JP6763738B2 - スカムかき寄せ装置及びスカム処理方法 - Google Patents

スカムかき寄せ装置及びスカム処理方法 Download PDF

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本発明は、スカムかき寄せ装置及びスカム処理方法に関する。
従来より、水処理を行う中で発生するスカムをフライト部材によって処理する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−57713号公報
従来の技術では、スカムが存在する場所の条件によっては、フライト部材で十分にスカムをかき寄せるのが難しい。そのため、残ったスカムを手作業で取り除く作業が必要とされる。
こうした作業は、コンベヤ内部の汚損が激しく、洗浄水が飛び散る等、非常に不衛生である。また、清掃作業に多くの時間と労力が必要であり、作業環境の改善、及び清掃時間の短縮が求められている。
本発明は、作業環境と作業効率の改善に有利なスカムかき寄せ装置及びスカム処理方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、スカムをかき寄せるための複数のフライト部材と、前記複数のフライト部材が取り付けられるベルトを有し、前記複数のフライト部材を循環移動させるコンベアと、その内部に前記コンベアの少なくとも一部が配されるケーシングであり、排水口を有する前記ケーシングと、前記排水口に向けられた第1のスプレーと、前記ケーシングのコーナーに向けられた第2のスプレーと、を備え、前記複数のフライト部材は、板状の先端部を有する第1フライト部材と、複数の線状部材が並んで設けられた先端部を有する第2フライト部材と、を含む、スカムかき寄せ装置が提供される。
本発明の別の態様によれば、上記のスカムかき寄せ装置を用いてスカムを処理するスカム処理方法が提供される。
本発明の態様によれば、作業環境と作業効率の改善に有利なスカムかき寄せ装置及びスカム処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るスカムかき寄せ装置を含むスカム処理設備の概略図である。 第1フライト部材を示す概略図である。 第2フライト部材を示す概略図である。 スカム処理設備フローコンベヤ洗浄装置の排水スリット付近の概略図である(平板状のフライトのみの場合)。 スカム処理設備フローコンベヤ洗浄装置の排水スリット付近の概略図である(平板状のフライトと、ワイヤロープ付のフライトとの併用の場合)。 排水スリット上の目詰まりの概略図である。 コーナー部の洗浄スプレーの配置とゴミ付着状態を示す概略図である。 1つの洗浄スプレーから排水スリットを洗浄している状況を示す概略図である(平板状のフライトのみの場合)。 複数の洗浄スプレーから排水スリットを洗浄している状況を示す概略図である(平板状のフライトと、ワイヤロープ付のフライトとの併用の場合)。 洗浄スプレーのスプレーパターンを示す概略図である。 フライトの形態例を示す概略図である。
本発明の実施形態に係るスカムかき寄せ装置を含むスカム処理設備について図面を参照して説明する。図1は、スカム処理設備1の概略図である。
図1に示すように、スカム処理設備1は、ケーシング(コンベアケーシング)2と、かき寄せ装置(スカムかき寄せ装置)4と、投入機(スカム投入機)8とを備える。ケーシング2には、排水口(排水スリット)5が設けられる。スカム処理設備1において、投入機8を介して、スカムを含む汚水がケーシング2内に投入される。スカムは、かき寄せ装置4によってケーシング2内を移動される。スカムが除去された水が排水口5から外部に排出される。ケーシング2の上部に搬送されたスカムが所定の処理設備に送られる。
かき寄せ装置4は、スカムをかき寄せるための複数のフライト部材(スクレーパ)10と、複数のフライト部材10を循環移動させるコンベア(フローコンベア)12と、洗浄スプレー14と、制御装置16とを備える。
