JP6753360B2 - 加熱炉用断熱壁構造 - Google Patents

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本発明は、加熱炉用断熱壁構造に関するものである。
底を有する外筒と内筒とを、それぞれ開口部を封止して一体化し、囲われた空間を真空状態とすることで、外筒の外側と内筒の内側の空間とを断熱する、真空断熱容器が知られている(特許文献1参照)。
特開2011−219125号公報
内筒の内側を加熱炉として使用し、内筒の内側の雰囲気温度を均一にするためのファンを設置する場合、外筒から内筒にかけて貫通するように、ファンの回転軸を挿通させるための貫通孔を設ける。内筒は熱膨張により拡径するため、貫通孔の壁は、ベローズなどの伸縮可能な壁である必要がある。しかし、たとえば内筒に応力が加わった際、ベローズが大きく偏心すると、ベローズが破壊されうるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、ベローズの偏心を規制する、加熱炉用断熱壁構造を提供するものである。
本発明にかかる加熱炉用断熱壁構造は、外筒と、前記外筒の内側に配置された内筒と、前記内筒に囲まれた収容空間内の気体を撹拌するファンと、前記外筒に設けられた貫通孔と、前記内筒に設けられた貫通孔とを接続し、前記ファンの回転軸が挿通されるベローズと、を備え、前記外筒と前記内筒の間の空間が減圧された加熱炉用断熱壁構造であって、前記ベローズの外側には、前記外筒から前記内筒に向かって突出し、前記内筒から離間した外筒突起部と、前記内筒から前記外筒に向かって突出し、前記外筒から離間した内筒突起部とが、前記外筒突起部および前記内筒突起部の一方が他方を囲うように設けられており、前記内筒が前記ベローズを偏心させる方向に変位した際に、前記外筒突起部と前記内筒突起部が当接し、前記内筒の変位が規制されることを、特徴としたものである。
本発明にかかる加熱炉用断熱壁構造では、ベローズの外側に、外筒から内筒に向かって突出し、内筒から離間した外筒突起部と、内筒から外筒に向かって突出し、外筒から離間した内筒突起部とが、外筒突起部および内筒突起部の一方が他方を囲うように設けられている。そのため、内筒がベローズを偏心させる方向に変位した際に、外筒突起部と内筒突起部が当接し、内筒の変位を規制することができる。
本発明により、ベローズの偏心を規制する、加熱炉用断熱壁構造を提供することができる。
本発明にかかる加熱炉用断熱壁を、長手方向に沿って切断した縦断面図である。 図1に示す加熱炉用断熱壁の、切断線II−IIにおける横断面図である。 図1に示す加熱炉用断熱壁の、切断線III−IIIにおける横断面図である。 図1に示す加熱炉用断熱壁の、内筒が収容空間から熱を受けた状態について説明する模式図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載および図面は、適宜、簡略化されている。
なお、当然のことながら、図1およびその他の図面に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。通常、z軸正向きが鉛直上向き、xy平面が水平面であり、図面間で共通である。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の加熱炉用断熱壁構造について説明する。図1は、本発明にかかる加熱炉用断熱壁1を、長手方向(x軸方向)に沿って切断した縦断面図である。図2は、図1の切断線II−IIに沿う加熱炉用断熱壁1の横断面図である。図3は、図1の切断線III−IIIに沿う加熱炉用断熱壁1の縦断面図である。図1〜図3に示すように、加熱炉用断熱壁1は、外筒2と、外筒2の内側に配置された内筒3と、を備えている。
外筒2および内筒3の材質は、たとえば、ステンレス鋼や鉄鋼である。
図1および図2に示すように、外筒2は、x軸を長手方向に横置きされている。外筒2は、側面に貫通孔22と排気孔26とを有する筒部21と、貫通孔22を囲むように筒部21の内壁から内筒3に向かって突出しつつ、その先端が内筒3から離間した外筒突起部23と、筒部21の一端から開口面(yz平面)に沿って内側に延設された環状外壁部24a,24bと、を備えている。貫通孔22の外側には、ブラケット25が固定されている。外筒2は土台41によって、下から支持されている。
図3に示すように、外筒突起部23の形状は、たとえば環状である。
図1および図2に示すように、内筒3は、外筒2と平行に、x軸を長手方向に横置きされている。内筒3は、側面に貫通孔32を有する筒部31と、貫通孔32を囲むように筒部31の外壁から外筒2に向かって突出しつつ、その先端が外筒2から離間した内筒突起部33と、を備えている。内筒3は、外筒2内に設けられた土台42によって、下から支持されている。土台42は、外筒2および内筒3よりも熱伝導率が低い断熱材で形成されているか、外筒2および内筒3との接触面積が小さいと、内筒3から外筒2へ熱が伝わりづらく、より断熱性を向上させることができる。
図3に示すように、内筒突起部33の形状は、たとえば環状である。
外筒突起部23と内筒突起部33とは、一方が他方を囲うように設けられている。図1〜図3に示した例では、内筒突起部33が外筒突起部23を囲うように設けられている。貫通孔22と貫通孔32とが位置ずれを起こす方向に内筒3が変位すると、外筒突起部23と内筒突起部33とが当接し、内筒3の変位を規制する。
