JP6765924B2 - 吸収性物品製造装置及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents

吸収性物品製造装置及び吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、吸収性物品製造装置及び吸収性物品の製造方法に関する。
紙おむつや尿漏れ防止用パッド等の吸収性物品は、例えば、水分を吸収する吸収体と、液透過性を有するトップシートと、通気性を有するバックシートとを備えている。吸収体は、例えば、特許文献1又は2に開示される開繊装置を用いて、複数本の捲縮された繊維からなるベール状のトウを搬送しながら開繊して製造される。
吸収体には、高吸水性樹脂(Super absorbent polymer : SAP)からなる粒状物が添加される場合がある。粒状物は、例えば、気体により開繊されるトウの繊維間隙に分散して配置される。このような構造を有する吸収性物品では、例えば、トップシートに形成された微細孔を通じて、水分が吸収体の内部に拡散し、粒状物に吸収される。
特開2011−241487号公報 特開2013−112909号公報
吸収体に粒状物を添加する場合、トウを開繊するための気体により、粒状物が開繊装置の周囲に飛散する場合がある。これにより、開繊装置の周辺環境が悪化したり、吸収体に所定量の粒状物を添加するのが困難になったり、粒状物の利用効率が低下したりするおそれがある。
そこで本発明は、内部に吸水性の粒状物が配置された吸収体を備える吸収性物品を製造する場合において、粒状物の飛散を防止しながら、吸収性物品を効率よく製造可能にすることを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る吸収性物品製造装置は、搬送されるトウが気体により開繊される開繊室を含む搬送路が形成された気体開繊装置と、前記搬送路内の前記トウに、吸水性の粒状物を添加する添加装置とを備え、前記気体開繊装置は、前記添加装置が前記トウに前記粒状物を添加する添加位置よりも前記トウの搬送方向の上流側における前記搬送路の流路断面の周縁から前記トウへ向けて延び、前記搬送路の前記流路断面の一部を覆うカバー部を有する。
上記構成によれば、搬送路の流路断面の周縁から前記トウへ向けて延びるカバー部が、搬送路の流路断面の一部を覆っているので、トウを開繊するための気体が、粒状物の添加位置の下流側から当該添加位置へ向けて流通した場合でも、粒状物が気体により気体開繊装置の周囲に飛散するのをカバー部により防止でき、気体開繊装置の周辺環境が悪化するのを防止できる。また、カバー部に衝突した粒状物がトウと共に搬送路に戻されることにより、トウに所定量の粒状物を添加できると共に、粒状物の利用効率が低下するのを防止できる。
前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、前記上流側から前記下流側へ傾斜して延びていてもよい。これにより、カバー部に衝突した粒状物を、トウと共に搬送路に更に戻し易くできる。
前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、徐々に前記搬送方向に沿うように延びていてもよい。これにより、粒状物の添加位置からカバー部に向かう粒状物を、カバー部の下流側の表面に沿わせて案内し、搬送方向の下流側に戻し易くできる。
前記気体開繊装置は、前記気体を前記搬送路に導入する気体導入口を有し、前記気体導入口が、前記カバー部よりも前記下流側に配置されていてもよい。これにより、気体開繊装置の周辺に気体によって粒状物が飛散するのをカバー部により防止しながら、気体の搬送路への導入位置を開繊室に近づけ、トウを効率よく開繊し易くできる。
前記気体開繊装置は、前記開繊室の前記上流側に配置されて内部に前記搬送路の一部が形成され且つ前記トウを前記開繊室へ向けて案内するガイド部を有し、前記ガイド部の内部では、前記上流側から前記下流側へ向けて、前記搬送路の流路断面積が縮小し、前記カバー部が、前記ガイド部の前記上流側に取り付けられていてもよい。
これにより、ガイド部の下流側からガイド部の内部に移動した粒状物を、ガイド部の下流側の表面とカバー部の下流側の表面とにより案内して、搬送路に戻し易くできる。
前記カバー部は、前記トウの前記搬送方向に垂直な一方向の両側で、前記周縁から前記トウへ向けて延びていてもよい。これにより、トウの前記一方向の両側において、カバー部に衝突した粒状物をトウと共に搬送路に戻し易くでき、粒状物の利用効率を高め易くできる。
本発明の一態様に係る吸収性物品の製造方法は、気体開繊装置の搬送路を搬送されるトウを、前記搬送路に含まれる開繊室において気体で開繊する工程と、添加装置により、前記搬送路内の前記トウに吸水性の粒状物を添加する工程とを有し、前記気体開繊装置は、前記添加装置が前記トウに前記粒状物を添加する添加位置よりも前記トウの搬送方向の上流側における前記搬送路の流路断面の周縁から前記トウへ向けて延び、前記搬送路の前記流路断面の一部を覆うカバー部を有する。
