JP6753672B2 - 遮光体 - Google Patents

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Description

本発明は、遮光体に関する。
従来、建築物の開口部(例えば、窓)付近には、室外空間から室内空間へと至る日光を遮蔽するための、ルーバーの如き遮光体(例えば、特許文献1参照)が設けられることがある。このような遮光体によれば、室内空間での眩しさを低減可能なだけでなく、日光を遮蔽することにより室内空間の日照負荷を低減して省エネ性を向上することが可能であった。
特開2000−154688号公報
しかし、上記のような遮光体を開口部に設置した場合、室内空間から室外空間への視界が遮光体により阻まれてしまい、視認性が低下してしまうという問題があった。そのため、室外空間に視認したい対象となる物(例えば、風景、建築物、工事現場など。以下、「対象物」)がある場合であっても、当該対象物が見え辛く不都合が生じる可能性があった。そこで、遮光性と視認性を両立することが可能な遮光体が要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、遮光性と視認性を両立することが可能な遮光体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の遮光体は、光源空間の光源から、遮光対象空間へと至る光を遮蔽する遮光体であって、前記光源空間と前記遮光対象空間との相互間に配置された遮光体本体を備え、前記遮光体本体は、前記光源と前記遮光対象空間内の基準点とを結ぶ光源側仮想直線上に位置する光源側遮光部と、前記光源空間の1個の第一対象物と前記基準点とを結ぶ第一対象物側仮想直線上に位置する対象物側遮光部と、を有し、前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くし、前記遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板を備え、平面視において、前記光源空間の1個の第二対象物と前記基準点とを結ぶ第二対象物側仮想直線と、前記複数の羽板とが相互に平行となっており、前記光源側仮想直線上及び前記第一対象物側仮想直線上に前記複数の羽根の内の一部の羽板が位置し、前記基準点は、前記遮光対象空間内の所定位置に設定されており、前記第一対象物及び前記第二対象物は、前記光源空間内の相互に異なる位置に設けられており、前記光源空間は、室外空間であり、前記遮光対象空間は、室内空間であり、前記遮光体本体は、前記室外空間と前記室内空間との相互間に設けられているバルコニーに配置されており、前記基準点は、前記室内空間内における人の視線に対応する高さに設定されている
請求項2に記載の遮光体は、請求項1に記載の遮光体において、前記遮光体本体は、複数の透光孔を備え、前記対象物側遮光部における前記透光孔による開口率を、前記光源側遮光部における前記透光孔による開口率より高くすることにより、前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くした。
請求項3に記載の遮光体は、請求項1又は2に記載の遮光体において、前記第一対象物は、前記光源よりも下方に設けられており、前記対象物側遮光部は、前記光源側遮光部よりも下方に設けられている。
請求項に記載の遮光体は、請求項1からのいずれか一項に記載の遮光体において、前記遮光体本体の向きを回転させる回転手段を備える。
請求項1に記載の遮光体によれば、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、光源側遮光部で光源に対する遮光性を確保できると共に、対象物側遮光部では第一対象物に対する視認性を確保でき、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
また、遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板を備えるので、羽板同士の隙間から視界が開けるので、羽板の向きに沿った方向の視認性をさらに向上させることができる。
請求項2に記載の遮光体によれば、遮光部本体に透光孔を設け、対象物側遮光部における透光孔による開口率を、光源側遮光部における透光孔による開口率より高くすることにより、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、遮光部本体を穿孔するという極めて簡素な構成により、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
