JP6755037B2 - 脆性基板の分断方法 - Google Patents

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Description

本発明は脆性基板の分断方法に関する。
フラットディスプレイパネルまたは太陽電池パネルなどの電気機器の製造において、脆性基板を分断することがしばしば必要となる。典型的な分断方法においては、まず、脆性基板上にクラックラインが形成される。本明細書において「クラックライン」とは、脆性基板の厚さ方向に部分的に進行したクラックが脆性基板の表面上においてライン状に延びているもののことを意味する。次に、いわゆるブレイク工程が行われる。具体的には、脆性基板に応力を印加することによって、クラックラインのクラックが厚さ方向に完全に進行させられる。これにより、クラックラインに沿って脆性基板が分断される。
特許文献1によれば、ガラス板の上面にあるくぼみがスクライブ時に生じる。この特許文献1においては、このくぼみが「スクライブライン」と称されている。また、このスクライブラインの刻設と同時に、スクライブラインから直下方向に延びるクラックが発生する。この特許文献1の技術に見られるように、従来の典型的な技術においては、スクライブラインの形成と同時にクラックラインが形成される。
特許文献2によれば、上記の典型的な分断技術とは顕著に異なる分断技術が提案されている。この技術によれば、まず、脆性基板上での刃先の摺動によって塑性変形を発生させることにより、この特許文献2において「スクライブライン」と称される溝形状が形成される。本明細書においては、以降において、この溝形状のことを「トレンチライン」と称する。トレンチラインが形成されている時点では、その下方にクラックは形成されない。その後にトレンチラインに沿ってクラックを伸展させることで、クラックラインが形成される。つまり、典型的な技術とは異なり、クラックを伴わないトレンチラインがいったん形成され、その後にトレンチラインに沿ってクラックラインが形成される。その後、クラックラインに沿って通常のブレイク工程が行われる。
上記特許文献2の技術で用いられる、クラックを伴わないトレンチラインは、クラックの同時形成を伴う典型的なスクライブラインに比して、より低い荷重での刃先の摺動により形成可能である。荷重が小さいことにより、刃先に加わるダメージが小さくなる。よって、この分断技術によれば、刃先の寿命を延ばすことができる。
多くの場合、クラックラインを用いた脆性基板の分断において、クラックラインは脆性基板中をその表面に対して垂直に伸展することが望まれる。これにより、基板表面に垂直な分断面が得られる。一方で、分断される脆性基板の用途または形状によっては、基板表面に対して斜めの分断面が形成されることが望まれ得る。たとえば、脆性基板が閉曲線に沿って分断される場合、もしブレイク工程によって基板表面に垂直な分断面が形成されたとすると、ブレイク工程後、閉曲線の内側部分を外側部分から抜き出すことが困難となりやすい。これを容易とするためには、分断面を基板表面に斜めとすること、言い換えれば抜き勾配を設けること、が必要である。
特許文献3によれば、抜き勾配を設けることを意図して、ガラス板の一面側に、カッターとしてのダイヤモンドディスクソーによって、ガラス板の厚み方向に対して傾斜した切筋が、閉曲線を描くように形成される。切り筋を斜めにする方法としては、2つの方法が例示されている。第1の方法としては、ダイヤモンドディスクソーが、傾けられた状態で用いられる。第2の方法としては、非対称な形状を有するダイヤモンドディスクソーが用いられる。
特開平9−188534号公報 国際公開第2015/151755号 特開平7−223828号公報
上記特許文献3の方法によれば、脆性基板の一方表面上にクラックラインが形成される際に、当該表面近傍においては、クラックラインを所望の斜め方向に延在させることができる。しかしながら、基板を分断するためにはクラックラインを基板の反対表面にまで伸展させる必要があり、その過程で伸展方向が、何らかの制御し難い要因によって変化し得る。よって、所望の方向に傾いた分断面が得られないことがある。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、脆性基板の表面に対する分断面の角度を精度よく制御することができる、脆性基板の分断方法を提供することである。
本発明の脆性基板の分断方法は、第1の面および第1の面と反対の第2の面を有する脆性基板を準備する工程と、光軸を有するレーザ光を脆性基板の第1の面上に照射することによって脆性基板を局所的に変質させることで変質領域を形成する工程と、脆性基板の第1の面および第2の面のいずれかの上において刃先を移動させることによってクラックラインを形成する工程と、クラックラインを脆性基板の変質領域を経由して伸展させることによって、脆性基板に分断面を形成する工程とを有している。変質領域を形成する工程およびクラックラインを形成する工程は、クラックラインがレーザ光の光軸からシフトされて配置されるように行われる。
