JP6760774B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具 Download PDF

Info

Publication number
JP6760774B2
JP6760774B2 JP2016118678A JP2016118678A JP6760774B2 JP 6760774 B2 JP6760774 B2 JP 6760774B2 JP 2016118678 A JP2016118678 A JP 2016118678A JP 2016118678 A JP2016118678 A JP 2016118678A JP 6760774 B2 JP6760774 B2 JP 6760774B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
reflecting surface
vehicle
shade
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016118678A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017224476A (ja
Inventor
真也 小暮
真也 小暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP2016118678A priority Critical patent/JP6760774B2/ja
Publication of JP2017224476A publication Critical patent/JP2017224476A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6760774B2 publication Critical patent/JP6760774B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、車両用灯具に関するものである。
従来より、光源からの光をリフレクターにより前方へ集光反射し、シェードにより規制するとともに前方へ反射して配光パターンを形成し、投影レンズにより車両前方へ照射するように構成された車両用灯具は使用されている。
下記特許文献1には上下方向の厚みを薄くして小型化した車両用灯具が提案されている。この灯具では、光源とリフレクターとの鉛直方向の距離を小さくし、リフレクターに第1反射面及び第2反射面を異なる傾斜で設け、シェードに第3反射面を設けていた。
特許第4865059号公報
ところで、一般に、車両用灯具においては、車両前方において手前側が明るいと遠方視認性が低下するため、配光パターンを上下方向において薄型化することが望まれる。
しかしながら、上記特許文献1の車両用灯具は、車両用灯具自体の上下方向の厚みを薄くして小型化したものであり、配光パターンの薄型化を実現することは容易でなかった。即ち、車両用灯具の上下方向の厚みを薄くすると、光源とリフレクターの反射面との間隔が近接するとともに反射面に対して光源のサイズが相対的に大きくなる。すると、投影レンズから投影される光源像が大きくなってしまい、配光パターンの厚みが大きくなってしまう。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、小型化及び薄型配光を実現することができる、車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に従えば、光源と、前記光源からの光を車両前方へ集光反射するリフレクターと、前後方向に設けられて前記光源又は前記リフレクターからの光を規制するとともに車両前方へ反射するシェードと、前記シェードにより規定された形状を含む配光パターンを車両前方へ照射する投影レンズと、を備えた車両用灯具において、前記シェードは、第1反射面と、前記第1反射面の車両後方側の端部に設けられ、該第1反射面に対して傾斜する第2反射面とを有し、前記第1反射面で反射した光と前記後部反射面で反射した光とが重なることで前記配光パターンを形成し、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記シェードの上面に設けられ、前記第1反射面は、前記投影レンズの入射側焦点の近傍に配置された前端縁から光軸方向後方に沿って設けられ、前記第2反射面は、前記第1反射面の後端縁から上方に向かって屈曲して設けられている車両用灯具が提供される。
本態様によれば、シェードの第2反射面がシェードの第1反射面に対して傾斜することで、第2反射面で反射した光と第1反射面で反射した光とが重なることで配光パターンを形成する。そのため第1反射面で反射した光と第2反射面で反射した光とを重ねることで、配光パターンの領域を狭くすることができる。よって、小型化を図るべく、リフレクターと光源とを上下方向で近づけることでリフレクターによる投影像が大きくなる場合でも、上述のように配光パターンを薄型化することができる。したがって、小型化及び薄型配光を実現した車両用灯具を提供できる。
