JP6767523B2 - 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法 - Google Patents

電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6767523B2
JP6767523B2 JP2019001682A JP2019001682A JP6767523B2 JP 6767523 B2 JP6767523 B2 JP 6767523B2 JP 2019001682 A JP2019001682 A JP 2019001682A JP 2019001682 A JP2019001682 A JP 2019001682A JP 6767523 B2 JP6767523 B2 JP 6767523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
laminated body
roller
respect
seam welding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019001682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020110813A (ja
Inventor
泰宏 河合
泰宏 河合
光隆 伊賀上
光隆 伊賀上
児玉 哲也
哲也 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2019001682A priority Critical patent/JP6767523B2/ja
Priority to US16/724,611 priority patent/US11440128B2/en
Priority to CN202010022446.XA priority patent/CN111421213B/zh
Publication of JP2020110813A publication Critical patent/JP2020110813A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6767523B2 publication Critical patent/JP6767523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/24Electric supply or control circuits therefor
    • B23K11/25Monitoring devices
    • B23K11/252Monitoring devices using digital means
    • B23K11/253Monitoring devices using digital means the measured parameter being a displacement or a position
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/31Electrode holders and actuating devices therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/06Resistance welding; Severing by resistance heating using roller electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/06Resistance welding; Severing by resistance heating using roller electrodes
    • B23K11/061Resistance welding; Severing by resistance heating using roller electrodes for welding rectilinear seams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/3036Roller electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/30Features relating to electrodes
    • B23K11/31Electrode holders and actuating devices therefor
    • B23K11/312Electrode holders and actuating devices therefor for several electrodes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K11/00Resistance welding; Severing by resistance heating
    • B23K11/36Auxiliary equipment

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Resistance Welding (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

本発明は、シーム溶接装置のローラ電極の姿勢を確認する電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法に関する。
金属板等からなるワークを複数積層した積層体のワーク同士の間に、複数のナゲットを互いに重なり合うように連続的に形成することで、該ワーク同士を接合するシーム溶接方法が知られている。シーム溶接を行うシーム溶接装置は、積層体を挟む一組のローラ電極を備える。これらのローラ電極間を断続的に通電するとともに、該ローラ電極を回転させながら、積層体の溶接対象箇所上を相対的に進行させることで、シーム溶接が行われる。
