JP6765905B2 - 医療用挟持デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、生体器官を挟持する医療用挟持デバイスに関する。
従来、腹腔鏡下又は胸腔鏡下で、臓器・血管等を切離する医療デバイスとしては、一般に、リニアステープラが用いられる(例えば、特許文献1参照)。リニアステープラを用いることにより、臓器・血管等の切離及び吻合を同時に処理することができる。例えば、膵尾部にできた膵臓がんの切除を行う「膵体尾部切除術」では、リニアステープラを用いて、膵体尾部を切離することが行われる。
特開2016−64310号公報
しかしながら、リニアステープラを用いた処置では、吻合部や断端からの出血や内分泌液の漏出が起き、体内での癒着や感染が惹き起こされる恐れがある。特に、上述した膵体尾部切除術の場合、術後において、膵臓の吻合部や断端(切離端部)から膵液の漏出(膵液瘻)が起こることがある。この場合、チューブを用いて腹腔内から体外へと膵液を排出するドレナージを行うことが必要となるため、治療期間が延び、患者の負担が増大する。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、比較的小さな孔を介して体腔内に送達することができるとともに、生体器官の切離端部からの出血や内分泌液の漏出を防止することができる医療用挟持デバイスを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の医療用挟持デバイスは、開閉可能に構成されるとともに、生体器官を2方向から挟持可能な挟持機構と、前記挟持機構を閉じる方向に弾性的に付勢可能な付勢機構と、を備え、全体形状が棒状に変形可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の医療用挟持デバイスによれば、付勢機構の弾性付勢力の作用下に、挟持機構により生体器官を2方向から挟み込んで圧縮することができる。このため、生体器官の挟み込まれた箇所では、血流が遮断されることで、時間の経過に伴って組織が壊死するとともに組織が再生する。従って、生体器官の切離された一方の端部に医療用挟持デバイスを適用することで、出血や内分泌液の漏出を防止することができる。また、この医療用挟持デバイスは、全体が棒状に変形可能に構成されているため、比較的小さい孔(例えば、ドレーン孔、トラカール、鉗子・ステープラ等のデバイスに設けられた孔部等)を介して、体腔内の生体器官へと送達することができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記挟持機構は、棒状の一対の挟持部材を有し、前記付勢機構が強制的に弾性変形させられることで、前記医療用挟持デバイスの全体形状が棒状に変形可能であってもよい。
これにより、簡単な構成で、全体が棒状に変形可能な医療用挟持デバイスを実現することが可能となる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記付勢機構は、前記一対の挟持部材に巻き付け可能であり、周方向の一部が切り欠かれたリング状バネであってもよい。
この構成により、全体が棒状になるように容易に変形させることができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記リング状バネの周方向一端部は、前記一対の挟持部材の一方に固定されており、前記リング状バネの周方向他端部は、前記一対の挟持部材の他方に接続可能であってもよい。
この構成により、体腔内で、医療用挟持デバイスを使用可能な状態に容易に組み立てることができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記リング状バネは、自然状態で前記一対の挟持部材に沿って延在する中空筒状体であってもよい。
この構成により、十分な挟持力(押圧力)で生体器官を挟持することができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記付勢機構は、自然状態で湾曲した一対の板バネを有し、前記一対の板バネは、前記一対の挟持部材の互いに反対側の外面に可動に設けられるとともに、前記一対の挟持部材に沿う形状に弾性変形して伸長可能であってもよい。