また、上記車両用灯具において、前記第1反射面及び前記第2反射面は前記シェードの上面に設けられ、前記第1反射面は、前記投影レンズの入射側焦点の近傍に配置された前端縁から光軸方向後方に沿って設けられ、前記第2反射面は、前記第1反射面の後端縁から上方に向かって屈曲して設けられているのが望ましい。
この構成によれば、シェード上面において、第1反射面が投影レンズの入射側焦点の近傍に配置された前端縁から光軸に沿って設けられているので、前端縁によりカットオフラインを規定して配光パターンを形成できる。そして第2反射面が第1反射面の後端縁から上方に向かって屈曲して設けられているので、第1反射面で反射した光に第2反射面で反射した光を重ねることで、カットオフラインを有したすれ違いビームにおける配光パターンの薄型化及び遠方照度の向上を実現できる。
また、上記車両用灯具において、前記リフレクターの後部には、前記光源からの光を前記シェードに向けて反射する後部反射部が設けられているのが望ましい。
この構成によれば、第1反射面及び第2反射面に対して光源からの光を入射させることができる。よって、所望の形状の配光パターンを容易に形成することができる。そして、前記後部反射部による投影光源像は車両水平線より上方向にシフトし投影されるため、前記後部反射部から直接レンズに入射した光による配光パターンは上下方向の厚みが減少する。
また、上記車両用灯具において、前記光源は光出射面を有し、前記光出射面を延長した延長面の車両前方側が、前記第2反射面の後方側端部よりも上方に位置するのが望ましい。
この構成によれば、光源の光出射面から出射した光を第2反射面によって遮られるのを防止できる。これにより、光源の光をシェードに対して効率良く入射させることができるので、光源から出射する光を有効に活用して、所定形状の配光パターンの照度を向上することができる。
本発明によれば、小型化及び薄型配光を実現した車両用灯具を提供できる。
本発明の実施形態に係る車両用灯具の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す車両用灯具における側断面を示す模式図である。 (a)はシェードを省略した場合の配光パターンを示した図であり、(b)は全体が平面からなるシェードを用いた場合の配光パターンを示した図であり、(c)は本実施形態の車両用灯具における配光パターンを示した図である。 (a)は従来例の車両用灯具におけるスクリーン上の配光パターンを示す光度分布図であり、(b)は実施例の車両用灯具におけるスクリーン上の配光パターンを示す光度分布図である。 (a)は従来例の車両用灯具における路面の配光パターンを示す光度分布図であり、(b)は実施例の車両用灯具における路面の配光パターンを示す光度分布図である。
以下、本発明の一実施形態である車両用灯具について図面を参照しながら説明する。
以下の説明で用いる図面は、特徴を分かり易くするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本実施形態の車両用灯具は、すれ違いビーム用の配光パターンを照射可能なプロジェクタ型の車両用灯具である。
図1は、本実施形態に係る車両用灯具の概略構成を示す斜視図であり、図2はこの車両用灯具の側断面を示す模式図である。
本実施形態で説明に用いる図面では、3次元直交座標系としてXYZ座標系を用いる場合がある。以下、XYZ座標系において、X軸方向は車両用灯具を搭載する車両左右方向であり、Y軸方向は車両上下方向であり、Z軸方向は車両前後方向である。
図1及び図2に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、光源11と、リフレクター15と、シェード17と、投影レンズ19とを備えている。本実施形態において、光源11は、半導体発光モジュール11aと、半導体発光モジュール11aからの光線の少なくとも一部を吸収して白色光を出射する白色光出射部11bと、を含む。
半導体発光モジュール11aは、例えば、レーザー光線を出射する半導体レーザー素子からなる。半導体レーザー素子としては、例えば、発光波長が青系(450nm程度)のレーザーダイオード等を用いることができる。なお、半導体レーザー素子の発光波長は、青系(450nm程度)に限定されない。
白色光出射部11bは蛍光体からなる。蛍光体は、例えば、セリウムCe等の付活剤が導入されたYAGとアルミナAlとの複合体(焼結体)から構成される。
