JP6758411B2 - 加速器ならびに粒子線治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、加速器ならびにそれを備えた粒子線治療装置に関する。
本発明の背景技術として特許文献1に記載の技術がある。特許文献1では、エネルギーが異なるビームを効率よく出射するサイクロトロン型の加速器が提案されている。特許文献1の加速器では、エネルギーの異なる各ビーム軌道の位置関係が略同心円状ではなく、低エネルギーから高エネルギーにかけて、ビーム軌道中心がある直線状を一方向に移動していく。このため、隣接するビーム軌道の間隔(ターンセパレーション)が狭まる集約領域と、逆に広がる離散領域がビーム周回方向において異なる位置にある。すなわち、高エネルギービームのターンセパレーションが略同心円状のビーム軌道よりも増大する領域があるため、ビームを選択的に取り出すことが容易となる。
国際公開2016/092621
特許文献1では、集約領域と離散領域をもつビーム軌道を実現するための磁場分布(特許文献1の図10)、ならびにその磁場分布を実現するための磁極形状(特許文献1の図30)について開示されている。特許文献1で開示されている磁場分布は、ビーム周回方向に沿って、極大値と極小値の間を三角関数のように滑らかに変化する。この滑らかな磁場変化を実現させるために、磁石装置のビーム周回面と向き合う上下の磁極面は、必然的に、ビーム周回方向に沿って滑らかな凹凸を有することになる。
上下の一対の凸部で挟まれた領域をヒル領域と呼び、同様に、上下の一対の凹部で挟まれた領域をバレー領域という。一般に、サイクロトロンでは、バレー領域には加速空洞が配置され、ヒル領域には主磁場を微調整するためのトリムコイルなどを配置する。磁極面の形状が三角関数のように滑らかに変化する場合、こうした加速器用磁石に組み込む機器の形状と配置が複雑化する。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、加速器用磁石に組み込む機器を配置する空間が容易に確保でき、ビームのターンセパレーションが密になる集約領域と疎になる離散領域をビーム周回方向に異なる位置に有する加速器を提供すること、およびその加速器を備えた粒子線治療装置を提供することである。
前記課題を解決するために、本発明の加速器は、円盤状の鉄芯と、前記鉄芯の円状の面に固定された磁極と、前記磁極を囲むように配置されたコイルと、を一対有し、前記一対の磁極の間にイオンビームを周回させ加速させる空間を有し、前記一対の磁極は、前記イオンビームの周回する軌道に沿って複数の凹凸構造を有するとともに、前記イオンビームの周回する軌道が形成する軌道面に対して面対称、かつ前記軌道面に垂直な垂直面の一つに面対称となる加速器用の磁石装置であって、前記一対の磁極は、前記複数の凹凸構造のなかで前記垂直面と交差する位置に凹構造を有し、前記垂直面と交差する位置に配置された凹構造と、該凹構造と隣接する凸構造との境界面は前記垂直面に対して一様に凸状または凹状であることを特徴とする。
本発明によれば、ビーム周回方向に沿って凹部と凸部の境界面が略垂直に変化しているので、加速器用磁石に組み込む機器を配置する空間の確保が容易であり、垂直対称面を含む凹部の面積が異なるため、ビームのターンセパレーションが密になる集約領域と疎になる離散領域ができる。
実施例1における加速器の斜視図である。 実施例1における加速器の断面図である。 実施例1における加速器の磁極の平面図である。 実施例1における加速器の磁極の断面図である。 セクター型サイクロトロン加速器の磁極面の平面図である。 セクター型サイクロトロン加速器の磁極の断面図である。 セクター型サイクロトロンのビーム軌道を偏心させた磁極面の平面図である。 ビーム軌道が略同心円状で、各凹凸部における磁極間隔が異なる場合の磁極面の平面図である。
以降で、本発明を実施するための形態を、各図を参照して説明する。
まず、図1から図4を用いて、磁石装置1の構造を説明する。
図1は、磁石装置1の斜視図である。磁石装置1は、図1に示すように鉛直方向から見て略円盤状の形状を成す上鉄芯部4と下鉄芯部5とを主な構成として有し、上鉄芯部4と下鉄芯部5は、水平対称面2に対してほぼ上下対称な形状を有している。この水平対称面2は、おおむね磁石装置1の鉛直方向中心を通り、加速中のイオンが描く軌道に対して平行な面である。また上鉄芯部4と下鉄芯部5は、水平対称面2に垂直であり、かつおおむね磁石装置1の水平対称面2に対する中心を通過する平面である垂直対称面3に対して面対称な形状をしている。なお、図1では水平対称面2の磁石装置1に対する交差部分を一点鎖線、垂直対称面3の磁石装置1に対する交差部分を破線で示している。
