JP6759757B2 - 移動体の位置推定装置 - Google Patents

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本発明は、移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置に関する。
GPS(Global Positioning System)情報などの絶対位置情報を用いて、移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、移動体の位置推定手段の1つとして、例えば、無線LAN(Local Area Network)などの無線情報を利用した測位が知られている。無線情報を用いて移動体の位置を推定するためには、例えば、予め複数の地点で測定した無線情報をもとに無線機器の位置を推定しておき、測定地点で得られた電波強度と、無線機器の位置と、を以て三角測量などを行う事で移動体の位置を推定する。
特開2013−210300号公報
ところで、無線情報を用いて移動体の位置を推定するためには、移動体の位置と、その位置での無線情報と、の関係を、位置推定装置に予め学習させる必要が生じ、人的コストがかかる。さらに、上記学習後に、無線情報を送信する無線装置の位置や環境が変化した場合に、上記移動体の位置推定精度が低下する虞がある。この場合、位置推定装置に無線情報を再学習させる必要があり、人的コストがさらに増加する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、絶対位置情報を取得不可能な領域内において、無線情報を当該位置推定装置に事前に学習させるユーザの手間が省け、また無線装置の位置や環境が変化しても当該位置推定装置が新たに適切な無線情報を自動的に学習するため、人的コストをかけずに位置推定精度を向上させることができる移動体の位置推定装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
絶対位置情報を取得可能な領域αと、前記絶対位置情報を取得不可能かつ無線情報を受信可能な領域βと、を移動する移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置であって、
前記絶対位置情報を取得する絶対位置情報取得部と、
前記移動体の位置を特定するための前記無線情報を取得する無線情報取得部と、
前記移動体に設けられ、該移動体の位置を推定するための内界情報を取得する内界情報取得部と、
前記領域β内において前記無線情報取得部により取得された無線情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶した領域β内における無線情報と、前記内界情報取得部により取得された内界情報と、に基づいて、前記移動体の位置を推定する位置推定部と、を備え、
前記位置推定部は、
前記移動体が前記領域α内の地点Aから前記領域β内の地点Bに移動したとき、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記地点Aから地点Bまでの前記移動体の移動量を算出し、
前記領域α内の地点Aにおいて前記絶対位置情報取得部により取得された該地点Aの絶対位置情報と、該算出した移動量と、に基づいて、前記領域β内の地点Bの位置を推定し、
前記記憶部は、前記位置推定部により推定された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置において前記無線情報取得部により取得された該地点Bの無線情報と、を関連付けて記憶する、
ことを特徴とする移動体の位置推定装置
である。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
絶対位置情報を取得可能な領域αと、前記絶対位置情報を取得不可能かつ無線情報を受信可能な領域βと、を移動する移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置であって、
前記絶対位置情報を取得する絶対位置情報取得部と、
前記移動体の位置を特定するための前記無線情報を取得する無線情報取得部と、
前記移動体に設けられ、該移動体の位置を推定するための内界情報を取得する内界情報取得部と、
前記領域β内において前記無線情報取得部により取得された無線情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶した領域β内における無線情報と、前記内界情報取得部により取得された内界情報と、に基づいて、前記移動体の位置を推定する位置推定部と、を備え、
前記位置推定部は、
前記領域β内の地点Pにおいて前記無線情報取得部により取得された無線情報に基づいて、前記地点Pの位置を推定し、
