JP6758129B2 - ケーブル挿通治具、ケーブル挿通方法 - Google Patents

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Description

本発明は、配線用に敷設された配管へのケーブルの挿通を補助するケーブル挿通治具に関する。
配管にケーブルを挿通するための治具・方法が多数提案されている。例えば特許文献1のように、ケーブルよりも細い挿線用予備線(以下、単に予備線とも言う)をこの管路に挿通し、この予備線の先端にケーブルの先端を固定して、この予備線を引き戻すことにより、管路内へのケーブルの敷設を行う方法がある。また、ワイヤ状の通線治具の先端にケーブルの先端を取り付け、通線治具を押し込んで配管内を進ませて、もってケーブルを牽引する方法がある。
登録実用新案第3146705号公報
特許文献1の方法では、挿線用予備線の先端に挿線用風受け部材を取り付けて、ファン等により配管に気流を発生させ、その気流の付勢により挿線用風受け部材を移動させて、配管に挿線用予備線を挿通する。しかしこの方法は、配管の口径、延長、曲りなどの形状に大きく影響を受ける。例えば、配管の口径に応じた大きさの風受け部材を用意する必要がある。また、配管の途中で継手などにより延長部が設けられている場合には、配管の内径が変化するため、風受け部材が段差に引っかかったり、風受け部材から気流が漏れて進まなくなる場合がある。曲りの部位においても同様である。
また、ワイヤ状の通線治具を押し込んで配管内を進ませる方式の場合、押し込み力を確保するために通線治具は曲がりにくいものが用いられる。そうすると、配管の曲りの曲率が大きい場合には通線治具を通過させることができない場合がある。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な口径の配管や、段差・曲りを有する配管にも対応可能なケーブル挿通治具を提供することにある。
上記目的を達成するためのケーブル挿通治具の特徴構成は、先頭車輪ユニットと、接続ユニットとを有し、配管へのケーブルの挿通を補助するケーブル挿通治具であって、
前記先頭車輪ユニットは、前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、
前記接続ユニットは、前記先頭車輪ユニットと前記ケーブルの先端とを接続するものであり、
前記先頭車輪ユニットは、本体部と、複数のアーム部材と、付勢手段とを有し、
前記アーム部材は、前記本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、
複数の前記車輪が、前記アーム部材の端部に配置されており、
前記付勢手段が、前記車輪が前記本体部から離間する方向に、前記アーム部材を付勢するものであり、
前記アーム部材は、その中央にて前記本体部に軸支されており、
複数の前記車輪は、前記アーム部材の両端に配置されている点にある。
上記の特徴構成によれば、ケーブル挿通治具が先頭車輪ユニットと接続ユニットとを有し、先頭車輪ユニットは、配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、接続ユニットは、先頭車輪ユニットとケーブルの先端とを接続するから、先頭車輪ユニットの車輪が配管の段差や曲りを越えて進むので、ケーブルを配管の内部に押し進めることが可能となる。すなわち上記の特徴構成によれば、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を補助することが可能となる。
上記の特徴構成によれば、アーム部材は、本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、複数の車輪が、アーム部材の端部に配置されており、付勢手段が、車輪が本体部から離間する方向に、アーム部材を付勢するから、配管の口径や段差・曲りに応じて車輪と本体部との距離が変化可能であり、付勢手段により車輪が配管の内壁に押し付けられた状態となる。したがって、先頭車輪ユニットは様々な口径の配管に対応が可能であり、また配管の段差・曲りを乗り越える能力も更に向上する。すなわち上記の特徴構成によれば、様々な口径の配管や、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を補助することが可能となる。
