JP6759132B2 - ヘッドアップディスプレイ装置及び表示制御方法 - Google Patents

ヘッドアップディスプレイ装置及び表示制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドアップディスプレイ装置及び表示制御方法に関する。
従来より、車両のフロントウィンドウに画像を投影し、車両前方の虚像として運転者に視認させる車両用のヘッドアップディスプレイ装置が知られている。当該装置によれば、運転者は少ない視線移動で、車両情報(速度情報や目的地までの距離情報、目的地に誘導するための誘導先を示す情報等)を視認することができる。
ここで、車両用のヘッドアップディスプレイ装置は、一般にダッシュボード等に収納されるため、フロントウィンドウにおいて画像が投影可能な投影領域(FOV(Field Of View))は制限される。このため、通常は、フロントウィンドウの一部の領域を利用して画像の投影が行われる。
この結果、例えば、車両が右折または左折する場合等においては、運転者が視認する虚像の位置と、車両が実際に進む道路の位置との間にずれが生じ、運転者に対して適切な誘導を行うことができなくなる。具体的には、車両の右折または左折中に誘導先を示す情報(例えば、誘導先を示す矢印等)を含む画像をFOVに投影すると、運転者は、フロントウィンドウを介して視認する実景の建物や対向車線、歩道等の位置に、当該誘導先を示す情報を視認することになる。
このような問題に対して、下記特許文献1では、ハンドルの舵角を監視し、舵角に応じて誘導先を示す情報の表示を制御する表示制御方法が提案されている。
特開2014−213763号公報
しかしながら、車両が右折または左折する場合、運転者がハンドルを操作する直前の状態であっても、運転者が視認する虚像の位置と、車両が実際に進む道路の位置との間にはずれが生じる。このため、ハンドルの舵角に応じて表示を制御したとしても、運転者に対して適切な誘導を行うことができない場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、車両用のヘッドアップディスプレイ装置において、運転者に対して適切な誘導を行うことができるようにすることを目的とする。
一態様によれば、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置は、
前記車両のフロントウィンドウを介して前記車両の運転者により視認される実景に相当する目線画像において、前記車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する算出部と、
前記車両の誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置と、算出された前記路面の領域との位置関係に基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記誘導先を示す情報を含む投影画像が投影される前記フロントウィンドウの投影領域に対応する前記目線画像での領域と、算出された前記路面の領域との重なり度合いに基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御することを特徴とする
車両用のヘッドアップディスプレイ装置において、運転者に対して適切な誘導を行うことができるようになる。
ヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す図である。 画像投影装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像投影装置の機能構成の一例を示す図である。 実景画像取得部の処理の具体例を示す図である。 ナビゲーション情報取得部の処理の具体例を示す図である。 走行路算出部の処理の具体例を示す図である。 表示可否判定部の処理の具体例を示す図である。 投影画像生成部の処理の具体例を示す図である。 誘導先表示制御処理の流れを示すフローチャートである。 誘導先を示す図形のバリエーションを示す図である。 表示可否判定部の処理の具体例を示す図である。 投影画像生成部の処理の具体例を示す図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<ヘッドアップディスプレイ装置の構成>
はじめに、ヘッドアップディスプレイ装置の構成について説明する。図1は、ヘッドアップディスプレイ装置の構成を示す図である。図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、画像投影装置101と、反射ミラー102、103とを有し、車両に搭載される(例えば、ダッシュボード等に収納される)。画像投影装置101より出射した投影画像は、反射ミラー102、103においてそれぞれ反射した後、車両のフロントウィンドウ130に投影される。これにより、運転者は、フロントウィンドウ130にて反射した投影画像を、フロントウィンドウ130の前方の虚像として視認することができる。
なお、本実施形態において、画像投影装置101は、撮像装置110において撮影された車両前方の実景画像と、ナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報とを用いて、投影画像を生成するものとする。
撮像装置110は、車両前方を撮影することで実景画像を生成し、画像投影装置101に送信する。ナビゲーション装置120は、車両走行中に生成される各種ナビゲーション情報を、画像投影装置101に送信する。
<画像投影装置のハードウェア構成>
次に、画像投影装置101のハードウェア構成について説明する。図2は、画像投影装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、画像投影装置101は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。また、画像投影装置101は、補助記憶装置204、GPU(Graphic Processing Unit)205、投影装置206、I/F(Interface)装置207を有する。画像投影装置101の各部は、バス208を介して相互に接続されている。
