JP6765544B2 - ダウンリンク信号の事前補正方法および装置 - Google Patents

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Description

〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2017年2月7日に中国特許局に提出し、出願番号が201710067711.4であり、発明名称が「ダウンリンク信号の事前補正方法および装置」との中国特許出願を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。
本発明は無線通信技術分野に関し、特にダウンリンク信号の事前補正方法および装置に関する。
通信システムにおいて送信機と受信機との間に相対的な動きがあるとき、ドップラー効果のため、受信機によって受信された信号の周波数は、送信機によって送信された信号の周波数に対してドップラーシフトと呼ぶシフトが生じる。その計算式として
であり、ここで、cは光速、fはキャリア周波数、vは受信機と送信機との間の相対移動速度、θは受信機の移動方向と信号の伝搬方向との間の角度である。
ロングタームエボリューション(long Term Evolution,LTE)システムでは、UEが高速で移動しているシナリオでは、高いLTEキャリア周波数によるドップラーシフトの絶対値が大きい。LTE UEを含む列車が高速で移動し、キャリア周波数が2.6GHzであり、UEが300km/hで移動するシナリオでは、ドップラーシフトが最大720Hzであり、過大のドップラーシフトの原因で受信機の性能が急激に低下する。すなわち、ネットワークのスループットが低下し、UEでさえもネットワークへのアクセスが妨げられる。UEが高速で移動しているシナリオでは、頻繁なハンドオーバによって性能が急激に低下することを回避するために、セルは通常マージされる。即ち、高速道路/鉄道に沿って分散された複数の無線遠隔ユニット(Radio Remote unit,RRU)を連結して論理セルとし、それによって単一セルのカバレッジ半径を拡張する。この場合、UEが1つのRRUのカバレッジエリアから別のRRUのカバレッジエリアに移動するとき、2つのRRUの受信信号は反対方向に伝搬するので、反対のドップラーシフトがあり、したがってUEのダウンリンク信号を受信する性能が低下される。特に信号が重なってカバレッジする場所でUEによって受信された2つのRRUの信号の振幅は非常に近似しているため、UEは自動周波数制御(Automatic Frequency Control,AFC)によって局部発振器の周波数を受信信号の周波数と一致させることができない。また、2つのRRUの信号を互いに区別することも、それらをそれぞれ事前補正することによっても、ダウンリンク信号を受信する性能が著しく低下される。
従来技術では、eNBが何らかの特別な送信モードで専用参考信号(Dedicated reference Signal,DRS)をUEに送信することがあるので、eNBは無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)対話シグナリング(例えば、RRC再設定メッセージ)を介してUEに指示することができる。これらの特定の送信モードで、eNB側は、UEに送信されるべきDRSおよび物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)のみを事前補正するが、セル固有参照信号(Cell−specific reference Signal,CRS)を事前補正することはない。UEによって受信されたDRSから対応するダウンリンク信号周波数シフトを取得し、その後、事前補正されたダウンリンク信号を受信すると、取得されたダウンリンク信号周波数シフトに従ってダウンリンク信号を事前補正する。
しかしながら、特定のモードでDRSを送信するための既存の解決策は、プロトコル層から始まる高速シナリオにおけるダウンリンク周波数シフトを事前推定して補償するための解決策であり、この解決策では、eNBがRRCシグナリングを介してUEのために特別な送信モードを設定する必要があるため、シグナリングの負担が大きくなり、ダウンリンク事前補正およびダウンリンク補正がネットワーク側およびUE側によって協調して実行されるので、eNBおよびUEの両方がこの解決策をサポートする必要がある。さらに、特定のモードでDRSを送信する解決策では、UEのトラフィックがまばらであるとき、DRS信号は、UEとのダウンリンクスケジューリングのために定期的にUEに送信されなければならず、したがって不必要なスケジューリングが生じる。
DRS信号は、UEとのダウンリンクスケジューリングのために定期的にUEに送信されなければならず、したがって不必要なスケジューリングが生じる。
本発明の実施形態は、ダウンリンク信号の複雑な事前補正、および追加のシグナリングの負担という従来技術における問題に対処するために、ダウンリンク信号を事前補正するための方法および装置を提供する。
本発明に係る実施例による技術案はいかとおりである。
ダウンリンク信号の事前補正方法では、
各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニットRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得するステップであって、前記第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、前記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである前記取得するステップと、
前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合をそれぞれ決定するステップであって、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合には、前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトが含まれる前記決定するステップと、
ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、
1つのRRU的周波数シフトの集合に含まれる前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを計算し、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得し、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定するステップとを備える。
オプションとして、任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得する場合、
各RRUにおける受信した前記任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(SRS)電力に基づいて、前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUそれぞれを決定し、
前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを計算する。
オプションとして、前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、任意のRRUに対応する周波数シフトの集合を決定する場合、
各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、
各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行し、
前記任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定するとき、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、
前記任意のRRUをクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値が予め設定された閾値を下回る場合、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