図2は、磁石装置1の垂直対称面3による断面図である。上鉄芯部4と下鉄芯部5に囲まれた空間内にはコイル6が水平対称面2に対して面対称に配置されており、上部磁極8と下部磁極9が同様に水平対称面2対して面対称に配置される。コイル6と各磁極との位置関係は、図2に示されるように各磁極を囲むようにコイル6が配置されるものとなる。なおコイル6は超伝導と常伝導のいずれであってもよい。また上鉄芯部4および下鉄芯部5に囲まれた空間内には真空容器7が設けられており、この上部磁極8および下部磁極9は真空容器7の内部に配置され、それぞれ上鉄芯部4と下鉄芯部5と結合されている。磁石装置1は水平対称面2に対して上下対称の構造であるため、以下では、下部磁極9の磁極面10について詳細に説明する。
図3は、磁極面10を水平対称面2から見た平面図である。磁極面10には、ビーム軌道51,52、53の周回方向にわたって実線で示す凹部21、22、23、24と凸部31、32、33、34が交互に配置されており、垂直対称面3に対して面対称になっている。なお、図から明らかのように本実施例の磁石装置1の構造においては、上部磁極8および下部磁極9は、イオンビームの周回する軌道に沿って複数の凹凸構造を有するとともに、ビーム軌道が形成する軌道面に対して面対称、かつ軌道面に垂直な一つの垂直対称面3に対しても面対称の構造を有する。
それぞれの凹部と凸部は略扇形形状であり、各凹部と凸部の扇形形状の頂点が集約される位置にイオン入射装置を配置するための空間61が存在する。なお、この空間61は磁極面10におけるイオン入射位置と考えてもよい。
ここで本実施例の特徴は、水平対称面2から見た際の凹部と凸部の形状にあり、すなわち凹部と凸部との境界面が描く形状について詳細に説明する。なお実際の装置においては、水平対称面2から見た際の様子は、凹部および凸部との間にその中間様の領域が形成されることは避け得ないが、以降では説明の簡単のために凹部と凸部との間に中間部が無いものとする。
まず凹部21と凸部31の形状について説明する。この形状を説明するにあたり、図3において、両者の境界を境界面41とし、境界面41に対して接線71を引いた場合に、接線71と垂直対称面3とがなす角度を角度81とする。本実施例において角度81は、接線71と境界面41との接点を空間61の近傍から外周面11に向かって動かすに従って広義単調増加であり、境界面41は垂直対称面3からみて下に凸の曲線を描く。同様に、凸部31と凹部22についても両者の境界を境界面42とし、境界面42に対する接線72が垂直対称面3となす角度である角度82は、および凸部32と凹部22との境界を境界面43とし、境界面43と接線73が垂直対称面3となす角度である角度83は、空間61から外周面11に向かうように接点を移動させるに従って単調増加であり、境界面42および境界面43は垂直対称面3に対して張り出すような凸形状を呈する。一方、凹部23と凸部32に関する境界面44の接線74が垂直対称面3となす角度である角度84は、空間61から外周面11に向かい接点を移動させるに従って広義単調減少であり、境界面44は垂直対称面3から張り出すような凸形状を呈する。垂直対称面3を含む凹部21と凹部23は面積が異なり、実施例1では凹部21の面積が小さく、凹部23の面積が大きくなっている。
以上で説明した凹凸構造に関しては、次のように説明することもできる。すなわち軌道面を間に対向して配置される一対の磁極は、複数の凹凸構造のなかで垂直対称面3と交差する位置に凹構造(凹部21および凹部23)を有する。これらの凹構造と隣接する凸構造(凸部31,32,33,34)との境界面(41,44,45,48)は垂直対称面3に対して一様に凸状または凹状である。
あるいは、複数の凹凸構造は、空間61(入射位置)を頂点とし、各鉄芯の外縁に沿った円弧を有する扇形状の領域とも言えるため、次のようにも説明される。すなわち、複数の凹凸構造のなかで垂直対称面3と交差する凹部21,23については、入射位置(空間61)から円弧までの距離が短い凹構造(凹部21)と、これに隣接する凸構造(凸部31,34)との境界面41,48に関する接線(図示は接線71のみ)が、垂直対称面3となす鋭角の角度81は、接線71と境界面41との接点が空間61から鉄芯の外縁に向かうに従って単調増加する。
一方、入射位置(空間61)から円弧までの距離が長い凹構造(凹部23)とこれに隣接する凸構造(凸部32,33)との境界面44,45に関する接線(図示は接線74のみ)が垂直対称面3となす鋭角の角度84は、接線74と境界面44との接点が空間61から鉄芯の外縁に向かうに従って単調減少する。
図4は、図3に示したビーム軌道51に沿った上部磁極8および下部磁極9の断面図である。上下の凹部21で挟まれたバレー領域91、上下の凸部31に挟まれたヒル領域94、上下の凹部22に挟まれたバレー領域92、上下の凸部32に挟まれたヒル領域95、および上下の凹部23に挟まれたバレー領域93が、ビーム軌道51に沿って並んでいる。境界面41、42、43、44は、水平対称面2に対して略垂直である。バレー領域91における磁極間隔101、バレー領域92における磁極間隔102、バレー領域93における磁極間隔103の設計値は異なっており、同様に、ヒル領域94における磁極間隔104、ヒル領域95における磁極間隔105の設計値も異なっている。
