JP6767635B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、エアフィルタに付着した塵埃を自動的に清掃するフィルタ清掃機能付きの空気調和機に関する。
従来、この種の空気調和機は、エアフィルタに付着した塵埃をブラシにより除去するとともに、ブラシに付着した塵埃をブレードによってブラシ下方の塵埃回収部に掻き落とすように構成されている。そして、上記塵埃回収部内の塵埃は、使用者が空気調和機本体から塵埃収納部を取り外す等して廃棄するようになっており、手間のかかるものであった。
そこで、本出願人は前記塵埃回収部を取り外すことなく塵埃回収部内の塵埃を廃棄できるようにしたフィルタ清掃機能を提案している(例えば、特許文献1参照)。
図20、図21は上記特許文献1記載のフィルタ清掃機能付き空気調和機における塵埃除去構成を示す。図20、図21において、101はエアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシ、102は前記ブラシ101を植設したブラシ保持台で、下向き姿勢に回転可能となっている。103は下向き姿勢になったブラシ保持台102のブラシ101から塵埃を掻き落とすブレードで、ブラシ保持台102の下方に位置している。104は前記ブレード103を保持するとともに当該ブレード103に掻き落とされた塵埃を受ける塵埃受け部で、この塵埃受け部104も下向き姿勢に回転可能となっている。105は前記塵埃受け部104の更に下方に配置された塵埃回収部、106は前記塵埃回収部105に回収された塵埃を気流により排出する排出装置である。
上記構成において、エアフィルタに付着している塵埃はブラシ101に対しエアフィルタをスライド駆動させることによりブラシ101で掻き落とし、塵埃回収部105上に落下させて回収する。そして、エアフィルタ駆動停止後、ブラシ保持台102を下向きに回転させて前記ブラシ101を下向き姿勢にする。この状態でブラシ保持台102のブラシ101を揺動させてブラシ101に付着している塵埃を掻き落とし、ブレード103を保持している塵埃受け部104に落下させ、回収する。
その後、前記塵埃受け部104を上向き姿勢から下向き姿勢に回転させ、塵埃受け部104で前記塵埃回収部105の開口部分を覆って筒状の排出通路107を形成するとともに、塵埃受け部104に溜まっている塵埃を塵埃回収部105に落下させて回収し、排出装置106を動作させる。この排出装置106の動作により塵埃回収部105に回収された塵埃は室外へと排出される。
よって、塵埃回収部105を空気調和機本体から取り外さなくても排出装置106の駆動により塵埃回収部105に回収された塵埃を排出することができ、塵埃廃棄の手間を省くことができる。
特開2017−110860号公報
しかしながら上記特許文献1記載の構成によると、エアフィルタを駆動する駆動源とは別に、ブラシ保持台102を回転させてブラシ101を上向き姿勢から下向き姿勢にする駆動源と、ブレード103付きの塵埃受け部104を上向き姿勢から下向き姿勢に回転させる駆動源とを別々に必要とし、駆動源設置に大きなスペースを必要とする、という課題があった。
本発明はこのような課題を解決したもので、駆動源設置スペースを小型化した空気調和機の提供を目的としたものである。
本発明は上記目的を達成するため、エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシを備え上向き姿勢と下向き姿勢に回転可能なブラシ保持台と、前記ブラシ保持台のブラシで除去した塵埃を上面の開口から回収する塵埃回収部とを備え、上記塵埃回収部の開口は前記上向き姿勢から下向き姿勢にしたブラシ保持台のブラシ保持面自体で塞ぐ構成としてある。