請求項に記載の遮光体によれば、遮光体本体の向きを回転させる回転手段を備えるので、時刻や季節などに起因して光源が移動する場合であっても、光源の位置に応じて遮光体本体の向きを回転させることにより、好適な視認性や透光性を確保可能に調整できる。
本発明の実施の形態に係るルーバーの平面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 図2のC部拡大図である。 図1のB部拡大図である。 図4のD部拡大図である。 本発明の実施例に係る解析を示す図であって、図6(a)は解析結果、図6(b)は解析条件(iii)の開口率の分布を示す図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る遮光体の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、光源空間の光源から、遮光対象空間へと至る光を遮蔽する遮光体に関する。ここで、「遮光体」とは、光を遮蔽可能な物であって、本実施の形態においては、複数の羽板を備える「ルーバー」であるものとして説明するが、これに限らず、光を遮蔽可能な様々な形状、素材、大きさの物を適用できる。なお、このルーバーとしては、それぞれの羽板が縦長形状の「縦ルーバー」と横長形状の「横ルーバー」のどちらでも適用可能であるが、本実施の形態においては「ルーバー」とは特記しない限り「縦ルーバー」を示すものとする。ここで、「光源」とは、ルーバーで遮蔽する対象となる光を照射するものであって、以下では光源は「太陽」とするが、これに限らず、例えば「照明」などであっても構わない。なお、太陽や照明のように直接光を放つものに限らず、太陽などから受けた光を反射するもの(例えば、ビルの窓ガラスなど)を光源としても構わない。
また、「光源空間」とは、光源の在る空間であって、本実施の形態では「室外空間」であるものとして説明する。なお、光源空間は室外又は室内のいずれでも構わず、例えば光源が照明である場合等では、光源空間は室内でも構わない。また、「遮光対象空間」とは、遮蔽体により光源からの光を遮蔽する対象となる空間であって、例えば本実施の形態の遮光対象空間は、建築物の一室である「室内空間」として説明する。また、本実施の形態では、室外空間と室内空間との相互間には、バルコニー及び開口部(窓)が設けられており、バルコニー内にルーバーが設置されているものとするが、このバルコニー及び開口部は無くても構わず、例えば室内空間と室外空間とが隣接しており、これらの両空間の境界線上にルーバーが設置されていても良い。
ここで、光源空間には、「対象物」が存在する。この「対象物」とは、遮光対象空間から視認対象となるものであって、人工物や自然物などのあらゆる視認対象となるものを含み、例えば、本実施の形態では対象物は人工物である「工場の建設現場」とするが、これに限らず、「風景」なども含む概念である。このように工場の建設現場を視認したい状況としては、例えば、室内空間が工場の建設現場の管理棟の一室であり、この室内空間から、室外空間に在る建設現場における工事の進行を常に監視したい状況などが挙げられる。なお、「対象物」は室外空間に複数存在してもよく、例えば以下では対象物が二つ(いずれも工場の建設現場)存在するものとし、これらを区別する必要がある場合には、それぞれ「第一対象物」、「第二対象物」と称し、区別する必要がない場合には、単に「対象物」と称して説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まず、本実施の形態に係るルーバー1の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るルーバー1の平面図、図2は、図1のA−A矢視断面図である。これらの図1及び図2に示すように、ルーバー1は、複数の羽板2を備えて構成されている。ここで、以下では、必要に応じて、これら図1や図2におけるX−X’方向を「幅方向」と称し、特にX方向を「右方向」、X’方向を「左方向」と称する。また、Y−Y’方向を「奥行き方向」と称し、特にY方向を「前方向」、Y’方向を「後方向」と称する。また、Z−Z’方向を「高さ方向」と称し、特にZ方向を「上方向」、Z’方向を「下方向」と称する。また、いずれかの位置を基準として、室内空間に近づく側を「内側」、室外空間に近づく側を「外側」と称する。
(構成−羽板)
