JP5102582B2 - 吸収体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

吸収体の製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5102582B2
JP5102582B2 JP2007285479A JP2007285479A JP5102582B2 JP 5102582 B2 JP5102582 B2 JP 5102582B2 JP 2007285479 A JP2007285479 A JP 2007285479A JP 2007285479 A JP2007285479 A JP 2007285479A JP 5102582 B2 JP5102582 B2 JP 5102582B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
supply pipe
water
polymer supply
compressed air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007285479A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009112347A (ja
Inventor
保宏 梅木
賢治 安藤
健一 佐藤
拓明 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2007285479A priority Critical patent/JP5102582B2/ja
Publication of JP2009112347A publication Critical patent/JP2009112347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5102582B2 publication Critical patent/JP5102582B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、吸収体の製造方法及び製造装置に関する。
生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体としては、パルプ繊維等の繊維材料に加えて吸水性ポリマーを含むものが汎用されている。
吸水性ポリマーを含む吸収体の製造においては、吸水性ポリマーを、吸収体製造時の流れ方向(MD)に直交する方向(CD,以下「吸収体の幅方向」ともいう)に均一に分散させることが求められることが多い。
吸水性ポリマーを、吸収体の幅方向に分散させる技術としては、先端が広がったタイプの供給管を用いる方法や、複数の供給管を並列に並べる方法(共に特許文献1参照)が知られている。
特開2006−115999号公報
しかし、先端が広がったタイプの供給管を用いても、吸水性ポリマーが供給管内に充分に分散しない場合が多い。また、複数の供給管を並列に並べる方法は、吸水性ポリマーの散布密度の高い部分が供給管の本数分形成されてしまい均一な分散状態を得ることはできない。
従って、本発明の目的は、吸収体製造時の流れ方向(MD)に直交する方向(CD)に吸水性ポリマーを均一に分散させることができる、吸収体の製造方法及び製造装置を提供することにある。
本発明は、ダクト内を流れる空気流中にポリマー供給管を介して吸水性ポリマーを導入し、該空気流に載せて搬送した吸水性ポリマーを所定形状に堆積させる工程を具備する吸収体の製造方法であって、圧縮空気の噴射により、前記ポリマー供給管中の吸水性ポリマーを加速し、加速した該吸水性ポリマーを、該ポリマー供給管の先端部又は該ポリマー供給管の延長線上に設けた分散プレートに衝突させ、衝突により分散した吸水性ポリマーを、前記空気流中に導入する、吸収体の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明は、外周面に堆積部を有する回転ドラムと、該回転ドラムの外周面に、内部に生じた空気流に載せて繊維材料及び吸水性ポリマーを供給するダクトとを備えた吸収体の製造装置であって、前記ダクトに、前記吸水性ポリマーを該ダクト内に導入するためのポリマー供給管が設けられ、該ポリマー供給管は、該ポリマー供給管の内部に圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口を有しており、前記ポリマー供給管の先端部又は該ポリマー供給管の延長線上に、前記圧縮空気により加速された吸水性ポリマーを衝突させる分散プレートを有する、吸収体の製造装置を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の吸収体の製造方法及び製造装置によれば、吸収体製造時の流れ方向(MD)に直交する方向(CD)に吸水性ポリマーに均一に分散させることができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の一実施形態である吸収体の製造装置1は、図1に示すように、外周面に複数の集積用凹部21(堆積部)が所定の間隔で形成された回転ドラム2と、回転ドラム2の外周面の一部を覆う一端部を有するダクト3を備えている。