この種のシーム溶接装置では、例えば、特許文献1に示すように、積層体の積層方向に対して、一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分(以下、単に「線分」ともいう)を、ローラ電極の進行方向(以下、単に「進行方向」ともいう)の前方又は後方に向かって相対的に傾けた状態で、シーム溶接を行うことがある。
このように溶接時における積層体に対するローラ電極の姿勢を、積層体の形状等に応じて適切に設定することで、例えば、ナゲットを良好に形成したり、スパッタの発生を抑制したりすることが可能になる。つまり、シーム溶接を良好に行うためには、積層体に対してローラ電極が適切な姿勢に維持されている必要があり、実際の溶接時において、積層体に対するローラ電極の姿勢を精度よく確認可能であることが求められる。
特許第5865132号公報
しかしながら、ローラ電極の姿勢として、積層体に対する線分の方向の確認を行う場合、作業者の目視に頼っていたため、種々の形状の積層体に対するローラ電極の溶接時の姿勢を精度よく確認することは困難であった。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、シーム溶接装置について、ワークの積層体に対するローラ電極の溶接時の姿勢を高精度に確認することが可能な電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法を提供する。
本発明の一態様は、複数のワークを積層した積層体を一組のローラ電極で挟んでシーム溶接を行うシーム溶接装置について、前記積層体に対する前記ローラ電極の姿勢を確認する電極姿勢確認装置であって、前記一組のローラ電極の一方を取り外した前記シーム溶接装置に着脱自在に装着される機台と、前記機台に設けられ、取り外される前の前記一方のローラ電極が、他方の前記ローラ電極との間に前記積層体を挟む際に、該一方のローラ電極の外周面のうち、前記一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分上にある部分に相当する位置に固定される位置決め面を有する位置決めガイドと、前記機台に設けられ、前記位置決め面よりも、前記積層体に対する前記ローラ電極の進行方向の前方及び後方にそれぞれ固定され、前記位置決め面及び前記他方のローラ電極で挟まれた前記積層体との、前記線分の延在方向に沿った距離をそれぞれ検出する一組の距離センサと、前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対する前記線分の方向を取得するためのデータを算出する演算部と、を備える。
本発明の別の一態様は、複数のワークを積層した積層体を一組のローラ電極で挟んでシーム溶接を行うシーム溶接装置について、前記積層体に対する前記ローラ電極の姿勢を確認する電極姿勢確認方法であって、前記一組のローラ電極の一方を取り外した前記シーム溶接装置に、位置決めガイドを有する機台を着脱自在に装着し、取り外される前の前記一方のローラ電極が、他方の前記ローラ電極との間に前記積層体を挟む際に、該一方のローラ電極の外周面のうち、前記一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分上にある部分に相当する位置に、前記位置決めガイドの位置決め面を固定する固定工程と、前記機台の前記位置決め面よりも、前記積層体に対する前記ローラ電極の進行方向の前方及び後方にそれぞれ固定された一組の距離センサにより、前記位置決め面及び前記他方のローラ電極で挟まれた前記積層体までの、前記線分の延在方向に沿った距離をそれぞれ検出する検出工程と、前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対する前記線分の方向を取得するためのデータを算出する演算工程と、を有する。
本発明では、一方のローラ電極を取り外したシーム溶接装置に機台を装着して、位置決め面及び一組の距離センサを上記の配置に固定する。これによって、位置決め面は、取り外される前の一方のローラ電極の外周面のうち、一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分(以下、単に「線分」ともいう)上にある部分を再現することができる。このため、一組の距離センサの検出結果に基づいて、積層体に対する線分の方向を取得するためのデータを算出することで、作業者の目視等に頼らずに、実際のシーム溶接装置による溶接時に一組のローラ電極で積層体を挟んだ場合に相当する積層体に対する線分の方向を求めることができる。従って、積層体に対するローラ電極の溶接時の姿勢を高精度に確認することができる。
本発明の実施形態に係る電極姿勢確認装置が装着されていない状態のシーム溶接装置の要部概略構成図である。 図1のシーム溶接装置の一組のローラ電極に積層体を挟んだ状態を説明する要部斜視図である。 図1のシーム溶接装置によるシーム溶接時の積層体に対する一組のローラ電極の姿勢を説明する説明図である。 一方のローラ電極を取り外したシーム溶接装置に装着された電極姿勢確認装置を説明する概略構成図である。 図5Aは、電極姿勢確認装置の要部概略構成図であり、図5Bは、図5Aの電極姿勢確認装置にゼロ位置を設定するための治具を装着した様子を説明する説明図である。 電極姿勢確認装置の機台をシーム溶接装置に装着する様子を説明する説明図である。 電極姿勢確認装置により、シーム溶接装置の積層体に対する一組のローラ電極の姿勢を確認する様子を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る電極姿勢確認方法を説明するフローチャートである。
本発明に係る電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の図において、同一又は同様の機能及び効果を奏する構成要素に対しては同一の参照符号を付し、繰り返しの説明を省略する場合がある。
本実施形態に係る電極姿勢確認装置10(図4〜図7参照)は、図2及び図3に示すように、複数のワーク12を積層した積層体14を円板状の第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18の外周面同士の間に挟んでシーム溶接を行うシーム溶接装置20(図1参照)に装着して用いることができる。そこで、先ず、図1〜図3を参照しつつ、シーム溶接装置20について簡単に説明する。
