JP5638522B2 - 閉塞ファスナーを配置するための装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、体組織構造を閉塞させるために使用される外科用ファスナーを配置するための方法及び装置に関し、詳細には外科用クリップを用いて組織を結紮するための方法及び装置に関する。
外科手術の際の過剰な体液の損失又は出血を防止する目的で、外科医は様々な体液管及び/又は血管を切断するのに先だってこれらの管を結紮又は閉鎖する場合がある。脈管を閉塞するための機構又は装置には、結紮クリップ、止血クリップなど多くのタイプのものがある。特定の場合では、外科医は脈管の周囲に結紮糸又は縫合糸を結んで脈管を閉鎖又は閉塞する。結紮クリップは当該技術分野では周知のものである。こうしたクリップの多くは金属製であり、一端において連結された2本の脚部を有している。結紮する脈管を2本の脚部の間に置き、脚部を脈管の周囲に互いに閉じ合わせることで脈管を閉鎖する。クリップはプラスチック材料のものも開発されている。しかしながら、プラスチックは金属と同じ強度及び伸展特性を有さないことから、プラスチック製のクリップは、脚部が脈管の周囲に互いに閉じ合わされる際に閉鎖位置に脚部がロックされるように何らかのロック機構を一般に含んでいる。
結紮クリップは、確実に脈管を閉鎖するものでなければならない。これは、結紮クリップは血流又は他の体液の流れを完全に遮断し、漏れが生じないようにしなければならないということである。また、クリップは閉じた状態に保たれなければならず、開いたり、折れたりしてはならず、定位置又は脈管から外れて横滑りしてはならない。脈管を圧し潰して閉鎖するにはそれほどの力を必要としないが、ある種のクリップでは閉じたり形態を変えるのに相当の力を要するものもあり、クリップが一旦閉じられるとその閉鎖位置に保たれるようになっている。
低侵襲手術、特に内視鏡手術では、より小さなアクセス孔から手術部位に到達することが可能なより小さな器具が求められるようになってきている。切開が小さいほど手術部位へアクセスする際の損傷は少なくてすみ、こうした切開によるアクセス創口は治癒も早い。クリップはクリップを適用するための器具に通されて作業端に達することから、器具のサイズは、クリップのサイズと、更にクリップを閉じた状態に圧し潰すのに使用されるあご部のサイズとによって一般に決まる。クリップは通常、開放位置にある状態でクリップ適用器具に通されることによって、あご部がクリップを組織構造上に閉じるように圧し潰す前に、クリップが構造を捕捉して結紮することができるようになっている。
内視鏡手術においては、器具の作業端は適当なカニューレ、身体の導管、又は小さな切開部を通じて体内に配置される。外科医による作業端の操作は体外で行われる。このため、器具の実際の動作が行われる点から遠くに離れていることにより器具の作業端を操作するには困難をともなう。体外で器具を操作するための少しの動きも、器具の作業端では大きな動きとなる。したがって、内視鏡手術では、クリップが閉じられる際のクリップ適用器具のわずかな動きが、クリップの誤った配置につながる可能性が大きい。このことは、組織構造上に効果的に固定するためにクリップが大きな力を必要としうることを考慮した場合に特にあてはまる。
概して言うと、滅菌閉塞ファスナーを配置するための方法及び装置を提供する。一実施形態では、結紮クリップが内部に脱離可能に配置されたクリップ適用装置を、遠位端が患者の体内に配置された可撓性のスコープ装置の作業通路を通じて進めることと、クリップ適用装置の遠位端がスコープ装置の遠位端を越えて位置するようにクリップ適用装置をスコープ装置を通じて進めることと、クリップ適用装置の遠位端がスコープ装置の遠位端を越えて位置した状態で、クリップをクリップ適用装置を通じて進めることによって患者の体内の組織をクリップでクリップ留めすることと、を含む外科的方法を提供する。クリップは、クリップの下側脚部材がクリップの上側脚部材とクリップの連結部分との間に配置された折り畳み構造を有する。連結部分は、上側脚部材と下側脚部材との間に延びる。
本方法は、任意の数の変形例を有しうる。一実施形態では、クリップを進めることは、クリップ適用装置に連結され、患者の体外に配置されたハンドルを作動させることを含んでもよい。別の変形例では、本方法は、少なくとも1つの外科器具(例えば、クリップ適用装置、組織操作装置など)を作業通路内にクリップ適用装置が配置された状態で作業通路を通じて進めることを含んでよい。更に別の変形例として、本方法は、自然開口部を通じて患者の体内にスコープ装置を配置することを含んでもよい。
別の態様では、可撓性の外科器具を、遠位端が患者の体内に配置された可撓性スコープ装置の作業通路を通じて、少なくとも外科器具の遠位端がスコープ装置の遠位端を越えて延びるまで進めることと、患者の組織を、外科器具の遠位端に配置された1対のあご部材の間で圧迫することと、前記外科器具内に脱離可能に配置された結紮クリップを外科器具を通じてあご部材内へと進めることと、クリップを外科器具の遠位端を越えてあご部材の外へと進めることによって、クリップの対向した組織結紮面間に組織がクリップ留めされた状態でクリップを閉鎖位置に動かすことと、を含む外科的方法を提供する。あご部材は、外科器具の長手方向軸に対して動くことが可能である。クリップは、閉鎖位置に付勢されるとともに、対向した組織結紮面を有し、あご部材がクリップの付勢に抗する力をクリップに作用させることによってあご部材の間で圧迫された組織がクリップの対向した組織結紮面の間に配置される。
あご部材及びクリップは、それぞれ様々な形態を有しうる。一実施形態では、あご部材はそれぞれ傾斜面を有し、傾斜面がクリップと係合してクリップに力を作用させることによってクリップの対向した組織結紮面を押し開く。別の例として、外科器具が作業通路を通じて進められる際にあご部材が閉鎖位置にあってよく、あご部材がスコープ装置の遠位端を越えて延びる際にあご部材が開放位置へと動いてよい。
本方法は、任意の数の変形例を含みうる。例えば、本方法は、治療的外科手術の際にスコープ装置の作業通路を通じて外科器具を進めることを含んでもよい。別の例では、外科器具を通じてクリップを進めることが、外科器具に連結され、患者の体外に配置されたハンドルを回転させることを含んでもよい。更に別の例として、患者の組織をあご部材間で圧迫することが、外科器具に連結され、患者の体外に配置されたハンドルを回転させることを含んでもよい。別の例として、本方法は、作業通路を通じて少なくとも1つの更なる外科器具を、外科器具が作業通路内に配置された状態で、少なくとも、少なくとも1つの更なる外科器具の遠位端がスコープ装置の遠位端を越えて延びるまで進めることを含んでもよい。更なる別の例では、組織をあご部材間で圧迫することが、開放位置から閉鎖位置へとあご部材を手動で動かすことを含んでもよい。
別の態様では、可撓性のスコープ装置を通じて進められ、内部に閉鎖位置の結紮クリップが脱離可能に配置されるように構成された可撓性のシャフトを備えた外科装置を提供する。シャフトは、開放位置と閉鎖位置との間で動くように構成されたあご部を遠位端に有する外側管と、外側管の内部に配置され、開放位置と閉鎖位置との間であご部を動かすように動くことができるように構成された内側管と、内側管の内部に配置され、結紮クリップをシャフトの遠位端を越えて進めるように動くことができるように構成されたクリップ適用機構とを含む。結紮クリップは、シャフトの遠位端を越えて結紮クリップが進められ、あご部が閉鎖位置にある場合に閉鎖位置に動いて組織をクリップ留めするように構成されている。