本発明によれば、光軸を有するレーザ光を脆性基板の第1の面上に照射することによって脆性基板を局所的に変質させることで変質領域が形成される。クラックラインはレーザ光の光軸からシフトされて配置される。これにより、脆性基板の第1の面に対してクラックラインが伸展する方向を微調整することができる。よって、脆性基板の第1の面に対する分断面の角度を制御することができる。
本発明の実施の形態1における脆性基板の分断方法の構成を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態1における脆性基板の分断方法の第1の工程を概略的に示す上面図である。 図2の線III−IIIに沿う概略断面図である。 図2の変質領域を形成するために用いられるレーザ光のスポットおよび光軸の例を示す上面図である。 図4のスポットを用いた走査の様子を示す上面図である。 図4のスポットの、走査方向に垂直な方向における強度プロファイルの例を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態1における脆性基板の分断方法の第2の工程を概略的に示す上面図である。 図7の線VIII−VIIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態1における脆性基板の分断方法の第3の工程を概略的に示す上面図である。 図9の線X−Xに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態2における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図11の線XII−XIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態2における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図13の線XIV−XIVに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態3における脆性基板の分断方法の構成を概略的に示すフロー図である。 本発明の実施の形態3における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図16の線XVII−XVIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態2における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図18の線XIX−XIXに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態3の変形例における脆性基板の分断方法の第2の工程を概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態3の変形例における脆性基板の分断方法の第3の工程を概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態4における脆性基板の分断方法の第1の工程を概略的に示す上面図である。 図22の線XXIII−XXIIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態4における脆性基板の分断方法の第2の工程を概略的に示す上面図である。 図24の線XXV−XXVに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態4の変形例における脆性基板の分断方法の第1の工程を概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態4の変形例における脆性基板の分断方法の第2の工程を概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態5における脆性基板の分断方法の第1の工程を概略的に示す上面図である。 図28の線XXIX−XXIXに沿う概略断面図である。 図28の変質領域を形成するために用いられるレーザ光のスポットおよび光軸が走査される様子を示す上面図である。 本発明の実施の形態5における脆性基板の分断方法の第2の工程を概略的に示す上面図である。 図31の線XXXII−XXXIIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態5における脆性基板の分断方法の第3の工程を概略的に示す上面図である。 図33の線XXXIV−XXXIVに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態5の変形例における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図35の線XXXVI−XXXVIに沿う概略断面図である。 