JP6755139B2 - 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機、および火災抑制システムの制御方法 - Google Patents

航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機、および火災抑制システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6755139B2
JP6755139B2 JP2016141791A JP2016141791A JP6755139B2 JP 6755139 B2 JP6755139 B2 JP 6755139B2 JP 2016141791 A JP2016141791 A JP 2016141791A JP 2016141791 A JP2016141791 A JP 2016141791A JP 6755139 B2 JP6755139 B2 JP 6755139B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
risk
closed space
aircraft
directional valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016141791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017023737A (ja
Inventor
ジー ガトソニデス ジョゼフィン
ジー ガトソニデス ジョゼフィン
エー レニー ポール
エー レニー ポール
エム スミス スチュアート
エム スミス スチュアート
Original Assignee
キッダ グレイヴィナー リミテッド
キッダ グレイヴィナー リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キッダ グレイヴィナー リミテッド, キッダ グレイヴィナー リミテッド filed Critical キッダ グレイヴィナー リミテッド
Publication of JP2017023737A publication Critical patent/JP2017023737A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6755139B2 publication Critical patent/JP6755139B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C3/00Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places
    • A62C3/07Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles
    • A62C3/08Fire prevention, containment or extinguishing specially adapted for particular objects or places in vehicles, e.g. in road vehicles in aircraft
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C35/00Permanently-installed equipment
    • A62C35/02Permanently-installed equipment with containers for delivering the extinguishing substance
    • A62C35/11Permanently-installed equipment with containers for delivering the extinguishing substance controlled by a signal from the danger zone
    • A62C35/13Permanently-installed equipment with containers for delivering the extinguishing substance controlled by a signal from the danger zone with a finite supply of extinguishing material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C37/00Control of fire-fighting equipment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C37/00Control of fire-fighting equipment
    • A62C37/36Control of fire-fighting equipment an actuating signal being generated by a sensor separate from an outlet device
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
    • A62C99/00Subject matter not provided for in other groups of this subclass
    • A62C99/0009Methods of extinguishing or preventing the spread of fire by cooling down or suffocating the flames
    • A62C99/0018Methods of extinguishing or preventing the spread of fire by cooling down or suffocating the flames using gases or vapours that do not support combustion, e.g. steam, carbon dioxide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C19/00Aircraft control not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D45/00Aircraft indicators or protectors not otherwise provided for
