JP6755492B2 - モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置 - Google Patents

モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6755492B2
JP6755492B2 JP2017001005A JP2017001005A JP6755492B2 JP 6755492 B2 JP6755492 B2 JP 6755492B2 JP 2017001005 A JP2017001005 A JP 2017001005A JP 2017001005 A JP2017001005 A JP 2017001005A JP 6755492 B2 JP6755492 B2 JP 6755492B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lattice
moire
defect
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017001005A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018109593A (ja
Inventor
慶華 王
慶華 王
志遠 李
志遠 李
浩 津田
浩 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2017001005A priority Critical patent/JP6755492B2/ja
Publication of JP2018109593A publication Critical patent/JP2018109593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6755492B2 publication Critical patent/JP6755492B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Length-Measuring Devices Using Wave Or Particle Radiation (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Description

本発明は材料の欠陥を広い視野で視覚的に検出する非破壊検査、欠陥検知、光学技術に関する。
欠陥検知は、非常に小さな欠陥によってパワーデバイスなどの効率低下や、後期段階では人的被害などの大災害をも誘発し得るため、製品の品質管理に非常に重要である。
多くの材料やデバイスは、原子配列、イオン配列、分子配列、フォトニック結晶や、ナノ粒子、ナノポア、ナノロッド、ナノチューブ、グラフェン、グレーティングなどの周期的構造物などの結晶構造を含む。
製品の構造物の非破壊評価やこれら材料の結晶や周期的構造物の欠陥検知に対して、例えば、レーザーテック社のウェーハー表面解析及び可視化技術(特許文献1)など、いくつかの商用検査機器が開発されてきた。
しかし、これらの商用機器やソフトウェアは非常に高価で通常数千万円以上かかる。
結晶または周期的構造物はグレーティング(格子模様または単に格子と呼ぶ)として見なすことができるため、画像処理を用いた光学的な方法により、安価な欠陥検知が可能である。
現在の光学的手法には、主にフーリエ変換を用いた幾何学的位相解析(Geometric phase analysis:GPA)、水平走査方向(非特許文献1)または可変走査方向(特許文献2)の走査型顕微鏡を用いた走査モアレ法(Scanning moire method)、幾何学的・重畳モアレ法(geometric/overlapping moire method)(非特許文献1)、六角スポットモアレ法(hexagonal/spot moire method)(非特許文献2)を含むデジタルモアレ法(digital moire methods)が存在する。
空間的位相シフト技術を用いたサンプリングモアレ法(sampling moire method)(特許文献3)は、周期的パターンまたは構造物の高精度かつ高速な変形計測が可能である。
格子画像のピッチ間隔は、約2画素以上があれば解析できるため、当手法は広い視野で変形分布を評価できる利点を有する。
サンプリングモアレ法は、橋梁のようなインフラの変位計測や、金属や複合材料の引張試験によるひずみ計測に使用されてきた。
特開2007−86610号公報 特開2011−69734号公報 特許第4831703号公報
Wang, H., Foltyn, S. R., Arendt, P. N., Jia, Q. X., & Zhang, X. (2006). Identification of the misfit dislocations at YBa 2 Cu 3 O 7- δ/SrTiO 3 interface using moire fringe contrast. Physica C: Superconductivity and its applications, 444(1), 1-4. Wang, Q., Kishimoto, S., Jiang, X., & Yamauchi, Y. (2014). Spot moire fringes: determination of domain boundaries and structural parameters in ordered nanoporous structures. Chemistry-A European Journal, 20(8), 2179-2183.
