JP6760751B2 - 温度履歴管理サーバ、温度収集端末、温度履歴管理方法及びプログラム - Google Patents

温度履歴管理サーバ、温度収集端末、温度履歴管理方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、温度履歴管理サーバ、温度収集端末、温度履歴管理方法及びプログラムに関する。
近年、生殖細胞や幹細胞等の生体試料の研究が各研究機関において行われている。各研究機関は、研究対象となる生体試料が高い品質(=品質劣化が少ない)で供給されることを望んでいる。各研究機関へ品質を落とさずに生体試料を供給するには、生体試料を凍結して輸送する必要がある。しかし、凍結された生体試料を各研究機関にて解凍して利用する場合に、当該生体試料が解凍されるまでに、どのような温度管理下に置かれていたかを把握できていなかった。
一般的な商品等に対して集荷時から配達時までの温度を商品毎に管理する技術が開示されている(特許文献1)。しかし、生体試料は、通常の商品とは、管理する作業形態、管理する温度の範囲及び管理する期間が大きく異なる。このため、生体試料の温度の管理に、特許文献1に記載の技術を適用することは困難であった。
特開2002−293433号公報
しかしながら、従来の技術では、生体試料の温度履歴を管理できないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、生体試料の温度履歴を管理することができる温度履歴管理サーバ、温度収集端末、温度履歴管理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、表示部を有する利用者端末とネットワークを介した通信を行う通信部と、生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を識別する工程識別情報及び前記工程識別情報で特定される工程に応じた温度の測定対象となる対象物を識別する対象物識別情報を、前記工程及び前記対象物に対して前記利用者端末において登録された前記試料容器を識別する識別情報及び登録された時刻に関する情報である登録時刻情報と関連付けて記録する試料情報記録部と、前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を前記利用者端末から受信する受信部と、装置内で記憶している温度センサ識別情報と前記対象物識別情報との対応情報に基づいて、前記受信部が受信した前記温度センサ識別情報を対象物識別情報に変換し、前記受信部が受信した前記温度データ及び前記測定時刻情報を含む温度情報と、変換後の対象物識別情報とを対応付けて温度情報記録部に記録する温度情報処理部と、を備える温度履歴管理サーバである。
本発明の一態様は、前記の温度履歴管理サーバであって、前記温度の測定対象となる対象物は、前記試料容器を輸送する輸送容器、前記試料容器に予備凍結を行う予備凍結槽、前記試料容器を凍結保存する凍結保存装置、前記試料容器に対する作業を行う居室、前記試料容器の中に前記温度センサを内蔵した疑似試料容器及び前記試料容器を解凍するための解凍装置のいずれか一つを含む。
本発明の一態様は、前記の温度履歴管理サーバであって、前記利用者端末から前記識別情報で特定される試料容器の温度履歴情報の要求を受信した場合に、前記試料情報記録部から前記識別情報に関連付けられた前記対象物識別情報及び前記登録時刻情報を取得して、取得した前記対象物識別情報及び前記登録時刻情報に対応する前記対象物識別情報及び前記測定時刻情報を有する温度データを前記温度情報記録部から取得することで、前記識別情報で特定される試料容器の温度履歴情報を生成し、前記利用者端末へ生成した前記温度履歴情報を提供する温度履歴提供部をさらに備える。
本発明の一態様は、前記の温度履歴管理サーバであって、前記受信部は、前記居室の室温を測定した室温温度データと、前記疑似試料容器内の温度を測定した疑似温度データとを受信した場合に、前記温度情報記録部は、前記受信部が受信した前記室温温度データ、前記疑似温度データ及び測定時刻情報を、前記温度センサ識別情報に対応する前記対象物識別情報に関連付けて記録し、温度履歴提供部は、前記試料容器の前記温度履歴情報として、前記室温温度データ及び前記疑似温度データを含める。
本発明の一態様は、生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力部と、前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力部と、前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得部と、前記識別情報取得部が取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録部と、前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得部と、を備える温度収集端末である。
本発明の一態様は、表示部を有する利用者端末が実行する温度履歴管理方法であって、生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力ステップと、前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力ステップと、前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録ステップと、前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得ステップと、を有する温度履歴管理方法である。
本発明の一態様は、表示部を有する利用者端末内のコンピュータが実行するプログラムであって、生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力ステップと、前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力ステップと、前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録ステップと、前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得ステップと、を前記コンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、生体試料の温度履歴を管理することができる。