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D45/00Aircraft indicators or protectors not otherwise provided for
    • B64D2045/009Fire detection or protection; Erosion protection, e.g. from airborne particles

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

本開示は、消火機能を搭載した航空機に関するものである。
航空機搭乗中の火災は、極めて甚大な損傷を、貨物室で保管される荷物、航空機に搭乗している乗客、または航空機自体の構造のいずれに対しても与えてしまう。この技術分野では、航空機に火災抑制システムを搭載すると、火災による損傷が深刻な事態を招く前に火災の火を速やかに消すことができることが知られている。しかしながら、航空機に搭乗中の火災を消火するのを極めて困難にしている多くの問題がある。
従来の地上火災抑制システムでは、火災抑制剤は、火災の酸素を欠乏させて消火するように作用する。火災に、周囲空気中の酸素の10〜12%未満しか供給されない場合、火災が再び発生することはない。しかしながら、航空機では、種々の閉鎖空間が完全な気密状態になっておらず、換気が中央換気システムで行なわれ、中央換気システムが空気を航空機の種々の閉鎖空間内を循環させている。放出される火災抑制剤のかなりの部分は、火災が起きている閉鎖空間から漏れ出すことにより、空気中に含まれる酸素の割合が高くなって、火災が再び発生する可能性がある。
更に、航空機が下降している間、外部の周囲空気圧、及びキャビン圧が高くなり、この状態で、航空機内の酸素の割合が高くなる。従って、保護対象の閉鎖空間内の酸素の割合が最初は、特定の値を下回って低くなっている場合でも、時間が経過すると、この割合が徐々に再び高くなって、火災抑制剤の作用の効果が現れなくなってしまい、火災の火が消えない虞がある、または火災が再び発生する虞がある。この状況により、火災の周りの環境を制御するのが難しくなる。
この技術分野で知られている現在の航空機火災抑制システムは、最初に、大量の火災抑制剤を閉鎖空間に流し込む。従って、上に説明した問題を回避するために、これらのシステムは従って、火災抑制剤がゆっくり流れるように火災抑制剤を放出して、航空機内の消火作用の損失とかつ取り込まれる酸素を補う。
火災抑制剤の選択に関して、現在の多くのシステムは、ハロンを利用し、ハロンは、例えばブロモクロロジフルオロメタン(CF2ClBr)であるハロン1211を含む、またはブロモトリフルオロメタン(CBrF3)であるハロン1301を含む、またはハロン1211及びハロン1301の混合物を含む。しかしながら、近年、ハロンの製造は、オゾン層破壊に関する環境問題のために違法になっているので、火災抑制剤として使用するために入手可能な火災抑制剤供給量が制限されている。他の種々の火災抑制剤が検討されており、これらの火災抑制剤として、不活性ガス火災抑制剤を挙げることができる。これらの不活性ガス火災抑制剤として、窒素、アルゴン、ヘリウム、FM200、または二酸化炭素を挙げることができる。回収窒素及び回収二酸化炭素を使用するという可能性もある。同じ規模の火災の火を消すために、不活性ガスよりも少ない量のハロンで済ませることができることが分かっている。ハロンの量よりもずっと多い量の不活性ガスを保持する必要があるので、より大きな重量を同じ消火能力について保持することになり、その結果、火災抑制剤を保持するためにより多くの量の航空機燃料を燃焼させることになる。その結果、現在のシステムの場合、温室効果ガスが増えることによる環境に対する悪影響は、ハロンの使用による悪影響と同程度となるので、ハロンを航空機の火災抑制システムに使用し続け、幾つかのシステムは、ハロン火災抑制システム及び代替ハロン火災抑制システムを組み合わせて使用している。
不活性ガスを利用する火災抑制システムの効率を高めることが望ましい。現在のシステムでは、効率低下が、操縦士が火災抑制システムを、間違った領域またはゾーンにおいて作動させることに起因して生じている。
この点に関する幾つかの改善が、欧州特許第EP−A−2813266号明細書、及び欧州特許第EP−A−2353658号明細書に記載されており、これらの特許出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
しかしながら、アラームが作動する可能性は、飛行中よりも地上に駐機しているときに遥かに高いことが分かっている。幸いにも、これらのアラームの殆どが、本当の火災ではなく誤アラームである。多くの場合、これらのアラームは、航空機のメンテナンス中に、作業者が閉鎖空間内で作業して、塵埃を発生させるか、その他には、周囲状態に影響を及ぼすことにより作動してしまう。そのようなときには、作業者は、アラームが作動するときに閉鎖空間内に居るか、または閉鎖空間の近傍に居る。システムを更に自動化して、これらのシステムの飛行中における動作を改善するという動きが広く見られるが、この動きは、例えば、航空機が地上に駐機しているときに適用されている可能性がある衛生安全管理規程を考慮に入れていない場合がある。
本開示の第1の態様によれば、消火制御システムを航空機内の複数の閉鎖空間に対応して有する航空機が提供され、前記航空機は:各閉鎖空間に対応する方向性バルブと、各閉鎖空間に対応して設けられて、前記閉鎖空間の変数を監視するセンサと、1つ以上の火災抑制剤容器と、前記火災抑制剤の放出量を調節する制御装置と、を備え、前記センサは、前記制御装置を介して、前記航空機の操縦室内の警報システムに動作可能に接続され、前記警報システムは、個別のアラーム及び手動操作部を各閉鎖空間に対応して備え、危険度変数が閉鎖空間内で検出される場合に、当該閉鎖空間に対応する前記警報システムアラームを作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを、前記制御装置でロック解除することにより、次に前記手動操作部のみを手動で作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを開放状態にして、その時のみ、前記火災抑制剤を、開放状態の前記ロック解除方向性バルブを介して、危険状態の前記閉鎖空間に放出する。