前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、前記上流側から前記下流側へ傾斜して延びていてもよい。
前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、徐々に前記搬送方向に沿うように延びていてもよい。
前記気体開繊装置は、前記気体を前記搬送路に導入する気体導入口を有し、前記気体導入口が、前記カバー部よりも前記下流側に配置されていてもよい。
前記気体開繊装置は、前記開繊室の前記上流側に配置されて内部に前記搬送路の一部が形成され且つ前記トウを前記開繊室へ向けて案内するガイド部を有し、前記ガイド部の内部では、前記上流側から前記下流側へ向けて、前記搬送路の流路断面積が縮小し、前記カバー部が、前記ガイド部の前記上流側に取り付けられていてもよい。
前記カバー部は、前記トウの前記搬送方向に垂直な一方向の両側で、前記周縁から前記トウへ向けて延びていてもよい。
本発明の各態様によれば、内部に吸水性の粒状物が配置された吸収体を備える吸収性物品を製造する場合において、粒状物の飛散を防止しながら、吸収性物品を効率よく製造できる。
第1実施形態に係る吸収性物品製造装置の側面図である。 図1の気体開繊装置と添加装置とのトウバンドの幅方向から見た鉛直断面図である。 図1の滞留部を通過し且つ搬送ロール対より上流側を搬送されるトウバンドの搬送方向から見た鉛直断面図である。 図1の吸収性物品製造装置により製造された吸収性物品の搬送方向から見た鉛直断面図である。 第2実施形態に係るカバー部の幅方向から見た鉛直断面図である。 第3実施形態に係るカバー部の幅方向から見た鉛直断面図である。 第3実施形態の変形例に係るカバー部の幅方向から見た鉛直断面図である。
以下、各実施形態について、各図を参照して説明する。以下に言及する上流側と下流側とは、トウバンド60の搬送方向Pの上流側と下流側とを順に指す。
(第1実施形態)
[吸収性物品製造装置]
図1は、第1実施形態に係る吸収性物品製造装置1(以下、単に製造装置1と称する。)の全体図である。製造装置1の近傍には、梱包容器50が配置される。梱包容器50には、トウバンド60がベール状に折り畳まれ、且つ圧縮されて梱包されている。図1の梱包容器50は、断面構造を示している。
トウバンド60に含まれる繊維は、セルロースアセテートトウの長繊維であるが、これ以外の繊維であってもよい。一例として製造装置1では、トウバンド60は、幅方向が水平に保たれながら、搬送方向Pに搬送される。
製造装置1は、第1製造部2と第2製造部3とを備える。第1製造部2は、第1拡幅装置4、ガイド5、第2拡幅装置6、第1開繊ロール対7、第2開繊ロール対8、気体開繊装置9、添加装置10、及び搬送ロール対11を有する。
第1拡幅装置4は、梱包容器50の内部から繰り上げられたトウバンド60を、幅方向に拡幅する。ガイド5は、第1拡幅装置4を通過したトウバンド60を、第2拡幅装置6へ向けてガイドする。第2拡幅装置6は、ガイド5を通過したトウバンド60を、更に幅方向に拡幅する。一例として、第1拡幅装置4と第2拡幅装置6とは、同様の構成を有する。第1拡幅装置4と第2拡幅装置6とは、バンディングジェット装置とも称する。
第1開繊ロール対7と第2開繊ロール対8とは、気体開繊装置9よりも上流側において、トウバンド60を周面に接触させて開繊する。第2開繊ロール対8は、第1開繊ロール対7よりも下流側に配置されている。第1開繊ロール対7は、互いの周面を対向させて配置された一対のロール12、13を有する。第2開繊ロール対8は、互いの周面を対向させて配置された一対のロール14、15を有する。第2開繊ロール対8は、第1開繊ロール対7の周速度よりも早い周速度で回転する。
第2拡幅装置6を通過したトウバンド60は、一対のロール12、13の間と、一対のロール14、15の間とに挿通される。トウバンド60は、ロール12〜15の周面と接触しながら、第1開繊ロール対7と第2開繊ロール対8とにより搬送方向Pに張力を与えられ、嵩高く開繊される。
一対のロール12、13の一方のロールと、一対のロール14、15の一方のロールとの周面には、トウバンド60を幅方向に開繊するための溝部をロール軸周りに螺旋状に形成してもよい。
気体開繊装置9は、トウ開繊装置であり、搬送路39が形成されている。搬送路39は、後述する内部空間27、40、43、47、及びトウバンド導入路42(図2参照)を含む。また搬送路39は、搬送されるトウバンド60が気体Gにより開繊される開繊室43aを含む。気体開繊装置9は、ガイド部17、導入部18、ジェット発生部19、開繊成型部20、滞留部21、及びカバー部22を有する。