積層体14は、例えば、自動車のドア開口部を構成するフランジ部(何れも不図示)であり、3枚のワーク12(金属板)が積層されることにより形成される。なお、積層体14を形成するべく積層されるワーク12の数は3枚に限定されるものではなく、2枚であっても、4枚以上の複数であってもよい。
図1に示すように、シーム溶接装置20は、多関節ロボット22と、該多関節ロボット22の先端アーム24に支持されるシーム溶接機26と、多関節ロボット22及びシーム溶接機26を制御する制御ユニット28とを備える。多関節ロボット22は、いわゆる産業用ロボットとして構成されており、制御ユニット28の作用下で、シーム溶接機26を任意の位置で且つ任意の姿勢に移動可能である。
シーム溶接機26は、先端アーム24に対してマウント30を介して支持された第1駆動機構32及び第2駆動機構34と、第1駆動機構32に取り付けられた第1ローラ電極16と、第2駆動機構34に取り付けられた第2ローラ電極18とを有する。
図1及び図2に示すように、マウント30には、矢印X方向に沿ってガイドレール36が敷設される。ガイドレール36の下端側(矢印X1側)には、第1駆動機構32の第1テーブル38が、不図示のシリンダ等により、該ガイドレール36に沿って移動可能に設けられている。また、ガイドレール36よりも、その延在方向に沿った上方(矢印X2側)には、第2駆動機構34の第2テーブル40が固定された状態で設けられている。なお、第1テーブル38に代えて第2テーブル40がガイドレール36に沿って移動可能に設けられるとともに、第1テーブル38がガイドレール36に固定された状態で設けられてもよい。また、第1テーブル38及び第2テーブル40の両方がガイドレール36に沿って移動可能に設けられてもよい。
第1テーブル38には、矢印Y方向に延在する円柱状の支持部材42の一端側(矢印Y1側)が固定されている。支持部材42の他端側(矢印Y2側)に、第1ローラ電極16が回転可能に且つ着脱自在に固定されている。
第2駆動機構34は、回転軸44を回転駆動する回転駆動機構46を有する。回転軸44は、矢印Y方向に沿って延在し、その一端側(矢印Y1側)が回転駆動機構46に支持されるとともに、他端側(矢印Y2側)に第2ローラ電極18が固定されている。
つまり、第1テーブル38及び第2テーブル40を相対的に近接又は離間させることで、第1ローラ電極16と第2ローラ電極18とを相対的に近接又は離間させることができる。このため、第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18(以下、これらを総称して「一組のローラ電極16、18」ともいう)を、互いの間に積層体14を介在させた状態で近接させることで、一組のローラ電極16、18の外周面同士の間に積層体14を挟むことができる。
また、回転駆動機構46により回転軸44を介して第2ローラ電極18を回転駆動することができる。このため、一組のローラ電極16、18により積層体14を挟んだ状態で、第2ローラ電極18を回転駆動することで、積層体14に対しての一組のローラ電極16、18を相対的に進行させることができる。以下では、積層体14に対する一組のローラ電極16、18の進行方向を単に「進行方向」ともいう。
なお、本実施形態では、シーム溶接装置20は、回転駆動機構46により第2ローラ電極18を回転駆動することで、該第2ローラ電極18を介して一組のローラ電極16、18を積層体14に対して自走させることとした。しかしながら、シーム溶接装置20は、回転駆動機構46を備えず、多関節ロボット22(図1参照)により先端アーム24を移動させることで、一組のローラ電極16、18を回転させながら、積層体14に対して相対的に進行させることとしてもよい。
図3に示すように、一組のローラ電極16、18の回転中心同士を結ぶ線分L1(以下、単に「線分L1」ともいう)は、ガイドレール36(図1及び図2参照)の延在方向(矢印X方向)に沿う。なお、本実施形態では、第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18が互いに同形状であることとするが、第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18は互いの径や、軸方向の幅等が異なっていてもよい。
また、第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18は、リード線48を介して溶接電源部50と電気的に接続されている。溶接電源部50は、交流電源と溶接トランス等(何れも不図示)を含んで構成されるものであって、リード線48を介して第1ローラ電極16と第2ローラ電極18間に通電を行う。
図1に示すように、制御ユニット28は、シーム溶接機26を駆動制御する溶接機制御部52と、多関節ロボット22を駆動制御するロボット制御部54と、設計ティーチングデータ等を記憶する記憶部56とを有する。溶接機制御部52は、第1駆動機構32及び第2駆動機構34のシリンダ、回転駆動機構46、溶接電源部50等を駆動制御する。
ロボット制御部54は、積層体14に対する先端アーム24の位置等を調整して、積層体14に対する一組のローラ電極16、18の姿勢を調整したり、積層体14の溶接対象箇所に沿って一組のローラ電極16、18が進行するように先端アーム24を移動させたりする。これによって、図3に示すように、積層体14の積層方向D1に対して線分L1の延在方向を、進行方向の前方又は後方に向かって相対的に傾かせた状態で、一組のローラ電極16、18を進行させる。
つまり、ロボット制御部54により、積層体14と一組のローラ電極16、18との位置関係(以下、単に「位置関係」ともいう)を調整することにより、積層体14に対する線分L1の方向として、積層方向D1に対して線分L1が進行方向の前方又は後方へ傾斜する傾斜角度θ1が調整される。