現在の材料の結晶や周期的構造物の欠陥検出技術では、広視野、高精度、高速自動処理、2方向または3方向解析を同時に達成することができていない。
幾何学的位相解析(GPA)は、解析する格子の位相を得るために、フーリエ変換を用いる。
この方法は、定量的に欠陥位置を決定するのには最も可視的な手法であるが、解析エリアが非常に小さいため、広域での解析に時間および手間がかかる。
モアレ現象は、その場で格子の変形を拡大して観察することが可能で、広域で欠陥の可視化が可能である。
しかし、走査モアレ法、幾何学的重畳モアレ法、デジタルモアレ法は、通常、格子の変形の演算にフリンジセンタリング技術(fringe centering technique)を用いており、自動ではなく、低速で解析精度も低い。
モアレ法の組み合わせや時間的位相シフト技術は、変形計測精度を改善できるが、時間的位相シフトは一度に一方向しか実行できず、その場での二次元解析は困難である。
更に、時間的位相シフトは時間がかかるため、動的試験には適用できない。
サンプリングモアレ法は、高速かつ高精度で格子の位相解析及び変形計測ができる。
しかし、直交及び六角形に配置または生成された構造物において、現在の低域フィルタを使用したサンプリングモアレ法は、1つ以上のグレーティング方向が水平または垂直方向に近接していない場合、効率的に所望の格子を異なる方向に分離することができない。
また、サンプリングモアレ法は格子が撮影される一つ一つの撮像素子が捉えた輝度に依存するため、解析する構造物の画像が低SN比である場合、ランダムノイズにより計測誤差が大きくなる。
本発明は、広視野での微小な欠陥の可視化、高精度な検知、任意方向での高速自動処理、低コストを同時に実現することにより、結晶や周期的構造物の欠陥検出の方法を提供する。
本発明は、広視野における結晶または周期的構造物の転位や界面の微小欠陥の定量的評価およびその可視化のため、フーリエ変換フィルタ(Fourier Transform filter:FTF)、ダウンサンプリングモアレ法、空間位相シフト技術の組み合わせによるフーリエ変換フィルタ処理されたサンプリングモアレ技術(FTF-SM method)を提案する。
図1に本発明のフローチャート図を示し、欠陥分布測定方法の処理の概要をステップ順に説明する。
表面に結晶、または周期構造(格子と呼ぶ)が観察される試料、または材料が縦軸・横軸に規則的に整列した撮像素子を備える画像記録装置に撮影され画像に記録される(S1)。
撮像素子は直交することが望ましいが、交差角があってもよい。
また、試料の表面をアナログ撮影した画像をスキャナーでデジタル化して記録したものでもよい。
フーリエ変換フィルタは、いかなる異なる格子ピッチまたはその配置方向でも、自動的に格子を主方向に分離できる(S2)。
記録した画像をフーリエ変換フィルタ処理後、各格子に対応するピーク点として抽出された各格子を表す周波数スペクトルについて逆フーリエ変換処理を行い、各方向の格子画像を再現し(各格子再現画像)、ついで各方向にダウンサンプリングモアレ縞、各位相シフトモアレ縞が生成される(S3)。
次に、空間位相シフトアルゴリズムを用いて各方向の各モアレ位相分布を計測する(S4)。
ダウンサンプリングは、画像を数倍から数十倍へ拡大する処理であるため、拡大されたモアレ位相画像内の欠陥位置は等倍スケールで見れば解析構造物が記録された画像内の欠陥位置と同一である(S5)。
よって、従来の目視により格子の位相画像から欠陥位置を評価する方法より、その位置を格段的に見つけやすく特定しやすい。
さらに、プログラムにより欠陥位置の座標が決定されれば、自動的に欠陥部にマークされる(画像全体での可視化)ことができ、各モアレ位相分布においてあるいは記録された画像において欠陥位置をマークで確認することができる(S6)。
以下に上に述べた処理の詳細を説明する。
最初に、フーリエ変換フィルタを用いた異なる方向の格子抽出法を説明する。
図3に、観察されるイメージ画像における格子の主方向rと角度θを定義し、主方向r1、角度θ1とする格子と、主方向rn、角度θnとする格子を図に示した。
材料の結晶または周期構造の輝度は式1で表される(S1)。
Figure 0006755492
f(r)は、方向r(r=r1,r2,…,rn)における格子の空間周波数、iは虚数、Af(r)とφf(r)は空間周波数f(r)の格子の振幅と位相、およびBは背景輝度である。
2次元高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)、または離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform:DFT)を用いると周波数スペクトルにおける格子模様に該当する周波数f(r1),f(r2),…f(rn)を有する異なるピーク点(回折点に相当)を得る(S2)。
結晶または周期構造の回折点画像において、中心点は背景輝度を表し、各方向における中心点に最も近接する対称点はその方向の格子の1次(基本)周波数を表している。
一方向の格子を抽出するには、中心点(背景輝度である0次周波数に該当)に近いピーク点(1次周波数に該当)を選び、中心点に移行し、2次元逆FFT/DFT処理を行う。
この処理は、フーリエ変換フィルタを使用する時に用いる。
