JP6766370B2 - 偏光子、偏光子ホルダー、及び光配向装置 - Google Patents

偏光子、偏光子ホルダー、及び光配向装置 Download PDF

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Description

本発明は、光を偏光する偏光子、偏光子を搭載する偏光子ホルダー、及び、偏光子によって偏光された光を光配向膜に照射する光配向装置に関するものである。
液晶表示装置は、一般に駆動素子が形成された対向基板とカラーフィルタとを対向配置して周囲を封止し、その間隙に液晶材料を充填した構造を有する。そして、液晶材料は屈折率異方性を有しており、液晶材料に印加された電圧の方向に沿うように整列される状態と、電圧が印加されない状態との違いから、オンオフを切り替えて画素を表示することができる。ここで液晶材料を挟持する基板には、液晶材料を配向させるために配向膜が設けられている。
配向膜としては、例えば、ポリイミドに代表される高分子材料が用いたものが知られており、この高分子材料を布等により摩擦するラビング処理が施されることによって配向規制力を有するものとなる。
しかしながら、このようなラビング処理により配向規制力が付与された配向膜では、布等が異物として残存するといった問題があった。
これに対して直線偏光を照射することにより配向規制力を発現する配向膜、すなわち光配向膜では、上述のような布等によるラビング処理を施すことなく配向規制力を付与できるため、布等が異物として残存する不具合がないことから近年注目されている。
このような光配向膜への配向規制力付与のための直線偏光の照射方法としては、偏光子を介して露光する方法が一般的に用いられている。偏光子としては、例えば、図11に示すように、透明基板1001の上面ほぼ全面に、複数の細線1002が平行に配置されたものが用いられており、細線1002を構成する材料としては、アルミや酸化チタンが用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2009―265290号公報
しかしながら、上述のような光配向においては、偏光子が照射される光を吸収して高温(例えば、400℃)になってしまう。そして、このような高温では、細線を構成する材料としてアルミを用いた偏光子においては、偏光特性の劣化が早いため量産には向かないという問題がある。一方、細線を構成する材料として酸化チタンを用いた偏光子においては、アルミを用いた偏光子よりは劣化が遅いものの、この酸化チタンを用いた偏光子はアルミを用いたものよりも高価であり、生産コストが増大化してしまうという問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、光配向における偏光子の温度上昇を抑制して、偏光子の劣化を防止することが可能な偏光子、偏光子ホルダー、及び光配向装置を提供することを主目的とする。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、透明基板の上に、複数本の細線が並列に配置された複数の偏光用パターンと、前記細線よりも容積が大きい熱伝導性構造体から構成される熱伝導用パターンと、を有し、平面視上、前記熱伝導性構造体が、前記複数の偏光用パターンの間に形成されていることを特徴とする偏光子である。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記熱伝導性構造体が、前記細線を構成する第1の材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記熱伝導性構造体が、前記第1の材料から構成される第1の材料層の上に、第2の材料層を有することを特徴とする請求項2に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項4に係る発明は、前記第2の材料層が、前記第1の材料よりも熱伝導性が高い第2の材料から構成されることを特徴とする請求項3に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項5に係る発明は、前記熱伝導性構造体の厚みが、前記細線の厚みよりも厚いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項6に係る発明は、前記熱伝導用パターンが、前記細線と接触していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項7に係る発明は、前記熱伝導性構造体が、所定の一方向に、前記偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていないことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の偏光子である。
また、本発明の請求項8に係る発明は、透明基板の上に、複数本の細線が並列に配置され、前記細線と垂直な方向の偏光を透過し、前記細線と平行な方向の偏光を反射または吸収することで遮蔽する偏光用パターンと、前記細線よりも容積が大きい熱伝導性構造体から構成される熱伝導用パターンと、を有し、平面視上、前記熱伝導用パターンが、前記偏光用パターンの細線の延伸方向の両端に、偏光子の外周に沿って形成されており、前記偏光用パターンは、前記熱伝導用パターンと接触していることを特徴とする偏光子である。