ガイド部17は、開繊室43aの上流側に配置されて内部に搬送路39の一部(内部空間47)が形成され且つトウバンド60を開繊室43aへ向けて案内する。ガイド部17の内部では、上流側から下流側へ向けて、搬送路39の流路断面積が縮小している。
具体的にガイド部17は、第2開繊ロール対8を通過したトウバンド60と、添加装置10により供給される吸水性の粒状物28とを導入部18へ向けて案内する。ガイド部17は、一例として筒状に形成され、導入部18の上側に設けられている。
導入部18は、ジェット発生部19の上流側に取り付けられている。導入部18は直方体状に形成され、搬送方向Pに延びる内部空間27が形成されている。導入部18は、トウバンド60と粒状物28とを内部空間27に流通させ、ジェット発生部19に導入する。
ジェット発生部19は、開繊成型部20の上流側に取り付けられている。ジェット発生部19は円筒状であり、搬送方向Pに延びる内部空間40が形成されている。ジェット発生部19は、内部空間40において、外部から導入される気体Gによりジェットを発生させ、トウバンド60と粒状物28とを混合する。ジェット発生部19は、トウバンド60と粒状物28とを内部空間40に搬送し、開繊成型部20に導入する。
開繊成型部20は筒状であり、搬送方向Pに延びる内部空間43が形成されている。内部空間43は、開繊室43aを含んでいる。開繊成型部20は、ジェット発生部19を通過したトウバンド60、粒状物28、及び気体Gを内部空間43に搬送しながら混合し、開繊室43aにおいて、トウバンド60を開繊して成型すると共に、トウバンド60の内部に粒状物28を分散して配置する。なお搬送路39は、開繊室43aの上流側又は下流側に配置されたその他の開繊室を含んでいてもよい。
滞留部21は、開繊成型部20の下流側に取り付けられている。滞留部21は、搬送路39を通過したトウバンド60を一時的に滞留させる。これにより滞留部21は、トウバンド60の膨張を抑制すると共に、トウバンド60の嵩又は繊維密度を調整する。滞留部21は、複数の長尺部材32を有する。複数の長尺部材32は、搬送路39の周方向で互いに間隔をおきながら、開繊成型部20から下流側へ向けて延設されている。長尺部材32の上流端部は、開繊成型部20の下流端部に接続されている。複数の長尺部材32の下流端部は、上流側から下流側に向かって互いに接近している。
カバー部22は、添加装置10がトウバンド60に粒状物28を添加する添加位置Nよりも上流側における搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延び、搬送路39の流路断面の一部を覆っている。ここでは、カバー部22は、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて、上流側から下流側へ傾斜して延びている。
カバー部22は、ガイド部17の上流側に取り付けられている。カバー部22は、トウバンド60の搬送方向Pに垂直な一方向(ここでは鉛直方向)の両側で、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びている。
添加装置10は、搬送路39内のトウバンド60に粒状物28を添加する。粒状物28は、一例として高吸水性樹脂からなる。添加装置10は、ホッパ45と供給管46とを有する。ホッパ45には、粒状物28が貯留される。供給管46は、ホッパ45に貯留された粒状物28をガイド部17の内部に供給する。供給管46の下流端部は、ガイド部17の内部に露出している。
一例として、添加装置10は、ホッパ45に貯留された粒状物28を、ベール状のトウバンド60の一方の面(一例として、トウバンド60が開繊ロール対7、8を通過する際には上面に相当する面)に添加する。製造装置1では、供給管46を介して、ホッパ45に貯留された粒状物28を落下させてトウバンド60に添加する。なお、加圧された気体(一例として空気)により、粒状物28を供給管46の下流端部から噴出させ、トウバンド60に添加してもよい。
搬送ロール対11は、気体開繊装置9を通過したトウバンド60を下流側に搬送する。搬送ロール対11は、平行に軸支された一対の搬送ロール(引取ロールとも称する。)30、31を有する。トウバンド60は、一対の搬送ロール30、31の間に挿通される。トウバンド60は、一対の搬送ロール30、31に引き取られ、一対の搬送ロール30、31により厚み方向に押圧される。これにより、吸収体61が製造される。吸収体61は、搬送ロール対11の下流側の第2製造部3に搬送される。
第2製造部3は、吸収体61に対して、バックシート63とトップシート64とを重ねて配置する。第2製造部3は、第1供給装置24、シート搬送装置25、第2供給装置26、添着装置29、シート成型ロール対37、及び、貼着装置38を有する。
第1供給装置24は、第1シートロール66から帯状のバックシート63を繰り出して、搬送ラインL上に供給する。シート搬送装置25は、バックシート63を搬送ラインLに搬送する。バックシート63の上には、吸収体61が供給される。第2供給装置26は、第2シートロール67から帯状のトップシート64を繰り出して、バックシート63とトップシート64との間で吸収体61を挟むように、トップシート64を搬送ラインL上に供給する。