CPU201は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラム(例えば、画像投影プログラム等)を実行するデバイスである。ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラムやデータ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行されることで生成される情報、ならびに各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。後述する投影領域情報格納部は、補助記憶装置204において実現される。
GPU205は、画像処理を行う専用の集積回路であり、本実施形態では、例えば、出射する投影画像を生成する。I/F装置207は、撮像装置110やナビゲーション装置120等と接続するための接続デバイスである。
<画像投影装置の機能構成>
次に、画像投影装置101の機能構成について説明する。図3は、画像投影装置の機能構成の一例を示す図である。画像投影装置101には、画像投影プログラムがインストールされている。画像投影装置101は、当該プログラムが実行されることで、図3に示すように、実景画像取得部310、ナビゲーション情報取得部320、走行路算出部330、表示可否判定部340、投影画像生成部350、投影画像出力部360として機能する。
実景画像取得部310は生成部の一例である。実景画像取得部310は、撮像装置110より送信された実景画像をフレーム単位で取得する。また、実景画像取得部310は、取得した実景画像の各フレームに基づき、フロントウィンドウ130を介して車両の運転者が視認する実景に相当する画像(運転者の目線に対応する「目線画像」)を生成し、走行路算出部330に通知する。
ナビゲーション情報取得部320は、ナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報を取得する。また、ナビゲーション情報取得部320は、取得したナビゲーション情報を、走行路算出部330及び投影画像生成部350に通知する。
走行路算出部330は算出部の一例である。走行路算出部330は、実景画像取得部310より通知された目線画像と、ナビゲーション情報取得部320より通知されたナビゲーション情報とを取得する。また、走行路算出部330は、目線画像に含まれる道路の路面のうち、ナビゲーション情報に基づいて特定される、自車両の誘導先の道路(「走行路」と称す)の路面の領域を算出する。また、走行路算出部330は、走行路の路面の領域が算出された目線画像を、表示可否判定部340に通知する。更に、走行路算出部330は、ナビゲーション情報に基づいて誘導先を示す情報を生成し、表示可否判定部340に通知する。
表示可否判定部340は判定部の一例である。表示可否判定部340は、投影領域情報格納部370より、投影領域情報を読み出す。投影領域情報とは、画像投影装置101より出射された投影画像が投影される、フロントウィンドウ130での投影領域(FOV)の位置を特定する情報を指す。表示可否判定部340は、投影領域情報により特定される投影領域(FOV)の位置に対応する目線画像での位置と、走行路算出部330により算出された走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、誘導先を示す情報を表示するか否かを判定する。また、表示可否判定部340は、判定結果を、誘導先を示す情報とともに投影画像生成部350に通知する。
投影画像生成部350は制御部の一例である。投影画像生成部350は、ナビゲーション情報取得部320より通知されたナビゲーション情報等に基づいて投影画像を生成し、投影画像出力部360に通知する。投影画像生成部350は投影画像を生成するにあたり、表示可否判定部340より通知された判定結果を参照する。
具体的には、表示可否判定部340より通知された判定結果が"表示可"であった場合、投影画像生成部350は、表示可否判定部340より通知された誘導先を示す情報を含む投影画像を生成する。一方、表示可否判定部340より通知された判定結果が"表示不可"であった場合、投影画像生成部350は、表示可否判定部340より通知された誘導先を示す情報を含まない投影画像を生成するか、または投影画像を生成しない。
なお、投影画像生成部350は、ナビゲーション情報取得部320より通知されたナビゲーション情報に基づいて、誘導先を示す情報以外の各種車両情報を含む投影画像を生成する。ただし、以下では、説明の簡略化のため、投影画像に含める車両情報として、誘導先を示す情報以外の車両情報についての説明は割愛する。
投影画像出力部360は、投影画像生成部350より通知された投影画像を、所定周期で出射する。つまり、投影画像出力部360は、表示可否判定部340により"表示可"と判定されている間、誘導先を示す情報を含む投影画像を出射し、"表示不可"と判定された場合には、誘導先を示す情報を含まない投影画像を出射するか、または投影画像を出射しない。
なお、誘導先を示す情報を含まない投影画像が出射された後であっても、表示可否判定部340により再び"表示可"と判定された場合には、投影画像出力部360は、誘導先を示す情報を含む投影画像の出射を再開する。
<画像投影装置の各部の処理の詳細>
次に、画像投影装置101の各部(実景画像取得部310、ナビゲーション情報取得部320、走行路算出部330、表示可否判定部340、投影画像生成部350)の処理の詳細について説明する。
(1)実景画像取得部の処理の詳細
はじめに、実景画像取得部310の処理の詳細について説明する。図4は、実景画像取得部の処理の具体例を示す図である。上述したとおり、撮像装置110は、車両前方を撮影することで得た実景画像を画像投影装置101に送信し、実景画像取得部310は、撮像装置110より送信された実景画像をフレーム単位で取得する。このため、実景画像取得部310により取得される実景画像の各フレームの内容は、時間の経過とともに車両の進行方向に沿って変化する。