例えば、フーリエ変換フィルタを使用した後の、rn方向における空間周波数f(rn)を有する格子の輝度は次式で表される。
Figure 0006755492
ここで、式2の、rn方向は近傍の方向で代替し得ることに留意する。
式2の格子輝度の実数部だけを選んで格子像として保存し、方向rnの(格子線に垂直な)主方向の格子輝度は式3となる。
Figure 0006755492
結晶または周期構造は通常1、2、または3個の主格子から構成される。
式3から、異なる主方向を持つ主格子がそれぞれ抽出できる。
方向rnの水平方向から反時計回りに角度θnは回折点像から自動的に決定できる。
次に、サンプリングモアレ縞を生成する(S3)。
角度θnが、0°=<θn=<10°、170°=<θn=<180°、または、80°=<θn=<100°の場合は、主方向は水平X軸または垂直Y軸に近接するので角度θnの角にずれがあっても格子像を回転する必要はない。
もし、角度θnが10°<θn<80°、または、100°<θn<170°の場合は、主方向θnの抽出格子像を時計回りにθn回転して水平X軸に近接するようにする。
主方向が水平X軸または垂直Y軸に近接する格子については、X軸またはY軸方向にサンプリングモアレ縞がそれぞれ生成される。
例として主方向X軸の格子とすれば、式3は、式4に簡略化される。
Figure 0006755492
ただし、Ix、Af(x)、φf(x)とp(x)=1/f(x)は空間周波数f(x)を有する格子の輝度、振幅、位相と格子ピッチとする。
Tピクセルのダウンサンプリング、格子像の輝度補間、そして開始点を1ピクセルずつずらせば、T段階に位相シフトされたサンプリングモアレ縞が生成され、その輝度は式5で表される。
Figure 0006755492
ただし、φmxはk=0の時に主方向X軸の格子から生成されるサンプリングモアレの位相であり、Tは正の整数であって格子ピッチに近いサンプリングピッチである。
次に、モアレ位相から欠陥位置を決定する(S4)。
k=0の時に主方向X軸の格子から生成されるサンプリングモアレ縞の位相はDFTアルゴリズムを用いた位相シフト法により式6で求められる。
Figure 0006755492
格子の主方向がY軸の場合は、格子輝度、モアレ輝度とモアレ位相は、式4から式6で‘x’を‘y’に代えれば計算できる。
式4と式5から格子位相とモアレ位相の関係式を得る。
Figure 0006755492
Tは正の整数であり、モアレ位相と格子位相の変化特性は同じである。
図4に主方向が直交する2方向r1、r2、角度0°、90°の格子における各方向のモアレ縞の位相をあらわす画像を示す。
直交する2方向は任意の2方向でよく、また任意の3方向であってもよい。
欠陥または境界(単に欠陥とする)が格子画像にある時はモアレ位相分布の位相変化位置は格子位相分布の位相変化位置と同じである(S5)。
従って、欠陥位置はモアレ位相の変化位置又は格子位相の変化位置から決定できる。
モアレ位相分布または格子位相分布の位相−πの黒とπの白からなる領域における境界線は位相境界線と定義される。
位相境界線が交差する位置と位相境界線の端点は欠陥位置を示している。
よって、欠陥位置の座標は自動的に計算できる。
モアレ位相は格子位相の拡大現象とみてよいので、拡大(増幅)率は可視化の要求に応じて次式を用いて調整すればよい。
Figure 0006755492
ただし、Nは正の整数または正の実数、ψx(N)はx方向にダウンサンプリングピッチがNのモアレ縞の位相を表すものとする。
欠陥可視化の拡大率は式9で表される。
Figure 0006755492
Mは可視化の拡大率であり、dmxはモアレ縞の間隔であり、p(x)は格子ピッチであり、Nはサンプリングピッチである。
欠陥可視化の拡大率はNを変更すれば任意に調整できる。
原画像の対応する欠陥位置を得る場合、解析された格子が回転により得られた時はその分反対方向に回転して戻す。
サンプリングモアレ生成の前に時計回りにθn回転されている場合は、モアレ位相が得られた後に、回転された格子画像、モアレ縞と位相分布は反時計回りにθn回転する。
以上の手順を使えば異なる方向の格子からモアレ位相が得られる。
このようにして、異なる方向の格子画像、モアレ模様と位相分布における同一領域が切り取ることができる(S6)。
従って、欠陥位置はどの画像でも同一となり、他の画像に重ね合わせて確認することができる。
図2に、この方法を用いて格子ピッチと格子方向を計測する欠陥分布測定システムの構成を示す。
まず、TEM、SEMなど電子顕微鏡を始めとする画像撮影装置の画像記録部において結晶または周期構造が記録される(S21)。
次に、自動欠陥位置検出装置の画像処理部において記録された画像に現れた異方向への格子模様は2次元FFT/DFTおよび2次元逆FFT/DFTを含むフーリエ変換フィルタを用いて分離される(S22)。
画像において、格子の主方向が水平・垂直に近接しない場合は、格子の主方向が水平方向に近接するように格子画像を時計回りに回転する(S221)。
次に、位相シフトモアレ縞を作成して(S23)モアレ位相分布を計算する(S24)。
格子が位相分布を計算するために時計回りに回転されている場合は、モアレ位相が計算された後に、回転された格子画像、モアレ縞と位相分布は反時計回りに格子の回転角度と同じだけ回転する(S241、図示せず)。