添着装置29は、第2シートロール67とシート成型ロール対37との間において、トップシート64に接着剤を添着する。シート成型ロール対37は、重ねられたバックシート63、吸収体61、及びトップシート64をシート状に成型しながら下流側に搬送する。貼着装置38は、バックシート63とトップシート64とを厚み方向に押圧して、バックシート63とトップシート64とを吸収体61を挟んだ状態で、接着剤により貼着する。製造装置1では、貼着装置38により貼着されたバックシート63、吸収体61、及び、トップシート64が切断され、所定の寸法の吸収性物品62(図4参照)が製造される。
なお、吸収性物品62は、本実施形態ではおむつ用途であるが、当然ながらこれ以外の用途でもよく、例えば、尿漏れ防止用パッド用途であってもよい。吸収性物品62が、尿漏れ防止用パッド用途等である場合、バックシート63は、省略してもよい。
[気体開繊装置及び添加装置]
図2は、図1の気体開繊装置9と添加装置10とのトウバンド60の幅方向から見た鉛直断面図である。トウバンド60の幅方向から見たカバー部22の鉛直断面は、トウバンド60を挟む両側において対称的な形状を有している。カバー部22の下流端部は、トウバンド60と離隔している。一例として、カバー部22の下流端部は、トウバンド60の表面と数ミリの距離をおいて離隔している。カバー部22の下流端部は、カバー部22の上流端部と離隔するに従って、搬送方向Pに平行に延びている。
なおカバー部22は、前記一方向の片側で、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びていてもよい。本実施形態では、カバー部22は、トウバンド60の上方又は下方において、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びていてもよい。
カバー部22は、一例として、板部材を曲げ加工して構成されている。カバー部22は、本実施形態では、高剛性を有する材料で構成されている。ここで言う「高剛性」とは、導入部18のトウバンド導入口18aから上流側へ向けて噴出する気体Gにより、カバー部22が撓まない程度の剛性を指す。
カバー部22は、その上流端部が、ガイド部17により片持ち状態で保持されている。カバー部22は、上流側から下流側へ向けてトウバンド60に接近しながら、ガイド部17からトウバンド60へ向けて膨出している。
カバー部22の表面は、上流型から下流側へ向けて滑らかに湾曲している。カバー部22の表面には、カバー部22を厚み方向に貫通する孔や、メッシュが設けられていてもよい。この場合、カバー部22に設ける孔の内径やメッシュの目のサイズは、粒状物28が通過しない値に設定する。
ガイド部17は、一例として、カバー部22と同様の高剛性を有する材料で構成されている。ガイド部17の下部の中央には、トウバンド60と粒状物28とを通過させる開口17aが設けられている。
導入部18の下流端部は、導入部18の搬送方向Pの内方へ向けて窪んでいる。導入部18は、トウバンド導入口18aとトウバンド排出口18bとを有する。トウバンド導入口18aは、導入部18の上流端面に設けられている。トウバンド導入口18aは、開口17aと搬送方向Pに重なっている。トウバンド排出口18bは、導入部18の下流端面に設けられている。導入部18の下流端部には、ジェット発生部19の上流端部が差し込まれている。内部空間27は、搬送方向Pに延びている。内部空間27は、ジェット発生部19のトウバンド導入路42に対して滑らかに接続されている。
ジェット発生部19は、混合部35とノズル部36とを有する。混合部35は、搬送方向Pに延びる管状部である。混合部35は、気体導入口35a、トウバンド導入口35b、及びトウバンド排出口35cを有する。気体導入口35aは、混合部35の上流側の側部に配置されている。トウバンド導入口35bは、混合部35の上流端部に配置されている。トウバンド排出口35cは、混合部35の下流端部に配置されている。
気体導入口35aは、加圧された気体G(一例として空気)を内部空間40に導入する。これにより気体Gは、カバー部22よりも下流側において、搬送路39に導入される。添加位置Nは、気体導入口35aよりも上流側に位置している。トウバンド導入口35bは、トウバンド60を内部空間40に導入する。内部空間40は、搬送方向Pに延びている。混合部35の下流端部は、開繊成型部20に差し込まれている。
ノズル部36は、内部空間40の上流側に設けられている。ノズル部36の下流側の先端には、テーパー部36aが形成されている。テーパー部36aは、上流側から下流側に向かって、先細りの形状を有する。