図4(a)に示す実景画像のフレーム410は、時刻=tにおいて撮像装置110により撮影された画像である。フレーム410の例は、車両が建物412と建物413との間を通る道路411上を走行していることを示している。なお、以下で説明する道路は、いずれも、右側通行の道路であるとする。
実景画像取得部310は、取得したフレーム410を、フロントウィンドウ130を介して車両の運転者が視認する実景に相当する目線画像に変換する。なお、本実施形態では、説明の簡略化のため、実景画像のフレーム410と、実景画像のフレーム410を変換することで得られる目線画像とは、同じ画像であるとする。したがって、以下では、フレーム410を、実景画像のフレームとして説明する場合と、目線画像のフレームとして説明する場合とがある。
図4(b)に示す実景画像のフレーム420は、時刻=tにおいて撮像装置110により撮影された画像である。フレーム420に示すように、建物413の手前には、道路411から右方向に分岐する道路421がある。車両は、この後、道路411から道路421へと右折するものとする。
図4(c)に示す実景画像のフレーム430は、時刻=tにおいて撮像装置110により撮影された画像であり、車両が道路411から道路421へと右折を開始した様子を示している。車両が道路411から道路421へと右折を開始したことで、フレーム430には、建物413とその手前の歩道431が中央上側に映し出される一方で、車両の進行方向の道路421は、フレーム430の右下に映し出されることになる。
図4(d)に示す実景画像のフレーム440は、時刻=tにおいて撮像装置110により撮影された画像であり、道路411から道路421への右折が完了し、車両が道路421での走行を開始した様子を示している。道路411から道路421への右折が完了したことで、フレーム430には、道路421が中央に映し出され、更に、道路421の先の建物441が映し出されることになる。
このように、実景画像取得部310は、走行中の車両において、運転者がフロントウィンドウ130を介して視認する実景に相当する画像を、目線画像としてリアルタイムに生成する。
(2)ナビゲーション情報取得部の処理の詳細
次に、ナビゲーション情報取得部320の処理の詳細について説明する。図5は、ナビゲーション情報取得部の処理の具体例を示す図である。上述したとおり、ナビゲーション情報取得部320は、ナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報を取得する。
図5(a)に示すナビゲーション情報510は、時刻=tにおいてナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報である。時刻=tにおいて、車両は、建物412と建物413との間を通る道路411上を走行している。ナビゲーション情報510には、走行中の車両の周辺の地図情報(道路411、421、建物412、413)に加え、道路411上での車両の位置を示す位置情報511が含まれる。また、ナビゲーション情報510には、車両を目的地に誘導するための誘導経路512、及び、誘導経路512に基づいて生成された、現在の誘導先情報513が含まれる。なお、フロントウィンドウ130の投影領域に表示される誘導先を示す情報は、ナビゲーション情報510に含まれる誘導先情報513に基づいて生成されるものとする。以下、各時刻tごとのナビゲーション情報は当該時刻における上述した各情報を含むものとする。
図5(b)に示すナビゲーション情報520は、時刻=tにおいてナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報である。時刻=tにおいて、車両は、建物413の手前の道路421に近い位置を走行している。
図5(c)に示すナビゲーション情報530は、時刻=tにおいてナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報である。時刻=tにおいて、車両は、道路411から道路421へと右折を開始した位置を走行している。
図5(d)に示すナビゲーション情報540は、時刻=tにおいてナビゲーション装置120より送信されたナビゲーション情報である。時刻=tにおいて、車両は、道路411から道路421への右折が完了し、道路421上を走行している。
このように、ナビゲーション情報取得部320は、実景画像取得部310による実景画像の取得と同期してナビゲーション情報を取得する。これにより、ナビゲーション情報取得部320では、実景画像取得部310において生成された目線画像に対応する、自車両の周辺の地図情報、自車両の位置情報、誘導経路、誘導先情報を取得することができる。
(3)走行路算出部の処理の詳細
次に、走行路算出部330の処理の詳細について説明する。図6は、走行路算出部の処理の具体例を示す図である。上述したとおり、走行路算出部330は、実景画像取得部310より通知された目線画像と、ナビゲーション情報取得部320より通知されたナビゲーション情報とに基づいて、誘導先の道路(走行路)の路面の領域を算出する。
図6(a)〜(d)に示す目線画像のフレーム610〜640は、時刻=t〜tの目線画像のフレーム410〜440それぞれに対して、時刻=t〜tのナビゲーション情報510〜540それぞれに基づいて走行路算出部330が算出した、走行路の路面の領域611〜641それぞれを重ね合わせた画像である。
図6(a)において、走行路算出部330は、ナビゲーション情報510に含まれる車両の位置情報511から、道路411が、自車両が走行中の道路であると認識する。また、走行路算出部330は、ナビゲーション情報510に含まれる誘導経路512から、建物413の手前の道路421を右折するまでの間、車両が道路411を直進すると認識する。これにより、走行路算出部330では、目線画像のフレーム410において、走行路の路面の領域611を算出することができる。
