JP6756290B2 - 可変容量型斜板式ピストンポンプ、及び可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法 - Google Patents
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Description
また、これによれば、溝内に供給された作動油の圧力が、溝の内面に対してベース部側に向けて作用して、作動油の圧力が、樹脂部をベース部に接着させる作用をし、ベース部に対する樹脂部の剥がれが抑制される。したがって、ブッシュの被摺動面の剥がれを抑制することができる。
可変容量型斜板式ピストンポンプ10においては、ピストン20の吐出行程によって作動油を吐出する際に作動油からピストン20に作用する反力がピストン20及びシュー21を介して斜板18に作用し、摺動部32の摺動面32aとブッシュ25の被摺動面25aとの間の面圧が高くなる。よって、吐出行程中のピストン20に対応する側に位置する一方の摺動部32の摺動面32aと被摺動面25aとの間の面圧は、吸入行程中のピストン20に対応する側に位置する他方の摺動部32の摺動面32aと被摺動面25aとの間の面圧よりも高くなっている。
(1)溝40の内面40a全周は、被摺動面25aから離れるにつれて仮想直線L2に向けて傾斜するテーパ形状である。これによれば、溝40内に供給された作動油の圧力が、溝40の内面40aに対して被摺動面25aから離れる方向に向けて作用するため、例えば、溝40内に供給された作動油の圧力が、溝40の内面40aに対して被摺動面25aの面方向に向けて作用する場合に比べると、ブッシュ25の被摺動面25aの剥がれを抑制することができる。
○ 図10に示すように、溝40が、ブッシュ25を貫通しておらず、被摺動面25aに沿って延びる底面40bを有していてもよい。この場合、第1皿螺子47及び第2皿螺子48が貫通する貫通孔を、底面40bに形成してもよいし、溝40とは別にブッシュ25に形成してもよい。
○ 実施形態において、他方の摺動部32の摺動面32aに凹部32bが形成されていなくてもよく、他方の摺動部32の摺動面32aと摺動するブッシュ25に溝40が形成されていてもよい。
○ 実施形態において、本体部31と、一対の摺動部32とが別部材であってもよく、各摺動部32が本体部31に対して螺子等によって取り付けられていてもよい。
Claims (4)
- ハウジングと、
前記ハウジングに回転可能に支持される回転軸と、
前記回転軸と一体的に回転するシリンダブロックと、
前記シリンダブロックに形成される複数のシリンダボアと、
各シリンダボア内に収納されるピストンと、
前記ハウジング内に収容されるとともに前記回転軸の回転軸線に直交する方向に対して傾斜する斜板と、
前記斜板の傾角の変更を許容しつつ、且つ前記斜板を保持する弧状に湾曲した板状のブッシュと、を備え、
前記斜板は、前記シリンダブロックとは反対側に向けて膨出する弧状に湾曲した摺動面を有する摺動部を備え、
前記ブッシュは、前記摺動面に沿って延びるとともに前記摺動面が摺動する被摺動面を備え、
前記ブッシュは、少なくとも前記被摺動面が前記摺動面よりも軟らかい材質であり、金属製であるベース部と、前記ベース部に接着されるとともに前記被摺動面を有する樹脂部とから構成されており、
前記被摺動面には、内部に作動油が供給される長穴形状の溝が形成されている可変容量型斜板式ピストンポンプであって、
前記ブッシュの円弧の接線に対して垂直に延び、且つ前記溝の短手方向の中央を通過する直線を仮想直線とし、
前記溝の内面全周は、前記被摺動面から離れるにつれて前記仮想直線に向けて傾斜するテーパ形状であり、
前記溝は、前記ベース部に達していることを特徴とする可変容量型斜板式ピストンポンプ。 - 前記溝は、前記ブッシュを貫通していることを特徴とする請求項1に記載の可変容量型斜板式ピストンポンプ。
- 前記斜板は、前記摺動部を一対備え、
一方の摺動部は、吐出行程中のピストンに対応する側に位置するとともに、他方の摺動部は、吸入行程中のピストンに対応する側に位置しており、
前記溝は、前記一方の摺動部の摺動面と摺動する前記ブッシュの前記被摺動面に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可変容量型斜板式ピストンポンプ。 - ハウジングと、
前記ハウジングに回転可能に支持される回転軸と、
前記回転軸と一体的に回転するシリンダブロックと、
前記シリンダブロックに形成される複数のシリンダボアと、
各シリンダボア内に収納されるピストンと、
前記ハウジング内に収容されるとともに前記回転軸の回転軸線に直交する方向に対して傾斜する斜板と、
前記斜板の傾角の変更を許容しつつ、且つ前記斜板を保持する弧状に湾曲した板状のブッシュと、を備え、
前記斜板は、前記シリンダブロックとは反対側に向けて膨出する弧状に湾曲した摺動面を有する摺動部を備え、
前記ブッシュは、前記摺動面に沿って延びるとともに前記摺動面が摺動する被摺動面を備え、
前記ブッシュは、少なくとも前記被摺動面が前記摺動面よりも軟らかい材質であり、金属製であるベース部と、前記ベース部に接着されるとともに前記被摺動面を有する樹脂部とから構成されており、
前記被摺動面には、内部に作動油が供給される長穴形状の溝が形成されている可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法であって、
前記ブッシュの円弧の接線に対して垂直に延び、且つ前記溝の短手方向の中央を通過する直線を仮想直線とし、
前記仮想直線を中心軸とするとともに先端に向かうにつれて先細るテーパ形状の外周面を有するテーパ刃部を備えた刃具を基準位置に固定し、前記テーパ刃部を前記被摺動面側から前記ブッシュに突き刺した状態で、前記ブッシュの円弧が通過する仮想円の中心を回転中心として前記ブッシュを回転させることにより、内面全周が、前記被摺動面から離れるにつれて前記仮想直線に向けて傾斜するテーパ形状である前記溝を前記ブッシュの前記ベース部に達するように形成することを特徴とする可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法。
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JP2017062523A JP6756290B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 可変容量型斜板式ピストンポンプ、及び可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法 |
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JP2017062523A JP6756290B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 可変容量型斜板式ピストンポンプ、及び可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018165479A JP2018165479A (ja) | 2018-10-25 |
JP6756290B2 true JP6756290B2 (ja) | 2020-09-16 |
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JP2017062523A Active JP6756290B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 可変容量型斜板式ピストンポンプ、及び可変容量型斜板式ピストンポンプの製造方法 |
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JP6123985B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2017-05-10 | 大豊工業株式会社 | 半割りスラスト軸受 |
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