また、本発明の請求項9に係る発明は、光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置に備えられ、前記偏光子を搭載する偏光子ホルダーであって、複数の開口部と、前記複数の開口部の間に形成されている桟部と、前記桟部と連結する外枠部と、を有することを特徴とする偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の偏光子を搭載した際に、平面視上、前記偏光子ホルダーの前記開口部が前記偏光子の前記偏光用パターンと重複する状態となる位置及び形態に、該開口部が形成されているか、若しくは、平面視上、前記偏光子ホルダーの前記開口部内に前記偏光子の前記偏光用パターンを含む状態となる位置及び形態に、該開口部が形成されていることを特徴とする請求項9に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項11に係る発明は、請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の偏光子を搭載した際に、平面視上、前記偏光子ホルダーの前記桟部が前記偏光子の前記熱伝導性構造体と重複する状態となる位置及び形態に、該桟部が形成されているか、若しくは、平面視上、前記偏光子の前記熱伝導性構造体内に前記偏光子ホルダーの前記桟部を含む状態となる位置及び形態に、該桟部が形成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項12に係る発明は、前記桟部に、冷媒が流れる流路を有することを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか1項に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項13に係る発明は、前記外枠部に、冷却構造部を有することを特徴とする請求項9乃至請求項12のいずれか1項に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項14に係る発明は、前記冷却構造部が、表面積を大きくするための凹凸構造を有することを特徴とする請求項13に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項15に係る発明は、前記桟部が、所定の一方向に、前記偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていないことを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか1項に記載の偏光子ホルダーである。
また、本発明の請求項16に係る発明は、光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置であって、前記偏光子を保持する偏光子保持機構に、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の偏光子を備えていることを特徴とする光配向装置である。
また、本発明の請求項17に係る発明は、光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置であって、前記偏光子を保持する偏光子保持機構に、請求項9乃至請求項15のいずれか1項に記載の偏光子ホルダーを備えていることを特徴とする光配向装置である。
また、本発明の請求項18に係る発明は、前記光配向膜を所定の方向に搬送する搬送機構を備えており、前記偏光子の前記熱伝導性構造体が、前記光配向膜が搬送される方向に、前記偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、前記偏光子が前記偏光子保持機構に備えられていることを特徴とする請求項16に記載の光配向装置である。
また、本発明の請求項19に係る発明は、前記光配向膜を所定の方向に搬送する搬送機構を備えており、前記偏光子ホルダーの前記桟部が、前記光配向膜が搬送される方向に、前記偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、前記偏光子ホルダーが前記偏光子保持機構に備えられていることを特徴とする請求項17に記載の光配向装置である。
本発明によれば、光配向における偏光子の温度上昇を抑制して、偏光子の劣化を防止することが可能となる。それゆえ、細線を構成する材料としてアルミを用いた偏光子を量産に使用することも可能になり、生産コストを低く抑えることも可能となる。
本発明に係る偏光子の一例について示す図 図1に示す本発明に係る偏光子の他の平面形態例について示す図 本発明に係る偏光子の変形形態の一例について示す図 図3に示す本発明に係る偏光子の他の平面形態例について示す図 本発明に係る偏光子ホルダーの一例について示す図 図1の偏光子を図5の偏光子ホルダーに搭載した状態について示す図 本発明に係る偏光子ホルダーの他の例について示す図 本発明に係る偏光子ホルダーの他の平面形態例について示す図 本発明に係る光配向装置の一例について示す図 本発明に係る光配向装置の他の例について示す図 従来の偏光子の一例について示す図
(偏光子)
まず、本発明に係る偏光子について説明する。
図1は、本発明に係る偏光子の一例について示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)のA−A線概略断面図である。