この構成により、全体が棒状になるように容易に変形させることができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記一対の挟持部材の両端部には、前記一対の板バネ同士を連結する非伸縮性且つ柔軟性を有する一対の連結部が配置されていてもよい。
この構成により、板バネの弾性復元力を、連結部を介して挟持部材に良好に伝達することができ、十分な付勢力を一対の挟持部材に付与することができる。
上記の医療用挟持デバイスにおいて、前記一対の挟持部材の各々には、軸方向に沿って延在する溝部が設けられており、前記一対の板バネは、前記一対の挟持部材に沿う弾性変形時に、前記溝部に収納されてもよい。
この構成により、棒形状の形態となった際の医療用挟持デバイスの外径を一層細径化することができる。
本発明の医療用挟持デバイスによれば、比較的小さな孔を介して体腔内に送達することができるとともに、生体器官の切離端部からの出血や内分泌液の漏出を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る医療用挟持デバイスの斜視図である。 上記第1実施形態に係る医療用挟持デバイスの分解斜視図である。 上記第1実施形態に係る医療用挟持デバイスの体腔挿入時の形態を示す斜視図である。 膵体尾部切除術の説明図である。 上記第1実施形態に係る医療用挟持デバイスの挟持機構の拡開状態を示す斜視図である。 膵臓の切離端部を上記第1実施形態に係る医療用挟持デバイスで挟持した状態の説明図である。 図6に示す状態における膵臓の切離端部の断面を示す説明図(図6におけるVII−VII線に沿った断面図)である。 本発明の第2実施形態に係る医療用挟持デバイスの斜視図である。 上記第2実施形態に係る医療用挟持デバイスの分解斜視図である。 上記第2実施形態に係る医療用挟持デバイスの体腔挿入時の形態を示す斜視図である。 上記第2実施形態に係る医療用挟持デバイスの挟持機構の拡開状態を示す斜視図である。 膵臓の切離端部を上記第2実施形態に係る医療用挟持デバイスで挟持した状態の説明図である。 図12に示す状態における膵臓の切離端部の断面を示す説明図(図12におけるXIII−XIII線に沿った断面図)である。 上記第2実施形態に係る医療用挟持デバイスの他の使用方法の説明図である。
以下、本発明に係る医療用挟持デバイスについて好適な複数の実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1及び図2に示す第1実施形態に係る医療用挟持デバイス10Aは、切離処置がなされた生体器官20の切離端部22b(図4参照)を2方向から挟持して、一定期間、挟持状態を保持するために使用される。この医療用挟持デバイス10Aが適用可能な生体器官20としては、例えば、肝臓、肺、腸管、膵臓、胆管、食道、血管、胃その他消化器、左心耳等が挙げられ、この点は、後述する第2実施形態においても同様である。
医療用挟持デバイス10Aは、生体器官20を挟持可能な挟持機構12と、挟持機構12を弾性的に付勢する付勢機構14とを備える。挟持機構12は、開閉可能に構成されるとともに、生体器官20を2方向から挟持可能に構成されている。具体的に、挟持機構12は、棒状の一対の挟持部材13(第1挟持部材13A及び第2挟持部材13B)を有する。各挟持部材13は、細長い直線状に形成されている。各挟持部材13の長さL1は、適用対象となる生体器官20にもよるが、生体器官20の切離端部22bの長さに対して+10mmであることが好ましく、例えば、35〜70mm、好ましくは、45〜60mmに設定される。
各挟持部材13は、挟持面13bが設けられた軸部13aと、軸部13aの両端部に設けられ軸部13aよりも拡径したフランジ部13cとを有する。軸部13aの挟持面13bは、生体器官20の挟持時において生体器官20の表面に接触して該表面を押圧する部位である。第1実施形態では、挟持面13bは、平坦に形成されている。挟持面13bの幅W1(軸部13aの長手方向と直交する方向の寸法)は、生体器官20の切離端部22bからの出血や内分泌液の漏出を防ぐことができればよく、例えば、2〜3mmに設定される。
