JP6751939B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
車載用のバッテリーの外部端子へのケーブル端子の取り付けには、走行中の振動による接触不良やショートを防止するために、通常、ボルトとナットが使用される。このため、外部端子にケーブル端子を取り付ける際には、外部端子に大きな締め付けトルクがかかる。このトルクによる外部端子の変形を防止するために、外部端子は、バッテリーの筐体にしっかりと固定される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−213302号公報
しかし、外部端子にケーブル端子を取り付ける際に、通常使用するボルトよりも長いボルトを誤って使用すると、ボルトの先端がバッテリーの筐体に突き刺さり筐体が割れる場合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、外部端子にケーブル端子を取り付ける際に誤って長いボルトを使用した場合でも筐体が割れることを防止できる蓄電装置を提供する。
本発明は、二次電池と、前記二次電池を収容するプラスチック製の筐体と、外部端子部材とを備え、前記外部端子部材は、前記筐体の外部の筐体上に外部端子部を有し、前記筐体の内部に内部接続部を有し、前記外部端子部と前記内部接続部との間の部分が前記筐体に埋め込まれ前記筐体を貫通するように設けられ、前記外部端子部は、前壁と、後壁と、前記前壁と前記後壁との間に設けられた天井部とを備え、前記天井部は、ボルト挿入孔を有し、前記前壁の下部は、前記筐体と接合し、前記前壁の下部と前記筐体は、前記天井部の下面と前記筐体との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により前記筐体に生じる応力が前記筐体の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前記前壁の下部が前記筐体から外れて自由端となるように接合することを特徴とする蓄電装置を提供する。
本発明の蓄電装置は二次電池を備えるため、充放電が可能である。
本発明の蓄電装置は二次電池を収容するプラスチック製の筐体を備える。このため、筐体内に直列接続した複数の二次電池を収容することが可能になり、出力電圧を高くすることが可能になる。また、金属‐樹脂一体成型により筐体と外部端子部材とを接合することができる。
本発明の蓄電装置に含まれる外部端子部材は、筐体の外部の筐体上に外部端子部を有し、筐体の内部に内部接続部を有し、外部端子部と内部接続部との間の部分が前記筐体に埋め込まれ筐体を貫通するように設けられる。このため、筐体の密閉構造を保持したまま、筐体の内部と外部とを電気的に接続することができる。また、外部端子部にケーブル端子を取り付けることにより蓄電装置の充放電が可能になる。
外部端子部は、前壁と、後壁と、前壁と後壁との間に設けられボルト挿入孔を有する天井部とを備える。このため、天井部とケーブル端子とを重ねてボルトとナットで締めつめることができ、外部端子部とケーブルとを電気的に接続することが可能になる。例えば、ケーブル端子の孔及び天井部のボルト挿入孔の上からにボルトを挿入し、このボルトの先端部にナットを組み合わせ、ボルトの頭部にトルクをかけると、ナットはボルトに沿って上昇し、天井部の下面にまで達する。さらにボルトの頭部にトルクをかけると、ケーブル端子及び天井部は、ボルトとナットの締め付け力(軸力)により密着し電気的に接続することができる。
なお、外部端子部とケーブル端子とを電気的に接続する際に通常使用するボルトよりも長いボルトを誤って使用した場合、ボルトの先端部が筐体に接触するため、ボルトの頭部にトルクをかけると、ボルトの先端部とナットにより天井部の下面と筐体との間隔を押し広げる軸力が生じる。
外部端子部の前壁の下部は、筐体と接合する。このため、外部端子部を筐体にしっかりと固定することができ、外部端子部とケーブルとを電気的に接続するためにボルトの頭部にトルクをかけた場合でも外部端子部が変形することを防止することができる。