本発明の実施の形態5の変形例における脆性基板の分断方法の一工程を概略的に示す上面図である。 図37の線XXXVIII−XXXVIIIに沿う概略断面図である。 発明の実施の形態5におけるクラックラインを形成する方法の例における第1の工程を概略的に示す上面図である。 図39の線XL−XLに沿う概略断面図である。 発明の実施の形態5におけるクラックラインを形成する方法の例における第2の工程を概略的に示す上面図である。 図41の線XLII−XLIIに沿う概略断面図である。 ガラス基板の上面上に形成されたクラックラインと光軸との間の間隔DSと、クラックラインの伸展経路の誘導量DIとの各々の定義を示す断面図である。 ガラス基板の下面上に形成されたクラックラインと光軸との間の間隔DSと、クラックラインの伸展経路の誘導量DIとの各々の定義を示す断面図である。 図43および図44の各々の場合における、間隔DSと誘導量DIとの間の関係の実験結果を示すグラフ図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
<実施の形態1>
本実施の形態における脆性基板の分断方法(図1)について、以下に説明する。
図2および図3を参照して、ステップS20(図1)にて、上面SF1(第1の面)および下面SF2(第1の面と反対の第2の面)を有し、上面SF1に垂直な厚さ方向を有するガラス基板4(脆性基板)が準備される。ガラス基板4は、たとえば無アルカリガラスである。ガラス基板4の厚さは、0.7mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましい。
次に、ステップS40(図1)にて、光軸LAを有するレーザ光をガラス基板4の上面SF1上に照射することによって、ガラス基板4が局所的に変質させられる。これにより変質領域RAが形成される。変質領域RAは、ガラス基板4中において、レーザ光による瞬間的な加熱によって内部応力が変化させられた領域である。なお変質領域RAが形成される範囲は、図3に示すようにガラス基板4の厚さ方向の一部でもよく、あるいはガラス基板4の厚さ方向の全域にわたってもよい。変質領域RAが形成される範囲は、ガラス基板4の厚さ、レーザ光の強度および焦点位置などによって変化する。
レーザ光の照射は、典型的には、光軸LAを有するスポットSP(図4)が、図5に示すように上面SF1上を走査方向SCに沿って走査することによって行われる。この場合、最終的に得られる変質領域RAの形成に用いられた光軸LA(図2)は、瞬間的な光軸LA(図4)の集合(言い換えれば、光軸LAの軌跡)である。スポットSPは、たとえば、直径数ミリの円形形状を有している。レーザ光の走査は、たとえば、数kHzのパルスで発生されるスポットSPが走査方向SCに沿って数十mm/秒で移動させられることによって行われる。図6を参照して、光軸LAは、典型的には、走査方向SCに垂直な方向XにおけるスポットSPの強度Iの分布の中心軸である。レーザ光の出力は、たとえば数十W程度である。出力が低過ぎると、ガラス基板4に十分な変質を与えることができない。出力が高過ぎると、ガラス基板4へ与えるダメージが過度となり、ガラス基板4に割れが生じることもある。レーザ光は、たとえばCOレーザによって生成される。
図7および図8を参照して、ステップS60(図1)にて、ガラス基板4の上面SF1上において刃先(図示せず)が移動させられる。刃先の移動による機械的な加工によって、クラックラインCLが形成される。クラックラインCLの形成自体は、通常のスクライブ方法によって行われ得る。前述した変質領域RAを形成する工程と、クラックラインCLを形成する工程とは、クラックラインCLがレーザ光の光軸LAからシフトされて配置されるように行われる。
図9および図10を参照して、ステップS80(図1)にて、クラックラインCLをガラス基板4の変質領域RAを経由して伸展させることによって、ガラス基板4に分断面PSが形成される。すなわち、クラックラインCLに沿ってガラス基板4を分断するブレイク工程が行なわれる。ブレイク工程は、ガラス基板4への外力の印加によって行ない得る。たとえば、ガラス基板4の上面SF1上のクラックラインCL(図8)に向かって下面SF2上に応力印加部材(たとえば、「ブレイクバー」と称される部材)を押し付けることによって、クラックラインCLのクラックを開くような応力がガラス基板4へ印加される。なおクラックラインCLがその形成時点(図8)で厚さ方向に完全に進行した場合は、クラックラインCLの形成とガラス基板4の分断とが同時に生じる。
