JP6764422B2 - 自己支持形ダクトのためのパネル、該パネルから製造される自己支持形ダクト及び該パネルの使用 - Google Patents

Description

本発明は、空気ダクト用のパネル、より詳細には空調空気を分配することが意図され、そして悪天候にさらされる可能性のあるダクトを形成するためのパネルに関する。

本発明は、非常に特定的に、このようなパネルから得られるダクトに関する。非常に特定的に、本発明は、機械的剛性特性が内部金属シース又はチューブによってもたらされるのではなく高密度無機繊維のコアによってもたらされることから当該技術分野で「自己支持形（ｓｅｌｆ−ｓｕｐｐｏｒｔｉｎｇ）」と呼ばれるダクトの分野に関する。それゆえ、このようなダクトは、金属シースを有していない。

本発明の主題は、パネルから形成された様々なモジュール間の接続において最適なシーリングを得ることであり、それにより空調空気用の分配ダクトを、すべて迅速かつ容易な組み立てによって形成する。

現在、悪天候にさらされる、空調空気の分配用に提供されるダクトは、適切な方法で一緒に固定されていて、工場から出荷される際に断熱されていない、シート金属製でモジュール式の角柱状チューブ状要素から構成されている。そのため、後続の作業中に断熱材料で覆われなければならず、このことは、予想される結果としてコストに悪影響を与える。

この種の問題に加えて、このタイプの「モジュール」はまた、非常に嵩高であり、輸送及び保管の観点から暗示される問題が結果としてもたらされることに注目すべきである。

ガラスウール、ロックウール又は同様の材料から製造された断熱パネルを用いて製造される剛性構造体から形成されたダクトを活用して、屋内に（すなわち、屋外気候条件から保護された環境に）配置された空調空気輸送用設備へと空気流を導くこともできることが知られている。これらのダクトは、調節を受ける最終的な空間まで、時にかなりの長さの経路に沿って連続して結合されている。そのような構造体は、例えば、欧州特許出願公開第１５３２３９１号明細書に記載されており、そのような実施についてのさらなる詳細については、これが参照されるであろう。しかしながら、これらの経路の全て又は一部が屋外に配置された空間を通過しなければならないときには、これらのダクトの悪天候に対するより良い耐性のために、金属シースを有するダクトのみが現在使用されている。

換言すれば、屋外における自己支持形ダクトの使用は、環境の多少厳しい大気条件に関してだけでなく、この環境において行われる活動から生じるあらゆる攻撃性に対して、ダクトがその外側表面において適切に保護されている場合にのみ、考えることができる。したがって、ダクトの保護ジャケットを構成する一連の材料の特質及び選択が重要であるということになる。

同様に、自己支持形ダクトは、時間の経過に対して耐久性があるべきでありまた十分高い老化性能を有するべきであって、それにより、長年にわたりシステムが密封されていることを確実にする。長年の間には、夏には冷たい空気を移送するためにダクトは強い太陽光に耐えなければならず、また、冬には暖かい空気を移送するために屋外の低温条件に耐えなければならない。

最後に、屋外に配置されるこのような構造体は、したがって、非常に高くかつ長期的に持続する耐湿特性、耐熱特性及び耐寒特性を有するべきである。

本発明の目的は、そのような能力を有する構造体であって、製造及び生産が容易かつ経済的である構造体を提案することである。

本発明の主題は、上に示した課題に対する解決策からなる。

より詳細には、パネルは、「サンドイッチ」型構造を有し、断熱材料、好ましくはミネラルウールから製造される中央コアと、悪天候に耐性がありそしてアルミニウムシートによって覆われたプラスチック材料の層で構成された外側層であって、このアルミニウムシートが今度は特に紫外線から保護されており、接着剤によって前述の中央コアに固定されている外側層と、アルミニウム、テキスタイルカバー又はガラスウェブをベースとする内側層であって、やはり上記断熱性コアの内側面に固定されている内側層と、を含む。