前壁の下部と筐体は、天井部の下面と筐体との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により前記筐体に生じる応力が前記筐体の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前壁の下部が筐体から外れて自由端となるように接合する。このため、外部端子部にケーブル端子を取り付ける際に誤って長いボルトを使用し、ボルトの頭部にトルクをかけボルトの先端部とナットにより天井部の下面と筐体との間隔を押し広げる軸力が生じた場合に、ボルトの先端部の押圧により筐体が割れる前に、前壁の下部を筐体から外すことができ、前壁の下部を自由端にすることができる。前壁の下部が自由端となることにより、外部端子部材を変形させることができ、ボルトが傾くことができる。この結果、ボルトの先端部が筐体を押圧することにより筐体を割ることを防止することができる。
本発明の一実施形態の蓄電装置の概略斜視図である。 図1の破線A−Aにおける蓄電装置の概略断面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の部分断面図である。 本発明の一実施形態の蓄電装置の部分断面図である。 本発明の蓄電装置の筐体破損防止機構の説明図である。
本発明の蓄電装置は、二次電池と、前記二次電池を収容するプラスチック製の筐体と、外部端子部材とを備え、前記外部端子部材は、前記筐体の外部の筐体上に外部端子部を有し、前記筐体の内部に内部接続部を有し、前記外部端子部と前記内部接続部との間の部分が前記筐体に埋め込まれ前記筐体を貫通するように設けられ、前記外部端子部は、前壁と、後壁と、前記前壁と前記後壁との間に設けられた天井部とを備え、前記天井部は、ボルト挿入孔を有し、前記前壁の下部は、前記筐体と接合し、前記前壁の下部と前記筐体は、前記天井部の下面と前記筐体との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により前記筐体に生じる応力が前記筐体の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前記前壁の下部が前記筐体から外れて自由端となるように接合することを特徴とする。
外部端子部材の外部端子部の前壁の下部と筐体とは、前壁の下部の表面の微細孔内に筐体を構成するプラスチックが入り込むことにより接合することが好ましい。このことにより、外部端子部を筐体にしっかりと固定することができ、外部端子部にケーブル端子を取り付ける際にボルトにトルクをかけた場合でも外部端子部が変形することを抑制することができる。また、微細孔の数や大きさを調節することにより、前壁の下部と筐体との接合強度を調節することができる。
外部端子部の前壁の下部は、前壁の下端に後壁側に突出した凸部を有することが好ましく、凸部は、筐体に埋め込まれるように設けられたことが好ましい。このことにより、外部端子部を筐体にしっかりと固定することができる。また、凸部の高さを調節することにより、前壁の下部と筐体との接合強度を調節することができる。
前記凸部の先端と壁の前面との間の長さは、3mm以下であることが好ましい。このことにより、天井部の下面と筐体との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により前記筐体に生じる応力が前記筐体の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前壁の下部が筐体から外れて自由端となることができる。
本発明の蓄電装置に含まれる筐体は、密閉構造を有することが好ましい。このことにより、筐体内に水などが浸入することを防止することができ、蓄電装置の安全性及び寿命特性を向上させることができる。
本発明の蓄電装置に含まれる筐体は、二次電池を収容する外部容器と、外部容器上に配置された中蓋と、中蓋上に配置された上蓋とを備えることが好ましい。このことにより、中蓋と上蓋との間に電池監視部などを配置することが可能になる。外部端子部及び前記内部接続部は、中蓋上に配置されることが好ましい。このことにより、中蓋を、二次電池と外部端子部とを接続する配線又は二次電池と電池監視部とを接続する配線が設けられた配線盤として機能させることができる。また、外部端子部材は、外部端子部と内部接続部との間の部分が中蓋に埋め込まれ中蓋を貫通するように設けられることが好ましい。このことにより、筐体の密閉構造を保持したまま、筐体の内部に配置された内部接続部と外部に配置された外部端子部とを電気的に接続することができ、蓄電装置の充放電が可能になる。
