JP6750366B2 - 合流制御システム - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、射出成形機、プレス機械、建設機械等の油圧装置等に使用される合流制御システムに関する。
従来、この種の合流制御システムとしては、特許第4548488号公報(特許文献1)に記載のものがある。
この従来の合流制御システムは、圧力流量制御部で、圧力指令および流量指令と検出圧力および検出流量との偏差に相当する操作量を求め、この操作量が一定値以上のときに、操作量分配部で、第1および第2ポンプの両方を駆動するように操作量を分配する一方、この操作量が一定値未満のときに、操作量分配部で、第1ポンプを駆動する一方、第2ポンプを駆動しないように操作量を分配している。
上記従来の合流制御システムは、上述のように操作量の分配をしているため、第1および第2ポンプの合流運転と単独運転との切り替えがショックレスで滑らかにできるという利点を有する。
特許第4548488号公報
ところで、上記従来の合流制御システムでは、図9(B),(C)に示すように、第1ポンプ、第2ポンプはそれぞれ異なるカットオフ特性を持ち、まず、図9(C)に示すように、第2ポンプの吐出流量を減少させ、第2ポンプの吐出流量がゼロになったら、次に、図9(B)に示すように、第1ポンプの吐出流量を低下させている。それにより、図9(A)に示すように、滑らかな合流運転と単独運転との切り替えを可能としている。
しかしながら、上記従来の合流制御システムでは、第2ポンプの吐出流量がゼロになった後に第1ポンプの吐出量を減少させているため、図9(C)のハッチングで示す領域Nが第2ポンプの実際に出力可能な領域N2であるにも拘わらず、この領域N2では第2ポンプは出力していなくて、その結果、図9(A)に示す第1ポンプ、第2ポンプの合流流量においても、ハッチングで示す領域Nでは出力が可能にも拘わらず、有効に出力していないことになる。
したがって、上記従来の合流制御システムでは、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできる反面、第1および第2ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮できていないという問題があった。
そこで、この発明の課題は、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにでき、かつ、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮できる合流制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の合流制御システムは、
第1吐出ラインの圧力を検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第1圧力指令、第1流量指令に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラで第1吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置と、
上記第1吐出ラインに合流する第2吐出ラインの圧力を検出する第2圧力センサと、
上記第2吐出ラインの圧力を表す上記第2圧力センサからの信号を受けて、第2圧力指令、第2流量指令に応じた圧力および流量が得られるよう第2コントローラで第2吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第2吐出ラインの圧力、流量を、上記第1可変流量制御装置と独立して制御する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1コントローラは、上記第1圧力指令、上記第1流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部を含み、
上記第2コントローラは、上記第2圧力指令、上記第2流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部を含み、
流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、かつ、上記第1コントローラから出力されると共に、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と、上記第2コントローラら出力されると共に、上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え
上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記構成の合流制御システムによれば、上記指令分配部によって、上記流量指令を上記第1流量指令と第2流量指令とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、上記第1可変流量制御装置と上記第2可変流量制御装置とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部は、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにするので、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを特に滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、この発明の合流制御システムは、
第1吐出ラインの圧力を検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第1圧力指令、第1流量指令に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラで第1吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置と、
上記第1吐出ラインに合流する第2吐出ラインへ流体を吐出すると共に、上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第2圧力指令、第2流量指令に応じた上記第1吐出ラインの圧力および第2吐出ラインの流量が得られるように第2コントローラで、上記第2吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、上記第2吐出ラインへの流量を、上記第1可変流量制御装置と独立して制御する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1コントローラは、上記第1圧力指令、上記第1流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部を含み、
