JP6767161B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、左右に並んで配置された引き出し式の扉を有する冷蔵庫に関する。また、本発明は、貯蔵庫に左右に並んで配置される引き出し式の扉に関する。
一般的に、冷蔵庫は、冷蔵室、冷凍室および野菜室等の複数の貯蔵室を備えている。そして、冷蔵庫の中には、庫内の同じ高さに横並びに複数の貯蔵室が設けられているものも多く存在する。
例えば、特許文献1には、製氷室と切り替え室とが左右に並んで設けられている冷蔵庫が開示されている。このような冷蔵庫では、一般に、製氷室と切り替え室とはともに引き出し式の扉を有する貯蔵室として備えられている。
そのため、左右に並んで配置されている引き出し式の扉の内側の各収納空間の間には、仕切り壁が設けられている。例えば、特許文献1に開示されている冷蔵庫1には、製氷室2と切り替え室3との間に、縦中仕切り壁8が設けられている。
特開2006−78057号公報
しかしながら、このような仕切り壁が設けられることで、収納空間の容積が低下してしまう。
そこで、本発明では、左右に並んで配置された引き出し式の扉を有する貯蔵庫または冷蔵庫において、扉の内側の収納空間をより有効に利用することのできる構成を提供する。
本発明の一局面にかかる冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体に対して、左右方向に並んで配置されている少なくとも2つの引き出し式の扉と、前記引き出し式の扉の内側にそれぞれ配置されている貯蔵容器とを備えている。そして、前記断熱箱体内において、左右方向に並んで配置されている各貯蔵容器の間は、少なくとも一部が開放空間となっている。
上記の本発明の冷蔵庫において、前記断熱箱体内における前記少なくとも2つの貯蔵容器の間は、開放空間となっていてもよい。
上記の本発明の冷蔵庫において、前記少なくとも2つの引き出し式の扉は、前記断熱箱体内に収容されるときに、互いに近づく方向に摺動してもよい。
上記の本発明の冷蔵庫は、前記引き出し式の扉を摺動可能に支持する第1のレール及び第2のレールをさらに有し、前記第1のレールは、前記貯蔵容器の側面と対向しており、前記第2のレールは、前記貯蔵容器の底面と対向していてもよい。
上記の本発明の冷蔵庫において、前記貯蔵容器は、前記開放空間にせり出すような形状を有していてもよい。
本発明の別の局面は、貯蔵庫に対して、左右方向に並んで配置される少なくとも2つの引き出し式の扉に関する。そして、前記少なくとも2つの引き出し式の扉を前記貯蔵庫内に収容した状態で互いに対向する位置の側面部には、密閉部材が設けられている。
本発明のさらに別の局面は、貯蔵庫に対して、左右方向に並んで配置される少なくとも2つの引き出し式の扉に関する。前記引き出し式の扉の内側には、前記貯蔵庫の壁面に当接しながら摺動する第1の当接部と第2の当接部とが設けられている。そして、前記第1の当接部は、前記貯蔵庫の側面上を摺動し、前記第2の当接部は、前記貯蔵庫の水平面上を摺動する。
上記の何れかの局面に係る引き出し式の扉の内側には、貯蔵容器がそれぞれ設けられていてもよい。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫では、断熱箱体内において、左右方向に並んで配置されている各貯蔵容器の間は、少なくとも一部が開放空間となっている。そのため、左右に並んで配置された引き出し式の扉を有する冷蔵庫において、扉の内側の収納空間をより有効に利用することができる。
また、本発明の別の局面は、貯蔵庫に対して、左右方向に並んで配置される少なくとも2つの引き出し式の扉である。そして、少なくとも2つの引き出し式の扉を貯蔵庫内に収容した状態で互いに対向する位置の側面部には、密閉部材が設けられている。この構成によれば、各貯蔵容器の間の少なくとも一部が開放空間となっている貯蔵庫において、引き出し扉を閉状態とした場合の密閉性を高めることができる。そのため、貯蔵室内の断熱性を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる冷蔵庫の外観を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫の中段に配置されている2つの収納空間(上部冷凍室及び製氷室)の内部構成を示す分解斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室に備えられている引き出し式の扉を引き出した状態を示す斜視図である。 左図は、上部冷凍室に取り付けられる引き出し式の扉(上部冷凍室扉)の裏面側の構成を示す斜視図である。右図は、製氷室に取り付けられる引き出し式の扉(製氷室扉)の裏面側の構成を示す斜視図である。 左図は、上部冷凍室扉に収納ケースを取り付けた状態を示す斜視図である。右図は、製氷室扉に貯氷ケースを取り付けた状態を示す斜視図である。 図1に示す冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の室内の構成を示す正面図である。 図1に示す冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の構成を示す上面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる冷蔵庫の中段に配置されている2つの収納空間(上部冷凍室及び製氷室)の内部構成を示す分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態にかかる冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の室内の構成を示す正面図である。 図9に示す冷蔵庫の上部冷凍室に備えられた収納ケースの形状を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態にかかる冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の室内の概略構成を示す上面図である。 図11に示す冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室にセットされる上部冷凍室扉及び製氷室扉の構成を示す上面図である。 図11に示す冷蔵庫の変形例にかかる上部冷凍室及び製氷室の室内の概略構成を示す上面図である。 図13に示す冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室にセットされる上部冷凍室扉及び製氷室扉の構成を示す上面図である。 従来の冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の室内の構成を示す正面図である。 従来の冷蔵庫の上部冷凍室及び製氷室の構成を示す上面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〔第1の実施形態〕
