JP6750850B2 - 色変換装置、色変換方法及びプログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施例に係る印刷システムの構成の一例を示したブロック図である。印刷システムは、画像処理装置10と印刷装置(プリンタ)20とで構成され、プリンタインタフェース又は回路によって接続されている。画像処理装置10は例えば一般的なパーソナルコンピュータであり、以下に述べる画像処理機能は、インストールされたプリンタドライバによって実現される。すなわち、以下に説明する画像処理装置10の各部は、コンピュータ内のCPUがメモリ(ROM等)やハードディスク(HDD)に格納された所定のプログラムを実行することにより実現されることになる。なお、プリンタ20が画像処理装置10を内包する構成であってもよい。
次に、本実施例に係る印刷システムにおける印刷処理の概要について説明する。図3は、本実施例に係る印刷システムにおける印刷処理の大まかな流れを示すフローチャートである。
次に、本実施例の特徴である、2つのモジュールで別個に色分解してその結果を合成することで、注目インク種についてのインク値画像を得る処理について、別フローを参照して詳しく説明する。図4は、本実施例に係る、色分解処理+合成処理の詳細を示すフローチャートである。
続いて、上述の各色分解処理部で用いる、1次元の変換LUT(格子点数が12)及び3次元の色分解LUT(格子点数が12×12×12)の作成方法について説明する。本実施例の各色分解処理で用いる色分解LUTは、その基礎になる補間目標を示す色分解LUT(以下、ベースLUT)の入出力特性における複数のピーク箇所や出力値の入り始め箇所が、それぞれ別々のLUTに属するように分割して得られるLUTである。すなわち、ベースLUTの入出力特性の一部を表すLUT(部分LUT)である。本実施例におけるベースLUTは、プリンタ20の開発者等によって予め設計された格子点数が33×33×33の色分解LUTとする。以下、詳しく説明する。
図10は、前述のステップ607及び608における、変換LUT及び色分解LUT(部分LUT)の最適化処理の流れを示すフローチャートである。
ここで、本実施例の効果が特に期待できるケースについて改めて説明する。色分解LUTは、一般的に、入力値(例えばRGB値)の変化に対して比較的単調に格子点値(例えばインク値)が増加し、ある領域でピークに達した後、飽和あるいは徐々に減少する場合が多い。しかしながら、例えば近年のインクジェットプリンタは、CMYKの基本4色以外の特色インクや同一色相で濃度の異なる濃淡インク等を搭載する機種が増えている。これは、色再現範囲の拡大、粒状性の低減、インク打ち込み量の削減によるインク消費量の低減等、様々な性能拡大を目的としている。このような基本4色以外のインク色に対応する色分解LUTは、従来とは異なる入出力特性を有することが分かっている。例えば、基本4色と色相が異なり彩度が高めのインク(例えばレッド、グリーン、ブルーの特色)の色分解LUTは、複数のピークを含むような曲線の入出力特性となるものがある。図11は、色分解LUTが2つのピークを有する入出力特性となる場合の補間処理を、本実施例に係る手法と従来手法とを比較して説明する図である。図11(a)が従来手法、同(b)が本実施例の手法である。図11(a)において、左側のグラフは、特色であるグリーンの色分解LUTのG軸のインク値を1次元で示したもので、前述の図9におけるグラフ(in)と同じものである。そして、このLUTを用いた従来手法の補間処理結果がその右側のグラフである。一方、図11(b)における左端の上下に並んだグラフは、図11(a)と同じグリーンの色分解LUTを分割して得られた2つの部分LUTに対応する、G軸のインク値を1次元で表したグラフであり、前述の図9におけるグラフ(out1)及びグラフ(out2)と同じものである。そして、これら2つの部分LUTを用いた本実施例の補間処理結果(図11(b)の中央のグラフ)を合成したものが、図11(b)の右端のグラフである。図11(a)の右側のグラフ(従来手法)と、図11(b)の右端のグラフ(本実施例)とを比較すると、本実施例の方が、1つ目のピークにおける変化がより滑らかで、元の色分解LUTの入出力特性をより精度よく再現できていることが分かる。このように、色分解LUTの入出力特性において複数のピーク箇所を持つような色材を用いて画像形成を行うプリンタ等において、本実施例は特にその効果を発揮することができる。
ベースLUTの分割に用いるマスクは前述の図7に示したものに限られない。図12は、LUT分割マスクの他のバリエーションの一例を示している。まず、(c1)と(c2)の対は、入力値に対していずれか片方のみにすべての入力値を分配する領域をその両端に有しつつ、入力値が中間の値をとる範囲においてはグラデーション状に分配する場合のマスクである。そして、(d1)と(d2)の対は、ある値を境に二つに分配する場合のマスクである。また、(e1)と(e2)の対は、入力値を均等に分配する場合のマスクである。なお、これらいずれのマスク対においても、その分割率の総和が入力値の全範囲において1.0となるのは、前述の図7のマスクと同じである。
また、本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
第一色分解処理部104a
第二色分解処理部104b
合成処理部106
Claims (14)
- 入力画像の信号成分を、出力デバイスが扱う信号成分に色分解する画像処理装置であって、
前記入力画像の信号成分に応じた複数次元の色分解LUTに基づく補間処理によって、前記入力画像の各画素値に対応する前記出力デバイスが扱う信号成分の出力値を決定する補間手段と、
前記補間手段における前記補間処理の前に、前記入力画像の画素値を、1次元の変換LUTを用いて非線形変換する変換手段と、
を備え、