方向性バルブのロック解除及び開放を、制御装置及び手動作動操作部の両方で確実に制御することにより、間違った閉鎖空間に間違って放出されることが原因で、または例えば、実際の火災が原因ではないが、塵埃が、航空機が地上に駐機してメンテナンスを施されている間に発生することが原因で、火災抑制剤が無駄に消費されることが少なくなる。
幾つかの実施形態では、最初に火災抑制剤を大流量で放出した後、前記制御装置は、小流量で放出される火災抑制剤を、前記センサが監視する前記変数に基づいて調節する。
続いて小流量で放出される火災抑制剤を調節することにより、火災抑制剤を無駄に消費することが一層少なくなるので、航空機の重量及び燃料を更に減らすことができる。
幾つかの実施形態では、前記センサが監視する前記閉鎖空間内の前記変数は:温度、圧力、輝度、UVレベル、発煙度、火災事象、または燃焼生成物の量または濃度、及び/又は揮発性有害ガスの量または濃度のような大気組成を含む。
幾つかの実施形態では、各閉鎖空間内では、複数の異なる変数が監視される。
複数の異なる変数を監視することにより、更に正確な火災検出を、1種類よりも多くの種類のセンサデータに基づいて行なうことができる。
幾つかの実施形態では、前記消火制御システムは更に:危険状態と考えられる変数の事前格納された(prestored)最大閾値及び最小閾値と、危険度の最大閾値及び最小閾値の範囲に収まる発達中の危険度(developed hazard)と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値と、を含み、前記警報システムは更に、前記操縦室内の火災発達中の危険度アラームを各閉鎖空間に対応して備え、危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、前記事前格納された最大危険度閾値または前記事前格納された最小危険度閾値のうちの一方の危険度閾値を横切る場合に発生し、発達中の危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、最大の前記事前格納された発達中危険度閾値、または最小の前記事前格納された発達中危険度閾値のうちの一方の発達中危険度閾値を横切る場合に発生し、前記制御装置は:前記操縦室内の前記火災発達中の危険度アラームを、前記発達中の危険度が検出されている状態の前記閉鎖空間に対応して作動させ、前記発達中の危険度になっている前記閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、ロック解除すると、当該閉鎖空間に固有の前記操縦室内の前記手動操作部を手動で作動させて、前記方向性バルブを開放状態にして、火災抑制剤を当該閉鎖空間に放出させることができる。
発達中の危険度を、危険度が危険域に到達する前に検出することにより、予防措置を採って、発達中の危険度が検出されている状態の閉鎖空間の内容物に対する損傷を回避する、または低減することができる。例えば、火災を起こしてしまう揮発性ガス濃度を検出することができ、揮発性ガス濃度に対して、火災が発生する前に措置を採ることができる。
幾つかの実施形態では、複数の危険度変数が個別の閉鎖空間内で検出される場合に:前記警報システムを、危険状態の各閉鎖空間に対応して個別に作動させ、危険状態の前記閉鎖空間の各閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、各閉鎖空間の前記手動操作部を手動で個別に作動させる必要があることにより、前記火災抑制剤を、危険状態の前記閉鎖空間の前記手動操作部が手動で作動している状態で、前記ロック解除方向性バルブを介して放出させることができる。
前記警報システムを、火災が検出される各閉鎖空間に対応して個別に作動させることにより、危険状態の各閉鎖空間に対応する前記手動操作部を手動で作動させる操作を、前記操縦室内の操縦士または他の乗員が選択することができ、人間がこのように調整することができるので、例えば前記操縦室内の乗員が認識する閉鎖空間への火災抑制剤の放出により、警報システムから誤アラームが発生するのを回避することができる。
本開示の第2の態様によれば、航空機内の火災抑制システムを、前記航空機内の複数の閉鎖空間に対応して制御する方法が提供され、前記方法は:火災抑制剤の放出量を調節する制御装置を提供するステップであって、前記制御装置が、各閉鎖空間内のセンサを使用して測定される変数を監視する、前記提供するステップを含み、危険度変数が検出される場合に、閉鎖空間は危険状態であると考えられ、前記方法は更に、前記制御装置が、危険状態の前記閉鎖空間に固有の前記航空機の操縦室内の火災危険警報システムアラームを作動させるステップと、前記制御装置が、危険状態の前記閉鎖空間に固有の方向性バルブをロック解除するステップと、危険状態の前記閉鎖空間に固有の前記航空機の前記操縦室内の手動操作部を手動で作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを、前記警報システムが作動すると開放状態にするステップと、火災抑制剤を、1つ以上の火災抑制剤容器から、開放状態の前記ロック解除方向性バルブを介して放出して、危険状態の前記閉鎖空間に流入させるステップと、を含む。
幾つかの実施形態では、前記方法は更に、最初に大流量で放出した後に、前記制御装置が、小流量で放出される火災抑制剤を、前記センサが監視する前記変数に基づいて調節するステップを含む。
幾つかの実施形態では、前記センサが監視する前記閉鎖空間内の前記変数は:温度、圧力、輝度、UVレベル、発煙度、火災事象、または燃焼生成物の量または濃度、及び/又は揮発性有害ガスの量または濃度のような大気組成を含む。
幾つかの実施形態では、各閉鎖空間内では、複数の異なる変数が監視される。
幾つかの実施形態では、前記方法は更に:前記制御装置が、監視対象変数を、危険状態と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値と比較し、そして危険度の最大閾値及び最小閾値の範囲に収まる発達中の危険度と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値と比較するステップを含み、危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、前記事前格納された最大閾値または前記事前格納された最小閾値のうちの一方の閾値を横切る場合に発生し、発達中の危険度変数検出事象が、センサが測定する変数が、最大の前記事前格納された発達中危険度閾値、または最小の前記事前格納された発達中危険度閾値のうちの一方の発達中危険度閾値を横切るときに発生する場合に、前記方法は更に:前記制御装置が、前記発達中の危険度が検出されている状態の前記閉鎖空間に固有の前記操縦室内の火災発達中の危険度アラームを作動させるステップと、前記制御装置が、前記発達中の危険度になっている前記閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除するステップと、当該閉鎖空間に固有の前記操縦室内の前記手動操作部を手動で作動させて、当該閉鎖空間に通じる前記方向性バルブを開放状態にすることにより、火災抑制剤を当該閉鎖空間に放出するステップと、を含む。