シャフトは、様々な材料で構成することができる。一実施形態では、シャフトは、形状記憶材料、ステンレス鋼、及びバネ鋼の少なくとも1つで構成することができる。例えば、シャフトは、例えばNitinolなどの超弾性材料で構成することができる。
シャフトは、任意のサイズ、形状、及び形態を有しうる。例えば、シャフトは非コイル状であってよい。別の例として、シャフトは、変形をともなわずに約6.8kg(約15ポンド)の押す/引く力を与えることができる。更に別の例として、シャフトは、約7.6cm(約3インチ)の曲率半径を実現することができる。別の例として、シャフトは約1mmの最大直径を有してよい。更に別の例として、シャフトは、内部に複数の結紮クリップが配置されるように構成されてよく、複数の結紮クリップはそれぞれ閉鎖位置でシャフト内に配置されるとともに、閉鎖位置から開放位置へと動き、更に結紮クリップがシャフトの遠位端を越えて進められ、あご部が閉鎖位置にある場合に再び閉鎖位置へと動いて組織をクリップ留めするように構成されてよく、クリップ適用機構は、複数のクリップのそれぞれをシャフトの遠位端を越えて順次進めるように構成されてよい。
結紮クリップは様々な材料で構成されてよく、任意のサイズ、形状、及び形態を有しうる。一実施形態では、結紮クリップは、あご部を通じて進み、あご部の遠位端を越えて進められた際に閉鎖位置に跳ねかえって組織をクリップ留めするように構成されてよい。
内側管、外側管、結紮クリップ、スコープ装置、及びあご部材もまた、様々な材料で構成することができ、任意のサイズ、形状、及び形態を有しうる。例えば、内側管は、外側管に対して軸方向に動くことができるように構成することができる。別の例として、結紮クリップは、あご部を通じて進み、あご部の遠位端を越えて進められた際に閉鎖位置に跳ねかえって組織をクリップ留めするように構成されてよい。更に別の例として、スコープ装置には、内視鏡、腹腔鏡、及び結腸鏡のうちの1つが含まれる。別の例として、あご部は、それぞれが外側管の長手方向軸に対して動くことができるように構成された2個のあご部材を含んでよい。
本外科装置は、任意の数の変形例を有しうる。一実施形態では、装置は、シャフトに連結され、内側管を動かし更にクリップ適用機構を動かすように作動されるように構成されたハンドルを備えてもよい。ハンドルは、第1の作動ストロークで内側管を動かし、第1の作動ストロークの後の第2の作動ストロークでクリップ適用機構を動かすように作動されるように構成することができる。第1の作動ストロークはあご部を開放位置から閉鎖位置へと動かすことにより、組織をあご部の組織圧迫面の間で圧迫することができ、第2の作動ストロークが結紮クリップを組織圧迫面の間で圧迫された組織上に進めることによって、結紮クリップが閉鎖位置に動いて組織圧迫面の間の組織をクリップ留めすることができる。
本発明は、下記の「発明を実施するための形態」を添付図面と併せて参照することにより、より完全な理解が得られるであろう。
クリップ適用装置の一実施形態の概略断面図。 図1のクリップ適用装置の部分断面斜視図。 図1のクリップ適用装置の遠位端部の分解図。 内部に結紮クリップが配置され、装置のあご部が開放位置にある図1のクリップ適用装置の遠位端部の概略側面図。 装置のあご部が閉鎖位置にある図4のクリップ適用装置の概略側面図。 装置のあご部が閉鎖位置にあり、クリップがあご部を通じて部分的に進められた図5のクリップ適用装置の概略側面図。 図6のクリップ適用装置の斜視図。 装置のトリガーハンドルが初期位置にある図1のクリップ適用装置の概略部分断面図。 内視鏡の作業通路内に配置された図1のクリップ適用装置の斜視図。 装置内に配置された結紮クリップを使用して結紮しようとする血管に近接して配置された図1のクリップ適用装置の遠位端部の側断面図。 装置のあご部の間に血管が配置された図10の装置の側断面図。 装置のトリガーハンドルが第1の作動位置に動かされた図8のクリップ適用装置の概略部分断面図。 装置のあご部の間で血管が圧迫された図11の装置の側断面図。 装置のトリガーハンドルが第2の作動位置に動かされた図12のクリップ適用装置の概略部分断面図。 装置のあご部の間で圧迫された血管に結紮クリップが接近しつつある図13の装置の側断面図。 血管の周囲に結紮クリップが配置された図15の装置の側断面図。 結紮クリップが血管をクリップ留めした図16の装置の側断面図。 結紮クリップが血管をクリップ留めするとともに装置から展開されつつある図17の装置の側断面図。 結紮クリップが血管をクリップ留めするとともに装置から脱離している図18の装置の側断面図。 外科器具の作業通路を通じて進められた3個のクリップ適用装置の斜視図。 外科器具の作業通路を通じて進められた図20の3個のクリップ適用装置の平面図。 外科器具の作業通路を通じて進められた図20の3個のクリップ適用装置の正面斜視図。 1個の可動あご部材と1個の固定あご部材を有するクリップ適用装置の一実施形態の遠位端部の部分概略図。
本明細書で開示する装置並びに方法の構造、機能、製造、及び使用の原理の全体的な理解を与えるため、特定の例示的実施形態について以下に説明する。これらの実施形態の1以上の実施例を添付の図面に示す。本明細書で詳細に説明し、添付の図面に示す装置及び方法は、非限定的な例示的実施形態であること、並びに、本発明の範囲は特許請求の範囲のみによって定義されることは当業者には理解されるであろう。ある例示的実施形態に関連して例示又は説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることが可能である。そのような改変及び変形は本発明の範囲に含まれるものとする。
閉塞ファスナーを配置するための異なる例示的な方法及び装置を提供する。本明細書で開示する方法及び装置は、従来の開放型の外科手術で使用することもできるが、これらは低侵襲性の外科手術、特に腹腔鏡手術及び内視鏡手術において特に有用である。外科手術は、例えば医学的状態を特定するために一般的に行われる手術のような診断的なものであってもよく、かつ/又は、特定された医学的状態を治療するために一般的に行われる手術のような治療的なものであってもよい。更に、本明細書で開示する特定の種類の器具は、外科手術において単独で使用することもできるが、低侵襲性の外科手術を促進する他の装置と組み合わせて使用することもできる。当業者であれば、本発明は従来の内視鏡手術及び開放手術用の装置における用途、並びにロボット支援手術における用途を有する点は認識されるであろう。