上記の特徴構成によれば、アーム部材は、その中央にて本体部に軸支されており、複数の車輪は、アーム部材の両端に配置されているから、先頭車輪ユニットの本体部はアーム部材の両端の車輪から等距離、すなわち配管の中央付近に常に位置することとなり、先頭車輪ユニットが配管の段差・曲りを乗り越える能力が更に向上する。すなわち上記の特徴構成によれば、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を更にスムースに補助することが可能となる。
上記目的を達成するためのケーブル挿通治具の特徴構成は、先頭車輪ユニットと、接続ユニットとを有し、配管へのケーブルの挿通を補助するケーブル挿通治具であって、
前記先頭車輪ユニットは、前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、
前記接続ユニットは、前記先頭車輪ユニットと前記ケーブルの先端とを接続するものであり、
前記先頭車輪ユニットは、本体部と、複数のアーム部材と、付勢手段とを有し、
前記アーム部材は、前記本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、
複数の前記車輪が、前記アーム部材の端部に配置されており、
前記付勢手段が、前記車輪が前記本体部から離間する方向に、前記アーム部材を付勢するものであり、
前記アーム部材の回転軸が、前記車輪の回転軸と平行である点にある。
上記の特徴構成によれば、ケーブル挿通治具が先頭車輪ユニットと接続ユニットとを有し、先頭車輪ユニットは、配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、接続ユニットは、先頭車輪ユニットとケーブルの先端とを接続するから、先頭車輪ユニットの車輪が配管の段差や曲りを越えて進むので、ケーブルを配管の内部に押し進めることが可能となる。すなわち上記の特徴構成によれば、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を補助することが可能となる。
上記の特徴構成によれば、アーム部材は、本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、複数の車輪が、アーム部材の端部に配置されており、付勢手段が、車輪が本体部から離間する方向に、アーム部材を付勢するから、配管の口径や段差・曲りに応じて車輪と本体部との距離が変化可能であり、付勢手段により車輪が配管の内壁に押し付けられた状態となる。したがって、先頭車輪ユニットは様々な口径の配管に対応が可能であり、また配管の段差・曲りを乗り越える能力も更に向上する。すなわち上記の特徴構成によれば、様々な口径の配管や、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を補助することが可能となる。
上記の特徴構成によれば、アーム部材の回転軸が、車輪の回転軸と平行であるから、アーム部材は車輪の回転軸と直交する平面内で回動することになる。ここで車輪の回転軸は、配管の延びる方向と直交するから、アーム部材は配管の延びる方向を含む平面内で回動することになるので、先頭車輪ユニットが配管の段差・曲りを乗り越える能力が更に向上する。すなわち上記の特徴構成によれば、段差・曲りを有する配管に対応して配管へのケーブルの挿通を更にスムースに補助することが可能となる。
本発明に係るケーブル挿通治具の別の特徴構成は、前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、前記ケーブルの途中に取り付けられる中間車輪ユニットを有する点にある。
上記の特徴構成によれば、配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、ケーブルの途中に取り付けられる中間車輪ユニットを有するから、ケーブルが配管を通過する際の抵抗が低減されて、配管へのケーブルの挿通を更にスムースに補助することが可能となる。
ケーブル挿通治具の構成を示す概略図 先頭車輪ユニット、接続ユニットおよび中間車輪ユニットの構造を示す概略図 先頭車輪ユニットの構造を示す図2におけるIII−III矢視断面図 中間車輪ユニットの構造を示す図2におけるIV−IV矢視断面図 先頭車輪ユニットの構造を示す図4におけるV−V矢視断面図
以下、図面を参照して、本実施形態に係るケーブル挿通治具Jと、ケーブル挿通治具Jを用いたケーブル挿通方法について説明する。図1に示すように、ケーブル挿通治具Jは、配管TへのケーブルCの挿通を補助する治具であって、先頭車輪ユニット10と、接続ユニット20と、複数の中間車輪ユニット30とを有している。