本実施形態において生体試料を凍結保存及び輸送する形態及び工程について説明する図である。 温度履歴管理サーバを用いた温度履歴管理システムの構成例を示す図である。 本実施形態における温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の具体的な機能構成例を示す図である。 温度履歴管理サーバ20が備える情報格納部208の構成例を示す図である。 工程情報格納部208cが格納する情報例を示す図である。 温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の動作を示すシーケンス図である。 本実施形態の変形例における温度履歴管理サーバ20a及び温度収集端末22aの機能構成例を示す図である。 制御部220が温度履歴情報に基づいて表示部227に表示するグラフの一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における温度履歴管理サーバを用いた温度履歴管理システムについて説明する。
本実施形態の温度履歴管理システムは、生殖細胞や幹細胞等である生体試料の温度情報を収集し、履歴として管理するシステムである。まず、生体試料を凍結保存及び輸送する形態及び生体試料を凍結保存等する際に行われる作業を示す工程について説明する。図1は、本実施形態において生体試料を凍結保存及び輸送する形態及び工程について説明する図である。バイアル1は、生体試料を収容する容器である。培養した生体試料を複数のバイアル1に注入する作業を分注という。図1において、バイアルに対する作業を特定する工程の名前には下線を付与している。具体的には、「輸送」、「室内輸送」、「予備凍結」、「凍結保存」、「細胞輸送」、「解凍」、「終了」の7つの工程がある。
バイアル1は、バイアル1を識別するための識別情報が記録された記録媒体11が付与されている。識別情報が記録された記録媒体11は、例えば、識別情報であるバーコードが印刷されたシール、識別情報を記録したICタグ等である。なお、図1において、図面が複雑にならないよう、図1の左上のバイアル1以外のバイアル1については、符号11を省略している。
(1)「輸送」の工程について
図1は、ある研究施設の居室7−1において分注された生体試料を収容するバイアル1が輸送容器2に収容されて、居室7−2を有する施設まで輸送された場合を示している。作業者が、輸送の目的でバイアル1を輸送容器2に入れて輸送する作業に関する工程を「輸送」と定義する。バイアル1を輸送容器2に入れて輸送する作業に関する工程は、バイアル1を輸送容器2に入れて輸送する作業の開始から次の工程が始まる(「輸送」の工程が終わる)までの期間を含む。居室7−2には、バイアル1に対して凍結前に予備的な凍結を行う予備凍結槽3と、複数のバイアル1を凍結保存する凍結保存装置4と、居室7−2の室温を定期的に測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を外部へ送信する温度情報送信部71とが設置されている。温度情報送信部71は、内蔵する温度センサを識別する温度センサ識別情報も温度情報と合わせて外部へ送信する。
輸送時の輸送容器2は、容器内を所定温度に管理されている。この所定温度とは、バイアル1内の生体試料が凍結されていない場合は例えば摂氏4度、バイアル1内の生体試料が凍結されている場合は例えば摂氏マイナス180度である。生体試料は、一般的に、摂氏マイナス130度よりも低温で管理することで、その品質の劣化を防ぐことができると言われている。
輸送容器2は、容器内の温度を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を蓄積し、蓄積した温度情報を外部へ送信する温度情報送信部21を備える。温度情報送信部21は、少なくとも摂氏マイナス200度〜摂氏50度の範囲の温度を測定可能である温度センサを備えている。温度センサとしては、熱電対温度計を用いればよく、例えばT熱電対温度計を用いる。温度情報送信部21は、温度センサで温度を測定する周期を、任意の周期に設定することができる。温度情報送信部21は、例えば、無線通信によって温度情報を外部へ送信する。温度情報送信部21は、内蔵する温度センサを識別する温度センサ識別情報を、温度情報と合わせて外部へ送信する
(2)「室内輸送」の工程について
作業者は、居室7の中に搬入された輸送容器2からバイアル1を取り出す。このように居室7内において作業者が行う、バイアル1を輸送容器2から取り出す作業に関する工程を「室内輸送」と定義する。バイアル1を輸送容器2から取り出す作業に関する工程は、バイアル1を輸送容器2から取り出す作業の開始から次の工程が始まる(「室内輸送」の工程が終わる)までの期間を含む。輸送容器2から取り出されたバイアル1は、凍結されていない場合と、凍結されている場合とがある。居室7には、居室7内の室温を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を蓄積し、蓄積した温度情報を外部へ送信する温度情報送信部71が設置されている。
さらに、作業者は、輸送の対象となるバイアル1を凍結保存装置4から取り出して、輸送容器5に収容する。このように居室7内において、作業者が、凍結保存装置4から取り出したバイアル1を輸送容器5に入れる作業に関する工程を「室内輸送」と定義する。バイアル1を輸送容器5から取り出す作業に関する工程は、輸送容器5から取り出す作業の開始から次の工程が始まる(「室内輸送」の工程が終わる)までを含む。輸送容器5は、例えば摂氏マイナス180度の雰囲気の中で複数のバイアル1を収容する。輸送容器5は、容器内の温度を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を外部へ送信する温度情報送信部51を備える。
(3)「予備凍結」の工程について
輸送容器2から取り出されたバイアル1が凍結されていない場合は、予備凍結槽3において、バイアル1に対する予備凍結を行う。このように居室7内において作業者が行う、輸送容器2から取り出したバイアル1を予備凍結槽3に入れ、予備凍結槽3内においてバイアル1内の生体試料を凍結する作業に関する工程を「予備凍結」と定義する。バイアル1内の生体試料を凍結する作業に関する工程は、バイアル1を予備凍結槽3に入れる作業の開始から次の工程が始まる(「予備凍結」の工程が終わる)までの期間を含む。予備凍結槽3は、バイアル1に対して例えば摂氏マイナス20度で予備凍結を行う。バイアル1内の生体試料は、一般的に、いきなり摂氏マイナス180度に凍結するよりも、摂氏マイナス20度で予備凍結を行ってから凍結する方が、品質の劣化が少なくなる。予備凍結槽3は、槽内の温度を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を外部へ送信する温度情報送信部31を備える。
(4)「凍結保存」の工程について