概して言うと、スコープ装置を通じて体内に導入されて体内の組織を閉塞する結紮クリップを送達させるように構成されたシャフトを有する外科器具を提供する。クリップは任意の組織を閉塞するために使用することができるが、例示的な一実施形態では、クリップは血管を結紮する目的で使用されるように構成されている。当業者であれば、本明細書で使用する「組織」という用語には、例えば血管、体腔、及び外科手術において閉塞することが求められる他の任意の部位などの様々な部位が含まれることは認識されるであろう。当業者であれば更に、スコープ装置には、その内部を通じて外科器具のシャフトを前進させることができるカニューレ又は他の作業通路を有し、自然開口部、組織に形成された穿孔を通じて、及び当業者には認識される他の任意の方法によって体内に挿入されるように構成されたあらゆる外科器具が含まれうることが認識されるであろう。スコープ装置の非限定的な例としては、内視鏡、腹腔鏡、及び結腸鏡が挙げられる。スコープ装置は剛性のものでも可撓性のものでもよいが、例示的な一実施形態では、スコープ装置は可撓性のものである。
例示的な一実施形態では、シャフトが可撓性を有することにより、少なくともその遠位端が体内に配置された可撓性のスコープ装置の作業通路を通じて患者の体内にシャフトを導入することができる。シャフトは、結紮クリップが閉鎖位置にある状態で予め装填されるように構成することが可能であり、スコープ装置の作業通路を通じてクリップも体内に導入することが可能である。クリップは、患者の体外に配置されるシャフトの基端の制御機構(例えば、ハンドル)を用いて体内に展開することによって外科手術の間に組織を結紮することができる。シャフトは内部に複数のクリップが配置されるように構成することが可能であり、各クリップを展開する間に身体からシャフトを引き抜くことなく各クリップをシャフトから展開して組織を結紮することが可能である。
例示的な一実施形態では、シャフトは、平滑及び/又は非平滑化された外表面を有する硬い管(例えば、非コイル状)を含む。一般に、硬い管はコイル(例えば、螺旋状に締結されたワイア)よりも効果的にトルクを伝達することができるため、例えば、シャフトを操作するのに必要とする力が少なくてすみ、基端部から装置を回転又は操作する際の装置の遠位端部の歪みが低減される。
例示的な一実施形態では、シャフトはほぼ円筒形状を有し、約1mmの最大直径を有するが、シャフトは任意のサイズ及び形状を有してよい。従来のスコープ装置の作業通路は約3.7mmの直径を有し、直径1mm以下のシャフトを作業通路内に容易に配置することができる。最大直径がスコープ装置の作業通路の直径の1/3未満であることにより、1以上の更なる外科器具をスコープ装置の作業通路内に配置し、同時にシャフトを作業通路内に配置することが可能であり、これらの外科装置の1以上のものをスコープ装置の遠位端を越えて進めることができる。図20〜22に示される例示的な一実施形態に示されるように、これにより外科医が導入装置の同じ作業通路102を用いて患者の体内へと手術部位のほぼ同じ位置に複数(例えば、2個、3個など)の外科器具100a、100b、100cを導入できることにより、これらの外科器具100a、100b、100cを同時に使用することが可能であり、このことは、スコープ装置が、例えば消化管、気道といった湾曲しかつ/又は繊細な身体構造に通過させられる場合には、スコープ装置の導入及び抜去が時間のかかる困難なプロセスとなりうる内視鏡手術においては特に有用なものとなりうる。あくまで非限定的な例として、それぞれが約1mmの最大直径を有する複数(例えば、2本、3本など)の同じシャフトを同時に同じ作業通路内に収容することができる。別の非限定的な例として、約2.7mm未満の最大直径を有する組織操作装置(例えば、把持器、ピンセット、トング、開創器など)を上記シャフトと同時に3.7mm径の作業通路内に配置することによって、例えば組織操作装置によって体内の組織を操作しながら操作される組織及び/又は他の組織にクリップを適用することができる。外科器具(例えば、シャフト、組織操作装置など)の任意の組み合わせを、スコープ装置の作業通路を通じて導入することができる。
本明細書で述べる装置は、剛性及び/又は可撓性の材料の任意の組み合わせから形成することができるが、例示的な一実施形態では材料は生体適合性のものである。当業者であれば、本明細書で使用する「可撓性」という用語には、様々な形態のものが含まれることは認識されるであろう。一般に、「可撓性」の部材はある程度の弾性を有し、例えば破断することなく屈曲させることが可能である。
例示的な一実施形態では、シャフトは、例えば形状記憶材料、ステンレス鋼、バネ鋼などの少なくとも1種類の生体適合性かつ可撓性の材料で形成される。形状記憶材料の非限定的な例としては、銅−亜鉛−アルミニウム−ニッケル合金、銅−アルミニウム−ニッケル合金、ニッケル−チタン合金、超弾性又は擬弾性材料(例えば、変形後に元の形状に回復するのに熱を加える必要のない材料)、ナイロン、ナイロン混合物、Veriflex(商標)などが挙げられる。例示的な一実施形態では、シャフトは形状記憶材料であるNitinol(超弾性のニッケル−チタン合金)で形成される。
結紮クリップには、当業者には認識されるように組織を閉塞するように構成された任意の結紮クリップが含まれる。結紮クリップは、例えば、小型、中型、中/大型、及び大型のように各種のサイズのものが一般的に市販されており、任意のサイズのクリップをクリップ適用装置とともに使用することができる。結紮クリップは、例えば、チタン、タンタル、ステンレス鋼、形状記憶材料、プラスチック(例えば、ポリオレフィン、グリコリド−ラクチドポリマーなど)などの当業者には認識される1以上の周知の材料のいずれで形成されてもよい。結紮クリップの材料の降伏強さは、下記により詳細に述べるように、クリップを組織の周囲に配置して元の(付勢された)閉鎖位置へと弾性的に復帰させることができるように、クリップ適用装置によってクリップを開放することができるだけの充分な強さであってよい。例示的な一実施形態では、結紮クリップは、例えばチタン3AI−2.5Vのようなチタン合金で形成される。
図1〜7は、患者の体内の手術部位の組織に結紮クリップ12を送達及び適用するように構成された外科装置10を示したものである。ハウジング14は、固定ハンドル16、ハウジング14に動作可能に取り付けられた(例えば、旋回可能、回転可能に取り付けられた)トリガーハンドル18、及び、下記に更に述べるように装置10の遠位端の要素の動作を行うように構成された、ハウジング14内部に配置されかつ/又はハウジング14に連結された1以上の機構を備えている。こうした機構は、内側管20、外側管26、及びクリップ適用機構28を含みうる。外側管26はハウジング14内に配置し、装置10の遠位端22の下側及び上側あご部材24a、24bを含むあご部24を動かすように動くことができるように構成することができる。内側管20はハウジング14の遠位端に取り付け、外側管26の内部に配置し、トリガーハンドル18を作動させることによってあご部材24a、24bを動かすように動くことができるように構成することができる。クリップ適用機構28は、内側管20及びハウジング14の内部に配置し、トリガーハンドル18を作動させることによって装置10を通じてクリップ12を前進させるように動くことができるように構成することができる。