第1の実施形態では、本発明の冷蔵庫の一例として、冷蔵庫の中段に、引き出し式の扉を有する製氷室及び冷凍室が左右に並んで配置されている構成を例に挙げて説明する。但し、本発明の冷蔵庫の各貯蔵空間の配置は、これに限定はされない。
<冷蔵庫の全体構成>
図1には、本実施形態に係る冷蔵庫1の正面からの外観を示す。図1に示すように、冷蔵庫1は、最上段に冷蔵室11、上から2段目の右側に上部冷凍室12、上から2段目の左側に製氷室13、上から3段目に下部冷凍室14、最下段に野菜室15をそれぞれ備えている。
また、冷蔵庫1の各貯蔵空間には、開閉可能な扉(例えば、冷蔵室扉11a、上部冷凍室扉12a、製氷室扉13a)がそれぞれ設けられている。上段の冷蔵室11の扉としては、例えば、左右の何れかの端部から開閉する方式、左右両側から開閉可能な方式、左右に分割された観音開きの方式などを採用できる。本実施形態では、冷蔵室11の扉として、観音開き式の冷蔵室扉11a及び冷蔵室扉11bが設けられている。上から2段目の上部冷凍室12及び製氷室13には、引き出し式の上部冷凍室扉12a及び製氷室扉13aがそれぞれ設けられている。また、上から3段目の下部冷凍室14及び最下段の野菜室15の扉としては、引き出し式の下部冷凍室扉14a及び野菜室扉15aがそれぞれ設けられている。
本実施形態では、扉が設けられている面を冷蔵庫の前面とする。そして、前面を基準にして、冷蔵庫1の各面を上面、側面、背面、及び底面とする。したがって、本明細書中において、「前面側」または「背面側」と規定するときは、任意の位置を基準として前面又は背面が設けられている側、あるいは、任意の位置から前面又は背面へ向かう方向のことを意味する。
また、本明細書では、冷蔵庫1の前面から背面へ向かう方向、および冷蔵庫1の背面から前面を向かう方向のことを、前後方向と呼ぶ。また、本明細書では、冷蔵庫1の任意の一方の側面から他方の側面へ向かう方向のことを、左右方向または水平方向と呼ぶ。なお、冷蔵庫1の前面側から見て左側に位置する側面のことを、冷蔵庫1の左側面と呼び、冷蔵庫1の前面側から見て右側に位置する側面のことを、冷蔵庫1の右側面と呼ぶ。さらに、本明細書では、冷蔵庫1の上面から底面へ向かう方向、および冷蔵庫1の底面から上面を向かう方向のことを、上下方向または垂直方向と呼ぶ。
冷蔵庫1の内部には、冷凍サイクルが設けられている。冷蔵庫1に設けられている冷凍サイクルの構成については、従来公知の冷凍サイクルの構成が適用できる。
<製氷室及び上部冷凍室の構成>
続いて、上部冷凍室12および製氷室13のより詳細な構成について、図2および図3を参照しながら説明する。図2および図3には、主として、冷蔵庫1の上から2段目に配置された上部冷凍室12及び製氷室13の内部構成を示す。図2では、上部冷凍室12を構成する上部冷凍室扉12aおよび収納ケース(貯蔵容器)21、並びに、製氷室13を構成する製氷室扉13aおよび貯氷ケース(貯蔵容器)31を、冷蔵庫1から取り外した状態で示す。図3では、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aを、途中まで引き出した状態で示す。なお、図2では、冷蔵室11に取り付けられた扉の図示を省略している。
図2に示すように、冷蔵庫1の外形は、断熱箱体10によって形成されている。断熱箱体は、内箱と外箱との間に、発泡ポリウレタンなどの断熱材を充填して形成される。また、断熱箱体10は、仕切り壁51・52を有している。これらの仕切り壁51・52によって、断熱箱体10の内部が各貯蔵空間に区画されている。
上部冷凍室12および製氷室13は、断熱箱体10に対して左右に並んで配置されている。図2に示すように、上部冷凍室12および製氷室13は、仕切り壁51と仕切り壁52との間に配置されている。なお、本実施形態の冷蔵庫1においては、左右に並んで配置された上部冷凍室12と製氷室13との間には、仕切り壁が設けられていない。すなわち、上部冷凍室12と製氷室13との間は、開放空間となっている。
図2に示すように、断熱箱体10内の右側の側面12b及び断熱箱体10の左側の側面13bには、前後方向に細長い溝が形成されている。側面12bに形成された溝は、引き出し式の上部冷凍室扉12aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)54aであり、側面13bに形成された溝は、引き出し式の製氷室扉13aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)54bである。
また、図2に示すように、上部冷凍室12および製氷室13の底面を構成する仕切り壁52の上面(水平面)には、左右方向の中央付近に、前後方向に細長い2つの溝が形成されている。これら2つの溝は、互いに略平行に配置されている。これらの溝のうち、右側の溝は、引き出し式の上部冷凍室扉12aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)55aであり、左側の溝は、引き出し式の製氷室扉13aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)55bである。
収納ケース21は、上面が空いた箱状体である。同様に、貯氷ケース31も、上面が空いた箱状体である。収納ケース21及び貯氷ケース31は、例えば、ポリプロピレン、ポリスチレンなどのプラスチック樹脂を成形して得られる。貯氷ケース31の上方には、製氷装置(図示せず)が配置されている。そのため、貯氷ケース31の高さは、収納ケース21の高さと比較して小さくなっている。
収納ケース21は、引き出し式の上部冷凍室扉12aに取り付けられる(図5参照)。この構成により、上部冷凍室扉12aを引き出して扉を開放すると、図3に示すように、収納ケース21も上部冷凍室扉12aとともに引き出される。これにより、使用者は、上部冷凍室12内に食品などの収容物を入れたり、上部冷凍室12から収容物を取り出したりすることができる。
同様に、貯氷ケース31は、引き出し式の製氷室扉13aに取り付けられる。この構成により、製氷室扉13aを引き出して扉を開放すると、図3に示すように、貯氷ケース31も製氷室扉13aとともに引き出される。これにより、使用者は、製氷室13から氷を取り出すことができる。