上記構成により、塵埃回収機構の駆動源としてはブラシ保持台を回転させる駆動源一つでよく、従来のようにブラシ保持台の駆動源とブレード付き塵埃受け部の駆動源の二つを必要とせず、駆動源設置スペースを小型化することができる。従って、構成の簡素化とコストダウンを図ることが可能になる。また、設置スペースを小型化した分、すなわち省スペース化した分を利用して熱交換器を大きくしたり、付加機能部品を備えるなどして機能向上を実現したりすることもできる。
本発明は上記構成により、駆動源設置スペースを小型化でき、安価で高性能かつ多機能な空気調和機とすることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す斜視図 同室内機の前面パネルを取り外した時の正面図 同室内機の断面図 同室内機のフィルタ清掃ブロックの斜視図 同フィルタ清掃ブロックの断面図 同フィルタ清掃ブロックのフィルタ清掃時を示す拡大断面図 同フィルタ清掃ブロックのブラシ清掃及び塵埃排出時を示す拡大断面図 同フィルタ清掃ブロックの塵埃回収排出ユニットを示す斜視図 同フィルタ清掃ブロックの塵埃回収排出ユニットの側面図 同塵埃回収排出ユニットの塵埃回収ユニットを示す斜視図 同塵埃回収ユニットからフィルタ搬送用駆動部を取り外した状態を示す斜視図 同塵埃回収排出ユニットの塵埃回収ユニットを示す拡大斜視図 同塵埃回収ユニットからフィルタ搬送用駆動部を取り外した状態を示す拡大斜視図 同塵埃回収排出ユニットのフィルタ清掃時におけるブラシ保持台の状態を示す拡大斜視図 同塵埃回収排出ユニットのブラシ清掃及び塵埃回収時におけるブラシ保持台の状態を示す拡大斜視図 (a)同塵埃回収排出ユニットのフィルタ清掃動作を説明する断面図、(b)同平面図、(c)同リンク機構を示す側面図 (a)同塵埃回収ユニットのブラシ清掃及び塵埃排出時の動作を説明する断面図、(b)同平面図断面図、(c)同リンク機構を示す側面図 同フィルタの清掃・塵埃回収・排出を行う制御の制御ブロック図 同制御ブロック図の制御を示すフローチャート 従来の塵埃回収排出ユニットを示す斜視図 (a)従来の塵埃回収排出ユニットのブラシ清掃時の断面図、(b)同塵埃回収排出ユニットの塵埃排出時の断面図
第1の発明は、室内機に内蔵されたエアフィルタと、前記エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシを保持したブラシ保持台と、前記ブラシ保持台を上向き姿勢と下向き姿勢に回転させる回転装置と、前記ブラシ保持台の下方に位置し前記ブラシで除去した塵埃を上面の開口を介して回収する塵埃回収部とを備え、前記塵埃回収部の開口は上向き姿勢から下向き姿勢に回転した前記ブラシ保持台のブラシ保持面自体で塞ぐ構成としてある。
これにより、塵埃回収に必要とされる駆動源はブラシ保持台を回転させる駆動源一つでよく、従来のようにブラシ保持台の駆動源とブレード付き塵埃受け部の駆動源の二つを必要とせず、塵埃回収機構の設置スペースを小型化することができる。従って、構成の簡素化とコストダウンを図ることが可能になる。また、設置スペースを小型化した分、すなわち省スペース化した分を利用して熱交換器を大きくしたり、付加機能部品を備えるなどして機能向上を実現したりすることもできる。
第2の発明は、第1の発明において、前記塵埃回収部は下向き姿勢のブラシに付着している塵埃を除去するブレードを備えた構成としてある。
これにより、下向き姿勢にしたブラシ保持台を揺動させればブラシに付着している塵埃を掻き落として効率よく塵埃回収部に回収することができ、塵埃回収効率を向上させることができる。
第3の発明は第1又は第2の発明において、前記ブラシ保持台はアームで回転自在に支持するとともに、塵埃回収部の開口面は傾斜面とした構成としてある。