図6(b)において、走行路算出部330は、ナビゲーション情報520に含まれる車両の位置情報511から、道路411が、自車両が走行中の道路であると認識する。また、走行路算出部330は、ナビゲーション情報520に含まれる誘導経路512から、建物413の手前の道路421を右折するまでの間、自車両が道路411を直進すると認識する。更に、走行路算出部330は、道路421に到達したら右折すると認識する。これにより、走行路算出部330は、目線画像のフレーム420において、走行路の路面の領域621を算出することができる。
図6(c)において、走行路算出部330は、ナビゲーション情報530に含まれる自車両の位置情報511から、自車両が道路411から道路421へと右折を開始した位置にいると認識する。また、走行路算出部330は、ナビゲーション情報530に含まれる誘導経路512から、道路421が誘導先の道路であると認識する。これにより、走行路算出部330では、目線画像のフレーム430において、走行路の路面の領域631を算出することができる。
図6(d)において、走行路算出部330は、ナビゲーション情報540に含まれる自車両の位置情報511から、道路421が、右折が完了した自車両が走行する道路であると認識する。また、走行路算出部330は、ナビゲーション情報540に含まれる誘導経路512から、自車両が道路421を直進すると認識する。これにより、走行路算出部330では、目線画像のフレーム440において、走行路の路面の領域641を算出することができる。
(4)表示可否判定部の処理の詳細
次に、表示可否判定部340の処理の詳細について説明する。図7は、表示可否判定部の処理の具体例を示す図である。上述したとおり、表示可否判定部340は、投影領域情報により特定されるフロントウィンドウ130での投影領域の位置に対応する目線画像での位置と、走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、投影領域に、誘導先を示す情報を表示するか否かを判定する。
図7(a)は、時刻=tの目線画像のフレーム610(走行路の路面の領域611が重ね合わされた画像)に、フロントウィンドウ130の投影領域に対応する目線画像での領域701、702を重畳した様子を示している。図7(a)に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、フロントウィンドウ130の2つの投影領域に投影画像を投影する。このうち、上側の投影領域に投影される投影画像には、誘導先を示す情報(矢印)711が含まれる。なお、誘導先を示す情報(矢印)711は、時刻=tのナビゲーション情報に含まれる誘導先情報513に基づいて表示可否判定部340により生成されるものとする。
表示可否判定部340は、上側の投影領域に投影される投影画像に、誘導先を示す情報(矢印)711を含めるか否かを判定するにあたり、投影領域に対応する目線画像での領域701と、走行路の路面の領域611との重なり度合いを算出する。重なり度合いとは、投影領域に対応する目線画像での領域701の面積のうち、走行路の路面の領域611と重畳している領域の面積の占める割合を指すものとする。
表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値以上であると判定した場合、上側の投影領域に投影される投影画像に、誘導先を示す情報(矢印)711を含める("表示可")と判定する。一方、表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値未満であると判定した場合、上側の投影領域に投影される投影画像に、誘導先を示す情報(矢印)711を含めない("表示不可")と判定する。
図7(a)の場合、表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値以上であるため、"表示可"と判定する。このため、上側の投影領域には、誘導先を示す情報(矢印)711を含む投影画像が投影されることになる。
同様に、図7(b)の場合、表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値以上であるため、"表示可"と判定する。このため、上側の投影領域には、誘導先を示す情報(矢印)721を含む投影画像が投影されることになる。なお、図7(a)と同様、誘導先を示す情報(矢印)721は、時刻=tのナビゲーション情報に含まれる誘導先情報513に基づいて表示可否判定部340により生成されるものとする。
一方、図7(c)の場合、表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値未満であるため、"表示不可"と判定する。このため、上側の投影領域には、誘導先を示す情報(矢印)731を含まない投影画像が投影されることになる。この結果、時刻=tにおいて、誘導先を示す情報(矢印)731が、運転者によって視認されることはない。
更に、図7(d)の場合、表示可否判定部340は、算出した重なり度合いが所定の閾値以上であるため、"表示可"と判定する。このため、上側の投影領域には、誘導先を示す情報(矢印)741を含む投影画像が投影されることになる。なお、図7(a)と同様、誘導先を示す情報(矢印)741は、時刻=tのナビゲーション情報に含まれる誘導先情報513に基づいて表示可否判定部340により生成されるものとする。
(5)投影画像生成部の処理の詳細
次に、投影画像生成部350の処理の詳細について説明する。上述したとおり、投影画像生成部350は投影画像を生成する。このとき、投影画像生成部350は、表示可否判定部340より通知された判定結果を参照し、誘導先を示す情報を含む投影画像または誘導先を示す情報を含まない投影画像のいずれかを生成する。