幾つかの実施形態では、複数の危険度変数が個別の閉鎖空間内で検出される場合に:前記警報システムを危険状態の各閉鎖空間に対応して個別に作動させ、危険状態の前記閉鎖空間の各閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、各閉鎖空間の前記手動操作部を手動で個別に作動させる必要があることにより、前記火災抑制剤を、危険状態の前記閉鎖空間の前記手動操作部を手動で作動させている状態で、前記ロック解除方向性バルブを介して放出させることができる。
本開示の種々の実施形態について、以下の説明及び図面を例としてのみ参照しながら、かつ特定の図を参照しながら説明する。
消火制御システムを複数の閉鎖空間に対応して有する航空機を示す模式図。 高度巡航中の火災の初期発生時から下降して地上に着陸するまでの間に火災を抑制するように、火災抑制剤の例示的な質量流量が経時的に変化することを示すグラフ。
火災抑制システム搭載航空機は、複数の閉鎖空間17A,B,Cを備えている。これらの閉鎖空間17は、これらには限定されないが、貨物収納室、客室、燃料タンク、補助動力ユニット、及び電子機器収納室を含むことができる。閉鎖空間17は、zone(ゾーン),compartment(コンパートメント),またはarea(エリア)と表記することもできる。
各閉鎖空間17は、複数のセンサ20を備える。センサ20は、温度11または圧力8bを測定するために設けることができる、または火災検出システム18を構成することができる。火災検出システム18は、温度、圧力、閉鎖空間17内の発煙量、閉鎖空間17内の空気中の酸素濃度、閉鎖空間17内の空気中の燃焼生成物の濃度を測定するセンサ、UVセンサ、光センサなどを含むセンサを備えることができる。温度センサ11、圧力センサ8b、及び/又は火災検出システム18の各々は、データを制御装置12に送信する。
制御装置12は、プロセッサ及びメモリを備えることにより、センサ20から送出されるデータを監視して格納する。メモリは更に、事前設定データを含むことにより、センサ20から受信するデータと比較して、火災が閉鎖空間17のいずれかの閉鎖空間において発生しているかどうかについて、または発生している可能性が高いかどうかについて認識する。
火災抑制システムは更に、火災抑制剤を収容する1つ以上の高圧容器1a,1bを含む、例えば一揃いの火災抑制剤容器1a,1bとして配置される1つ以上の高圧容器1a,1bを含む。容器1a,1bの各容器は、容器バルブ2a及びバルブアクチュエータ2bを備え、かつチェックバルブ9を介して高圧回収マニホールド3aに接続される。このマニホールド3aが今度は、放出圧力調整装置4に接続され、放出圧力調整装置4は、制御バルブの形態とすることができる。放出圧力調整装置4は更に、低圧供給マニホールド3bに接続されて、火災抑制剤を閉鎖空間(群)に放出する。
バルブアクチュエータ2b及び放出圧力調整装置4は、制御装置12に動作可能に接続され、かつ信号を制御装置12から受信するように構成される。
低圧供給マニホールド3bから由来されるのが、放出回路5であり、放出回路5は、複数の分岐流路を備えている。少なくとも1つのそれぞれの分岐流路は、低圧供給マニホールド3bを各閉鎖空間17に接続する。低圧供給マニホールド3bとそれぞれの閉鎖空間17との間の放出回路5の各分岐流路には、それぞれの方向性バルブ6aが配置され、方向性バルブ6aは、火災抑制剤が低圧供給マニホールド3bから迂回してそれぞれの閉鎖空間17に流れ込むように構成される。
各閉鎖空間17は更に、火災抑制剤を放出する複数の放出ノズル7を備えることができる。各閉鎖空間17の放出ノズルは、放出回路5のそれぞれの分岐流路に接続される。ノズル孔のサイズ及び配置によって、閉鎖空間17に流入する火災抑制剤の速度及び供給量が決定される。
低圧供給マニホールド3bは更に、過圧逃がしバルブ10に接続される。過圧逃がしバルブ10は、仮に、マニホールド3b内の圧力が所定の閾値圧力を上回ってしまうとした場合に、確実に余分の火災抑制剤が放出されるように作用する。マニホールド3b内の圧力は、システム用圧力トランスデューサ8aで測定することができ、システム用圧力トランスデューサ8aは、火災抑制剤の圧力状態を監視する。
当該システムは、以下のようにして動作する。センサ20は、各閉鎖空間17内のデータを測定する。このデータの全てが、制御装置12に送信される。制御装置12では、プロセッサがデータを、メモリに格納されている事前格納された最大閾値及び最小閾値と比較する。データがそれぞれの閾値より大きい場合、火災が発生している可能性が高い。危険状態が検出されていると考えられ、危険が発生している閉鎖空間が、危険状態の閉鎖空間であると考えられる。制御装置12は従って、特定の閉鎖空間17に固有の火災危険度アラーム32の形態の警報信号を操縦室30に送信し、操作を進めて、閾値を超えたデータ信号を送信している閉鎖空間17に固有の方向性バルブ6aをロック解除する。操縦室30では、操縦士、副操縦士、または他の乗員は、それぞれの閉鎖空間17の手動操作部35を作動させることになる。そのようにするために、ロック解除方向性バルブ6aを次に、開放状態にする。
メモリは更に、事前格納された最大閾値及び最小閾値を含み、これらの閾値は、データがこれらの閾値より大きい場合に、当該データがセンサ20で測定された結果として、閉鎖空間17の発達中の危険度を表わす。発達中の危険度が表示される場合、閉鎖空間は、危険状態であると考えられる。制御装置12は、特定の閉鎖空間17に固有の火災発達中の危険度アラーム34の形態の異なる警報信号を操縦室30に送信することができ、操作を進めて、閾値を超えたデータ信号を送信している閉鎖空間17に固有の方向性バルブ6aをロック解除する。操縦室30では、操縦士、副操縦士、または他の乗員は、それぞれの閉鎖空間17の手動操作部35を作動させる。そのようにするために、ロック解除方向性バルブ6aを次に、開放状態にする。
1つの実施例は、システムが、危険状態が悪化していることを警告する実施例とすることができる、例えば可燃性空気/ガス混合物が、大気組成中に検出されて、火災源を火災が発生する前に不活性化して火災を防止することができる実施例とすることができる。