図1に示すように、偏光子10は、透明基板1の上に、複数本の細線2aが並列に配置された複数の偏光用パターン11と、細線2aよりも容積が大きい熱伝導性構造体13から構成される熱伝導用パターン12と、を有している。
ここで、熱伝導性構造体13は、平面視上、複数の偏光用パターン11の間に形成されている。
数本の細線2aが並列に配置されている偏光用パターン11は、細線2aと垂直な方向の偏光を透過し、細線2aの延伸方向と水平な方向の偏光を、吸収または反射することで遮蔽し、一方の偏光の光を取り出すことができる。
このような構成を有するため、偏光子10においては、熱伝導用パターン12を介して、偏光子10を搭載する偏光子ホルダー等、偏光子10と接触する物体に、偏光子10に蓄積される熱を逃がすことができる。
それゆえ、光配向における偏光子の温度上昇を抑制して、劣化を防止することが可能となる。また、細線2aを構成する材料としてアルミを用いた偏光子を量産に使用することも可能になり、生産コストを低く抑えることも可能となる。
ここで、熱伝導性構造体13は、細線2aと同じ材料から構成されていても良い。同じ材料であっても、熱伝導性構造体13は細線2aよりも容積が大きいため、細線2aよりも偏光子10に蓄積される熱を、より効果的に他の物体に逃がすことができる。
また、熱伝導性構造体13が細線2aと同じ材料から構成される場合、細線2aの形成工程と同じ工程で熱伝導性構造体13も形成可能なため、偏光子10の製造も容易になる。
一方、熱伝導性構造体13は、細線2aとは異なる材料から構成されていても良い。また、細線2aと同じ材料を含む2種以上の材料から構成されていても良い。
例えば、図1に示す偏光子10において、熱伝導性構造体13は、第1の構造体2bの上に第2の構造体3aを積層した構成を有している。
ここで、上記の第1の構造体2bは、細線2aと同じ材料(第1の材料)から構成されている。一方、上記の第2の構造体3aは、第1の構造体2bと同じ材料から構成されていても良く、また、第1の構造体2bとは異なる材料から構成されていても良い。
偏光子10に蓄積される熱を、より効果的に他の物体に逃がす目的からは、第2の構造体3aは、細線2aを構成する材料よりも熱伝導性が高い材料(第2の材料)を含む構成とすることが好ましい。
波長が400nm以下の紫外線領域用の偏光用パターン11を構成する細線2aの材料としては、シリコン(Si)、モリブデンシリサイド(MoSi)、タングステン(W)、クロム(Cr)や、それらの窒化酸化物、および酸化チタン(TiOx)を用いることができる。MoSiは、TiOxに比べて紫外線領域での偏光可能な波長帯が広く使いやすい。紫外線領域の照射光を使用する場合は、特に熱の問題が顕著になる。
一方、波長が400nmから700nmの可視光領域用の偏光用パターン11を構成する細線2aの材料としては、アルミ(Al)、銀(Ag)、金(Au)、クロム(Cr)などを用いることができる。
例えば、細線2aを構成する材料(第1の材料)がアルミ(Al)や、クロム(Cr)の場合、上記の熱伝導性が高い材料(第2の材料)としては、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)を挙げることができる。光学特性を考慮すると銀(Ag)が好ましい。
細線2aを構成する材料(第1の材料)がシリコン(Si)、モリブデンシリサイド(MoSi)や、それらの酸化物、窒化物、窒化酸化の場合は、第2の材料としてはクロム(Cr)やタングステン(W)、およびそれらの酸化物、窒化物、窒化酸化物などを用いることができる。
含有させる金属の比率や、酸化窒化度合により熱伝導率は変わるが、熱伝導性の高い組成を上層とすることが好ましい。
なお細線の幅は、偏光させる光の波長にもよるが、20nmから300nm程度の物が用いられる。
ここで、第1の構造体2bは、細線2aと同じ材料(第1の材料)から構成される第1の材料層2を、平面視上、熱伝導用パターン12と重なる形態に加工して得ることができる。そして、この第1の構造体2bの形成は、細線2aの形成工程と同じ工程で行うことができる。より詳しくは、細線2aの形成工程と同じエッチングガスを用いて、同じエッチング装置でドライエッチングすることにより、細線2aと第1の構造体2bを、同一工程で形成することができる。
また、第2の構造体3aは、第2の材料層3を、平面視上、熱伝導用パターン12と重なる形態に加工して得ることができる。
なお、第1の構造体2bと第2の構造体3aとは、必ずしも厳密に重複していなくてもよい。例えば、第2の構造体3aの面積は、第1の構造体2bの面積よりも小さい形態であっても良い。より詳しくは、平面視上、第1の構造体2b内に第2の構造体3aを含む状態となる位置及び形態に、第2の構造体3aが形成されていてもよい。
本発明においては、熱伝導性構造体13の幅を、細線2aの幅より広くすることで、熱の流路が太くなり、熱を逃がし易くなる。それゆえ、熱伝導性構造体13の幅は、1本の細線2aの幅より大きい値で、適宜設定することが好ましい。
熱伝導性構造体13の幅は、偏光子全体の面積における、偏光用パターン11の面積と熱伝導用パターン12の面積の比などを考慮して設定すれば良い。熱伝導用パターン12の割合は多い方が熱を逃がしやく、多すぎると偏光領域が減少する。