羽板2は、室外空間と室内空間との相互間に配置された遮光体本体であって、所定間隔で並設された複数の板状体である。この複数の羽板2は、概略的に、管理棟のバルコニーにおける略後端部の位置に、幅方向(X−X’方向)に沿って所定間隔で並設されている。なお、「所定間隔」とは、管理棟の向きや各羽板2の大きさ、角度などに基づいて好適な間隔を決定して構わず、本実施の形態では30cm間隔で配置されているが、これに限らない。ここで、図3は、図2のC部拡大図、図4は、図1のB部拡大図、図5は、図4のD部拡大図である。これらの図3、図4、及び図5に示すように、羽板2は、上部固定ブラケット3、下部固定ブラケット4、S字板5を備えている。なお、幅方向に沿って並設された各羽板2は、いずれも同様に構成されており、以下では図3から図5を参照して、単一の羽板2に着目して説明し、他の羽板2については当該羽板2と同様であるものとして説明を適宜省略する。
(構成−羽板−上部固定ブラケット)
上部固定ブラケット3は、羽板2の上部を、上部設置対象箇所に固定するための板状体である。「上部設置対象箇所」とは、羽板2の上部を設置する場所であり、本実施の形態では図2や図3に示すようにバルコニーの上方の鉄骨である。なお、固定の具体的な方法は任意で、例えば本実施の形態では鉄骨に対してボルト締結で固定するが、これに限らず、例えば溶接しても構わない。この上部固定ブラケット3の形状や板厚は、S字板5を構造的に支持可能な強度を有する限り任意であり、本実施の形態の上部固定ブラケット3は、図3に示すように、X−Y平面に沿った水平部3aと、Y−Z平面に沿った垂直部3bを有する略L字形状を呈している。そして、水平部3aにはルーズボルト孔(図示省略)が設けられており、バルコニーの鉄骨のフランジから当該ルーズボルト孔に至るようにボルト3cが挿通されて締結されることで、水平部3aとフランジとが相互に接続されている。また、垂直部3bにもルーズボルト孔(符号省略)が設けられており、S字板5に形成されたボルト孔(後述する)から当該ルーズボルト孔に至るようにボルト3dが挿通されて締結されることで、垂直部3bとS字板5とが相互に接続されている。このように、水平部3aや垂直部3bにルーズボルト孔を適用することで、強風時や地震動発生時にはボルト3c、3dがルーズボルト孔内部で可動して変位を吸収でき、羽板2に無理な応力が作用して変形してしまうことを抑止できる。ただし、これに限らず通常のボルト孔を適用しても構わない。
(構成−羽板−下部固定ブラケット)
下部固定ブラケット4は、羽板2の下部を、下部設置対象箇所に固定するための板状体である。「下部設置対象箇所」とは、羽板2の下部を設置する場所であり、本実施の形態では図2や図3に示すように室内空間のバルコニーの下方の鉄骨である。なお、下部固定ブラケット4の形状は、上部固定ブラケット3と上下対称であり、また、バルコニーに対する設置方法も上述した上部固定ブラケット3と略同様であるため、詳細な説明を省略する。なお、これら上部固定ブラケット3及び下部固定ブラケット4を区別する必要の無い場合には単に「ブラケット」と称して説明する。
(構成−羽板−S字板)
S字板5は、光を遮蔽する遮蔽板である。このS字板5は、図5に示すように、平面視において略S字状の二つの板(それぞれ、内S字板6及び外S字板7)を組み合わせて形成されており、これらの内S字板6及び外S字板7の相互間に位置する内部空間には、上述したブラケットが介在している。そして、内S字板6の上端部、及び外S字板7の上端部は、上部固定ブラケット3に対してボルト3dで締結されており、内S字板6の下端部、及び外S字板7の下端部は、下部固定ブラケット4に対してボルト(符号省略)で締結されている。なお、これらの内S字板6と外S字板7とを区別する必要の無い場合には単に「S字板」5と称して説明する。
ここで、内S字板6は、光を遮蔽する遮蔽板であって、ブラケットの内側に配置された板状体である。この内S字板6は、平面視において略S字形状に湾曲した形状を呈しており、平面視における一方の端部(本実施の形態では、左端部)は、ブラケットを覆うように折り返されており、このように折り返された部分にはボルト孔6aが形成されている。一方、内S字板6の平面視における他方の端部(本実施の形態では、右端部)は、設置時においてブラケットと平行になるような形状を呈しており、この端部にもボルト孔6bが形成されている。なお、内S字板6における主側面(折り返された部分を除く面)には、複数の透光孔8が設けられている。「透光孔」8とは、内S字板6を内側から外側に貫通する孔であって、内径や形状については任意であるが、本実施の形態においては直径10mmの正円形の孔を呈している。また、以下では複数の透光孔8はいずれも同一の径、及び同一の形状とするが、これに限らず、各透光孔8の径や形状を相互に異なるものとしても構わない。