これにより、ブラシ保持台のブラシ保持面を上向き姿勢から下向き姿勢に回転させたときブラシ保持面は傾斜状態となるが、塵埃回収部の開口面が傾斜面となっているのでブラシ保持面は塵埃回収部の開口面を確実に塞いで空気漏れを抑制でき、塵埃排出効率を向上させることができる。
第4の発明は第3の発明において、前記アームは二つ備え、前記二つのアームはそのアーム軸線が交差するような形でその端部をブラシ保持台に回転自在に連結した構成としてある。
これにより、ブラシ保持台は若干上下に動きながら回転してブラシを上向き姿勢から下向き姿勢に回転するようになるので、下向き姿勢になったブラシ保持台のブラシ保持面は塵埃回収部の上面開口に押し付けられるような形となる。よってブラシ保持面による塵埃回収部の上面開口閉塞効果を高めることができ、排出装置による塵埃排出効率を更に向上させることができる。
第5の発明は、第3または第4の発明において、前記アームはブラシ保持台の両端部分にそれぞれ設けた構成としてある。
これにより、室内機の幅方向に沿って長くなるブラシ保持台をその両端部分で回転自在に支持することになり、片持ち支持の場合に生じやすい動作トラブルを防止して信頼性の高い塵埃回収機構とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る空気調和機は、冷媒配管で互いに接続された室外機と室内機とで構成されている。
図1は、実施の形態1に係る空気調和機の室内機を示す斜視図、図2は同室内機の前面パネルを外した時の正面図、図3は同室内機の断面図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る室内機1は、本体2と、本体2の前面開口部2aを塞ぐ前面パネル3とを備えている。本体2の内部には、図3に示すように、上面開口部2bから取り入れられた室内空気を熱交換する熱交換器4と、熱交換器4で熱交換された空気を室内に吹き出すための風力源であるファン5とが設けられている。ファン5は、例えば、クロスフローファンであり、本体2の下方に設けられた吹出口6を通じて室内に空気を吹き出すように設けられている。また、本体2の内部には、吹出口6を開閉するとともに空気の吹き出し方向を上下に変更する上下風向変更羽根7と、空気の吹き出し方向を左右に変更する左右風向変更羽根8とが設けられている。
空気調和機が空調運転を開始すると、上下風向変更羽根7が開制御されて吹出口6が開放される。この状態でファン5が駆動されることで、室内空気が上面開口部2bを介して室内機の内部に取り入れられる。取り入れられた室内空気は、熱交換器4で熱交換され、ファン5を通過し、ファン5の送風方向の下流側に形成された通風路9を通過して、吹出口6より吹き出される。
また、上面開口部2bと熱交換器4との間には、上面開口部2bから取り入られた室内空気に含まれる塵埃を除去するためのエアフィルタ10が設けられている。エアフィルタ10は、枠体部分と、当該枠体部分に保持された網部分とを備えている。本実施の形態にかかる空気調和機は、エアフィルタ10の網部分に付着した塵埃を自動的に清掃するフィルタ清掃機能を備えている。
以下、フィルタ清掃機能について図4〜図17を用いて説明する。
図4は室内機のフィルタ清掃ブロックを示す斜視図、図5はフィルタ清掃ブロックの断面図、図6はフィルタ清掃ブロックのフィルタ清掃時を示す拡大断面図、図7はフィルタ清掃ブロックのブラシ清掃及び塵埃排出時を示す拡大断面図、図8はフィルタ清掃ブロックの塵埃回収排出ユニットを示す斜視図、図9はフィルタ清掃ブロックの塵埃回収排出ユニットの側面図、図10は塵埃回収排出ユニットの塵埃回収ユニットを示す斜視図、図11は塵埃回収ユニットからフィルタ搬送用駆動部を取り外した状態を示す斜視図、図12は塵埃回収排出ユニットの塵埃回収ユニットを示す拡大斜視図、図13は塵埃回収ユニットからフィルタ搬送用駆動部を取り外した状態を示す拡大斜視図、図14は塵埃回収排出ユニットのフィルタ清掃時におけるブラシ保持台の状態を示す拡大斜視図、図15は塵埃回収排出ユニットのブラシ清掃及び塵埃回収時におけるブラシ保持台の状態を示す拡大斜視図、図16(a)、(b)、(c)は塵埃回収排出ユニットのフィルタ清掃動作を説明する説明図、図17(a)、(b)、(c)は塵埃回収ユニットのブラシ清掃及び塵埃排出時の動作を説明する説明図である。