また、本発明において、熱伝導性構造体13は、細線2aと同じ厚みであっても良いが、細線2aよりも厚い方が、より好ましい。例えば、図1に示す偏光子10において、熱伝導性構造体13は、細線2aよりも第2の材料層3の厚み(T)の分だけ厚い構成になっている。
このように厚くすることで、熱伝導性構造体13の容積をより大きくすることができ、偏光子10に蓄積される熱を、より効果的に他の物体に逃がすことができるからである。
また、熱伝導性構造体13を細線2aよりも厚い形態とすることで、上記の効果に加えて、偏光子10を偏光子ホルダーに搭載する際に、細線2aが偏光子ホルダーに接触して倒壊してしまうことを防止する効果も奏することになる。
本発明において、熱伝導用パターン12は、細線2aと接触していることが好ましい。
例えば、図1に示す偏光子10において、熱伝導用パターン12は、各偏光用パターン11に並列に配置された複数本の細線2aの両端と接触している。
このように接触した構成とすることで、細線2aに蓄積される熱を、熱伝導用パターン12を介して、より効果的に他の物体に逃がすことができるからである。
また、熱伝導用パターン12が細線2aの両端と接触していることで、細線2aが倒壊してしまうことを防止する効果も奏することになる。
図2は、図1に示すような複数の偏光用パターンを有する、本発明に係る偏光子の他の平面形態例について示す図である。
本発明においては、複数の偏光用パターン21の平面配置を、図2(a)に示す偏光子20のように、X方向、及びY方向に沿った配置(格子状の配置)としても良い。
しかしながら、光配向膜に連続的な未照射部(光配向装置において光配向膜が搬送される方向に平行なライン状の未照射部)を形成させないためには、複数の偏光用パターンの間に形成されている熱伝導性構造体が、所定の一方向(光配向装置において光配向膜が搬送される方向に相当)に、偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態とすることが、より好ましい。
例えば、図1に示す偏光子10において、偏光用パターン11aと偏光用パターン11bの間に形成されている熱伝導性構造体13は、偏光用パターン11cに阻まれるため、図中上下方向(Y方向)に、偏光子10の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない。
このように、偏光用パターン11が所定の一方向(図1に示すY方向)に一列に揃わないように配置することで、偏光用パターン11の間に形成される熱伝導性構造体13が、所定の一方向(図1に示すY方向)に、偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態とすることができる。
また、本発明においては、図2(b)に示す偏光子30のように、偏光用パターン31の平面形態を、所定の一方向(図2に示すY方向)とは異なる方向が長手方向となる長方形として、偏光用パターン31の間に形成される熱伝導性構造体が、所定の一方向(図2に示すY方向)に直線的に繋がらないようにしても良い。
また、図2(c)に示す偏光子40のように、偏光用パターン41の平面形態を、六角形とし、所定の一方向(図2に示すY方向)の偏光用パターン41の配置を交互配列とすることで、偏光用パターン41の間に形成される熱伝導性構造体が、所定の一方向に、偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態としても良い。
(偏光子の変形形態)
図3は、本発明に係る偏光子の変形形態の一例を示す図である。ここで、(a)は概略平面図、(b)は(a)のB−B線概略断面図である。また、(c)は、(b)の第1の材料層2の上に第2の材料層3が積層されている例である。
図3に示すように、偏光子50は、透明基板1の上に、複数本の細線52aが並列に配置された一の偏光用パターン51と、偏光用パターン51の外周の辺に沿って、細線52aよりも幅が広く、容積が大きい熱伝導性構造体53から構成される熱伝導用パターン52が設けられている。
そして、細線52aと熱伝導性構造体53は接触している。より詳しくは、図3(a)に示す偏光子50において、熱伝導用パターン52は、偏光用パターン51に並列に配置された複数本の細線52aの両端と接触している。
このように接触した構成とすることで、細線52aに蓄積される熱を、熱伝導用パターン52を介して、より効果的に他の物体に逃がすことができる。
また、熱伝導用パターン52が細線52aの両端と接触していることで、細線52aが倒壊してしまうことを防止する効果も奏することになる。
熱伝導性構造体53を構成する材料は、細線52aを構成する材料と同じでも良い。
例えば、図3(b)に示す例においては、熱伝導性構造体53を構成する第1の構造体52bは、細線52aと同じ材料(第1の材料)から構成されている。
熱伝導性構造体53を構成する材料と細線52aを構成する材料が同じであって、両者の厚みも同じである場合には、細線52aを形成するのと同じ工程で、熱伝導性構造体53を製造可能である。
ここで、図3(b)に示す例において、熱伝導性構造体53と細線52aは材料も厚みも同じであるが、熱伝導性構造体53は細線52aよりも幅が広く、それゆえ熱伝導性構造体53の容積は細線52aの容積よりも大きくなっている。そして、容積が大きいことでより熱が逃げやすくなっている。
特にこの熱伝導性構造体53が、例えば偏光子ホルダーなどの他の物体と接することで熱が逃げやすくなる。