図2に示すように、第2挟持部材13Bの外面13dには、軸部13aの長手方向に沿って延在するスリット状の連結溝部13eが設けられている。後述するように、付勢機構14(リング状バネ15)の端部は、連結溝部13eに接続可能である。
挟持部材13は、生体器官20の挟持時において実質的に撓むことがない程度の剛性を有するように硬質に構成されている。挟持部材13の構成材料としては、生体適合性を有する樹脂材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等)や、金属材料(例えば、チタン合金等)等が挙げられる。
付勢機構14は、弾性変形可能であるとともに、挟持機構12を閉じる方向に弾性的に付勢可能に構成されている。具体的に、第1実施形態では、付勢機構14は、外力が付与されていない自然状態(初期形状)で、周方向の一部が切り欠かれたリング状バネ15の形態を有する。リング状バネ15は、中空筒状体であり、周方向の一方側の端部である第1端部15aと、周方向の他方側の端部である第2端部15bとを有する。第1端部15aと第2端部15bの間にスリット15c(図2参照)が形成されている。
リング状バネ15の第1端部15aは、一対の挟持部材13を構成する一方の部材である第1挟持部材13Aに固定されている。リング状バネ15の第2端部15bは、一対の挟持部材13を構成する他方の部材である第2挟持部材13Bに接続可能である(図1では、第2端部15bが第2挟持部材13Bに接続された状態が示されている)。
第1実施形態では、第2端部15bが、第2挟持部材13Bに設けられた連結溝部13eに接続可能となっている。例えば、第2端部15bは、連結溝部13eに対して嵌合、係合等することにより、適度な固定力で連結溝部13eに接続可能となっている。第2端部15bは、連結溝部13eに一旦接続されても、上記固定力を超える力によって、連結溝部13eから離脱(再分離)可能である。
リング状バネ15の長さL2は、例えば、挟持部材13の軸部13aと略同じ長さか、それよりも若干短い長さに設定される。自然状態でのリング状バネ15の内径は、例えば、11〜13mmに設定さる。リング状バネ15の厚さT1は、例えば、0.2〜0.3mmに設定される。
リング状バネ15は、一対の挟持部材13を介して、適度の挟持力(押圧力)を保持しつつ、一定期間(例えば、5〜10日程度、又はそれ以上の期間)継続して生体器官20を挟持できるように、適度の弾性を有する。リング状バネ15は、生体適合性を備えるとともに、例えば、このような適度の弾性を有する金属材料や樹脂材料により構成される。
リング状バネ15の構成材料(金属材料)としては、例えば、Ni−Ti合金、Ti−Ni−Fe系合金、Cu−Zn系合金、Cu−Zn−Al系合金、Cu−Al−Ni系合金、Cu−Au−Zn系合金、Cu−Sn系合金、Ni−Al系合金、Ag−Cd系合金、Au−Cd系合金、In−Ti系合金、In−Cd系合金等が挙げられる。
次に、上記のように構成された医療用挟持デバイス10Aの使用方法について説明する。以下では、生体器官20として膵臓22(図4参照)を例示し、膵体尾部切除術を施した膵臓22の切離端部22bに医療用挟持デバイス10Aを適用する場合を説明する。
医療用挟持デバイス10Aは、体腔挿入時には、患者に設けたドレーン孔等の比較的小さい孔を介して体腔内に送達できるように、図3に示すような細長い棒状形態とされる。具体的に、図3において、リング状バネ15の第2端部15bは第2挟持部材13Bに接続されておらず、挟持面13b(図2参照)同士が接触するように第1挟持部材13Aと第2挟持部材13Bが重ねられた状態の一対の挟持部材13にリング状バネ15が巻き付けられている。このとき、リング状バネ15は、その弾性に抗して、強制的に弾性変形させられた状態となっている。