また、外S字板7は、光を遮蔽する遮蔽板であって、上部固定ブラケット3及び下部固定ブラケット4の外側に配置された板状体である。この外S字板7は、平面視において略S字形状に湾曲した形状を呈しており、内S字板6のボルト孔6aと対応する位置にボルト孔7aを備え、内S字板6のボルト孔6bと対応する位置にボルト孔7bを備える。そして、外S字板7の板面には、内S字板6と同様に複数の透光孔8を備えている。なお、本実施の形態では、この外S字板7の透光孔8の配置、形状、開口率などは、対向する内S字板6の透光孔8と同一であるが、これに限らず、これら配置、形状、開口率などのいずれかが、対向する内S字板6と異なっていても良い。
ここで、内S字板6及び外S字板7のブラケットに対する取付方法について簡略的に説明する。まず、図5に示すように、これらの内S字板6と外S字板7とで上記の上部固定ブラケット3及び下部固定ブラケット4を挟み込んだ状態となるように、内S字板6及び外S字板7を配置する。この状態では内S字板6に設けられたボルト孔6aと、外S字板7に設けられたボルト孔7aとが重畳し、内S字板6に設けられたボルト孔6bと、外S字板7に設けられたボルト孔7bとが重畳する。そして、ボルト孔6aからボルト孔7aを介して上部固定ブラケット3を貫通するようにボルト3dを挿通して締結すると共に、ボルト孔7bからボルト孔6aを介して上部固定ブラケット3を貫通するようにボルト3dを挿通して締結する。これにより、内S字板6及び外S字板7が上部固定ブラケットに固定される。なお、同様の手順で、内S字板6及び外S字板7を下部固定ブラケット4に対しても取り付けることができる。
(構成−羽板−透光率)
続いて、羽板2のS字板5の透光率について説明する。「透光率」とは、羽板2を挟む二つの空間のうち一方の空間から入射された光量に対する、羽板2を介して他方の空間へと至る光量の割合である。すなわち、S字板5の透光率が高い程、多くの光がS字板5を透過する。ここで、この透光率は、S字板5の開口率に比例する。「開口率」とは、S字板5の主側面の面積あたりにおける透光孔8の面積が占める割合であって、本実施の形態では「10%」「15%」のように百分率で表示する。例えば、S字板5に設けられた透光孔8の数を多くしたり、透光孔8のサイズを大きくしたりすることで開口率を大きくすることができるが、本実施の形態では、透光孔8のサイズは均一とし、透光孔8の数を不均一とすることで、S字板5の各箇所の開口率を変えている。例えば、図2では、S字板5を高さ方向に仮想的に8分割してセクションS1〜S8とし、各セクションの開口率をその隣に「10%」「15%」のように表記しており、図示のように各セクションの開口率は不均一となっている。なお、8分割は例示に過ぎず、8分割以上又はそれ以下の数で分割しても構わない。
(開口率の決定手順)
続いて、このような各セクションの開口率の決定手順を図1及び図2を参照して説明する。まず、室内空間内の基準点30を決定する。「基準点」30とは、S字板5の開口率を決定するために定める仮想的な点であり、光源Su(太陽)に対する遮光性を確保しつつ、第一対象物10の視認性を確保することを望む地点である。この基準点30は、室内空間内の任意の地点に設定して構わないが、本実施の形態においては、室内空間における人の視線付近の高さ(例えば、床から160cm程度の高さ)に設定している。すなわち、本実施の形態では、人の目の位置を基準として、太陽光が眩しくないように、かつ、第一対象物10が見え易いように、S字板5の開口率を決定する。ここで、説明の便宜上、本実施の形態の基準点30は、範囲を持たない「点」であるものとするが、点の集合であり範囲を持つ「領域」であっても構わない。例えば、150cmから180cmの高さの領域を基準点30としても構わない。以下では、基準点30は「点」であるものとして説明し、必要に応じて基準点30が「領域」である場合も例に挙げながら説明する。
続いて、S字板5の、光源側遮光部と、対象物側遮光部とを決定する。ここで、「光源側遮光部」は、太陽と室内空間内の基準点30とを結ぶ光源側仮想直線Ls上に位置する部分である。図1や図2では、光源側仮想直線Lsを点線で図示しており、本実施の形態では図2に示すようにセクションS2が光源側遮光部となる。なお、説明の便宜上、本実施の形態の「光源Su(太陽)」は、範囲を持たない「点」であるものとするが、点の集合であり範囲を持つ「領域」であっても構わない。例えば、光源Suが「太陽」のように基準点30に対して相対的に移動するものである場合、この移動の軌跡の各点と基準点30とを結ぶ仮想直線が光源側仮想直線Lsとなる。また、例えば、光源Suが「広範囲に設置された照明」である場合、この照明の全体を含む領域を構成する各点と、基準点30とを結ぶ仮想直線が光源側仮想直線Lsとなる。