前記移動体が前記領域β内の地点Pから前記領域β内の地点Qに移動したとき、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記地点Pから前記地点Qまでの前記移動体の移動量を算出し、
前記推定された地点Pの位置と、前記算出した移動量と、に基づいて、前記領域β内の地点Qの位置を推定し、
前記記憶部は、
前記位置推定部により推定された領域β内の地点Qの位置と、該地点Qの位置において前記無線情報取得部により取得された該地点Qの無線情報と、を関連付けて記憶する、
ことを特徴とする移動体の位置推定装置
である。
本発明によれば、絶対位置情報を取得不可能な領域内において、無線情報を当該位置推定装置に事前に学習させるユーザの手間が省け、また無線装置の位置や環境が変化しても当該位置推定装置が新たに適切な無線情報を自動的に学習するため、人的コストをかけずに位置推定精度を向上させることができる移動体の位置推定装置を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る移動体の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る倒立二輪車の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る位置推定装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 移動体の移動量Mの算出方法の一例を説明するための図である。 本発明の実施形態1に係る位置推定方法の処理フローを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る位置推定方法の処理フローを示すフローチャートである。 移動体の移動量Nの算出方法の一例を説明するための図である。 (a)無線環境の変化の一例を示す図である。(b)無線環境の変化の一例を示す図である。
実施形態1
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態1に係る位置推定装置は、例えば、移動体に搭載され、GPS情報を受信可能な領域αと、GPS情報を受信不可能かつ複数の無線情報を受信可能な領域βと、を移動する移動体の位置を推定するものである。GPS情報を受信不可能な領域βとは、例えば、全くGPS情報を受信できない領域だけでなく、GPS情報の受信が困難な領域(GPS情報の受信環境が悪い領域)をも含むものとする。
なお、GPS情報は、絶対位置情報の一具体例である。例えば、移動体の進行方向と、移動体の絶対位置と、を初期値として得ることができる情報であれば、絶対位置情報は任意で良い。
例えば、位置推定装置は、建物の屋外などのGPS情報を受信可能な領域α内において、GPS衛星から送信されるGPS情報に基づいて、移動体の位置と進行方向と、を推定する。一方、位置推定装置は、建物の屋内、地下などのGPS情報を受信不可能かつ複数の無線情報を受信可能な領域β内において、無線情報に基づいて、移動体の位置を推定する。
移動体1は、例えば、図1に示すような、倒立状態を維持して走行する倒立二輪車である。移動体1は、例えば、倒立状態を維持しつつ、搭乗者の重心移動に応じて所望の走行を行う。例えば、搭乗者が車両本体2上で前後方向に重心移動すると倒立二輪車1は前後進する。搭乗者が車両本体2上で左右方向へ重心移動すると、倒立二輪車1は左右旋回する。
移動体1は、例えば、搭乗者が搭乗する車両本体2と、車両本体2に設けられ搭乗者が操作する操作ハンドル3と、車両本体2に設けられた一対の車輪4と、を備えている。車両本体2の上面には、搭乗者の両足が乗るステップ部21が前後方向へ傾斜可能に設けられている。操作ハンドル3は、例えば、車両本体2の前方側かつ中央付近に前後方向へ傾斜可能に設けられている。なお、移動体1は、上記倒立二輪車に限定されず、例えば、三輪車両あるいは四輪車両などの任意の車両であってもよい。
図2は、本実施形態1に係る倒立二輪車の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る倒立二輪車1は、姿勢センサ5と、一対の回転センサ6と、一対の車輪駆動ユニット7と、制御装置8と、無線センサ9と、GPSセンサ11と、を備えている。
姿勢センサ5は、内界情報取得部の一具体例である。姿勢センサ5は、車両本体2のステップ部21のピッチ角度、ピッチ角速度、ピッチ角加速度、ロール角度、ロール角速度、ロール角加速度、ヨー角度、ヨー角速度、ヨー角加速度等の姿勢情報を検出する。姿勢センサ5は、例えば、角度センサ、角速度センサなどで構成されている。姿勢センサ5は、例えば、搭乗者が重心を前後へ移動させることで生じた車両本体2のステップ部21のピッチ角度(傾斜角度)を検出し、また、搭乗者が重心を左右へ移動させることで生じた車両本体2のステップ部21のロール角度(傾斜角度)を検出することができる。