本発明者の実験によれば、クラックラインCLの伸展経路(図10の破線矢印)が光軸LAへ近づくように誘導される現象(図10の実線矢印参照)がみられた。この現象は、変質領域RAの形成時にガラス基板4中に生じた内部応力の分布に起因して生ずるものと考えられる。この現象を利用することにより、上面SF1に対してクラックラインCLが伸展する方向(図10における伸展方向)を微調整することができる。すなわち、上面SF1に対する分断面PSの角度を制御することができる。
後述する実験結果によれば、クラックラインCLの伸展経路の誘導量は、上面SF1上におけるにおける光軸LAとクラックラインCLとの間のオフセット量(図7における光軸LAとクラックラインCLとの間の間隔)が最適値である場合に最大化された。すなわち、オフセット量が小さ過ぎても大き過ぎても、変質領域RAによる誘導の効果が小さくなった。オフセット量の最適値は、たとえば数百μm程度である。クラックラインCLの伸展経路の誘導量は、図10の実線矢印方向における分断面PSの寸法で表すことができ、たとえば、10μm〜数十μm程度である。
また本実施の形態によれば、変質領域RAおよびクラックラインCLの両方が上面SF1上に形成される。これにより、後述する実施の形態2のように変質領域RAが上面SF1上に形成されクラックラインCLが下面SF2上に形成される場合に比して、工程を容易なものとしやすい。
また本実施の形態によれば、変質領域RAが形成された後にクラックラインCLが形成される。これにより、クラックラインCLの起点近傍、言い換えれば上面SF1近傍、においても、クラックラインCLの伸展方向に対して変質領域RAによる影響を与えることができる。
なお変形例として、クラックラインCLが形成された後に変質領域RAが形成され、続いてクラックラインCLが下面SF2まで伸展させられてもよい。ただし、クラックラインCLに対して変質領域RAをより確実かつ十分に作用させるためには、上述したように、クラックラインCLの形成前に変質領域RAを形成しておくことが好ましい。
<実施の形態2>
上記実施の形態1においてはクラックラインCLが上面SF1上に形成されるが、本実施の形態においては下面SF2上に形成される。以下、本実施の形態におけるガラス基板4の分断方法について、具体的に説明する。
まず、実施の形態1と同様、ガラス基板4に変質領域RA(図2および図3)が形成される。図11および図12を参照して、次に、本実施の形態においては、クラックラインCLが、刃先をガラス基板4の下面SF2上において移動させることによって形成される。
図13および図14を参照して、クラックラインCLをガラス基板4の変質領域RAを経由して伸展させることによって、ガラス基板4に分断面PSが形成される。すなわち、クラックラインCLに沿ってガラス基板4を分断するブレイク工程が行なわれる。ブレイク工程は、ガラス基板4への外力の印加によって行ない得る。たとえば、ガラス基板4の下面SF2上のクラックラインCL(図12)に向かって上面SF1上に応力印加部材(たとえば、「ブレイクバー」と称される部材)を押し付けることによって、クラックラインCLのクラックを開くような応力がガラス基板4へ印加される。なおクラックラインCLがその形成時点(図12の時点)で厚さ方向に完全に進行した場合は、クラックラインCLの形成とガラス基板4の分断とが同時に生じる。
本発明者の実験によれば、クラックラインCLの伸展経路(図14の破線矢印)が光軸LAへ近づこうとする現象(図14の実線矢印参照)がみられた。この現象は、変質領域RAの形成時にガラス基板4中に生じた内部応力の分布に起因して生ずるものと考えられる。この現象を利用することにより、上面SF1に対してクラックラインCLが伸展する方向(図14における伸展方向)を微調整することができる。すなわち、上面SF1に対する分断面PSの角度を制御することができる。
後述する実験結果によれば、クラックラインCLの伸展経路の誘導量は、下面SF2上におけるにおける光軸LAとクラックラインCLとの間のオフセット量(図11における光軸LAとクラックラインCLとの間の間隔)が最適値である場合に最大化された。すなわち、オフセット量が小さ過ぎても大き過ぎても、変質領域RAによる誘導の効果が小さくなった。オフセット量の最適値は、たとえば数百μm程度である。クラックラインCLの伸展経路の誘導量は、図14の実線矢印方向における分断面PSの寸法で表すことができ、たとえば、10μm〜数十μm程度である。
また本実施の形態によれば、変質領域RAが形成された後にクラックラインCLが形成される。これにより、クラックラインCLの起点近傍、言い換えれば下面SF2近傍、においても、クラックラインCLの伸展方向に対して変質領域RAによる影響を与えることができる。さらに本実施の形態によれば、変質領域RAが形成されていない下面SF2上における刃先の移動によってクラックラインCLが形成される。これにより、レーザ光によるダメージによってクラックラインCLの品質が低下することが避けられる。
なお変形例として、クラックラインCLが形成された後に変質領域RAが形成され、続いてクラックラインCLが上面SF1まで伸展させられてもよい。ただし、クラックラインCLに対して変質領域RAをより確実かつ十分に作用させるためには、上述したように、クラックラインCLの形成前に変質領域RAを形成しておくことが好ましい。