図1および図2に示すように、筒部31の開口面の周縁と環状外壁部24a,24bの周縁とは、それぞれベローズ51a,51bを介して接続されている。また、貫通孔22の周縁と貫通孔32の周縁とは、ベローズ52を介して接続されている。このようにして、外筒2と内筒3との間は密閉される。この状態で、外筒2と内筒3の間の密閉された空間を、排気孔26を通じて真空ポンプ6で排気し、減圧することで、外筒2と内筒3との間に真空空間7が形成される。
なお、ベローズ51a,51bの代わりに、外筒2および内筒3よりも熱伝導率が低い弾性体、たとえば、シリコン樹脂やテフロン(登録商標)樹脂を用いてもよい。
上述した通り、外筒2と内筒3とは、真空空間7,土台42,およびベローズ51a,51b,52のみを介して接続されている。この構成においては、内筒3に囲まれた収容空間30から内筒3が熱を受けた場合にも、その熱が外筒2に伝わるのを抑制することができる。このため、外気と収容空間30との間を断熱したまま、収容空間30内で内容物を加熱処理することができる。
加熱炉用断熱壁1の断熱性を高める目的で、環状外壁部24a,24bの開口面を塞ぐように断熱扉を設置してもよい。このような構成にすると、収容空間30内で熱された気体が外筒2の外側へ流れ出すのを防ぎ、断熱性を向上させることができる。また、真空空間7内に外筒2および内筒3との間に金属板などの反射膜を備えてもよい。この構成により、外筒2と内筒3との間における、熱輻射による熱伝導を抑えることができる。
本実施の形態における加熱炉用断熱壁1は、収容空間30内の温度を均一にするために、内筒3に囲まれた収容空間30内の気体を撹拌するファン81を備えている。
ファン81は、回転軸82の先端に固定されている。回転軸82は、ブラケット25に固定されたモーター83と電気的に接続されるとともに、ベローズ52の内側に挿通され、ベローズ52の向きに沿って回転可能になっている。回転軸82の回転に伴ってファン81が回転し、内筒3に囲まれた収容空間30内の気体を撹拌することができる。
図4を用いて、収容空間30内で加熱処理を行ったときの加熱炉用断熱壁1の状態について説明する。図4は、加熱炉用断熱壁1の、内筒3が収容空間30から熱を受けた状態について説明する模式図である。図4において、二点鎖線は、収容空間30内で加熱処理を行う前の内筒3の位置を表す仮想線である。
図4に示すように、収容空間30から熱を受けた内筒3は、径方向に広がるように熱膨張する。一方、外筒2は、真空空間7によって断熱されているためにほとんど熱を受けず、熱膨張による移動も起こらない。このため、外筒2と内筒3の距離は小さくなるが、ベローズ52がこの変位を吸収するため、内筒3の拡径を妨げる力が働かず、内筒3の変形を抑えることができる。
また、収容空間30から熱を受けた内筒3は、拡径するとともに、長手方向にも延びるように熱膨張する。すなわち、内筒3は水平方向にも変位する。収容空間30内に内容物を出し入れする際にも、その内容物と筒部31との摩擦によって、内筒3が水平方向に動くことがある。このような場合には、ベローズ51a,51bが内筒3の水平面上の変位を吸収し、内筒3の変形や破損を防ぐ。
一方、外筒突起部23と内筒突起部33は、ベローズ52の外側において、一方が他方を囲うように設けられているため、内筒3が水平方向、すなわちベローズ52を偏心させる方向に大きく変位しようとすると、真空空間7内で、内筒突起部33と外筒突起部23とが当接する。従って、内筒3の、ベローズ52を偏心させる方向への変位を規制することができる。
なお、図1〜図3に示す例では、内筒突起部33が外筒突起部23を囲うように設けられている。このような配置関係にすると、内筒3の熱膨張によって内筒突起部33が外筒突起部23と当接することはないため、内筒3が自由に熱膨張できる。
以上のように、ベローズ52の外側に外筒突起部23と内筒突起部33とを、一方が他方を囲うように設けることで、ベローズ52の偏心を規制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 加熱炉用断熱壁
2 外筒
3 内筒
6 真空ポンプ
7 真空空間
21 筒部
22 貫通孔
23 外筒突起部
24a,24b 環状外壁部
25 ブラケット
26 排気孔
30 収容空間
31 筒部
32 貫通孔
33 内筒突起部
41,42 土台
51a,51b,52 ベローズ
81 ファン
82 回転軸
83 モーター

Claims (1)

  1. 外筒と、
    前記外筒の内側に配置された内筒と、
    前記内筒に囲まれた収容空間内の気体を撹拌するファンと、
    前記外筒に設けられた貫通孔と、前記内筒に設けられた貫通孔とを接続し、前記ファンの回転軸が挿通されるベローズと、を備え、
    前記外筒と前記内筒の間の空間が減圧された加熱炉用断熱壁構造であって、
    前記ベローズの外側には、前記外筒から前記内筒に向かって突出し、前記内筒から離間した外筒突起部と、前記内筒から前記外筒に向かって突出し、前記外筒から離間した内筒突起部とが、前記外筒突起部および前記内筒突起部の一方が他方を囲うように設けられており、
    前記内筒が前記ベローズを偏心させる方向に変位した際に、前記外筒突起部と前記内筒突起部が当接し、前記内筒の変位が規制される、
    加熱炉用断熱壁構造。
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