半導体発光モジュール11aから出射された光線の一部は蛍光体に吸収されることで黄色の蛍光に変換される。半導体発光モジュール11aから出射された光線の残りは白色光出射部11b(蛍光体)を透過し、黄色の蛍光と合成されることで白色光WLを生成する。このような構成に基づき、白色光出射部11bは白色光WLを生成して出射するようになっている。白色光出射部11bの上面は、白色光WLの光出射面11b1を構成する。
リフレクター15は、白色光出射部11bに対して上方側に設けられ、白色光出射部11bからの白色光を車両前方へ集光反射する反射面(反射部)15aを有する。シェード17は、白色光出射部11b又はリフレクター15からの白色光の一部を遮蔽して規制するとともに前方へ反射する。
投影レンズ19は、リフレクター15の前方側に設けられ、白色光出射部11b又はリフレクター15からの白色光WLを前方へ照射する。本実施形態において、投影レンズ19は、シェード17により規定された形状を含む配光パターンを車両前方へ照射するように配置されている。
投影レンズ19は入射面19a及び出射面19bを有し、白色光出射部11bから直接又は反射して入射側焦点F2近傍に到達した光を車両前方の光軸19c方向に投影する。
投影レンズ19における上下方向の断面形状は、入射側焦点F2を通り、入射面19aに入射する光を上下方向において平行光線として出射するように形成されている。投影レンズ19における水平方向断面形状は、入射側焦点F2を通り、入射面19aに入射する光を水平方向において平行光線として出射するように形成されている。
本実施形態において、リフレクター15の反射面15aは、光源11の光軸11cとの交点付近において投影レンズ19の入射側焦点F2と白色光出射部11bの中心F1とを焦点とする楕円面を含み、該楕円面は中心F1からの光を入射側焦点F2近傍に向けて反射させる形状となっている。ここで、白色光出射部11bの中心F1とは、白色光出射部11bにおける発光の中心に相当する。
本実施形態において、リフレクター15は、透過孔16を有している。
透過孔16は、例えば白色光出射部11bが脱落することで、白色光に変換されることなく、半導体発光モジュール11aから光線が直接出射された場合などに、該光線を透過して分離するためのものである。
本実施形態の車両用灯具10は、リフレクター15に透過孔16を形成することで、光線がリフレクター15の反射面15aで反射されて投影レンズ19から車両前方へ直接照射されることを防止している。
透過孔16は、半導体発光モジュール11aからの光線の形状より大きく形成されている。透過孔16は、反射面15aにおける光源11の光軸11c(図1参照)との交点付近に設けられている。
反射面15aは、透過孔16より前方側(+Z側)の前部反射面15a1と、透過孔16より後方側(−Z側)に位置する後部反射面15a2と、を含む。
前部反射面15a1は、白色光出射部11bからの白色光WLを入射側焦点F2近傍または入射側焦点F2の上方側に向けて反射させる形状を有している。本実施形態では、前方に向かうにつれて白色光出射部11bからの白色光WLを入射側焦点F2から前方に離間させるように反射させている。
後部反射面15a2は、白色光出射部11bからの白色光WLを入射側焦点F2の下方、即ちシェード17に向けて反射させる形状を有している。
反射面15aの左右方向の断面形状は、例えば、白色光出射部11bからの白色光WLを左右方向において略平行光となるように反射させる形状となっている。
シェード17は、白色光出射部11bの前方側の位置で車幅方向及び前後方向に延びた形状に設けられている。シェード17は、投影レンズ19の入射側焦点F2の近傍に位置する前端縁17aと、前端縁17aから後方に延びる反射面17cと、を含む。
前端縁17aは、白色光出射部11b又はリフレクター15からの光の一部を遮光し、前端縁17aのエッジ形状によりすれ違い用ビームの配光パターンにおけるカットオフラインの形状を形成する。
反射面17cは、シェード17の上面に設けられ、白色光出射部11b及びリフレクター15からの光を上向きに反射可能な面である。
本実施形態において、反射面17cは、第1反射面17c1と、第2反射面17c2とを含む。第1反射面17c1は、前端縁17aから光軸19c方向後方に延びる面である。第2反射面17c2は、第1反射面17c1の車両後方側(−X方向側)の後端縁から上方に向かって屈曲して設けられた面である。
すなわち、第2反射面17c2は、第1反射面17c1に対して傾斜している。これにより、シェード17は、第2反射面17c2を有しない場合(反射面17cの全体が第1反射面17c1(平面)のみからなる場合)に比べ、反射面17cの車両後方側で反射する白色光WLを投影レンズ19の入射側焦点F2付近に導くことができる。
第1反射面17c1の第2反射面17c2に対する傾斜角度は、投影レンズ19などと合わせて適宜設計されるが、少なくとも第1反射面17c1で反射した光と第2反射面17c2で反射した光とが重なる範囲で設定することが望ましい。