各方向の位相分布から正確に決定された欠陥位置(S25)の座標は、最初に記録された画像にマークされて表示装置の結果表示部に適宜表示される(S26)。
この画像処理部における各処理は、欠陥分布測定プログラムに実装して実行することができる。
本発明の主な効果は、下記のとおりである。
(1)
本技術は、幾何学的位相解析での観測が困難な広視野での微小欠陥の可視化を可能とする。
欠陥は、原子・ナノ・マイクロスケールである。
視野の広さは欠陥サイズの500〜2000倍である。
(2)
任意方向での任意の結晶または周期的構造物の解析が可能である。
欠陥は自動的に検知され、マーキングされる。
格子ピッチ、方位、境界を含む構造パラメータの自動的な決定が可能である。
(3)
本技術は、位相解析により、従来の走査・デジタル・重畳モアレ法で用いられるフリンジセンタリング法と比較して、測定精度および速度の大幅な改善が可能である。
(4)
単一のモアレパターンか単一の格子画像のみで、変形計測が可能である。
本技術は、時間的位相技術が適用できない動的試験に最適である。
(5)
本技術は、耐ノイズ性および測定再現性が高く、低コストである。
欠陥位置の検知と可視化のフローチャート図である。 自動欠陥位置検出装置の概略構成を表す図である。 結晶または周期構造の格子の主方向と角度の定義をあらわす図である。 結晶または周期構造において異なる2方向の(直交する)格子のモアレ縞位相による欠陥検出処理を表す。 2方向の(直交する)格子の主方向を定義する図である。 転位を有する2方向格子から欠陥位置を検知する本提案手法を検証するシミュレーションを表す図である。 転位と界面を有しノイズがのった2方向格子画像から格子を抽出する手順を表す図である。 図7から得られるモアレ縞と転位と界面が可視化されたモアレ位相の図である。 3方向に格子イメージを有する3方向格子の主方向を定義する図である。 ランダムノイズがのった3方向格子から欠陥位置を検出する本提案手法を検証するシミュレーションを表す図である ナノ多孔性構造から格子を抽出する手順を表す図であり、(a)は六角形に配置された直径38nm前後のナノ細孔の画像、(b)はその周波数スペクトルから得られた3方向の各格子再現画像である。 ナノ多孔性構造の主方向の定義とその画像から得られた位相シフトされたモアレ縞を表す図である。 ナノ多孔性構造の画像における欠陥位置の可視化のための異なる方向の格子のモアレ位相を表す図である。 異なる方向の格子の欠陥位置を自動的に検出する手順を表す図であり、拡大倍率を変えて欠陥を可視化できることを示す。
以下に、欠陥分布測定方法、欠陥分布測定システム、欠陥分布測定のためのプログラムの実施例を説明する。
本実施例は、2方向格子からの欠陥検知における提案手法の検証シミュレーションであり、材料の結晶または周期構造の欠陥位置を正確に検出できることを検証する。
図5に2方向格子の方向を定義する。
図6(a)に示す、4つの予め定められた転位を有する交叉格子を、1000×900ピクセルで生成する。
格子間隔は、y軸に40ピクセル前後、x軸に24ピクセル前後である。
格子内に、主軸yを有する全4つの転位を与える(y軸格子)。
図6(b)に、試験環境のシミュレーションに際し、当格子画像にσ=200%のガウシアンノイズ(ノイズ振幅が格子振幅の200%)を加えた画像を示す。
透過型顕微鏡(TEM)において結晶以外のノイズが観察されるからことから、このシミュレーションにおいてもノイズを付与した。
図6(c)に、中心点上方に最初の回折点を選び2次元FFTと逆2次元FFT(フィルタ処理)を実施した後に得られる当格子画像のy軸格子の画像を示す。
図6(d)に、サンプリング間隔が30ピクセルの場合に同画像から生成される空間位相シフトモアレ縞を示す。
各モアレ縞から視覚的に転位が観測できる。
位相シフト法により、図6(e)に示す、位相シフト前におけるモアレ縞の位相分布が観測される。
図中の4つの円で示すように、モアレ位相マップから4つの転位位置を検知できることが検証された。
本実施例は、2方向格子からの欠陥検知及び界面検知における提案手法のシミュレーションであり、欠陥及び境界の双方を検知して視覚化できることを検証する。
図7(a)に示す、1つの界面と5つの転位を有する交叉格子を、440×420ピクセルで生成した。
格子間隔は、x方向に5.4ピクセル前後、y方向に9ピクセル前後である。
y軸格子に4つの転位を適用し、x軸格子に1つの転位を適用した。
図7(b)に示すように、当格子画像にσ=100%のガウシアンノイズ(ノイズ振幅が格子振幅の100%)の画像を加えた。
図7(c)に、同画像を2次元FFT処理後に得られる当格子画像の回折点を有する周波数スペクトルを示す。
図7(d)、図7(e)は、周波数スペクトル画像から選択した異なる回折点から抽出されたx軸格子とy軸格子の画像である。
x軸格子に対して、サンプリング間隔を7ピクセルとして選択し、図8(a)に示す、x軸の位相シフトモアレ縞を生成した。
y軸格子に対しては、サンプリング間隔を12ピクセルとして選択し、図8(b)に示す、位相シフトモアレ縞を生成した。
図8(c)、図8(d)は、位相シフト法により演算して得られた、位相シフト前のx軸方向とy軸方向の位相シフトモアレ縞である。