操縦士が、方向性バルブ6aを開放状態にすると、制御装置12は、最初に、マスター容器1aの蓋の開口を制御し、続いて、従属(slave)容器1bの蓋の開口を制御し、次にバルブ2a及びアクチュエータ2bを制御し、容器1a及び1bから高圧回収マニホールド3aに放出圧力調整装置4を介して流入する火災抑制剤の流量を制御することにより、十分な量の火災抑制剤が放出回路5内を流れて閉鎖空間17に大放出流量で流入するようにする。
図2から分かるように、最初に大放出流量で放出する際の質量流量は、最小放出流量の質量流量よりも10倍大きくすることができる。危険度増大放出流量は、最小の低放出流量よりも3倍、4倍、5倍、またはそれよりも大きい倍数の流量とすることができ、下降時の放出流量は、最小の低放出流量よりも2倍、3倍、4倍、またはそれよりも大きい倍数の流量とすることができる。
最初の大流量放出時全体を通じて、かつ放出後に、センサ20は、データを制御装置12に送信し続け、制御装置12は、データを監視して、メモリに格納されている事前設定値と比較し続ける。閉鎖空間17内のセンサ20が収集するデータに従って、制御装置12は、放出圧力調整装置4から閉鎖空間17に放出される火災抑制剤の量を変えることにより、供給効率を確保することができる。
火災抑制剤が効率的に使用されることにより、保持する必要がある大量の不活性ガスを減らすことができる。これにより、航空機の重量を減らすことができるので、重量、空間、及び燃料を、これまでのシステムよりも減らすことができる。
更に、火災抑制剤を航空機で管理することは、航空機が飛行の途中で火災抑制剤を使い果たしてしまう場合に、火災が、特に航空機の下降時に再び発生して、火災を防止する手段が残らなくなるので、極めて重要である。従って、火災抑制剤を一定量に制限して、低コストに済ませることにより、確実に、航空機の安全をより高めることができる。
また、別の利点は、プロセスにおける人間による支援の必要性に見出すことができる。仮に、ロック解除方向性バルブ6aを手作業で作動させる段階が無いとした場合、誤動作が、火災抑制剤をシステムに自動的に不必要に放出する際に行なわれてしまい、これにより、限られた量の火災抑制剤源が無駄になってしまう、かつ/または閉鎖空間17に居る全ての人間を誤アラームで、酸素領域が無くなることにより危険に晒してしまう。
更に別の利点は、方向性バルブ6aを二重にロック解除していることである。特定の閉鎖空間17への火災抑制剤の放出は、ヒトによる入力、及び監視対象変数に基づいたシステムによる入力の両方を必要とする。従って、機械による介入、及びヒトによる介入の両方の基本的な性質により、操縦室内の操縦士または他の乗員は絶対に、間違って火災抑制剤を間違った閉鎖空間17(すなわち、火災の兆候が検出されない閉鎖空間17)に放出することができなくなり、かつ確実にシステムは、火災抑制剤を閉鎖空間17に、ヒトによる承認を受けない状態では放出することができない。他の閉鎖空間の方向性バルブはロック状態及び閉鎖状態を保持する。これは従って、システムの安全及び効率を向上させるように作用する。
幾つかの実施形態では、制御装置12は、電子装置とすることができ;他の実施形態では、制御装置12は、電子装置、油圧装置、空圧装置、または機械装置とすることができる。
空圧システムの場合、火災抑制剤システムは更に、関連バルブ、パイロットレギュレータ14、パイロット圧力回路16、及びチェックバルブ9を含むパイロット圧力容器15を備えることができる。パイロット圧力容器15は、蓄積エネルギーを供給する高圧供給源を備える。関連バルブは手動操作部35であり、手動操作部35は、操縦室30内の操縦士または他の乗員が、アラーム32,34を操縦室30内で受信するときに作動する。
操縦士が手動操作部35を作動させると、圧力がパイロット圧力容器15からパイロット圧力回路16に放出される。加圧流体は、それぞれの各閉鎖空間17のパイロットレギュレータ14を介して流れ、方向性バルブ6aを火災が発生するとロック解除するように作用する。パイロット圧力容器15から流出する流体は更に、チェックバルブ9を介して容器1a,1bに流入して、容器の蓋が開くように作用し、更に、放出圧力調整装置4を介して流れて、低圧供給マニホールド3bへの火災抑制剤の放出量、従って火災が発生している閉鎖空間17への放出量を制御する。
空圧システムは更に、排気口13を備えることにより、圧力が過大になっている場合に、空気流体をシステムから排気することができる。
上記システム内の火災抑制剤は、不活性ガスを含むことにより、最初に大流量で放出して火災を消火するとともに、次に小流量で放出することができる。一実施例における火災抑制剤は、アルゴン及び窒素の混合物を含むが、他のガス、またはガス混合物を含むことができる。
幾つかの実施形態では、システムは、緊急時に使用される手動介入手段を備えることができる。手動介入手段は、各閉鎖空間の2つの手動操作部を備えることにより、作動させることができる。手動操作部は、2つの異なる形態の移動を必要とする、または両手で介入して、誤作動を防止する必要がある。
この場合、第1手動操作部を作動させると、制御装置12と同じ動作を実行することになる、すなわち関連する閉鎖空間17に通じる方向性バルブ6aをロック解除することになる。関連する閉鎖空間17の第2手動操作部を続いて作動させると、操作が進んで、関連する閉鎖空間17の方向性バルブ6aを開放状態にする。このようにして、制御装置12が故障する場合には、当該装置に介入して、火災を消火して火災の火を消すことができる可能性を継続させることができる。
上に説明した場合では、手動介入システムは、バルブに至る油圧接続、空圧接続、またはケーブル接続の任意の組み合わせを利用することができる。
本開示は、この技術分野の当業者が理解している通りに、かつ添付の特許請求の範囲に規定される本発明の範囲に収まるように更に変更することができる。
1a…容器
1b…従属容器
2a…容器バルブ
2b…バルブアクチュエータ
3a…高圧回収マニホールド
3b…低圧供給マニホールド
5…放出回路
12…制御装置
17…閉鎖空間

Claims (14)

  1. 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機であって、
    各閉鎖空間に対応する方向性バルブであって、各閉鎖空間は、火抑制剤を放出する複数の放出ノズルを備え、各閉鎖空間の放出ノズルが、前記方向性バルブを備えた放出回路のそれぞれの分岐流路に接続される、方向性バルブと、
    各閉鎖空間に対応して設けられて、前記閉鎖空間の変数を監視するセンサと、