また、ロボット制御部54は、例えば、記憶部56に記憶されるティーチングデータに基づいて動作することができる。また、記憶部56は、ティーチングデータとして、設計ティーチングデータを記憶している。設計ティーチングデータは、積層体14の形状の設計値に基づいて設定され、積層体14に対する線分L1の方向を取得するためのデータ(以下、単に「データ」ともいう)が目標値となる位置関係を示す。データの目標値は、例えば、シーム溶接によりワーク12同士の間にナゲットを良好に形成したり、スパッタの発生を抑制したりすることが可能になるように、積層体14の形状や材質等に応じて予め定めることができる。
次に、図4〜図7を参照しつつ、電極姿勢確認装置10について説明する。図4に示すように、電極姿勢確認装置10は、機台58と、該機台58に設けられた位置決めガイド60及び一組の距離センサ62と、例えば、制御ユニット28に組み込まれる演算部64とを主に備える。
機台58は、第1ローラ電極16(図1等参照)を取り外したシーム溶接装置20に着脱自在に装着される。本実施形態では、機台58には貫通孔66が形成されている。また、支持部材42の他端(矢印Y2側端)には、支持部材42の他部位の外径よりも外径が小さい小外径部42aが設けられている。小外径部42aの外径は、貫通孔66の内径よりも僅かに小さく設定されている。第1ローラ電極16が取り外された支持部材42の小外径部42aを貫通孔66に挿通した状態で、支持部材42に対して機台58がねじ止め等によって固定される。このため、回転駆動機構46により第2ローラ電極18が回転駆動されても、機台58は回転せず固定された状態である。
位置決めガイド60は、第2ローラ電極18に向かって機台58の基面58a(図5A参照)から突出し、その先端に位置決め面68が設けられている。図7に示すように、位置決め面68は、取り外される前の第1ローラ電極16が、第2ローラ電極18との間に積層体14を挟む際に、該第1ローラ電極16の外周面で線分L1上にある部分70に相当する位置に固定されている。なお、図7では、第2ローラ電極18を除くシーム溶接装置20の構成要素の図示が省略されている。
つまり、取り外される前の第1ローラ電極16の外周面の線分L1上の部分70を位置決め面68によって再現することができる。このため、電極姿勢確認装置10を装着したシーム溶接装置20を動作させることで、第2ローラ電極18及び位置決め面68を、互いの間に積層体14を挟んだ状態で、進行方向に相対的に移動させることができる。
一組の距離センサ62は、位置決め面68よりも、進行方向の前方に設けられた第1距離センサ72と、進行方向の後方に設けられた第2距離センサ74とからなる。これらの一組の距離センサ62は、位置決め面68及び第2ローラ電極18で挟まれた積層体14との間の距離を線分L1の延在方向に沿ってそれぞれ検出する。
また、例えば、設計ティーチングデータを用いてシーム溶接装置20を動作させたとき、すなわち、設計ティーチングデータが示す位置関係で、第2ローラ電極18及び位置決め面68を積層体14に対して相対的に進行させたとき、一組の距離センサ62のそれぞれは、連続的に検出結果を得ることが可能になっている。
本実施形態では、一組の距離センサ62は接触式であり、第1距離センサ72が第1接触子76を有し、第2距離センサ74が第2接触子78を有する。これらの第1接触子76及び第2接触子78が積層体14に接触することで該積層体14までの距離を検出する。しかしながら、特にこれには限定されず、一組の距離センサ62は、光や超音波等を利用して積層体14までの距離を検出する非接触式のものであってもよい。
演算部64は、一組の距離センサ62の検出結果に基づき、データを算出する。また、設計ティーチングデータを用いてシーム溶接装置20を動作させた場合には、演算部64は、第2ローラ電極18及び位置決め面68の進行を開始してからの経過時間に対応づけたデータを連続的に算出する。このようにして算出したデータ、又はデータから求められる積層体14に対する線分L1の方向は、記憶部56に記憶される。
ここで、図7に示すように、積層体14に対する線分L1の方向として、傾斜角度θ1を取得するためのデータを演算部64が算出する方法の一例を説明する。傾斜角度θ1は、線分L1の延在方向(矢印X方向)に直交する直交方向に対して、積層体14の面方向が矢印X1側又は矢印X2側に傾斜する角度θ2と等しい。そこで、演算部64は、データとして、一組の距離センサ62の検出結果の絶対値の差から距離差L2を求める。この距離差L2と、予め入力された一組の距離センサ62同士の距離L3を用いて、アークタンジェント(L1/L2)を演算する。これによって、角度θ2=傾斜角度θ1を求めることができる。
この際、図5Aに示すように、一組の距離センサ62は、位置決め面68の面方向に沿った位置を、正負を判断するためのゼロ位置D2とし、正負の検出を併せて行うことが好ましい。この場合、ゼロ位置D2に基づく正負から、積層体14の積層方向D1に対し線分L1が進行方向の前方又は後方の何れに傾いているかを検出することができる。
すなわち、例えば、図7に示すように、第1距離センサ72の検出結果が、該第1距離センサ72からゼロ位置D2(図5A参照)までの距離よりも大きい場合、該検出結果を正の値とする。また、第2距離センサ74の検出結果が、該第2距離センサ74からゼロ位置D2(図5参照)までの距離よりも小さい場合、該検出結果を負の値とする。
そして、演算部64は、上記のように、進行方向の前方にある第1距離センサ72の検出結果が正であり、進行方向の後方にある第2距離センサ74の検出結果が負であった場合には、積層体14の積層方向D1に対し線分L1が進行方向の前方に向かって傾斜していると判断することができる。これとは反対に、不図示ではあるが、第1距離センサ72の検出結果が負であり、第2距離センサ74の検出結果が正であった場合には、積層体14の積層方向D1に対し線分L1が進行方向の後方に向かって傾斜していると判断することができる。
上記のように、一組の距離センサ62にゼロ位置D2を設定する場合、例えば、図5Bに示す治具80を用いることができる。治具80は、互いに長さが等しい一組の脚部82と、脚部82の基端に掛け渡される当接部84とを有する。各脚部82は、線分L1に沿って延在する。また、各脚部82の長さは、機台58の位置決めガイド60を突出させる基面58aから、位置決め面68までの距離と等しい。当接部84は、線分L1に直交する方向に沿って延在する。