ダクト3は、回転ドラム2の外周面に、内部に生じた空気流に載せて、繊維材料42及び吸水性ポリマー51を飛散状態にて供給する。
回転ドラム2は、円筒状をなし、図1中の矢印A方向に回転駆動されるようになされている。回転ドラム2の外周面には、繊維材料及び吸水性ポリマーの堆積物に付与すべき形状に対応する形状の集積用凹部21,21・・が形成されている。回転ドラム2には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム内の仕切られた空間B及びCを負圧に維持可能に構成されている。個々の集積用凹部21の底面部は、多数の細孔(図示せず)が形成されており、個々の集積用凹部21が、負圧に維持された空間B,C上を通過している間、各集積用凹部21の底面部の細孔が吸引孔として機能する。
また、空間B上に位置する集積用凹部21の底面部からの吸引が行われることにより、ダクト3内に、回転ドラム2の外周面に向けて流れる空気流が生じる。
ダクト3における、回転ドラム2側とは反対側の端部付近には、パルプシート等のシート状の吸収体原料41を粉砕して、繊維材料42としてダクト3内に供給する繊維材料供給装置4が設けられている。繊維材料42は、前記吸気ファンの駆動によりダクト内に生じた空気流に随伴して、回転ドラム2の外周面に向けて搬送される。図1中、符号43は、粉砕機である。
ダクト3は、上壁31、下壁32及び左右の側壁(図示せず)を有する断面矩形の筒状をなしており、ダクト3における回転ドラム2と繊維材料42の導入部位44との間の上壁31に、吸水性ポリマー51をダクト3内に導入するためのポリマー供給管5が設けられている。
ポリマー供給管5は、図2及び図3に示すように、ポリマー供給管5の内部に圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口52と、圧縮空気により加速された吸水性ポリマー51を衝突させる分散プレート53と、該分散プレート53に衝突した後の吸水性ポリマー51を、ダクト3内に導入するポリマー導入口54とを有している。
図2に示すように、ポリマー供給管5は、断面円形の筒状本体50を主体として構成されており、筒状本体50の内周面に噴射ノズル55の噴射口(圧縮空気噴射口)52が開口している。ポリマー供給管の断面は、ポリマー粉体の流れに対するよどみをつくらないために円形であることが好ましい。噴射ノズル55は、接続管56を介して、電磁弁を備えた圧縮空気のタンク(図示せず)に接続されている。そして、その電磁弁の開閉の制御により、圧縮空気の噴射を制御可能である。圧縮空気のタンクには、コンプレッサーが接続されており、タンク内の圧力が、常時、所定の範囲の圧力に維持されるようになされている。分散プレート53は、筒状本体50を斜めに切断して生じた端部の形状と一致する楕円形状を有している。分散プレート53は、筒状本体50の先端部に固定されている。分散プレート53は、筒状本体50の中心軸線Lに対して傾斜させて設けられており、また、ダクト3の上壁31に対して略平行に設けられている。ポリマー導入口54は、筒状本体50の先端部近傍に切欠部を設けて形成されている。
ポリマー供給管5の口径は10〜100mmが好ましく、圧縮空気噴射口52の口径は3〜30mmが好ましく、圧縮空気の供給圧力は圧縮空気噴射口の口径にもよるが、0.02〜1.5MPaであることが好ましい。
ポリマー供給管5内への圧縮空気の噴射角度θ1(本実施形態においては、噴射ノズル55の中心線の延長線L1と筒状本体50の中心軸線Lとの交差角度,図2参照)は、吸水性ポリマーの効率的な加速の点から、10〜75度、特に20〜50度であることが好ましい。また、噴射ノズル55の中心線の延長線L1上には、開口部54が存在しないことが好ましい。
また、ポリマー供給管5の中心軸線Lと分散プレート53とがなす角度θ2(本実施形態においては、筒状本体50の中心軸線Lと分散プレート53とがなす角度,図2参照)は、吸水性ポリマーの分散性向上の点から、100〜170度、特に110〜50度であることが好ましい。