本発明の蓄電装置に含まれる二次電池は、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、前記正極と前記負極とに挟まれたセパレータと、非水電解質と、前記正極と前記負極と前記セパレータと前記非水電解質とを収容する容器とを備えることが好ましい。このことにより、蓄電装置が二次電池の容器と二次電池を収容する外部容器とを備えることができ、蓄電装置の安全性を向上させることができる。
本発明の蓄電装置に含まれる筐体は、二次電池の電解槽を有することが好ましい。このことにより蓄電装置の部品数を低減することができ、製造コストを低減することができる。
以下、図面を用いて本発明の一実施形態を説明する。図面や以下の記述中で示す構成は、例示であって、本発明の範囲は、図面や以下の記述中で示すものに限定されない。
図1は本実施形態の蓄電装置の概略斜視図であり、図2は破線A−Aにおける蓄電装置の概略断面図であり、図3、4は本実施形態の蓄電装置の部分断面図である。
本実施形態の蓄電装置40は、二次電池5と、二次電池5を収容するプラスチック製の筐体4と、外部端子部材6とを備え、外部端子部材6は、筐体4の外部の筐体4上に外部端子部8を有し、筐体4の内部に内部接続部9を有し、外部端子部8と内部接続部9との間の部分が筐体4に埋め込まれ筐体4を貫通するように設けられ、外部端子部8は、前壁11と、後壁12と、前壁11と後壁12との間に設けられた天井部13とを備え、天井部13は、ボルト挿入孔14を有し、前壁11の下部は、筐体4と接合し、前壁11の下部と筐体4は、天井部13の下面と筐体4との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により筐体4に生じる応力が筐体4の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前壁11の下部が筐体4から外れて自由端となるように接合することを特徴とする。
以下、本実施形態の蓄電装置について説明する。
1.蓄電装置
本実施形態の蓄電装置40は、例えば、自動車の電源、自動二輪車の電源、太陽光発電の蓄電、バックアップ電源などに用いられる蓄電装置である。また、蓄電装置40は、密閉型蓄電装置又は車載用蓄電装置であってもよい。
2.二次電池
蓄電装置40は、筐体4に収容された二次電池5を備える。二次電池5は、筐体4中に収容された密閉型電池であってもよく、筐体4を電解槽とする二次電池であってもよい。
蓄電装置40は、筐体4に収容された複数の二次電池5を備えることができる。この複数の二次電池5は、並列接続されていてもよく、直列接続されていてもよい。また、複数の二次電池5は、配線により電気的に接続されてもよく、隣接する2つの電池5の電池端子を接触又は接合させることにより電気的に接続されてもよい。
二次電池5は、例えば、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池、ニッケル・水素電池、ニッケル・カドミウム電池、鉛蓄電池等である。また、二次電池5は、角型であってもよく、円筒型であってもよく、パウチ型であってもよい。また、二次電池5は、正極活物質を有する正極21と、負極活物質を有する負極22と、正極21と負極22とに挟まれたセパレータ23と、非水電解質24と、正極21と負極22とセパレータ23と非水電解質24とを収容する容器25とを備えることができる。
3.筐体
蓄電装置40は、二次電池5を収容するプラスチック製の筐体4を備える。筐体4は密閉構造を有することができる。筐体4の材料は、硬質プラスチックであってもよい。また、筐体4の材料は、例えば、ポリフェニレンサルファイド樹脂であってもよい。このことにより、筐体4が高い機械的強度を有することができる。