上記第2コントローラは、上記第2圧力指令、上記第2流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部を含み、
流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、かつ、上記第1コントローラから出力されると共に、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と、上記第2コントローラから出力されると共に、上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え
上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記構成の合流制御システムによれば、上記指令分配部によって、上記流量指令を上記第1流量指令と第2流量指令とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、上記第1可変流量制御装置と上記第2可変流量制御装置とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部は、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにするので、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、上記発明によれば、上記第1および第2カットオフ特性設定部によって、カットオフ幅を自由に調整してシステムの安定性を高めることができる。
また、上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを特に滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記第1および第2可変流量制御装置は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含む。
上記実施形態によれば、上記第1および第2可変流量制御装置は、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含むので、構造が簡単、安価になる。
1実施形態では、
上記第1および第2カットオフ特性設定部は、下記の(式1)、(式2)、(式3)、(式4)により、カットオフ特性が付与された圧力指令を算出する。
qf1 ≦ VS1 → Pi_C1 = Pi1 (式1)
VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)
qf2 ≦ VS2 → Pi_C2 = Pi2 (式3)
VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2 = ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)

ここで、Pi_C1, Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第1および第2圧力指令、
Pi1,Pi2は、第1および第2圧力指令、
Qi1, Qi2は、第1および第2流量指令、
qf1, qf2は、第1および第2検出流量
CF1, CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1, VS2は、予め定められた定数で、圧力指令(Pi)が一定となるときの流量の最大値を表す。
上記実施形態によれば、上記第1および第2カットオフ特性設定部は、上記(式1)から(式4)により、カットオフ特性を付与するので、簡単な演算で、適切なカットオフ特性を付与することができる。
また、上記第1および第2カットオフ特性設定部は、カットオフ幅を自由に調整してシステムの安定性を高めることができる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量と、上記第2可変流量制御装置からの吐出量を表す第2検出流量との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量と、上記第2可変流量制御装置からの吐出量を表す第2検出流量との合算値が、予め定められた上記第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させる。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力する。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力するので、第2可変流量制御装置の停止および運転を簡単に制御することができ、かつ、電力の消費を少なくして、省エネルギーを達成できる。
この発明の合流制御システムは、
第1吐出ラインの圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの流量を第1検出流量として検出する第1流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令と、圧力指令と、上記第1検出流量と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第1吐出ラインに流体を吐出する第1可変流量制御装置と、
第2吐出ラインの圧力を第2検出圧力として検出する第2圧力センサと、
上記第2吐出ラインの流量を第2検出流量として検出する第2流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令と、圧力指令と、上記第2検出流量と、上記第2検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第2吐出ラインに流体を吐出する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1吐出ラインと第2吐出ラインとは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記構成の合流制御システムによれば、上記指令分配部によって、上記流量指令を上記第1流量指令と第2流量指令とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、上記第1可変流量制御装置と上記第2可変流量制御装置とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、この発明の合流制御システムは、