姿勢センサ5は、制御装置8に接続されており、検出した姿勢情報を制御装置8に対して出力する。なお、姿勢センサ5は、例えば、ジャイロセンサ、加速度センサ、角度センサなどにより構成されている。
回転センサ6は、内界情報取得部の一具体例である。回転センサ6は、車両本体2に設けられた車輪4の回転角度、回転速度、回転加速度等の回転情報を検出する。回転センサ6は、例えば、エンコーダである。回転センサ6は、制御装置8に接続されており、検出した回転情報を制御装置8に対して出力する。
各車輪駆動ユニット7は、車両本体2に回転可能に設けられた左右一対の車輪4を駆動することで、車両本体2を走行させる。各車輪駆動ユニット7は、例えば、電動モータと、その電動モータの回転軸に動力伝達可能に連結された減速ギア列等によって構成することができる。各車輪駆動ユニット7は、駆動回路12を介して制御装置8に接続されており、制御装置8からの制御信号(指令値)に応じて、各車輪4を駆動する。
制御装置8は、車両本体2が、例えば、倒立状態を維持する倒立制御を行いつつ、所望の走行(前進、後進、加速、減速、停止、左旋回、右旋回等)を行うように、各車輪駆動ユニット7を制御して、各車輪4の回転を制御する。また、制御装置8は、姿勢センサ5により検出された車両本体2の姿勢情報と、回転センサ6により検出された各車輪4の回転情報と、に基づいて、フィードバック制御、ロバスト制御等の周知の制御を行う。
例えば、制御装置8は、搭乗者が重心を前後に移動させたときに、姿勢センサ5により検出された車両本体2のステップ部21のピッチ角度に応じて、各車輪駆動ユニット7を介して各車輪4の回転を制御することで、車両本体2を前進又は後進させる。また、制御装置8は、搭乗者が重心を左右に移動させたときに、姿勢センサ5により検出された車両本体2のステップ部21のロール角度に応じて、各車輪駆動ユニット7を制御して左右車輪4間で回転差を生じさせ、車両本体2を左旋回又は右旋回させる。
さらに、制御装置8は、例えば、姿勢センサ5により検出された車両本体2のステップ部21のピッチ角度に所定の制御ゲインを乗算して、各車輪4の回転トルクを算出する。そして、制御装置8は、算出した回転トルクが各車輪4に生じるように、各車輪駆動ユニット7を制御する。
これにより、制御装置8は、車両本体2が傾斜している方向へ各車輪4を回動させ、車両本体2の重心位置を各車輪4の車軸を通る鉛直線上へ戻すような倒立制御を行う。また、制御装置8は、各車輪4に対して適切な回転トルクを夫々付加することで、車両本体2のピッチ角度がある一定値を超えないような倒立状態を維持しつつ、さらに、姿勢センサ5からの姿勢情報に応じて、前進、後進、停止、減速、加速、左旋回、右旋回等の車両本体2の移動制御を行うことができる。
GPSセンサ11は、絶対位置情報取得部の一具体例である。GPSセンサ11は、GPS情報を取得する。位置推定装置は、例えば、GPS情報を受信可能な領域において、GPSセンサ11により取得されたGPS情報に基づいて、移動体1の位置を推定する。
無線センサ9は、無線情報取得部の一具体例である。無線センサ9は、例えば、操作ハンドル3に設けられている。無線センサ9は、移動体1の位置を特定するための無線情報を取得する。無線センサ9は、例えば、屋内、地下などに配置された無線装置(無線LANアクセスポイント(基地局)など)から送信される無線情報(ビーコン信号など)を受信する。位置推定装置は、例えば、GPS情報を受信不可能な領域内において、無線情報を送信した無線装置の固有のID情報(BSSID)と、位置情報と、を結びつけることにより、移動体1の位置を推定する。なお、無線情報を用いた位置推定方法は、周知であるため詳細な説明は省略する。
図3は、本発明の実施形態1に係る位置推定装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態1に係る位置推定装置10は、姿勢センサ5と、一対の回転センサ6と、無線センサ9と、GPSセンサ11と、記憶部13と、位置推定部14と、を備えている。
位置推定装置10は、例えば、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)によって実行される演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリ、からなるマイクロコンピュータを中心にして、ハードウェア構成されている。
記憶部13は、例えば、上記メモリにより構成されている。記憶部13は、上記移動体1が領域β内において無線センサ9により取得された無線情報を記憶する。