図8(a)は、時刻=tにおいて運転者がフロントウィンドウ130を介して視認する実景及び投影画像である。時刻=tの目線画像に対して、表示可否判定部340では、"表示可"と判定しているため、図8(a)に示すように、投影領域801には、誘導先を示す情報(矢印)711を含む投影画像が投影される。
同様に、図8(b)は、時刻=tにおいて運転者がフロントウィンドウ130を介して視認する実景及び投影画像である。時刻=tの目線画像に対して、表示可否判定部340では、"表示可"と判定しているため、図8(b)に示すように、投影領域801には、誘導先を示す情報(矢印)721を含む投影画像が投影される。
図8(c)は、時刻=tにおいて運転者がフロントウィンドウ130を介して視認する実景及び投影画像である。ここで、時刻=tの目線画像に対して、表示可否判定部340では、"表示不可"と判定しているため、図8(c)に示すように、投影領域801に投影される投影画像には、誘導先を示す情報(矢印)731が含まれない。
図8(d)は、時刻=tにおいて運転者がフロントウィンドウ130を介して視認する実景及び投影画像である。時刻=tの目線画像に対して、表示可否判定部340では、"表示可"と判定しているため、図8(d)に示すように、投影領域801には、誘導先を示す情報(矢印)741を含む投影画像が投影される。
なお、時刻=tにおいて、投影画像生成部350が、仮に、誘導先を示す情報(矢印)731を含む投影画像を生成したとすると、図8(c)に示す実景において、投影領域801に、誘導先を示す情報(矢印)731が表示されることになる。この場合、誘導先を示す情報(矢印)731が歩道上を指し示すことになり、運転者に対して適切でない誘導が行われることになる。
このように、誘導先を示す情報(矢印)を表示することで、実景との関係において、運転者に対して適切でない誘導を行う可能性がある場合、投影画像生成部350は、誘導先を示す情報(矢印)を投影画像に含める処理を一旦停止する。これにより、本実施形態によれば、誘導先を示す情報(矢印)の表示が停止され、運転者に対して適切でない誘導が行われることを回避することができる。
また、実景との関係において、運転者に対して適切な誘導を行うことが可能となった場合には、投影画像生成部350は、誘導先を示す情報(矢印)を投影画像に含める処理を再開する。これにより、本実施形態によれば、運転者に対して適切な誘導を再開することができる。
<画像投影装置の誘導先表示制御処理の流れ>
次に、画像投影装置101による誘導先表示制御処理の流れについて説明する。図9は、誘導先表示制御処理の流れを示すフローチャートである。ヘッドアップディスプレイ装置100を起動するとともに、ナビゲーション装置120を動作させ、運転者が目的地を入力することで誘導経路の案内が開始されると、画像投影装置101では、図9に示す誘導先表示制御処理を開始する。
ステップS901において、実景画像取得部310は、撮像装置110より、実景画像をフレーム単位で取得する。ステップS902において、ナビゲーション情報取得部320は、ナビゲーション装置120より、ナビゲーション情報を取得する。
ステップS903において、実景画像取得部310は、取得した実景画像のフレームを変換し、目線画像のフレームを生成する。ステップS904において、走行路算出部330は、目線画像のフレームと、ナビゲーション情報とを用いて、目線画像のフレームにおける走行路の路面の領域を算出するとともに、ナビゲーション情報を用いて、誘導先を示す情報(矢印)を生成する。
ステップS905において、表示可否判定部340は、フロントウィンドウ130での投影領域の位置に対応する目線画像での位置と、目線画像における走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、両者の重なり度合いを算出する。ステップS906において、表示可否判定部340は、重なり度合いが所定の閾値以上か否かを判定する。
ステップS906において、所定の閾値以上であると判定した場合には(ステップS906においてYesの場合には)、ステップS907に進む。ステップS907において、表示可否判定部340は、"表示可"と判定し、判定結果及び誘導先を示す情報(矢印)を投影画像生成部350に通知する。この場合、投影画像生成部350は、誘導先を示す情報(矢印)を含む投影画像を生成する。
一方、ステップS906において、所定の閾値未満であると判定した場合には(ステップS906においてNoの場合には)、ステップS908に進む。ステップS908において、表示可否判定部340は、"表示不可"と判定し、判定結果を投影画像生成部350に通知する。この場合、投影画像生成部350は、誘導先を示す情報(矢印)を含まない投影画像を生成する。
ステップS909において、実景画像取得部310は、誘導先表示制御処理を終了するか否かを判定する。ステップS909において、誘導先表示制御処理を終了しないと判定した場合には(ステップS909においてNoの場合には)、ステップS901に戻る。一方、ステップS909において、終了すると判定した場合には(ステップS909においてYesの場合には)、誘導先表示制御処理を終了する。
<まとめ>
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置100は、
・フロントウィンドウを介して運転者が視認する実景に相当する目線画像を生成し、生成した目線画像において、車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する。
・フロントウィンドウにおいて誘導先を示す情報が表示される投影領域の位置に対応する目線画像での位置と、走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、誘導先を示す情報(矢印)を投影領域に表示するか否かを判定し、判定結果に応じた投影画像を生成する。