より詳細には、本発明は、ミネラルウールなどのコアから構成され、その外側面及び内側面がそれぞれ外側カバー及び内側カバーにより覆われている自己支持形ダクトのための、特に空調ダクトのためのパネルであって、以下を特徴とするパネルに関する。
−前述の内側カバーは、アルミニウムシート、ガラス布帛の層又はガラスウェブの層を含むこと、又は好ましくは、これらから構成されていること、
−前述の外側カバーは、順に、プラスチック材料の第一の層、アルミニウムシート、及びプラスチック材料の第二の層を含み、前述のプラスチック材料の層は、アルミニウムシートに直接又は接着剤を介して結合されており、前述の外側カバーは、コアの外側表面に接着剤によって結合されていること。

必要に応じて互いに組み合わせることができる、本発明の特定の及び好ましい（ただし限定されない）実施形態によると、
−外側カバーの全体の厚さは、０．０５ｍｍ〜０．５０ｍｍである。

−プラスチック材料の第一の層及びプラスチック材料の第二の層は、ポリエステルから製造されている。

−外側カバーはさらに、ＵＶ防護フィルムから構成される外側層、特に高耐紫外線性エポキシ樹脂、ウレタン又はポリフッ化ビニルから選ばれる外側層を含む。

−外側カバーは、ポリウレタンＰＵ接着剤、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）接着剤、ホットメルト接着剤又は水性接着剤によって、好ましくはＰＵ接着剤又はＬＤＰＥ接着剤によってコアに接着される。

−中央コアの外側表面は、ガラス繊維又は合成繊維のウェブをさらに含み、前述のウェブは、好ましくは、前述のコアを構成している無機繊維を架橋するために使用されるのと同じバインダによって中央コアに結合されている。

−外側カバーは、少なくとも２つのアルミニウムシートを含み、各アルミニウムシートは、好ましくはポリエステルから製造されたプラスチック材料の層に、直接的に又は接着剤を介して結合されている。

−パネルは、ミネラルウールコアの外側表面から出発して、以下を連続して含む：
−コアを構成する無機繊維と一体化したガラス繊維のウェブ、
−接着剤の層、特に上記のタイプの接着剤の層、
−プラスチック材料の層及び１つ以上のアルミニウムシートを順に含む外側カバー、
−場合により、ＵＶ防護フィルムから構成される外側層。

−パネルは、その縁において、連結される（ｉｎｔｅｒｌｏｃｋｅｄ）端部で終わる：得られるパネル間の接続手段に関する限り、これらが連結形状部を有するような措置が設けられ、それにより可能な限り完璧に封止された接続を得る。このようにして、悪天候にさらされる可能性がある空気ダクトであって、断熱されており、そして完璧な蒸気障壁を提供するカバーを有しており、非常に多様な寸法及び形状を有するダクトを１つの同一の「ユニバーサル」パネルから得ることができるので非常に融通が利く空気ダクトを、初めは平らであるパネルから得ることができる。

−パネルのカバーは、フラップによって幾分延長されており、それにより、別のモジュールに接合されたときに、前述のモジュールのカバーと部分的に重なって、同一の材料のストリップによって封止される。

−ダクトの内側面を決定する内側カバーは、パネルの端を越えて延在しており、接続形状部を画定する表面に固定される。

本発明に係るパネルは、例えば、外部ダクト、特に外部空調ダクト及び同様の製品のためのパネルであることができる。

本発明はまた、上記のとおりのパネルから製造される自己支持形ダクトに関する。

ひとつの例によると、ダクトは、建物の外に設置され、その外側層は、天候にさらされる。

最後に、本発明は、特に空調空気を分配するための自己支持形ダクトを製造するための上述のパネルの使用に関する。

使用の例によると、ダクトは、建物の外に取り付けられ、その外側層は、天候にさらされる。

本発明の上記の記述を完了させ、そしてその特徴のより良い理解を助けるために、それらについての好ましい（しかし非限定的な）実際的で例示的な実施形態を、前述の記述の不可欠な一部として、添付の図面に関して、以下の文中で記述する。図面は、非限定的な例として、以下の内容である。