筐体4は、二次電池5を収容する外部容器1と、外部容器1上に配置された上蓋3とを備えることができる。また、筐体4は、外部容器1と上蓋3との間に配置された中蓋2を備えることができる。これらの筐体4を構成する部材を接着する前に外部容器1中に二次電池5を入れることにより、密閉構造を有する筐体4中に二次電池5を収容することができる。
なお、筐体4は、二次電池5の電解槽を有してもよい。この場合、筐体4に設けられた電解槽中に正極21、負極22、電解液などを収容して二次電池5を形成することができる。
中蓋2は、二次電池5と外部端子部材6とを接続する配線又は二次電池5と電池監視部15とを接続する配線が設けられた配線盤として機能することができる。また、中蓋2は、二次電池5の電池端子が貫通するスリットを有することができ、電池端子は、中蓋2の上面に設けられた接続部と接合することができる。このことにより、中蓋2の上面の配線と二次電池5とを電気的に接続することができる。
なお、電池監視部15は、各二次電池5の電圧を測定するように設けることができる。また、電池監視部15は、二次電池5の電圧測定の結果に基づき過充電を検出するように設けることができる。また、電池監視部15は、保護ケース16内に収容することができ、保護ケース16は内部が密閉空間となるように密閉することができる。
筐体4を構成する各部材は、筐体4の内部が密閉空間となるように接着することができる。このことにより、筐体4内に水などが浸入することを防止することができ、蓄電装置40の安全性及び寿命特性を向上させることができる。筐体4を構成する各部材は、例えば、接着剤により接着することができる。
筐体4は、安全弁を備えてもよい。このことにより、二次電池5において発生したガスが筐体4内に放出され筐体4の内部圧力が上昇した場合でも、安全弁からガスを筐体4の外部に放出することができる。
4.外部端子部材
本実施形態の蓄電装置40は、負極外部端子部材6a及び正極外部端子部材6bを有する(本明細書では、負極外部端子部材6a及び正極外部端子部材6bを外部端子部材6という)。
外部端子部材6は、板状であってもよい。このため、金属板を板金加工することにより、外部端子部材6を製造することができる。また、外部端子部材6は表面に微細孔を有してもよい。
外部端子部材6は、金属‐樹脂一体成型により筐体4に取り付けられてもよい。例えば、中蓋2と外部端子部材6とを金属‐樹脂一体成型することができる。なお、外部端子部材6と筐体4は、外部端子部材6が筐体4に埋め込まれた部分(接合部18)において外部端子部材6の表面の微細孔内に筐体4を構成するプラスチックが入り込むことにより接合することができる。このことにより、外部端子部材6と筐体4と間の界面が剥離することを防止することができる。
外部端子部材6は、例えば、厚さ0.5mm〜3mmの金属板を板金加工したものであってもよい。また、外部端子部材6は、銅板を板金加工したものであってもよい。また、外部端子部材6が銅板である場合、銅板をニッケルメッキ等で防錆加工をすることが好ましい。
外部端子部材6は、筐体4の外部の筐体4上に外部端子部8を有し、筐体4の内部に内部接続部9を有し、外部端子部8と内部接続部9との間の部分が筐体4又は中蓋2に埋め込まれ筐体4又は中蓋2を貫通するように設けられる。
内部接続部9は、筐体4の内部に位置し、筐体4の内部の接続端子35と接続する部分である。また、内部接続部9は、筐体4に含まれる中蓋2と上蓋3との間に配置することができる。また、内部接続部9は、中蓋2上に配置することができる。
内部接続部9と接続端子35は、ボルト30とナット31との締め付け力により接続することができる。接続端子35は、筐体4内の二次電池5又は電池監視部15と電気的に接続することができる。このことにより、筐体4の外部に配置された外部端子部8と筐体4内の二次電池5とを電気的に接続することができ、二次電池5の充放電が可能になる。
外部端子部材6の外部端子部8と内部接続部9との間の部分は、筐体4に埋め込まれ筐体4を貫通する。また、外部端子部材6の筐体4に埋め込まれた部分(接合部18b)では、外部端子部材6の表面の微細孔に筐体4のプラスチックが入り込むことにより外部端子部材6と筐体4が接合することができる。このことにより、外部端子部材6と筐体4とを密着させることができ、筐体4の密閉構造を保持したまま、筐体4の内部と外部とを電気的に接続することができる。また、外部端子部材6を筐体4にしっかりと固定することができる。