治具80の脚部82の先端を、機台58の基面58aに当接させるとともに、治具80の当接部84を、第1接触子76及び第2接触子78の先端と、位置決め面68とに共に接触させる。これによって、第1接触子76及び第2接触子78の先端と、位置決め面68とを面一とすることができるため、一組の距離センサ62に対して、容易にゼロ位置D2を設定することが可能になる。
本実施形態に係る電極姿勢確認装置10は、基本的には以上のように構成される。この電極姿勢確認装置10を用いて、シーム溶接装置20における積層体14に対する一組のローラ電極16、18の姿勢を確認する電極姿勢確認方法を説明する。
先ず、固定工程(図8のステップS1)を行う。固定工程では、図4に示すように、第1ローラ電極16(図1等参照)を取り外したシーム溶接装置20に着脱自在に機台58を装着する。そして、図7に示すように、取り外される前の第1ローラ電極16が、第2ローラ電極18との間に積層体14を挟む際に、第1ローラ電極16の外周面のうち線分L1上にある部分70に相当する位置に、位置決め面68を固定する。
この固定工程では、例えば、図6に示すように、第1ローラ電極16及び第2ローラ電極18の外周面が互いに当接するように、ガイドレール36に対して第1駆動機構32を配置した状態で、その支持部材42から第1ローラ電極16を取り外す。そして、第2ローラ電極18の外周面のうち、取り外される前の第1ローラ電極16の外周面が当接していた部分86に、位置決め面68が当接するように、支持部材42に機台58を取り付ける。これによって、取り外される前の第1ローラ電極16の外周面の部分70を位置決め面68によって再現した状態で、該位置決め面68を、第1駆動機構32とともにガイドレール36の延在方向に沿って移動させることができる。
また、上記のようにして、シーム溶接装置20に機台58を装着する際、第1距離センサ72及び第2距離センサ74の各々の第1接触子76及び第2接触子78は、ガイドレール36の延在方向に沿って変位して距離を検出可能となるように設けられる。上記の通り、ガイドレール36に沿って線分L1が延在するため、該ガイドレール36の延在方向に沿って変位可能に第1接触子76及び第2接触子78を設けることで、第1距離センサ72及び第2距離センサ74によって、線分L1の延在方向に沿った距離を検出することが可能になる。
次に、設計ティーチングデータを用いてシーム溶接装置20(図4参照)を動作させて、図7に示すように、位置決め面68と第2ローラ電極18の外周面との間で積層体14を挟む。この際、位置決め面68及び第2ローラ電極18と、積層体14との位置関係は、積層体14の形状の設計値に基づいて、データが目標値となるように設定される。この状態で、一組の距離センサ62により、線分L1の延在方向に沿った積層体14との距離をそれぞれ検出する検出工程(図8のステップS2)を行う。
また、検出工程では、設計ティーチングデータに基づいて、第2ローラ電極18及び位置決め面68を積層体14に対して相対的に進行させながら、一組の距離センサ62による検出を連続的に行う。さらに、一組の距離センサ62により、位置決め面68の面方向に沿った位置をゼロ位置D2とした正負の検出を併せて行う。
次に、一組の距離センサ62の検出結果に基づき、演算部64によりデータを算出する演算工程(図8のステップS3)を行う。本実施形態では、演算工程において、積層体14に対する線分L1の方向として、傾斜角度θ1を取得する。このため、算出されるデータは、上記の距離差L2である。この際、ゼロ位置D2に基づく正負から、積層方向D1に対し線分L1が進行方向の前方又は後方の何れに傾いているかも併せて検出する。
以上から、本実施形態に係る電極姿勢確認装置10及び電極姿勢確認方法では、第1ローラ電極16を取り外したシーム溶接装置20に機台58を装着して、位置決め面68及び一組の距離センサ62を上記の配置に固定する。これによって、位置決め面68は、取り外される前の第1ローラ電極16の外周面のうち、線分L1上にある部分70を再現することができる。このため、一組の距離センサ62の検出結果に基づいてデータを算出することで、作業者の目視等に頼らずに、実際のシーム溶接装置20による溶接時に一組のローラ電極16、18で積層体14を挟んだ場合に相当する積層体14に対する線分L1の方向を求めることができる。従って、積層体14に対する一組のローラ電極16、18の溶接時の姿勢を高精度に確認することができる。
また、第1ローラ電極16を取り外して、電極姿勢確認装置10を装着しているため、第1ローラ電極16等のシーム溶接装置20の構成要素に干渉されることなく一組の距離センサ62による検出を容易に行うことができる。
さらに、この電極姿勢確認装置10では、シーム溶接装置20による実際の溶接時に第1ローラ電極16が接触する積層体14の部分70に位置決め面68を接触させて一組の距離センサ62による検出を行うことができる。このため、通常の角度計等では測定することが困難な種々の形状の積層体14に対する一組のローラ電極16、18の姿勢を確認することができる。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認装置10では、一組のローラ電極16、18のうち、シーム溶接装置20から取り外されない他方のローラ電極(第2ローラ電極18)が、シーム溶接装置20の回転駆動機構46により回転駆動されることとした。
また、上記の実施形態に係る電極姿勢確認方法では、固定工程において、一組のローラ電極16、18のうち、シーム溶接装置20の回転駆動機構46により回転駆動されない側をシーム溶接装置20から取り外すこととした。