オプションとして、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する場合、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する。
オプションとして、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する場合、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から1つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値とし、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数を下回る場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に予め設定されたステッピング周波数値を加算した値であり、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値である。
ダウンリンク信号の事前補正装置は、
各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニットRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得する取得ユニットであって、前記第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、前記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである前記取得ユニットと、
前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合をそれぞれ決定する決定ユニットであって、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合には、前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトが含まれる前記決定ユニットと、
ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行する実行ユニットとを備え、
1つのRRU的周波数シフトの集合に含まれる前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを計算し、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得し、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する。
オプションとして、任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得するとき、前記取得ユニットは、
各RRUにおける受信した前記任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(SRS)電力に基づいて、前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUそれぞれを決定し、
前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを計算する。
オプションとして、前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、任意のRRUに対応する周波数シフトの集合を決定するとき、前記決定ユニットは、
各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、
各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行し、
前記任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定するとき、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、
前記任意のRRUをクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値が予め設定された閾値を下回る場合、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
オプションとして、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する場合、前記実行ユニットは、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する。
オプションとして、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する場合、前記実行ユニットは、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から1つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値とし、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数を下回る場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に予め設定されたステッピング周波数値を加算した値であり、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値である。
本発明の有益な効果は以下とおりである。
要約すると、本発明の実施形態では、eNBは、ダウンリンク信号の事前補正の間、取得した各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合を決定し、かつ、ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、1つのRRU的周波数シフトの集合に基づいて、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算し、直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、また、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値および直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値を決定する。この方法によれば、eNB側とUE側の協力が要らず、eNB側のみでダウンリンク信号の事前補正を進むことができ、さらに、各RRUの間のデーインタラクションに関わらず、RRUを単位として各UEのアップリンク周波数シフト値を統計し、それによって性能確保の以上技術案の実装上の複雑さを低減し、シグナリングの負担を低減し、それによってユーザエクスペリエンスを改善する。
本発明に係る実施例によるダウンリンク信号の事前補正方法のフローチャートである。 本発明に係る実施例によるダウンリンク信号の事前補正装置の構成図である。
本発明の実施例における目的、技術方案と利点を明確にするため、以下に本発明の実施例における図と結合して本発明の実施例における技術方案の詳細を明確に、完全に説はない。本発明における実施例にもとづき、当業者は、創造性作業を行わないこととする。当然、記載の実施例は本発明の実施例の一部に過ぎず、全ての実施例を前提として、取得したその他の実施例は、本発明の保護範囲に属する。
本発明の技術案は多様な通信システムに応用することができる。例えば、GSM(Global System of Mobile communication)システム、CDMA(Code Division Multiple Access)システム、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)システム、GPRS(General Packet Radio Service)、LTE(Long Term Evolution)システム、LTE-A(Advanced long term evolution)システム、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)等に応用できる。