図3(c)は、図3(b)の第1の材料層2の上に第2の材料層3が積層されている例である。
本変形形態において、熱伝導性構造体53は、細線52aよりも厚い(高さが高い)ものであっても良い。
例えば、図3(c)に示す例において、熱伝導性構造体53は、その厚みが、細線52aより厚く、高さが高くなっている。それゆえ、図3(b)に示す例に比べて、熱伝導性構造体53の容積がより大きくなる。そして、容積が大きいことでより熱が逃げやすくなっている。
ここで、図3(c)に示す例において、熱伝導性構造体53は、細線52aを構成する材料(第1の材料)と同じ材料から構成される第1の構造体52bの上に、細線52aを構成する材料(第1の材料)とは異なる材料(第2の材料)から構成される第2の構造体53aが積層された構成になっている。
なお、本変形形態において、熱伝導性構造体53は、同一材料で熱伝導性構造体53の部分のみ厚みを厚くしても良い。
図3(b)、(c)に示す例において、細線52aの上には、別の材料の層は積層されていない。これは偏光性能に影響を与えないためであるが、偏光性能に影響が少ない場合は細線52aの上に別の材料の層が積層されていても良い。
図4は、図3に示すような一の偏光用パターンを有する、本発明に係る偏光子の他の平面形態例について示す図である。
図3に示す偏光子50においては、偏光用パターン51の外周の辺すべてに熱伝導用パターン52が設けられているが、本変形形態においては、偏光用パターンを構成する細線の延伸方向の辺にのみ熱伝導用パターンが設けられている形態であっても良い。
例えば、図4に示す偏光子60においては、偏光用パターン61の細線の延伸方向の辺に熱伝導用パターン62があり、偏光用パターン61の細線と接触している。
このように接触した構成とすることで、偏光用パターン61の細線に蓄積される熱を、熱伝導用パターン62を介して、より効果的に他の物体に逃がすことができる。
また、熱伝導用パターン62が偏光用パターン61の細線の両端と接触していることで、細線が倒壊してしまうことを防止する効果も奏することになる。
(偏光子ホルダー)
次に、本発明に係る偏光子ホルダーについて説明する。
本発明に係る偏光子ホルダーは、偏光子を搭載するものであって、後述する光配向装置の偏光子保持機構に備えられるものである。
図5は、本発明に係る偏光子ホルダーの一例について示す図であり、(a)は概略平面図、(b)は(a)のC−C線概略断面図である。
図5に示すように、偏光子ホルダー110は、偏光光を通す複数の開口部111と、複数の開口部111の間に形成されている桟部110bと、桟部110bと連結する外枠部110aと、を有する。
なお、本明細書においては、偏光子ホルダー110を構成する各部分の中で、平面視上、複数の開口部111の間に形成されている部分を、桟部110bと呼んでいる。
このような構成を有するため、偏光子ホルダー110においては、偏光子ホルダー110に搭載される偏光子に蓄積される熱を、桟部110bを介して、偏光子ホルダー110や偏光子ホルダー110と接触する物体に逃がすことができる。
それゆえ、光配向における偏光子の温度上昇を抑制して、偏光子の劣化を防止することが可能となる。また、細線を構成する材料としてアルミを用いた偏光子を量産に使用することも可能になり、生産コストを低く抑えることも可能となる。
ここで、本発明に係る偏光子ホルダーは、上記の本発明に係る偏光子とは異なる構成の偏光子、例えば、上記の偏光用パターンや熱伝導用パターンが形成されていない偏光子に対しても、用いることができる。
しかしながら、偏光子により偏光される光(偏光光)を、より効率的に光配向膜に照射することや、偏光子に蓄積される熱を、より効果的に逃がすことのためには、本発明に係る偏光子ホルダーには、平面形態が対応する上記の本発明に係る偏光子を搭載することが好ましい。
一例として、図1に示す偏光子10を、図5に示す偏光子ホルダー110に搭載した例を、図6に示す。ここで、偏光子10は、熱伝導性構造体13の上面(図6に示す例においては、第2の構造体3aの上面)を、偏光子ホルダー110の桟部110bに接触させるようにして、偏光子ホルダー110に搭載されている。
なお、後述する光配向装置においては、図6に示す矢印のように、偏光子10の背面側、すなわち、細線2aが設けられた面とは反対側から光が照射され、偏光子10により偏光された光(偏光光)は、偏光子ホルダー110の開口部111から光配向膜に照射される。
ここで、図6に示すように、図1に示す偏光子10を搭載した際に、図5に示す偏光子ホルダー110においては、平面視上、偏光子10の偏光用パターン11と重複する状態となる位置及び形態に、開口部111が形成されている。
このような構成を有することにより、偏光子ホルダー110においては、偏光子10の偏光用パターン11からの偏光光を、偏光子ホルダー110(特に桟部110b)によって遮ることなく、効率的に光配向膜に照射することができる。
なお、本発明においては、上記のように、偏光子ホルダー110の開口部111が偏光子10の偏光用パターン11と重複する状態、すなわち、偏光子ホルダー110の開口部111の平面形態が、偏光子10の偏光用パターン11の平面形態と同じであり、互いの中心位置や外形が一致するように重なる状態の他に、平面視上、偏光子ホルダー110の開口部111内に偏光子10の偏光用パターン11を含む状態となる位置及び形態に、開口部111が形成されていてもよい。