本実施形態における分散プレート53は、ポリマー供給管5に直接固定されて設けられているが、これに代えて、分散プレート53を、ダクト3の上壁や左右の側壁等から延びる支持体等(図示せず)に支持させた状態で、ポリマー供給管5の先端部に設けることもできる。
また、図5に示すように、分散プレート53を、ポリマー供給管5の先端部から離間させ、該ポリマー供給管5の延長線上に設けることもできる。この場合、分散プレート53は、例えば、ダクト3の上壁31や左右の側壁等から延びる支持体等(図示せず)に支持させることができる。
分散プレート53の配置位置は、圧縮空気の供給量にもよるが、ダクト3の上壁31からの距離h(図2及び図5参照)が、5〜30cm、特に5〜20cmであることが好ましい。
また、分散プレート53とポリマー供給管5とが分離している場合、分散プレート53とポリマー供給管5の距離L3(図5参照。ポリマー供給管筒状本体50の中心軸線Lに沿って測定)は、ポリマー供給管筒状本体の断面が円形の場合はその径、ポリマー供給管筒状本体の断面が非円形の場合は同面積の円形の径Rとの比R/L3がゼロ(供給管と分散プレートが接触)〜1となる距離が好ましい。
また、ポリマー導入口54は、筒状本体50の中心軸線Lと分散プレート53との交点を中心Pとする左右の開き角度θ3(図3参照)が、100〜360度、特に150〜180度であることが好ましい。
ポリマー供給管5の筒状本体50のもう一方の端部には、ロート状のポリマー導入管57が接続されており、該ポリマー導入管57の逆円錐状のポリマー投入口58に、図示しないスクリューフィーダー等により吸水性ポリマーが投入され、投入された吸水性ポリマーが、ポリマー導入管57及びポリマー供給管5の筒状本体50を通って、ダクト3内へ供給されるようになされている。
ダクト内に供給する繊維材料としては、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維や、ポリエチレン等の合成繊維の短繊維等が用いられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は20〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。
吸水性ポリマーとしては、従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のもの等を用いることができる。吸水性ポリマーは、通常、粒子状である。吸水性ポリマーとしては、自重の20倍以上の液吸収性保持力を有し且つゲル化する性質を有するものが好ましく、例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体などが好ましい。これらの吸水性ポリマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本実施形態の製造装置1は、図1に示すように、ダクト3内を流れる空気流に載せて飛散状態として搬送した、繊維材料42及び吸水性ポリマー51を、空間B上に位置する集積用凹部21の底面部からの吸引により該集積用凹部21内に堆積させた後、それらの堆積物8を、集積用凹部21内に吸引保持したまま、回転ドラム2の下端部まで搬送し、回転ドラム2の下端部において、堆積物8をバキュームコンベア6上の第1コアラップシート7A上に離型するように構成されている。バキュームコンベア6は、通気性の無端ベルト61及びバキュームボックス62を備えており、無端ベルト61上に、第1コアラップシート7Aが供給された後、第1コアラップシート7A上に、繊維材料及び吸水性ポリマーの堆積物8が載置され、その堆積物8上に、更に第2コアラップシート7Bが供給されるように構成されている。
尚、集積用凹部21からの離型は、回転ドラム2内の仕切られた空間Dを加圧手段(図示せず)により陽圧に維持して、集積用凹部21の底面部の細孔から空気を吹き出させると共に、バキュームコンベア6から吸引することにより行われる。
上述した吸収体の製造装置1を用いた吸収体の製造方法、即ち本発明の吸収体の製造方法の一実施形態について説明する。
本実施形態の吸収体の製造方法は、ダクト3内を流れる空気流中にポリマー供給管5を介して吸水性ポリマー51を導入し、該空気流に載せて搬送した吸水性ポリマー51を所定形状に堆積させる工程を具備しており、当該工程において、圧縮空気の噴射により、前記ポリマー供給管5中の吸水性ポリマーを51加速し、加速した吸水性ポリマー51を、該ポリマー供給管5の先端部に設けた分散プレート53に衝突させた後、ダクト3内に導入する。