前記色分解LUTは、前記複数次元のうち少なくとも1つの次元の入出力特性において、出力値が極大または極小値を取るピーク箇所、あるいは、入力値に対して出力値が立ち上がる立ち上がり箇所を複数含み、
前記変換LUTは、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所のそれぞれに対応して非線形性を高める入出力特性を有し、
前記変換手段は、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所のそれぞれに対応する複数の前記変換LUTを用いて、前記入力画像の各画素値を非線形変換する、
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記補間手段は、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所のそれぞれに対応する、前記色分解LUTを分割して得られる複数の部分LUTを用いて、前記非線形変換された前記入力画像の画素値を入力値とした補間処理を行う補間手段と、
前記補間手段でそれぞれ得られた前記補間処理の結果を合成して、前記入力画像の画素値に対応する前記出力値を生成する合成手段と、
をさらに備え、
前記複数の部分LUTのそれぞれで同じ位置にある格子点値の総和は、前記色分解LUTにおけるその対応する位置にある格子点値と等しい、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記補間手段は、前記複数の部分LUTのそれぞれに対応して、複数の補間処理を行う手段で構成され、
前記合成手段は、前記複数の補間処理を行う手段からそれぞれ受け取った補間処理の結果を合成して、前記入力画像の画素値に対応する前記出力値を生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記色分解LUTを格納する格納手段と、
前記格納手段に格納された前記色分解LUTを分割することにより前記複数の部分LUTを生成するLUT生成手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記LUT生成手段は、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所の数に応じた複数のマスクを用いて、前記色分解LUTを分割し、
前記複数のマスクは、各マスクの分割率の総和が、入力値の全範囲において1.0となるようなマスクである
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記入力画像の信号成分は、RGB色空間で表される色成分であり、
前記LUT生成手段は、前記入力画像のRGB値に応じて前記分割を行う、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。 - 前記変換手段で使用する前記変換LUT及び前記補間手段で使用する前記部分LUTを指定する指定手段をさらに備え、
前記変換手段は、前記指定手段で指定された前記変換LUTを用いて非線形変換を行い、
前記補間手段は、前記指定手段で指定された前記部分LUTを用いて補間処理を行う
ことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記補間手段が、前記複数の部分LUTに代えて、当該複数の部分LUTの各入出力特性を表す数式を用いて、前記補間処理を行うことを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記出力デバイスは、印刷装置であり、
前記出力デバイスが扱う信号成分に対応する出力値は、前記印刷装置における画像形成で使用する色材の量を表す値である
ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記印刷装置は、インクジェット方式の印刷装置であり、
前記色材の量を表す値は、インク値である、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。 - 前記印刷装置が用いるインクには、特色のインクを含み、
前記変換手段における非線形変換及び前記補間手段における補間処理は、前記特色のインクについてのみ行う
ことを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。 - 前記特色のインクは、さらに淡色のインクであることを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
- 入力画像の信号成分を、出力デバイスが扱う信号成分に色分解する画像処理方法であって、
前記入力画像の信号成分に応じた複数次元の色分解LUTに基づく補間処理によって、
前記入力画像の各画素値に対応する前記出力デバイスが扱う信号成分の出力値を決定する補間ステップと、
前記補間ステップにおける前記補間処
理の前に、前記入力画像の画素値を、1次元の変換LUTを用いて非線形変換する変換ステップと、
を含み、
前記色分解LUTは、前記複数次元のうち少なくとも1つの次元の入出力特性において、出力値が極大または極小値を取るピーク箇所、あるいは、入力値に対して出力値が立ち上がる立ち上がり箇所を複数含み、
前記変換LUTは、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所のそれぞれに対応して非線形性を高める入出力特性を有し、
前記変換ステップでは、前記色分解LUTにおける前記複数のピーク箇所又は立ち上がり箇所のそれぞれに対応する複数の前記変換LUTを用いて、前記入力画像の各画素値を非線形変換する、
ことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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