テーパー部36aの外周面と対向する混合部35の内周面は、テーパー部36aの外周面と離隔しながら、上流側から下流側に向かって縮径されている。これにより、テーパー部36aの外周面と混合部35の内周面との間には、ジェット流路41が形成されている。ジェット流路41は、環状の流路断面を有する。ジェット流路41は、気体導入口35aから内部空間40へ導入される気体Gにより、ジェットを発生させて内部空間40に噴出させる。
ノズル部36の内部には、トウバンド導入路42が形成されている。トウバンド導入路42は、トウバンド導入口35bから下流側に延びている。トウバンド導入路42の出口は、気体導入口35aよりも下流側に配置されている。トウバンド導入路42を通過したトウバンド60は、ジェット流路41を通過した気体Gと混合されて内部空間40を流通する。
なお気体Gは、空気以外の気体でもよい。また、トウバンド導入路42の出口と気体導入口35aとは、側方から見て重なる位置に配置されていてもよい。また、トウバンド導入路42の出口は、気体導入口35aよりも上流側に配置されていてもよい。
開繊成型部20の上流端部と下流端部とは、開繊成型部20の搬送方向Pの内方へ向けて窪んでいる。開繊成型部20は、トウバンド導入口20aとトウバンド排出口20bとを有する。トウバンド導入口20aとトウバンド排出口20bは、搬送方向Pに離隔している。トウバンド導入口20aは、開繊成型部20の上流端面に配置されている。トウバンド排出口20bは、開繊成型部20の下流端面に配置されている。開繊成型部20の上流端部に混合部35の下流端部が差し込まれることにより、内部空間40は、内部空間43に対して滑らかに接続されている。
開繊室43aは、内部空間43の長手方向に延びている。本実施形態では、トウバンド導入口20aが開繊室43aの入口に相当し、トウバンド排出口20bが開繊室43aの出口に相当する。開繊成型部20の下流端部には、複数本の長尺部材32の上流端部が差し込まれている。
一例として、開繊室43aの出口の流路断面形状は、トウバンド60の幅方向を長軸方向とする略楕円形であるが、これに限定されず、例えば、円形、矩形、及び多角形のいずれでもよい。また、搬送路39は、開繊室43aの流路断面積が、上流側から下流側へ向けて増大する領域を有していてもよい。
滞留部21には、複数本の長尺部材32で囲まれた滞留室44が形成されている。滞留室44の流路断面積は、上流側から下流側へ向かうにつれて漸減している。滞留室44において、トウバンド60が長尺部材32から受ける押圧力は、上流側から下流側へ向かうにつれて増大する。これによりトウバンド60は、複数の長尺部材32により圧縮されて繊維密度が増加する。開繊成型部20から排出された気体Gは、複数の長尺部材32の間隙から滞留室44の外部に放散される。
長尺部材32は、一例として棒状部材で構成されているが、これに限定されず、例えば、板部材でもよい。長尺部材32を板部材で構成する場合は、板部材の板面をトウバンド60に面接触させるように長尺部材32を配置する。
トウバンド60が開繊室43aを搬送される際、トウバンド60は、開繊室43aの流路断面形状に対応して膨張し、トウバンド60の複数本の繊維が嵩高に絡み合いながら、トウバンド60が開繊されると共に、粒状物28が、トウバンド60の繊維間隙に分散して配置される。トウバンド60は、開繊成型部20の内周面に押し付けられ、開繊室43aの出口における流路断面形状に成型される。
なお、一例として、開繊室43aの流路断面積と滞留室44の流路断面積とを縮小することで、気体開繊装置9を通過するトウバンド60の搬送方向Pに垂直な断面積を縮小し、トウバンド60の繊維密度を向上できると共に、トウバンド60の内部において、トウバンド60の複数本の繊維により、粒状物28を所定位置で保持し易くできる。また、トウバンド60の繊維密度を向上させることで、吸収体61の良好な触感を得ることができる。
気体開繊装置9では、気体導入口35aから内部空間40に導入された気体Gの気圧がある程度高い場合等において、トウバンド60を開繊するための気体Gが、添加位置Nの下流側から添加位置Nへ向けてトウバンド導入路42と内部空間27とを流通することがある。これにより、添加装置10からトウバンド60に添加された粒状物28が、気体Gと共に導入部18のトウバンド導入口18aからガイド部17の内部空間47へ向けて噴出する(以下、このような粒状物28の噴出を逆噴とも称する。)場合がある。
ここで気体開繊装置9は、カバー部22を有しているため、トウバンド導入口18aから逆噴した粒状物28は、カバー部22の下流側の表面に衝突される。これにより、ガイド部17よりも上流側に粒状物28が飛散するのが防止される。また、トウバンド導入口18aから逆噴した粒状物28が、カバー部22の下流側の表面により案内されて搬送路39に戻されるため、トウバンド60に含まれる粒状物量が低下するのが防止されると共に、粒状物28の利用効率が高められる。