両者がこのような状態にあれば、偏光子10の偏光用パターン11からの偏光光は、偏光子ホルダー110(特に桟部110b)によって遮られることなく、効率的に光配向膜に照射されることになるからである。また、偏光子ホルダー110の開口部111の形態に適度な裕度を持たせることで、製造が容易になるからである。
また、図6に示すように、図5に示す偏光子ホルダー110の桟部110bは、図1に示す偏光子10の熱伝導性構造体13と、平面視上、重複する状態となる位置及び形態に形成されている。このような構成を有することにより、偏光子ホルダー110においては、偏光子10に蓄積される熱を、熱伝導性構造体13を介して、より効果的に逃がすことができる。
なお、本発明においては、上記のように、偏光子ホルダー110の桟部110bが偏光子10の熱伝導性構造体13と重複する状態、すなわち、偏光子ホルダー110の桟部110bの平面形態が、偏光子10の熱伝導性構造体13の平面形態と同じであり、互いの中心位置や外形が一致するように重なる状態の他に、平面視上、偏光子10の熱伝導性構造体13内に偏光子ホルダー110の桟部110bを含む状態となる位置及び形態に、桟部110bが形成されていてもよい。
両者がこのような状態にあれば、偏光子10に蓄積される熱は、熱伝導性構造体13を介して、効果的に逃がされることになるからである。また、偏光子ホルダー110の桟部110bの形態に適度な裕度を持たせることで、製造が容易になるからである。
また、偏光子ホルダー110の桟部110bには、冷媒が流れる流路が設けられていることが好ましい。偏光子10に蓄積される熱を、より効果的に逃がすことができるからである。
また、偏光子ホルダー110の外枠部110aには、冷却構造部が連結されているか、若しくは、冷却構造部が一体成型されていることが好ましい。
例えば、図7に示すように、偏光子ホルダー110の外枠部110aには、表面積を大きくするための凹凸構造を有する冷却構造部200が連結されていても良い。
例えば、この冷却構造部200にエアブローを施すことによって、偏光子10に蓄積される熱をより効果的に逃がすことができる。また、冷却構造部200を冷却液に浸すことによって、偏光子10に蓄積される熱をより効果的に逃がすこともできる。
図8は、本発明に係る偏光子ホルダーの他の平面形態例について示す図である。
より具体的には、図8(a)〜(c)は、それぞれ、上記の図2(a)〜(c)に示した各偏光子の平面形態に対応する偏光子ホルダーの平面形態を示す図である。
本発明においては、複数の開口部121の平面配置を、図8(a)に示す偏光子ホルダー120のように、X方向、及びY方向に沿った配置(格子状の配置)としても良い。
しかしながら、光配向膜に連続的な未照射部(光配向装置において光配向膜が搬送される方向に平行なライン状の未照射部)を形成させないためには、複数の開口部の間に形成されている桟部が、所定の一方向(光配向装置において光配向膜が搬送される方向に相当)に、偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態とすることが、より好ましい。
例えば、図5に示す偏光子ホルダー110において、開口部111aと開口部111bの間に形成されている桟部110bは、開口部111cに阻まれることによって、図中のY方向に、偏光子ホルダー110の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない。
このように、開口部111が所定の一方向(図5に示すY方向)に一列に揃わないように配置することで、開口部111の間に形成される桟部110bが、所定の一方向に、偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態とすることができる。
また、本発明においては、図8(b)に示す偏光子ホルダー130のように、開口部131の平面形態を、所定の一方向(図8に示すY方向)とは異なる方向が長手方向となる長方形として、開口部131の間に形成される桟部が、所定の一方向(図2に示すY方向)に直線的に繋がらないようにしても良い。
また、図8(c)に示す偏光子ホルダー140のように、開口部141の平面形態を、六角形とし、所定の一方向(図8に示すY方向)の開口部141の配置を交互配列とすることで、開口部141の間に形成される桟部が、所定の一方向に、偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態としても良い。
(偏光子ホルダーの変形形態)
図3に示した偏光子50や図4に示した偏光子60のように、搭載する偏光子の熱伝導用パターンが、偏光子の外周の辺に沿って存在する形態の場合は、偏光子ホルダーは、偏光子の外周の辺に対応する位置に偏光子ホルダーの外枠部を有していれば良い。なお、この場合、偏光子ホルダーの開口部は、搭載する偏光子の偏光用パターンに応じた形態となり、通常、上記のような桟部は設けないことになる。
このような構成の偏光子ホルダーであれば、その外枠部が、搭載する偏光子の熱伝導用パターンに接触して、効率的に熱を逃がすことが出来る。
(光配向装置)
次に、本発明に係る光配向装置について説明する。
図9は、本発明に係る光配向装置の構成例について示す図である。
図9に示す光配向装置310は、光照射機構から照射される光を偏光子により偏光し、この偏光された光(偏光光314)をワーク316の上に形成された光配向膜315に照射することで、光配向膜315に配向規制力を付与するものである。