図１は、パネルの斜視図を示しており、このパネルから、本発明の主題によって全て実現される、外部空調ダクトを形成するためのモジュールが得られる。 図２は、本発明に係る自己支持形ダクト内の２つの隣接するモジュールの接続の斜視図を示す。 図３は、図２に示す接続の第一の変形実施形態の拡大詳細図を示す。 図４は、図２に示す接続の第二の変形実施形態の拡大詳細図を概略的に示す。 図５は、本発明の第一の実施形態による、パネル及びダクトを構成する一組の要素の分解図を示す。

上述の図に見られるように、本発明に係るパネル（１−１’）は、ミネラルウールなどのコア（２−２’）から構成されており、このコアは、外側面とみなされる面上で、悪天候に対する耐性を付与する外側カバー（３−３’）によって覆われている。この外側カバーは、アルミニウムシートで覆われたプラスチック材料の層を含み、今度はこのアルミニウムシートは、好ましくは紫外線から保護されている。一方、ダクトの内側面となる面上では、ダクトは、アルミニウム、ガラス布帛又はガラスウェブの層（４−４’）で覆われており、それは接着剤（図示されていない）によって前述のコアに固定されており、それは、上記のように、外気中で生じうる極限状態に耐えることができる。

この構造体から始めて、そして適切な切削及び曲げツールを用いることで、本発明によって、単一のタイプのパネルを用いて、特に欧州特許出願公開第１５３２３９１号明細書に記載されているような、異なるタイプ、構成及び幾何形状の多数のダクトを、迅速かつ容易に形成することが可能である。

モジュールが自己自立形ダクト内で一緒に接続される様式に関する限り、例えば図３及び図４に詳細に示されている端部のような、連結される端部を有する縁でパネルが終わるようにするための措置が設けられ、それにより、好ましくは、外側多層カバー（３）は、フラップ（９）によって幾分延長されており、このフラップは、隣接するモジュールのカバー（３’）と部分的にオーバーラップし、そうすることによって、水分／湿分の浸入を防止する。カバーと同一の材料のストリップが、使用されるであろう。

この連結部は、本発明の本質に影響を及ぼすことなく、図３に示すように真っ直ぐであっても、図４に示すように斜めであってもよい。

同様に、場合により、ダクトの内側面を決定するアルミニウム層又はカバーは、パネルの端部を超えて延在していてもよく、接続形状部を画定する表面に固定される。

図５は、外部ダクトのためのパネルを示しており、本発明に係る構成を描いている。本発明に係るパネル又はダクトは、このように、外側カバー３を構成するために使用される追加の要素、特に追加の層及び／又はシートをさらに含むことができる。

図５において、ミネラルウールから製造された中央コア２は、その内側面上で、ガラス繊維の布帛４、特に、我々の会社から得られるＮｅｔｏ（商標）布帛に隣接している。

中央コア２から離れた表面は、ガラス繊維のウェブ１０によって強化される。好ましい実施形態において、ガラスウェブ１０は、無機繊維の高密度マットの製造の間にコアの外側面上に堆積され、その後、バインダを硬化するための炉内に運ばれる。このようにして、ミネラルウールから製造されたコアの表面に一体化された、すなわち、コアの無機繊維を統合するのと同一のバインダによってコアに結合された強化ウェブが得られ、その強化作用は、こうして改良される。

中心コア２の外側面上に、すなわち、自己支持形ダクトがパネルから製造された際に外側を向いている面上で、外側多層カバー３は、強化ウェブ１０の上方で接着剤の層１１を介してコアの表面に配置されそして結合される。接着剤のこの層は、好ましくはポリウレタン接着剤であるが、低密度ポリエチレン接着剤、ホットメルト接着剤又は水性接着剤からも選択されうる。抗真菌剤は、有利には、接着剤の層１１と混合される。我々によって行われた実験によって、本発明に係るカバーとの組み合わせでのポリウレタン層の使用は、特に有利であることが示された。というのは、それによって、ダクト又はその一部が外部に設置されたときにダクトの可使寿命を実質的に増加させることができるからである。より詳細には、上記のとおりの接着剤の使用と組み合わせた、カバー３の形成は、屋外条件に対して長期間耐性であるダクトを得るのに特に重要であることが証明された。