コンベア12は、複数のフライト部材10が取り付けられるベルト18(コンベアベルト、リングベルト)、不図示のスプロケットホイール、及び不図示の駆動モータ等を有する。ベルト18は、ケーシング2の内部空間の概ね全体にわたり配置されている。各フライト部材10において、基端部がベルト18に固定されるとともに、先端部がケーシング2の壁(天井壁、側壁、底壁)に隣接して配される。各フライト部材10は、板状の本体を有する。フライト部材10の本体は、ベルト18の幅方向に延在するとともに、ベルト18に対して外方(ベルト18の移動方向及び幅方向に対して交差する外方向)に突出するように配される。ベルト20の動きに伴い、複数のフライト部材10がケーシング2内を循環移動する。フライト部材10の先端部が、ケーシング2の壁に隣接した状態で、ケーシング2の壁に沿って移動する。ケーシング2内に存在するスカムが、フライト部材10の先端部等によってかき寄せられる。
複数のフライト部材10は、図2に示す第1フライト部材10Aと、図3に示す第2フライト部材10Bとを含む。
図2に示すように、第1フライト部材10Aは、本体21と、コンベア12のベルト18に対して本体21を固定するための結合部材23とを有する。本体21は、基端部25と、先端部26とを有する。本体21の基端部25の幅方向の両端にそれぞれ結合部材23が配設されている。第1フライト部材10Aにおいて、先端部26は板状の端部を有する。すなわち、先端部26の縁が幅方向に沿って概ね直線状に形成されている。
図3に示すように、第2フライト部材10Bは、本体31と、コンベア12のベルト18に対して本体31を固定するための結合部材23と、複数の線状部材33が並んで設けられた先端部34と、を有する。本体31は、基端部35と、複数の線状部材33が取り付けられる支持部36とを有する。本体31の基端部35の幅方向の両端にそれぞれ結合部材23が配設されている。複数の線状部材33は、各々が本体31の支持部36の縁から本体31の外方に突出するように、本体31の幅方向に並んで支持部36に設けられている。一例において、複数の線状部材33は、本体31に対して取り外し自在に配設される。例えば、複数の線状部材33の一方の端部が本体31の支持部36に位置決めされる。押え部材38及び締結部材39によって複数の線状部材33が本体31に対して固定される。
複数の線状部材33は、その先端がケーシング2(図1)の壁に近接するように又は接するように配される。複数の線状部材33の先端が壁に近接又は当接した状態で、第2フライト部材10Bが、ケーシング2(図1)の壁に沿って移動する。第1フライト部材10A(図2)を用いてかき寄せられなかったスカムが、第2フライト部材10Bの線状部材33によってかき寄せられる。
複数の線状部材33として、実質的な弾性部材を採用できる。複数の線状部材33の比較的大きな弾性変形は、処理対象の壁面全体にわたって、第2フライト部材10Bの一部(線状部材33の先端)を近接又は当接させるのに貢献する。例えば、ケーシング2(図1)のコーナー(隅部分)や段差部分において、第2フライト部材10Bの一部を壁面に沿って通過させることができる。あるいは、複数の線状部材33の比較的大きな弾性変形は、ケーシング2(図1)の形状に沿って複数の線状部材33の先端が柔軟に変位するのに貢献する。例えば、複数の線状部材33の先端を、ケーシング2の壁面における隅部の形状や壁面の段差形状に沿って変位させることができる。
一例において、線状部材33は、ワイヤロープからなる。他の例において、線状部材33は、ワイヤロープ以外の材料で形成できる。一例において、線状部材33は、主に金属材料からなる。他の例において、線状部材33は、金属以外の材料から形成できる、あるいは複合材料から形成できる。
図1に戻り、洗浄スプレー14は、排水口5に向けられた第1のスプレー14A、14Bと、ケーシング2のコーナー(隅部)に向けられた第2のスプレー14Cとを含む。制御装置16は、第1のスプレー14A、14Bの稼働と、第2のスプレー14Cの稼働とをそれぞれ制御するように構成されている。一例において、第1のスプレー14A、14Bの稼働の少なくとも一部が第2のスプレー14Cの稼働と異なるようにできる。一例において、第1のスプレー14A、14Bと第2のスプレー14Cとの間で、連続運転時間(洗浄時間)、及び運転時間間隔の少なくとも一部を異ならせることができる。