図8(c)のx軸方向の位相より、1つの界面と1つの転位が観測できる。
図8(d)のy軸方向の位相より、4つの転位を検知でき、界面の部分も観測できる。
丸印で表示した転位と界面の位置は、予め設定した転位と界面の位置と一致し、提案手法で欠陥及び界面を検知して視覚化できることが検証された。
本実施例は、3方向格子からの欠陥検知における提案手法の検証シミュレーションであり、3方向格子からの欠陥検知において提案手法の検証を行う。
図9に、3方向格子の方向を定義する。
3方向格子は、x軸から反時計回りに60°、90°、120°の主方向を持つ3つの格子から成る。
図10(a)に示すように、2つの転位(図中の白丸の箇所)を3方向の格子に、予め2400×900ピクセルで与えた。
60°、90°、120°方向の格子間隔は、43ピクセル前後である。
当格子画像にσ=200%のガウシアンノイズ(ノイズ振幅が格子振幅の200%)を与えて図10(b)の画像を得た。
図10(c)は、同画像を2次元FFTの後に得られた、当格子画像の回折点を有する周波数スペクトルである。
図10(d)、図10(e)、図10(f)は、周波数スペクトル画像から選択した異なる回折点からそれぞれ抽出された当格子画像の60°方向、90°方向、120°方向の格子画像である。
3方向すべての格子に対し、サンプリング間隔は33ピクセルとした。
60°、90°、120°方向のモアレ縞が3つの格子からそれぞれ生成される。
位相シフト法により、図10(g)、図10(h)、図10(i)に示す、60°、90°、120°方向それぞれのモアレ縞の位相分布が得られた。
各方向の位相分布から2つの転位を検出でき、3つのモアレ位相マップの転位位置と一致した。
転位位置も、予め与えた欠陥位置と一致しており、提案手法が3方向のいずれのモアレ位相においてもそれぞれ同一の欠陥の検知が可能であることが検証された。
本実施例は、非特許文献2に示されたナノ多孔性構造の欠陥検知の実験結果を示す。
図11(a)に示すナノ多孔性のアルミナ構造は、六角形に配置された直径38nm前後のナノ細孔で構成される。
6.3×4.3μm2のナノ多孔性構造の画像が、走査電子顕微鏡から得られる。
ナノ多孔性構造は、3方向格子とみなされる。
図11(a)の左側の顕微鏡画像の3方向の格子間隔は、7.4ピクセル前後である。
図11(b)に、同画像を2次元FFT処理後に得られる顕微鏡画像の回折点を有する周波数スペクトルを示す。
3つの隣接点ごとに点の組が形成され、隣接方向に3つの格子領域を示している。
異なる回折点の組を選択することにより、3方向の格子#1、#2、#3が、それぞれ顕微鏡画像から抽出される。
図12(a)に、ナノ多孔性構造の方向を定義する。
x軸から反時計回りに10°、70°、130°の方向を、それぞれ10°軸、70°軸、130°軸とする。
これら3つの軸の格子に対し、サンプリング間隔を8ピクセルとした。
図12(b)、図12(c)、図12(d)は、これら3つの軸の格子からそれぞれ生成される10°軸、70°軸、130°軸のモアレ縞の画像である。
位相シフト法により、図13に示す、10°軸、70°軸、130°軸のモアレ縞の位相分布がそれぞれ得られた。
3方向のモアレ位相分布により、図13の丸印で示す、数点の欠陥が検知された。
10°軸方向のモアレ位相分布でのみ検知される欠陥もあれば、70°軸または130°軸方向のモアレ位相分布に共通に観察される同一の欠陥も観察される。
本実施例は、欠陥の可視化のため拡大率が調整できることと欠陥位置が自動的に決定できることをシミュレーションで検証する。
403×220ピクセルの領域に欠陥(転位)が3か所存在する2方向からなる格子を作製した。
格子ピッチの平均値は、x方向に7.9ピクセル、y方向に4.7ピクセルとした。
図14(a)に示すように、当格子画像にσ=50%のガウシアンノイズ(ノイズ振幅が格子振幅の50%)を加えて格子の原像を得た。
次に、2次元FFT処理を使ってx方向とy方向に格子縞画像を得た(図示せず)。
さらに、サンプリングピッチをx方向に7ピクセル、y方向に5ピクセルとして、平均の拡大率として、x方向に7.8倍で、y方向に16.7倍でのモアレ縞画像を生成し、各方向のモアレ位相を計算した。
図14(b)に示すように、モアレ位相から欠陥(転位)が3か所観察できる。
モアレ位相は格子位相の拡大と考えることができ、その拡大倍率はサンプリングピッチを変更すれば調整が可能である。
図14(c)に示すように、サンプリングピッチをx方向に6ピクセル、y方向に4ピクセルとすると、拡大率x方向に3.2倍で、y方向に5.7倍でのx方向とy方向のモアレ縞画像が変化した。
ここでは整数で説明したが、可視化の要求に応じてサンプリングピッチを6.5ピクセル、4.3ピクセルのように実数を選べばよい。
図14(b)、(c)に示す異なる拡大率のいずれのモアレ位相からでも、x方向とy方向の格子位相が得られた。
位相境界線の交差と端点を探索すれば欠陥位置が決定できる。
2つの拡大率のモアレ位相から検知された欠陥座標は同一だった。
x方向とy方向における欠陥位置は、図14(d)に示されていて、図14(b)、(c)の位相分布にマークされ、また図14(e)に示すように、格子の原像にもマークされている。