先頭車輪ユニット10は、4つの車輪15を有している。これらの車輪15は、先頭車輪ユニット10が配管Tの内部に挿入されると、配管Tの内面に接触して従動回転する。
接続ユニット20は、先頭車輪ユニット10の後側に取り付けられており、先頭車輪ユニット10とケーブルCの先端とを接続する。具体的には接続ユニット20は、ネジ等によりケーブルCの先端を挟んで締め付ける機構を有しており、ケーブルCに対して着脱が可能である。以上の構成により、先頭車輪ユニット10は、ケーブルCの先端に接続される。
中間車輪ユニット30は、その外周に複数の車輪32を有している。そして複数の中間車輪ユニット30が、ケーブルCの周囲を囲む形態で、ケーブルCの途中に取り付けられる。
次に図2および図3を参照して、先頭車輪ユニット10の構造について詳しく説明する。なお図2に示すように、配管Tの中心軸に沿う方向であってケーブルCの挿入方向を前あるいは前方向と、前方向の反対方向を後あるいは後方向と、配管Tの径方向であって図2に「上」と示す方向を上あるいは上方向と、「下」と示す方向を下あるいは下方向という場合がある。図3および図4に示すように、上下方向および前後方向と直交する方向で「右」と示す方向を右あるいは右方向と、「左」と示す方向を左あるいは左方向という場合がある。
先頭車輪ユニット10は、本体部11、軸支部材12、第1アーム部材13、第2アーム部材14、4つの車輪15(車輪15a、15b、15cおよび15d)、コイルバネ16を備えて構成されている。
本体部11は角柱状の部材であり、先頭車輪ユニット10が配管Tに挿入された際は、その中心軸が配管Tの中心軸に沿った姿勢となる。本体部11の後側(ケーブルCが配置される側)には、接続ユニット20が取り付けられている。バネ掛け孔11aが、本体部11から上方向に突出した部位、および下方向に突出した部位に形成されている。
軸支部材12は棒状の部材であって、本体部11を貫通して、配管Tの径方向(左右方向)に突出する状態で本体部11に取り付けられている。つまり軸支部材12は、配管Tの延びる方向(管軸方向)と直交する姿勢にて、本体部11に配置されている。
第1アーム部材13および第2アーム部材14は、平棒状の部材であり、本体部11を挟んで両側に配置される。詳しくは第1アーム部材13が本体部11の右側に、第2アーム部材14が本体部11の左側に、それぞれ配置される。第1アーム部材13および第2アーム部材14は、長さ方向の中央に貫通孔を有し、その貫通孔に軸支部材12が挿入されている。すなわち第1アーム部材13および第2アーム部材14は、本体部11に対して回動可能な状態で、その中央にて軸支されている。2つのバネ掛け孔13aが、第1アーム部材13の、中央と端部との間に形成されている。また、2つのバネ掛け孔14aが、第2アーム部材14の、中央と端部との間に形成されている。
車輪15は、球の一部を平面で切り取ったドーム状ないし半球状の形状である。車輪15は、自由に回転可能な状態で、第1アーム部材13および第2アーム部材14の両端に取り付けられている。すなわち本実施形態では、4つの車輪15が1つずつ、2つのアーム部材の両端に取り付けられている。詳しくは、車輪15aが第1アーム部材13の前側の端部に、車輪15bが第1アーム部材13の後側の端部に、車輪15dが第2アーム部材14の前側の端部に、車輪15cが第2アーム部材14の後側の端部に、それぞれ取り付けられている。
図2および図3に示すように、車輪15aおよび車輪15bの回転軸は、第1アーム部材13と直交し、車輪15cおよび車輪15dの回転軸は、第2アーム部材14と直交している。そうすると、第1アーム部材13および第2アーム部材14の回転軸である軸支部材12は、4つの車輪15の回転軸と平行に配置されることになる。
コイルバネ16(付勢手段)は、上述のバネ掛け孔に取り付けられ、第1アーム部材13および第2アーム部材14に対して力を及ぼす。本実施形態では、付勢手段として、4つのコイルバネ16a、16b、16cおよび16dが用いられる。
コイルバネ16aは、本体部11の上側のバネ掛け孔11aと、第1アーム部材13の上側のバネ掛け孔13aとの間に掛け渡され、第1アーム部材13を右方向から見て時計回りに付勢する。コイルバネ16bは、本体部11の下側のバネ掛け孔11aと、第1アーム部材13の下側のバネ掛け孔13aとの間に掛け渡され、第1アーム部材13を右方向から見て時計回りに付勢する。そうすると、車輪15aは上方向に付勢されて配管Tの内面に押し付けられ、車輪15bは下方向に付勢されて配管Tの内面に押し付けられる。すなわちコイルバネ16aおよびコイルバネ16bは、車輪15aおよび車輪15bが本体部11から離間する方向に、第1アーム部材13を付勢する。