これらの場合、シーム溶接装置20を用いた実際の溶接時と同様にして、回転駆動機構46により第2ローラ電極18及び位置決め面68を、積層体14に対して相対的に進行させることができるため、積層体14に対する一組のローラ電極16、18の溶接時の姿勢をより高精度に確認することが可能になる。なお、上記のように、シーム溶接装置20が、回転駆動機構46を備えず、多関節ロボット22(図1参照)により一組のローラ電極16を進行させることとした場合、一組のローラ電極16、18の何れをシーム溶接装置20から取り外して、電極姿勢確認装置10を装着してもよい。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認装置10では、演算部64は、積層体14に対する線分L1の方向として、積層体14の積層方向D1に対して、線分L1の延在方向が進行方向の前後方向に傾斜する傾斜角度θ1を取得するためのデータを算出することとした。
また、上記の実施形態に係る電極姿勢確認方法において、演算工程では、積層体14に対する線分L1の方向として、積層体14の積層方向D1に対して、線分L1の延在方向が進行方向の前後方向に傾斜する傾斜角度θ1を取得するためのデータを算出することとした。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認装置10では、一組の距離センサ62は、位置決め面68の面方向に沿った位置を、正負を判断するためのゼロ位置D2とし、演算部64は、一組の距離センサ62の検出結果の絶対値の差と、一組の距離センサ62同士の距離L3とから傾斜角度θ1を求めるとともに、ゼロ位置D2に基づく正負から、積層体14の積層方向D1に対し線分L1の延在方向が進行方向の前方又は後方の何れに傾いているかを検出することとした。
また、上記の実施形態に係る電極姿勢確認方法において、検出工程では、一組の距離センサ62により、位置決め面68の面方向に沿った位置をゼロ位置D2とした正負の検出を併せて行い、演算工程では、一組の距離センサ62の検出結果の絶対値の差と、一組の距離センサ62同士の距離L3とから傾斜角度θ1を求めるとともに、ゼロ位置D2に基づく正負から、積層体14の積層方向D1に対し線分L1の延在方向が進行方向の前方又は後方の何れに傾いているかを検出することとした。
これらの場合、積層体14に対する一組のローラ電極16、18の姿勢を簡単な構成で高精度に求めることができる。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認装置10では、演算部64は、一組の距離センサ62の検出結果に基づき、積層体14に対して他方のローラ電極(第2ローラ電極18)及び位置決め面68の進行を開始してからの経過時間に対応づけたデータを連続的に算出することとした。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認方法において、検出工程では、積層体14に対して他方のローラ電極及び位置決め面68を進行させつつ、一組の距離センサ62による検出を連続的に行い、演算工程では、一組の距離センサ62の検出結果に基づき、積層体14に対して他方のローラ電極及び位置決め面68の進行を開始してからの経過時間に対応づけたデータを連続的に算出することとした。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認装置10では、積層体14の形状の設計値に基づいて設定され、データが目標値となる場合の積層体14と一組のローラ電極16、18との位置関係を示す設計ティーチングデータを用いてシーム溶接装置20を動作させたときに、演算部64は、経過時間に対応づけたデータを連続的に算出することとした。
上記の実施形態に係る電極姿勢確認方法において、検出工程では、積層体14の形状の設計値に基づいて設定され、データが目標値となる場合の積層体14と一組のローラ電極16、18との位置関係を示す設計ティーチングデータを用いてシーム溶接装置20を動作させつつ、一組の距離センサ62による検出を連続的に行うこととした。
例えば、積層体14の形状の設計値と積層体14の実際の形状とのばらつき等により、設計ティーチングデータが示す位置関係としても、データが目標値とならない場合がある。すなわち、設計ティーチングデータが示す位置関係とすると、積層体14に対する線分L1の方向が目標からずれた状態でシーム溶接が行われる場合がある。
電極姿勢確認装置10では、上記の通り、実際のシーム溶接装置20による溶接時に一組のローラ電極16、18で積層体14を挟んだ場合に相当するデータを求めることができる。換言すれば、積層体14の実際の形状に基づいたデータの実測値を求めることができる。従って、データの目標値と実測値との差分を算出することで、例えば、該差分を設計ティーチングデータに反映することが可能になり、ひいては、積層体14の実際の形状に基づいてデータが目標値を満たすように設定された位置関係を示す補正ティーチングデータを作成することが可能になる。
また、第2ローラ電極18及び位置決め面68が進行する速度と上記の経過時間とから、第2ローラ電極18及び位置決め面68が通過した積層体14の溶接対象箇所ごとに上記の差分を求めることができる。従って、積層体14の実際の形状に基づいてデータが目標値を満たすように設定された位置関係を示す補正ティーチングデータを効率的に作成することが可能になる。なお、電極姿勢確認装置10は、積層体14に対する第2ローラ電極18及び位置決め面68の進行を停止させた状態で、一組の距離センサ62による検出を行い、演算部64によるデータの算出を行ってもよい。
本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
10…電極姿勢確認装置 12…ワーク
14…積層体 16…第1ローラ電極
18…第2ローラ電極 20…シーム溶接装置
46…回転駆動機構 56…記憶部
58…機台 60…位置決めガイド
62…一組の距離センサ 64…演算部
68…位置決め面 70…部分
D1…積層方向 D2…ゼロ位置
L1…線分 L2…距離差
L3…距離 θ1…傾斜角度

Claims (10)

  1. 複数のワークを積層した積層体を一組のローラ電極で挟んでシーム溶接を行うシーム溶接装置について、前記積層体に対する前記ローラ電極の姿勢を確認する電極姿勢確認装置であって、
    前記一組のローラ電極の一方を取り外した前記シーム溶接装置に着脱自在に装着される機台と、