    1つ以上の火災抑制剤容器と、
    前記火災抑制剤の放出量を調節する制御装置と、を備え、
    前記センサは、前記制御装置を介して、前記航空機の操縦室内の警報システムに動作可能に接続され、前記警報システムは、個別の火災危険度アラーム及び手動操作部を各閉鎖空間に対応して備え、
    閉鎖空間内の危険度変数が検出される場合に、その閉鎖空間の前記警報システムの火災危険度アラームを作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを、前記制御装置でロック解除することにより、その時にだけ、次に前記手動操作部を手動で作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを開放状態にし、前記火災抑制剤を、開放状態のロック解除方向性バルブを介して、危険状態の前記閉鎖空間に放出させる、航空機。
  2. 最初に火災抑制剤を大流量で放出した後、前記制御装置は、小流量で放出される火災抑制剤を、前記センサが監視する変数に基づいて調節する、請求項1に記載の航空機。
  3. 前記センサが監視する前記閉鎖空間内の前記変数は、
    温度、
    圧力、
    輝度、
    UVレベル、
    発煙度、
    火災事象、または、
    燃焼生成物の量または濃度、及び揮発性有害ガスの量または濃度のうちの少なくとも一つを含む大気組成、
    を含む、請求項1又は2に記載の航空機。
  4. 各閉鎖空間内では、複数の異なる変数が監視される、請求項1〜3のいずれかに記載の航空機。
  5. 危険状態と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値を含み、
    危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、前記事前格納された最大閾値または前記事前格納された最小閾値のうちの一方の閾値を横切る場合に発生する、請求項1〜4のいずれかに記載の航空機。
  6. 前記事前格納された最大閾値及び最小閾値の範囲に含まれる、発達中の危険度と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値をさらに備え、
    前記警報システムは更に、操縦室内の火災発達中の危険度アラームを各閉鎖空間に対応して備え、
    発達中の危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、最大の事前格納された発達中の危険度閾値、または最小の事前格納された発達中の危険度閾値のうちの一方の発達中の危険度閾値を横切る場合に発生し、前記制御装置は、
    前記操縦室内の前記火災発達中の危険度アラームを、前記閉鎖空間に対応して、前記発達中の危険度を検出することにより作動させ、
    前記発達中の危険度になっている前記閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、ロック解除すると、前記操縦室内の、前記閉鎖空間に固有の前記手動操作部を手動で作動させて、前記方向性バルブを開放状態にすることにより、火災抑制剤をその閉鎖空間に放出させる、請求項5に記載の航空機。
  7. 複数の危険度変数が個別の閉鎖空間内で検出される場合に、
    前記警報システムを、危険状態の各閉鎖空間に対応して個別に作動させ、
    危険状態の前記閉鎖空間の各閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、
    各閉鎖空間の前記手動操作部を手動で個別に作動させる必要があることにより、前記火災抑制剤を、危険状態の前記閉鎖空間の前記手動操作部が手動で作動している状態で、前記ロック解除方向性バルブを介して放出させる、請求項1〜6のいずれかに記載の航空機。
  8. 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムの制御方法であって、各閉鎖空間が、火抑制剤を放出する複数の放出ノズルを備え、各閉鎖空間の放出ノズルが、方向性バルブを備えた放出回路のそれぞれの分岐流路に接続された、火抑制システムの制御方法が、
    火災抑制剤の放出量を調節する制御装置を提供するステップであって、各閉鎖空間内のセンサを使用して測定される変数を監視する、制御装置を提供するステップを備え、
    危険度変数が検出される場合に、前記閉鎖空間は危険状態であると考えられ、前記制御方法は更に、
    前記制御装置が、危険状態の前記閉鎖空間に固有の、第1の警報システムの火災危険度アラームを、前記航空機の操縦室内で作動させるステップと、
    前記制御装置が、危険状態の前記閉鎖空間に固有の方向性バルブをロック解除するステップと、
    危険状態の前記閉鎖空間に固有の前記航空機の前記操縦室内の手動操作部を手動で作動させて、危険状態の前記閉鎖空間の前記方向性バルブを、前記警報システムが作動するときに開放状態にするステップと、
    火災抑制剤を、1つ以上の火災抑制剤容器から、開放状態のロック解除方向性バルブを介して放出して、危険状態の前記閉鎖空間に流入させるステップと、
    を備えた、方法。
  9. 前記制御装置は、最初に高流量で放出した後、小流量で放出される火災抑制剤を、前記センサが監視する前記変数に基づいて調節することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
  10. 前記センサが監視する前記閉鎖空間内の前記変数は、
    温度、
    圧力、
    輝度、
    UVレベル、
    発煙度、
    火災事象、または、
    燃焼生成物の量または濃度、及び揮発性有害ガスの量または濃度のうちの少なくとも一つを含む大気組成、
    を含む、請求項8又は9に記載の方法。
  11. 各閉鎖空間内では、複数の異なる変数が監視される、請求項8,9,又は10に記載の方法。
  12. 前記制御装置が、監視対象変数を、危険状態と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値と比較するステップを含み、
    危険度変数検出事象は、センサが測定する変数が、前記事前格納された最大危険度閾値または前記事前格納された最小危険度閾値のうちの一方の危険度閾値を横切るときに発生する、請求項8〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記制御装置が、前記監視対象変数を、危険度の最大閾値及び最小閾値の範囲に含まれる、発達中の危険度と考えられる変数の事前格納された最大閾値及び最小閾値と比較するステップを含み、