そして、この状態の医療用挟持デバイス10Aが収納シース18に収納(挿入)されることで、一対の挟持部材13にリング状バネ15が巻き付けられた状態が保持されている。この状態の医療用挟持デバイス10Aの外径(巻き付けられた状態のリング状バネ15の外径)は、例えば、4.5〜5.0mm、好ましくは、4.7〜5.0mmである。医療用挟持デバイス10Aは、このように収納シース18に収納された状態で医療機関に提供されることが好ましい。なお、一対の挟持部材13にリング状バネ15を巻き付ける作業は、医療用挟持デバイス10Aを使用する医療機関において実施されてもよい。
図4に示すように、例えば、膵体尾部切除術では、膵臓がんができた膵体尾部22aが、適宜の切断デバイス(例えば、リニアステープラ等)を用いて切除される。なお、リニアステープラを用いた場合、切離と吻合が同時に行われる。次に、術者は、一対の挟持部材13にリング状バネ15が巻き付けられた状態の医療用挟持デバイス10Aを、ドレーン孔等の比較的小さい孔を介して、患者の体腔内(対象の生体器官20が膵臓22である場合、腹腔内)へと送達する。医療用挟持デバイス10Aは、他の手術用デバイス(鉗子やステープラ等に設けられたポート)を介して、患者の体腔内に送達されてもよい。
医療用挟持デバイス10Aが体腔内に送達されたら、次に、術者は、上述した収納シース18から医療用挟持デバイス10Aを取り出す。そうすると、リング状バネ15は、弾性復元力によって元の形状(図2参照)に戻る。そして、リング状バネ15の挟持力で自動的にリング状バネ15の第2端部15bが第2挟持部材13Bの連結溝部13eに嵌り、接続する。また、術者が、リング状バネ15の第2端部15bを第2挟持部材13Bの連結溝部13eに接続してもよい。これにより、医療用挟持デバイス10Aは、体腔内で、図1に示す状態に組み立てられる。図1に示す組立状態で、第1挟持部材13Aと第2挟持部材13Bの挟持面13b(図2参照)同士は接触している。
次に、術者は、図5に示すように、患者の体腔内で、リング状バネ15の弾性に抗して、一対の挟持部材13を強制的に開く(挟持機構12を拡開させる)。このときの挟持機構12の拡開可能な開口幅W2は、生体器官20の切離端部22bの幅より広ければよく、例えば、10〜20mmである。このような挟持機構12の拡開は、例えば、鉗子等の適宜の手術用デバイスを用いて、腹腔鏡下(又は胸腔鏡下)で行うことができる。
次に、図6及び図7に示すように、術者は、医療用挟持デバイス10Aを、膵臓22の切離端部22bに装着する。具体的には、術者は、一対の挟持部材13を強制的に開いた状態にしつつ、一対の挟持部材13の間に膵臓22の切離端部22bを挿入する。そして、術者が一対の挟持部材13を強制的に拡開させるための力を解除すると、一対の挟持部材13は、リング状バネ15の弾性付勢力によって閉じられようとする。
これにより、図7に示すように、リング状バネ15の弾性付勢力の作用下に、膵臓22の切離端部22bは、一対の挟持部材13によって2方向(切離端部22bの厚さ方向両側)から挟持される。一定期間(例えば、5〜10日程度)経過した後、医療用挟持デバイス10Aは、膵臓22の切離端部22bから取り外される。そして、医療用挟持デバイス10Aは、図3のように再び細長い棒状形態にされた状態で、体外に取り出される。
この場合、第1実施形態に係る医療用挟持デバイス10Aによれば、付勢機構14の弾性付勢力の作用下に、生体器官20は、挟持機構12により2方向から挟み込まれて圧縮される。このため、生体器官20の挟み込まれた箇所では、血流が遮断されることで、時間の経過に伴って組織が壊死し、厚みが減少するとともに組織が再生する。従って、生体器官20の切離された一方の端部に医療用挟持デバイス10Aを適用することで、出血や内分泌液(膵臓22の場合、膵液)の漏出を効果的に防止することができる。
また、医療用挟持デバイス10Aは、全体が棒状に変形可能に構成されている(図3参照)ため、比較的小さい孔(例えば、ドレーン孔、トラカール、鉗子・ステープラ等のデバイスに設けられた孔部等)を介して、体腔内の生体器官20へと送達することができる。
さらに、第1実施形態では、挟持機構12は、棒状の一対の挟持部材13を有する。そして、付勢機構14が強制的に弾性変形させられることで、医療用挟持デバイス10Aの全体形状が棒状に変形可能である。このため、簡単な構成で、全体が棒状に変形可能な医療用挟持デバイス10Aを実現することが可能となる。