本実施形態にかかる冷蔵庫1では、製氷室13と比較して上部冷凍室12の容積の方がやや大きくなっている。各貯蔵室の大きさに応じて、貯氷ケース31の内容積(具体的には、左右方向の幅)よりも収納ケース21の内容積(具体的には、左右方向の幅)の方が大きくなっている。また、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aの大きさも、各貯蔵室の大きさに応じて規定されている。なお、本発明において、各貯蔵室の大きさは任意であり、本実施形態の構成に限定はされない。
図4の左側には、上部冷凍室扉12aの内側(裏面側)の構成を示す。また、図4の右側には、製氷室扉13aの内側(裏面側)の構成を示す。
図4に示すように、上部冷凍室扉12aは、主な構成部材として、扉板22、パッキン(密閉部材)23、内側支持軸24、外側支持軸25、後方支持軸26、および移動ローラ(当接部)27a・27bを有している。
扉板22は、上部冷凍室扉12aの本体部分を主に構成する。断熱箱体10と同様に、扉板22の内部には、断熱材が充填されている。
パッキン23は、上部冷凍室扉12aを閉状態としたときに、上部冷凍室12内を外側空間から遮断する。すなわち、パッキン23は、貯蔵空間内を密閉し、断熱性能を維持するための部材である。パッキン23は、合成ゴムなどの柔軟性を有する材料で形成される。
図4に示すように、パッキン23は、扉板22の一側面部に配置された側面部23aと、扉板22の裏面の周囲に配置された裏面部23bとで構成される。図2および図3に示すように、側面部23aは、上部冷凍室扉12aと製氷室扉13aとを並べて冷蔵庫1内に収容した状態で、製氷室扉13aの扉板32の側面部33aと対向する。
内側支持軸24および外側支持軸25は、扉板22の裏面から、該裏面に対して略垂直に延びている。すなわち、内側支持軸24および外側支持軸25は、互いに略平行になっている。内側支持軸24および外側支持軸25は、例えば、ネジ(図示せず)などによって扉板22の裏面に取り付けられている。内側支持軸24は、上部冷凍室扉12aを冷蔵庫1内に収容した状態で、冷蔵庫1内の左右方向の内側に位置する。外側支持軸25は、上部冷凍室扉12aを冷蔵庫1内に収容した状態で、冷蔵庫1内の左右方向の外側(すなわち、側面12b側)に位置する。
内側支持軸24および外側支持軸25は、例えば、金属などの剛性を有する材料で形成される。内側支持軸24は、側方部材24aと、側方部材24aに対して略垂直に接続された底面部材24bとで構成される。これにより、内側支持軸24は、略L字型の断面形状を有している。同様に、外側支持軸25は、側方部材25aと、側方部材25aに対して略垂直に接続された底面部材25bとで構成される。これにより、外側支持軸25は、略L字型の断面形状を有している。
後方支持軸26は、内側支持軸24の後方側端部と、外側支持軸25の後方側端部とを連結している。一例では、後方支持軸26は板状の部材であり、内側支持軸24の底面部材24bと、外側支持軸25の底面部材25bとを連結するように構成されている。後方支持軸26は、例えば、外側支持軸25などと同じ金属、あるいは、剛性を有するプラスチック樹脂などで形成することができる。
移動ローラ27a・27bは、円形状部材であり、例えば、プラスチック樹脂などで形成されている。移動ローラ27aは、内側支持軸24の後方側端部の近傍に取り付けられている。より具体的には、移動ローラ27aは、内側支持軸24の側方部材24aにネジなどで固定されている。なお、移動ローラ27aは、側方部材24aに回転可能に取り付けられていてもよい。
移動ローラ27bは、外側支持軸25の後方側端部の近傍に取り付けられている。移動ローラ27bは、外側支持軸25の後方側端部の近傍に取り付けられている。より具体的には、移動ローラ27bは、外側支持軸25の側方部材25aにネジなどで固定されている。なお、移動ローラ27bは、側方部材25aに回転可能に取り付けられていてもよい。
上部冷凍室扉12aを冷蔵庫1内に収容した状態で、移動ローラ27aは、仕切り壁52上に形成された底面レール55aに当接するとともに、移動ローラ27bは、断熱箱体10の側面12bに形成された側面レール54aに当接する。そして、上部冷凍室扉12aを冷蔵庫1から引き出す際には、移動ローラ27aは、底面レール55aの壁面(底面)に当接しながら、底面レール55a上を摺動し、移動ローラ27bは、側面レール54aの壁面(底面)に当接しながら、側面レール54a上を摺動する。
図4に示すように、製氷室扉13aは、主な構成部材として、扉板32、パッキン(密閉部材)33、内側支持軸34、外側支持軸35、後方支持軸36、および移動ローラ(当接部)37a・37bを有している。
扉板32は、製氷室扉13aの本体部分を主に構成する。断熱箱体10や扉板22と同様に、扉板32の内部には、断熱材が充填されている。
パッキン33は、製氷室扉13aを閉状態としたときに、製氷室13内を外側空間から遮断する。すなわち、パッキン33は、貯蔵空間内を密閉し、断熱性能を維持するための部材である。パッキン33は、合成ゴムなどの柔軟性を有する材料で形成される。
図4に示すように、パッキン33は、扉板32の一側面部に配置された側面部33aと、扉板32の裏面の周囲に配置された裏面部33bとで構成される。図2および図3に示すように、側面部33aは、上部冷凍室扉12aと製氷室扉13aとを並べて冷蔵庫1内に収容した状態で、上部冷凍室扉12aの扉板22の側面部23aと対向する。
内側支持軸34および外側支持軸35は、扉板32の裏面から、該裏面に対して略垂直に延びている。すなわち、内側支持軸34および外側支持軸35は、互いに略平行になっている。内側支持軸34および外側支持軸35は、例えば、ネジ(図示せず)などによって扉板32の裏面に取り付けられている。内側支持軸34は、製氷室扉13aを冷蔵庫1内に収容した状態で、冷蔵庫1内の左右方向の内側に位置する。外側支持軸35は、製氷室扉13aを冷蔵庫1内に収容した状態で、冷蔵庫1内の左右方向の外側(すなわち、側面13b側)に位置する。
内側支持軸34および外側支持軸35は、内側支持軸24および外側支持軸25と同様に、例えば、金属などの剛性を有する材料で形成される。内側支持軸34は、側方部材34aと、側方部材34aに対して略垂直に接続された底面部材34bとで構成される。これにより、内側支持軸34は、略L字型の断面形状を有している。同様に、外側支持軸35は、側方部材35aと、側方部材35aに対して略垂直に接続された底面部材35bとで構成される。これにより、外側支持軸35は、略L字型の断面形状を有している。
後方支持軸36は、内側支持軸34の後方側端部と、外側支持軸35の後方側端部とを連結している。一例では、後方支持軸36は板状の部材であり、内側支持軸34の底面部材34bと、外側支持軸35の底面部材35bとを連結するように構成されている。後方支持軸36は、例えば、外側支持軸35などと同じ金属、あるいは、剛性を有するプラスチック樹脂などで形成することができる。