輸送容器2から取り出されたバイアル1が凍結されている場合は、作業者は、バイアル1を凍結保存装置4に収容する。予備凍結処理を行った場合は、予備凍結処理を終えたバイアル1を予備凍結槽3から取り出して、凍結保存装置4に収容する。このように居室7内において作業者が行う、輸送容器2又は予備凍結槽3から取り出したバイアル1を凍結保存装置4に入れ、凍結状態を維持したまま保存する作業に関する工程を「凍結保存」と定義する。輸送容器2又は予備凍結槽3から取り出したバイアル1を凍結保存装置4に入れ、凍結状態を維持したまま保存する作業に関する工程は、輸送容器2又は予備凍結槽3から取り出したバイアル1を凍結保存装置4に入れる作業の開始から次の工程が始まる(「凍結保存」の工程が終わる)までの期間を含む。凍結保存装置4は、例えば摂氏マイナス180度の雰囲気の中で複数のバイアル1を保存する。凍結保存装置4は、装置内の温度を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を外部へ送信する温度情報送信部41を備える。
(5)「細胞輸送」の工程について
上述した「室内輸送」の工程において、輸送容器2から取り出されたバイアル1は、予備凍結槽3又は凍結保存装置4に入れられるまで居室7の室温にさらされる。ダミー容器6は、このように室温にさらされている間のバイアル1の温度変化を疑似的に得るためのものである。例えば、「室内輸送」の工程において、作業者は、輸送容器2の中又は他の容器(輸送容器2と同等の温度に管理されている)の中からダミー容器6を取り出す。このように居室7内において作業者が行う、「室内輸送」の工程の作業、及び、輸送容器2の中又は他の容器の中からダミー容器6を取り出す作業に関する工程を「細胞輸送」と定義する。「室内輸送」の工程の作業、及び、輸送容器2の中又は他の容器の中からダミー容器6を取り出す作業に関する工程は、「室内輸送」の工程の作業、及び、輸送容器2の中又は他の容器の中からダミー容器6を取り出す作業の開始から次の工程が始まる(「細胞輸送」の工程が終わる)までの期間を含む。
ダミー容器6は、バイアル1と同等の形状をしており、かつ、温度情報送信部62を備える。ダミー容器6には、ダミー容器6を識別するための識別情報が記録された記録媒体61が付与されている。このように、ダミー容器6は、居室7の室温に関する温度情報よりも、よりバイアル1の温度変化に近い変化をする温度情報を出力することができる。同様に、作業者は、凍結保存装置4の中又は他の容器(凍結保存装置4と同等の温度に管理されている)の中からダミー容器6を取り出す。
(6)「解凍」の工程について
作業者は、輸送後の輸送容器2からバイアル1を取り出して恒温槽8に入れて解凍する。このように輸送先の施設の居室7−1において、作業者が、輸送容器5から取り出したバイアル1を解凍する作業に関する工程を「解凍」と定義する。この「解凍」の工程により、バイアル1内の生体試料は、凍結状態から融けて非凍結の状態となる。恒温槽8は、装置内の温度を定期的に測定して、測定した温度データと測定時刻とを対応付けた温度情報を外部へ送信する温度情報送信部81を備える。なお、恒温槽8は、一例であり、ヒートブロック等の凍結状態の生体試料を解凍するための解凍装置であれば、どのような装置を用いてもよい。
(7)「終了」の工程について
バイアル1の全ての温度履歴を取り終えたら、「終了」の工程によりバイアル1に対する温度情報の収集処理が終了する。図1においては、「解凍」の工程の後に「終了」の工程をおこなっているが、この順序の限定されるものではない。作業者は、図1に説明した任意の工程の後に「終了」の工程を行ってよい。
温度情報送信部31、温度情報送信部41、温度情報送信部51、温度情報送信部62、温度情報送信部71及び温度情報送信部81は、上述した温度情報送信部21と同様の機能及び構成である。ただし、温度情報送信部31、温度情報送信部41、温度情報送信部71及び温度情報送信部81は、温度情報を蓄積する必要がない(常時通信可能な状態である)ので、蓄積せずに温度情報を出力する。また、温度情報送信部31、温度情報送信部41、温度情報送信部71及び温度情報送信部81は、所定の測定回数分の温度データを蓄積して、まとめて出力する構成であってもよい。なお、記録媒体61は、上述した記録媒体11と同様の機能及び構成である。
次に、本実施形態における温度履歴管理サーバを用いた温度履歴管理システムの構成例について説明する。図2は、温度履歴管理サーバを用いた温度履歴管理システムの構成例を示す図である。図2に示すように、温度履歴管理システム10は、温度履歴管理サーバ20と、ネットワーク25と、温度収集端末22−1、22−2、22−3、…と、受信器23−1、23−2、23−3、…と、情報読取装置24−1、24−2、24−3、…とを備える。なお、以下の説明において、温度収集端末22−1、22−2、22−3、…のいずれの端末か区別する必要がない場合は、温度収集端末22と記載する。受信器23−1、23−2、23−3、…及び情報読取装置24−1、24−2、24−3、…についても、同様に、各々を区別する必要がない場合は、受信器23及び情報読取装置24と記載する。
温度履歴管理サーバ20は、ネットワーク25を介して、温度収集端末22から温度情報を収集し、蓄積する。ネットワーク25は、インターネットや無線LAN等の通信網である。温度収集端末22−1、22−2、22−3、…は、それぞれ居室7−1、7−2、7−3、…に設置されたコンピュータ端末である。
居室7−1、7−2、7−3、…は、バイアル1−1、1−2、1−3、…に対して作業を行う作業室又は研究室である。居室7−1、7−2、7−3、…には、それぞれ温度情報送信部71−1、温度情報送信部71−2、温度情報送信部71−3、…が設置されている。温度収集端末22−1は、受信器23−1及び情報読取装置24−1と接続されている。温度収集端末22−2は、受信器23−2及び情報読取装置24−2と接続されている。温度収集端末22−3は、受信器23−3及び情報読取装置24−3と接続されている。受信器23−1は、温度情報送信部71−1等の居室7−1内にある温度情報送信部からの温度情報を受信する。受信器23−2は、温度情報送信部71−2等の居室7−2内にある温度情報送信部からの温度情報を受信する。受信器23−3は、温度情報送信部71−3等の居室7−3内にある温度情報送信部からの温度情報を受信する。情報読取装置24−1は、バイアル1−1に付加された記録媒体11−1から識別情報を読み取る。情報読取装置24−2は、バイアル1−2に付加された記録媒体11−2から識別情報を読み取る。情報読取装置24−3は、バイアル1−3に付加された記録媒体11−3から識別情報を読み取る。
なお、図2には示していないが、図2の各居室7−1、7−2、7−3、…は、図1に示した輸送容器2、予備凍結槽3、凍結保存装置4、輸送容器5及びダミー容器6の少なくとも一つを備える。輸送容器2、予備凍結槽3、凍結保存装置4、輸送容器5、ダミー容器6、居室7及び恒温槽8は、温度の測定対象となる空間を備える物であることから、これらを総称して対象物と呼ぶ。また、対象物は、上記の物以外に、生体細胞を培養するためのインキュベータ(培養器)等を含んでも良い。受信器23は、各対象物に設けられた温度情報送信部21、温度情報送信部31、温度情報送信部41、温度情報送信部51、温度情報送信部62、温度情報送信部71及び温度情報送信部81(以下、温度情報送信部21〜81とする。)の少なくとも一つから温度情報を受信する。受信器23は、温度情報と合わせて、温度情報送信部21〜81を識別する温度センサ識別情報を受信する。