光配向装置310は、紫外光ランプ312から構成される光照射機構と光配向膜315の間に偏光子を保持する偏光子保持機構311を備えている。
偏光子保持機構311には、上記の本発明に係る偏光子ホルダーが備えられており、偏光子ホルダーには、上記の本発明に係る偏光子が搭載される。
上記のように、光配向装置310は、本発明に係る偏光子ホルダーを備えており、偏光子ホルダーには本発明に係る偏光子が搭載されるため、偏光子に蓄積される熱を効果的に逃がすことができる。
それゆえ、光配向における偏光子の温度上昇を抑制して、偏光子の劣化を防止することが可能となる。また、細線を構成する材料としてアルミを用いた偏光子を量産に使用することも可能になり、生産コストを低く抑えることも可能となる。
なお、本発明においては、本発明に係る偏光子ホルダーを用いずに、別の構成の偏光子ホルダーに本発明に係る偏光子を搭載する場合であっても、偏光子に蓄積される熱を逃がすことができる。また、本発明に係る偏光子を用いずに、別の構成の偏光子を本発明に係る偏光子ホルダーに搭載する場合であっても、偏光子に蓄積される熱を逃がすことができる。
しかしながら、偏光子からの偏光光を、より効率的に光配向膜に照射することや、偏光子に蓄積される熱を、より効果的に逃がすことのためには、上述のように、本発明に係る偏光子ホルダーには、平面形態が対応する本発明に係る偏光子を搭載することが好ましい。
また、光配向装置310には、光配向膜315を形成したワーク316を所定の方向に搬送する搬送機構が備えられており、ワーク316を所定の方向に搬送することにより、光配向膜315の全面に偏光光314を照射することができる。例えば、図9に示す例において、ワーク316は図中右方向(図9に示す矢印方向)に搬送される。
ここで、本発明においては、偏光子ホルダーの複数の開口部の間に形成されている桟部が、光配向膜315を形成したワーク316が搬送される方向に、偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、偏光子ホルダーを偏光子保持機構311に備えることが好ましい。
光配向膜315に連続的な未照射部(光配向膜315を形成したワーク316が搬送される方向に平行なライン状の未照射部)が形成されることを防止するためである。
同様に、偏光子の複数の偏光用パターンの間に形成されている熱伝導性構造体が、光配向膜315を形成したワーク316が搬送される方向に、偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、偏光子を偏光子保持機構311に備えることが好ましい。
光配向膜315に連続的な未照射部(光配向膜315を形成したワーク316が搬送される方向に平行なライン状の未照射部)が形成されることを防止するためである。
なお、図9に示す例においては、ワーク316を矩形状の平板として示しているが、本発明において、ワーク316の形態は、偏光光314を照射することができるものであれば特に限定されず、例えば、ワーク316はフィルム状の形態であっても良く、また、巻取り可能なように帯状(ウェブ状)の形態であっても良い。
また、紫外光ランプ312からの光を効率良く偏光子に照射するために、光配向装置310は、紫外光ランプ312の背面側(偏光子保持機構311とは反対側)や側面側に紫外光を反射する反射鏡313を有していることが好ましい。
また、大面積の光配向膜315に対して効率良く配向規制力を付与するためには、図9に示すように、紫外光ランプ312に棒状のランプを用いて、ワーク316の移動方向(図9における矢印方向)に対して直交する方向に長い照射領域となる偏光光314が照射されるように、光配向装置310を構成することが好ましい。
また、本発明に係る光配向装置は、複数個の紫外光ランプを備える構成であっても良い。
図10は、本発明に係る光配向装置の他の構成例について示す図である。
図10に示すように、光配向装置320は、2個の紫外光ランプ322を備えており、2個の紫外光ランプ322と光配向膜325の間には、偏光子を保持する偏光子保持機構321が備えられている。また、各紫外光ランプ322には、それぞれ反射鏡323が備えられている。
このように、紫外光ランプ322を複数個備えることにより、紫外光ランプ322を1個備える場合よりも、ワーク326の上に形成された光配向膜325に照射する偏光光324の照射量を増加させることができる。それゆえ、紫外光ランプ322を1個備える場合よりも、ワーク326の移動速度を大きくすることができ、その結果、生産性を向上させることができる。
以上、本発明に係る偏光子、偏光子ホルダー、及び光配向装置について、それぞれの実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一の構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなる場合であっても本発明の技術的範囲に包含される。
1 透明基板
2 第1の材料層
2a、52a 細線
2b、52b 第1の構造体
3 第2の材料層
3a、53a 第2の構造体
10、20、30、40、50、60 偏光子
11、21、31、41、51、61 偏光用パターン
12、22、32、42、52、62 熱伝導用パターン
13、53 熱伝導性構造体
110、120、130、140 偏光子ホルダー
110a 外枠部
110b 桟部