移動ローラ37a・37bは、移動ローラ27a・27bと同様に、円形状部材であり、例えば、プラスチック樹脂などで形成されている。移動ローラ37aは、内側支持軸34の後方側端部の近傍に取り付けられている。より具体的には、移動ローラ37aは、内側支持軸34の側方部材34aにネジなどで固定されている。なお、移動ローラ37aは、側方部材34aに回転可能に取り付けられていてもよい。
移動ローラ37bは、外側支持軸35の後方側端部の近傍に取り付けられている。移動ローラ37bは、外側支持軸35の後方側端部の近傍に取り付けられている。より具体的には、移動ローラ37bは、外側支持軸35の側方部材35aにネジなどで固定されている。なお、移動ローラ37bは、側方部材35aに回転可能に取り付けられていてもよい。
製氷室扉13aを冷蔵庫1内に収容した状態で、移動ローラ37aは、仕切り壁52上に形成された底面レール55bに当接するとともに、移動ローラ37bは、断熱箱体10の側面13bに形成された側面レール54bに当接する。そして、製氷室扉13aを冷蔵庫1から引き出す際には、移動ローラ37aは、底面レール55bの壁面(底面)に当接しながら、底面レール55b上を摺動し、移動ローラ37bは、側面レール54bの壁面(底面)に当接しながら、側面レール54b上を摺動する。
以上のような構成を有する上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aに対して、収納ケース21または貯氷ケース31がそれぞれセットされる。図5の左側には、上部冷凍室扉12aに収納ケース21をセットした状態を示す。図5の右側には、製氷室扉13aに貯氷ケース31をセットした状態を示す。
本実施形態では、収納ケース21および貯氷ケース31は、引き出し式の扉に対して取り外し可能にセットされる。これにより、収納ケース21および貯氷ケース31に汚れが付着した場合などに、各ケースを取り外して洗浄することができる。但し、本発明はこの構成に限定はされない。すなわち、引き出し式の扉と貯蔵容器とが一体化されている構成も本発明の範疇に含まれる。
以上のように、本実施形態にかかる冷蔵庫1では、断熱箱体10内において左右に並んで配置されている上部冷凍室12と製氷室13との間には、仕切り壁が設けられていない。すなわち、上部冷凍室12と製氷室13との間は、開放空間となっている。この構成により、左右に並んで配置された引き出し式の扉を有する冷蔵庫において、扉の内側の収納空間をより有効に利用することができる。
この点について、図6および図7を参照しながら以下に説明する。図6には、冷蔵庫1の上から2段目の貯蔵空間を前方から見た場合の構成を模式的に示す。図7には、冷蔵庫1の上から2段目の貯蔵空間を上方から見た場合の構成を模式的に示す。
また、比較のために、図15には、従来の冷蔵庫900の中段に設けられた貯蔵空間(具体的には、上部冷凍室912および製氷室913)を前方から見た場合の構成を模式的に示す。図16には、図15に示す貯蔵空間を上方から見た場合の構成を模式的に示す。なお、説明の便宜上、従来の冷蔵庫900の各貯蔵空間の配置は、冷蔵庫1と同じとする。
図6に示すように、冷蔵庫1の上から2段目の貯蔵空間内には、右側に収納ケース21、左側に貯氷ケース31が収容されている。そして、収納ケース21と貯氷ケース31との間(図6において太い破線で囲んだ部分)には、仕切り壁が設けられていない。
これに対して、従来の冷蔵庫900では、左右に並んで配置された2つの貯蔵室の間に仕切り壁953が設けられている。仕切り壁953が設けられていることで、収納ケース921及び貯氷ケース931の大きさ(具体的には、左右方向の幅)は、収納ケース21および貯氷ケース31の大きさよりも小さい。なお、図6には、従来の冷蔵庫900に設けられた収納ケース921および貯氷ケース931に相当するサイズの各ケースを破線で示す。
以上のように、本実施形態の冷蔵庫1によれば、上部冷凍室12および製氷室13の収納容量を従来の冷蔵庫900と比較して大きくすることができる。
なお、従来の冷蔵庫900においては、引き出し式扉912a・913aの扉板922・932の裏面の周囲にパッキン923・933が設けられている(図16参照)。そして、引き出し式の扉912a・913aを閉状態としたとき、扉板922・932の裏面に配置されたパッキン923・933は、断熱箱体の間口部分10a、および、断熱箱体内に配置された各仕切り壁951・952・953の前面に当接するような構成となっている。これにより、各貯蔵室の密閉性が保たれる。
これに対して、本実施形態にかかる冷蔵庫1では、左右に並んで配置された2つの貯蔵室(具体的には、上部冷凍室12および製氷室13)の間に仕切り壁が設けられていない。そのため、扉板の裏面にパッキンを設ける従来の構成では、隣接する各扉板の間に隙間が生じ、各貯蔵室の密閉性が低下する可能性がある。
そこで、本実施形態にかかる冷蔵庫1では、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aを断熱箱体10内に収容した状態で互いに対向する位置の側面部(すなわち、側面部23aおよび33a)に、パッキン23および33がそれぞれ設けられている。これにより、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aを閉状態としたときの上部冷凍室12および製氷室13内の密閉性を高めることができる。
また、図15に示すように、仕切り壁953が設けられている従来の冷蔵庫900では、貯蔵容器(具体的には、収納ケース921及び貯氷ケース931)の左右両側の側面に対向する位置に、引き出し式の扉を摺動可能に支持するレールが形成されている。
すなわち、引き出し式の扉912aの左側(内側)の移動ローラ927aを摺動可能に支持するレール955aは、仕切り壁953の側面に形成されている。また、引き出し式の扉912aの右側(外側)の移動ローラ927bを摺動可能に支持するレール954aは、断熱箱体10の側面12bに形成されている。
また、引き出し式の扉913aの右側(内側)の移動ローラ937aを摺動可能に支持するレール955bは、仕切り壁953の側面に形成されている。また、引き出し式の扉913aの左側(外側)の移動ローラ937bを摺動可能に支持するレール954bは、断熱箱体10の側面13bに形成されている。
これに対して、本実施形態にかかる冷蔵庫1には、上部冷凍室12と製氷室13との間に、仕切り壁が設けられておらず、開放空間となっている。そのため、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aを摺動可能に支持するレールが、従来の冷蔵庫900とは異なる位置に形成されている。