    発達中の危険度変数検出事象が、センサが測定する変数が、最大の前記事前格納された発達中の危険度閾値、または最小の前記事前格納された発達中の危険度閾値のうちの一方の発達中の危険度閾値を横切るときに発生する場合に、前記方法は更に、
    前記制御装置が、前記操縦室内の、前記発達中の危険度が検出されている状態の前記閉鎖空間に固有の、火災発達中の危険度アラームを作動させるステップと、
    前記制御装置が、前記発達中の危険度になっている前記閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除するステップと、
    前記操縦室内の、その閉鎖空間に固有の前記手動操作部を手動で作動させて、該閉鎖空間に通じる前記方向性バルブを開放状態にすることにより、火災抑制剤をその閉鎖空間に放出するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 複数の危険度変数が個別の閉鎖空間内で検出される場合に、
    前記警報システムを危険状態の各閉鎖空間に対応して個別に作動させ、
    危険状態の前記閉鎖空間の各閉鎖空間の前記方向性バルブをロック解除し、
    各閉鎖空間の前記手動操作部を手動で個別に作動させる必要があることにより、前記火災抑制剤を、危険状態の前記閉鎖空間の前記手動操作部を手動で作動させている状態で、前記ロック解除方向性バルブを介して放出させる、請求項8〜13のいずれかに記載の方法。
JP2016141791A 2015-07-17 2016-07-19 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機、および火災抑制システムの制御方法 Active JP6755139B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1512503.2 2015-07-17
GB1512503.2A GB2541164A (en) 2015-07-17 2015-07-17 Aircraft with fire suppression control system

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017023737A JP2017023737A (ja) 2017-02-02
JP6755139B2 true JP6755139B2 (ja) 2020-09-16

Family

ID=54014096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016141791A Active JP6755139B2 (ja) 2015-07-17 2016-07-19 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機、および火災抑制システムの制御方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20170014655A1 (ja)
EP (1) EP3117876A1 (ja)
JP (1) JP6755139B2 (ja)
CN (1) CN106345089A (ja)
BR (1) BR102016016485B1 (ja)
CA (1) CA2936204A1 (ja)
GB (1) GB2541164A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10265561B2 (en) * 2017-02-16 2019-04-23 The Boeing Company Atmospheric air monitoring for aircraft fire suppression
GB2564695A (en) 2017-07-20 2019-01-23 Graviner Ltd Kidde Fire suppression systems
US10369393B2 (en) * 2017-11-01 2019-08-06 The Boeing Company Aircraft fire extinguishing with heated tubing
DE102017130587A1 (de) * 2017-12-19 2019-06-19 Minimax Gmbh & Co. Kg Pneumatisches Steuergerät für Mehrbereichs-Feuerlöschanlagen, sowie Mehrbereichs-Feuerlöschanlage mit selbigem
US20210361991A1 (en) * 2018-11-30 2021-11-25 Carrier Corporation Fire Suppression System Remote Monitoring
CN112399875A (zh) * 2018-11-30 2021-02-23 开利公司 灭火系统远程监测
WO2020208605A1 (en) * 2019-04-11 2020-10-15 Tyco Fire Products Lp Variable flow suppression system
US20220387834A1 (en) * 2019-12-05 2022-12-08 Tyco Fire Products Lp Fire suppression system including nozzle with multiple spray angles
CN112590594A (zh) * 2021-01-22 2021-04-02 刘威 一种基于新能源汽车补能的防火型充电桩
US12115398B2 (en) 2022-07-13 2024-10-15 The Boeing Company System and method for controlling a fire suppression system of an aircraft

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1073777A (en) * 1963-12-09 1967-06-28 Jet Set Ltd Method and apparatus for extinguishing aircraft engine fires within a nacelle