第1吐出ラインの圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの流量を第1検出流量として検出する第1流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令と、圧力指令と、第1検出流量と、第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第1吐出ラインに吐出する第1可変流量制御装置と、
第2吐出ラインの流量を第2検出流量として検出する第2流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令と、圧力指令と、上記第2検出流量と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第2吐出ラインに吐出する第2可変流量制御装置と、
を備え、
上記第1吐出ラインと第2吐出ラインとは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記構成の合流制御システムによれば、上記指令分配部によって、上記流量指令を上記第1流量指令と第2流量指令とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、上記第1可変流量制御装置と上記第2可変流量制御装置とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
また、上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記第1および第2可変流量制御装置は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含む。
上記実施形態によれば、上記第1および第2可変流量制御装置は、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含むので、構造が簡単、安価になる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロにまで徐々に減少する。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第1流量検出部で検出した第1可変流量制御装置からの吐出量と、上記第1流量検出部で検出した第2可変流量制御装置からの吐出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロにまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部で検出した第1検出流量が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させる。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部で検出した第1検出流量が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
1実施形態では、
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1流量検出部で検出した第1可変流量制御装置からの吐出流量が、予め定められた閾値以上になったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力する。
上記実施形態によれば、上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力するので、第2可変流量制御装置の停止および運転を簡単に制御することができ、かつ、電力の消費を少なくして、省エネルギーを達成できる。
この発明によれば、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにでき、かつ、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
この発明の第1実施形態の合流制御システムのブロック図である。 流量−圧力曲線を示し、(A)は合流後の流量−圧力曲線、(B)は第1ポンプ流量−圧力曲線、(C)は第2ポンプ流量−圧力曲線を示す。 第2流量指令の最大流量領域を主に示すグラフ。 第2流量指令のカットオフ制御領域を主に示すグラフ。 第2流量指令の最高圧力制御領域を主に示すグラフ。 時間に対する圧力、流量、制御信号の関係を示すグラフで、(A)は時間−第2圧力指令、(B)は時間−合流流量、(C)は時間−第1検出流量、(D)は時間−第2検出流量、(E)は時間−制御信号を示す。 この発明の第2実施形態の合流制御システムのブロック図である。 この発明の第3実施形態の合流制御システムの要部のブロック図である。 従来例の流量と圧力の関係を示す図であり、(A)は合流後の流量−圧力曲線、(B)は第1ポンプの流量−圧力曲線、(C)は第2ポンプの流量−圧力曲線を示す。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、この第1実施形態の合流制御システムは、第1可変流量制御装置1と、第2可変流量制御装置2と、指令分配部3と、上記第1可変流量制御装置1と主機油圧回路100とを接続する第1吐出ライン10と、上記第2可変流量制御装置2と第1吐出ライン10とを接続して第2可変流量制御装置2からの吐出流体を第1可変流量制御装置1からの吐出流体に合流させる第2吐出ライン20とを備えている。上記第2吐出ライン20には、第2可変流量制御装置2から第1吐出ライン10への流れが順方向になるチェック弁30を設けて、第1吐出ライン10から第2吐出ライン20へ作動油が逆流しないようにしている。
上記第1可変流量制御装置1は、第1固定容量形ポンプ11と、この第1固定容量形ポンプ(以下、第1ポンプという場合がある。)11を駆動する第1モータ12と、この第1モータ12の回転角ひいては回転速度を検出するためのエンコーダ13と、第1コントローラ14とを備えて、上記第1コントローラ14は、第1吐出ライン10の圧力を検出する第1圧力センサ15からの第1吐出ライン10の検出圧力を受けて、後記する第1圧力指令Pi1および第1流量指令Qi1に応じた第1吐出ライン10の圧力および流量が得られるように、上記第1モータ12の回転数または回転速度を制御する。
上記第1コントローラ14は、第1流量検出部141と第1カットオフ特性設定部142とを有している。上記第1流量検出部141はエンコーダ13からの出力に基づいて、第1モータ12の回転速度、ひいては、第1ポンプ11の回転速度に対応する第1ポンプ11の第1吐出ライン10への吐出流量qf1を第1検出流量qf1として検出する。