ところで、本実施形態において、光源11の光出射面11b1から出射された光はランバーシアン配光となる。そのため、光出射面11b1の法線方向に対する角度(以下、光射出角度と称す)が大きくなる程、光量が低下する。つまり、光出射面11b1から出射される光は、法線方向(光射出角度=0°)において光量が最大となり、光射出角度が大きくなるに従って光量が減少する。
本実施形態においては、光源11を後方に傾斜させた状態で配置している。具体的に、光出射面11b1が車両後方下方に傾いた状態となるように、光源11を配置している。これにより、光源11から出射される白色光WLのうち光量が大きい成分をリフレクター15の反射面15aに対して入射させることができる。よって、光源11から出射した白色光WLを効率良く利用することができる。
また、本実施形態においては、光出射面11b1を延長した延長面12の車両前方側をシェード17の第2反射面17c2の後方側端部17fよりも上方に位置させるようにしている。
この構成によれば、光源11の光出射面11b1から出射した光を第2反射面17c2で遮ることを防止することができる。これにより、光源11からの光をシェード17に対して効率良く入射させることができるので、光源11から出射した光を有効に利用することができる。
本実施形態の車両用灯具10では、図2に示すように、光源11から出射してリフレクター15の前部反射面15a1で反射した光WL1は、入射側焦点F2より上方を通過し、シェード17の影響を受けることなく投影レンズ19の光軸19cより下側に入射して車両前方に投影される。
一方、光源11から出射してリフレクター15の後部反射面15a2で反射した光WL2は、シェード17の反射面17cで反射して投影レンズ19の光軸19cより上側に入射して車両前方に投影される。
以下、本実施形態のシェード17による効果について図3を参照しながら説明する。
図3(a)は、本実施形態の車両用灯具10の構成からシェード17を省略した場合に、光源11から出射した光が25m先の仮想スクリーン上に形成する配光パターンを示した図である。
図3(b)は、本実施形態の車両用灯具10のシェード17に代えて、全体が平面からなるシェード(第2反射面17c2と第1反射面17c1とが平行となる反射面17cを有するシェード)を用いた場合に、光源11から出射した光が25m先の仮想スクリーン上に形成する配光パターンを示した図である。
図3(c)は、本実施形態の車両用灯具10において、光源11から出射した光が25m先の仮想スクリーン上に形成する配光パターンを示した図である。
図3(a)のように、シェード17を配置しない状態で光源11から光を出射した場合、仮想スクリーン上に形成される配光パターンは、水平方向軸(X方向に沿う軸)Hに対して垂直方向軸(Y方向に沿う軸)Vの上方にシフトした状態となる。
図3(b)のように、全体が平面からなるシェードを用いて光源11から光を出射した場合、仮想スクリーン上に形成される配光パターンは、シェードを用いない場合(図3(a)参照)に水平方向軸Hよりも上方に位置していた光線が水平方向軸Hを基準として下方に折り返されたものとなる。これは、投影レンズ19の入射側焦点F2の下方を通過すべき光がシェードにより反射されて、入射側焦点F2の上方を通過したことによる。
このようにして、全体が平面からなるシェードを用いれば、上端にカットオフライン形状を有するとともに上下方向の厚みを減少させた配光パターンを形成することが可能となる。
本実施形態のシェード17において、第1反射面17c1に対して上方に傾斜する第2反射面17c2で反射された光は、投影レンズ19の入射側焦点F2に近い位置を通過するようになる。ここで、反射面17cのうち光源11の近傍からの光線は配光パターンの下方を形成する。
そのため、図3(c)に示すように、第2反射面17c2で反射された光は上方にシフトし、第1反射面17c1で反射された光と重なることで配光パターンPを形成する。すなわち、第2反射面17c2が形成する配光は、上方に折り返されることで、第1反射面17c1が形成する配光と重なることで配光パターンPを形成する。
このように本実施形態のシェード17を用いれば、上端にカットオフライン形状を有するとともに、上下方向の厚みをさらに減少させた配光パターンPを形成することができる。
以上の述べたように、本実施形態の車両用灯具10によれば、シェード17の第2反射面17c2がシェード17の第1反射面17c1に対して傾斜していて、第2反射面17c2で反射した光と第1反射面17c1で反射した光とを重ねて上下方向の厚みを抑えた配光パターンを形成することができる。
よって、小型化を図るべく、リフレクター15と光源11とを上下方向で近づけて配置したことでリフレクターによる投影像が大きくなる場合でも、上述のように配光パターンを薄型化することができる。したがって、小型化及び薄型配光を実現した車両用灯具10を提供できる。