位置推定部14は、記憶部13に記憶した領域β内における無線情報と、姿勢センサ5や回転センサ6により検出された移動体1の位置を推定するための内界情報と、に基づいて、移動体1の位置を推定する。
ところで、GPS情報を受信不可能な領域βにおいて、移動体の位置推定精度を向上させるために、例えば、無線LAN(Local Area Network)などの無線情報を利用することが想定される。ここで、無線情報を用いて移動体の位置を推定するためには、移動体の位置と、その位置での無線情報と、の関係を位置推定装置に予め学習させる必要が生じ、人的コストがかかる。
さらに、上記学習後に、無線情報を送信する無線装置の位置や環境が変化した場合に、上記移動体の位置推定精度が低下する虞がある。例えば、位置推定装置が、図8(a)に示す如く、3つの無線装置から無線情報に基づいて移動体の位置推定を行った場合、3つの無線装置の電波が届く、斜線X1の範囲に移動体の位置を推定する。しかし、図8(a)の環境から一つの無線装置が取り除かれ、図8(b)の環境に変化した場合、位置推定装置は、残り2つの無線装置の電波が届く、斜線X2の範囲に移動体の位置を推定することとなり、位置推定精度が著しく低下する。このような場合、位置推定装置に上記無線情報を再学習させる必要があり、人的コストがさらに増加する。
これに対して、本実施形態1に係る位置推定装置10において、位置推定部14は、移動体1が領域α内の地点Aから領域β内の地点Bに移動したとき、姿勢センサ5及び回転センサ6により取得された内界情報に基づいて地点Aから地点Bまでの移動体1の移動量を算出する。そして、位置推定部14は、領域α内の地点AにおいてGPSセンサ11により取得された該地点AのGPS情報と、該算出した移動量と、に基づいて、領域β内の地点Bの位置を推定する。記憶部13は、位置推定部14により推定された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置において無線センサ9により取得された該地点Bの無線情報と、を関連付けて記憶する。
これにより、本実施形態1に係る位置推定装置10は、無線情報を用いて移動体1の位置を推定するために必要な、領域β内における地点Bの位置と、地点Bの無線情報と、の関係を自動的に学習する。従って、位置推定装置10は、この記憶部13に記憶された、領域β内の地点Bの位置と、該地点Bにおいて無線センサ9により取得された該地点Bの無線情報と、を関連付けた情報を、領域β内における移動体1の位置推定に用いることで、GPS情報を受信不可能な領域β内において、無線情報を位置推定装置10に事前に学習させるユーザの手間が省ける。
ここで、領域α内の地点Aから領域β内の地点Bまでの移動体1の移動量Mの算出方法の一例について、図4を用いて詳細に説明する。
位置推定部14は、例えば、GPS情報を受信可能な領域α内における、2地点以上でGPSセンサ11によって取得されたGPS情報に基づいて、移動体1の初期方位を算出する。また、位置推定部14は、姿勢センサ5により取得された移動体1の姿勢情報(ヨー角度やロール角度)に基づいて、移動体1の旋回方向を算出する。位置推定部14は、回転センサ6により取得された車輪4の回転情報(回転角や回転角速度)に基づいて、移動体1の並進方向の移動量を算出する。位置推定部14は、算出した、移動体1の初期方位と、移動体1の旋回方向と、移動体1の並進方向の移動量と、に基づいて、領域α内の地点Aから領域β内の地点Bまでの移動体1の移動量Mを算出する。なお、位置推定部14は、姿勢センサ5の温度誤差や車輪径による誤差を、カルマンフィルタなどを用いて推定し、推定した誤差に基づいて、上記算出した移動体1の移動量Mを補正してもよい。これにより、より高精度に移動体1の移動量Mを算出でき、より高精度に移動体1の位置を推定できる。
図5は、本実施形態1に係る位置推定方法の処理フローを示すフローチャートである。
GPSセンサ11は、領域α内の地点Aにおいて、移動体1のGPS情報を取得する(ステップS101)。
位置推定部14は、移動体1が領域α内の地点Aから領域β内の地点Bに移動したとき、姿勢センサ5により取得された移動体1の姿勢情報と、回転センサ6により取得された車輪4の回転情報と、に基づいて、移動体1の移動量Mを算出する(ステップS102)。
位置推定部14は、GPSセンサ11により取得された領域α内の地点AのGPS情報と、該算出した移動量Mと、に基づいて、領域β内の地点Bの位置を推定する(ステップS103)。
記憶部13は、位置推定部14により推定された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置において無線センサ9により取得された地点Bの無線情報と、を関連付けて記憶する(ステップS104)。