具体的には、図6に示すように、冷蔵庫1では、貯蔵容器(具体的には、収納ケース921及び貯氷ケース931)の左右両側に形成されている2つのレールのうち、一方側のレールは、貯蔵容器の側面と対向する位置に形成されている。また、他方側のレールは、貯蔵容器の底面と対向する位置に形成されている。
すなわち、上部冷凍室扉12aの左側(内側)の移動ローラ27aを摺動可能に支持する底面レール55aは、仕切り壁52の上面(水平面)に形成されている。また、上部冷凍室扉12aの右側(外側)の移動ローラ27bを摺動可能に支持する側面レール54aは、断熱箱体10の側面12bに形成されている。
また、製氷室扉13aの右側(内側)の移動ローラ37aを摺動可能に支持する底面レール55bは、仕切り壁52の上面(水平面)に形成されている。また、製氷室扉13aの左側(外側)の移動ローラ37bを摺動可能に支持する側面レール54bは、断熱箱体10の側面13bに形成されている。
上記の構成により、上部冷凍室扉12aに設けられた2つの移動ローラ27a・27bのうち、移動ローラ27bは、断熱箱体10の側面12b(具体的には、側面レール54a)上を摺動し、移動ローラ27aは、仕切り壁52の上面(具体的には、底面レール55a)上を摺動する。また、製氷室扉13aに設けられた2つの移動ローラ37a・37bのうち、移動ローラ37bは、断熱箱体10の側面13b(具体的には、側面レール54b)上を摺動し、移動ローラ37aは、仕切り壁52の上面(具体的には、底面レール55b)上を摺動する。
以上のように、上部冷凍室扉12aに設けられた2つの移動ローラ27a・27bは、それぞれ異なる高さに設けられた各レール上に配置される。そのため、2つの移動ローラ27a・27bの大きさ及び配置位置は、各レールに対応して異なっている。同様に、製氷室扉13aに設けられた2つの移動ローラ37a・37bは、それぞれ異なる高さに設けられた各レール上に配置される。そのため、2つの移動ローラ37a・37bの大きさ及び配置位置は、各レールに対応して異なっている。
<第1の実施形態のまとめ>
以上のように、本実施形態に係る冷蔵庫1には、左右に並んで配置されている上部冷凍室12と製氷室13との間に、仕切り壁が設けられていない。この構成により、左右に並んで配置された引き出し式の扉を有する冷蔵庫において、扉の内側の収納空間をより有効に利用することができる。
また、上記のような構成を有する冷蔵庫1に対して取り付けられる上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aには、冷蔵庫1に収容した状態で互いに対向する位置の側面部に、パッキン23および33がそれぞれ設けられている。これにより、上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aを閉状態としたときの上部冷凍室12および製氷室13内の密閉性を高めることができる。
また、上記のような構成を有する冷蔵庫1に対して取り付けられる上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aには、左右両側に移動ローラが取り付けられている。これら2つの移動ローラのうち、内側の移動ローラ(すなわち、移動ローラ27a・37a)は、仕切り壁52の上面(具体的には、底面レール55a)上を摺動する。また、これら2つの移動ローラのうち、外側の移動ローラ(すなわち、移動ローラ27b・37b)は、断熱箱体10の側面13b(具体的には、側面レール54b)上を摺動する。
上記のような構成を有する引き出し式の扉は、上部冷凍室12と製氷室13との間に仕切り壁が設けられていない冷蔵庫に対して、好適に利用することができる。
本実施形態では、本発明の一例として、冷凍室と製氷室とが左右に並んで配置されている構成を例に挙げて説明した。しかし、本発明の冷蔵庫はこれに限定はされない。すなわち、左右に並んで配置されている引き出し式扉の内側の貯蔵空間の組合せは、冷凍室と製氷室に限定はされない。これ以外にも、冷蔵室と野菜室とが左右に並んで配置されている構成や、冷凍室と冷凍室とが左右に並んで配置されている構成としてもよい。なお、本発明では、左右に並んで配置された各貯蔵空間の間は、少なくとも一部が開放空間となっている。そのため、左右に並んで配置された各貯蔵空間の設定温度は、同じとすることが好ましい。
〔第2の実施形態〕
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、冷蔵庫の上から2段目の貯蔵空間の構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
図8には、第2の実施形態にかかる冷蔵庫100の構成を示す。図8では、主として、冷蔵庫100の上から2段目に配置された上部冷凍室12及び製氷室13の内部構成を示す。図8では、上部冷凍室12を構成する上部冷凍室扉112aおよび収納ケース(貯蔵容器)121、並びに、製氷室13を構成する製氷室扉113aおよび貯氷ケース(貯蔵容器)131を、冷蔵庫100から取り外した状態で示す。
図8に示すように、冷蔵庫100の外形は、断熱箱体10によって形成されている。また、断熱箱体10は、仕切り壁51・52を有している。これらの仕切り壁51・52によって、断熱箱体10の内部が各貯蔵空間に区画されている。
第1の実施形態と同様に、上部冷凍室12および製氷室13は、断熱箱体10に対して左右に並んで配置されている。上部冷凍室12及び製氷室13は、仕切り壁51と仕切り壁52との間に配置されている。第1の実施形態の冷蔵庫1においては、上部冷凍室12と製氷室13との間は、開放空間となっていた。これに対して、第2の実施形態の冷蔵庫100では、上部冷凍室12と製氷室13との間に、仕切用突起153が設けられている。すなわち、第2の実施形態の冷蔵庫100では、上部冷凍室12と製氷室13との間に、部分的に仕切り壁が設けられており、上部冷凍室12と製氷室13との間は、部分的に開放空間となっている。
仕切用突起153は、仕切り壁52の上面から突出している。仕切用突起153は、上部冷凍室12と製氷室13との境界の下方部分に配置され、その上方部分では、上部冷凍室12と製氷室13との間は開放状態となっている、すなわち、仕切用突起153は、従来の冷蔵庫900の仕切り壁953(図15参照)のように、上部冷凍室と製氷室とを完全に遮断するのではなく、上部冷凍室12と製氷室13との間の一部分を占有するように配置されている。