特に、図５に示されるように、我々によって行われた実験によって、アルミニウムフィルム及びプラスチック材料の層、好ましくはポリエステル製の層を連続して含むカバーの使用によって、ダクトの耐久性を改善できることが示された。

図５に示す実施形態において、プラスチック材料、特にポリエステルの第一の層１２、アルミニウムフィルム１３及びプラスチック材料の第二の層１４が、連続して示されている。最も外側の層であるプラスチック材料のこの第二の層は、例えば、ポリエステルから製造されており、そして有利には、強い太陽光から下層を保護するための、例えば抗−ＵＶ粒子などの成分を含むことができる。

あるいは、プラスチック材料製のトップ層１４は、ＵＶ防護フィルムから構成される層であることができ、特には高度に耐紫外線性であるエポキシ樹脂、ウレタン又はポリフッ化ビニルから選択されることができる。

別の代替的な実施形態によると、例えばポリエステルなどのプラスチック材料の層が、まず最初にアルミニウム層１３の上に配置され、そして次いで、特に上述のタイプであるＵＶ防護フィルムが、配置される。

図５には記載されていないが本発明の範囲内に含まれる別の構成によると、保護カバーは、幾つかのアルミニウムフィルム、例えば、２つのアルミニウムフィルムを含むことができ、それらのアルミニウムフィルムは、上述のタイプのプラスチック材料の層によって互いに隔てられている。

本発明によると、プラスチック材料の層は、一つの又は複数のアルミニウムフィルムに直接結合されるか、又は、代わりに、本技術分野において知られている任意の接着剤であって、そのような金属/プラスチック結合を可能にする接着剤（図５に示されていない）によってそこに結合される。

好ましくは、本発明によると、カバー３の全体の厚さは、５０マイクロメートル〜５００マイクロメートルであり、そして非常に好ましくは３０マイクロメートル〜１５０マイクロメートルである。