なお本実施形態では、気体開繊装置9の添加位置Nから開繊室43aの出口までの間の部分が水平に配置されているが、当該部分は水平面に対して交差する方向に配置されていてもよい。この場合、添加位置Nをガイド部17の上流端部よりも下流端部に近づけて配置することで、粒状物28をトウバンド60に効率よく添加できる。また添加位置Nは、ガイド部17の内部に位置していなくてもよく、最も下流側の開繊室の出口よりも上流側で、導入部18、ジェット発生部19、及び開繊成型部20のいずれかの内部に位置していてもよい。
本実施形態における吸収性物品62の製造方法は、気体開繊装置9の搬送路39を搬送されるトウバンド60を、搬送路39に含まれる開繊室43aにおいて気体Gで開繊する工程と、添加装置10により、搬送路39内のトウバンド60に吸水性の粒状物28を添加する工程とを有し、気体開繊装置9は、添加位置Nよりも上流側における搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延び、搬送路39の流路断面の一部を覆うカバー部22を有する。
[トウバンド及び吸収性物品]
図3は、図1の滞留部21を通過し且つ搬送ロール対11より上流側を搬送されるトウバンド60の搬送方向Pから見た鉛直断面図である。図3に示すように、製造装置1では、気体開繊装置9がカバー部22を有することにより、トウバンド60に粒状物28が不足なく添加され、トウバンド60の内部に所定量の粒状物28が均一に分散されて配置されている。
また製造装置1では、全ての開繊ロール対(本実施形態では、第1開繊ロール対7と第2開繊ロール対8)によりトウバンド60を開繊した後、気体開繊装置9によりトウバンド60を開繊したことにより、トウバンド60が開繊されて嵩高に膨らんだ状態を維持しつつ、トウバンド60の繊維間隙に均一に分散した所定量の粒状物28が、トウバンド60の複数本の繊維に保持されている。
図4は、図1の製造装置1により製造された吸収性物品62の搬送方向Pから見た鉛直断面図である。図4に示すように、製造装置1では、トウバンド60の内部に粒状物28が均一に分散されて配置された吸収体61の下方にバックシート63を配置し、上方にトップシート64を配置したことにより、全体として均一な吸水性能を有する吸収性物品62が製造される。
以上に説明したように、製造装置1によれば、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びるカバー部22が、搬送路39の流路断面の一部を覆っているので、トウバンド60を開繊するための気体Gが、添加位置Nの下流側から添加位置Nへ向けて流通した場合でも、粒状物28が気体Gにより気体開繊装置9の周囲に飛散するのをカバー部22により防止でき、気体開繊装置9の周辺環境が悪化するのを防止できる。
また、カバー部22に衝突した粒状物28がトウバンド60と共に搬送路39に戻されることにより、トウバンド60に所定量の粒状物28を添加できると共に、粒状物28の利用効率が低下するのを防止できる。よって、粒状物28の飛散を防止しながら、吸収性物品62を効率よく製造できる。
またカバー部22は、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて、上流側から下流側へ傾斜して延びているので、カバー部22に衝突した粒状物28を、トウバンド60と共に搬送路39に更に戻し易くできる。
またカバー部22は、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて、徐々に搬送方向Pに沿うように延びているので、添加位置Nからカバー部22に向かう粒状物28を、カバー部22の下流側の表面に沿わせて案内し、下流側に戻し易くできる。
また、気体開繊装置9が、気体Gを搬送路39に導入する気体導入口35aを有し、気体導入口35aが、カバー部22よりも下流側に配置されているので、気体開繊装置9の周辺に気体Gによって粒状物28が飛散するのをカバー部22により防止しながら、気体Gの搬送路39への導入位置を開繊室43aに近づけ、トウバンド60を効率よく開繊し易くできる。
また、カバー部22がガイド部17の上流側に取り付けられているので、ガイド部17の下流側からガイド部17の内部に移動した粒状物28を、ガイド部17の下流側の表面とカバー部22の下流側の表面とにより案内して、搬送路39に戻し易くできる。
またカバー部22が、トウバンド60の前記一方向の両側で、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びているので、前記一方向の両側において、カバー部22に衝突した粒状物28をトウバンド60と共に搬送路39に戻し易くでき、粒状物28の利用効率を高め易くできる。以下、その他の実施形態について、第1実施形態の差異を中心に説明する。
(第2実施形態)