GB1482731A (en) * 1975-03-06 1977-08-10 Tiedtke K Method of automatically signalling and extinguishing fires and fire extinguishing equipment
US4162485A (en) * 1975-07-14 1979-07-24 Walter Kidde And Company, Inc. Fire protection apparatus
ES2182720B1 (es) * 2001-07-31 2004-09-16 Metro De Madrid, S.A. Sistema y metodo para la proteccion contra incendios en unidades moviles.
JP5055771B2 (ja) * 2005-02-28 2012-10-24 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置およびその製造方法
CN102271767B (zh) * 2008-12-31 2013-07-03 李商宣 阀一体型洒水装置以及使用该装置的早期灭火系统
GB2491718B (en) * 2009-08-28 2014-07-16 Kidde Tech Inc Fire suppression system with pressure regulation
GB2477718A (en) * 2010-02-04 2011-08-17 Graviner Ltd Kidde Inert gas suppression system for temperature control
US8322658B2 (en) * 2010-04-05 2012-12-04 The Boeing Company Automated fire and smoke detection, isolation, and recovery
EP2557007B1 (en) * 2010-04-07 2019-10-02 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for hybrid vehicle and hybrid vehicle incorporating control device
US8978778B2 (en) * 2010-06-25 2015-03-17 Airbus Operations Gmbh Fire extinguishing system for an airplane and method for firefighting in an airplane
ES2688702T3 (es) * 2012-05-15 2018-11-06 Federal Express Corporation Sistemas y métodos para suprimir incendios en recipientes
US10039943B2 (en) * 2013-01-17 2018-08-07 The Boeing Company Aircraft fire suppression
US9472079B2 (en) * 2014-10-12 2016-10-18 The Boeing Company Method and system to enable selective smoke detection sensitivity

Also Published As

Publication number Publication date
US20170014655A1 (en) 2017-01-19
GB2541164A (en) 2017-02-15
EP3117876A1 (en) 2017-01-18
BR102016016485B1 (pt) 2021-09-28
BR102016016485A2 (pt) 2017-02-14
CA2936204A1 (en) 2017-01-17
JP2017023737A (ja) 2017-02-02
CN106345089A (zh) 2017-01-25
GB201512503D0 (en) 2015-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6755139B2 (ja) 航空機内の複数の閉鎖空間のための火災抑制システムを有する航空機、および火災抑制システムの制御方法
JP6700133B2 (ja) 航空機用の火災抑制制御システム
AU2011200351B2 (en) Inert gas suppression system for temperature control
US7434628B2 (en) Method and apparatus for extinguishing a fire in an enclosed space
JP6666212B2 (ja) 火災抑制システム、および航空機の火災抑制システムにおける火災抑制剤の放出の制御方法
US8978778B2 (en) Fire extinguishing system for an airplane and method for firefighting in an airplane
JP2012000468A (ja) 防火システムおよび防火システムの制御方法
EP2491983A2 (en) Active odorant warning
CN110538401B (zh) 一种飞机货舱的灭火系统及灭火方法
CN107106881B (zh) 用于防止和/或熄灭火灾的方法和系统
EP3558472B1 (en) Fire protection system for an enclosure and method of fire protection for an enclosure
US10926117B2 (en) Fire suppression systems
KR20230050117A (ko) 자동 화재진압기능을 구비한 선박 사고대응시스템
CN118405270A (zh) 一种烟雾探测系统
MX2008002950A (en) Fire sensor, fire detection system, fire suppression system, and combinations thereof

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200324

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6755139

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250