これにより、本実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置100では、フロントウィンドウを介して運転者が視認する実景との関係に基づいて、誘導先を示す情報(矢印)の投影領域への表示を制御することが可能になる。つまり、ハンドルの舵角によらずに表示を制御することが可能になる。この結果、本実施形態によれば、運転者に対して適切な誘導を行うことが可能になる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、誘導先を示す情報として、1本の矢印からなる図形を用いるものとして説明した。しかしながら、誘導先を示す情報として用いる図形は、1本の矢印に限定されない。
図10は、誘導先を示す情報として用いる図形のバリエーションを示す図である。図10において、図形ID=1により特定される図形は、上記第1の実施形態の説明において用いた、1本の矢印である。
一方、図形ID=2は、2本の矢印を用いる場合を示している。また、図形ID=3は、レーンを示す図形を用いる場合を示している。また、図形ID=4は、レーンを示す図形と、1本の矢印とを用いることを示している。
また、図形ID=5は、レーンとレーンの間の領域(レーン領域)を塗りつぶした図形を用いる場合を示している。また、図形ID=6は、レーン領域をメッシュで形成した図形を用いる場合を示している。更に、図形ID=7は、レーン領域をメッシュで形成するにあたり、奥行き感を出すために、手前側と奥側とで、メッシュ幅を可変とした図形を用いる場合を示している。
このように、誘導先を示す情報として複数種類の図形を用意しておくことで、第2の実施形態によれば、複数種類の図形の中から選択した図形を、誘導先を示す情報として用いることが可能になる。
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、フロントウィンドウ130での投影領域の位置に対応する目線画像での位置と、目線画像における走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、投影領域に、誘導先を示す情報(矢印)を表示するか否かを判定する構成とした。
これに対して、第3の実施形態では、投影領域に表示される誘導先を示す情報の位置に対応する目線画像での位置と、目線画像における走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、投影領域に、誘導先を示す情報を表示するか否かを判定する。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は、表示可否判定部の処理の具体例を示す図である。このうち、図11(a)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(矢印)1111を重畳した様子を示している。本実施形態において表示可否判定部340は、誘導先を示す情報(矢印)1111の先端1112が、走行路の路面の領域1101に重畳している場合に、"表示可"と判定する。図11(a)の例の場合、誘導先を示す情報(矢印)1111の先端1112が、走行路の路面の領域1101に重畳しているため、表示可否判定部340は、"表示可"と判定する。
図11(b)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121を重畳した様子を示している。本実施形態において表示可否判定部340は、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121のうち、誘導先に近い側の矢印の先端1122が、走行路の路面の領域1101に重畳している場合に、"表示可"と判定する。図11(b)の例の場合、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121のうち、誘導先に近い側の矢印の先端1122が、走行路の路面の領域1101に重畳しているため、表示可否判定部340は、"表示可"と判定する。
図11(c)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(レーン)1131を重畳した様子を示している。本実施形態において表示可否判定部340は、誘導先を示す情報(レーン)1131のうち、誘導先に近い側のレーンの先端1132が、走行路の路面の領域1101に重畳している場合に、"表示可"と判定する。図11(c)の例の場合、誘導先を示す情報(レーン)1131のうち、誘導先に近い側のレーンの先端1132が、走行路の路面の領域1101に重畳しているため、表示可否判定部340は、"表示可"と判定する。
図11(d)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(レーン領域)1141を重畳した様子を示している。本実施形態において表示可否判定部340は、誘導先を示す情報(レーン領域)1141の先端の一部が、走行路の路面の領域1101に重畳している場合に、"表示可"と判定する。図11(d)の例の場合、誘導先を示す情報(レーン領域)1141の先端の一部1142が、走行路の路面の領域1101に重畳しているため、表示可否判定部340は、"表示可"と判定する。
このように、本実施形態では、投影領域801に表示される誘導先を示す情報の、目線画像での位置と、目線画像における走行路の路面の領域との位置関係に基づいて、投影領域に、誘導先を示す情報を表示するか否かを判定する。これにより、本実施形態によれば、上記第1の実施形態同様、運転者に対して適切な誘導を行うことが可能になる。
[第4の実施形態]
上記第1乃至第3の実施形態では、表示可否判定部340が"表示可"と判定した場合、誘導先を示す情報が投影領域801内の所定の位置に表示されるように、投影画像生成部350が、投影画像内の所定の位置に誘導先を示す情報を配置するものとして説明した。
これに対して、第4の実施形態における表示可否判定部340では、誘導先を示す情報が走行路の路面の領域に重畳する割合が大きくなるように配置及びサイズを決定する。また、第4の実施形態における投影画像生成部350では、決定された配置及びサイズに基づいて、誘導先を示す情報を含む投影画像を生成する。