本実施形態においては、ポリマー供給管5中に圧縮空気を噴射し、ポリマー供給管5中の吸水性ポリマー51を加速している。
本実施形態の製造方法について更に詳細に説明する。
吸収体の製造装置1を用いて吸収体を製造するためには、回転ドラム2を回転させると共に、上記吸気ファンを作動させて空間B及びCを負圧にする。また、バキュームコンベア6を作動させ、更に第1及び第2コアラップシート7A,7Bの供給機構も作動させる。
吸気ファンの作動により、空間B上に位置する集積用凹部20の底面部に吸引力が生じると共に、ダクト3内に、回転ドラム2の外周面に向けて流れる空気流が生じる。
そして、繊維材料供給装置4を作動させて、ダクト3内に繊維材料42を供給すると、該繊維材料42は、飛散状態となって、ダクト3内を流れる空気流に載って搬送され、回転ドラム2の外周面に向けて供給される。
また、スクリューフィーダー等を作動させ、吸水性ポリマーをポリマー投入口58に投入し、また、圧縮空気噴射口52から圧縮空気を噴射させる。
ポリマー投入口58に投入された吸水性ポリマーは、主としてダクトに生じた空気流の影響によりポリマー導入管57及びポリマー供給管5内に生じる空気の流れと、自重によって、ポリマー供給管5内へと導かれる。
そして、ポリマー供給管5中の吸水性ポリマーに対して、圧縮空気噴射口52から圧縮空気が噴射され、吸水性ポリマーは、移動速度が急激に上昇し、高い運動エネルギーを持って分散プレート53に衝突する。そして、衝突した吸水性ポリマーは、分散プレートに跳ね返されて多様な方向に飛び散り、飛び散った吸水性ポリマーが、ポリマー導入口54からダクト3内へと導入される。
このように、圧縮空気の噴射により加速させた吸水性ポリマーを分散プレートに衝突させた後、ダクト内に導入することにより、吸水性ポリマー51は、図4(a)に示すように、ダクト3内の幅方向(Y方向)に広く分散した状態となり、その分散状態を維持した状態で、繊維材料42と共に、集積用凹部21に堆積する。尚、図4(b)は、圧縮空気を噴射しない以外は同様にして、吸水性ポリマー51をダクト3内に導入した場合の吸水性ポリマー51の分散状態を示したものである。
集積用凹部21内の繊維材料21及び吸水性ポリマー51の堆積物8は、回転ドラム2の下端部まで搬送され、集積用凹部21の形状に対応する形状に成形された堆積物8として、集積用凹部21から離型される。
そして、集積用凹部21から離型された堆積物8は、第1及び第2コアラップシート7A,7B間に配置されて、吸収体の連続体9とされる。この吸収体の連続体9は、公知の搬送手段により後の工程に搬送され、公知の切断手段により切断されて、個々の吸収性物品に使用される吸収体9となる。
本実施形態の製造装置及び製造方法によれば、上述のように、吸水性ポリマーを圧縮空気の噴射により加速させ分散プレートに衝突させた後、ダクト内に導入することにより、吸水性ポリマーをダクト3内の幅方向(Y方向)に幅広く且つ均一に分散させることができ、それにより、吸収体製造時の流れ方向(MD)に直交する方向に均一に分散した吸収体9を効率的に製造することができる。
以上、本発明の吸収体の製造方法及び製造装置それぞれの一実施形態について説明したが、本発明は、上記各実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、上述した実施形態においては、集積用凹部21から離型させた、繊維材料及び吸水性ポリマーの堆積物8の上下面を、第1及び第2コアラップシート7A,7Bで被覆したが、これに代えて、当該堆積物8の上下面を一枚のコアラップシートで被覆した吸収体を製造しても良く、また、当該堆積物8の上下面の一方又は両方を被覆しない吸収体を製造しても良い。
また、集積用凹部21は、回転ドラム2の外周面に、周方向に連続する溝状の凹部として形成されていても良い。
また、本発明の方法及び装置においては、非凹状の堆積部に、吸水性ポリマーや繊維材料を堆積させても良い。例えば、ダクトに臨む面に凹部が形成されていないメッシュコンベアや外周面に凹部が形成されていない回転ドラムの外周面における一定の領域のみに吸引力を作用させ、該一定領域のみに吸水性ポリマーや繊維材料を堆積させても良い。この場合、その吸引力を作用させる部分が堆積部である。
また、ポリマー供給管5は、断面円形の筒状本体50に代えて、中心軸線Lに直交する断面形状が非円形の筒状本体を備えたものであっても良い。例えば、中心軸線に直交する断面形状が、楕円形、正方形、長方形、台形、菱形、三角形等の筒状本体を備えたものを用いることもできる。また、圧縮空気の噴射口52が、筒状本体50の内部に突き出した状態に設けることもできる。分散プレート53の形状も、楕円形以外の形状とすることもできる。また、噴射ノズル55は、ポリマー導入管57の逆円錐台状部分以外の部分に設けることもできる。