また、本発明に係る実施例において、UEは、MS(Mobile Station)、移動端末(Mobile Terminal)、MT(Mobile Telephone)、携帯(handset)及び携帯機器(portable equipment)を含むが、それに限られない。当該ユーザー設備は、RAN(Radio Access Network,RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークと通信することができる。例えば、ユーザー設備は、MT(Cellular phoneとも呼ばれる)、無線通信機能を有するコンピュータなどを含むこともできる。ユーザー設備は、携帯式、ポケット式、手持ち式、コンピュータに内蔵されるかまたは、車載の移動装置であることもできる。
本発明に係る実施例において、基地局(例えば、接続点)は、AN(Access Network)で無線インターフェースにおいて、1つまたは複数のセクターを介して無線端末と通信する設備であることができる。基地局は、受信した無線フレームとIP組み分けを相互に転換して、無線端末とANの他の部分間のルーターとすることができる。ここで、ANの他の部分は、IPネットワークを含むことができる。基地局は、無線インターフェースに対する属性管理を協調することができる。例えば、基地局は、GSMまたはCDMAの基地局(Base Transceiver Station,BTS)であってもよいし、WCDMAの基地局(NodeB)であってもよく、LTEの進化型基地局(NodeBまたはeNBまたはe-NodeB,evolutional Node B)であってもよいが、本発明をそれに限定しない。
ダウンリンク信号の複雑な事前補正、および追加のシグナリング負担の従来技術における問題に対処するために、本発明の実施形態は、ダウンリンク信号の事前補正方法および装置を提供する。当該方法では、取得した各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニット(Radio Remote unit,RRU)および第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合を決定し、ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、1つのRRU的周波数シフトの集合に基づいて、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算し、直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、また、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値および直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値を決定する。
本発明の実施形態による技術的解決法は、本発明の実施形態における図面を参照して以下に明確かつ十分に説明され、そして以下に説明される実施形態は明らかに一部の実施形態にすぎない。本発明の実施形態に基づいて、いかなる発明的努力もなしに当業者が思い付くことができる他の全ての実施形態は、本発明の範囲に含まれるものとする。本発明の解決策を以下に説明する。
本発明の解決策は、その特定の実施形態に関連して以下に詳細に記載され、そしてもちろん、本発明は以下の実施形態に限定されないであろう。
図1に示すように、本発明の実施形態によるダウンリンク信号の事前補正方法の詳細な流れは以下の通りである。
ステップ101:各クライアントそれぞれに対応するRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得する。ここで、上記第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、上記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである。
実際のアプリケーションでは、eNBは、RRUを介してクライアントからのアップリンク信号を受信するとき、当該クライアントに利用されたRRUの電力を取得する。
特に、ステップ101において、eNBが各RRUにおける受信した任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(Sounding reference Signal,SRS)に基づいて、上記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUを決定する。
例えば、eNBは、RRU1、RRU2、RRU3およびRRU4を介してクライアント1からのSRS信号を受信する。eNBが、RRU1をクライアント1のためのSRSの最高電力を有する1つのRRUとして判断する場合、RRU1をクライアント1に対応する第1のRRUとして決定する。RRU4をクライアント1のためのSRSの2番目に高い電力を有するRRUとして判断する場合、RRU4をクライアント1に対応する第2のRRUとして決定する。
さらに、eNBは、上記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフト値および第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を計算する。
例えば、RRU1がクライアント1に対応する第1のRRUであり、RRU4はクライアント1に対応する第2のRRUであれば、eNBは、RRU1のアップリンク周波数シフト値を300Hzとして計算し、RRU4のアップリンク周波数シフト値を200Hzとして計算する。
当然ながら、eNBは、従来技術と同様に、上記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を計算することができるので、ここではその繰り返しの説明は省略する。eNBは、クライアントによって送信されたアップリンク信号をそれに限定されないアップリンク補正アルゴリズムで処理して、クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得することができる。
ステップ102:上記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合を決定し、ここで、1つのRRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合には、上記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフト値が含まれる。
実際のアプリケーションでは、eNBは各RRUに対して対応するRRU周波数シフトの集合を設定する。eNBは、各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値、および第1のRRUと第2のRRU間の電力差の絶対値に基づいて、各RRUに対応するRRU周波数シフトの集合を決定する。eNBが、任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を予め設定された閾値を下回ると判断する場合、当該第1のRRUおよび第2のRRUそれぞれを対応のRRU周波数シフトの集合に割り当てる。eNBが、任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差が予め設定された閾値に等しいと判断する場合、当該第1のRRUのみを対応のRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
例えば、クライアント1に対応する第1のRRU(例えば、RRU1)の電力が80dB、第2のRRU(例えば、RRU4)の電力が70dB、予め設定された閾値が15dBであれば、eNBは、RRU1とRRU4との間の電力差が10dB(10dB<15dB)であると判断すると、eNBは、クライアント1に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値をRRU1周波数シフトの集合に割り当て、クライアント1に対応するRRU4のアップリンク周波数シフト値をRRU4周波数シフトの集合に割り当てる。