例えば、外部端子部材6の外部端子部8と内部接続部9との間の部分は、中蓋2に埋め込まれ中蓋2を貫通するように設けることができる。また、外部端子部材6は、外部端子部8及び内部接続部9が中蓋2の上面上に配置され、外部端子部材6の外部端子部8と内部接続部9との間の部分が第1貫通部と第2貫通部において中蓋2を貫通し、外部端子部材6の第1貫通部と第2貫通部との間の部分が中蓋2の下面上に配置されてもよい。
外部端子部8は、筐体4の外部の筐体4上又は中蓋2上に位置し、ケーブル端子32などの外部配線と接続する部分である。なお、ケーブル端子32の代わりにバスバーなどを使用してもよい。
外部端子部8は、前壁11と、後壁12と、前壁11と後壁12との間に設けられボルト挿入孔14を有する天井部13とを備える。このため、天井部13とケーブル端子32とを重ねてボルト28とナット29で締めつめることができ、ボルト28の軸力により外部端子部8とケーブル33とを電気的に接続することが可能になる。例えば、前壁11と天井部13の間及び天井部13と後壁12において、外部端子部材6は直角に曲げられていてもよい。
なお、前壁11がボルト挿入孔14を有してもよい。
前壁11の下部は、筐体4と接合する。このため、外部端子部8を筐体4にしっかりと固定することができ、外部端子部8とケーブル端子32とを電気的に接続するためにボルト28の頭部にトルクをかけた場合でも外部端子部8が変形することを防止することができる。また、前壁11の下部と筐体4は、外部端子部材6の表面の微細孔に筐体4のプラスチックが入り込むことにより外部端子部材6と筐体4がしっかりと接合することができる(接合部18a)。なお、前壁11の下部の表面の微細孔の数、大きさ、深さなどを調節することにより、接合部18aの接合強度を調節することができる。
前壁11の下部は、前壁11の下端に後壁12側に突出した凸部19を有することができる。また、凸部19は、筐体4に埋め込まれるように設けることができる。このことにより、前壁11の下部と筐体4との接合強度を大きくすることができる。また、凸部19の高さを調節することにより、前壁11の下部と筐体4との接合強度を調節することができる。凸部19の表面の微細孔に筐体4のプラスチックが入り込むことにより外部端子部材6と筐体4が接合することができる。
凸部19の先端と前壁11の前面との間の長さは、例えば、1mm以上4mm以下とすることができる。
凸部19は、例えば、前壁11の端を後壁側に折り曲げることにより設けることができる。
なお、前壁11の下部は、図3のように凸部19を有してもよく、図4のように凸部19を有さなくてもよい。
例えば、図3、4のように、ケーブル端子32の孔及び天井部13のボルト挿入孔14の上からボルト28を挿入し、ボルト28の先端部にナット29を組み合わせ、ボルト28の頭部にトルクをかけると、ナット29はボルト28の軸部に沿って上昇し、天井部13の下面にまで達する。さらにボルト28の頭部にトルクをかけると、ケーブル端子32及び天井部13は、ボルト28とナット29の締め付け力(軸力)により密着し電気的に接続することができる。
なお、外部端子部8にケーブル端子32を接続した後に、外部端子部8に絶縁キャップ36を被せることができる。このことにより、リーク電流が流れることを抑制することができる。
外部端子部8とケーブル端子32とを電気的に接続する際に通常使用するボルト28よりも長いボルト34を誤って使用した場合、ボルト34の頭部にトルクをかけると、ボルト34の先端部とナット29により天井部13の下面と筐体4又は中蓋2との間隔を押し広げる軸力が生じる。
例えば、図5(a)のように、ケーブル端子32の孔及び天井部13のボルト挿入孔14の上からにボルト34を挿入し、ボルト34の先端部にナット29を組み合わせ、ボルト34の頭部にトルクをかけると、ナット29はボルト34の軸部に沿って上昇し、天井部13の下面にまで達する。この際、ボルト34は通常のボルト28よりも長いため、ボルト34の頭部は、ケーブル端子32に接触してなく、ボルト34の先端部は筐体4又は中蓋2と接触している。さらにボルト34の頭部にトルクをかけると、ボルト34の先端部とナット29により天井部13の下面と筐体4又は中蓋2との間隔を押し広げる軸力が生じる。