トリガーハンドル18は、ハウジング14から延びるトリガーアームを含むことにより、装置10の使用者が固定ハンドル16を保持し、同じ手でトリガーハンドルのアームを握ることによってトリガーハンドル18を作動させることができる。トリガーハンドル18と一体に成形され、かつ/又はハウジング14、固定ハンドル16、及び/又は連結機構52と一体に成形されるとともに、トリガーハンドル18に形成された孔に嵌るように構成されたポスト30によって、トリガーハンドル18は固定ハンドル16に対して旋回運動を行うことが可能である。連結機構52はハウジング14内に配置し、ハウジング14に旋回可能に連結され、トリガーハンドル18に摺動可能に取り付けられて、トリガーハンドル18に加えられる力を、装置10の組織把持/圧縮及びクリップ前進/配置機能に連結するように構成することができる。図1は、あご部24が閉鎖され、装置10の遠位端22からクリップ12が展開された後に閉鎖位置にあるトリガーハンドル18を示し、図2は、開放された初期位置にあるトリガーハンドル18を示す。トリガーハンドル18の動作、及び他の要素が行う動作については下記により詳細に述べる。
内側管20、外側管26、及びクリップ適用機構28のそれぞれの少なくとも一部は、ハウジング14の基端から延びる可撓性の長尺シャフト58を含みうる。当業者であれば、可撓性シャフトを有するということは、シャフト58の少なくとも一部が1以上の可撓性材料で構成されているということを示している点は認識されるであろう。例示的な一実施形態では、シャフト58が可撓性材料で構成されていることにより、下記に更に述べるように装置10の体内に挿入された部分を曲げて可撓性導入装置に挿入することが可能である。シャフト58を形成するために使用される材料は、シャフト58が、装置10の遠位端22に変形をともなわずに任意の大きさの押す/引く力を与えることができるように選択されるが、このような変形は装置10の作業端の制御を困難とし、所望の手術位置から誤って逸れてしまう可能性を高くするものである。例示的な一実施形態では、シャフト58は、変形をともなわずに約6.8kg(約15ポンド)の押す/引く力を与えることができる。シャフト58を形成するために使用される材料は、シャフト58が破断せずに任意の曲率半径を有することができるようなものでもよい。例示的な一実施形態では、シャフト58は、約7.6cm(約3インチ)の曲率半径を実現することができる。
シャフト58は、任意のサイズ、形状、及び形態を有しうる。例示的な一実施形態では、シャフト58は、ほぼ円筒状かつ非コイル状(例えば、非コイル状の外表面を有する)でよい。シャフト58は、その全長に沿って均一又は不均一な直径を有してよい。例示的な一実施形態では、シャフト58の最大直径を約1mm(あご部24が閉鎖位置にある場合)とすればよく、これによりシャフト58を直径が約1mmよりも大きな装置の通路、自然孔、身体の切開部などを通じて進めることができる。シャフト59が約1mmのシャフト58の最大直径を有するような幾つかの実施形態では、あご部24が開放位置にある場合、シャフト58の最大直径は1mmよりも大きくなりうる。
図3〜7は、装置10の遠位端部をより詳細に示したものである。図に示されるように、外側管26、内側管20、及びクリップ適用機構28は、それぞれ互いに連結されるように構成された複数の部分を含むが、外側管26、内側管20、及びクリップ適用機構28のうちの1以上は、本実施形態で説明するものよりも多いか又は少ない部分を含んでもよい。一般に、外側管26はハウジング14に対して固定し、内側管20及びクリップ適用機構28は、ハウジング14及び外側管26に対してそれぞれ動くことができるように(例えば装置10の長手軸Aに並行に軸方向に動くことができるように)構成することができる。
装置10の内部に配置された結紮クリップは、様々な形態を有しうる。結紮クリップの一実施形態が、本願にその全容を援用する同一所有者の米国特許第5,681,330号及び同第5,601,573号に述べられている。図3の実施形態に示されるように、結紮クリップ12は、上側付勢脚部材72、連結部分80、及び下側付勢脚部材73を含みうる。上側脚部材72はクリップ12の一端に配置され、下側脚部材73はクリップ12の反対側の自由端に配置され、連結部分80が上側脚部材72と下側脚部材73との間に延びている。上側脚部剤73、下側脚部材73、及び連結部分80は、それぞれほぼ同じ長さを有してよい。クリップ12は、折り畳まれた従来のペーパークリップ状の形態を有してよく、下側脚部材73が上側脚部材72と連結部分80との間に位置するように上側及び下側脚部材72、73が連結部分80上に折り畳まれている。連結部分80は、長尺部分81、並びに第1及び第2のバネ部材83、85を含みうる。第1のバネ部材83はクリップ12の基端部に配置され、上側脚部材72の基端部に連結されている。第2のバネ部材85はクリップ12の遠位端部に配置され、下側脚部材73の遠位端部に連結されている。上側及び下側脚部材72、73は、クリップ12が閉鎖位置にある場合、少なくともクリップ12が組織の周囲にクリップ留めされる前にほぼその全長に沿って互いにほぼ平行となり、クリップ12が開放位置にある場合、ほぼその全長に沿って互いにほぼ平行とはならないように構成することができる。脚部材72、73は、クリップ12が閉鎖位置又は開放位置にある場合、脚部材72、73がそれぞれの長さに沿ってほぼ直線状であるように実質的に剛性のものとすることができる。各脚部材72、73はそれぞれ、互いに対向した第1及び第2の内側組織結紮面74、75を有する。各組織結紮面は、他方の脚部材の組織係合面と接触しうる。組織結紮面74、75は、各接触面の間に組織を保持し、組織が滑り出ることを防止するように刻み目が設けられた表面を含んでもよい。これに加えるかあるいはこれに代えて、組織結紮面74、75はそれぞれ、クリップ12が組織の周囲に配置される際にクリップ12がしっかりと閉じて動かないようにするための例えばディンプルのような把持機構を有してよい。上側及び下側脚部材72、73の基端は、組織を捕捉するためのクリップ開口部76を形成するように構成することができる。上側脚部材72は、上側脚部材72の遠位端部に配置された上側横断タブ88を含んでもよい。連結部分80は、連結部分80の遠位端部に配置された下側横断タブ86を含んでもよい。
外側管26はその基端に、クリップ適用機構28を安定させ、内側管20のノブ54の係止部を与えるように構成されたクリップフィーダー支持部材56を含んでいる。外側管26は更に、あご部24、閉鎖位置(図5参照)のクリップ12が内部に取り出し可能に配置されるように構成されるとともに、あご部材24a、24bを旋回可能に取り付けることができるように構成されたあご部ケーシング32、あご部ケーシング32の基端に連結されるように構成された基端側あご部ケーシング34、基端側あご部ケーシング34の基端に連結されるように構成された第1の支持管36、及び、第1の支持管36に連結されて少なくとも基部梁状部材38の遠位端側の装置10の部分に安定化力を与えるように構成された基部梁状部材38を含んでいる。