エアフィルタ10は、図5に示すようにフィルタ保持台11により保持されている。フィルタ保持台11には、エアフィルタ10を保持するための第1保持空間11Aと第2保持空間11Bとが設けられている。エアフィルタ10は、フィルタ搬送装置12により第1保持空間11Aと第2保持空間11Bに搬送される。
フィルタ搬送装置12は、図5に示すように、室内機の幅方向(図5では奥行き方向)に延在するシャフト13と、シャフト13の外周面の一部に取り付けられたギヤ14とを備えている。エアフィルタ10は、シャフト13に架け回されるとともに、ギヤ14と係合するように取り付けられる。
エアフィルタ10は、通常、第1保持空間11A内に位置し、上面開口部2bから取り入られた室内空気に含まれる塵埃を除去する。エアフィルタ10の清掃開始が指示されると、ギヤ14が正方向(図5では反時計回り)に回転し、エアフィルタ10は、第1保持空間11Aから第2保持空間11Bへと搬送される。エアフィルタ10が第2保持空間11Bに搬送されると、ギヤ14が逆方向(図5では時計回り)に回転し、エアフィルタ10は、第2保持空間11Bから第1保持空間11Aへ戻し搬送される。
なお、本実施の形態において、第1保持空間11Aから第2保持空間11Bまでのエアフィルタ10の搬送経路を「往路」といい、第2保持空間11Bから第1保持空間11Aまでのエアフィルタ10の搬送経路を「復路」という。
シャフト13の近傍には、エアフィルタ10がシャフト13の周囲に沿って移動するようにガイドするガイド部材15が設けられている。ガイド部材15は、シャフト13に対して所定の隙間を空けて設けられている。
エアフィルタ10を駆動するフィルタ搬送装置12のシャフト13近傍には、エアフィルタ10の表面に付着した塵埃を除去するブラシ16が設けられている。ブラシ16はブラシ回転装置の一例であるブラシ保持台17に取付け保持されており、そのブラシ保持台17の下方には樋状の塵埃回収部19が設けられている。塵埃回収部19はその内底面に前記ブラシ16に付着した塵埃を除去するブレード18が設けられている。なお、ブレード18は、例えば、ゴムなど弾性体、好ましくは柔軟性のある軟質性弾性体により構成されている。
上記ブラシ16、ブラシ保持台17、ブレード18、塵埃回収部19は、図10、図11に示すように、塵埃回収ユニットAを構成し、図8、図9に示すように吸引ファン等からなる排出装置21に連結して塵埃回収排出ユニットBを形成している。
塵埃回収排出ユニットBは、塵埃回収部19の排出装置21とは反対側の端部を開口させ、塵埃回収部19に回収された塵埃を吸引し屋外に排出するように構成されている。
なお、上記ブラシ16、ブラシ保持台17、ブレード18、塵埃回収部19からなる塵埃回収ユニットAはエアフィルタ10の幅方向に延在するように設けられている。
塵埃回収ユニットAの塵埃回収部19は、ブラシ16及びブレード18より除去された(掻き落とされた)塵埃を上面の開口22(図6参照)を介して受け止め回収するもので、図11等に示すように幅方向両端部分に保持部材20を設け、この保持部材20を介して前記ブラシ保持台17を保持している。この時、ブラシ保持台17は掻き落とされた塵埃が落下するための隙間Sを開口22部分に残している。
ブラシ保持台17は図14等に示すように断面略L状に形成され、ブラシ16を保持した面(以下、ブラシ保持面と称す)17aの反対側の面に数本の補強用リブ23が一体形成されている。