第1実施形態では、付勢機構14は、一対の挟持部材13に巻き付け可能であり、周方向の一部が切り欠かれたリング状バネ15である。このため、全体が棒状になるように容易に変形させることができる。
第1実施形態では、リング状バネ15の周方向一端部(第1端部15a)は、一対の挟持部材13の一方(第1挟持部材13A)に固定されており、リング状バネ15の周方向他端部(第2端部15b)は、一対の挟持部材13の他方(第2挟持部材13B)に接続可能である。このため、体腔内で、医療用挟持デバイス10Aを使用可能な状態に容易に組み立てることができる。
第1実施形態では、リング状バネ15は、自然状態で一対の挟持部材13に沿って延在する中空筒状体である。このため、十分な挟持力(押圧力)で生体器官20を挟持することができる。
[第2実施形態]
図8及び図9に示す第2実施形態に係る医療用挟持デバイス10Bは、生体器官20を挟持可能な挟持機構32と、挟持機構32を弾性的に付勢する付勢機構34とを備える。挟持機構32は、開閉可能に構成されるとともに、生体器官20を2方向から挟持可能に構成されている。具体的に、挟持機構32は、棒状の一対の挟持部材33を有する。各挟持部材33は、細長い直線状に形成されている。各挟持部材33の長さL3は、第1実施形態における挟持部材33の長さL1と同様に設定され得る。
各挟持部材33は、挟持面33aを有する。一対の挟持部材33において、挟持面33aは互いに平行に対向している。挟持面33aは、生体器官20の挟持時において生体器官20の表面に接触して該表面を押圧する部位である。第2実施形態では、挟持面33aは、平坦に形成されている。挟持面33aの幅W3(挟持部材33の長手方向と直交する方向の寸法)は、付勢機構34として後述する板バネ35を用いる場合に、例えば、板バネ35の幅W4を2〜3mmとすると、挟持面33aの幅W3は3〜5mmであることが好ましい。
各挟持部材33の外面33b(挟持面33aと反対側の外面)には、挟持部材33の長手方向(軸方向)に沿って延在する溝部33cが設けられている。溝部33cは、挟持面33a側に向かって凹んでいる。溝部33cの両端は、挟持部材33の端面33dに達している(端面33dで開口している)。
挟持部材33は、生体器官20の挟持時において実質的に撓むことがない程度の剛性を有するように硬質に構成されている。挟持部材33は、第1実施形態における挟持部材13と同様の材料により構成され得る。
付勢機構34は、弾性変形可能であるとともに、挟持機構32を閉じる方向に弾性的に付勢可能に構成されている。具体的に、第2実施形態では、付勢機構34は、外力が付与されていない自然状態(初期形状)で弧状に湾曲した一対の板バネ35の形態を有する。一対の板バネ35は、一対の挟持部材33の互いに反対側の外面33bに可動に設けられるとともに、一対の挟持部材33に沿う形状(図示例では直線状)に弾性変形して伸長可能である。
図8において、一対の板バネ35は、一対の挟持部材33から互いに反対方向に突出するように湾曲している。具体的に、一対の板バネ35の両端部35aは、一対の挟持部材33の溝部33cにそれぞれ配置(挿入)されている。各板バネ35の両端部35aは、各溝部33cに沿って挟持部材33の長手方向に変位(スライド)可能である。
板バネ35の伸長時(直線状になったとき)の長さは、挟持部材33の長さL3と略同じ長さに設定される。図9において、板バネ35の厚さT2は、例えば、0.3〜0.8mmに設定される。板バネ35の幅W4は、例えば、2〜3mmに設定される。
板バネ35は、一対の挟持部材33を介して、適度の挟持力(押圧力)を保持しつつ、一定期間(例えば、5〜10日程度、又はそれ以上の期間)継続して生体器官20を挟持できるように、適度の弾性を有する。板バネ35は、生体適合性を備えるとともに、例えば、このような適度の弾性を有する金属材料や樹脂材料により構成される。板バネ35は、第1実施形態におけるリング状バネ15と同様の材料により構成され得る。