図5は、第2実施形態に係るカバー部122の幅方向から見た鉛直断面図である。図5に示すように、カバー部122は、平板状に形成されている。このように、カバー部122を平板状に形成することで、板部材を用いてカバー部122を容易に作製できる。また、導入部18のトウバンド導入口18aから内部空間47に噴出した粒状物28を、カバー部122の下流側の平坦な表面に沿って、迅速に搬送路39に戻し易くできる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態に係るカバー部222の幅方向から見た鉛直断面図である。図6に示すように、カバー部222は、カバー部122と同様に平板状に形成されている。カバー部222は、搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて、搬送方向Pに垂直な方向(ここでは鉛直方向)に延びている。
第3実施形態では、第2実施形態において奏される効果に加え、トウバンド導入口18aから内部空間47に噴出した粒状物28を、カバー部122の下流側の平坦な表面に沿って、搬送方向Pに垂直な方向にトウバンド60の内部に添加し易くできる。
図7は、第3実施形態の変形例に係るカバー部322の幅方向から見た鉛直断面図である。カバー部122のトウバンド60に近接する側の端部は、トウバンドから離隔する方向に湾曲されている。これにより、当該端部がトウバンド60に接触した際に、トウバンド60の複数本の繊維が、当該端部により損傷するのが良好に防止される。
(確認試験)
実施例1として、第1実施形態の製造装置1を用いて吸収体61を製造した。実施例2として、第2実施形態のカバー部122を有する製造装置を用いて吸収体を製造した。実施例3として、第3実施形態のカバー部222を有する製造装置を用いて吸収体を製造した。実施例4として、第3実施形態の変形例のカバー部322を有する製造装置を用いて吸収体を製造した。比較例として、製造装置1からカバー部22を省略した以外は実施例1と同様の条件により、製造装置1を用いて吸収体を製造した。
製造装置1の運転速度は300m/minに設定した。搬送される1ピース(p)当たりのトウバンド(幅方向寸法40mm、搬送方向寸法300mm)に対する粒状物の全添加量は、1060g/minに設定し、1ピース当たりのトウバンドに対する粒状物の目標添加量は、1.1gに設定した。1ピース当たりのトウバンド重量と粒状物の重量との重量比は、1.7:1.1に設定した。
実施例1〜4と比較例とについて、ジェット発生部19の出口からの粒状物28の飛散量と、導入部18のトウバンド導入口18aから逆噴した粒状物量と、粒状物28の利用効率とを算出した。また、1ピース当たりのトウバンド60に対する粒状物28の実際の添加量を算出した。
また、実施例1〜4と比較例とについて、粒状物28の損失量に関する評価と、粒状物28の添加量に関する評価と、粒状物28の気体開繊装置9の周辺への影響に関する評価とを行った。これらの結果を表1に示す。
Figure 0006765924
表1に示すように、比較例では、導入部のトウバンド導入口から逆噴した粒状物量が、ある程度確認されるのに対し、実施例1〜4では、当該粒状物量はほとんど確認されなかった。また、実施例1〜4のトウバンドに対する粒状物の実際添加量は、目標添加量にほぼ等しく、実施例1〜4の粒状物の利用効率は、比較例の粒状物の利用効率に比べて高いことが分かった。
また、粒状物の損失量に関する評価と、粒状物の添加量に関する評価と、粒状物の気体開繊装置周辺への影響に関する評価とのいずれにおいても、実施例1〜4は比較例に比べて高い評価となった。
このような結果が得られた原因として、実施例1〜4では、気体開繊装置9の搬送路39の流路断面の周縁からトウバンド60へ向けて延びるカバー部22が、搬送路39の流路断面の一部を覆うことで、導入部18のトウバンド導入口18aから逆噴した粒状物28が気体開繊装置9の周囲に飛散するのがカバー部22により防止され、気体開繊装置9の周辺環境の悪化が防止されたと共に、カバー部22に衝突した粒状物28が搬送路39に戻され、トウバンド60に所定量の粒状物28が添加されて、粒状物28の利用効率が向上したことが考えられる。
なお実施例3では、粒状物の気体開繊装置周辺への影響に関する評価が、実施例1、2、及び4に比べてやや低い結果となった。この原因としては、カバー部222が搬送方向Pに垂直な方向に延びていることにより、実施例3は、実施例1、2、及び4に比べて、粒状物がカバー部222の上流側に僅かに漏れ易いことが考えられる。しかしながら、実施例3の導入部から逆噴した粒状物量は比較例に比べて非常に低く、実際上は問題にならない程度であると考えられる。
本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、その構成及び方法を変更、追加、又は削除できる。各実施形態は、互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成または方法を、他の実施形態に適用してもよい。