コイルバネ16cは、本体部11の上側のバネ掛け孔11aと、第2アーム部材14の上側のバネ掛け孔14aとの間に掛け渡され、第2アーム部材14を右方向から見て反時計回りに付勢する。コイルバネ16dは、本体部11の下側のバネ掛け孔11aと、第2アーム部材14の下側のバネ掛け孔14aとの間に掛け渡され、第2アーム部材14を右方向から見て反時計回りに付勢する。そうすると、車輪15cは上方向に付勢されて配管Tの内面に押し付けられ、車輪15dは下方向に付勢されて配管Tの内面に押し付けられる。すなわちコイルバネ16cおよびコイルバネ16dは、車輪15cおよび車輪15dが本体部11から離間する方向に、第2アーム部材14を付勢する。
以上の様に構成された先頭車輪ユニット10では、第1アーム部材13と第2アーム部材14とは、右方向から見てX字状に交差する姿勢で配置されることになる。
そうすると、
車輪15aは先頭車輪ユニット10の前側・右側・上側で配管Tの内面と接し、
車輪15bは先頭車輪ユニット10の後側・右側・下側で配管Tの内面と接し、
車輪15dは先頭車輪ユニット10の前側・左側・下側で配管Tの内面と接し、
車輪15cは先頭車輪ユニット10の後側・左側・上側で配管Tの内面と接する。そして付勢手段(コイルバネ16)が各車輪15を配管Tに接する方向に付勢する。
先頭車輪ユニット10がこのように構成されることにより、先頭車輪ユニット10は配管Tの段差や曲りを越えて進むことができ、ケーブルCを配管Tの内部に押し進めることが可能となる。
また図2および図3に示すように、先頭車輪ユニット10を配管Tの内部に挿入した状態では、軸支部材12の前側に位置する車輪15と、軸支部材12の後側に位置する車輪15との距離(車輪15aと車輪15cの距離、または車輪15dと車輪15bの距離)は、配管Tの直径と同程度、あるいは配管Tの直径より小さいと好ましい。このように先頭車輪ユニット10を構成することで、先頭車輪ユニット10の姿勢が適正に保たれて好適である。
次に図4および図5を参照して、中間車輪ユニット30の構造について詳しく説明する。中間車輪ユニット30は、本体部31と、車輪32と備えて構成されている。
本体部31は、両端が開口した中空の筒状の部材であり、上側に薄肉部位31aを有し、下側に爪部位31bおよび凹状部位31cを有している。爪部位31bと凹状部位31cとは離間可能となっており、薄肉部位31aは変形可能となっている。このように構成された本体部31は、爪部位31bと凹状部位31cとの間を大きく開いて、ケーブルCに被せて、再び爪部位31bと凹状部位31cとを閉じ、爪部位31bと凹状部位31cとをかみ合わせることによって、ケーブルCの途中に取り付けることが可能となっている。
本体部31の外側には、4つの車輪32が、自由に回転可能な状態で取り付けられている。図4に示すように、4つの車輪32は、本体部31の左上、右上、左下および右下に配置されている。詳しくは、4つの車輪32がケーブルCを中心として対角の位置に配置されている。4つの車輪32をこのように配置することで、ケーブルCの配管Tへの接触を抑制し、車輪32が配管Tに接触するようになり、ケーブルCの配管Tへの挿通がよりスムースになり好適である。また図4および図5に示すように、車輪32は、その回転軸がケーブルCの延びる方向と直交する姿勢にて、ケーブルCの延びる方向に関して本体部31の中央付近に配置される。
続いて、上述したケーブル挿通治具Jを用いて配管TにケーブルCを挿通する手順について説明する。
まず、接続ユニット20により先頭車輪ユニット10をケーブルCの先端に接続する。具体的には、接続ユニット20がネジ式の場合には、ネジを緩め、ケーブルCの先端を接続ユニット20に挿入し、ネジを締め込んでケーブルCを接続ユニット20に固定する。そして、中間車輪ユニット30を所定の間隔にてケーブルCの途中に取り付ける(治具装着ステップ)。
次に、ケーブルCの先端に取り付けられ先頭車輪ユニット10を、配管Tの入口Tinから配管Tの内部へ挿入する。このとき、第1アーム部材13および第2アーム部材14がコイルバネ16(付勢手段)により付勢されて、車輪15は本体部11から離間する方向に付勢されている。すなわち第1アーム部材13および第2アーム部材14が広がって、車輪15の上下方向の距離が大きくなり、配管Tの寸法より大きくなっている。そこでコイルバネ16による付勢に逆らって第1アーム部材13および第2アーム部材14を回動させ、車輪15の上下方向の距離を小さくし、車輪15が配管Tの内部に収まるようにして、先頭車輪ユニット10を配管Tに挿入する。先頭車輪ユニット10が配管Tの内部に挿入されると、コイルバネ16によりアーム部材が押し広げられて、4つの車輪15が配管Tの内面に接触する(挿入ステップ)。