一対の板バネ35は、非伸縮性且つ柔軟性を有する一対の連結部36により連結されている。一対の連結部36は、一対の挟持部材33の長手方向の両端部に変位可能に配置されている。各連結部36は、想定される使用条件の範囲内で外力が作用しても実質的に弾性変形を起こさない低弾性の材料により構成された生体適合性を有する帯状又は紐状の部材(例えば、縫合糸)である。このような連結部36の構成材料としては、ナイロン、ポリプロピレン、絹糸等が挙げられる。
連結部36の厚さT3は、板バネ35の厚さと同程度であり、例えば、0.3〜0.8mmに設定される。連結部36の幅W5は、板バネ35の幅W4と同程度であり、例えば、2〜3mmに設定される。
図8において、各連結部36は、U字状に屈曲した状態で一対の挟持部材33を跨ぐように、一対の挟持部材33の両端部に配置されている。また、図8において、一対の連結部36の各々の両端部36aは、挟持部材33に設けられた溝部33cの両端部に収納されている。各連結部36の両端部は、板バネ35の両端部35aの変位時に、板バネ35の両端部35aと一緒に溝部33cに沿って変位(スライド)可能である。
次に、上記のように構成された医療用挟持デバイス10Bの第1の使用方法について説明する。第2実施形態においても、生体器官20として膵臓22を例示し、膵体尾部切除術を施した膵臓22の切離端部22bに医療用挟持デバイス10Bを適用する場合を説明する。
医療用挟持デバイス10Bは、体腔挿入時には、患者に設けたドレーン孔等の比較的小さい孔を介して体腔内に送達できるように、図10に示すような細長い棒状形態とされる。具体的に、図10において、一対の板バネ35は、一対の挟持部材33に沿って直線状に伸長しているとともに、一対の連結部36は、一対の挟持部材33から長手方向(軸方向)に突出している。このとき、板バネ35は、その弾性に抗して、強制的に弾性変形させられた状態となっている。また、連結部36の両端部36aは、板バネ35によって溝部33cから押し出されている。
医療用挟持デバイス10Bを図10の状態に変形させるには、図8の状態の医療用挟持デバイス10Bにおいて弧状に湾曲している一対の板バネ35を内側(挟持部材33側)に向かって押し込む。すると、一対の板バネ35は、両端部35aが溝部33cに沿って、端面33dに向かってスライドしつつ、両端部35aの間の中間部35bが溝部33cへと近づき、最終的には図10のように直線状となって溝部33c内に収納される。この過程で、一対の板バネ35の両端部35aに連結された一対の連結部36は、溝部33cに沿ってスライドして一対の挟持部材33の両端部から突出した状態となる。
そして、図10では、この状態の医療用挟持デバイス10Bが収納シース38に収納(挿入)されることで、一対の板バネ35が一対の挟持部材33に沿って伸長した状態が保持されている。医療用挟持デバイス10Bは、このように収納シース38に収納された状態で医療機関に提供されることが好ましい。なお、一対の挟持部材33に沿って一対の板バネ35を強制的に伸長させる作業は、医療用挟持デバイス10Bを使用する医療機関において実施されてもよい。
次に、術者は、一対の挟持部材33に沿って一対の板バネ35が伸長した状態の医療用挟持デバイス10Bを、ドレーン孔等の比較的小さい孔を介して、患者の体腔内(対象の生体器官20が膵臓22である場合、腹腔内)へと送達する。医療用挟持デバイス10Bは、他の手術用デバイス(鉗子やステープラ等に設けられたポート)を介して、患者の体腔内に送達されてもよい。
医療用挟持デバイス10Bが体腔内に送達されたら、次に、術者は、収納シース38から医療用挟持デバイス10Bを取り出す。そうすると、図8のように、板バネ35は、弾性復元力によって元の湾曲形状に戻る。図8に示す状態で、一対の挟持部材33の挟持面33a(図9参照)同士は接触している。
次に、術者は、図11に示すように、患者の体腔内で、板バネ35の弾性に抗して、一対の挟持部材33を強制的に開く(挟持機構32を拡開させる)。この場合、一対の挟持部材33が離間することに伴い、各板バネ35においては、一対の連結部36によって両端部35aが互いに反対方向に引っ張られる。そして、各板バネ35が直線状になるとともに、各連結部36が一対の連結部36間で直線状になったときに、挟持機構32が最大拡開状態となる。