また、「対象物側遮光部」は、対象物と室内空間内の基準点30とを結ぶ第一対象物側仮想直線L1上に位置する部分である。図1や図2では、第一対象物側仮想直線L1を一点鎖線で図示しており、本実施の形態では図2に示すようにセクションS7が第一対象物側遮光部となる。なお、説明の便宜上、本実施の形態の第一対象物10は、範囲を持たない「点」であるものとするが、点の集合であり範囲を持つ「領域」であっても構わない。例えば、第一対象物10が「広範囲に広がっている工場の建設現場」である場合には、この建設現場の全体を含む領域を構成する各点と、基準点30とを結ぶ仮想直線が光源側仮想直線Lsとなる。
なお、第一対象物10及び光源Suの位置関係は、第一対象物10が、光源側仮想直線Ls上に位置しない限り(すなわち、「光源側遮光部」≠「対象物側遮光部」である限り)、本実施の形態のルーバー1を適用可能である。例えば、本実施の形態の第一対象物10は、光源Suとは異なる高さに位置し、かつ、光源側仮想直線Ls上に位置していない。
続いて、上記のように特定した光源側遮光部と対象物側遮光部の透光率を決定する。具体的には、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率よりも高くする。例えば本実施の形態では、光源側遮光部(セクションS2)の開口率を15%、対象物側遮光部(セクションS7)の開口率を40%とすることにより、透光率に差を設けている。なお、開口率の具体的な値は、羽板2の素材や厚み等を考慮して、羽板2の強度を十分に維持できるように設定することが好ましい。なお、この他のセクションの開口率の決定方法は任意であるが、本実施の形態では、セクションS2の近傍のセクション(セクションS1やセクションS3)は、セクションS2と同様に太陽光を遮蔽すべく、開口率が低く(セクションS2と同程度)なっている。同様に、セクションS7の近傍のセクション(セクションS6やセクションS8)は、セクションS7と同様に第一対象物10の視認性を確保すべく、開口率が高く(セクションS7と同程度)なっている。このようにして、羽板2は全体として透光孔8がグラデーションとなるように開口率が調整されている。
このように開口率を設定することで、光源側遮光部では、太陽から基準点30へと直線的に至る光の多くを遮光できるので、室内空間での眩しさの低減、及び室内空間の空調負荷の低減が可能であると共に、対象物側遮光部では、第一対象物10から基準点30へと直線的に至る光を多く通過させることでき、室内空間から第一対象物10の視認性を向上させることが可能となる。
(羽板の向きの決定手順)
続いて、羽板2の向きの決定手順について説明する。「羽板2の向き」とは、光源側仮想直線Lsに対する羽板2の角度(図1に示す角度α)である。なお、本実施の形態の羽板2はS字状に湾曲しているため、この羽板2を平面(S字板5の中央を通る仮想平面PL。図1参照)とみなして角度αを規定する。
まず、室外空間に第一対象物10のみが存在する場合(すなわち、視認したい対象が第一対象物10のみしかなく、第二対象物20が存在しない場合)、羽板2の角度αは、光源側仮想直線Lsに対して直交する角度(角度α=90°)が好ましい。このように角度α=90°とすることで、光源Suから基準点30を視た際の羽板2の投影面積が最大となり、光源Suから基準点30を視た際の隣合う羽板2同士の隙間の投影面積が最小となるため、室内空間へと透過してしまう光の量を最小化することができ、遮光性を向上できる。なお、このように角度α=90°とすると、平面視において羽板2は第一対象物側仮想直線L1にも直交するが、上述したように対象物側遮光部の開口率が大きいため、第一対象物10の視認性は確保できる。
また、室外空間に第一対象物10及び第二対象物20が存在する場合(視認したい対象が2つ存在する場合)、羽板2の角度αは、室外空間の第二対象物20と基準点30とを結ぶ第二対象物側仮想直線L2(図1において二点鎖線で示す)上に羽板2が位置せず、かつ、光源側仮想直線Ls上及び第一対象物側仮想直線L1上に羽板2が位置するような角度が好ましい。例えば、本実施の形態では、羽板2の角度αと、光源側仮想直線Lsに対する第二対象物側仮想直線L2の角度(図1における角度β)とを略同一にすることで、羽板2と第二対象物側仮想直線L2とが略平行となるように設計している。このように角度α=角度βとすることにより、基準点30から第二対象物20を見た際の羽板2の厚みが最小となるので、第二対象物20の視認性を最大とすることができる。なお、この際も上述したように対象物側遮光部の開口率が大きいため、第一対象物10の視認性は確保できる。また、羽板2同士の隙間を介して太陽光が多く室内空間に透過してしまう場合には、羽板2同士の間隔を狭めたり、羽板2を厚いものにしたりすることで、解消することができる。