よって、薄型配光を実現することで、路面上手前の照度を抑えて遠方視認性を向上させることができる。
また、第1反射面17c1で反射した光と第2反射面17c2で反射した光とが重なることで、配光パターンにおける最大光度を向上することができる。これにより、路面遠方における照度を向上することができる。
また、本実施形態の車両用灯具10によれば、シェード17の上面において、第1反射面17c1が投影レンズ19の入射側焦点F2の近傍に配置された前端縁17aから投影レンズ19の光軸19cに沿って設けられているので、前端縁17aによりカットオフラインを規定して配光パターンを形成できる。従って、すれ違いビームにおける配光パターンにおいて薄型化及び遠方照度の向上を実現することができる。
また、本実施形態の車両用灯具10によれば、光源11の光出射面11b1を延長した延長面12の車両前方側が、第2反射面17c2の後方側端部17fよりも上方に位置するので、光源11の光出射面11b1から出射した光が第2反射面17c2に遮られることがなく、光源11の光をシェード17に対して効率良く入射させることができる。そのため光源11から出射する光を有効に活用して、所定形状の配光パターンの照度を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
次に、本発明の実施例及び比較例について説明する。図4は実施例及び比較例における仮想スクリーン上の配光パターンの光度分布を示す図であり、図5は実施例及び比較例における路面配光を示す図である。図4(a)、図5(a)は実施例における結果を示し、図4(b)、図5(b)は比較例における結果を示している。
(実施例)
上述した実施形態の構成を有する車両用灯具10を用い、後述する比較例と共通の測定条件下で点灯した。
その結果、最大光度は42363.00cdであった。
また25m先の仮想スクリーン上における配光パターンと、路面配光を測定したところ、図4(a)、図5(a)に示す結果が得られた。
(比較例)
シェード17の第1反射面17c1と第2反射面17c2とが傾斜なく光軸19cに沿う連続した平面からなる他は、全て実施例と同様の構成を有する車両用灯具10を用い、実施例と共通の測定条件下で点灯した。
その結果、最大光度は40329.60cdであった。
また25m先の仮想スクリーン上における配光パターンと、路面配光を測定したところ、図4(b)、図5(b)に示す結果が得られた。
以上より、実施例の車両用灯具10は、比較例に比べて最大光度が向上することが確認できた。
また図4(a)、(b)に示すように、実施例ではカットオフラインに近接する20000cd以上の領域が比較例よりも薄く形成されている。すなわち、実施例は、比較例よりも配光パターンを薄型化できる。
さらに図5(a)、(b)に示すように、実施例では左右方向の中央付近における10m先付近の照度が低下し、左側4度付近における遠方照度が増加している。
従って、本発明の実施例では薄型配光を実現できるとともに遠方視認性を向上することができる。
F1…後方側焦点、F2…入射側焦点、10…車両用灯具、11…光源、11a…光出射面、11b…延長面、15…リフレクター、15a…反射部、15b…後部反射部、17…シェード、17a…遮光端面、17b…前端縁、17c…反射面、17d…前部反射面、17e…後部反射面、17f…後方側端部、19…投影レンズ、19a…入射面、19b…出射面、19c…光軸。

Claims (3)

  1. 光源と、前記光源からの光を車両前方へ集光反射するリフレクターと、前記光源よりも車両前方側に設けられて前記光源又は前記リフレクターからの光を規制するとともに車両前方へ反射するシェードと、前記シェードにより規定された形状を含む配光パターンを車両前方へ照射する投影レンズと、を備えた車両用灯具において、
    前記シェードは、車両前後方向に延びる第1反射面と、前記第1反射面の車両後方側の端部に設けられ、該第1反射面に対して傾斜する第2反射面とを有し、
    前記第1反射面で反射した光と前記第2反射面で反射した光とが重なることで前記配光パターンを形成し、
    前記第1反射面及び前記第2反射面は前記シェードの上面に設けられ、
    前記第1反射面は、前記投影レンズの入射側焦点の近傍に配置された前端縁から光軸方向後方に沿って設けられ、
    前記第2反射面は、前記第1反射面の後端縁から上方に向かって屈曲して設けられていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記リフレクターの後部には、前記光源からの光を前記シェードに向けて反射する後部反射部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  3. 前記光源は光出射面を有し、