考案するモアレ技術とプログラムは、材料や構造物の、様々なマイクロ/ナノ/原子レベルでの欠陥の検出に用いられる。
分析できる対象としては、航空宇宙、自動車、電子パッケージ、生医学、材料製造などの産業に用いられる金属、ポリマー、セラミック、半導体、複合材料、複合構造、フィルムなどである。
産業分野での典型的な応用は、主に下記を含む。
(1)
原子配列、イオン配列、分子配列、フォトニック結晶を含む結晶構造内の転位、空隙(ボイド)、スリップ欠陥の検知による製品品質管理に利用できる。
(2)
ナノ粒子、ナノポア、ナノロッド、ナノチューブ、グラフェン、結晶、グレーティングなどの周期的構造物内の不均一性、欠陥、境界の検知による製造プロセスの改善に利用できる。
(3)
蝶の羽や昆虫の目などの、生体構造物のピッチ、間隔、方向、方位、ドメイン(粒界)サイズ、粒度を含む配列パラメータを測定し、生体模倣(バイオニクス)設計の活用に利用できる。
(4)
異なる周期的構造物間の平面のずれやねじれ、ミスマッチ、ずれの定量的評価に利用できる。
(5)
機械、熱、電気、磁気またはこれらの複数による結合力などの外力下での、周期的構造物および材料の変位・ひずみ測定に利用できる。
1 試料(表面に結晶または周期構造のある材料)
2 画像記録装置
3 自動欠陥位置検出装置
4 表示装置
5 欠陥分布測定システム

Claims (17)

  1. その表面に結晶または周期構造(格子とする)の観察される試料の転位、界面等の欠陥位置を検出してその分布を測定する欠陥分布測定方法であって、
    前記試料の表面は画像記録装置が備える縦軸・横軸に規則的に整列した撮像素子により撮影されて記録され、または、前記試料の表面をアナログ撮影した画像がデジタル化されて記録され、
    前記記録された画像に現れた格子は前記記録された画像がフーリエ変換フィルタによりフーリエ変換された周波数スペクトルにおいて各方向(主方向とする)のピーク点として抽出され、
    前記各方向に抽出された各格子のピーク点である周波数スペクトルが逆フーリエ変換された各格子再現画像から各位相シフトモアレ縞が生成され、
    前記各位相シフトモアレ縞から各モアレ位相分布を計算され、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置が検出されてマークされ、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置と前記マークとが表示装置に表示されることを特徴とする欠陥分布測定方法。
  2. 前記各モアレ位相分布の代わりに前記記録された画像において前記マークが表示装置に表示されることを特徴とする請求項1に記載の欠陥分布測定方法。
  3. 前記画像記録装置はTEM、またはSEMであることを特徴とする請求項2に記載の欠陥分布測定方法。
  4. 前記各格子は直交する2方向あるいは任意の2方向、または交差角120°の3方向あるいは任意の3方向からなることを特徴とする請求項3に記載の欠陥分布測定方法。
  5. 前記各格子再現画像の前記主方向と前記撮像素子が直交して整列する縦軸または横軸と角のずれがある場合には各画像を回転して近接させてから前記各位相シフトモアレ縞を生成し、
    その後、前記マークされた各モアレ位相分布を逆に回転して前記角のずれを直してから前記表示することを特徴とする請求項4に記載の欠陥分布測定方法。
  6. 前記角のずれは10°以上80°以下であることを特徴とする請求項5に記載の欠陥分布測定方法。
  7. その表面に結晶または周期構造の観察される試料の転位、界面等の欠陥位置を検出してその分布を測定する画像記録装置と自動欠陥位置検出装置と表示装置からなる欠陥分布測定システムであって、
    画像記録装置は縦軸・横軸に規則的に整列した撮像素子を備え、
    前記試料の表面は前記撮像素子に撮影され、
    前記撮像素子に撮影された試料の表面の画像は前記画像記録装置の記録部において記録され、または、前記試料の表面をアナログ撮影した画像がデジタル化されて記録され、
    前記記録された画像に現れた格子は前記記録された画像がフーリエ変換フィルタによりフーリエ変換された周波数スペクトルにおいて各方向(主方向とする)のピーク点として抽出され、
    前記各方向に抽出された各格子のピーク点である周波数スペクトルが逆フーリエ変換された各格子再現画像から各位相シフトモアレ縞が生成され、
    前記各位相シフトモアレ縞から各モアレ位相分布を計算され、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置が検出されてマークされ、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置と前記マークとが表示装置に表示されることを特徴とする欠陥分布測定システム。
  8. 前記各モアレ位相分布の代わりに前記記録された画像において前記マークが表示装置に表示されることを特徴とする請求項7に記載の欠陥分布測定システム。
  9. 前記画像記録装置はTEM、またはSEMであることを特徴とする請求項8に記載の欠陥分布測定システム。