また、図6に示すように、ポリマー供給管5に、吸水性ポリマー51の流路50aに連通するが内部をポリマーが通らない分岐部分59を設け、該分岐部分59に設けた圧縮空気の噴射口52から噴射した圧縮空気により、該噴射口52より下流(ポリマー導入口54側)の位置から供給される吸水性ポリマー51を加速しても良い。この場合、図中には示していないが吸水性ポリマー51を圧縮空気の圧力に抗して導入するため、ポリマー押し出し手段と弁とを備えた装置等を備えている。
また、吸水性ポリマーを、繊維材料を搬送する空気流中に導入し、混合状態とされた該繊維材料及び該吸水性ポリマーを、集積用凹部(堆積部)に堆積させるのに代えて、集積用凹部(堆積部)に繊維材料を堆積させ、その後、堆積した繊維材料の上に、繊維材料を含まない空気流によって搬送した吸水性ポリマーを堆積させても良い。
本発明の吸収体の製造装置の一実施形態を示す模式図である。 図1に示す吸収体の製造装置におけるポリマー供給管の詳細を示す図で、図2(a)は、ダクト内の空気流の流れ方向に沿う鉛直断面図、図2(b)は、ポリマー供給管を、空気流の流れ方向の下流側のやや上方から見た斜視図である。 図1に示す吸収体の製造装置におけるポリマー供給管の先端部付近を、ポリマー導入口側から見た状態を示す斜視図である。 本発明の作用効果を示す説明図であり、図4(a)は、圧縮空気を噴射した場合の吸水性ポリマーの分散態様を示し、図4(b)は、圧縮空気を噴射しない場合の吸水性ポリマーの分散態様を示す図である。 本発明の吸収体の製造装置の他の実施形態を示す図(図2相当図)である。 本発明の吸収体の製造装置の更に他の実施形態を示す図(図2相当図)である。
符号の説明
1 吸収体の製造装置
2 回転ドラム
21 集積用凹部(堆積部)
3 ダクト
4 繊維材料供給装置
41 シート状の吸収体原料
42 繊維材料
5 ポリマー供給管
51 吸水性ポリマー
52 圧縮空気噴射口
53 分散プレート
54 ポリマー導入口
55 噴射ノズル
56 接続管
57 ポリマー導入管
6 バキュームコンベア
7A,7B 第1及び第2コアラップシート
8 繊維材料及び吸水性ポリマーの堆積物
9 吸収体
9A 吸収体の連続体

Claims (10)

  1. ダクト内を流れる空気流中にポリマー供給管を介して吸水性ポリマーを導入し、該空気流に載せて搬送した吸水性ポリマーを所定形状に堆積させる工程を具備する吸収体の製造方法であって、
    圧縮空気の噴射により、前記ポリマー供給管中の吸水性ポリマーを加速し、加速した該吸水性ポリマーを、該ポリマー供給管の先端部に設けた分散プレートに衝突させ、衝突により分散した吸水性ポリマーを、前記空気流中に導入し、
    前記分散プレートは、前記ポリマー供給管の先端部に、該ポリマー供給管の中心軸線に対して傾斜させて設けられており、該ポリマー供給管の先端部近傍に、前記分散した吸水性ポリマーを前記空気流中に導入するポリマー導入口が形成されている、吸収体の製造方法。
  2. 前記ダクトを流れる空気流が繊維材料を含んでいる請求項1記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記ポリマー導入口は、前記ポリマー供給管の中心軸線(L)と前記分散プレートとの交点を中心(P)とする左右の開き角度(θ3)が150〜180度である、請求項1又は2記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記圧縮空気を噴射ノズルから前記ポリマー供給管内に噴射し、
    前記噴射ノズルの中心線の延長線(L1)と該ポリマー供給管の中心軸線(L)との交差角度(θ1)が10〜75度である請求項1〜3の何れか1項記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記圧縮空気を噴射ノズルから前記ポリマー供給管内に噴射し、
    前記ポリマー供給管は、前記噴射ノズルの中心線の延長線(L1)上に、開口部が存在しない請求項1〜4の何れか1項記載の吸収体の製造方法。
  6. 外周面に堆積部を有する回転ドラムと、該回転ドラムの外周面に、内部に生じた空気流に載せて繊維材料及び吸水性ポリマーを供給するダクトとを備えた吸収体の製造装置であって、
    前記ダクトに、前記吸水性ポリマーを該ダクト内に導入するためのポリマー供給管が設けられ、該ポリマー供給管は、該ポリマー供給管の内部に圧縮空気を噴射する圧縮空気噴射口を有しており、