    前記機台に設けられ、取り外される前の前記一方のローラ電極が、他方の前記ローラ電極との間に前記積層体を挟む際に、該一方のローラ電極の外周面のうち、前記一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分上にある部分に相当する位置に固定される位置決め面を有する位置決めガイドと、
    前記機台に設けられ、前記位置決め面よりも、前記積層体に対する前記ローラ電極の進行方向の前方及び後方にそれぞれ固定され、前記位置決め面及び前記他方のローラ電極で挟まれた前記積層体との、前記線分の延在方向に沿った距離をそれぞれ検出する一組の距離センサと、
    前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対する前記線分の方向を取得するためのデータを算出する演算部と、
    を備える電極姿勢確認装置。
  2. 請求項1記載の電極姿勢確認装置において、
    前記一組のローラ電極のうち、前記シーム溶接装置から取り外されない前記他方のローラ電極は、前記シーム溶接装置の回転駆動機構により回転駆動される、電極姿勢確認装置。
  3. 請求項1又は2記載の電極姿勢確認装置において、
    前記演算部は、前記積層体に対する前記線分の方向として、前記積層体の積層方向に対して、前記線分の延在方向が前記進行方向の前後方向に傾斜する傾斜角度を取得するための前記データを算出する、電極姿勢確認装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電極姿勢確認装置において、
    前記演算部は、前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対して前記他方のローラ電極及び前記位置決め面の進行を開始してからの経過時間に対応づけた前記データを連続的に算出する、電極姿勢確認装置。
  5. 請求項4記載の電極姿勢確認装置において、
    前記積層体の形状の設計値に基づいて設定され、前記データが目標値となる場合の前記積層体と前記一組のローラ電極との位置関係を示す設計ティーチングデータを用いて前記シーム溶接装置を動作させたとき、
    前記演算部は、前記経過時間に対応づけた前記データを連続的に算出する、電極姿勢確認装置。
  6. 複数のワークを積層した積層体を一組のローラ電極で挟んでシーム溶接を行うシーム溶接装置について、前記積層体に対する前記ローラ電極の姿勢を確認する電極姿勢確認方法であって、
    前記一組のローラ電極の一方を取り外した前記シーム溶接装置に、位置決めガイドを有する機台を着脱自在に装着し、取り外される前の前記一方のローラ電極が、他方の前記ローラ電極との間に前記積層体を挟む際に、該一方のローラ電極の外周面のうち、前記一組のローラ電極の回転中心同士を結ぶ線分上にある部分に相当する位置に、前記位置決めガイドの位置決め面を固定する固定工程と、
    前記機台の前記位置決め面よりも、前記積層体に対する前記ローラ電極の進行方向の前方及び後方にそれぞれ固定された一組の距離センサにより、前記位置決め面及び前記他方のローラ電極で挟まれた前記積層体までの、前記線分の延在方向に沿った距離をそれぞれ検出する検出工程と、
    前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対する前記線分の方向を取得するためのデータを算出する演算工程と、
    を有する電極姿勢確認方法。
  7. 請求項6記載の電極姿勢確認方法において、
    前記固定工程では、前記一組のローラ電極のうち、前記シーム溶接装置の回転駆動機構により回転駆動されない側を前記シーム溶接装置から取り外す、電極姿勢確認方法。
  8. 請求項6又は7記載の電極姿勢確認方法において、
    前記演算工程では、前記積層体に対する前記線分の方向として、前記積層体の積層方向に対して、前記線分の延在方向が前記進行方向の前後方向に傾斜する傾斜角度を取得するための前記データを算出する、電極姿勢確認方法。
  9. 請求項6〜8の何れか1項に記載の電極姿勢確認方法において、
    前記検出工程では、前記積層体に対して前記他方のローラ電極及び前記位置決め面を進行させつつ、前記一組の距離センサによる検出を連続的に行い、
    前記演算工程では、前記一組の距離センサの検出結果に基づき、前記積層体に対して前記他方のローラ電極及び前記位置決め面の進行を開始してからの経過時間に対応づけた前記データを連続的に算出する、電極姿勢確認方法。
  10. 請求項9記載の電極姿勢確認方法において、
    前記検出工程では、前記積層体の形状の設計値に基づいて設定され、前記データが目標値となる場合の前記積層体と前記一組のローラ電極との位置関係を示す設計ティーチングデータを用いて前記シーム溶接装置を動作させつつ、前記一組の距離センサによる検出を連続的に行う、電極姿勢確認方法。
JP2019001682A 2019-01-09 2019-01-09 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法 Active JP6767523B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001682A JP6767523B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法
US16/724,611 US11440128B2 (en) 2019-01-09 2019-12-23 Electrode orientation checking apparatus and electrode orientation checking method
CN202010022446.XA CN111421213B (zh) 2019-01-09 2020-01-09 电极姿势确认装置和电极姿势确认方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019001682A JP6767523B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020110813A JP2020110813A (ja) 2020-07-27