前壁11の下部と筐体4は、接合部18aにおいて、天井部13の下面と筐体4との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により筐体4に生じる応力が筐体4の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前壁11の下部が筐体4から外れて自由端となるように接合する。このため、外部端子部8にケーブル端子32を取り付ける際に誤って長いボルト34を使用し、ボルト34の頭部にトルクをかけボルト34の先端部とナット29により天井部13の下面と筐体4との間隔を押し広げる軸力が生じた場合に、ボルト34の先端部の押圧により筐体4が割れる前に、図5(b)のように、前壁11の下部を筐体4から外すことができ、前壁11の下部を自由端にすることができる。前壁11の下部が自由端となると、軸力により外部端子部材6を変形させることができ、ボルト34が傾くことができる。この結果、ボルト34の先端部が筐体4を押圧することにより筐体を割ることを防止することができる。
接合部18aにおける前壁11の下部と筐体4との接合強度は、例えば、凸部19の高さを調節すること、前壁11の下部の表面の微細孔の数などを調節することにより、調節することができる。
前壁11の下部と筐体4の接合強度は、筐体4の破壊応力や外部端子部材6の厚さ等を考慮して決めればよい。ボルトを締めるときのトルクが8N未満で接合部が外れてしまうと実使用に耐えることができないので、ボルトのトルクが8N以上で前壁11の下部が筐体4から外れて自由端となるように接合強度を設定してもよい。
なお、外部端子部8にケーブル端子32を取り付ける際に誤って長いボルト34を使用し、前壁11の下部が筐体4から外れない場合、ボルト34の先端からの荷重により筐体4に生じる応力が筐体4の破壊応力を超えると、筐体4が割れると考えられる。
前壁11は、前壁11の側面の一部が筐体4又は中蓋2と接触するように設けられてもよい。また、前壁11は、前壁11の側面の一部が筐体4又は中蓋2と接合するように設けられてもよい。このことにより、外部端子部8にケーブル端子32を取り付ける際にボルト28の頭部に大きなトルクをかけた場合でも、外部端子部材6が変形することを防止することができる。
実験
図1、2に示したような蓄電装置40を作製し、図5のように、通常使用するボルトよりも長いボルト34を使用して、外部端子部8とケーブル端子32とを接続しようとする実験を行った。筐体4の材料は、ポリフェニレンサルファイド樹脂とした。筐体4(2mm片)の樹脂破壊応力を調べたところ、200MPaであった。
外部端子部材6は、2mm厚のニッケルメッキ銅板を板金加工することにより作製した。前壁11の前面と後壁12の後面との間の天井部13の長さは、約13mmとした。凸部19は、凸部19の先端と前壁11の前面との間の長さが約2.5mmとなるように、ニッケルメッキ銅板の端を折り曲げることにより作製した。また、外部端子部材6は、金属‐樹脂一体成型により中蓋2に取り付けた。
作製した蓄電装置40の天井部13のボルト挿入孔と、ケーブル端子32のボルト挿入孔に軸径8mmのボルト34を挿入し、ボルト34とナット29とを組み合わせて、ボルト34の頭部にトルクをかけた。ボルト34の先端は筐体4に接触し、ナット29はボルト34の軸部に沿って上昇し天井部13の下面まで達した。さらにボルト34の頭部にトルクをかけると、トルクが20N・mに達すると、図5(b)のように、ボルト34の軸力により前壁11の下部が筐体4から外れて自由端となった。ボルト34の頭部にさらにトルクをかけると外部端子部材が曲がり、ボルト34が傾いた。ボルト34が傾くと軸力の向きが変わるため、筐体4が割れることはなかった。
ボルト34にかけるトルクと、ボルトの軸力との関係は、次の式1で表される。
T=kdF (式1)
T:トルク(N・m)、k:トルク係数(0.15〜0.2)、d:ボルト径(m)、F:ボルトの軸力(N)