例えば、クライアント1に対応する第1のRRU(例えば、RRU1)の電力が80dB、第2のRRU(例えば、RRU4)の電力が50dB、予め設定された閾値が0dBであれば、eNBは、RRU1とRRU4との間の電力差が30dB(即ち30dB<15dB)であると判断すると、eNBは、クライアント1に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値のみをRRU1に対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
特に、ステップ102において、eNBは、各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行する:
任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定する場合、上記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフト値を上記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
例えば、RRU1がクライアント1に対応する第1のRRUであり、RRU3がクライアント2に対応する第1のRRUであると、eNBは、クライアント1に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値をRRU1に対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、クライアント2に対応するRRU3のアップリンク周波数シフト値をRRU3に対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
任意のRRUを1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、上記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を予め設定された閾値に下回る場合、上記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を上記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
例えば、RRU1がクライアント2に対応する第1のRRUであり、RRU2がクライアント1に対応する第2のRRUであり、予め設定された閾値が15dBである。RRU1とRRU2との間の電力差の絶対値を15dBに下回る場合、eNBは、クライアント2に対応するRRU2のアップリンク周波数シフト値をRRU2に対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
ステップ103:ダウンリンク事前補正周期が到着したかどうかを判断し、到着した場合、ステップ104に進むことである。そうでなければステップ101へ進む。
特に、当該ダウンリンク事前補正周期のサイズは、異なるアプリケーション環境および/または異なる実際のサービス要求に従って設定することができる。好ましくは、当該ダウンリンク事前補正周期は20msに設定され、すなわち、2eNBは20msの間隔で一回ダウンリンク事前補正周期を調整する。
ステップ104:1つのRRUの周波数シフトの集合に含まれる上記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応するすべての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算し、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得する。
実際のアプリケーションでは、eNBは、ダウンリンク事前補正周期が到達すると判断した場合、各RRUに対応する周波数シフトの集合に基づいて、各RRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算する。
特に、ステップ104において、eNBは、1つのRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に含まれる各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算する。
例えば、RRU1の周波数シフトの集合にクライアント1に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値1、クライアント2に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値2およびクライアント3に対応するRRU1のアップリンク周波数シフト値3が含まれると、eNBは、アップリンク周波数シフト値1、アップリンク周波数シフト値2およびアップリンク周波数シフト値3に基づいて、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値を計算することができる。例えば、(アップリンク周波数シフト値1+アップリンク周波数シフト値2+アップリンク周波数シフト値3)/3。
さらに、eNBは、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得する。ここで、初期ダウンリンク事前補正値を0とする。第1の事前補正周期の場合、直前の事前補正周期がないため、後続の動作は、RRUの平均アップリンク周波数シフト値および初期ダウンリンク事前補正値に従って実行することができる。
ステップ105:上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値および直前の事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を決定する。
実際のアプリケーションでは、eNBは、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合に基づいて上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値を決定し、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得した後、上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値を、直前の事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する。
特に、ステップ105において、eNBは異なる比較結果に基づいて、異なるステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する。
上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きければ、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から一つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値である。
例えば、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値が400Hz、直前の事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値が-300Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、400Hzと-300Hzの逆数(300Hz)を比較し、400Hz>300Hzとして決定すると、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値を-300Hz-20Hz=-320Hzとして決定する。
さらに、例えば、RRU2の平均アップリンク周波数シフト値が-300Hz、直前の事前補正周期におけるRRU2のダウンリンク事前補正値が400Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、-300Hzと400Hzの逆数(-400Hz)を比較し、-300Hz>-400Hzとして決定すると、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRU2のダウンリンク事前補正値を400Hz-20Hz=380Hzとして決定する。
上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より小さければ、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に1つの予め設定されたステッピング周波数値を加算した後の値である。