温度収集端末22は、受信器23が受信した温度情報をネットワーク25経由で温度履歴管理サーバ20へ送信する。温度収集端末22は、温度情報と合わせて温度センサ識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する。温度履歴管理サーバ20は、各対象物を識別する情報である対象物識別情報と各温度情報送信部21〜81の温度センサ識別情報との対応情報を備えている。これにより、温度履歴管理サーバ20は、対象物毎に温度情報を蓄積、管理する。
温度収集端末22は、情報読取装置24が読み取ったバイアル1の識別情報を、バイアル1に対する工程を特定する工程識別情報及び工程に応じて定まる温度の測定対象を識別する対象物識別情報と合わせて温度履歴管理サーバ20へ送信する。これにより、温度履歴管理サーバ20は、識別情報毎に工程に関する情報及び対象物に関する情報を蓄積、管理する。
図2の各居室7−1、7−2、7−3、…は、図1に示したダミー容器6を有してもよい。以下の説明において、居室7−1、7−2、7−3、…の内いずれの居室か区別する必要がない場合は、居室7と記載する。同様に、温度情報送信部71−1、温度情報送信部71−2、温度情報送信部71−3、…の内いずれの送信部か区別する必要がない場合は、温度情報送信部71と記載する。
次に、本実施形態における温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の具体的な機能構成について図3、図4を用いて説明する。図3は、本実施形態における温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の具体的な機能構成例を示す図である。図4は、温度履歴管理サーバ20が備える情報格納部208の構成例を示す図である。
図3に示すように、温度履歴管理サーバ20は、制御部200、通信部201、認証処理部202、温度情報処理部203、工程入力画面制御部204、対象入力画面制御部205、登録画面制御部206、温度履歴提供部207及び情報格納部208を備える。図4に示すように、情報格納部208は、温度情報記録部208a、試料情報記録部208b、工程情報格納部208c、対象情報格納部208d及びセンサ情報格納部208eを備える。温度履歴管理サーバ20は、ネットワーク25を介して、複数の温度収集端末22に対してバイアル1の温度を管理するための画面を提供する。温度履歴管理サーバ20は、複数の温度収集端末22からバイアル1が置かれている環境の温度情報を受信し、バイアル1の温度情報を管理する機能を有する。
温度収集端末22は、制御部220、通信部221、温度情報取得部222、温度情報送信部223、工程入力部224、対象入力部225、温度履歴取得部226、表示部227、識別情報取得部228及び識別情報登録部229を備える。温度収集端末22は、温度履歴管理サーバ20から提供されるバイアル1の温度管理を行うための画面を表示する。
まず、温度履歴管理サーバ20の内部構成について説明する。
制御部200は、温度履歴管理サーバ20内の各部の制御を行う。通信部201は、ネットワーク25を介して温度収集端末22と通信を行う。認証処理部202は、温度収集端末22からの認証要求に応じて各工程の作業を行う作業者の認証を行う。温度情報処理部203は、温度収集端末22から受信した温度情報及び温度センサ識別情報を、温度センサ識別情報と対象物識別情報の対応情報に基づいて、温度情報及び対象物識別情報に変換する。温度情報処理部203は、温度データ及び測定時刻情報を含む温度情報と、対象物識別情報とを関連付けて温度情報記録部208aに記録する。
温度情報処理部203は、温度情報記録部208aに記録する温度情報のデータ量を低減するため以下の処理を行ってもよい。温度情報処理部203は、温度の基準値を設けて、その基準値を上回る又は下回る温度データを含む温度情報のみを温度情報記録部208aに記録する。温度情報処理部203は、同じ測定対象において同じ温度が連続する場合は、最初の温度データを含む温度情報のみを温度情報記録部208aに記録する。
工程入力画面制御部204は、作業者に工程を入力させるための工程入力画面の画面情報を温度収集端末22へ送信する。これにより、温度収集端末22は、表示部227に工程入力画面を表示する。工程入力画面は、例えば、「輸送」、「室内輸送」、「細胞輸送」、「予備凍結」、「凍結保存」、「解凍」及び「終了」という工程名が付与されたボタンの一覧を表示する画面である。これにより、作業者が、工程入力画面において所望の工程のボタンを押すことで工程の選択を行うことができる。各工程には、工程を識別する工程識別情報(ID)が付与されている。
対象入力画面制御部205は、工程入力画面制御部204において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を、作業者が入力するための対象入力画面の画面情報を温度収集端末22へ送信する。これにより、温度収集端末22は、表示部227に対象入力画面を表示する。対象入力画面は、入力された工程に応じて測定対象となる対象物である「輸送容器」、「予備凍結槽」、「凍結保存装置」、「ダミー容器」及び「居室」という対象物名のいずれか一つ以上を「選択」ボタンと共に表示する。例えば、「室内輸送」の工程に応じた対象物は、「輸送容器」と「居室」である。また、「細胞輸送」の工程に応じた対象物は、「輸送容器」、「居室」及び「ダミー容器」である。
「室内輸送」の工程に対応する対象入力画面は、「輸送容器」を選択する「選択」ボタン1と、「居室」を選択する「選択」ボタン2とを含む画面である。これにより、作業者が「選択」ボタン1を押すと、輸送容器を識別する対象物識別情報の一覧が表示される。作業者は、バイアル1を収納する輸送容器の対象物識別情報を選択する。同様に、作業者が「選択」ボタン2を押すと、居室を識別する対象物識別情報の一覧が表示される。作業者は、温度収集端末22の表示部227に表示された対象入力画面において、バイアル1に対して室内輸送の作業を行う居室の対象物識別情報を選択する。対象入力画面において、対象物識別情報を選択する構成としたが、これに限定されるものではなく、対象物識別情報以外の情報であってもよい。例えば、対象物識別情報と関連付けられている情報であって、容器名等の輸送容器を特定できる情報や、居室名等の居室を特定できる情報を作業者が選択する構成であってもよい。