洗浄スプレー14を用いたスプレー処理により、ケーシング2内でのスカムの停滞が抑制される。例えば、流体の圧力によってスカムが動かされる。特に、ケーシング2のコーナ、段差部分、排水口(排水スリット)5など、スカムが蓄積しやすい部分においても、スカムの移動が促進される。スプレー処理の最適な稼働条件が設定されることにより、スカムが好ましく除去される。
表1は、実施例における、スカム処理設備1の仕様を示す。表1に示すように、本実施例におけるスカム処理設備1は、見掛比重が0.8〜0.9のスカムを、搬送速度が8m/min、搬送量が0.1t/hで搬送する装置である。
Figure 0006763738
本実施例において、図2に示す平板状の第1フライト部材10Aは、略長方形のステンレスの板である。平板状の第1フライト部材10Aの寸法は、縦寸法が約65mmである。
本実施例において、図3に示す第2フライト部材10Bは、平板状の第1フライト部材10Aの略長方形のステンレスの板の縦寸法を約半分にした略長方形の一方の長辺側にワイヤ抑え金具(押え部材)38をネジ止めにより固定して、このワイヤ抑え金具38に等間隔に配置された複数のワイヤ取付溝にワイヤロープ33を固定した。
本実施例において、第2フライト部材10Bの略長方形の寸法は、縦寸法が35mmであり、横寸法が135mmである。また、ワイヤロープ33は、ワイヤ直径が2.4mm、長さが60mmである。また、本実施例において、ワイヤロープ33は、8〜10本使用した。また、ワイヤロープ33は、ナイロン被覆タイプの延性、耐食性、耐錆性、耐熱性、耐摩擦性に優れたステンレスワイヤロープを使用したが、これに限定されず、延性、耐食性、耐錆性、耐熱性、耐摩擦性に優れたワイヤロープを使用してもよい。
図4に示すように、平板状の第1フライト部材10Aのみを配置させた場合、コンベヤケーシング2の底面2aと、平板状の第1フライト部材10Aの先端との間に約2mmの隙間がある。この隙間によってスカムの取りこぼし(かき寄せ不良)が発生する場合がある。更に排水スリット5の上面5aと、コンベヤケーシング2の底面2aとの間にも約2mmの隙間がある。この隙間によってスカムの取りこぼし(かき寄せ不良)が発生する場合がある。
図5に示すように、コンベヤケーシング2の底面2aと、平板状の第1フライト部材10Aの先端との間の約2mmの隙間、及び排水スリット5の上面5aとコンベヤケーシング2の底面2aとの間の約2mmの隙間に、ワイヤロープ33の先端が到達する。その結果、コンベヤケーシング2の底面2a、及び排水スリット5の上面5aに張り付いていた葉っぱやビニール等のフィルム状のゴミ(スカム)(図6参照)がワイヤロープ33で除去され、取りこぼし(かき寄せ不良)が解消された。
本実施例において、排水スリット5の上部のコンベヤケーシング2内に設置された洗浄スプレー14A(図1)と、洗浄スプレー14Aからある一定の距離をおいて隣接された洗浄スプレー14B(図1)とは、排水スリット5の上面5aの洗浄のために設置されている。
図7に示すように、ケーシング2のコーナーに向けて設置された洗浄スプレー14Cからの水は、平板状の第1フライト部材10A、第2フライト部材10B、及び、ケーシング2内部の洗浄とともに、第2フライト部材10Bでも取りきれず取り残されたケーシング2のコーナー部分の葉っぱやビニール等のフィルム状のゴミを下流側の排水スリット5方向に押し流す。
図8に示すように、平板状の第1フライト部材10Aのみ使用の場合、排水スリット5の目詰まりが解消されず、洗浄水が滞留し排水スリット5まで水流が届かない可能性がある。また、洗浄スプレー14Aのみでは、排水スリット5の上面の洗浄が十分に出来ない可能性がある。一方、図9に示すように、複数の洗浄スプレー14A、14Bにより異なる位置から排水スリット5に向けて水がスプレーされる場合、その水が確実に排水スリット5の上面に届く。また、平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用により、排水スリット5のスカムの取りこぼし(かき寄せ不良)が防止される。これらにより、排水スリット5のスリット間の油脂等による目詰まりが解消された。
図10は、洗浄スプレー14のスプレーパターンを示す概略図である。本実施例において、洗浄スプレー14のスプレーパターンは、洗浄面積が大きい扇形(図10(c))を採用した。スプレーパターンとは、主に噴射された流体が拡散したときの断面形状のことを示す。