また、上記第1カットオフ特性設定部142は、図示しない主機からの圧力指令Piを第1圧力指令Pi1(Pi1=Pi)として受け、指令分配部3から第1流量指令Qi1を受けて、この第1圧力指令Pi1と第1流量指令Qi1と第1検出流量qf1とに基づいて、図1の第1カットオフ特性設定部142のブロック中の線図に示すような一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する。
より詳しくは、上記第1カットオフ特性設定部142は、下記の(式1)、(式2)により、カットオフ特性が付与された第1圧力指令Pi_C1を算出する。
qf1 ≦ VS1 → Pi_C1 = Pi1 (式1)
VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)
ここで、Pi_C1は、カットオフ特性が付与された第1圧力指令、
Pi1は、第1圧力指令、
Qi1は、第1流量指令、
qf1は、第1検出流量
CF1は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1は、予め定められた定数で、第1圧力指令Pi1が一定となるときの流量の最大値を表す。
このように、上記第1カットオフ特性設定部142は、上記(式1)、(式2)により、カットオフ特性を付与するので、圧力が一定(最高制御圧力)で流量のみが変化する領域(以下、最高圧力領域という。)を設けていることになって、この最高圧力領域で、合流運転から単独運転、あるいは、単独運転から合流運転への切り替えを行うと、圧力−流量線図において、制御点(圧力、流量)がジャンプすることがなくて、滑らかな切り替えができることになる。
また、上記(式1),(式2)でカットオフ特性を付与するので、簡単な演算で、適切なカットオフ特性を付与することができ、かつ、カットオフ幅を自由に調整してシステムの安定性を高めることができる。
また、上記第2可変流量制御装置2は、第2固定容量形ポンプ21と、この第2固定容量形ポンプ(以下、第2ポンプという場合がある。)21を駆動する第2モータ22と、この第2モータ22の回転角ひいては回転速度を検出するためのエンコーダ23と、第2コントローラ24とを備えて、上記第2コントローラ24は、第2吐出ライン20の圧力を検出する第2圧力センサ25からの第2吐出ライン20の検出圧力を受けて、後記する第2圧力指令Pi2および第2流量指令Qi2に応じた第2吐出ライン20の圧力および流量が得られるように、上記第2モータ22の回転数または回転速度を制御する。
上記第2コントローラ24は、第2流量検出部241と第2カットオフ特性設定部242とを有している。上記第1流量検出部241はエンコーダ23からの出力に基づいて、第2モータ22の回転速度、ひいては、第2ポンプ21の回転速度に対応する第2ポンプ21の第2吐出ライン20への吐出流量qf2を第2検出流量qf2として検出する。
また、上記第2カットオフ特性設定部242は、図示しない主機からの圧力指令Piを第2圧力指令Pi2(Pi2=Pi)として受け、指令分配部3から第2流量指令Qi2を受けて、この第2圧力指令Pi2と第2流量指令Qi2と第2検出流量qf2とに基づいて、図1の第2カットオフ特性設定部242のブロック中の線図に示すような一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための第2圧力指令を出力する。
より詳しくは、上記第2カットオフ特性設定部242は、下記の(式3)、(式4)により、カットオフ特性が付与された第2圧力指令Pi_C2を算出する。
qf2 ≦ VS2 → Pi_C2 = Pi2 (式3)
VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2= ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)
ここで、Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第2圧力指令、
Pi2は、第2圧力指令、
Qi2は、第2流量指令、
qf2は、第2検出流量
CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1は、予め定められた定数で、第2圧力指令Pi2が一定となるときの流量の最大値を表わす。
このように、上記第2カットオフ特性設定部242は、上記(式3)、(式4)により、カットオフ特性を付与するので、圧力が一定(最高制御圧力)で流量のみが変化する領域(以下、最高圧力領域という。)を設けていることになって、この最高圧力領域で、合流運転から単独運転、あるいは、単独運転から合流運転への切り替えを行うと、圧力−流量線図において、制御点(圧力、流量)がジャンプすることがなくて、滑らかな切り替え制御ができることになる。
また、上記(式3),(式4)でカットオフ特性を付与するので、簡単な演算で、適切なカットオフ特性を付与することができ、かつ、カットオフ幅を自由に調整してシステムの安定性を高めることができる。
一方、上記指令分配部3は、流量指令分配部31と制御信号分配部32と合算部33とを有する。
上記合算部33は、第1可変流量制御装置1が吐出している流量であって第1流量検出部141が検出した第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2が吐出している流量であって第2流量検出部241が検出した第2検出流量qf2とを合算して、この合算値を流量指令分配部31に出力する。
上記流量指令分配部31は、図示しない主機から指令された流量指令Qiを第1流量指令Qi1と第2流量指令Qi2とに分けて、これらの第1および第2流量指令Qi1,Qi2をそれぞれ第1可変流量制御装置1と第2可変流量制御装置2に入力する。つまり、上記流量指令分配部31は流量指令Qiを分配して、第1可変流量制御装置1と第2可変流量制御装置2にそれぞれ第1および第2流量指令Qi1,Qi2を入力する。上記主機からの流量指令Qiは、この合流制御システム全体の最大流量に対する比率で与えられる。そして、上記第1流量指令Qi1は、主機からの流量指令Qiに、合流制御システム全体の最大流量Qmaxに対する第1可変流量制御装置1の最大流量Q1maxの割合を掛けたものであり、第2流量指令Qi2は、合流制御システム全体の最大流量Qmaxに対する第2可変流量制御装置2の最大流量Q2maxの割合を掛けたものである。ここで、Qmax=Q1max+Q2maxとなる。つまり、第1および第2流量指令Qi1, Qi2は、下記のように算出される。
Qi1=Qi・Q1max/Qmax=Qi・Q1max/(Q1max+Q2max) (式5)
Qi2=Qi・Q2max/Qmax=Qi・Q2max/(Q1max+Q2max) (式6)
この制御は、図3に示す最大流量制御領域または図4に示すカットオフ制御領域つまり流量漸減領域において行われる。