登録画面制御部206は、バイアル1を識別する識別情報と、工程入力画面において入力された工程及び対象入力画面において入力された対象物を特定する情報(例えば、対象物識別情報)とを対応させて登録させるための登録画面の画面情報を温度収集端末22へ送信する。これにより、温度収集端末22は、表示部227に登録画面を表示する。登録画面は、例えば、入力された対象物識別情報が付与されたタブの一覧と、選択中のタブのタブページと、登録ボタンとを表示する画面である。これにより、作業者が、登録画面において所望の対象物の対象物識別情報が表示されたタブを選択すると、当該対象物識別情報で特定される対象物に対して登録する識別情報を表示させるタブページが表示される。
このタブページが表示されている間に、作業者は、情報読取装置24を用いてバイアル1に付加された記録媒体11から識別情報を読み取る。これにより、読み取った識別情報が、タブページ中に表示される。複数のバイアル1を登録する場合は、作業者は、続けて、複数のバイアル1の記録媒体11からそれぞれ読み取る。これにより、読み取られた識別情報は、タブページ中に一覧で表示される。タブページに表示中の識別情報を登録して良ければ、作業者は、登録ボタンを押す。これにより、識別情報は、工程を識別する工程識別情報及び対象物識別情報と対応づけられて、登録した時刻に関する情報である登録時刻情報も合わせて、温度履歴管理サーバ20内の試料情報記録部208bに登録される。
温度履歴提供部207は、温度収集端末22から識別情報で特定されるバイアル1の温度履歴情報の要求を受信した場合に、そのバイアル1の温度履歴情報を提供する。具体的には、温度履歴提供部207は、試料情報記録部208bから受信した識別情報に関連付けられた対象物識別情報及び登録時刻情報を取得する。温度履歴提供部207は、取得した対象物識別情報及び登録時刻情報に対応する対象物識別情報及び測定時刻情報を有する温度データを温度情報記録部208aから取得する。温度履歴提供部207は、登録時刻順に対象物識別情報を並べて、登録時刻に対応する測定時刻の温度データを対応させることで、識別情報で特定されるバイアル1の各対象物における温度の履歴である温度履歴情報を生成する。温度履歴提供部207は、生成した温度履歴情報を要求元の温度収集端末22へ送信する。
温度履歴提供部207は、温度履歴情報として例えば横軸を時間軸、縦軸を温度とする図8に示すようなグラフ(又はグラフの元となる表データ)を生成する。なお、図8の詳細については後述する。温度履歴提供部207は、グラフにおいて最高温度及び最低温度を表示してもよい。温度情報記録部208aに、居室7の室温を測定した室温温度データと、ダミー容器6内の温度を測定した疑似温度データとが同じ測定時刻で記録されている場合に、温度履歴提供部207は、温度履歴情報のグラフの中に室温温度データ及び疑似温度データの変化を表示する。
これにより、作業者は、温度収集端末22の表示部227に表示される特定のバイアル1の温度履歴情報を確認することができる。作業者は、温度履歴情報を確認することで、当該バイアル1に収容されている生体試料の品質の劣化を推定することができる。例えば、特定のバイアル1から取り出された生体試料のみ、他の生体試料と異なる振る舞いとなった際に、その原因を温度履歴情報から生体試料の劣化にあるのではないかと推定することができる。
温度情報記録部208aは、温度データ及び測定時刻情報を含む温度情報と、対象物識別情報とを関連付けて記録する。試料情報記録部208bは、識別情報及び識別情報を登録した登録時刻情報に関連付けて、工程識別情報及び対象物識別情報を記録する。
工程情報格納部208cは、工程入力画面に表示させる工程名等に関する工程情報を格納している。図5は、工程情報格納部208cが格納する情報例を示す図である。図5に示すように、列51に示される工程を識別するID(工程識別情報)に関連付けて、列52に示される工程名、列53に示される作業員の操作、列54に示されるコメント及び列55に示される工程入力画面に表示される際の表示順が格納される。なお、以下の説明においては、生体試料のことを単に試料と呼ぶ場合もある。
ID=「0001」に関連付けて、工程名=「輸送」、操作=「試料を輸送容器に入れて輸送します。」、コメント=「輸送容器内の温度を測定します。」、表示順=「1」が格納されている。ID=「0002」に関連付けて、工程名=「室内輸送」、操作=「生体試料を輸送容器や凍結保存装置から出し入れします。」、コメント=「室内の温度を測定します。」、表示順=「2」が格納されている。ID=「0003」に関連付けて、工程名=「細胞輸送」、操作=「試料を輸送容器や凍結保存装置から出し入れします。」、コメント=「室内の温度とダミー容器の温度を同時に測定します。」、表示順=「3」が格納されている。ID=「0004」に関連付けて、工程名=「予備凍結」、操作=「試料を予備凍結槽に入れます。」、コメント=「予備凍結槽の温度を測定します。」、表示順=「4」が格納されている。
ID=「0005」に関連付けて、工程名=「凍結保存」、操作=「試料を凍結保存装置に入れます。」、コメント=「凍結保存装置の温度を測定します。」、表示順=「5」が格納されている。ID=「0006」に関連付けて、工程名=「解凍」、操作=「試料を恒温槽やヒートブロックに入れて溶かします。」、コメント=「恒温槽やヒートブロックの温度を測定します。」、表示順=「6」が格納されている。なお、温度履歴管理サーバ20は、新たな工程情報を追加したり、既存の工程情報を編集したりする機能を有する。ID=「0007」に関連付けて、工程名=「終了」、操作=「試料の操作を終了します。」、コメント=「温度の測定を終了します。」、表示順=「7」が格納されている。なお、温度履歴管理サーバ20は、新たな工程情報を追加したり、既存の工程情報を編集したりする機能を有する。
対象情報格納部208dは、温度の測定対象となる対象物である輸送容器、予備凍結槽、凍結保存装置、居室及びダミー容器に関する情報である対象情報を格納する。対象情報格納部208dは、対象情報として、対象物識別情報と温度センサ識別情報との対応情報を格納している。具体的には、対象情報格納部208dは、対象物毎に異なる情報を対象情報として格納する。対象情報格納部208dは、輸送容器に関する対象情報として、輸送容器を識別するID(対象物識別情報)に関連付けて、輸送容器の名称、輸送容器内の温度を測定する温度情報送信部が内蔵する温度センサの温度センサ識別情報と、コメントと、表示順とを格納する。
対象情報格納部208dは、予備凍結槽に関する対象情報として、予備凍結槽を識別するID(対象物識別情報)に関連付けて、予備凍結槽の名称、予備凍結槽内の温度を測定する温度情報送信部が内蔵する温度センサの温度センサ識別情報と、コメントと、表示順とを格納する。対象情報格納部208dは、凍結保存装置に関する対象情報として、凍結保存装置を識別するID(対象物識別情報)に関連付けて、凍結保存装置の名称、凍結保存装置内の温度を測定する温度情報送信部が内蔵する温度センサの温度センサ識別情報と、コメントと、表示順とを格納する。なお、凍結保存装置には、予備凍結槽を内蔵するタイプのものがある。このようなタイプの凍結保存装置の対象情報は、さらに、内蔵する予備凍結槽を識別するIDを含む。