  10. 前記各格子は直交する2方向あるいは任意の2方向、または交差角120°の3方向あるいは任意の3方向からなることを特徴とする請求項9に記載の欠陥分布測定システム。
  11. 前記各格子再現画像の前記主方向と前記撮像素子が直交して整列する縦軸または横軸と角のずれがある場合には各画像を回転して近接させてから前記各位相シフトモアレ縞を生成し、
    その後、前記マークされた各モアレ位相分布を逆に回転して前記角のずれを直してから前記表示装置に表示することを特徴とする請求項10に記載の欠陥分布測定システム。
  12. 前記角のずれは10°以上80°以下であることを特徴とする請求項11に記載の欠陥分布測定システム。
  13. その表面に結晶または周期構造の観察される試料の転位、界面等の欠陥位置を検出してその分布を測定する欠陥分布測定のためのプログラムであって、
    前記試料の表面が縦軸・横軸に規則的に整列した撮像素子に撮影されて記録された画像、または、前記試料の表面をアナログ撮影した画像がデジタル化されて記録された画像に現れた各格子は前記記録された画像がフーリエ変換フィルタによりフーリエ変換された周波数スペクトルにおいて各方向(主方向とする)のピーク点として抽出し、
    前記各方向に抽出された各格子のピーク点である周波数スペクトルが逆フーリエ変換された各格子再現画像から各位相シフトモアレ縞が生成し、
    前記各位相シフトモアレ縞から各モアレ位相分布を計算し、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置を検出してマークし、
    前記各モアレ位相分布において前記試料の各格子の欠陥位置と前記マークとを表示装置に表示することを特徴とする欠陥分布測定のためのプログラム。
  14. 前記各モアレ位相分布の代わりに前記記録された画像において前記マークが表示装置に表示されることを特徴とする請求項13に記載の欠陥分布測定のためのプログラム。
  15. 前記各格子は直交する2方向あるいは任意の2方向、または交差角120°の3方向あるいは任意の3方向からなることを特徴とする請求項14に記載の欠陥分布測定のためのプログラム。
  16. 前記各格子再現画像の前記主方向と前記撮像素子が直交して整列する縦軸または横軸と角のずれがある場合には各画像を回転して近接させてから前記各位相シフトモアレ縞を生成し、
    その後、前記マークされた各モアレ位相分布を逆に回転して前記角のずれを直してから前記表示装置に表示することを特徴とする請求項15に記載の欠陥分布測定のためのプログラム。
  17. 前記角のずれは10°以上80°以下であることを特徴とする請求項16に記載の欠陥分布測定のためのプログラム。
JP2017001005A 2017-01-06 2017-01-06 モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置 Active JP6755492B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001005A JP6755492B2 (ja) 2017-01-06 2017-01-06 モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017001005A JP6755492B2 (ja) 2017-01-06 2017-01-06 モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018109593A JP2018109593A (ja) 2018-07-12
JP6755492B2 true JP6755492B2 (ja) 2020-09-16

Family

ID=62844850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001005A Active JP6755492B2 (ja) 2017-01-06 2017-01-06 モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6755492B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111912338B (zh) * 2020-06-29 2021-05-14 山西大学 一种基于电磁诱导透明原子光栅的位移测量装置和方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4831703B2 (ja) * 2008-04-23 2011-12-07 国立大学法人 和歌山大学 物体の変位測定方法
JP6236721B2 (ja) * 2013-02-12 2017-11-29 藤垣 元治 形状計測装置および形状計測方法
JP2015190776A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 キヤノン株式会社 画像処理装置および撮像システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018109593A (ja) 2018-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6583761B2 (ja) 周期模様を利用した三次元形状・変位・ひずみ測定装置、方法およびそのプログラム