位置推定部14は、記憶部13に記憶された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置における無線情報と、を関連付けた情報を基準にし、無線センサ9により取得された無線情報に基づいて、例えば、三角測量などを用いて、領域β内における移動体1の位置を推定する(ステップS105)。
以上、本実施形態1に係る位置推定装置10において、位置推定部14は、移動体1が領域α内の地点Aから領域β内の地点Bに移動したとき、姿勢センサ5及び回転センサ6により取得された内界情報に基づいて地点Aから地点Bまでの移動体1の移動量を算出する。そして、位置推定部14は、領域α内の地点AにおいてGPSセンサ11により取得された該地点AのGPS情報と、該算出した移動量と、に基づいて、領域β内の地点Bの位置を推定する。記憶部13は、位置推定部14により推定された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置において無線センサ9により取得された該地点Bの無線情報と、を関連付けて記憶する。これにより、GPS情報を受信不可能な領域β内において、無線情報を位置推定装置10に事前に学習させるユーザの手間が省け、位置推定精度を向上させることができる。
実施形態2
上記実施形態1に係る位置推定装置10は、GPS情報を受信不可能かつ複数の無線情報を受信可能な領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置おける地点Bの無線情報と、を学習しているが、この学習量が増加するほどより位置推定精度が向上する。
さらに、位置推定装置10が、無線装置の位置や環境が変化しても新たに適切な無線情報を自動的に学習すれば、人的コストをかけずに位置推定精度を向上させることができる。
従って、領域β内において、より広範囲にわたって高い位置推定精度を得るために、本実施形態2に係る位置推定装置10は、領域β内におけるより多くの位置と、各位置における無線情報と、を学習する。すなわち、本実施形態2において、記憶部13は、移動体の移動に伴い、領域β内における様々な位置と、各位置における無線情報と、を関連付けて記憶する。
図6は、本実施形態2に係る位置推定方法の処理フローを示すフローチャートである。
位置推定部14は、領域β内の地点Pにおいて無線センサ9により取得された無線情報に基づいて、三角測量などを用いて、領域β内における地点Pの位置を推定する(図7)(ステップS201)。
位置推定部14は、移動体1が領域β内の地点Pから同領域β内の地点Qに移動したとき、姿勢センサ5により取得された移動体1の姿勢情報と、回転センサ6により取得された車輪4の回転情報と、に基づいて、移動体1の移動量Nを算出する(ステップS202)。なお、位置推定部14は、移動量Nを上記移動量Mと同様の方法により算出する。
位置推定部14は、推定した地点Pの位置と、算出した移動量Nと、に基づいて、領域β内の地点Qの位置を推定する(ステップS203)。
記憶部13は、位置推定部14により推定された領域β内の地点Qの位置と、該地点Qの位置において無線センサ9により取得された地点Qの無線情報と、を関連付けて記憶する(ステップS204)。位置推定部14は、上記(ステップS201)乃至(ステップS204)を繰り返し、記憶部13は、位置推定部14により推定されたその領域β内における様々な位置と、各位置における無線情報と、を関連付けて記憶する。
例えば、位置推定部14は、所定時間間隔で定期的に、上記(ステップS201)乃至(ステップS204)を繰り返し、記憶部13は、位置推定部14により推定されたその領域β内における位置と、該位置における無線情報と、を関連付けて記憶してもよい。これにより、無線装置の位置や環境が変化しても位置推定精度を維持できるだけなく、さらに、時間経過と共に、上記領域β内における位置と、各位置における無線情報と、を関連付けた情報が広範囲に渡って増加することから、移動体1の位置推定精度を時間経過と共に向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施形態において、無線センサ9及びGPSセンサ11は、移動体1に設けられているが、これに限定されない。例えば、無線センサ9及びGPSセンサ11のうちの少なくとも一方が、移動体1に搭乗する搭乗者が所持する、あるいは、移動体1に載置された、スマートフォンなどの携帯端末に設けられる構成であってもよい。携帯端末の無線センサ9やGPSセンサ11は、例えば、Bluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)などの無線或いは有線を介して、取得した無線情報やGPS情報を位置推定部14及び記憶部13に送信する。