(実施例)
続いて、ルーバー1の実施例について説明する。図6は、本実施例に係る解析を示す図であって、図6(a)は解析結果、図6(b)は解析条件(iii)(後述する)の開口率の分布を示す図である。なお、結果はあくまでも一例であり、羽板2の間隔や角度、開口率、建物の形状等の設定によって結果は異なるものになる。また、図6(a)の横軸は時刻[h]、縦軸は日射量[w/m]を示している。この図6(a)に示すように、本実施例では、(i)ルーバーを非設置、(ii)開口率が30%均一のルーバーを設置、(iii)開口率が不均一のルーバーを設置、及び(iv)開口の無い(開口率0%)ルーバーを設置、の4パターンの解析条件にて解析を行った。解析手法としては、上記の4パターンにおいて1時間置きに室内空間の日射量(年間を通じての最大値)を算出してプロットし、1日における室内空間の日射量の変化を調べた。なお、(iii)のパターンの開口率の分布を、図6(b)に示しており、このようにルーバーを仮想的に上下に8分割し、各セクションの開口率を異ならせている。なお、解析の具体的な手法は任意の手法を用いることができるため詳細な説明を省略する。
図6(b)に示すように、(iii)開口率が不均一のルーバーを設置した場合では、(i)ルーバー非設置の場合と比べてピーク(17時)における日射量を約55%程度削減できていることが分かる。また、(iii)開口率が不均一のルーバーを設置した場合と、(ii)開口率が均一の30%のルーバーを設置した場合とでは、全体としては、略同一の遮蔽性能を確保できることが分かる。ただし、部分的な遮光性に着目すると(ii)と(iii)では異なる。具体的には、(iii)のようにルーバーの上部付近の開口率を小さくした方が、室外の上方からの光に対する遮光性を確保できており、室の奥深くまで侵入する光をより遮蔽できる。
(実施の形態の効果)
このように、本実施の形態のルーバー1によれば、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、光源側遮光部で光源Suに対する遮光性を確保できると共に、対象物側遮光部では第一対象物10に対する視認性を確保でき、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
また、羽板2に透光孔8を設け、対象物側遮光部における透光孔8による開口率を、光源側遮光部における透光孔8による開口率より高くすることにより、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、羽板2を穿孔するという極めて簡素な構成により、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
また、遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板2を備えるので、羽板2同士の隙間から視界が開けるので、羽板2の向きに沿った方向の視認性をさらに向上させることができる。
また、第一対象物側仮想直線L1上には羽板2が位置し、この羽板2における対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、光源側遮光部で光源Suに対する遮光性を確保できると共に、対象物側遮光部では第一対象物10に対する視認性を確保でき、さらに、第二対象物側仮想直線L2上には羽板2が位置しないので、第二対象物20に対する視認性を確保できる。
また、第一対象物10は、光源Suとは異なる高さに位置するので、例えば光源Suが太陽で第一対象物10が地上にある建物である場合に、太陽光に対する遮光性を確保しつつ、建物に対する視認性を確保することができる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。
(寸法や材料について)
発明の詳細な説明や図面で説明したルーバー1の各部の寸法、形状、材料、比率等は、あくまで例示であり、その他の任意の寸法、形状、材料、比率等とすることができる。例えば、本実施の形態では羽板2としてS字状に湾曲したものを用いたが、湾曲していないものを用いても構わない。
(遮光体について)