対象情報格納部208dは、居室に関する対象情報として、居室を識別するID(対象物識別情報)に関連付けて、居室の名称、居室内の温度を測定する温度情報送信部が内蔵する温度センサの温度センサ識別情報と、コメントと、表示順とを格納する。センサ情報格納部208eは、温度情報送信部が内蔵する温度センサを識別する情報である温度センサ識別情報と、コメントとを格納する。
次に、温度収集端末22の内部構成について説明する。
制御部220は、温度収集端末22内の各部の制御を行う。制御部220は、温度履歴管理サーバ20にたいして作業員の認証要求を送信する。通信部221は、ネットワーク25を介して温度履歴管理サーバ20と通信を行う。温度情報取得部222は、受信器23と接続されており、受信器23を介して温度情報送信部21〜81からの温度情報及び温度センサ識別情報を取得する。温度情報送信部223は、温度情報取得部222が取得した温度情報及び温度センサ識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する。温度情報送信部223は、工程の種類に応じて、温度情報及び温度センサ識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する周期を変更してもよい。
工程入力部224は、温度履歴管理サーバ20から画面情報を受信して表示部227に表示する工程入力画面に対して作業者が入力作業を行った場合に、その入力作業に応じた処理を行う。具体的には、工程入力部224は、工程入力画面で入力された情報を温度履歴管理サーバ20へ送信したり、温度履歴管理サーバ20から工程入力画面に関する情報を受信して工程入力画面を更新したりする。
対象入力部225は、温度履歴管理サーバ20から画面情報を受信して表示部227に表示する対象入力画面に対して作業者が入力作業を行った場合に、その入力作業に応じた処理を行う。具体的には、工程入力部224は、対象入力画面で入力された情報を温度履歴管理サーバ20へ送信したり、温度履歴管理サーバ20から対象入力画面に関する情報を受信して対象入力画面を更新したりする。
温度履歴取得部226は、温度履歴管理サーバ20へ特定のバイアル1に関する温度履歴情報を要求して、取得する。制御部220は、温度履歴取得部226が取得した温度履歴情報に基づいて、例えば図8に示すグラフを表示部227に表示させる。表示部227は、上述した工程入力画面及び対象入力画面等を表示するディプレイであり、例えば液晶ディスプレイである。
識別情報取得部228は、情報読取装置24と接続されている。識別情報取得部228は、情報読取装置24がバイアル1の記録媒体11から読み取った識別情報を情報読取装置24から取得する。記録媒体11がバーコードが印刷されたシールの場合は、作業者が、バイアル1に貼られたバーコードに対して、情報読取装置24の読み取り部を当てる。これにより、情報読取装置24は、バーコードを読み取って識別情報を取得し、識別情報取得部228へ出力する。識別情報登録部229は、温度履歴管理サーバ20から画面情報を受信して表示部227に表示する登録画面に対して作業者が入力作業を行った場合に、その入力作業に応じた処理を行う。具体的には、識別情報登録部229は、登録画面で入力された情報を温度履歴管理サーバ20へ送信したり、温度履歴管理サーバ20から登録画面に関する画面情報を受信して登録画面を更新したりする。また、識別情報登録部229は、登録画面においてタブページに表示中に、識別情報取得部228が識別情報を取得した場合には、その識別情報をタブページ内に表示する処理を行う。
次に、温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の動作について説明する。
図6は、温度履歴管理サーバ20及び温度収集端末22の動作を示すシーケンス図である。作業者が温度収集端末22にログインすると、温度収集端末22は、温度履歴管理サーバ20に対して認証要求を送信する(ステップS101)。温度履歴管理サーバ20は、温度収集端末22から受信した認証要求に基づいて認証処理を行う(ステップS102)。温度履歴管理サーバ20は、認証処理で認証OKだった温度収集端末22に対して、工程入力画面を表示させるための画面情報を送信する(ステップS103)。
工程入力画面を表示させるための画面情報を受信した温度収集端末22は、表示部227に工程入力画面を表示し、作業者が、工程に関する入力を行うことができる状態となる(ステップS104)。作業者が、工程に関する入力を行う間の工程入力画面の遷移等は、温度履歴管理サーバ20の工程入力画面制御部204からの制御に応じて行われる(ステップS105)。作業者が工程入力画面における工程の入力を終えると、温度収集端末22は、入力された工程を識別する工程識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する(ステップS106)。
温度履歴管理サーバ20は、受信した工程識別情報で特定される工程に対応する対象物を特定する情報を、作業者が入力するための対象入力画面の画面情報を温度収集端末22へ送信する(ステップS107)。対象入力画面を表示させるための画面情報を受信した温度収集端末22は、表示部227に対象入力画面を表示し、作業者が、対象物に関する入力を行うことができる状態となる(ステップS108)。作業者が、対象物に関する入力を行う間の対象入力画面の遷移等は、温度履歴管理サーバ20の対象入力画面制御部205からの制御に応じて行われる(ステップS109)。作業者が対象入力画面における対象物の入力を終えると、温度収集端末22は、入力された対象物を識別する対象物識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する(ステップS110)。
温度履歴管理サーバ20は、バイアル1を識別する識別情報と、受信した工程識別情報及び対象物識別情報とを対応させて登録させるための登録画面の画面情報を温度収集端末22へ送信する(ステップS111)。登録画面を表示させるための画面情報を受信した温度収集端末22は、表示部227に登録画面を表示し、作業者が、識別情報の登録処理を行うことができる状態となる(ステップS112)。作業者が、識別情報を登録する間の登録画面の遷移等は、温度履歴管理サーバ20の登録画面制御部206からの制御に応じて行われる(ステップS113)。作業者が登録画面における識別情報の登録を終えると、温度収集端末22は、登録された識別情報及び登録時刻情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する(ステップS114)。