そして、上記ブラシ保持台17は、図13に示すようにその両端部にリンク機構24を備え、このリンク機構24の基端部側を前記塵埃回収部19両端の保持部材20に連結して、ブラシ16の先端部をエアフィルタ10に接触させる上向き姿勢と、ブレード18の先端部に接触させるから下向き姿勢とに回転移動させることが可能となっている。
また、上記ブラシ保持台17は、下向き姿勢、つまりブラシ16の先端部をブレード18の先端部に接触させる位置に移動した時、そのブラシ保持面17aが図7、図15に示すように塵埃回収部19の上面の開口22を塞ぎ、塵埃回収部19の内部を塵埃回収通路部25とする構成となっている。
一方、上記ブラシ保持台17の回転駆動源となるモータ等の回転装置26は、前記リンク機構24を駆動してブラシ保持台17を回転させるようになっており、図11に示すように、ブラシ保持台17を回転させることができるよう塵埃回収部19両端の保持部材20にそれぞれ取り付けられている。
リンク機構24は図16、図17の(c)に示すように、その軸線が交差するような形のアームA27とアームB28との組み合わせによって構成されている。アームA27はブラシ保持台17を回転させる回転装置26の軸29に連結して駆動アームとなり、アームB28はアームA27の回転によって従動する従動アームとなっていて、アームA27の回転によりアームB28が従動して矢印a、b、cに示すように若干下降もしくは上昇しながらブラシ保持台17を下向き姿勢或いは上向き姿勢に回転させる。
また、ブラシ保持台17を下向き姿勢にしたとき、ブラシ保持面17aは斜めに傾斜した状態となる。したがって、図7、図15に示すように、塵埃回収部19の開口部分に設けたブラシ保持台受け段部19aの段部面、すなわち開口面はブラシ保持台17の傾斜に沿うように傾斜状態となっている。
なお、塵埃回収部19の底面に設けられたブレード18は、ブレード部分以外を断面略円弧状のカバー18aによって覆うことにより、塵埃吸引排出時の大きな抵抗とならないようにされている。
また、フィルタ搬送装置12のギヤ14を駆動するモータ等のフィルタ駆動装置30は、図10、図12に示すようにブラシ保持台17の駆動源となる回転装置26と同様塵埃回収部19の両端の保持部材20に取り付けることにより、駆動源ユニットとして纏め設置してある。
図18は上記のように構成されたフィルタ清掃機能の制御ブロック図を示し、フィルタ搬送装置12を駆動するフィルタ駆動装置30、ブラシ保持台17を回転駆動する回転装置26、塵埃排出用の排出装置21は、室内機に設けられている制御部31によって制御される。その制御フローは図19に示す通りである。
以下、上記のように構成された空気調和機のエアフィルタ10に付着した塵埃を清掃し排出する動作の一例を説明する。
空気調和機は所定時間使用されフィルタ清掃開始信号が発せられると、ブラシ保持台17の駆動源である回転装置26が動作してブラシ保持台17を駆動し、ブラシ16がエアフィルタ10に接触する状態とする。その後、フィルタ駆動装置30が動作し、フィルタ搬送装置12のギヤ14が正方向(図5では反時計回り)に回転され、エアフィルタ10が第1保持空間11Aから第2保持空間11Bへ搬送される。
この搬送の間、ブラシ保持台17は、ブラシ16をエアフィルタ10と接触する位置で固定する。これにより、エアフィルタ10に付着した塵埃は、定位置で固定されるブラシ16で堰き止められ、除去される。この時、ブラシ16に付着した塵埃の一部は、隙間Sを通じて塵埃回収部19内に落下し回収される。
ここで、上記ブラシ16はエアフィルタ10への接触によって圧迫されることになるが、これを保持するブラシ保持台17は補強用リブ23によって補強されているので、撓み変形等することがない。よって、エアフィルタ10に付着した塵埃の除去効率が向上する。