    前記ポリマー供給管は、先端部に、前記圧縮空気により加速された吸水性ポリマーを衝突させる分散プレートを有すると共に、該分散プレートに衝突した後の吸水性ポリマーを、前記ダクト内に導入するポリマー導入口を有している、吸収体の製造装置。
  7. 前記ポリマー供給管の中心軸線Lと前記分散プレートとのなす角度(θ2)が、100〜170度である請求項6記載の吸収体の製造装置。
  8. 前記ポリマー導入口は、該ポリマー供給管の中心軸線(L)と該分散プレートとの交点を中心(P)とする左右の開き角度(θ3)が150〜180度である、請求項6又は7記載の吸収体の製造装置
  9. 前記圧縮空気を前記ポリマー供給管内に噴射する噴射ノズルを備えており、
    前記噴射ノズルの中心線の延長線(L1)と該ポリマー供給管の中心軸線(L)との交差角度(θ1)が10〜75度である請求項〜8の何れか1項記載の吸収体の製造装置
  10. 前記圧縮空気を前記ポリマー供給管内に噴射する噴射ノズルを備えており、
    前記ポリマー供給管は、前記噴射ノズルの中心線の延長線(L1)上に、開口部が存在しない請求項〜9の何れか1項記載の吸収体の製造装置
JP2007285479A 2007-11-01 2007-11-01 吸収体の製造方法及び製造装置 Active JP5102582B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285479A JP5102582B2 (ja) 2007-11-01 2007-11-01 吸収体の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007285479A JP5102582B2 (ja) 2007-11-01 2007-11-01 吸収体の製造方法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009112347A JP2009112347A (ja) 2009-05-28
JP5102582B2 true JP5102582B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=40780191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007285479A Active JP5102582B2 (ja) 2007-11-01 2007-11-01 吸収体の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5102582B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111562652B (zh) * 2020-04-29 2021-03-30 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种基于合成光学网格的双输入双输出光学开关

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5386323B2 (ja) 2009-11-27 2014-01-15 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP5358467B2 (ja) 2010-01-28 2013-12-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置
JP5401375B2 (ja) 2010-03-26 2014-01-29 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP5750270B2 (ja) * 2011-01-19 2015-07-15 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置
JP5767821B2 (ja) 2011-02-04 2015-08-19 ユニ・チャーム株式会社 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP6130998B2 (ja) * 2012-03-30 2017-05-17 三菱重工業株式会社 宇宙用冷却器
ITBO20130171A1 (it) * 2013-04-17 2014-10-18 Gdm Spa Unita' per la realizzazione di imbottiture assorbenti per pannolini.