例えば、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値が300Hz、直前の事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値が-400Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、300Hzと-400Hzの逆数(400Hz)を比較し、300Hz<400Hzとして決定し、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値を-400Hz+20Hz=-380Hzとして決定する。
さらに、例えば、RRU2の平均アップリンク周波数シフト値が-400Hz、直前の事前補正周期におけるRRU2のダウンリンク事前補正値が300Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、-400Hzと300Hzの逆数(-300Hz)を比較し、-400Hz<-300Hzとして決定し、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRU2のダウンリンク事前補正値を300Hz+20Hz=320Hzとして決定する。
上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しければ、現在ダウンリンク事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における上記1つのRRUのダウンリンク事前補正値である。
例えば、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値が300Hz、直前の事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値が-300Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、300Hzと-300Hzの逆数(300Hz)を比較し、300Hz=300Hzとして決定し、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRU1のダウンリンク事前補正値を-300Hzとして決定する。
さらに、例えば、RRU2の平均アップリンク周波数シフト値が-400Hz、直前の事前補正周期におけるRRU2のダウンリンク補正値が400Hz、予め設定されたステッピング周波数値が20Hzであれば、eNBは、-400Hzと400Hzの逆数(-400Hz)を比較し、-400Hz=-400Hzとして決定し、現在ダウンリンク事前補正周期におけるRRUのダウンリンク事前補正値を400Hzとして決定する。
上記の実施形態は、特定の適用シナリオにおいて以下でさらに詳細に説明される。
LTEシステムでは、クライアントが高速で移動しているシナリオでは、例えば、キャリア周波数は2.6GHzであり、クライアントの移動速度は360km/hであり、ダウンリンク事前補正周期は20msである。そして、ダウンリンク周波数シフトは、20ms周期で約16Hz変動する。すなわち、予め設定されたステッピング周波数値を16Hzに設定し、最初の20msの周期性が到来すると、eNBは、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値を200Hzと計算し、このとき、最初のダウンリンク事前補正周期ではダウンリンク事前補正が行われないので、最初のダウンリンク事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値を0Hzとする。このとき、RRU1平均アップリンク周波数シフト値(200Hz)が最初のダウンリンク事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値(0Hz)より大きければ、第2のダウンリンク事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値は0-16Hz=-16Hzである。第2の20msが到来すると、eNBは、RRU1の平均アップリンク周波数シフト値を180Hzとして算出する。このとき、第2のダウンリンク事前補正周期におけるダウンリンク周波数シフト値は-16Hzである。明らかに、180Hzが-(-16Hz)より大きいであり、第3のダウンリンク事前補正周期におけるダウンリンク事前補正値は-16Hz-16Hz=-32Hzである。ステッピング方式で現在ダウンリンク事前補正周期における1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整し、n回調整した後、上記1つのRRUの最後のダウンリンク事前補正値は、上記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値のサイズと実質的に等しい。即ち、eNBからのダウンリンク信号が最終にクライアントに到着した後、周波数シフト実質的に等しい。ここで、nは1以上の正の整数である。
上記実施形態に加えて、図2に示されるように、本発明の実施形態によるダウンリンク信号の事前補正装置(例えば、eNB)は、少なくとも取得ユニット20と、決定ユニット21と、実行ユニット22とを備える。
前記取得ユニット20は、各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニットRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得し、ここで、前記第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、前記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである。
前記決定ユニット21は、前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合をそれぞれ決定する。ここで、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合には、前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトが含まれる。
前記実行ユニット22は、ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行する。
1つのRRU的周波数シフトの集合に含まれる前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを計算し、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得する。
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する。
オプションとして、任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得するとき、取得ユニット20は、
各RRUにおける受信した前記任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(SRS)電力に基づいて、前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUそれぞれを決定し、
前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを計算する。
オプションとして、前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、任意のRRUに対応する周波数シフトの集合を決定するとき、決定ユニット21は、
各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、
各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行し、
前記任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定するとき、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、