111、121、131、141 開口部
200 冷却構造部
310、320 光配向装置
311、321 偏光子保持機構
312、322 紫外光ランプ
313、323 反射鏡
314、324 偏光光
315、325 光配向膜
316、326 ワーク
1000 偏光子
1001 透明基板
1002 細線

Claims (15)

  1. 透明基板の上に、
    複数本の細線が並列に配置された複数の偏光用パターンと、
    前記細線よりも容積が大きい熱伝導性構造体から構成される熱伝導用パターンと、
    を有し、
    平面視上、前記熱伝導性構造体が、前記複数の偏光用パターンの間に形成されており、
    前記熱伝導性構造体が、
    前記細線を構成する第1の材料を含み、
    前記第1の材料から構成される第1の材料層の上に、第2の材料層を有し、
    前記第2の材料層が、前記第1の材料よりも熱伝導性が高い第2の材料から構成されることを特徴とする偏光子。
  2. 前記熱伝導性構造体の厚みが、前記細線の厚みよりも厚いことを特徴とする請求項1に記載の偏光子。
  3. 前記熱伝導用パターンが、前記細線と接触していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の偏光子。
  4. 前記熱伝導性構造体が、所定の一方向に、前記偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の偏光子。
  5. 光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置に備えられ、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の偏光子を搭載する偏光子ホルダーであって、
    複数の開口部と、
    前記複数の開口部の間に形成されている桟部と、
    前記桟部と連結する外枠部と、
    を有することを特徴とする偏光子ホルダー
  6. 前記偏光子を搭載した際に、
    平面視上、前記偏光子ホルダーの前記開口部が前記偏光子の前記偏光用パターンと重複する状態となる位置及び形態に、該開口部が形成されているか、
    若しくは、
    平面視上、前記偏光子ホルダーの前記開口部内に前記偏光子の前記偏光用パターンを含む状態となる位置及び形態に、該開口部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の偏光子ホルダー
  7. 前記偏光子を搭載した際に、
    平面視上、前記偏光子ホルダーの前記桟部が前記偏光子の前記熱伝導性構造体と重複する状態となる位置及び形態に、該桟部が形成されているか、
    若しくは、
    平面視上、前記偏光子の前記熱伝導性構造体内に前記偏光子ホルダーの前記桟部を含む状態となる位置及び形態に、該桟部が形成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の偏光子ホルダー
  8. 前記桟部に、冷媒が流れる流路を有することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の偏光子ホルダー
  9. 前記外枠部に、冷却構造部を有することを特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれか1項に記載の偏光子ホルダー。
  10. 前記冷却構造部が、表面積を大きくするための凹凸構造を有することを特徴とする請求項9に記載の偏光子ホルダー。
  11. 前記桟部が、所定の一方向に、前記偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていないことを特徴とする請求項5乃至請求項10のいずれか1項に記載の偏光子ホルダー。
  12. 光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置であって、
    前記偏光子を保持する偏光子保持機構に、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の偏光子を備えていることを特徴とする光配向装置
  13. 光照射機構から照射される光を偏光子により偏光して光配向膜に照射する光配向装置であって、
    前記偏光子を保持する偏光子保持機構に、
    請求項5乃至請求項11のいずれか1項に記載の偏光子ホルダーを備えていることを特徴とする光配向装置
  14. 前記光配向膜を所定の方向に搬送する搬送機構を備えており、
    前記偏光子の前記熱伝導性構造体が、前記光配向膜が搬送される方向に、前記偏光子の一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、前記偏光子が前記偏光子保持機構に備えられていることを特徴とする請求項12に記載の光配向装置
  15. 前記光配向膜を所定の方向に搬送する搬送機構を備えており、
    前記偏光子ホルダーの前記桟部が、前記光配向膜が搬送される方向に、前記偏光子ホルダーの一の端部から反対側の端部に及んで直線的に繋がっていない形態となるように、前記偏光子ホルダーが前記偏光子保持機構に備えられていることを特徴とする請求項13に記載の光配向装置
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