図8に示すように、断熱箱体10内の右側の側面12b及び断熱箱体10の左側の側面13bには、前後方向に細長い溝が形成されている。側面12bに形成された溝は、引き出し式の上部冷凍室扉112aを摺動可能に支持する側面レール154aであり、側面13bに形成された溝は、引き出し式の製氷室扉113aを摺動可能に支持する側面レール154bである。側面レール154a・154bは、第1の実施形態の側面レール54a・54bと同様の構成を適用できる。
また、図8に示すように、上部冷凍室12と製氷室13との間の仕切用突起153の左右両側の側面には、前後方向に細長い溝がそれぞれ形成されている。これら2つの溝は、互いに略平行に配置されている。これらの溝のうち、右側の溝は、引き出し式の上部冷凍室扉112aを摺動可能に支持する側面レール155aであり、左側の溝は、引き出し式の製氷室扉113aを摺動可能に支持する側面レール155bである。
収納ケース121および貯氷ケース131は、第1の実施形態の収納ケース21および貯氷ケース31と同様の構成を適用できる。また、第1の実施形態と同様に、収納ケース121は、引き出し式の上部冷凍室扉112aに取り付けられる。また、貯氷ケース131は、引き出し式の製氷室扉113aに取り付けられる。
上部冷凍室扉112aは、主な構成部材として、扉板122、パッキン(密閉部材)123、内側支持軸124、外側支持軸125、後方支持軸126、および移動ローラ(当接部)127a・127bを有している。
扉板122、パッキン123、内側支持軸124、外側支持軸125、後方支持軸126、および移動ローラ127aはそれぞれ、第1の実施形態の扉板22、パッキン23、内側支持軸24、外側支持軸25、後方支持軸26、および移動ローラ27bと同様の構成を適用できる。移動ローラ127aについては、側面レール155a上を移動するように、第1の実施形態の移動ローラ27aよりも上方に配置されている。
製氷室扉113aは、主な構成部材として、扉板132、パッキン(密閉部材)133、内側支持軸134、外側支持軸135、後方支持軸136、および移動ローラ(当接部)137a・137bを有している。
扉板132、パッキン133、内側支持軸134、外側支持軸135、後方支持軸136、および移動ローラ137bはそれぞれ、第1の実施形態の扉板32、パッキン33、内側支持軸34、外側支持軸35、後方支持軸36、および移動ローラ37bと同様の構成を適用できる。移動ローラ137aについては、側面レール155b上を移動するように、第1の実施形態の移動ローラ37aよりも上方に配置されている。
以上のように、本実施形態に係る冷蔵庫100は、上部冷凍室12と製氷室13との間に仕切用突起153を備えている。そして、仕切用突起153の上方部分は開放空間となっている。これにより、仕切用突起153の上方部分の空間を貯蔵空間などとして有効利用できるとともに、上部冷凍室12と製氷室13とをより明確に区画することができる。
なお、本実施形態では、上部冷凍室12と製氷室13とを区画する仕切用突起153は、仕切り壁52上に配置されている。しかし、本発明は、この構成に限定はされない。仕切用突起153の代わりに、仕切り壁51の下面から突出するように設けられた仕切用突起を配置してもよい。
またあるいは、上部冷凍室12と製氷室13との間の前方部分に、仕切り壁51と仕切り壁52とを橋渡しするような柱状の仕切りを配置してもよい。この構成によれば、上部冷凍室12と製氷室13との間の後方部分は、開放空間となるため、この空間を有効利用することができる。また、この構成では、従来の冷蔵庫900と同様に、扉板の裏面にのみパッキンを設ければよい。
〔第3の実施形態〕
続いて、本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、収納ケースの形状が第2の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第2の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第3の実施形態では、第2の実施形態とは異なる点のみを説明する。
図9には、第3の実施形態にかかる冷蔵庫200の構成を示す。図9では、冷蔵庫200の上から2段目の貯蔵空間を前方から見た場合の構成を模式的に示す。なお、冷蔵庫200において、断熱箱体10、仕切り壁51・52、仕切用突起153、上部冷凍室扉112a、および製氷室扉113aは、第2の実施形態の冷蔵庫100と同様の構成を適用できる。
図9に示すように、冷蔵庫200の上から2段目の貯蔵空間内には、右側に収納ケース221、左側に貯氷ケース231が収容されている。収納ケース221と貯氷ケース231との間には、下方部分に仕切用突起153が設けられている。そして、仕切用突起153の上方には、仕切り壁が設けられておらず、開放空間となっている。
そこで、本実施形態の冷蔵庫200では、図9に示すように、収納ケース221の左部分が、開放空間にせり出すような形状を有している。図10には、収納ケース221の左側の形状を示す。収納ケース221には、左側面部に、張り出し部221aと、凹み部221bとが形成されている。
張り出し部221aは、図9に示すように、収納ケース221を冷蔵庫200内に収容した状態で、仕切用突起153の上方部分に位置する。そして、収納ケース221が冷蔵庫200内に収容されたときに、仕切用突起153は凹み部221b内に収まる。
本実施形態にかかる冷蔵庫200は、以上のように、収納ケース221の左部分が、開放空間にせり出すような形状を有している。これにより、収納ケース221の収納容積を増大させることができる。
なお、本実施形態では、上部冷凍室12の収納ケース221が開放空間にせり出す形状を有している。しかし、本発明はこれに限定はされず、例えば、製氷室13の貯氷ケース231が開放空間にせり出す形状を有していてもよい。
〔第4の実施形態〕
続いて、本発明の第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、冷蔵庫の上から2段目の貯蔵空間内に形成されたレールの構成が第1の実施形態とは異なっている。その他の構成については、基本的に第1の実施形態と同じ構成を適用することができる。そこで、第4の実施形態では、第1の実施形態とは異なる点のみを説明する。
図11には、第4の実施形態にかかる冷蔵庫300の構成を示す。図11では、冷蔵庫300の上部冷凍室12および製氷室13の内部の構成を模式的に示す。なお、図11では、上部冷凍室扉312a、製氷室扉313a、収納ケース21、および貯氷ケース31の図示は省略している。