前記任意のRRUをクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値が予め設定された閾値を下回る場合、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てる。
オプションとして、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する場合、実行ユニット22は、前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する。
オプションとして、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する場合、実行ユニット22は、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から1つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値とし、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数を下回る場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に予め設定されたステッピング周波数値を加算した値であり、
前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値である。
要約すると、本発明の実施形態では、eNBは、ダウンリンク信号の事前補正の間、取得した各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値に基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合を決定し、かつ、ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、1つのRRU的周波数シフトの集合に基づいて、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値を計算し、直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、また、前記RRUの平均アップリンク周波数シフト値および直前の事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記RRUのダウンリンク事前補正値を決定する。この方法によれば、eNB側とUE側の協力が要らず、eNB側のみでダウンリンク信号の事前補正を進むことができ、さらに、各RRUの間のデーインタラクションに関わらず、RRUを単位として各UEのアップリンク周波数シフト値を統計し、技術案の実装の複雑さを低減し、シグナリングの負担を低減し、それによってユーザエクスペリエンスを改善する。
本分野の技術者として、本発明の実施形態が、方法、システム或いはコンピュータプログラム製品を提供できるため、本発明は完全なハードウェア実施形態、完全なソフトウェア実施形態、またはソフトウェアとハードウェアの両方を結合した実施形態を採用できることがかわるはずである。さらに、本発明は、一つ或いは複数のコンピュータプログラム製品の形式を採用できる。当該製品はコンピュータ使用可能なプログラムコードを含むコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスク記憶装置と光学記憶装置等を含むがそれとは限らない)において実施する。
以上は本発明の実施形態の方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフロー図および/またはブロック図によって、本発明を記述した。理解すべきことは、コンピュータプログラム指令によって、フロー図および/またはブロック図における各フローおよび/またはブロックと、フロー図および/またはブロック図におけるフローおよび/またはブロックの結合を実現できる。プロセッサはこれらのコンピュータプログラム指令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込み式処理装置、或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備の処理装置器に提供でき、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサは、これらのコンピュータプログラム指令を実行し、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
これらのコンピュータプログラム指令は又、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置を特定方式で動作させるコンピュータ読取記憶装置に記憶できる。これによって、指令を含む装置は当該コンピュータ読取記憶装置内の指令を実行でき、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
これらコンピュータプログラム指令はさらに、コンピュータ或いは他のプログラム可能なデータ処理装置設備に実装もできる。コンピュータプログラム指令が実装されたコンピュータ或いは他のプログラム可能設備は、一連の操作ステップを実行することによって、関連の処理を実現し、コンピュータ或いは他のプログラム可能な設備において実行される指令によって、フロー図における一つ或いは複数のフローおよび/またはブロック図における一つ或いは複数のブロックに指定する機能を実現する。
上記した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。
無論、当業者によって、上記した実施形態に記述された技術的な解決手段を改造し、或いはその中の一部の技術要素を置換することもできる。そのような、改造と置換は本発明の各実施形態の技術の範囲から逸脱するとは見なされない。そのような改造と置換は、すべて本発明の請求の範囲に属する。
20 取得ユニット
21 決定ユニット
22 実行ユニット

Claims (8)

  1. 各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニットRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得するステップであって、第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、前記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである前記取得するステップと、
    前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合をそれぞれ決定するステップであって、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合には、前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトが含まれる前記決定するステップと、
    ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、
    1つのRRU的周波数シフトの集合に含まれる前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを計算し、直前の事前補正周期における1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得し、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定するステップとを備え
    前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、任意のRRUに対応する周波数シフトの集合を決定し、
    各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、
    各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行し、
    前記任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定するとき、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、