あご部24は、組織を各あご部材24a、24bの対向した下側及び上側組織締めつけ面60a、60bの間で締めつけるように動くことができるように構成することができる。組織締めつけ面60a、60bは、その間に組織を把持することを助けるため、例えば互いに咬合するほぼ三角形の歯(図に示されるような)のように非平坦化されていてよい。あご部材24a、24bはあご部ケーシング32に旋回可能に取り付けられているため、あご部材24a、24bは装置の長手軸Aに対して開放位置と閉鎖位置との間で動くことができるようになっている。図4、6及び7は開放位置にあるあご部24を示し、図1及び5は閉鎖位置にあるあご部24を示している。あご部24は、装置10が最初の静止位置にある場合にはあご部24が開放位置となるように開放位置へと付勢されていてよい。
装置10は2個の可動あご部材を有するものが示されているが、あご部24は2個よりも多いあご部材を含んでもよい。更に、装置10は、当業者によれば認識されるように、1個の可動あご部材と1個の固定あご部材とを有してもよい。図23は、装置の遠位端に固定下側あご部材24a’を有するクリップ適用装置10’の一実施形態を示したものである(装置10’上に可動上側あご部材は示されていない)。クリップ適用装置10’は更に、成形された棒状要素として構成されたシュー48a’の別の一実施形態を示している。
図1〜7を再び参照すると、あご部24は、クリップ12が装置10を通じて遠位端側に進められてクリップ12が開くことによって結紮しようとする組織の周囲にクリップ12が配置される際に、クリップ12と咬合するように構成することができる。例示的な一実施形態では、あご部材24a、24bはc字形状の断面を有するが、あご部材24a、24bはそれぞれ任意の断面形状を有しうる。下側あご部材24aには、フィードバー48のシュー48aの下側に延びる部分が係合する下側長手方向溝を形成することにより、クリップの前進及び配置過程の全体を通じてクリップ12に対してフィードバー48の遠位端を適切に配置することができる。上側あご部材24bにも同様に、シュー48aの上側に延びる部分が係合する上側長手方向溝を形成することができる。クリップ12の下側付勢脚部材73の下側横断タブ86は、クリップ12がフィードバー48によって遠位端方向に押される際に、下側あご部24aの側壁に形成された例えば棚状部のような傾斜面と係合するように構成することができる。棚状部は、下側横断タブ86の内面と接触しうる。上側付勢脚部材72と下側付勢脚部材73との間のクリップ12の連結部分80の上側横断タブ88は、下側あご部材24aに形成された、例えば斜面のような傾斜面に係合するように構成することができる。この斜面は、上側タブ88の内面と係合して上側タブ88を上側あご部材24aの方向に所定角度に向けるように構成することにより、各付勢脚部材72、73の対向した第1及び第2の内側組織結紮面74、75が互いから離れることによってクリップの開口部76が与えられる。上側横断タブ88は、斜面の端部において、下側あご部材24aから上側あご部材24bのレールへの移行部を形成するように構成することができる。レールは、上側横断タブ88の内面と係合するように構成することができる。これにより、上側脚部材72の第1の組織結紮面74を、上側あご部材24b内にあご部材24a、24bの間で圧迫された組織の上側へと進めることができる。下側脚部材73の第2の組織結紮面75は、下側あご部材24a内に圧迫された組織の下側へと進めることができる。
クリップ12の前進過程の全体を通じて、クリップ12の本体は、あご部材24a、24bの長手方向溝の内部に収容されていてよい。上側あご部材24bは、クリップ12の一部と係合するように構成されたレールを含んでよく、下側あご部材24aは、クリップ12の別の部分と係合するように構成された棚状部を含んでよい。上側タブ88は、上側あご部材24bの遠位端の方向へ開口部にまで進めることができる。この開口部の幅はレールの内側の幅よりも大きく、上側タブ88の外側の幅と厳密に一致させることができる。上側タブ88は、開口部を通じて進められる際に上側あご部材24bから脱離し、これにより上側脚部材72が下側脚部材73の方向に弾性的に動いて、第1の組織結紮面74によってあご部24内で締めつけられた組織と接触することができる。
同様に、下側横断タブ86は、ほぼ同時に下側あご部材24aの遠位端の方向へと開口部にまで達することができる。この開口部の幅は棚状部の内側の幅よりも大きく、下側横断タブ86の外側の幅と厳密に一致させることができる。これにより下側タブ86が開口部を通じて下側あご部材24aから脱離することにより、下側脚部材73が上側脚部材72の方向に弾性的に動いて、第2の組織結紮面75によって組織と接触することができる。タブ86、88の位置をあご部24からの脚部材の脱離のタイミングと一致させることにより、クリップ12を組織上に適切に配置することができる。上側と下側の横断タブの組み合わせを示したが、当業者であれば、器具からクリップを脱離させるうえで1個のタブのみなどの多くの組み合わせが可能である点は認識されるであろう。
内側管20はその基端においてノブ54を含み、ノブ54はハウジング14の遠位端に連結され、あご部24を開放位置と閉鎖位置との間で動かすように動くことができる(例えば、長手方向軸Aに平行に長手方向に動くことができる)ように構成されている。概して言えば、ノブ54を基端方向に引くことによってあご部24を閉じ、ノブ54を遠位端方向に押すことによってあご部24を開くことができる。ノブ54は、ハウジング14に対して少なくともシャフト58が任意の角度(例えば、360°)で回転することができるように回転可能に構成することもできる。内側管20は更に、あご部24と連結されて開放位置と閉鎖位置との間で下側及び上側あご部材24a、24bをそれぞれ動かすように構成された上側及び下側あご部フィーダー40a、40bを含むあご部フィーダー、あご部フィーダー40a、40bの遠位端に連結されるように構成されたクリップフィーダーケーシング42、クリップフィーダーケーシング42の基端に連結されて第1の支持管36を通じて延びる管腔の内部に配置されるように構成された第2の支持管44、及び、第2の支持管44の基端に連結されてクリップ適用機構28に安定化力を与えるように構成された遠位端支持部材46を含む。
クリップ適用機構28は、第2の支持管44を通じて延びる管腔の内部に配置されるように構成されたフィードバー48を含む。フィードバー48の遠位端にはシュー48aが形成されて、遠位端に連結されていることによってあご部ケーシング32を通じて装置の遠位端22の外へとクリップ12を押すことを助ける。シュー48aは更に、フィードバー48が基端方向に動く際にクリップフィーダーケーシング42に対するクリップ適用機構28の係止部を与えることができる。フィードバー48の基端は、クリップフィーダー支持部材56の内部に配置されて連結機構52と係合することによって、下記に更に述べるように、連結機構52の運動をフィードバー48の運動に変換するように構成された押しボタン48bを含んでもよい。クリップ適用機構28は更に、あご部ケーシング32の内部でクリップ12を受容するように構成されたフィードバー支持部材50を含む。