本発明に従って使用されるアルミニウムフィルムの厚さは、好ましくは３〜３０マイクロメートルであり、そして一般に６〜２０マイクロメートルである。

本発明に従って使用されるプラスチック材料の層の厚さは、好ましくは１０〜５０マイクロメートルであり、例えば、６〜３０マイクロメートルである。
本発明の代表的な態様としては、以下を挙げることができる：
《態様１》
ミネラルウールなどのコア（２）から構成され、その外側面及び内側面がそれぞれ外側カバー（３）及び内側カバー（４）によって覆われている自己支持形ダクト、特に空調ダクトのためのパネル（１）であって、以下を特徴とするパネル：
−前記内側カバー（４）が、アルミニウムシート、ガラス布帛の層又はガラスウェブの層を含むこと、又は好ましくはこれらのいずれかから構成されていること、
−前記外側カバー（３）が、プラスチック材料の第一の層（１２）、アルミニウムシート（１３）、及びプラスチック材料の第二の層（１４）を順に含み、前記プラスチック材料の層（１２，１４）が、前記アルミニウムシート（１３）に直接又は接着剤を介して結合されており、前記外側カバー（３）が、前記コアの外側表面に接着剤（１１）によって結合されていること、及び
−前記プラスチック材料の第二の層（１４）が、抗ＵＶ粒子を含む外側層若しくはＵＶ防護フィルムから構成された外側層であること、又はＵＶ防護プラスチックフィルムが、前記プラスチック材料の第二の層（１４）の上に配置されていること。
《態様２》
前記外側カバー（３）の全体の厚さは、０．０５ｍｍ〜０．５０ｍｍである、態様１に記載のパネル。
《態様３》
前記プラスチック材料の第一の層（１２）及びプラスチック材料の第二の層（１４）は、ポリエステルから製造されている、態様１又は２に記載のパネル。
《態様４》
前記外側カバー（３）は、ＵＶ防護フィルムから構成される外側層、特に高度に耐紫外線性であるエポキシ樹脂、ウレタン又はポリフッ化ビニルから選ばれるＵＶ保護フィルムから構成される外側層をさらに含む、態様１〜３のいずれか一つに記載のパネル。
《態様５》
前記外側カバー（３）は、ポリウレタンＰＵ接着剤、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）接着剤、ホットメルト接着剤又は水性接着剤によって、好ましくはＰＵ接着剤又はＬＤＰＥ接着剤によって、前記コアに接着されている、態様１〜４のいずれか一つに記載のパネル。
《態様６》
前記中央コア（２）の外側表面は、ガラス繊維又は合成繊維のウェブ（１０）をさらに含んでおり、前記ウェブ（１０）は、好ましくは、前記コアを構成している無機繊維を架橋するために使用されるバインダによって、前記中央コア（２）に結合されている、態様１〜５のいずれか一つに記載のパネル。
《態様７》
前記外側カバー（３）は、少なくとも２つのアルミニウムシート（１３）を含み、各アルミニウムシートは、好ましくはポリエステルから製造されたプラスチック材料の層（１２，１４）に、直接的に又は接着剤を介して結合されている、態様１〜６のいずれか一つに記載のパネル。
《態様８》
前記ミネラルウールコアの外側表面から出発して、以下を含む、態様１〜７のいずれか一つに記載のパネル：
−前記コア（２）を構成する無機繊維と一体化したガラス繊維のウェブ（１０）、
−接着剤の層、特に態様５に記載のタイプの接着剤の層、
−プラスチック材料の層（１２，１４）及び１つ以上のアルミニウムシート（１３）を順に含む外側カバー（３）、
−場合により、ＵＶ防護フィルムから構成される外側層（１４）。
《態様９》
前記パネルは、縁が連結される端部で終わることを特徴とする、態様１〜８のいずれか一つに記載のパネル。
《態様１０》
前記パネルのカバーは、フラップによって幾分延長されており、それにより、別のモジュールに接合されたときに、そのモジュールのカバーと部分的に重なって、そして同一の材料のストリップによって封止されていることを特徴とする、態様１〜９のいずれか一つに記載のパネル。
《態様１１》
前記ダクトの内側面を決定する内側カバーは、前記パネルの端を越えて延在しており、接続形状部を画定する表面に固定されていることを特徴とする、態様１〜１０のいずれか一つに記載のパネル。
《態様１２》
態様１〜１１のいずれか一つに記載のパネルから製造される自己支持形ダクト。
《態様１３》
建物の外に設置され、その外側層は天候にさらされる、態様１２に記載の自己支持形ダクト。
《態様１４》
自己支持形ダクト、特に空調空気を分配するための自己支持形ダクト、を製造するための、態様１〜１１のいずれか一つに記載のパネルの使用。
《態様１５》
前記ダクトは、建物の外に取り付けられ、その外側層は天候にさらされる、態様１４に記載の使用。

Claims (23)