次に、ケーブルCを配管Tに押し込んでゆく。そうすると、車輪15が配管Tの内面に接触して従動回転し、先頭車輪ユニット10が配管Tの奥へと進んでいく(ケーブル押し込みステップ)。先頭車輪ユニット10が配管Tの出口Toutへ到達すると、ケーブルCの配管Tへの挿通が完了する。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態では、先頭車輪ユニット10は4つの車輪15を有して構成された。車輪15の数は5つ以上であると、ケーブルCの配管Tがよりスムースになり好適である。車輪15の数が3つ以下であっても、先頭車輪ユニット10の製造コストが低減され、かつ先頭車輪ユニット10に車輪15が設けられることでケーブルCの配管Tへの接触が抑制されるので、ケーブルCの配管Tへの挿通をスムースにする効果が生じ好適である。
(2)上述の実施形態では、中間車輪ユニット30の周囲に4つの車輪32が配置された。車輪32の数が5つ以上であると、ケーブルCの配管Tがよりスムースになり好適である。車輪32の数が3つ以下であっても、中間車輪ユニット30の製造コストが低減され、かつ中間車輪ユニット30の周囲に車輪32が配置されることでケーブルCの配管Tへの接触が抑制されるので、ケーブルCの配管Tへの挿通をスムースにする効果が生じ好適である。
なお上述の実施形態(他の実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
10 先頭車輪ユニット
11 本体部
12 軸支部材
13 第1アーム部材
14 第2アーム部材
15a 車輪
15b 車輪
15c 車輪
15d 車輪
16a コイルバネ(付勢手段)
16b コイルバネ(付勢手段)
16c コイルバネ(付勢手段)
16d コイルバネ(付勢手段)
20 接続ユニット
30 中間車輪ユニット
32 車輪
J ケーブル挿通治具
C ケーブル
T 配管

Claims (4)

  1. 先頭車輪ユニットと、接続ユニットとを有し、配管へのケーブルの挿通を補助するケーブル挿通治具であって、
    前記先頭車輪ユニットは、前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、
    前記接続ユニットは、前記先頭車輪ユニットと前記ケーブルの先端とを接続するものであり、
    前記先頭車輪ユニットは、本体部と、複数のアーム部材と、付勢手段とを有し、
    前記アーム部材は、前記本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、
    複数の前記車輪が、前記アーム部材の端部に配置されており、
    前記付勢手段が、前記車輪が前記本体部から離間する方向に、前記アーム部材を付勢するものであり、
    前記アーム部材は、その中央にて前記本体部に軸支されており、
    複数の前記車輪は、前記アーム部材の両端に配置されているケーブル挿通治具。
  2. 先頭車輪ユニットと、接続ユニットとを有し、配管へのケーブルの挿通を補助するケーブル挿通治具であって、
    前記先頭車輪ユニットは、前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、
    前記接続ユニットは、前記先頭車輪ユニットと前記ケーブルの先端とを接続するものであり、
    前記先頭車輪ユニットは、本体部と、複数のアーム部材と、付勢手段とを有し、
    前記アーム部材は、前記本体部に対して回動可能な状態で軸支されており、
    複数の前記車輪が、前記アーム部材の端部に配置されており、
    前記付勢手段が、前記車輪が前記本体部から離間する方向に、前記アーム部材を付勢するものであり、
    前記アーム部材の回転軸が、前記車輪の回転軸と平行であるケーブル挿通治具。
  3. 前記アーム部材の回転軸が、前記車輪の回転軸と平行である請求項1に記載のケーブル挿通治具。
  4. 前記配管の内面に接触して従動回転する複数の車輪を有し、前記ケーブルの途中に取り付けられる中間車輪ユニットを有する請求項1から3の何れか一項に記載のケーブル挿通治具。
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