    前記光出射面を延長した延長面の車両前方側が、前記第2反射面の後方側端部よりも上方に位置することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用灯具。
JP2016118678A 2016-06-15 2016-06-15 車両用灯具 Active JP6760774B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016118678A JP6760774B2 (ja) 2016-06-15 2016-06-15 車両用灯具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016118678A JP6760774B2 (ja) 2016-06-15 2016-06-15 車両用灯具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017224476A JP2017224476A (ja) 2017-12-21
JP6760774B2 true JP6760774B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=60688308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016118678A Active JP6760774B2 (ja) 2016-06-15 2016-06-15 車両用灯具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6760774B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302328A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Ichikoh Ind Ltd プロジェクタ型車両用灯具
JP4270093B2 (ja) * 2004-10-06 2009-05-27 市光工業株式会社 プロジェクタ型車両用前照灯ユニット
JP5008506B2 (ja) * 2007-09-14 2012-08-22 スタンレー電気株式会社 Ledランプユニット
JP5169665B2 (ja) * 2008-09-17 2013-03-27 市光工業株式会社 車両用前照灯
JP6158549B2 (ja) * 2012-06-26 2017-07-05 株式会社小糸製作所 車両用前照灯
JP6184150B2 (ja) * 2013-04-05 2017-08-23 株式会社小糸製作所 車両用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017224476A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7993043B2 (en) Vehicle lamp
EP2487407B1 (en) Vehicle lighting device
KR100986778B1 (ko) 차량용 등기구 유닛
US8690405B2 (en) Vehicle lighting unit
JP5883623B2 (ja) レーザ光源装置
JP5526453B2 (ja) 車両用前照灯
JP5937310B2 (ja) 車両用前照灯
US9103519B2 (en) Vehicle lighting unit
JP5829478B2 (ja) 車両用灯具
JP5168551B2 (ja) 灯具用投影レンズ、車両用光学ユニット、及び、車両用灯具
JP5688989B2 (ja) 車両用灯具
EP4053447A1 (en) Vehicle light guide and vehicle headlight
JP2014175198A (ja) プロジェクタ型前照灯及びプロジェクタ型前照灯用の投影レンズ
JP6331797B2 (ja) 車載用光源装置
JP6760774B2 (ja) 車両用灯具
JP6889609B2 (ja) 車両用灯具
JP6935266B2 (ja) 車両用灯具
JP5688990B2 (ja) 車両用灯具
JP6788391B2 (ja) 車両用灯具
JP4647650B2 (ja) 光源ユニットおよび車両用灯具
JP7459481B2 (ja) 車両用導光体及び車両用前照灯
JP5023406B2 (ja) 車両用前照灯ユニット
US20160281949A1 (en) Vehicle lighting fixture

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6760774

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250