図11は、フライト部材10の他の形態例を示す概略図である。図11(a)において、平板状のフライト部材10の本体の略長方形の一方の長辺側にゴム板(弾性部材)41が取り付けられている。図11(b)において、平板状のフライト部材10の本体の略長方形の一方の長辺側にワイヤブラシ42が取り付けられている。図11(c)において、平板状のフライト部材10の本体に略長方形の板43が蝶番を介して取り付けられている。図11(d)において、平板状のフライト部材10の本体の一方の長辺側に直接溶接によりワイヤロープ33を固定されている。
本実施例のスカム処理設備1を使用して、洗浄スプレー14Aのみの使用条件で、見掛比重が0.8〜0.9のスカムを、搬送速度:8m/min、搬送量:0.1t/hで搬送して、実験を試みた。
図11(a)のフライト部材10は、比較的短期間(3週間程度)でゴムが摩耗した。図11(b)のフライト部材10は、スカムが先端に絡みつき、除去作業に時間を要した。図11(c)のフライト部材10は、掻き寄せ効果は高く、耐久性は良好であったが、加工が困難で、製作に時間を要した。図11(d)のフライト部材10は、1ヶ月程度でワイヤロープ33が破断した。
洗浄スプレー14(14A、14B、14C)、及び第2フライト部材10Bによる効果を検証するために、平板状の第1フライト部材10Aのみの場合と、平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用の場合とで、洗浄スプレー14(14A、14B、14C)の洗浄時間、洗浄スプレー14(14A、14B、14C)の洗浄方法の条件を変更して、最適な洗浄方法を実験により求めた。
表2は、排水スリット5の目詰まり、スカムの取りこぼしによる洗浄能力を比較した結果を示す。
Figure 0006763738
比較例1〜31、実施例1〜11の全てにおいて、洗浄の1サイクルを15分に1回実施して、1週間操業を行った後に、排水スリット5の目詰まり、スカムの取りこぼしを確認した。表2に示すように、比較例1〜18の平板状の第1フライト部材10Aのみの場合は、各洗浄スプレー14(14A、14B、14C)の洗浄時間、洗浄方法に拘らず、排水スリット5の目詰まりが多く、スカムの取りこぼしも多かった。また、比較例19〜25の平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用の場合は、第2フライト部材10Bによりスカムの取りこぼしが解消され、一方で、排水スリット5の一部に目詰まりが発生することがあった。この原因としては、洗浄スプレー14(14A、14B、14C)の洗浄方法として、同時に各洗浄スプレー14(14A、14B、14C)による洗浄を行ったため、排水スリット5に洗浄水が滞留して排水スリット5まで水流が到達せずに、排水スリット5の目詰まりが解消出来なかったと考えられる。
比較例26〜29の平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用の場合は、各洗浄スプレー14A、14B、14Cの洗浄方法を変更した。すなわち、最初に洗浄スプレー14Aのみで洗浄して60秒洗浄を休止して、次に洗浄スプレー14Bのみで洗浄して60秒洗浄を休止して、最後に洗浄スプレー14Cのみで洗浄を行った。その結果、スカムが良好に除去され、排水スリット5の目詰まりもやや解消された。この理由としては、各洗浄スプレー14A、14B、14Cを順番に稼働することにより、排水スリット5付近での洗浄水の滞留が回避され、排水スリット5までスプレー水流が到達し、排水スリット5の目詰まりが解消されたためと考えられる。
比較例30〜31の平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用の場合は、洗浄スプレー14A、14Bの稼働時間を更に増加した。その結果、排水スリット5の目詰まりが更に解消出来たがまだ完全に目詰まりが解消されない場合があった。