図8〜19は、使用時の例えば装置10のような結紮クリップ適用装置の一実施形態を示したものである。上記に述べたように、装置10が最初の静止位置にある場合にあご部24は開放位置にあってよい。幾つかの実施形態では、あご部24を開放位置で患者の体内に挿入することができるが、例示的な一実施形態では、あご部24が体内に導入される際に閉鎖位置にあることによって装置の体内への導入時の装置の遠位端の直径を小さくし、所望の手術部位に到達する途中であご部24が通過する何らかの物質にあご部24が引っかかったり傷つけたりする確率が低減される。あご部24は、例えば図8に示されるようにハウジング14の方向にノブ54を引っ張ることによって、あご部24を開放位置から閉鎖位置へと動かすなど、いずれの方法で閉じてもよい。
あご部24が所望の位置にある状態で、前挿入位置にある装置10を、例えば導入装置(例えば、スコープ装置、トロカールなど)による補助を用いるか又は用いずに自然開口部に通じたり、身体の切開部に通じるなどといった、当業者には認識されるあらゆる方法によって体内に導入することができる。例示的な一実施形態では、図9に示されるように、装置10は内視鏡62の作業通路64を通じて遠位端22から患者の体内に導入される。内視鏡62は、作業通路64内に装置10が配置されているか又は配置されていない状態で体内に進めることができるが、例示的な一実施形態では、体内に内視鏡62を進める際に作業通路64内に装置10が配置されているか否かによらず、内視鏡62が所望の手術部位に近接して配置されるまで装置の遠位端22が内視鏡の遠位端66を越えて延びることはないため、所望の手術部位に到達する途中で装置10の露出した部分が通過する何らかの物質に装置10が引っかかったり傷つけたりする確率が低減される。
あご部材24a、24bが内視鏡62の遠位端66を越えて延びるように内視鏡62を通じて装置10が充分な距離だけ進められる際に、あご部24が開放位置に付勢されていることによって、あご部24が閉鎖位置から開放位置へと「跳ねかえる」ように構成することができる。あご部24が、ノブ54を引っ張ることによって手で閉じられる際に閉鎖位置にロックされるように構成されているか否かに応じて、更に、作業通路64内の利用可能な空間及び作業通路64を通じて進められる装置10の部分の直径に応じて、あご部24は、作業通路64内に配置された状態で開放位置に向かって動くが完全には開き切らず、したがって作業通路64の内部では依然、閉鎖位置にあるものとみなされるように構成することができる。あご部24が、内視鏡の遠位端66を越えて進められた後に自動的に開放位置となるように構成されていない場合には、あご部24がその間で組織を締めつけることができるように、例えばハンドルを操作したり、ノブ54を押すなど、別の方法によってあご部24を開放位置へと動かすことができる。
図10に示されるように、体内では、装置10の遠位端22を、例えば脈管68などの装置10の内部に配置されたクリップ12を使用して結紮しようとする組織に近接した手術部位に配置することができる。図10では、あご部24は開放位置にある状態が示されているが、装置10はあご部24が開いた又は閉じた状態で脈管68に近接して配置することができる。
あご部24が開放位置にある場合、図11に示されるように、あご部材24a、24bを脈管68の周囲に配置することによって、脈管68をあご部の組織接触面60a、60bの間に位置させることができる。しかしながら、脈管68はあご部材24a、24bの間に配置される際、あご部24が開放位置から動くまで組織接触面60a、60bに必ずしも接触しない。トリガーハンドル18を図8に示される初期位置から図12に示される第1の作動位置へと第1の作動ストロークで作動させることによって、あご部24を開放位置から閉鎖位置へと動かし、これにより図13に示されるように、あご部の組織接触面60a、60bの間で脈管68を締めつけることができる。
トリガーハンドル18を固定ハンドル16の方向に引くことによって、トリガーハンドル18を初期位置から第1の作動位置にまで回転させることができる。トリガーハンドル18は初期位置から第1の作動位置へと動く際に、連結機構52を反時計回りに回転させて押しボタン48bを押すことにより、トリガーハンドル18の運動による力を押しボタン48bに伝達することができる。連結機構52が回転して押しボタン48bを押すと、クリップ適用機構28が遠位端方向に第1の距離だけ軸方向に沿って動き、これによりハウジング14内でクリップ適用機構28が連結されたクリップフィーダー支持部材56も動く。これによりクリップフィーダー支持部材56は、クリップフィーダー支持部材56の遠位端がノブ54に当接するまで遠位端方向に動くことができる。装置10の使用者は、トリガーハンドル18が初期位置から第1の作動位置に動いたことを、ハンドルの位置を眼で確認することにより、クリップフィーダー支持部材56がノブ54に当接する際に使用者に伝わる力を感じることにより、及び/又は、手術部位のあご部24を直接見ることにより、及び/又は、当業者には認識されるような遠隔イメージング技術によって知ることができる。第1の作動位置では、トリガーハンドル18の長手方向軸Aは、装置10の長手方向軸Aにほぼ直交してよい。
脈管68の周囲にあご部24が締めつけられた状態で、クリップ12を装置10から進めて脈管68をクリップ留めして結紮することができる。クリップ12を装置10の外部へ、かつ脈管68の周囲に進めるには、図14に示されるように、トリガーハンドル18を第1の作動位置から第2の作動位置へと第2の作動ストロークで動かすことができる。トリガーハンドル18は第1の作動位置から第2の作動位置へと回転する際に、上記で述べたのと同様にして連結機構52を反時計回りに回転させて押しボタン48bを押し、これにより脈管68上に閉じられ、脈管68を圧迫して一時的に閉塞しているあご部材24a、24b内へとクリップ12を進める。フィードバー48が、クリップフィーダー支持部材56内に形成された管腔を通じて遠位端方向に軸方向に沿って前進させられることにより、シュー48aがクリップ12をあご部24内へとあご部24を通じて押し込み、クリップ12によって脈管68がクリッビングされた状態で装置10の遠位端を越えてクリップ12を押す。
図15〜18は、トリガーハンドル18が第1の作動位置から第2の作動位置へと動く際のクリップ12の運動を示したものである。図15に示されるように、トリガーハンドル18を第1の作動位置から第2の作動位置へと動かす際のフィードバー48の遠位端方向への前進運動の第1の部分が起こった直後では、あご部材24a、24bによって圧迫された脈管68のすぐ基端側にクリップ12が位置している。クリップ12の第1の脚部材72の遠位端70が上側あご部24bへと傾斜面を滑り上ることにより、閉鎖位置へと付勢されたクリップの付勢脚部材72、73の組織結紮面74、75が互いから分離して開口部76を与える。図16では、クリップの第1の脚部材72が上側あご部材24bのレールに嵌り、クリップの連結部分80が下側あご部材24aの棚状部と接触した状態で、クリップ16が脈管68上に進められる。図17は、クリップ12があご部24から脱離しはじめて、装置10の遠位端を越えて延びはじめた状態を示している。図18では、クリップ12は装置10の遠位端22の棚状部、レール、及びあご部24から脱離しており、これによりクリップ12は、その付勢された閉鎖位置へと「跳ねかえり」、組織結紮面74、75の間で組織をクリップ留めすることができる。図18のこの位置は、図14に示される第2の作動位置にあるトリガーハンドル18に対応している。