図12は、投影画像生成部の処理の具体例を示す図である。図12(a)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(矢印)1111を配置した際に、走行路の路面の領域1101と重畳する割合が大きくなるように配置を決定した様子を示している。図12(a)の例によれば、誘導先を示す情報(矢印)1111全体を、走行路の路面の領域1101に重畳させることができる。投影画像生成部350では、時刻=tの目線画像のフレーム1110に対して決定した誘導先を示す情報(矢印)1111の配置と等しくなるように、誘導先を示す情報(矢印)1111を投影画像内に縮小またはスライドして配置する。
同様に、図12(b)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121を配置した際に、走行路の路面の領域1101と重畳する割合が大きくなるように配置を決定した様子を示している。図12(b)の例によれば、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121全体を、走行路の路面の領域1101に重畳させることができる。投影画像生成部350では、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に対して決定した誘導先を示す情報(2本の矢印)1121の配置と等しくなるように、誘導先を示す情報(2本の矢印)1121を投影画像内に縮小またはスライドして配置する。
一方、図12(c)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(レーン)1131を配置した際に、走行路の路面の領域1101と重畳する割合が大きくなるように配置及びサイズを決定した様子を示している。図12(c)の例によれば、誘導先を示す情報(レーン)1131全体を、走行路の路面の領域1101に重畳させることができる。投影画像生成部350では、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に対して決定した誘導先を示す情報(レーン)1131の配置及びサイズと等しくなるように、誘導先を示す情報(レーン)1131を投影画像内に縮小して配置する。
同様に、図12(d)は、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に、誘導先を示す情報(レーン領域)1141を配置した際に、走行路の路面の領域1101と重畳する割合が大きくなるように配置及びサイズを決定した様子を示している。図12(d)の例によれば、誘導先を示す情報(レーン領域)1141全体を、走行路の路面の領域1101に重畳させることができる。投影画像生成部350では、時刻=t'の目線画像のフレーム1110に対して決定した誘導先を示す情報(レーン領域)1141の配置及びサイズと等しくなるように、誘導先を示す情報(レーン領域)1141を投影画像内に縮小して配置する。
このように、誘導先を示す情報と走行路の路面の領域とが重畳する割合が大きくなるように、投影画像生成部350が、誘導先を示す情報の配置及びサイズを変えることで、運転者に対して適切な誘導を行うことが可能になる。また、上述した例では誘導先を示す情報のサイズを縮小する例で表したが、サイズを拡大することで走行路の路面の領域と重畳する割合を大きくすることが可能な状況であれば、サイズを拡大するようにしても良いことはいうまでもない。また、配置についても同様である。
[第5の実施形態]
上記第1の実施形態では、画像投影装置101が、撮像装置110から実景画像を取得し、ナビゲーション装置120から取得したナビゲーション情報と対比することで、目線画像を生成するものとして説明した。しかしながら、目線画像の生成方法はこれに限定されない。例えば、撮像装置110から実景画像を取得する代わりに、高精度3次元マップを取得し、ナビゲーション装置120から取得したナビゲーション情報と対比することで、目線画像を生成するように構成してもよい。
また、上記第4の実施形態では、表示可否判定部340が配置及びサイズを決定するものとして説明した。しかしながら、表示可否判定部340が決定する対象は、配置及びサイズに限定されず、誘導先を示す情報の形状等、他の表示態様を決定してもよい。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :ヘッドアップディスプレイ装置
101 :画像投影装置
102、103 :反射ミラー
110 :撮像装置
120 :ナビゲーション装置
130 :フロントウィンドウ
310 :実景画像取得部
320 :ナビゲーション情報取得部
330 :走行路算出部
340 :表示可否判定部
350 :投影画像生成部
360 :投影画像出力部
410、420、430、440 :実景画像のフレーム
510、520、530、540 :ナビゲーション情報
511 :位置情報
512 :誘導経路
610、620、630、640 :目線画像のフレーム
611、621、631、641 :走行路の路面の領域
701、702 :投影領域に対応する目線画像での領域
711、721、731、741 :誘導先を示す情報(矢印)
801 :投影領域

Claims (10)

  1. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記車両のフロントウィンドウを介して前記車両の運転者により視認される実景に相当する目線画像において、前記車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する算出部と、
