリゴン構築部によって構築された各ポリゴンに、前記作物データまたは前記作物データに基づく作物情報を割り当てるデータ割当部と、
    前記ポリゴン構築部によって構築された各ポリゴンに、前記位置情報を割り当てる位置情報割当部と、
    ポリゴンを集合させることにより、ポリゴンの集合体としての圃場ポリゴンマップを生成する圃場マップ生成部と、を備える圃場マップ生成システム。
  2. 前記収穫機の有する作業装置において左右方向に沿って並ぶ複数の領域のそれぞれについて、作業状態であるか否かを判定する作業状態判定部と、
    前記作業状態判定部による判定結果に基づいて前記収穫機の作業幅を算出する作業幅算出部と、を備える請求項1に記載の圃場マップ生成システム。
  3. 前記作物データ取得部は、複数種の前記作物データを経時的に取得可能であり、
    前記圃場マップ生成部は、前記作物データの種類毎に前記圃場ポリゴンマップを生成する請求項1または2に記載の圃場マップ生成システム。
  4. 前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の収量を経時的に取得可能であり、
    前記データ割当部は、前記作物データとして、作物の収量をポリゴンに割り当てる請求項1から3の何れか一項に記載の圃場マップ生成システム。
  5. 前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の収量を経時的に取得可能であり、
    前記データ割当部は、前記作物情報として、前記作物データ取得部によって取得された作物の収量を割り当て先のポリゴンに対応する圃場面積で除することによって算出された単位面積当たりの収量をポリゴンに割り当てる請求項1から3の何れか一項に記載の圃場マップ生成システム。
  6. 前記作物データ取得部は、前記作物データとして、作物の品質を示す値である品質値を経時的に取得可能であり、
    前記データ割当部は、前記作物データとして、前記品質値をポリゴンに割り当てる請求項1から5の何れか一項に記載の圃場マップ生成システム。
  7. 前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
    前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる作物の収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量を足し合わせることによって算出する請求項4に記載の圃場マップ生成システム。
  8. 前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
    前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる単位面積当たりの収量を、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分の面積按分収量の和を割り当て先の指標区画に対応する圃場面積で除することによって算出する請求項5に記載の圃場マップ生成システム。
  9. 前記圃場ポリゴンマップを、ポリゴンとは異なる複数の指標区画に区画された変換後マップに変換するマップ変換部を備え、
    前記マップ変換部は、各指標区画に割り当てられる前記品質値を、各ポリゴンのうち各指標区画と重複するポリゴンに割り当てられた前記品質値の平均値として算出し、
    前記マップ変換部は、前記平均値の算出に際して、各ポリゴンのうち各指標区画に含まれる部分に対応する圃場面積による重み付けを行う請求項6に記載の圃場マップ生成システム。
  10. 前記マップ変換部は、前記収穫機とは別の作業機の作業幅に応じて指標区画の大きさを決定する請求項7から9の何れか一項に記載の圃場マップ生成システム。
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