以上のように本発明の各態様によれば、内部に吸水性の粒状物が配置された吸収体を備える吸収性物品を製造する場合において、粒状物の飛散をしながら、吸収性物品を効率よく製造可能にする優れた効果を有する。従って、この効果の意義を発揮できる吸収性物品製造装置及び吸収性物品の製造方法として、広く適用すると有益である。
G 気体
N 添加装置
P 搬送方向
1 吸収性物品製造装置
9 気体開繊装置(開繊装置)
10 添加装置
17 ガイド部
22、122、222、322 カバー部
39 搬送路
43a 開繊室
60 トウバンド(トウ)

Claims (12)

  1. 搬送されるトウが気体により開繊される開繊室を含む搬送路が形成された気体開繊装置と、
    前記搬送路内の前記トウに、吸水性の粒状物を添加する添加装置とを備え、
    前記気体開繊装置は、前記添加装置が前記トウに前記粒状物を添加する添加位置よりも前記トウの搬送方向の上流側における前記搬送路の流路断面の周縁から前記トウへ向けて延び、前記搬送路の前記流路断面の一部を覆うカバー部を有する、吸収性物品製造装置。
  2. 前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、前記上流側から前記下流側へ傾斜して延びている、請求項1に記載の吸収性物品製造装置。
  3. 前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、徐々に前記搬送方向に沿うように延びている、請求項1又は2に記載の吸収性物品製造装置。
  4. 前記気体開繊装置は、前記気体を前記搬送路に導入する気体導入口を有し、
    前記気体導入口が、前記カバー部よりも前記下流側に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品製造装置。
  5. 前記気体開繊装置は、前記開繊室の前記上流側に配置されて内部に前記搬送路の一部が形成され且つ前記トウを前記開繊室へ向けて案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部の内部では、前記上流側から前記下流側へ向けて、前記搬送路の流路断面積が縮小し、
    前記カバー部が、前記ガイド部の前記上流側に取り付けられている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の吸収性物品製造装置。
  6. 前記カバー部は、前記トウの前記搬送方向に垂直な一方向の両側で、前記周縁から前記トウへ向けて延びている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品製造装置。
  7. 気体開繊装置の搬送路を搬送されるトウを、前記搬送路に含まれる開繊室において気体で開繊する工程と、
    添加装置により、前記搬送路内の前記トウに吸水性の粒状物を添加する工程とを有し、
    前記気体開繊装置は、前記添加装置が前記トウに前記粒状物を添加する添加位置よりも前記トウの搬送方向の上流側における前記搬送路の流路断面の周縁から前記トウへ向けて延び、前記搬送路の前記流路断面の一部を覆うカバー部を有する、吸収性物品の製造方法。
  8. 前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、前記上流側から前記下流側へ傾斜して延びている、請求項7に記載の吸収性物品の製造方法。
  9. 前記カバー部は、前記周縁から前記トウへ向けて、徐々に前記搬送方向に沿うように延びている、請求項7又は8に記載の吸収性物品の製造方法。
  10. 前記気体開繊装置は、前記気体を前記搬送路に導入する気体導入口を有し、
    前記気体導入口が、前記カバー部よりも前記下流側に配置されている、請求項7〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  11. 前記気体開繊装置は、前記開繊室の前記上流側に配置されて内部に前記搬送路の一部が形成され且つ前記トウを前記開繊室へ向けて案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部の内部では、前記上流側から前記下流側へ向けて、前記搬送路の流路断面積が縮小し、
    前記カバー部が、前記ガイド部の前記上流側に取り付けられている、請求項7〜10のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
  12. 前記カバー部は、前記トウの前記搬送方向に垂直な一方向の両側で、前記周縁から前記トウへ向けて延びている、請求項7〜11のいずれか1項に記載の吸収性物品の製造方法。
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