クリップ12が装置10から脱離し、トリガーハンドル18が解放されると、トリガーハンドル18は図8に示される初期位置に復帰することができる。図19は、脈管68の周囲に配置され、装置の遠位端を遠位端方向に完全に越えた位置で装置10から脱離したクリップ12を示している。
装置10は、いつでも手術部位から引き抜くことができる。装置10が内視鏡62内へと基端方向に引かれると、作業通路64の壁があご部24に力を作用させることによってあご部24が開放位置から閉鎖位置へと動き、あご部を作業通路64を通じて移動させることができる。あご部24は、内視鏡62を通じた移動に備えてこうした自動的閉鎖を行うように構成する代わりに、又はそれに加えて、ノブ54を操作することなどによって手動で閉鎖されるように構成することもできる。
クリップ適用装置は、上記に述べた装置10と同様であるが複数の結紮クリップが内部に配置された構成とすることもできる。装置は、各クリップを上記に述べたのと同様の手順で順次配置及び展開することができる。クリップ適用シャフト内に配置されるように構成された、図24の実施形態に示されるようなフィードバー112上に脱離可能に複数のクリップ110を装填することなどによって、複数のクリップを端と端をつなげた形態で装置のシャフトの長手方向軸に沿って装置内に重ねて予め装填しておくこともできる。このように重ねたクリップを順次展開するような実施形態は、いずれも上記に触れた同一所有者の米国特許第5,681,330号及び同第5,601,573号、並びに本願にその全容を援用する同一所有者の米国特許第7,090,085号に述べられている。
本明細書に開示する装置は、1回の使用の後に廃棄するような設計としてもよく、又は複数回にわたって使用できるような設計としてもよい。しかしながらいずれの場合でも、装置を少なくとも1回使用した後で再び使用するには再調整する場合がある。再調整は、装置の分解、これに続く特定の部品のクリーニング又は交換、及びこれに続く再組立て工程の任意の組み合わせであってよい。詳細には、装置は分解可能であり、任意の数の装置の特定の部分又は部品を任意の組み合わせで選択的に交換又は取り外すことができる。特定の部品をクリーニング及び/又は交換した後、再調整設備において、又は外科手術の直前に外科手術チームによって、その後の使用のために再組立てすることができる。装置の再調整には、分解、クリーニング/交換、及び再組立てのための様々な方法を利用できることは当業者には認識されるであろう。そのような方法の使用、及び結果として得られる再調整された装置はすべて、本発明出願の範囲に含まれる。
本明細書で述べる発明品は、外科手術の前に処理を行うことが好ましい。まず、新品又は使用済みの器具を入手し、必要に応じてクリーニングを行う。次いで、器具を滅菌してもよい。滅菌法の1つでは、この器具をプラスチック又はTYVEKバッグなどの閉鎖かつ密閉された容器に入れる。この容器及び器具に、容器を透過しうる放射線(例えば、γ線、X線、又は高エネルギー電子線)を照射する。この放射線によって、器具表面及び容器内部が殺菌される。滅菌済みの器具は、滅菌容器内で保管することができる。密閉容器により、医療機関で開封されるまで器具は滅菌状態に保たれる。
装置は滅菌することが好ましい。滅菌処理は、β線又はγ線、エチレンオキシド、蒸気滅菌、及び液浴(例えば、低温浸漬)などの当業者に周知の任意の数の方法によって行うことができる。
当業者であれば、上述の実施形態に基づいて本発明の更なる特徴及び利点が認識されるであろう。したがって本発明は、添付の特許請求の範囲に示される場合を除き、本明細書に具体的に示し、記載したものに限定されるものではない。本明細書に引用したすべての刊行物及び参考文献はその全容を本願に援用することを明示しておく。
〔実施の態様〕
(1) 外科的方法であって、
結紮クリップが内部に脱離可能に配置されたクリップ適用装置を、可撓性のスコープ装置の作業通路を通じて進めることであって、前記スコープ装置の遠位端が患者の体内に配置される、進めることと、
前記クリップ適用装置の遠位端が前記スコープ装置の前記遠位端を越えて位置するように前記クリップ適用装置を前記スコープ装置を通じて進めることと、
前記クリップ適用装置の前記遠位端が前記スコープ装置の前記遠位端を越えて位置した状態で、前記クリップを前記クリップ適用装置を通じて進めることによって前記患者の前記体内の組織を前記クリップでクリップ留めすることと、を含み、
前記クリップは、前記クリップの下側脚部材が前記クリップの上側脚部材と前記クリップの連結部分との間に配置され、前記連結部分が前記上側脚部材と前記下側脚部材との間に延びる折り畳み構造を有する、方法。
(2) 前記クリップを進めることが、前記クリップ適用装置に連結され、前記患者の前記体外に配置されたハンドルを作動させることを含む、実施態様1に記載の方法。
(3) 少なくとも1つの外科器具を、前記作業通路内に前記クリップ適用装置が配置された状態で前記作業通路を通じて進めることを更に含む、実施態様1に記載の方法。
(4) 前記少なくとも1つの外科器具が組織操作装置を含む、実施態様3に記載の方法。
(5) 外科的方法であって、
可撓性の外科器具を、可撓性スコープ装置の作業通路を通じて、少なくとも前記外科器具の遠位端が前記スコープ装置の遠位端を越えて延びるまで進めることであって、前記スコープ装置の前記遠位端が患者の体内に配置される、進めることと、
前記患者の組織を、前記外科器具の前記遠位端に配置され、前記外科器具の長手方向軸に対して動くことが可能な1対のあご部材の間で圧迫することと、
前記外科器具内に脱離可能に配置された結紮クリップを前記外科器具を通じて前記あご部材内へと進めることであって、前記クリップは閉鎖位置に付勢されるとともに、対向した組織結紮面を有し、前記あご部材が前記クリップの付勢に抗する力を前記クリップに作用させることによって、前記あご部材の間で圧迫された組織が前記クリップの前記対向した組織結紮面の間に配置される、進めることと、
前記クリップを前記外科器具の前記遠位端を越えて前記あご部材の外へと進めることによって、前記クリップの前記対向した組織結紮面の間に組織がクリップ留めされた状態で前記クリップを前記閉鎖位置に動かすことと、を含む、方法。
(6) 前記あご部材がそれぞれ傾斜面を有し、前記傾斜面が前記クリップと係合して、前記クリップに力を作用させることによって前記クリップの前記対向した組織結紮面を押し開く、実施態様5に記載の方法。
(7) 治療的外科手術の際に、前記外科器具を前記スコープ装置の前記作業通路を通じて進めることを更に含む、実施態様5に記載の方法。
(8) 前記クリップを前記外科器具を通じて進めることが、前記外科器具に連結され、前記患者の体外に配置されたハンドルを回転させることを含む、実施態様5に記載の方法。
(9) 前記患者の前記組織を前記あご部材間で圧迫することが、前記外科器具に連結され、前記患者の体外に配置されたハンドルを回転させることを含む、実施態様5に記載の方法。
(10) 少なくとも1つの更なる外科器具を、前記外科器具が前記作業通路内に配置された状態で、前記作業通路を通じて、少なくとも前記少なくとも1つの更なる外科器具の遠位端が前記スコープ装置の前記遠位端を越えて延びるまで進めることを更に含む、実施態様5に記載の方法。