上記流量指令分配部31および第1,第2カットオフ特性設定部142,242によって、上記第1,第2可変流量制御装置1,2の第1,第2ポンプ11,21の第1,第2流量−圧力曲線FP1,FP2は、図2の(B),(C)のようになり、また、第1および第2ポンプ11,21の合流後の流量は、図2の(A)のようになる。図2の(B)は、第1ポンプの11のカットオフ特性を有する第1流量−圧力曲線FP1を示し、この第1流量−圧力曲線FP1は、一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分mf1と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分gd1と、圧力が最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分mp1とを有する。また、図2の(C)は、第2ポンプの21のカットオフ特性を有する第2流量−圧力曲線FP2を示し、この第2流量−圧力曲線FP2は、一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分mf2と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分gd2と、圧力が最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分mp2とを有する。また、図2の(A)は、第1ポンプ11と第2ポンプの21との吐出流体の合流した流体の流量−圧力曲線FPを示し、この第2流量−圧力曲線FPは、一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分mfと、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分gdと、圧力が最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分mpとを有する。
この第1実施形態では、図2に示すように、合流後、つまり目標とする流量−圧力曲線FPを第1,第2流量−圧力曲線FP1,FP2に分配し、合流流量を第1ポンプ11と第2ポンプ21とに分配するので、従来例の図9と比較すると分かるように、高圧領域において、ポンプおよびモータの能力を最大限に発揮することができる。
一方、上記流量指令分配部31は、上記合算部33から出力された合算値、すなわち、第1流量検出部141が検出した第1検出流量qf1と上記第2検出部241が検出した第2検出流量qf2との合算値が、上記第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下になったときには、第1流量指令Qi1とは独立して、第2流量指令Qi2を徐々に減少してゼロにして、上記第2可変流量制御装置2の吐出量をゼロにする。
より詳しくは、上記流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2からの吐出量を表す第2検出流量qf2との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力制御領域において、第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた図6(B)に示す第1閾値Th1以下のときに、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2をゼロまで徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
このように、上記流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2からの吐出量を表す第2検出流量qf2との合算値が、上記第1閾値Th1以下のときに、第2流量指令Qi2を徐々に小さくして、第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
また、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す上記第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させる。
このように、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す上記第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
これらの制御は、上述では、図5に示す最高圧力制御領域で行われるとしているが、図4に示すカットオフ制御領域においても行うようにしてもよい。
一方、上記指令分配部3の制御信号分配部32は、図6(E)に示すように、第2流量指令Qi2がゼロになったとき、停止を表す制御信号S2を第2可変流量制御装置2に出力し、また、第2流量指令Qi2がゼロの状態で、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量が、予め定められた閾値である上記第2閾値Th2以上となったときに、運転を表す制御信号S2を第2可変流量制御装置2に出力する。
このように、上記制御信号分配部32は、図6(E)に示すように、制御信号S2を出力するので、第2可変流量制御装置2の停止および運転を簡単に制御することができ、かつ、電力の消費を少なくして、省エネルギーを達成できるようになっている。
上記構成の合流制御システムによれば、上記指令分配部3の流量指令分配部31によって、流量指令Qiを第1流量指令Qi1と第2流量指令Qi1とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、第1可変流量制御装置1と第2可変流量制御装置2とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、図9と図2を参照すれば分かるように、第1,第2ポンプ11,21および第1,第2モータ12,22の能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部3の流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置が吐出している流量、つまり、第1流量検出部141が検出した第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2が吐出している流量、つまり、第2流量検出部241が検出した第2検出流量qf2との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力制御領域において、第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた図6(B)に示す第1閾値Th1以下のときに、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2をゼロまで徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