このときの挟持機構32の拡開可能な開口幅W6(最大拡開幅)は、生体器官20の切離端部22bの幅より広ければ、特に限定されず、例えば、10〜20mmである。このような挟持機構32の拡開は、例えば、鉗子等の適宜の手術用デバイスを用いて、腹腔鏡下(又は胸腔鏡下)で行うことができる。
次に、図12及び図13に示すように、術者は、医療用挟持デバイス10Bを、膵臓22の切離端部22bに装着する。具体的には、術者は、一対の挟持部材33を強制的に開いた状態にしつつ、一対の挟持部材33の間に膵臓22の切離端部22bを挿入する。そして、術者が一対の挟持部材33を強制的に拡開させるための力を解除すると、一対の挟持部材33は、板バネ35の弾性付勢力(復元力)によって閉じる方向に付勢される。
これにより、図13に示すように、板バネ35の弾性付勢力の作用下に、膵臓22の切離端部22bは、一対の挟持部材33によって2方向(切離端部22bの厚さ方向両側)から挟持される。一定期間(例えば、5〜10日程度)経過した後、医療用挟持デバイス10Bは、膵臓22の切離端部22bから取り外される。そして、医療用挟持デバイス10Bは、図10のように再び細長い棒状形態にされた状態で、体外に取り出される。
この場合、第2実施形態に係る医療用挟持デバイス10Bによれば、付勢機構34の弾性付勢力の作用下に、生体器官20は、挟持機構32により2方向から挟み込まれて圧縮される。このため、生体器官20の挟み込まれた箇所では、血流が遮断されることで、時間の経過に伴って組織が壊死し、厚みが減少するとともに組織が再生する。従って、生体器官20の切離された一方の端部に医療用挟持デバイス10Bを適用することで、出血や内分泌液(膵臓22の場合、膵液)の漏出を効果的に防止することができる。
また、医療用挟持デバイス10Bは、全体が棒状に変形可能に構成されている(図10参照)ため、比較的小さい孔(例えば、ドレーン孔、トラカール、鉗子・ステープラ等のデバイスに設けられた孔部等)を介して、体腔内の生体器官20へと送達することができる。
さらに、第2実施形態では、挟持機構32は、棒状の一対の挟持部材33を有する。そして、付勢機構34が強制的に弾性変形させられることで、医療用挟持デバイス10Bの全体形状が棒状に変形可能である。このため、簡単な構成で、全体が棒状に変形可能な医療用挟持デバイス10Bを実現することが可能となる。
第2実施形態では、付勢機構34は、自然状態で湾曲した一対の板バネ35を有し、一対の板バネ35は、一対の挟持部材33の互いに反対側の外面に可動に設けられるとともに、一対の挟持部材33に沿う形状に弾性変形して伸長可能である。このため、全体が棒状になるように容易に変形させることができる。
第2実施形態では、一対の挟持部材33の両端部には、一対の板バネ35同士を連結する非伸縮性且つ柔軟性を有する一対の連結部36が配置されている。このため、板バネ35の弾性復元力を、連結部36を介して挟持部材33に良好に伝達することができ、十分な挟持力(押圧力)で生体器官20を挟持することができる。
第2実施形態では、一対の挟持部材33の各々には、軸方向に沿って延在する溝部33cが設けられており、一対の板バネ35は、一対の挟持部材33に沿う弾性変形時に、溝部33cに収納される。このため、棒形状の形態となった際の医療用挟持デバイス10Bの外径を一層細径化することができる。
次に、医療用挟持デバイス10Bの第2の使用方法について説明する。医療用挟持デバイス10Bは、図14に示すように、切離されてない生体器官20(図示例では膵臓22)に適用することも可能である。具体的に、図14のように、術者は、膵臓22の切離すべき箇所に医療用挟持デバイス10Bを装着することにより、一対の挟持部材33で膵臓22を2方向から挟み込む。膵臓22の挟み込まれた箇所は、血流が遮断されることで時間の経過に伴って組織が壊死し、厚みが減少していく。このため、膵臓22は、やがて、一対の挟持部材33で挟まれた箇所で切断され、膵体尾部22aが切離されるに至る。