1. 外側面及び内側面がそれぞれ外側カバー（３）及び内側カバー（４）によって覆われているコア（２）から構成されている自己支持形ダクトのためのパネル（１）であって、以下を特徴とする、自己支持形ダクトのためのパネル：
   −前記内側カバー（４）が、アルミニウムシート、ガラス布帛の層又はガラスウェブの層を含むこと、又はこれらのいずれかから構成されていること、
   −前記外側カバー（３）が、プラスチック材料の第一の層（１２）、アルミニウムシート（１３）、及びプラスチック材料の第二の層（１４）を順に含み、前記プラスチック材料の層（１２，１４）が、前記アルミニウムシート（１３）に直接又は接着剤を介して結合されており、前記プラスチック材料の第一の層（１２）が、前記コア（２）の外側表面に接着剤（１１）によって結合されていること、及び
   −前記プラスチック材料の第二の層（１４）が、抗ＵＶ粒子を含む外側層若しくはＵＶ防護フィルムから構成された外側層であること、又はＵＶ防護プラスチックフィルムが、前記プラスチック材料の第二の層（１４）の上に配置されていること。
2. 前記自己支持形ダクトが空調ダクトである、請求項１に記載のパネル。
3. 前記コア（２）がミネラルウールのコアである、請求項１又は２に記載のパネル。
4. 前記外側カバー（３）の全体の厚さは、０．０５ｍｍ〜０．５０ｍｍである、請求項１〜３のいずれか一項に記載のパネル。
5. 前記プラスチック材料の第一の層（１２）及びプラスチック材料の第二の層（１４）は、ポリエステルから製造されている、請求項１〜４のいずれか一項に記載のパネル。
6. 前記外側カバー（３）は、ＵＶ防護フィルムから構成される外側層をさらに含む、請求項１〜５のいずれか一項に記載のパネル。
7. 前記ＵＶ防護フィルムは、高度に耐紫外線性であるエポキシ樹脂、ウレタン又はポリフッ化ビニルから選ばれる、請求項６に記載のパネル。
8. 前記外側カバー（３）は、ポリウレタンＰＵ接着剤、低密度ポリエチレン（ＬＤＰＥ）接着剤、ホットメルト接着剤又は水性接着剤によって前記コア（２）に接着されている、請求項１〜７のいずれか一項に記載のパネル。
9. 前記外側カバー（３）は、ＰＵ接着剤又はＬＤＰＥ接着剤によって前記コア（２）に接着されている、請求項８に記載のパネル。
10. 前記コア（２）の外側表面は、ガラス繊維又は合成繊維のウェブ（１０）をさらに含んでいる、請求項１〜９のいずれか一項に記載のパネル。
11. 前記ウェブ（１０）は、前記コアを構成している無機繊維を架橋するために使用されるバインダによって前記コア（２）に結合されている、請求項１０に記載のパネル。
12. 前記外側カバー（３）は、少なくとも２つのアルミニウムシート（１３）を含み、各アルミニウムシートは、プラスチック材料の層（１２，１４）に、直接的に又は接着剤を介して結合されている、請求項１〜１１のいずれか一項に記載のパネル。
13. 前記プラスチック材料の層（１２，１４）は、ポリエステルから製造されている、請求項１２に記載のパネル。
14. 前記コア（２）が、ミネラルウールコアであり、かつ前記パネルが、前記ミネラルウールコアの外側表面から出発して、以下を含む、請求項１〜１３のいずれか一項に記載のパネル：
    −前記コア（２）を構成する無機繊維と一体化したガラス繊維のウェブ（１０）、
    −接着剤の層、
    −プラスチック材料の層（１２，１４）及び１つ以上のアルミニウムシート（１３）を順に含む外側カバー（３）。
15. 前記接着剤の層は、請求項８又は９に記載のタイプのものである、請求項１４に記載のパネル。
16. 前記パネルは、縁が連結される端部で終わることを特徴とする、請求項１〜１５のいずれか一項に記載のパネル。
17. 前記パネルの外側カバー（３）は、フラップによって幾分延長されており、それにより、前記パネルを使用する自己支持形ダクトにより形成したモジュールが別のモジュールに接合されたときに、前記フラップが前記別のモジュールのカバーと部分的に重なることを特徴とする、請求項１〜１６のいずれか一項に記載のパネル。
18. 前記ダクトの内側面を決定する内側カバーは、前記パネルの端を越えて延在しており、接続形状部を画定する表面に固定されていることを特徴とする、請求項１〜１７のいずれか一項に記載のパネル。
19. 請求項１〜１８のいずれか一項に記載のパネルから製造される自己支持形ダクト。
20. 建物の外に設置され、その外側層は天候にさらされる、請求項１９に記載の自己支持形ダクト。
21. 自己支持形ダクトを製造するための、請求項１〜１８のいずれか一項に記載のパネルの使用。
22. 前記ダクトは、空調空気を分配するためのダクトである、請求項２１に記載のパネルの使用。
23. 前記ダクトは、建物の外に取り付けられ、その外側層は天候にさらされる、請求項２１又は２２に記載の使用。

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