このように、上記流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2からの吐出量を表す第2検出流量qf2との合算値が、上記第1閾値Th1以下のときに、第2流量指令Qi2を徐々に小さくして、第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
このことを再度具体的に説明すると、図6(B)に示す圧力を保持する合流流量が、第1ポンプ11の1台の流量でまかなえるか否かを、第1閾値Th1以下であるか否かで判断し、第1閾値Th1以下であると、第2ポンプ21の停止に移行する。この第2ポンプ21の停止に移行するときに、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2を徐々に小さくして、ゼロにする。圧力を保持するために不足する流量は、もう一方の第1ポンプ11の吐出量制御による圧力制御によって必要流量を自動的に演算して流量を補充する。それにより、最終的に第1ポンプ11の1台のみで圧力を保持するための合流流量を出力しつつ、かつ、合流運転から単独運転への切り替わりにおいてショックレスな制御を可能にしている。
なお、図6(A)の領域XPに示すように、負荷圧が高くなると、第2圧力センサ25の検出圧力が第2圧力指令Pi2になるように、吐出流量を制御して圧力制御を行う。そのため、図5に示す第1流量−圧力曲線FP2の最高圧力部分、つまり、最高圧力制御領域においては、図6(D)の実線で示す実流量(第2検出流量qf2)は破線で示す第2流量指令Qi2よりも矢印XFに示すだけ小さくなっている。
一方、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力制御領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す上記第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させる。
このように、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す上記第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
このことを再度簡単に説明すると、油温の上昇などにより圧力を所望の圧力に保持するために必要な流量が増えてきたときは、圧力を保持するための流量が、第1ポンプ11の1台の流量でまかなえないか否かを、図6(B)の第2閾値Th2よりも大きくなったか否かによって判断し、第2閾値Th2よりも大きくなったと判断すると、停止中の第2ポンプ21を運転に移行し、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2に徐々に大きくして、単独運転から合流運転の切り替わりにおいてショックレスな制御を可能としている。
これらの制御は、上述では、図5に示す最高圧力制御領域で行われるとしているが、図4に示すカットオフ制御領域においても行うようにしてもよい。
なお、負荷圧が低くなると、実流量が第2流量指令Qi2になるように流量制御を行う。そのため、例えば、図3に示す最大流量制御領域中の実流量は、第2ポンプ21への第2流量指令Qi2と同じとなる。
その状態から、負荷圧が高くなると、図4に示すカットオフ特性により圧力に応じて算出された流量指令になるように流量制御を行う。
この第1実施形態の合流制御システムでは、第1圧力センサ15と第2圧力センサ25とを用いているので、第1吐出ライン10と第2吐出ライン20の圧力を第1圧力センサ15と第2圧力センサ25でそれぞれ検知して、第1吐出ライン10と第2吐出ライン20の圧力を所望の値に別個に制御することが可能である。
(第2実施形態)
図7はこの発明の第2実施形態の合流制御システムのブロック図である。この図7に示す第2実施形態の合流制御システムは、図1に示す第1実施形態の合流制御システムとは、第2圧力センサ25を除去した点のみが、異なる。したがって、図7において、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と同一構成については、図1に示す構成要素と同一参照番号を付して、それらの構成、作用についての説明は省略する。また、第1実施形態の図2〜6を必要に応じてこの第2実施形態でも援用する。
この図7に示す第2実施形態の合流制御システムでは、第2可変流量制御装置2の第2コントローラ24は、第1圧力センサ15からの第1吐出ライン10の検出圧力を受ける。
上記構成の合流制御システムによれば、指令分配部3の流量指令分配部31によって、流量指令Qiを第1流量指令Qi1と第2流量指令Qi1とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、第1可変流量制御装置1と第2可変流量制御装置2とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、図9と図2を参照すれば分かるように、第1,第2ポンプ11,21および第1,第2モータ12,22の能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部3の流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1が吐出している流量、つまり、第1流量検出部141が検出した第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2が吐出している流量、つまり、第2検出部241が検出した第2検出流量qf2との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力制御領域において、第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた図6(B)に示す第1閾値Th1以下のときに、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2をゼロまで徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
このように、上記流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2からの吐出量を表す第2検出流量qf2との合算値が、上記第1閾値Th1以下のときに、第2流量指令Qi2を徐々に小さくして、第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