次に、上で説明した構造による効果を対比して説明するために、通常のセクター型サイクロトロン用の磁石装置201について図5から図7を用いて説明する。なお、磁石装置201の説明における図中の番号は、磁石装置1における構造物で対応する番号を用いる。
図5は、磁石装置201の磁極209の平面図である。セクター型サイクロトロンでは、複数の凹部と凸部はそれぞれ同形状に設計される。また、角度81は空間61から外周面11に向かう方向に従って単調減少で境界面41が垂直対称面3からみて上に凸であり、高エネルギー側では角度81が負になる領域がある。このため、湾曲部111が存在する。
図6に、磁石装置201の磁極のビーム軌道51に沿った断面図を示す。複数の凹部と凸部はそれぞれ同じ形状に設計されるため、磁極間隔101、102、および103は等しく、磁極間隔104と105も同様に等しくなっている。同様に、磁極幅106、107、および108は等しく、磁極幅109と110も等しくなっている。
図7は、磁石装置201の磁極面を、各エネルギー軌道を垂直対称面3の一方向にずらす偏心操作によって得た下部磁極309の平面図である。すなわち、ビーム軌道51に沿った磁極309の断面図は、図6と一致する。図5において、角度81が負になる領域があるため、図7においても角度81は負になる領域があり、垂直対称面3の方向に沿った角度81の変化率が大きくなっているため、湾曲部111の曲率が大きくなっている。この急激な境界の湾曲は磁場の多極成分を発生させるため、ビームの周回安定性にとって好ましくない。
そこで、発明者は、図5に示した磁極209をまず図8に示した磁極409のように変形し、その後、各エネルギーのビーム軌道を垂直対称面3の一方向に偏心させることによって、図3に示した下部磁極9を得た。すなわち、下部磁極409のビーム軌道51に沿った断面図は、図4と一致する。このように、複数の凹部と凸部がそれぞれ同形状であるという制限をはずした設計をすることによって、ビーム軌道に沿った断面を図6から図3のように変形させ、境界面41の湾曲部111を除去した。このとき、ビームの等時性の条件を保つために、空間61から外周201に向けた角度83の増加率を、磁極409では磁極209よりも増大させる必要がある。すると、図3に示したように、各ビーム軌道を偏心させたとき、境界面41には湾曲部111が発生しない。そして、境界面43は垂直対称面3からみて下に凸な形状となる。
以上みたように、実施例1では、境界面41から境界面48が水平対称面2に対して略垂直のため、加速器用磁石に組み込む機器のための領域を広く確保することができるとともに、垂直対称面3を含んだ凹部21の面積が凹部23よりも小さいため、バレー領域91ではターンセパレーションが密になり、バレー領域93ではターンセパレーションが疎になる。また、境界面41と境界面43が垂直対称面3からみて下に凸であるため、等時性を保ったままビームを安定周回させることができる。
また通常、サイクロトロンから取り出されるビームエネルギーは一定値であるため、アルミなどの金属板で構成されたディグレーダーと呼ばれる散乱体にビームを通過させることでエネルギーを調整する。ディグレーダーを通過させることでビームエネルギーが調整可能だが、ビームサイズの増加、電流の低下、放射線の発生といった課題も生じる。しかし、本実施例の磁石装置1を用いた加速器であれば、取り出すビームエネルギーを可変にでき、それらの課題は抑制しやすいという効果も奏する。
なお、本実施例では、凹部と凸部がそれぞれ4つある場合を説明したが、凹部や凸部が6以上の偶数個の場合にも、本発明は同様に適用可能である。
1、201 磁石装置
2 水平対称面(軌道面)
3 垂直対称面(垂直面)
4 上鉄芯部
5 下鉄芯部
6 コイル
7 真空容器
8 上部磁極
9、209、309、409 下部磁極
10 磁極面
11 外周面
21、22、23、24 凹部
31、32、33、34 凸部
41、42、43、44、45、46、47、48 境界面
51、52、53 ビーム軌道
61 空間(入射位置)
71、72、73、74 接線
81、82、83、84 接線と対称面がなす角度
91、92、93 バレー領域
94、95 ヒル領域
101、102、103、104、105 磁極間隔
106、107、108、109、110 凹部と凸部の磁極幅
111 湾曲部

Claims (7)

  1. 円盤状の鉄芯と、前記鉄芯の円状の面に固定された磁極と、前記磁極を囲むように配置されたコイルと、を一対有し、
    一対の前記磁極の間にイオンビームを周回させ加速させる空間を有し、
    一対の前記磁極は、前記イオンビームの周回する軌道に沿って複数の凹凸構造を有するとともに、前記イオンビームの周回する軌道が形成する軌道面に対し面対称、かつ前記軌道面に垂直な垂直面の一つに面対称になる加速器であって、
    一対の前記磁極は、前記複数の凹凸構造のなかで前記垂直面と交差する位置に凹構造を有し、前記垂直面と交差する位置に配置された凹構造と、該凹構造と隣接する凸構造との境界面は前記垂直面に対して一様に凸状または凹状であり、