また、図12は、冷蔵庫300の上から2段目の貯蔵空間(すなわち、上部冷凍室12および製氷室13)にセットされる上部冷凍室扉312aおよび製氷室扉313aを上方から見た場合の模式図である。図12では、上部冷凍室扉312aに収納ケース21を取り付けるとともに、製氷室扉313aに貯氷ケース31を取り付けた状態を示す。図12では、第1の実施形態の上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aと同じ構成部材については、図示を省略するか、同じ符号を付している。
図11に示すように、断熱箱体10内の右側の側面12bには、引き出し式の上部冷凍室扉312aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)354aが形成されている。また、断熱箱体10の左側の側面13bには、引き出し式の製氷室扉313aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)354bが形成されている。
第1の実施形態と同様に、側面レール354aおよび354bは、前後方向に延びる細長い溝である。但し、本実施形態では、側面レール354aおよび側面レール354bは、直線状ではなく、その後方部分に緩やかなカーブ部B1・B2をそれぞれ有している。これにより、側面レール354aは、後方部分において、内側(左側)に少し入り込む形状となっている。また、側面レール354bは、後方部分において、内側(右側)に少し入り込む形状となっている。さらに、側面レール354aおよび354bは、その前方部分において、レールの幅が徐々に広くなっている。そして、側面レール354aおよび354bの幅は、間口部分10aにおいて、最も広くなっている。
また、図11に示すように、上部冷凍室12および製氷室13の底面を構成する仕切り壁52の上面(水平面)には、左右方向の中央付近に、前後方向に細長い2つの溝が形成されている。これらの溝のうち、右側の溝は、引き出し式の上部冷凍室扉312aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)355aであり、左側の溝は、引き出し式の製氷室扉313aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)355bである。
第1の実施形態と同様に、底面レール355aと底面レール355bとは、互いに略平行に配置されている。但し、第1の実施形態では、底面レール55a・55bの幅は略一定であるのに対して、本実施形態では、底面レール355a・355bの幅は一定ではない。すなわち、底面レール355a・355bの前方部分の幅W1は、その後方部分の幅W2よりも大きくなっている。
より具体的には、底面レール355aの幅W1は、底面レール355aと対をなす側面レール354aのカーブ部B1との対向位置付近から徐々に狭くなり、後端部において幅W2となる。また、底面レール355bの幅W2は、底面レール355bと対をなす側面レール354bのカーブ部B2との対向位置付近から徐々に狭くなり、後端部において幅W2となる。
また、図12に示すように、上部冷凍室扉312aの外側支持軸25の前方部分には、ガイド部材328が設けられている。同様に、製氷室扉313aの外側支持軸35の前方部分には、ガイド部材338が設けられている。ガイド部材328・338は、外側へ(すなわち、冷蔵庫300の側面12bまたは側面13bの方へ)それぞれ突出している。ガイド部材328は、上部冷凍室扉312aを断熱箱体10内へ完全に収容したときに、側面レール354aの間口部分10a近傍の幅広の部分と合致するような構成となっている。また、ガイド部材338は、製氷室扉313aを断熱箱体10内へ完全に収容したときに、側面レール354bの間口部分10a近傍の幅広の部分と合致するような構成となっている。
以上のように、本実施形態では、上部冷凍室扉312aを摺動可能に支持する側面レール354aおよび底面レール355aは、その後方部分において、断熱箱体10によって形成される貯蔵空間の中央部分に寄るような形状となっている。同様に、製氷室扉313aを摺動可能に支持する側面レール354bおよび底面レール355bは、その後方部分において、断熱箱体10によって形成される貯蔵空間の中央部分に寄るような形状となっている。
これにより、上部冷凍室扉312aおよび製氷室扉313aは、どちらも断熱箱体10内に収容されるときに、互いに近づく方向に摺動する。つまり、上部冷凍室扉312aは、矢印A1方向に移動する。また、製氷室扉313aは、矢印A2方向に移動する。そしてこのとき、上部冷凍室扉312aおよび製氷室扉313aの前方部分に設けられたガイド部材328・338が側面レール354a・354b上を摺動することによって、上部冷凍室扉312aおよび製氷室扉313aの前方部分も互いに近づく方向に動かされる。
そのため、上部冷凍室扉312aおよび製氷室扉313aを冷蔵庫300内に収容したときに、扉板22の側面部23aに配置されたパッキン23と、扉板32の側面部33aに配置された33とを近づけることができる。これにより、各側面部23aおよび33aのパッキン同士をより密着させることができ、扉を閉状態としたときの上部冷凍室12および製氷室13の密閉性を高めることができる。
<第4の実施形態の変形例>
続いて、第4の実施形態の変形例について、図13および図14を参照しながら説明する。図13には、本変形例にかかる冷蔵庫400の構成を示す。図13では、冷蔵庫400の上部冷凍室12および製氷室13の内部の構成を模式的に示す。なお、図13では、上部冷凍室扉412a、製氷室扉413a、収納ケース21、および貯氷ケース31の図示は省略している。
また、図14は、冷蔵庫400の上から2段目の貯蔵空間(すなわち、上部冷凍室12および製氷室13)にセットされる上部冷凍室扉412aおよび製氷室扉413aを上方から見た場合の模式図である。図14では、上部冷凍室扉412aに収納ケース21を取り付けるとともに、製氷室扉413aに貯氷ケース31を取り付けた状態を示す。図14では、第1の実施形態の上部冷凍室扉12aおよび製氷室扉13aと同じ構成部材については、図示を省略するか、同じ符号を付している。
図13に示すように、断熱箱体10内の右側の側面12bには、引き出し式の上部冷凍室扉412aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)454aが形成されている。また、断熱箱体10の左側の側面13bには、引き出し式の製氷室扉413aを摺動可能に支持する側面レール(第1のレール)454bが形成されている。側面レール454a・454bの幅は、第4の実施形態の冷蔵庫300における側面レール354aおよび354bの幅よりも広くなっている。