識別情報及び登録時刻情報を受信した温度履歴管理サーバ20は、受信した識別情報及び登録時刻情報に関連づけて、工程識別情報及び対象物識別情報を試料情報記録部208bに記録する(ステップS115)。
温度収集端末22は、識別情報の登録を終えると、識別情報と関連付られた対象物識別情報で特定される対象物の温度情報及び温度を測定した温度センサの温度センサ識別情報を取得する(ステップS116)。温度収集端末22は、取得した温度情報及び温度センサ識別情報を温度履歴管理サーバ20へ送信する(ステップS117)。温度履歴管理サーバ20は、受信した温度情報及び温度センサ識別情報を、温度センサ識別情報と対象物識別情報の対応情報に基づいて、温度情報及び対象物識別情報に変換する。温度履歴管理サーバ20は、温度情報と、対象物識別情報とを関連付けて温度情報記録部208aに記録する(ステップS118)。
以上の処理により、温度履歴管理サーバ20は、バイアル1に関する温度の履歴を蓄積することができる。温度履歴管理サーバ20は、試料情報記録部208bより参照した対象物識別情報及び登録時刻情報と、温度情報記録部208aから参照する対象物識別情報及び測定時刻情報とに基づいて、登録時刻順に対象物識別情報を並べて、登録時刻に対応する測定時刻の温度データを対応させることで、識別情報で特定されるバイアル1の各対象物における温度の履歴である温度履歴情報を生成する。
なお、温度収集端末22は、対象物が輸送容器であれば識別情報の登録時に温度情報を取得するが、居室7内に常時設置されている温度情報送信部71、予備凍結槽3の温度情報送信部31及び保存装置4の温度情報送信部41からの温度情報は、任意の周期で常時取得すればよい。例えば、保存装置4の温度情報送信部41は、保存装置4内にバイアル1を年単位で保存することもあり、1時間に1回の周期で温度を測定する。また、輸送容器2及び輸送容器5内の温度を測定する温度情報送信部21及び温度情報送信部51は、数十秒に1回の周期で温度を測定し、温度情報を蓄積する。このように、各温度情報送信部において、温度を測定する周期は、温度情報送信部が設置されている対象物にバイアル1を収容する時間に応じて定めるとよい。
(変形例)
上述した実施形態においては、温度履歴管理サーバ20が、温度収集端末22における工程入力画面、対象入力画面及び登録画面の制御を行う構成であったが、この構成に限定されるものではない。温度収集端末側で工程入力画面、対象入力画面及び登録画面の制御を行う構成を、変形例として以下に説明する。なお、この変形例の構成は、温度収集端末22における画面の制御を温度履歴管理サーバ側で行うか温度収集端末側で行うかが異なる。すなわち、作業者から見れば、この変形例による画面制御は、上述した実施形態と同じインターフェースが実現されている。
図7は、本実施形態の変形例における温度履歴管理サーバ20a及び温度収集端末22aの機能構成例を示す図である。図7において、図3と同じ符号を付与した構成は、同等の機能を有する構成であり、その説明を簡略化又は省略する。図7に示すように、温度履歴管理サーバ20aは、制御部200、通信部201、認証処理部202、温度情報処理部203、温度履歴提供部207及び情報格納部208を備える。
温度収集端末22aは、制御部220、通信部221、温度情報取得部222、温度情報送信部223、温度履歴取得部226、表示部227、識別情報取得部228、識別情報登録部229、工程入力処理部230、対象入力処理部231及び登録処理部232を備える。温度収集端末22aは、温度履歴管理サーバ20aをバイアル1の温度履歴を格納するデータベースサーバとして利用する。
工程入力処理部230は、作業者に工程を入力させるための工程入力画面の画面情報を生成し、表示部227に工程入力画面を表示させる。工程入力画面は、上述したとおり「輸送」、「室内輸送」、「細胞輸送」、「予備凍結」、「凍結保存」、「解凍」及び「終了」という工程名が付与されたボタンの一覧を表示する画面である。工程入力処理部230は、工程入力画面における作業者の操作に応じた入力データの取得や画面遷移の制御を行う。
対象入力処理部231は、工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を、作業者が入力するための対象入力画面の画面情報を生成し、表示部227に対象入力画面を表示させる。対象入力画面は、上述したとおり入力された工程に応じて測定対象となる対象物である「輸送容器」、「予備凍結槽」、「凍結保存装置」、「ダミー容器」及び「居室」という対象物名のいずれか一つ以上を「選択」ボタンと共に表示する。対象入力処理部231は、対象入力画面における作業者の操作に応じた入力データの取得や画面遷移の制御を行う。例えば、「室内輸送」の工程に応じた対象物は、「輸送容器」と「居室」である。また、「細胞輸送」の工程に応じた対象物は、「輸送容器」、「居室」及び「ダミー容器」である。
登録処理部232は、バイアル1を識別する識別情報と、工程入力画面において入力された工程及び対象入力画面において入力された対象物を特定する情報(例えば、対象物識別情報)とを対応させて登録させるための登録画面の画面情報を生成し、表示部227に登録画面を表示させる。登録画面は、上述したとおり、例えば、入力された対象物識別情報が付与されたタブの一覧と、選択中のタブのタブページと、登録ボタンとを表示する画面である。登録処理部232は、登録画面における作業者の操作に応じた入力データの取得や画面遷移の制御を行う。
次に、制御部220が温度履歴情報に基づいて表示部227に表示するグラフについて、具体例を示して説明する。図8は、制御部220が温度履歴情報に基づいて表示部227に表示するグラフの一例を示す図である。図8に示すように、グラフ80は、「輸送」工程→「細胞輸送」工程→「凍結保存」という工程の流れの中で、バイアル1について蓄積された温度データの変化を示す。
グラフ80に示すように「輸送」工程が20××年○月○日の11時00分00秒に開始されている。この時の輸送容器の温度は摂氏マイナス150度で一定であったことが実線82から分かる。次に、「細胞輸送」工程が20××年○月○日の11時15分20秒に開始されている。この時の居室の室温は摂氏20度で一定であったことが一点鎖線83から分かる。また、ダミー容器6の温度は摂氏マイナス150度から約1分間室温に晒されて摂氏マイナス130度付近まで上昇したことが実線82から分かる。次に、「凍結保存」工程が20××年○月○日の11時16分20秒に開始されている。凍結保存装置の温度は、摂氏マイナス150度で一定であったことが実線82から分かる。