この場合、図14のように、医療用挟持デバイス10Bには回収袋40が設けられているとよい。回収袋40は、膵臓22への医療用挟持デバイス10Bの装着時に、切離除去される予定部位である膵体尾部22aを覆うように構成されている。このため、膵体尾部22a(切離組織)は、上記のように切離されるのと同時に、回収袋40によって捕捉される。この場合、術者は、医療用挟持デバイス10Bと一緒に回収袋40を体外に取り出してもよく、あるいは、医療用挟持デバイス10Bから回収袋40を切り離してから、医療用挟持デバイス10Bと回収袋40を個別に体外に取り出してもよい。
なお、付勢機構の構成は、上述したリング状バネ15や一対の板バネ35の形態に限られず、種々の形態を採り得る。例えば、付勢機構は、一対の挟持部材に掛けられたゴム材等の弾性材料からなる、リング状の1以上の弾性部材であってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
10A、10B…医療用挟持デバイス 12、32…挟持機構
13、33…挟持部材 13A…第1挟持部材
13B…第2挟持部材 14、34…付勢機構
15…リング状バネ 20…生体器官
22…膵臓 35…板バネ
36…連結部

Claims (6)

  1. 開閉可能に構成されるとともに、生体器官を2方向から挟持可能な挟持機構と、
    前記挟持機構を閉じる方向に弾性的に付勢可能な付勢機構と、を備えた医療用挟持デバイスであって
    全体形状が棒状に変形可能に構成されており
    前記挟持機構は、棒状の一対の挟持部材を有し、
    前記付勢機構が強制的に弾性変形させられることで、前記医療用挟持デバイスの全体形状が棒状に変形可能であり、
    前記付勢機構は、前記一対の挟持部材に巻き付け可能であり、周方向の一部が切り欠かれたリング状バネである、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
  2. 請求項記載の医療用挟持デバイスにおいて、
    前記リング状バネの周方向一端部は、前記一対の挟持部材の一方に固定されており、
    前記リング状バネの周方向他端部は、前記一対の挟持部材の他方に接続可能である、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
  3. 請求項又は記載の医療用挟持デバイスにおいて、
    前記リング状バネは、自然状態で前記一対の挟持部材に沿って延在する中空筒状体である、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
  4. 開閉可能に構成されるとともに、生体器官を2方向から挟持可能な挟持機構と、
    前記挟持機構を閉じる方向に弾性的に付勢可能な付勢機構と、を備えた医療用挟持デバイスであって、
    全体形状が棒状に変形可能に構成されており、
    前記挟持機構は、棒状の一対の挟持部材を有し、
    前記付勢機構が強制的に弾性変形させられることで、前記医療用挟持デバイスの全体形状が棒状に変形可能であり、
    前記付勢機構は、自然状態で湾曲した一対の板バネを有し、
    前記一対の板バネは、前記一対の挟持部材の互いに反対側の外面に可動に設けられるとともに、前記一対の挟持部材に沿う形状に弾性変形して伸長可能である、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
  5. 請求項記載の医療用挟持デバイスにおいて、
    前記一対の挟持部材の両端部には、前記一対の板バネ同士を連結する非伸縮性且つ柔軟性を有する一対の連結部が配置されている、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
  6. 請求項記載の医療用挟持デバイスにおいて、
    前記一対の挟持部材の各々には、軸方向に沿って延在する溝部が設けられており、
    前記一対の板バネは、前記一対の挟持部材に沿う弾性変形時に、前記溝部に収納される、
    ことを特徴とする医療用挟持デバイス。
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