    前記任意のRRUをクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値が予め設定された閾値を下回る場合、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てることを特徴とするダウンリンク信号の事前補正方法。
  2. 任意の1つのクライアントそれぞれに対応するすべての第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得する場合、
    各RRUにおける受信した前記任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(SRS)電力に基づいて、前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUそれぞれを決定し、
    前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを計算することを特徴とする請求項1に記載のダウンリンク信号の事前補正方法。
  3. 前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する場合、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整することを特徴とする請求項1または請求項に記載のダウンリンク信号の事前補正方法。
  4. 比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する場合
    つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から1つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値とし、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数を下回る場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に予め設定されたステッピング周波数値を加算した値であり、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値であることを特徴とする請求項に記載のダウンリンク信号の事前補正方法。
  5. 各クライアントそれぞれに対応する第1の無線遠隔ユニットRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを取得する取得ユニットであって、前記第1のRRUは最高電力で動作しているクライアントのRRUであり、前記第2のRRUは2番目に高い電力で動作しているクライアントのRRUである前記取得ユニットと、
    前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、各RRUに対応するアップリンク周波数シフトの集合をそれぞれ決定する決定ユニットであって、1つのRRUに対応する周波数シフトの集合には、前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトが含まれる前記決定ユニットと、
    ダウンリンク事前補正周期が到着したと決定すると、各RRUについてそれぞれ以下の動作を実行し、
    1つのRRU的周波数シフトの集合に含まれる前記1つのRRUの利用を選択したクライアントそれぞれに対応する全ての第1のRRUまたは第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを計算し、直前の事前補正周期における1つのRRUのダウンリンク事前補正値を取得し、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する実行ユニットと
    を備え
    前記各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトに基づいて、任意のRRUに対応する周波数シフトの集合を決定するとき、前記決定ユニットは、
    各クライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値を計算し、
    各クライアントについてそれぞれ以下の動作を実行し、
    前記任意のRRUが1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUであると決定するとき、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当て、
    前記任意のRRUをクライアントそれぞれに対応する第2のRRUとして決定し、かつ、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUと第2のRRUとの間の電力差の絶対値が予め設定された閾値を下回る場合、前記1つのクライアントそれぞれに対応する第2のRRUのアップリンク周波数シフトを前記任意のRRUに対応するRRU周波数シフトの集合に割り当てることを特徴とするダウンリンク信号の事前補正装置。
  6. 任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフト値を取得するとき、前記取得ユニットは、
    各RRUにおける受信した前記任意の1つのクライアントのサウンディング参考信号(SRS)電力に基づいて、前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応するSRS信号の最大電力を有する第1のRRUおよびSRS信号の2番目に高い電力を有する第2のRRUそれぞれを決定し、
    前記任意の1つのクライアントそれぞれに対応する第1のRRUのアップリンク周波数シフトおよび第2のRRUのアップリンク周波数シフトを計算することを特徴とする請求項に記載のダウンリンク信号の事前補正装置。
  7. 前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトおよび直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正に基づいて、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正を決定する場合、前記実行ユニットは、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフトを、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数と比較し、比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整することを特徴とする請求項5または請求項に記載のダウンリンク信号の事前補正装置。
  8. 比較結果に応じてステッピング方式で、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値を調整する場合、前記実行ユニットは
    つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数より大きい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値から1つの予め設定されたステッピング周波数値を引いた値とし、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数を下回る場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値に予め設定されたステッピング周波数値を加算した値であり、
    前記1つのRRUの平均アップリンク周波数シフト値が直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値の逆数に等しい場合、現在ダウンリンク事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値は、直前の事前補正周期における前記1つのRRUのダウンリンク事前補正値であることを特徴とする請求項に記載のダウンリンク信号の事前補正装置。
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