KR20160117591A (ko) * 2014-02-07 2016-10-10 쥐디엠 에스.피.에이. 입상 물질을 분배하기 위한 장치 및 그 장치를 포함하는 흡수성 위생 용품을 제조하기 위한 기계
KR20170009971A (ko) * 2014-05-23 2017-01-25 쥐디엠 에스.피.에이. 흡수성 제품의 흡수성 패드를 성형하는 방법 및 유닛
JP6551286B2 (ja) * 2016-04-12 2019-07-31 王子ホールディングス株式会社 吸収体の製造装置および製造方法
JP6620138B2 (ja) * 2017-11-28 2019-12-11 花王株式会社 吸収性物品の包装体及び吸収性物品の包装体の製造方法
JP7508508B2 (ja) 2021-06-18 2024-07-01 花王株式会社 吸収体の製造方法及び製造装置
EP4378436A1 (en) * 2022-11-29 2024-06-05 Ontex BV Apparatus for distributing superabsorbent particles onto a substrate
EP4385474A1 (en) * 2022-12-13 2024-06-19 Ontex BV Apparatus for feeding and distributing superabsorbent particles onto a substrate

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4312112B2 (ja) * 2004-07-01 2009-08-12 花王株式会社 積繊体製造装置
JP2007037668A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Kao Corp 吸収性物品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111562652B (zh) * 2020-04-29 2021-03-30 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种基于合成光学网格的双输入双输出光学开关

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009112347A (ja) 2009-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5102582B2 (ja) 吸収体の製造方法及び製造装置
JP5049743B2 (ja) 堆積体の製造方法及び製造装置
CN109972441B (zh) 薄片制造装置
JP5767821B2 (ja) 吸収体の製造装置、及び製造方法
DK173907B1 (da) Apparat og fremgangsmåde til luftudlægning af fibervæv, der indeholder adskilte partikler
KR950005338B1 (ko) 다수의 공기-동반 섬유 스트림을 제공하는 장치 및 방법
KR940004702B1 (ko) 다수의 성분을 함유하는 분산집적 섬유상 웹을 형성하는 장치 및 방법
EP2939641B1 (en) Method and device for producing powder-storing sheet
JP6170308B2 (ja) 吸収体の製造装置
US6461086B1 (en) Method and apparatus for delivering particulate material to an air stream
JP5386323B2 (ja) 吸収体の製造装置、及び製造方法
JP2636915B2 (ja) 基材に吸水性材料を堆積する方法及び装置
US11427941B2 (en) Web structural body and manufacturing apparatus thereof
JP6951181B2 (ja) 吸収体の製造方法及び吸収体の製造装置
JP5364029B2 (ja) ノズル装置
CN111565682A (zh) 吸收体制造方法和制造装置
JP2012502784A (ja) 調節可能な固体粒子提供システム
JP6663893B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP6952560B2 (ja) 吸収体の製造方法
JP5856832B2 (ja) 吸収体の製造装置
EP2394618B1 (en) Apparatus and method for retaining and releasing solid material
CN218943700U (zh) 吸收体的制造装置和吸水性聚合物的供给装置
EP4378436A1 (en) Apparatus for distributing superabsorbent particles onto a substrate
JP2013119002A (ja) 吸収体の製造装置
JP2017189295A (ja) 吸収体の製造装置および製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5102582

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250