なお、エアフィルタ10に付着した塵埃の除去効率を更に向上させるためブラシ16にダンパーなどの弾性体を設けてもよい。
ギヤ14が更に正方向に回転され、エアフィルタ10が第2保持空間11Bの終端まで到達すると、ギヤ14の正方向の回転が停止され、ブラシ16をエアフィルタ10に接触しない待機位置にしてギヤ14を逆回転させ、エアフィルタ10を元の位置に戻す。
以上の動作を必要ならば数回繰り返し、フィルタ清掃が終了する。
フィルタ清掃が終了すると、塵埃の排出動作が行われる。この塵埃の排出動作は図15のブラシ掃除&塵埃排出処理の動作フローのように行われる。
すなわち、エアフィルタ10の掃除動作が終了すると、まず塵埃排出用の排出装置21を駆動させる。その後、回転装置26を駆動し、ブラシ保持台17を逆方向(図5では反時計回り)に回転させ、ブラシ16をブラシ掃除位置、すなわち下向き姿勢にして塵埃回収部19内に臨ませる。
これにより、フィルタ清掃によって、塵埃回収部19内に落下し回収されている塵埃とブラシ16に付着している塵埃が排出装置21の吸引力によって吸引除去され、屋外へと排出される。
この時、本実施の形態では、ブラシ保持台17のブラシ保持面17aが塵埃回収部19の上面の開口22を塞ぎ、塵埃回収部19の内部を塵埃回収通路部25とする。
したがって、ブラシ16を下向き姿勢とするための駆動源と塵埃回収部19の開口を塞いで塵埃回収通路部25を形成するための駆動源とがブラシ保持台17の回転装置26だけでよくなる。
つまり、従来のようにブラシ保持台の駆動源とブレード付き塵埃受け部の駆動源の二つを必要とせず、駆動源設置スペースを小型化することができる。
よって、構成の簡素化とコストダウンを図ることが可能になる。
また、設置スペースを小型化した分、すなわち省スペース化した分を利用して熱交換器を大きくしたり、付加機能部品を備えるなどして機能向上を実現したりすることもできる。
また、本実施の形態では、塵埃回収部19の底部にブレード18を設けているので、ブラシ16をブレード18に接する状態で揺動させれば、ブラシ16に付着している塵埃の残部が機械的にも除去され、ブラシ16に付着残存している塵埃の除去、すなわちブラシ掃除の効率を高め、塵埃排出を効果的に行うことができる。
しかも、この時、ブラシ16はブレード18との接触によって圧迫されることになるが、前記の如くブラシ保持台17は補強用リブ23によって補強されているので、この時も撓み変形等することがない。よって、ブラシ16に付着残存している塵埃の除去を効率よく行うことができる。
また、上記ブラシ保持台17はリンク機構24で回転自在に支持しているので、ブラシ保持台17のブラシ保持面17aを上向き姿勢から下向き姿勢に回転させたときブラシ保持面17aは傾斜状態となる。しかしながら、本実施の形態では、上記塵埃回収部19の開口面は傾斜面となっているので、ブラシ保持台17が傾斜し、その位置に多少のバラつき等が生じても、ブラシ保持面17aは塵埃回収部19の開口22を確実に塞ぐことができる。よって、排出装置21による塵埃排出効率を更に向上させることができる。
また、上記ブラシ保持台17は塵埃回収部19の傾斜した開口面を形成するブラシ保持台受け段部19aの段部面に当接してそれ以上の回転を防止される。したがって、回転しすぎることによって生じる隙間(図7においてはブラシ保持台17の左右の端縁と塵埃回収部19の側壁面との間に生じる隙間)を防止でき、塵埃排出効率をより高いものとすることができる。
また、前記ブラシ保持台17を回転させるリンク機構24は二つのアーム27,28で構成し、前記二つのアーム27,28はそのアーム軸線が交差するような形でその端部をブラシ保持台17に回転自在に連結した構成としてある。