<実施の形態3>
本実施の形態においては、クラックラインCL(図7および図8)を形成する方法が、実施の形態1におけるものとは異なっている。以下、本実施の形態におけるガラス基板4の分断方法について、具体的に説明する。
まず、実施の形態1と同様に、ステップS20およびS40(図15)にて、ガラス基板4が準備され、変質領域RAが形成される。なお、ステップS40(図15)は、後述するステップS60(図15)の後に行われてもよい。
図16および図17を参照して、次に、ステップS50(図15)にて、矢印(図16)に示すように、ガラス基板4の上面SF1(図17)上において刃先を移動させることによって、上面SF1上に塑性変形が発生させられる。これにより、溝形状を有するトレンチラインTLが形成される。この形成工程は、トレンチラインTLの直下においてガラス基板4がトレンチラインTLと交差する方向RT(図17)において連続的につながっている状態であるクラックレス状態が得られるように行われる。クラックレス状態においては、塑性変形によるトレンチラインTLは形成されているものの、それに沿ったクラックは形成されていない。クラックレス状態を得るためには、刃先への過度に大きな荷重が避けられればよい。
トレンチラインTLは、ガラス基板4の塑性変形のみによって生じることが好ましく、その場合、ガラス基板4上での削れが生じない。削れを避けるためには、刃先の荷重を過度に高くしなければよい。削れがないことにより、ガラス基板4上に、好ましくない微細な破片が生じることが避けられる。ただし、若干の削れは、通常、許容され得る。
図18および図19を参照して、次に、ステップS60(図15)にて、クラックラインCLが形成される。この形成工程は、トレンチラインTLからクラックを伸展させることによって行われる。本実施の形態においては、図16に示すように刃先がガラス基板4の縁を位置NPで切り下ろすことにより生じた微細な破壊を起点として、図18の矢印に示すようにクラックラインCLが形成され始める。
次に、ステップS80(図15)にて、実施の形態1と同様に分断面PS(図10)が形成される。すなわちガラス基板4が分断される。
本実施の形態によっても、実施の形態1と同様の効果が得られる。さらに、本実施の形態においては、図17に示すようにトレンチラインTLがクラックレス状態で形成された後に、図19に示すように、トレンチラインTLの直下にクラックラインCLが形成される。本発明者の検討によれば、この方法により、クラックラインCLに沿った分断面を、実施の形態1のものに比して、より平滑なものとすることができる。
なお、本実施の形態におけるクラックラインCLの形成は、トレンチラインTLの形成時に生じた内部応力を解放するように生じるものと考えられる。この応力解放のきっかけは、上述したようなガラス基板4の縁の切り下ろし(図16)に限定されるものではない。以下、この観点での変形例について説明する。
まず、実施の形態1と同様に、ステップS20およびS40(図15)にて、ガラス基板4が準備され、変質領域RAが形成される。なお、ステップS40(図15)は、後述するステップS60(図15)の後に行われてもよい。次に、図20を参照して、ステップS50(図15)にて、トレンチラインTLが形成される。前述した図16の工程と異なり、本変形例においては、刃先がガラス基板4の縁を切り下ろさない。
図21を参照して、ステップS60(図15)にて、ガラス基板4の上面SF1(図21で示された面)上においてトレンチラインTLに交差するアシストラインALが形成される。これをきっかけとして、図中矢印に示すように、クラックラインCLが形成され始める。
ステップS80(図15)にて、次に、実施の形態1と同様、分断面PSが形成される。すなわちガラス基板4が分断される。
なお、ガラス基板4上での刃先の上述した移動は、摺動および転動のいずれであってもよい。摺動の場合、ホルダーに固定された刃先(たとえばダイヤモンドポイント)が用いられる。転動の場合、ホルダーの軸周りに回転可能に保持された刃先(いわゆるスクライビングホイール)が用いられる。トレンチラインTLと光軸LAとの相対位置を精度よく管理する点では、転動する刃先よりも摺動する刃先の方が優れている。
トレンチラインTLおよびクラックラインCLの形成後(言い換えればアシストラインALの形成後)に、変質領域RAが形成されてもよい。これにより、レーザ光によるダメージの影響を受けることなくトレンチラインTLを形成することができ、さらに、クラックラインCLの起点近傍においてもクラックラインCLの伸展方向に対して変質領域RAによる影響を与えることができる。
<実施の形態4>