1 移動体、2 車両本体、3 操作ハンドル、4 車輪、5 姿勢センサ、6 回転センサ、7 車輪駆動ユニット、8 制御装置、9 無線センサ、10 位置推定装置、11 GPSセンサ、12 駆動回路、13 記憶部、14 位置推定部

Claims (2)

  1. 絶対位置情報を取得可能な領域αと、前記絶対位置情報を取得不可能かつ無線情報を受信可能な領域βと、を移動する移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置であって、
    前記絶対位置情報を取得する絶対位置情報取得部と、
    前記移動体の位置を特定するための前記無線情報を取得する無線情報取得部と、
    前記移動体に設けられ、該移動体の位置を推定するための内界情報を取得する内界情報取得部と、
    前記領域β内において前記無線情報取得部により取得された無線情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した領域β内における無線情報と、前記内界情報取得部により取得された内界情報と、に基づいて、前記移動体の位置を推定する位置推定部と、を備え、
    前記位置推定部は、前記移動体が前記領域α内の地点Aから前記領域β内の地点Bに移動したとき、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記地点Aから地点Bまでの前記移動体の移動量を算出し、前記領域α内の地点Aにおいて前記絶対位置情報取得部により取得された該地点Aの絶対位置情報と、該算出した移動量と、に基づいて、前記領域β内の地点Bの位置を推定し、
    前記記憶部は、前記位置推定部により推定された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの位置において前記無線情報取得部により取得された該地点Bの無線情報と、を関連付けて記憶し、
    前記無線情報を送信する無線装置の位置又は環境が変化した場合に、前記位置推定部は、前記無線情報を用いること無く、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記領域β内の移動体の位置を推定し、
    前記位置推定部は、前記記憶部に記憶された領域β内の地点Bの位置と、該地点Bの無線情報と、の関係を学習し、該学習後に、少なくとも無線情報に基づいて前記領域β内の移動体の位置を推定する、
    ことを特徴とする移動体の位置推定装置。
  2. 絶対位置情報を取得可能な領域αと、前記絶対位置情報を取得不可能かつ無線情報を受信可能な領域βと、を移動する移動体の位置を推定する移動体の位置推定装置であって、
    前記絶対位置情報を取得する絶対位置情報取得部と、
    前記移動体の位置を特定するための前記無線情報を取得する無線情報取得部と、
    前記移動体に設けられ、該移動体の位置を推定するための内界情報を取得する内界情報取得部と、
    前記領域β内において前記無線情報取得部により取得された無線情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶した領域β内における無線情報と、前記内界情報取得部により取得された内界情報と、に基づいて、前記移動体の位置を推定する位置推定部と、を備え、
    前記位置推定部は、前記領域β内の地点Pにおいて前記無線情報取得部により取得された無線情報に基づいて、前記地点Pの位置を推定し、前記移動体が前記領域β内の地点Pから前記領域β内の地点Qに移動したとき、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記地点Pから前記地点Qまでの前記移動体の移動量を算出し、前記推定された地点Pの位置と、前記算出した移動量と、に基づいて、前記領域β内の地点Qの位置を推定し、
    前記記憶部は、前記位置推定部により推定された領域β内の地点Qの位置と、該地点Qの位置において前記無線情報取得部により取得された該地点Qの無線情報と、を関連付けて記憶し、
    前記無線情報を送信する無線装置の位置又は環境が変化した場合に、前記位置推定部は、前記無線情報を用いること無く、前記内界情報取得部により取得された内界情報に基づいて前記領域β内の移動体の位置を推定し、
    前記位置推定部は、前記記憶部に記憶された領域β内の地点Qの位置と、該地点Qの無線情報と、の関係を学習し、該学習後に、少なくとも無線情報に基づいて前記領域β内の移動体の位置を推定する、
    ことを特徴とする移動体の位置推定装置。
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