    前記車両の誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置と、算出された前記路面の領域との位置関係に基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記誘導先を示す情報を含む投影画像が投影される前記フロントウィンドウの投影領域に対応する前記目線画像での領域と、算出された前記路面の領域との重なり度合いに基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御することを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記重なり度合いが所定の閾値以上であった場合に、前記誘導先を示す情報について表示可と判定し、前記重なり度合いが所定の閾値未満であった場合に、前記誘導先を示す情報について表示不可と判定する判定部を更に有することを特徴とする請求項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記車両のフロントウィンドウを介して前記車両の運転者により視認される実景に相当する目線画像において、前記車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する算出部と、
    前記車両の誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置と、算出された前記路面の領域との位置関係に基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置において、前記誘導先を示す情報の一部が、算出された前記路面の領域と重なるか否かに基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御することを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記誘導先を示す情報の先端の一部が、算出された前記路面の領域と重なる場合に、前記誘導先を示す情報について表示可と判定し、前記誘導先を示す情報の先端の一部が、算出された前記路面の領域と重ならない場合に、前記誘導先を示す情報について表示不可と判定する判定部を更に有することを特徴とする請求項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記判定部により前記誘導先を示す情報について表示可と判定された場合、前記制御部は、前記誘導先を示す情報を含む投影画像を生成し、
    前記判定部により前記誘導先を示す情報について表示不可と判定された場合、前記制御部は、前記誘導先を示す情報を含まない投影画像を生成することを特徴とする請求項またはに記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記判定部は、前記誘導先を示す情報について表示可と判定した場合、前記誘導先を示す情報と算出された前記路面の領域とが重なる度合いが大きくなるように、前記目線画像における前記誘導先を示す情報の配置を決定し、前記制御部は、前記判定部により決定された配置に基づいて前記投影画像を生成することを特徴とする請求項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  7. 前記判定部は、前記誘導先を示す情報について表示可と判定した場合、前記誘導先を示す情報と算出された前記路面の領域とが重なる度合いが大きくなるように、前記目線画像における前記誘導先を示す情報のサイズを決定し、前記制御部は、前記判定部により決定されたサイズに基づいて、前記投影画像を生成することを特徴とする請求項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  8. 前記算出部は、
    前記車両の周辺の地図情報、前記車両の位置情報及び前記車両を目的地に誘導するための誘導経路と、前記目線画像とを対比することで、前記誘導先の道路の路面の領域を算出することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  9. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置における表示制御方法であって、
    前記車両のフロントウィンドウを介して前記車両の運転者により視認される実景に相当する目線画像において、前記車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する算出工程と、
    前記車両の誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置と、算出された前記路面の領域との位置関係に基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、
    前記誘導先を示す情報を含む投影画像が投影される前記フロントウィンドウの投影領域に対応する前記目線画像での領域と、算出された前記路面の領域との重なり度合いに基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御することを特徴とする表示制御方法。
  10. 車両に搭載されるヘッドアップディスプレイ装置における表示制御方法であって、
    前記車両のフロントウィンドウを介して前記車両の運転者により視認される実景に相当する目線画像において、前記車両の誘導先の道路の路面の領域を算出する算出工程と、
    前記車両の誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置と、算出された前記路面の領域との位置関係に基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、
    前記誘導先を示す情報が表示される前記フロントウィンドウでの位置に対応する前記目線画像での位置において、前記誘導先を示す情報の一部が、算出された前記路面の領域と重なるか否かに基づいて、前記誘導先を示す情報の表示を制御することを特徴とする表示制御方法。
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