また、図13に示すように、上部冷凍室12および製氷室13の底面を構成する仕切り壁52の上面(水平面)には、左右方向の中央付近に、前後方向に細長い2つの溝が形成されている。これらの溝のうち、右側の溝は、引き出し式の上部冷凍室扉412aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)455aであり、左側の溝は、引き出し式の製氷室扉413aを摺動可能に支持する底面レール(第2のレール)455bである。
第1の実施形態と同様に、底面レール455aと底面レール455bとは、互いに略平行に配置されている。但し、第1の実施形態では、底面レール55a・55bは略直線状に延びているのに対して、本変形例では、底面レール455a・455bは、部分的に蛇行するように形成されている。具体的には、底面レール455a・455bは、その後端部(破線B1で囲んだ部分)において、互いに近づくように曲がっている。また、底面レール455a・455bは、その前方部分(破線B2で囲んだ部分)において、互いに一旦近づいた後、再び離れるように曲がっている。
また、図14に示すように、上部冷凍室扉412aの内側支持軸24には、後方側に設けられた移動ローラ27aに加えて、前方側にも移動ローラ427a’が設けられている。また、製氷室扉413aの内側支持軸34には、後方側に設けられた移動ローラ37aに加えて、前方側にも移動ローラ437a’が設けられている。
以上の構成によれば、上部冷凍室扉412aを断熱箱体10内へ収容するときに、移動ローラ27aは、底面レール455aの後端側の湾曲部B1上を摺動する。また、移動ローラ427a’は、底面レール455aの前方側の湾曲部B2上を摺動する。これにより、上部冷凍室扉412aは、矢印A1方向に移動する。
また、製氷室扉413aを断熱箱体10内へ収容するときに、移動ローラ37aは、底面レール455bの後端側の湾曲部B1上を摺動する。また、移動ローラ437a’は、底面レール455aの前方側の湾曲部B2上を摺動する。これにより、製氷室扉413aは、矢印A2方向に移動する。
このように、本変形例においては、上部冷凍室扉412aの内側支持軸24の前方および後方に設けられた各移動ローラ27a・427a’の動きが、蛇行する底面レール455aによって規制される。また、製氷室扉413aの内側支持軸34の前方および後方に設けられた各移動ローラ37a・437a’の動きが、蛇行する底面レール455bによって規制される。さらに、側面レール454a・454bの幅は、第4の実施形態の側面レール354aおよび354bの幅よりも広くなっている。そのため、上部冷凍室扉412aおよび製氷室扉413aを断熱箱体10内に収容するときに、側面レール454a・454bの上を摺動する移動ローラ27b・37b(図14では図示せず)は、左右方向にある程度位置をずらすことができる。
これにより、上部冷凍室扉412aおよび製氷室扉413aを断熱箱体10内に収容するときに、上部冷凍室扉412aおよび製氷室扉413aを互いに近づく方向に摺動させることができる。なお、本変形例にかかる構成においては、ガイド部材328・338は設けられていなくてもよい。
以上より、本変形例によれば、上部冷凍室扉412aおよび製氷室扉413aを冷蔵庫400内に収容したときに、扉板22の側面部23aに配置されたパッキン23と、扉板32の側面部33aに配置された33とを近づけることができる。これにより、各側面部23aおよび33aのパッキン同士をより密着させることができ、扉を閉状態としたときの上部冷凍室12および製氷室13の密閉性を高めることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した異なる実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
1 :冷蔵庫
10 :断熱箱体
12 :上部冷凍室
12a :上部冷凍室扉(引き出し式の扉)
13 :製氷室
13a :製氷室扉(引き出し式の扉)
21 :収納ケース(貯蔵容器)
23 :パッキン(密閉部材)
23a :側面部
27a :移動ローラ(第2の当接部)
27b :移動ローラ(第1の当接部)
31 :貯氷ケース(貯蔵容器)
33 :パッキン(密閉部材)
33a :側面部
37a :移動ローラ(第2の当接部)
37b :移動ローラ(第1の当接部)
54a :側面レール(第1のレール)
54b :側面レール(第1のレール)
55a :底面レール(第2のレール)
55b :底面レール(第2のレール)
221 :収納ケース(貯蔵容器)

Claims (6)

  1. 断熱箱体と、
    前記断熱箱体に対して、左右方向に並んで配置されている少なくとも2つの引き出し式の扉と、
    前記引き出し式の扉の内側にそれぞれ配置されている貯蔵容器と
    を備えている冷蔵庫であって、
    前記断熱箱体内において、左右方向に並んで配置されている各貯蔵容器の間は、少なくとも一部が開放空間となっており、
    前記少なくとも2つの引き出し式の扉は、前記断熱箱体内に収容されるときに、互いに近づく方向に摺動する、冷蔵庫。
  2. 前記少なくとも2つの引き出し式の扉を前記断熱箱体内に収容した状態で互いに対向する位置の側面部には、密閉部材が設けられている、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記少なくとも2つの引き出し式の扉を前記断熱箱体内に収容した状態で互いに外側となる位置に、前記扉を互いに近づく方向に摺動するガイド部材を有する、請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記引き出し式の扉を前後方向に摺動可能に支持する第1のレールおよび第2のレールを有しており、
    前記第1のレールおよび前記第2のレールは、前記断熱箱体の後方部分において、前記断熱箱体によって形成される貯蔵空間の中央部分に寄るような形状となっている、
    請求項1から3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記第1のレールは、前記貯蔵容器の側面と対向しており、
    前記第2のレールは、前記貯蔵容器の底面と対向している、
    請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記貯蔵容器は、前記開放空間にせり出すような形状を有している、請求項1から5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
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