    一対の前記磁極が有する複数の凹凸構造は、前記軌道面を挟み対向して配置された凹構造の間隔が、前記イオンビームの周回する方向において配置された位置が異なる凹構造間で異なることを特徴とする加速器。
  2. 請求項1に記載の加速器であって、
    前記軌道面を挟み対向して配置された凸構造の間隔が、前記イオンビームの周回する方向において配置された位置が異なる凸構造間で異なることを特徴とする加速器。
  3. 請求項1に記載の加速器であって、
    前記鉄芯は、該鉄芯の軌道面側の表面中央とは異なる位置であって前記垂直面を含む位置にイオン入射口を有し、
    前記複数の凹凸構造は、前記イオン入射口が設けられた入射位置を頂点とし、前記鉄芯の外縁に沿った円弧を有する扇形状であり、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記イオン入射位置から前記円弧までの距離が短い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調増加し、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記入射位置から前記円弧までの距離が長い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調減少することを特徴とする加速器。
  4. 円盤状の鉄芯と、前記鉄芯の円状の面に固定された磁極と、前記磁極を囲むように配置されたコイルと、を一対有し、
    一対の前記磁極の間にイオンビームを周回させ加速させる空間を有し、
    一対の前記磁極は、前記イオンビームの周回する軌道に沿って複数の凹凸構造を有するとともに、前記イオンビームの周回する軌道が形成する軌道面に対し面対称、かつ前記軌道面に垂直な垂直面の一つに面対称になる加速器であって、
    一対の前記磁極は、前記複数の凹凸構造のなかで前記垂直面と交差する位置に凹構造を有し、前記垂直面と交差する位置に配置された凹構造と、該凹構造と隣接する凸構造との境界面は前記垂直面に対して一様に凸状または凹状であり、
    前記軌道面を挟み対向して配置された凸構造の間隔が、前記イオンビームの周回する方向において配置された位置が異なる凸構造間で異なることを特徴とする加速器。
  5. 請求項4に記載の加速器であって、
    前記鉄芯は、該鉄芯の軌道面側の表面中央とは異なる位置であって前記垂直面を含む位置にイオン入射口を有し、
    前記複数の凹凸構造は、前記イオン入射口が設けられた入射位置を頂点とし、前記鉄芯の外縁に沿った円弧を有する扇形状であり、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記イオン入射位置から前記円弧までの距離が短い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調増加し、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記入射位置から前記円弧までの距離が長い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調減少することを特徴とする加速器。
  6. 円盤状の鉄芯と、前記鉄芯の円状の面に固定された磁極と、前記磁極を囲むように配置されたコイルと、を一対有し、
    一対の前記磁極の間にイオンビームを周回させ加速させる空間を有し、
    一対の前記磁極は、前記イオンビームの周回する軌道に沿って複数の凹凸構造を有するとともに、前記イオンビームの周回する軌道が形成する軌道面に対し面対称、かつ前記軌道面に垂直な垂直面の一つに面対称になる加速器であって、
    一対の前記磁極は、前記複数の凹凸構造のなかで前記垂直面と交差する位置に凹構造を有し、前記垂直面と交差する位置に配置された凹構造と、該凹構造と隣接する凸構造との境界面は前記垂直面に対して一様に凸状または凹状であり、
    前記鉄芯は、該鉄芯の軌道面側の表面中央とは異なる位置であって前記垂直面を含む位置にイオン入射口を有し、
    前記複数の凹凸構造は、前記イオン入射口が設けられた入射位置を頂点とし、前記鉄芯の外縁に沿った円弧を有する扇形状であり、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記イオン入射位置から前記円弧までの距離が短い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調増加し、
    前記垂直面と交差する凹部のうち前記入射位置から前記円弧までの距離が長い凹構造と該凹構造と隣接する凸構造との境界面に関する接線が前記垂直面となす鋭角の角度は、前記接線と前記境界面との接点が前記入射位置から前記鉄芯の外縁に向かうに従って単調減少することを特徴とする加速器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の加速器を備えた粒子線治療装置。
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