JP6767523B2 true JP6767523B2 (ja) 2020-10-14

Family

ID=71404166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019001682A Active JP6767523B2 (ja) 2019-01-09 2019-01-09 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11440128B2 (ja)
JP (1) JP6767523B2 (ja)
CN (1) CN111421213B (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0019196B1 (de) * 1979-05-14 1983-09-28 L. SCHULER GmbH Vorrichtung zum Widerstands-Rollennahtschweissen
JP5437960B2 (ja) * 2010-09-27 2014-03-12 本田技研工業株式会社 シーム溶接反り防止方法および装置
FR2987571B1 (fr) * 2012-03-02 2014-03-28 Gaztransp Et Technigaz Dispositif d'orientation pour orienter un organe palpeur
JP5865132B2 (ja) 2012-03-13 2016-02-17 本田技研工業株式会社 シーム溶接方法及びシーム溶接装置
MY178856A (en) * 2012-12-18 2020-10-21 Honda Motor Co Ltd Seam welding apparatus, seam welding method, robot control device, and robot control method
JP5872730B2 (ja) 2013-02-15 2016-03-01 本田技研工業株式会社 シーム溶接方法及びシステム
KR101632500B1 (ko) * 2014-11-03 2016-07-04 주식회사 포스코 시임 용접기
CN104677337B (zh) 2015-02-09 2017-01-04 吉林大学 一种基于布拉格光纤光栅的高精度倾斜角传感装置
CN104668758A (zh) * 2015-03-13 2015-06-03 沈阳朝兴焊接设备有限公司 滚点焊机
KR101724461B1 (ko) * 2015-04-17 2017-04-07 현대자동차 주식회사 용접건 정렬상태 측정장치
CA3017303C (en) * 2016-03-14 2020-12-08 Honda Motor Co., Ltd. Seam welding method and seam welding device

Also Published As

Publication number Publication date
US11440128B2 (en) 2022-09-13
CN111421213A (zh) 2020-07-17
US20200215641A1 (en) 2020-07-09
CN111421213B (zh) 2021-12-17
JP2020110813A (ja) 2020-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10843285B2 (en) Welding device
JP6250555B2 (ja) シーム溶接設備、シーム溶接方法、ロボット制御装置及びロボットの制御方法
JP4195206B2 (ja) 摩擦攪拌接合装置
JP2007167896A (ja) シーム溶接機、シーム溶接装置、シーム溶接ロボットシステム、シーム溶接方法及びローラ電極の回転駆動制御プログラム作成方法
JP6086813B2 (ja) シーム溶接方法およびシーム溶接装置
JP2011005527A (ja) シーム溶接装置及びシーム溶接方法
US20150336221A1 (en) Tool for assembling components and system and method for same
JP5502462B2 (ja) アーク溶接ロボットの制御装置及びプログラム
JP2015226925A (ja) 接合組立装置
JP6302782B2 (ja) 欠陥補修装置及び欠陥補修方法
JP6767523B2 (ja) 電極姿勢確認装置及び電極姿勢確認方法
JP2000288789A (ja) 溶接ビード研削装置
WO2023084907A1 (ja) アーク溶接装置及びアーク溶接方法
JP3586021B2 (ja) 鋼製セグメント溶接用位置決め治具及び溶接装置
JP2003326382A (ja) レーザ溶接装置およびレーザ溶接方法
JP2007090412A (ja) 精密加工機
JP7124774B2 (ja) 形状計測装置
KR101768175B1 (ko) 스폿 용접 장치
JP3215554U (ja) シーム溶接機又はロールスポット溶接機
KR102603414B1 (ko) 절단 및 용접 통합 시스템 및 그 제어방법
JP2019093423A (ja) ワーク加工装置
JP2018126753A (ja) アーク溶接方法およびアーク溶接装置
WO2024048114A1 (ja) 溶接作業用台車、溶接作業システムおよび溶接作業方法
JP2014014829A (ja) 溶接装置
JP3682637B2 (ja) 自動溶接機における開先検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200917

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6767523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150