(11) 前記外科器具が前記作業通路を通じて進められる場合に前記あご部材が閉鎖位置にあり、前記あご部材が前記スコープ装置の前記遠位端を越えて延びる場合に前記あご部材が開放位置へと動く、実施態様5に記載の方法。
(12) 外科装置であって、
可撓性のスコープ装置を通じて進められ、内部に閉鎖位置の結紮クリップが脱離可能に配置されるように構成された可撓性のシャフトを備え、前記シャフトが、
開放位置と閉鎖位置との間で動くように構成されたあご部を遠位端に有する外側管と、
前記外側管の内部に配置され、前記開放位置と前記閉鎖位置との間で前記あご部を動かすように動くことができるように構成された内側管と、
前記内側管の内部に配置され、前記結紮クリップを前記シャフトの遠位端を越えて進めるように動くことができるように構成されたクリップ適用機構であって、前記シャフトの前記遠位端を越えて進められ、前記あご部が閉鎖位置にある場合に、前記結紮クリップが閉鎖位置に動いて組織をクリップ留めするように構成されている、クリップ適用機構と、を含む、外科装置。
(13) 前記シャフトが、形状記憶材料、ステンレス鋼、及びバネ鋼の少なくとも1つで構成されている、実施態様12に記載の装置。
(14) 前記シャフトが超弾性材料で構成されている、実施態様13に記載の装置。
(15) 前記シャフトに連結され、前記内側管を動かし更に前記クリップ適用機構を動かすように作動されるように構成されたハンドルを更に備える、実施態様12に記載の装置。
(16) 前記ハンドルが、第1の作動ストロークで前記内側管を動かし、前記第1の作動ストロークの後の第2の作動ストロークで前記クリップ適用機構を動かすように作動されるように構成されている、実施態様15に記載の装置。
(17) 前記第1の作動ストロークが前記あご部を開放位置から閉鎖位置へと動かすことにより、組織が前記あご部の組織圧迫面の間で圧迫され、前記第2の作動ストロークが前記結紮クリップを前記組織圧迫面の間で圧迫された前記組織上に進めることにより、前記結紮クリップが閉鎖位置に動いて前記組織圧迫面の間の前記組織をクリップ留めする、実施態様16に記載の装置。
(18) 前記内側管が前記外側管に対して軸方向に動くことができるように構成されている、実施態様12に記載の装置。
(19) 前記シャフトが非コイル状である、実施態様12に記載の装置。
(20) 前記シャフトが、変形をともなわずに約6.8kg(約15ポンド)の押す/引く力を与えることができる、実施態様12に記載の装置。
(21) 前記シャフトが、約7.6cm(約3インチ)の曲率半径を得ることができる、実施態様12に記載の装置。
(22) 前記シャフトが約1mmの最大直径を有する、実施態様12に記載の装置。
(23) 前記結紮クリップが前記あご部を通じて進み、前記あご部の遠位端を越えて進められた場合に、閉鎖位置に跳ねかえって組織をクリップ留めするように構成されている、実施態様12に記載の装置。
(24) 前記シャフトが、内部に複数の結紮クリップが配置されるように構成され、前記複数の結紮クリップは、それぞれ閉鎖位置で前記シャフト内に配置されるとともに、前記閉鎖位置から開放位置へと動き、更に前記シャフトの前記遠位端を越えて進められ、前記あご部が閉鎖位置にある場合に、再び前記閉鎖位置へと動いて組織をクリップ留めするように構成され、前記クリップ適用機構が、前記複数のクリップのそれぞれを前記シャフトの前記遠位端を越えて順次進めるように構成されている、実施態様12に記載の装置。

Claims (11)

  1. 外科装置であって、
    可撓性のスコープ装置を通じて進められ、内部に閉鎖位置に付勢された結紮クリップが脱離可能に配置されるように構成された可撓性のシャフトを備え、前記シャフトが、
    開放位置と閉鎖位置との間で動くように構成された第1および第2あご部を遠位端に有する外側管と、
    前記外側管の内部に配置され、前記開放位置と前記閉鎖位置との間で前記あご部を動かすように動くことができるように構成された内側管と、
    前記内側管の内部に配置され、前記結紮クリップを前記シャフトの遠位端を越えて進めるように動くことができるように構成されたクリップ適用機構であって、前記あご部が閉鎖位置にある場合に、前記シャフトの前記遠位端を越えて進められる際に前記結紮クリップが前記閉鎖位置から開放位置へと動き、弾性的に閉鎖位置に戻って組織をクリップ留めするように構成されている、クリップ適用機構と、を含み、
    前記結紮クリップが前記閉鎖位置から前記開放位置へと動く際に、前記クリップの一端が前記第1あご部に形成された傾斜面にスライド可能に係合し、前記クリップの他の部分が前記第2あご部と接触した状態で前記結紮クリップは進められて、前記あご部から脱離すると前記閉鎖位置に戻る、外科装置。
  2. 前記シャフトが、形状記憶材料、ステンレス鋼、及びバネ鋼の少なくとも1つで構成されている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記シャフトが超弾性材料で構成されている、請求項2に記載の装置。
  4. 前記シャフトに連結され、前記内側管を動かし更に前記クリップ適用機構を動かすように作動されるように構成されたハンドルを更に備える、請求項1に記載の装置。
  5. 前記ハンドルが、第1の作動ストロークで前記内側管を動かし、前記第1の作動ストロークの後の第2の作動ストロークで前記クリップ適用機構を動かすように作動されるように構成されている、請求項4に記載の装置。
  6. 前記第1の作動ストロークが前記あご部を開放位置から閉鎖位置へと動かすことにより、組織が前記あご部の組織圧迫面の間で圧迫され、前記第2の作動ストロークが前記結紮クリップを前記組織圧迫面の間で圧迫された前記組織上に進めることにより、前記結紮クリップが閉鎖位置に動いて前記組織圧迫面の間の前記組織をクリップ留めする、請求項5に記載の装置。
  7. 前記内側管が前記外側管に対して軸方向に動くことができるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  8. 前記シャフトが非コイル状である、請求項1に記載の装置。
  9. 前記シャフトが、変形をともなわずに約6.8kg(約15ポンド)の押す/引く力を与えることができる、請求項1に記載の装置。
  10. 前記結紮クリップが前記あご部を通じて進み、前記あご部の遠位端を越えて進められた場合に、閉鎖位置に跳ねかえって組織をクリップ留めするように構成されている、請求項1に記載の装置。
  11. 前記シャフトが、内部に複数の結紮クリップが配置されるように構成され、前記複数の結紮クリップは、それぞれ閉鎖位置で前記シャフト内に配置されるとともに、前記あご部が閉鎖位置にある場合に、前記シャフトの前記遠位端を越えて進められる際に前記閉鎖位置から開放位置へと動き、前記閉鎖位置へと戻って組織をクリップ留めするように構成され、前記クリップ適用機構が、前記複数のクリップのそれぞれを前記シャフトの前記遠位端を越えて順次進めるように構成されている、請求項1に記載の装置。
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