上述した実施形態における温度履歴管理サーバ20、温度収集端末22、温度履歴管理サーバ20a及び温度収集端末22a内の各機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の温度履歴管理サーバ、温度収集端末、温度履歴管理方法及びプログラムは、保存時や輸送時の温度によって品質に影響を受ける試料の温度管理の用途に適用できる。
1、1−1、1−2、1−3…バイアル、 2…輸送容器、 3…予備凍結槽、 4…凍結保存装置、 5…輸送容器、 6…ダミー容器、 7、7−1、7−2、7−3…居室、 20…温度履歴管理サーバ、 21…温度情報送信部、 22、22−1、22−2、22−3…温度収集端末、 23、23−1、23−2、23−3…受信器、 24、24−1、24−2、24−3…情報読取装置、203…温度情報処理部、204…工程入力画面制御部、205…対象入力画面制御部、206…登録画面制御部、207…温度履歴提供部、208…情報格納部、208a…温度情報記録部、208b…試料情報記録部、222…温度情報取得部、223…温度情報送信部、224…工程入力部、225…対象入力部、226…温度履歴取得部、228…識別情報取得部、229…識別情報登録部、230…工程入力処理部、231…対象入力処理部、232…登録処理部

Claims (7)

  1. 表示部を有する利用者端末とネットワークを介した通信を行う通信部と、
    生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を識別する工程識別情報及び前記工程識別情報で特定される工程に応じた温度の測定対象となる対象物を識別する対象物識別情報を、前記工程及び前記対象物に対して前記利用者端末において登録された前記試料容器を識別する識別情報及び登録された時刻に関する情報である登録時刻情報と関連付けて記録する試料情報記録部と、
    前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を前記利用者端末から受信する受信部と、
    装置内で記憶している温度センサ識別情報と前記対象物識別情報との対応情報に基づいて、前記受信部が受信した前記温度センサ識別情報を対象物識別情報に変換し、前記受信部が受信した前記温度データ及び前記測定時刻情報を含む温度情報と、変換後の対象物識別情報とを対応付けて温度情報記録部に記録する温度情報処理部と、
    を備える温度履歴管理サーバ。
  2. 前記温度の測定対象となる対象物は、前記試料容器を輸送する輸送容器、前記試料容器に予備凍結を行う予備凍結槽、前記試料容器を凍結保存する凍結保存装置、前記試料容器に対する作業を行う居室、前記試料容器の中に前記温度センサを内蔵した疑似試料容器及び前記試料容器を解凍するための解凍装置のいずれか一つを含む請求項1に記載の温度履歴管理サーバ。
  3. 前記利用者端末から前記識別情報で特定される試料容器の温度履歴情報の要求を受信した場合に、前記試料情報記録部から前記識別情報に関連付けられた前記対象物識別情報及び前記登録時刻情報を取得して、取得した前記対象物識別情報及び前記登録時刻情報に対応する前記対象物識別情報及び前記測定時刻情報を有する温度データを前記温度情報記録部から取得することで、前記識別情報で特定される試料容器の温度履歴情報を生成し、前記利用者端末へ生成した前記温度履歴情報を提供する温度履歴提供部をさらに備える請求項2に記載の温度履歴管理サーバ。
  4. 前記受信部は、前記居室の室温を測定した室温温度データと、前記疑似試料容器内の温度を測定した疑似温度データとを受信した場合に、前記温度情報記録部は、前記受信部が受信した前記室温温度データ、前記疑似温度データ及び測定時刻情報を、前記温度センサ識別情報に対応する前記対象物識別情報に関連付けて記録し、
    温度履歴提供部は、前記試料容器の前記温度履歴情報として、前記室温温度データ及び前記疑似温度データを含める請求項3に記載の温度履歴管理サーバ。
  5. 生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力部と、
    前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力部と、
    前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得部と、
    前記識別情報取得部が取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録部と、
    前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得部と、
    を備える温度収集端末。
  6. 表示部を有する利用者端末が実行する温度履歴管理方法であって、
    生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力ステップと、
    前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力ステップと、
    前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録ステップと、
    前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得ステップと、
    を有する温度履歴管理方法。
  7. 表示部を有する利用者端末内のコンピュータが実行するプログラムであって、
    生体試料を収容した容器である試料容器に対する作業である工程を入力させるための工程入力画面を表示部に表示して、作業者による工程の入力を処理する工程入力ステップと、
    前記工程入力画面において入力された工程に応じた温度の測定対象となる対象物を特定する情報を入力させるための対象入力画面を前記表示部に表示して、作業者による対象物を特定する情報の入力を処理する対象入力ステップと、
    前記試料容器を識別する識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    前記識別情報取得ステップにおいて取得した前記識別情報と、前記工程入力画面において入力された前記工程及び前記対象入力画面において入力された前記対象物とを対応させて登録させるための登録画面を前記表示部に表示して、作業者による識別情報の登録を処理する識別情報登録ステップと、
    前記測定対象の温度を測定する温度センサの識別情報である温度センサ識別情報、前記温度センサ識別情報で特定される温度センサで測定した温度データ及び前記温度データを測定した時刻に関する測定時刻情報を取得する温度情報取得ステップと、
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
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