実施例1〜11の平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとの併用の場合は、洗浄スプレー14A、14B、14Cの稼働時間を更に増加した。その結果、排水スリット5の目詰まりが更に解消された。排水スリット5の目詰まりは、週に一回、散水ホースで軽く洗浄する程度で済むまでに改善され、高圧洗浄機での洗浄は不要となった。また、ケーシング2の内部も洗浄スプレー14(14A、14B、14C)により、清浄な状態となった。
上記の結果より、平板状の第1フライト部材10Aと、第2フライト部材10Bとを併用するとともに、最初に洗浄スプレー14Aのみで30〜90秒洗浄して60秒洗浄を休止して、次に洗浄スプレー14Bのみで30〜90秒洗浄して60秒洗浄を休止して、最後に洗浄スプレー14Cのみで5〜60秒洗浄して洗浄を行った条件で、排水スリット5の目詰まり、スカムの取りこぼしが解消出来ることを確認した。最適条件の1つとして、洗浄水の省エネ等を考慮して、各洗浄スプレー14の順次稼働かつ、洗浄スプレー14Aの稼働時間を30秒、洗浄スプレー14Bの稼働時間を30秒、洗浄スプレー14Cの稼働時間を5秒に設定することができる。
このように、処理装置は、洗浄回数、洗浄時間を任意に変更することによって最大流量で必要な時間のみ洗浄水を噴射する制御が可能となり、洗浄効率を高めることが可能である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されることはない。上記説明において使用した数値は一例であって、本発明はこれに限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。
1:スカム処理設備
2:ケーシング
4:スカムかき寄せ装置
5:排水口
10フライト部材
10A:第1フライト部材
10B:第2フライト部材
12:コンベア
14、14A、14B、14C:洗浄スプレー
16:制御装置
18、20:ベルト
21、31:本体
26、34:先端部
33:線状部材

Claims (6)

  1. スカムをかき寄せるための複数のフライト部材と、
    前記複数のフライト部材が取り付けられるベルトを有し、前記複数のフライト部材を循環移動させるコンベアと、
    その内部に前記コンベアの少なくとも一部が配されるケーシングであり、排水口を有する前記ケーシングと、
    前記排水口に向けられた第1のスプレーと、
    前記ケーシングのコーナーに向けられた第2のスプレーと、
    を備え、
    前記複数のフライト部材は、
    板状の先端部を有する第1フライト部材と、
    複数の線状部材が並んで設けられた先端部を有する第2フライト部材と、
    を含む、
    スカムかき寄せ装置。
  2. スカムをかき寄せるための複数のフライト部材と、
    前記複数のフライト部材が取り付けられるベルトを有し、前記複数のフライト部材を循環移動させるコンベアと、
    を備え、
    前記複数のフライト部材は、
    板状の先端部を有する第1フライト部材と、
    複数の線状部材が並んで設けられた先端部を有する第2フライト部材と、
    を含み、
    前記第2フライト部材の先端部は、前記第1フライト部材の先端部よりも前記コンベアに対して外方側に突出している、
    スカムかき寄せ装置。
  3. その内部に前記コンベアの少なくとも一部が配されるケーシングであり、排水口を有する前記ケーシングと、
    前記排水口に向けられた第1のスプレーと、
    前記ケーシングのコーナーに向けられた第2のスプレーと、
    をさらに備える、請求項に記載のスカムかき寄せ装置。
  4. 前記第1のスプレーの稼働と、前記第2のスプレーの稼働とをそれぞれ制御する制御装置をさらに備え、
    前記第1のスプレーの稼働の少なくとも一部は、前記第2のスプレーの稼働と異なる、請求項1又は3に記載のスカムかき寄せ装置。
  5. 前記複数の線状部材は、前記第2フライト部材の本体に取り外し自在に設けられる、請求項1から4のいずれかに記載のスカムかき寄せ装置。
  6. 請求項1からのいずれかに記載のスカムかき寄せ装置を用いてスカムを処理するスカム処理方法。
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