本実施の形態では遮光体はルーバー1であるものとしたが、光を遮蔽できる限りこれに限らない。例えば、ルーバー1のように複数の羽板2に分かれた構成ではなく、一枚の板状体として遮光体を構成しても良い。
また、本実施の形態では、ルーバー1の羽板2を透光率の高い素材(金属等)で形成し、この羽板2に透光率の低い部分(透光孔8)を形成したが、逆に、羽板2を透光率の低い素材(ガラス等)で形成し、この羽板2に透光率の高い部分を設ける(例えば、遮光シールを貼り付ける等)ことにより、透光率に差異を設けても構わない。
(羽板の向きについて)
本実施の形態では、羽板2はバルコニーに固定されていて動かないものとして説明したが、これに限らず、羽板2の向きを回転させる回転手段(図示省略)を設けても良い。例えば、季節の変化に伴う太陽の軌跡の移り変わりを考慮して、季節ごとに異なる向きに羽板2を回転させても良い。または、一日の時刻の変化に伴う太陽の移動を考慮して、時刻ごとに異なる向きに羽板2を回転させても良い。または、天気の変化に伴う日射量の変化を考慮し、日射量に応じて羽板2を回転させても良い。このような構成によれば、羽板2の向きを回転させる回転手段を備えるので、時刻や季節などに起因して光源Suが移動する場合であっても、光源Suの位置に応じて羽板2の向きを回転させることにより、好適な視認性や透光性を確保可能に調整できる。
(光源について)
本実施の形態では、光源Suが、第一対象物10や第二対象物20よりも上方に位置しているものとして説明したが、これに限らず、第一対象物10や第二対象物20よりも下方に位置していても構わない。例えば、光源Suが地上にある照明であっても構わない。
また、本実施の形態では、光源Suは太陽であり、室内空間へ降り注ぐ太陽光を遮蔽するために光源側遮光部の開口率を下げたが、他の目的で開口率を下げても良い。例えば、光源Suは基準点30から視認したくないもの(例えば、美感的に優れていないもの)である場合でも、光源側遮光部の開口率を下げることにより当該光源Suを視認し辛くすることが可能である。
(開口率について)
本実施の形態では、透光孔8がグラデーションとなるように開口率を設定としたが、対象物側遮光部の透光率が、光源側遮光部の透光率よりも高い限り、透光孔8をグラデーションにしなくても構わない。例えば、対象物側遮光部や光源側遮光部を除く部分の開口率は100%であっても良いし、0%であっても良い。あるいは、羽板2全体の開口率を対象物側遮光部の開口率(例えば、40%)に合わせて、光源側遮光部の開口率のみを低い開口率(例えば、15%)としても良い。または、羽板2全体の開口率を光源側遮光部の開口率(例えば、15%)に合わせて、対象物側遮光部の開口率のみを高い開口率(例えば、40%)としても良い。
(付記)
付記1の遮光体は、光源空間の光源から、遮光対象空間へと至る光を遮蔽する遮光体であって、前記光源空間と前記遮光対象空間との相互間に配置された遮光体本体を備え、前記遮光体本体は、前記光源と前記遮光対象空間内の基準点とを結ぶ光源側仮想直線上に位置する光源側遮光部と、前記光源空間の第一対象物と前記基準点とを結ぶ第一対象物側仮想直線上に位置する対象物側遮光部と、を有し、前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くした。
付記2の遮光体は、付記1に記載の遮光体において、前記遮光体本体は、複数の透光孔を備え、前記対象物側遮光部における前記透光孔による開口率を、前記光源側遮光部における前記透光孔による開口率より高くすることにより、前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くした。
付記3の遮光体は、付記1又は2に記載の遮光体において、前記遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板を備える。
付記4の遮光体は、付記3に記載の遮光体において、前記光源空間の第二対象物と前記基準点とを結ぶ第二対象物側仮想直線上に前記羽板が位置せず、かつ、前記光源側仮想直線上及び前記第一対象物側仮想直線上に前記羽板が位置する。
付記5の遮光体は、付記1から4のいずれか一項に記載の遮光体において、前記第一対象物は、前記光源とは異なる高さに位置し、かつ、前記光源側仮想直線上に位置しない。
付記6の遮光体は、付記1から5のいずれか一項に記載の遮光体において、前記遮光体本体の向きを回転させる回転手段を備える。
(付記の効果)
付記1に記載の遮光体によれば、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、光源側遮光部で光源に対する遮光性を確保できると共に、対象物側遮光部では第一対象物に対する視認性を確保でき、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