実施の形態3(図16〜図19)およびその変形例(図20および図21)の各々においては、トレンチラインTLおよびクラックラインCLが上面SF1上に形成される。これに対して本実施の形態(図22〜図25)およびその変形例(図26および図27)においては、トレンチラインTLおよびクラックラインCLが下面SF2上に形成される。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態3またはその変形例の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
<実施の形態5>
図28および図29を参照して、本実施の形態においては、変質領域RAを形成する工程は、光軸LAがガラス基板4の上面SF1上において曲線部を有するように行われる。より具体的には、変質領域RAを形成する工程は、光軸LAがガラス基板4の上面SF1上において閉曲線をなすように行われる。レーザ光の照射は、典型的には、図30に示すように、光軸LAを有するスポットSPが上面SF1上を走査方向SCに沿って走査することによって行われる。この場合、最終的に得られる変質領域RAの形成に用いられた光軸LA(図28)は、瞬間的な光軸LA(図30)の集合(言い換えれば、光軸LAの軌跡)である。
図31および図32を参照して、本実施の形態においては、クラックラインCLを形成する工程は、クラックラインCLがガラス基板4の上面SF1上において曲線部を有するように行われる。より具体的には、クラックラインCLを形成する工程は、クラックラインCLがガラス基板4の上面SF1上において閉曲線をなすように行われる。
本実施の形態においては、変質領域RAを形成する工程およびクラックラインCLを形成する工程は、平面視(図31)において、クラックラインCLの閉曲線よりも外側に光軸LAが配置されるように行われる。光軸LAは、図31に示すように、クラックラインCLの閉曲線を拡大した形状を有していてよい。なお、実施の形態1で説明したように、変質領域RAおよびクラックラインCLの形成の順番は任意である。
図33および図34を参照して、クラックラインCLを伸展させることによってガラス基板4に分断面PSが形成される。すなわち、クラックラインCLに沿ってガラス基板4を分断するブレイク工程が行なわれる。形成される分断面PSは、図34に示すように、変質領域RAの作用によって、下面SF2から上面SF1へ向かってテーパー形状を有している。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
本実施の形態によれば、分断面PS(図34)の形成後、外側部分4oと内側部分4iとを互いに分離する際に、テーパー形状(図34)が抜き勾配として作用する。これにより外側部分4oから内側部分4iを容易に取り出すことができる。
また、後述する変形例に比して、内側部分4i中に占める変質領域RAの割合を抑えることができる。このことは、内側部分4iに対してのレーザ光によるダメージの影響を抑制したい場合に有用である。
次に変形例について、以下に説明する。
図35および図36を参照して、本変形例においては、変質領域RAを形成する工程およびクラックラインCLを形成する工程は、平面視(図35)において、クラックラインCLの閉曲線よりも内側に光軸LAが配置されるように行われる。光軸LAは、図35に示すように、クラックラインCLの閉曲線を縮小した形状を有していてよい。
図37および図38を参照して、クラックラインCLを伸展させることによってガラス基板4に分断面PSが形成される。すなわち、クラックラインCLに沿ってガラス基板4を分断するブレイク工程が行なわれる。形成される分断面PSは、図38に示すように、変質領域RAの作用によって、上面SF1から下面SF2へ向かってテーパー形状を有している。
本変形例によっても、テーパー形状が抜き勾配として作用することにより、外側部分4oから内側部分4iを容易に取り出すことができる。さらに、前述した本実施の形態に比して、外側部分4o中に占める変質領域RAの割合を抑えることができる。このことは、外側部分4oに対してのレーザ光によるダメージの影響抑制したい場合に有用である。
本実施の形態およびその変形例におけるクラックラインCLの形成方法は任意であるが、実施の形態3で説明したように、トレンチラインTLが形成された後にそれを用いてクラックラインCLが形成されてもよい。その方法の一例について、以下に説明する。
図39および図40を参照して、図中矢印で示すように、上面SF1上において刃先(図示せず)を移動させることによって、トレンチラインTLが、位置NQを始点および終点として形成される。刃先が位置NQに戻ってくると、既に形成されていたトレンチラインTLに対して刃先によって力が加わる。
図41および図42を参照して、上述した力の印加をきっかけとして、トレンチラインTLの形成時に発生した内部応力が開放される。これにより、図中矢印で示すように、トレンチラインTLの形成方向とは反対方向に、クラックラインCLが形成される。