JP5818218B2 (ja) 高次元輝度情報を用いた縞画像の位相分布解析方法、装置およびそのプログラム
JP6813162B2 (ja) モアレ法による高速変位・ひずみ分布測定方法及び測定装置
Béché et al. Strain measurement at the nanoscale: Comparison between convergent beam electron diffraction, nano-beam electron diffraction, high resolution imaging and dark field electron holography
Zhang et al. Subset geometric phase analysis method for deformation evaluation of HRTEM images
JP6983402B2 (ja) 汚れの影響を受けにくいひずみ分布測定方法とそのプログラム
Wang et al. Visualization and automatic detection of defect distribution in GaN atomic structure from sampling Moiré phase
Benschop et al. Measuring local moiré lattice heterogeneity of twisted bilayer graphene
Couillard et al. Strain fields around dislocation arrays in a Σ9 silicon bicrystal measured by scanning transmission electron microscopy
Dai et al. The geometric phase analysis method based on the local high resolution discrete Fourier transform for deformation measurement
JP6755492B2 (ja) モアレによる材料の欠陥分布の可視化方法およびその自動検出方法、プログラム、装置
WO2018155115A1 (ja) 変形測定方法、変形測定装置、及びそのプログラム
JP2017146202A5 (ja)
Mansour et al. Accurate electron channeling contrast analysis of a low angle sub-grain boundary
JP2007322151A (ja) 金属材料の塑性ひずみ同定方法
JP5466325B1 (ja) 物体に取り付けた格子の画像から物体の物理量を測定する方法
Haug et al. Tribologically induced crystal rotation kinematics revealed by electron backscatter diffraction
Li et al. Fabrication of heat-resistant grids and their application to deformation measurements using a sampling moiré method
Krishna et al. Surface topography characterization using 3D stereoscopic reconstruction of SEM images
Gautam et al. Atomic structure characterization of an incommensurate grain boundary
Zhao et al. STEM multiplication nano-moiré method with large field of view and high sensitivity
Guerrero et al. Error quantification in strain mapping methods
JP2019152498A (ja) 2次元格子パターンを用いる面外変位計測方法およびその装置
Chaudhary et al. Measurement of the size and spacing of standard wire sieves using an image processing system and wavelet transform
Zhang et al. A hybrid method for lattice image reconstruction and deformation analysis

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200729

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6755492

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250