これにより、ブラシ保持台17は若干上下に動きながら回転してブラシ16を上向き姿勢から下向き姿勢にするようになるので、下向き姿勢になったブラシ保持台17のブラシ保持面17aは塵埃回収部19の開口22に設けたブラシ保持台受け段部19aに押し付けられるような形となる。よってブラシ保持面17aによる塵埃回収部19の開口閉塞効果を高めることができ、排出装置21による塵埃排出効率を更に向上させることができる。
また、前記アーム27,28を組み合わせて構成したリンク機構24はブラシ保持台17の両端部分にそれぞれ設けてあるから、室内機の幅方向に沿って長くなるブラシ保持台17をその両端部分で両持ち支持し駆動することになり、片持ち支持・駆動の場合に生じやすい動作トラブルを防止して信頼性の高い塵埃回収機構とすることができる。
なお、上記回転装置26及びリンク機構24はブラシ保持台17の両端に設けたが、これはいずれか一方端側だけに設けてもよい。また、回転装置26だけ一方端側に設けてもよい。この場合、駆動アームとなるアームA27の軸29はブラシ保持台17の長手方向に延ばして反対側のリンク機構24のアームA27の軸となるようにすればよい。
以上のようにして塵埃回収部19内でのブラシ16の塵埃除去及び塵埃回収部19内の塵埃排出が行われ、所定時間経過もしくはブラシ16の揺動回数が所定回数に達すると排出動作を終了する。
そして、塵埃排出が終了すると、ブラシ保持台17を上向き姿勢に戻してブラシ16がエアフィルタ10に接しない待機位置へと移動させるブラシリセットを行い、その後、塵埃排出装置を停止して動作を終了する。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれるものである。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、駆動源設置スペースを小型化でき、安価で高性能かつ多機能な空気調和機とすることができる。よって、一般家庭で使用される空気調和機を含む様々な空気調和機に適用できる。
1 室内機
2 本体
2a 前面開口部
2b 上面開口部
3 前面パネル
4 熱交換器
5 ファン
6 吹出口
7 上下風向変更羽根
8 左右風向変更羽根
9 通風路
10 エアフィルタ
11 フィルタ保持台
11A 第1保持空間
11B 第2保持空間
12 フィルタ搬送装置
13 シャフト
14 ギヤ
15 ガイド部材
16 ブラシ
17 ブラシ保持台
17a ブラシ保持面
18 ブレード
18a カバー
19 塵埃回収部
19a ブラシ保持台受け段部
20 保持部材
21 排出装置
22 開口
23 補強用リブ
24 リンク機構
25 塵埃回収通路部
26 回転装置
27 アームA
28 アームB
29 軸
30 フィルタ駆動装置
31 制御部

Claims (5)

  1. 室内機に内蔵されたエアフィルタと、前記エアフィルタに付着した塵埃を除去するブラシを保持したブラシ保持台と、前記ブラシ保持台を上向き姿勢と下向き姿勢に回転させる回転装置と、前記ブラシ保持台の下方に位置し前記ブラシで除去した塵埃を上面の開口を介して回収する塵埃回収部とを備え、前記塵埃回収部の開口は上向き姿勢から下向き姿勢に回転した前記ブラシ保持台のブラシ保持面自体で塞ぐ構成とした空気調和機。
  2. 塵埃回収部は下向き姿勢のブラシに付着している塵埃を除去するブレードを備えた構成とした請求項1記載の空気調和機。
  3. ブラシ保持台はリンク機構で回転自在に支持されるとともに、塵埃回収部の開口面は傾斜面とした請求項1又は2記載の空気調和機。
  4. リンク機構は、アーム二つ備え、前記二つのアームはそのアーム軸線が交差するような形でその端部をブラシ保持台に回転自在に連結された請求項3記載の空気調和機。
  5. リンク機構がブラシ保持台の両端部分にそれぞれ設けられた請求項3又は4記載の空気調和機。
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