なお本実施の形態においては実施の形態1と同様にクラックラインCLが上面SF1上に形成されるが、クラックラインCLは実施の形態2と同様に下面SF2上に形成されてもよい。
図43を参照して、第1の実験として、実施の形態1で説明した方法により分断面PSが形成された。上面SF1上における光軸LAとクラックラインCLとの間の間隔DSは、0mm、0.3mm、0.5mmおよび0.7mmとされた。得られた分断面PSの表面プロファイルを測定することにより、クラックラインCLの伸展経路の誘導量DIが調べられた。
図44を参照して、第2の実験として、実施の形態2で説明した方法により分断面PSが形成された。下面SF2上における光軸LAとクラックラインCLとの間の間隔DSは、0mm、0.3mm、0.5mmおよび0.7mmとされた。得られた分断面PSの表面プロファイルを測定することにより、クラックラインCLの伸展経路の誘導量DIが調べられた。
なお第1および第2の実験の両方において、ガラス基板4としては、厚さ0.3mmの無アルカリガラスが用いられた。変質領域RAを形成するためのレーザとしては、出力71W、パルス周波数5kHzのCO2レーザが用いられた。レーザ光のスポットは直径4mmの円形形状とされた。ガラス基板4上におけるスポットの走査速度は60mm/秒とされた。
図45を参照して、第1および第2の実験のそれぞれの結果をグラフE1およびE2に示す。間隔DSがゼロの場合に比して、間隔DSがゼロよりも大きい場合の方が、誘導量DIが大きくなった。誘導量DIの最大値は間隔DS=0.5mmにおいて得られた。
なお走査速度をより遅くした場合、ガラス基板4が割れることがあった。この理由は、レーザ光の照射によってガラス基板4に入射される単位面積当たりの総エネルギーが過剰になったためと推測される。また走査速度をより速くした場合、得られる誘導量DIの最大値がより小さくなった。この理由は、レーザ光の照射によって発生するガラス基板4中での内部応力変化が小さくなったためと推測される。
なお上記各実施の形態においては脆性基板としてガラス基板4が用いられる場合について説明したが、脆性基板は、ガラス以外の脆性材料から作られていてもよく、たとえば、セラミックス、シリコン、化合物半導体、サファイアまたは石英から作られ得る。
AL アシストライン
CL クラックライン
LA 光軸
PS 分断面
RA 変質領域
SC 走査方向
SF1 上面(第1の面)
SF2 下面(第2の面)
SP スポット
TL トレンチライン
4 ガラス基板(脆性基板)
4i 内側部分
4o 外側部分

Claims (6)

  1. 第1の面および前記第1の面と反対の第2の面を有する脆性基板を準備する工程と、
    光軸を有するレーザ光を前記脆性基板の前記第1の面上に照射することによって前記脆性基板を局所的に変質させることで変質領域を形成する工程と、
    前記脆性基板の前記第1の面および前記第2の面のいずれかの上において刃先を移動させることによってクラックラインを形成する工程と、
    前記クラックラインを前記脆性基板の前記変質領域を経由して伸展させることによって、前記脆性基板に分断面を形成する工程と、
    を備え、
    前記変質領域を形成する工程および前記クラックラインを形成する工程は、前記クラックラインが前記レーザ光の光軸からシフトされて配置されるように行われる、
    脆性基板の分断方法。
  2. 前記クラックラインを形成する工程は、刃先を前記脆性基板の前記第1の面上において移動させることによって行われる、請求項1に記載の脆性基板の分断方法。
  3. 前記クラックラインを形成する工程は、刃先を前記脆性基板の前記第2の面上において移動させることによって行われる、請求項1に記載の脆性基板の分断方法。
  4. 前記クラックラインを形成する工程の前に、前記脆性基板上において刃先を移動させることによって塑性変形を発生させることで、溝形状を有するトレンチラインを形成する工程を備え、前記トレンチラインを形成する工程は、前記トレンチラインの直下において前記脆性基板が前記トレンチラインと交差する方向において連続的につながっている状態であるクラックレス状態が得られるように行われ、
    前記クラックラインを形成する工程は、前記トレンチラインからクラックを伸展させることによって行われる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の脆性基板の分断方法。
  5. 前記クラックラインを形成する工程は、前記クラックラインが前記脆性基板上において曲線部を有するように行われる、請求項1から4のいずれか1項に記載の脆性基板の分断方法。
  6. 前記クラックラインを形成する工程は、前記クラックラインが前記脆性基板上において閉曲線をなすように行われる、請求項1から5のいずれか1項に記載の脆性基板の分断方法。
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