式1により計算すると、軸径8mmのボルト34にトルク20N・mをかけた場合、ボルト34の軸力Fは、12500Nとなる。応力は、F/(ボルト径)2で計算できるため、ボルト34の先端の荷重により筐体4に生じる応力は、195.3125(N/mm2 = MPa)となる。
従って、ボルト34の先端の荷重により筐体4に生じる応力が、筐体4の破壊応力以上となる前に、軸力により前壁11の下部が筐体4から外れて自由端とすることができた。従って、筐体4が割れることを防止することができた。
1:外部容器 2:中蓋 3:上蓋 4:筐体 5、5a、5b:二次電池 6、6a、6b:外部端子部材 8:外部端子部 9:内部接続部 11:前壁 12:後壁 13:天井部 14、14a、14b、14c、14d:ボルト挿入孔 15:電池監視部 16:保護ケース 17:シール部材 18、18a、18b:接合部 19:凸部 21:正極 22:負極 23:セパレータ 24:非水電解質 25:容器 28:外部端子用ボルト 29:外部端子用ナット 30:内部接続用ボルト 31:内部接続用ナット 32:ケーブル端子 33:ケーブル 34:通常より長いボルト 35:接続端子 36:絶縁キャップ 40:蓄電装置

Claims (8)

  1. 二次電池と、前記二次電池を収容するプラスチック製の筐体と、外部端子部材とを備え、
    前記外部端子部材は、前記筐体の外部の筐体上に外部端子部を有し、前記筐体の内部に内部接続部を有し、前記外部端子部と前記内部接続部との間の部分が前記筐体に埋め込まれ前記筐体を貫通するように設けられ、
    前記外部端子部は、前壁と、後壁と、前記前壁と前記後壁との間に設けられた天井部とを備え、
    前記天井部は、ボルト挿入孔を有し、
    前記前壁の下部は、前記筐体と接合し、
    前記前壁の下部と前記筐体は、前記天井部の下面と前記筐体との間隔を押し広げる力が加わった際に前記押し広げる力により前記筐体に生じる応力が前記筐体の破壊応力以上となる前に前記押し広げる力により前記前壁の下部が前記筐体から外れて自由端となるように接合することを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記前壁の下部と前記筐体は、前記前壁の下部の表面の微細孔内に前記筐体を構成するプラスチックが入り込むことにより接合する請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記前壁の下部は、前記前壁の下端に前記後壁側に突出した凸部を有し、
    前記凸部は、前記筐体に埋め込まれるように設けられた請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記凸部の先端と前記前壁の前面との間の長さは、3mm以下である請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記筐体は、密閉構造を有する請求項1〜4のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記筐体は、前記二次電池を収容する外部容器と、前記外部容器上に配置された中蓋と、前記中蓋上に配置された上蓋とを備え、
    前記外部端子部及び前記内部接続部は、前記中蓋上に配置され、
    前記外部端子部材は、前記外部端子部と前記内部接続部との間の部分が前記中蓋に埋め込まれ前記中蓋を貫通するように設けられた請求項1〜5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 前記二次電池は、正極活物質を有する正極と、負極活物質を有する負極と、前記正極と前記負極とに挟まれたセパレータと、非水電解質と、前記正極と前記負極と前記セパレータと前記非水電解質とを収容する容器とを備える請求項1〜6のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  8. 前記筐体は、前記二次電池の電解槽を有する請求項1〜5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
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