付記2に記載の遮光体によれば、遮光部本体に透光孔を設け、対象物側遮光部における透光孔による開口率を、光源側遮光部における透光孔による開口率より高くすることにより、対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、遮光部本体を穿孔するという極めて簡素な構成により、遮光性と視認性を両立することが可能となる。
付記3に記載の遮光体によれば、遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板を備えるので、羽板同士の隙間から視界が開けるので、羽板の向きに沿った方向の視認性をさらに向上させることができる。
付記4に記載の遮光体によれば、第一対象物側仮想直線上には羽板が位置し、この羽板における対象物側遮光部の透光率を、光源側遮光部の透光率より高くしたので、光源側遮光部で光源に対する遮光性を確保できると共に、対象物側遮光部では第一対象物に対する視認性を確保でき、さらに、第二対象物側仮想直線上には羽板が位置しないので、第二対象物に対する視認性を確保できる。
付記5に記載の遮光体によれば、第一対象物は、光源とは異なる高さに位置するので、例えば光源が太陽で第一対象物が地上にある建物である場合に、太陽光に対する遮光性を確保しつつ、建物に対する視認性を確保することができる。
付記6に記載の遮光体によれば、遮光体本体の向きを回転させる回転手段を備えるので、時刻や季節などに起因して光源が移動する場合であっても、光源の位置に応じて遮光体本体の向きを回転させることにより、好適な視認性や透光性を確保可能に調整できる。
1 ルーバー
2 羽板
3 上部固定ブラケット
3a 水平部
3b 垂直部
3c ボルト
3d ボルト
4 下部固定ブラケット
5 S字板
6 内S字板
6a ボルト孔
6b ボルト孔
7 外S字板
7a ボルト孔
7b ボルト孔
8 透光孔
10 第一対象物
20 第二対象物
30 基準点
Ls 光源側仮想直線
L1 第一対象物側仮想直線
L2 第二対象物側仮想直線
PL 仮想平面
Su 光源
S1〜S8 セクション

Claims (4)

  1. 光源空間の光源から、遮光対象空間へと至る光を遮蔽する遮光体であって、
    前記光源空間と前記遮光対象空間との相互間に配置された遮光体本体を備え、
    前記遮光体本体は、
    前記光源と前記遮光対象空間内の基準点とを結ぶ光源側仮想直線上に位置する光源側遮光部と、
    前記光源空間の1個の第一対象物と前記基準点とを結ぶ第一対象物側仮想直線上に位置する対象物側遮光部と、を有し、
    前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くし、
    前記遮光体本体は、所定間隔で並設された複数の羽板を備え、
    平面視において、前記光源空間の1個の第二対象物と前記基準点とを結ぶ第二対象物側仮想直線と、前記複数の羽板とが相互に平行となっており、
    前記光源側仮想直線上及び前記第一対象物側仮想直線上に前記複数の羽根の内の一部の羽板が位置し、
    前記基準点は、前記遮光対象空間内の所定位置に設定されており、
    前記第一対象物及び前記第二対象物は、前記光源空間内の相互に異なる位置に設けられており、
    前記光源空間は、室外空間であり、
    前記遮光対象空間は、室内空間であり、
    前記遮光体本体は、前記室外空間と前記室内空間との相互間に設けられているバルコニーに配置されており、
    前記基準点は、前記室内空間内における人の視線に対応する高さに設定されている、
    遮光体。
  2. 前記遮光体本体は、複数の透光孔を備え、
    前記対象物側遮光部における前記透光孔による開口率を、前記光源側遮光部における前記透光孔による開口率より高くすることにより、前記対象物側遮光部の透光率を、前記光源側遮光部の透光率より高くした、
    請求項1に記載の遮光体。
  3. 前記第一対象物は、前記光源よりも下方に設けられており、
    前記対象物側遮光部は、前記光源側遮光部よりも下方に設けられている、
    請求項1又は2に記載の遮光体。
  4. 前記遮光体本体の向きを回転させる回転手段を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の遮光体。
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