また、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す上記第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
この第2実施形態では、第1実施形態の第2圧力センサ25を除去して、第1圧力センサ15のみを用いているので、製造コストを低減することができる。
(第3実施形態)
図8はこの発明の第3実施形態の合流制御システムの要部である第1および第2コントローラ300,400のブロック図である。この図8に示す第3実施形態の第1および第2コントローラ300,400は、図1に示す第1実施形態の第1および第2可変流量制御装置1,2の第1および第2コントローラ14,24に代わるもので、他の構成は、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と全く同じである。したがって、第3実施形態において、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と同一構成については、図1を援用し、それらの構成、作用についての説明は省略する。また、第1実施形態の図2〜6を必要に応じてこの第3実施形態でも援用する。
この第3実施形態の第1コントローラ300は、図1に示す第1実施形態の第1コントローラ14の第1カットオフ特性設定部142に代えて、図2(B)に示す第1流量−圧力曲線FP1のデータを記憶した例えばルックアップテーブルであるメモリ301を備える。このルックアップテーブル301は、カットオフ特性設定部142とは違って、演算によらないで、カットオフ特性、つまり、第1流量−圧力曲線FP1を得ることができる。この第1流量−圧力曲線FP1は、図2(B)に示すように、一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分mf1と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分gd1と、圧力が最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分mp1とからなる。
また、第2コントローラ400は、図1に示す第1実施形態の第2コントローラ24の第2カットオフ特性設定部242に代えて、図2(C)に示す第2流量−圧力曲線FP2のデータを記憶した例えばルックアップテーブルであるメモリ401を備える。このルックアップテーブル401は、第2カットオフ特性設定部242とは違って、演算によらないで、カットオフ特性、つまり、第2流量−圧力曲線FP2を得ることができる。この第2流量−圧力曲線FP2は、図2(B)に示すように、一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分mf2と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分gd2と、圧力が最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分mp2とからなる。
なお、図8において、第1実施形態と同様に、141は第1流量検出部であり、241は第2流量検出部である。
上記構成の合流制御システムによれば、図1に示す指令分配部3の流量指令分配部31によって、流量指令Qiを第1流量指令Qi1と第2流量指令Qi1とに分配し、従来例のように操作量を分配するのではなく、かつ、第1可変流量制御装置1と第2可変流量制御装置2とは、互いに独立して吐出量を減少できて、従来例のように第2ポンプの吐出量をゼロにした後に第1ポンプの吐出量を減ずるという従属関係で吐出量を減ずることをしていないので、図9と図2を参照すれば分かるように、第1,第2ポンプ11,21および第1,第2モータ12,22の能力を最大限に発揮することができる。
また、上記指令分配部3の流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1が吐出している流量、つまり、第1流量検出部141が検出した第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2が吐出している流量、つまり、第2検出部241が検出した第2検出流量qf2との合算値が、一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力制御領域において、第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた図6(B)に示す第1閾値Th1以下のときに、図6(D)に示すように、第2流量指令Qi2をゼロまで徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
このように、上記流量指令分配部31は、第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1と、第2可変流量制御装置2からの吐出量を表す第2検出流量qf2との合算値が、上記第1閾値Th1以下のときに、第2流量指令Qi2を徐々に小さくして、第2可変流量制御装置2からの吐出流量をゼロまで徐々に減少するので、合流運転から単独運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
また、上記流量指令分配部31は、第2流量指令Qi2がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置1からの吐出量を表す第1検出流量qf1が、第2流量−圧力曲線FP2の一定の圧力状態で流量が変化する図5に示す最高圧力領域において第1可変流量制御装置1が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、図6(B)に示す第1閾値Th1よりも大きな第2閾値Th2よりも大きくなったときに、第2流量指令Qi2をゼロから徐々に増加させて、第2可変流量制御装置2からの吐出流量qf2を徐々に増加させるので、単独運転から合流運転への切り替えを滑らかにして、ショックレスにすることができる。
この第3実施形態は、図1に示す第1実施形態の第1および第2コントローラ14,24を図8の第1および第2コントローラ300,400に代えたものであるが、変形例として、図7に示す第2実施形態の第1および第2コントローラ14,24を図8の第1および第2コントローラ300,400に代えてもよい。
上記第1および第2圧力センサ15,25は、直接流体の圧力を検出していたが、第1および第2モータ12,22の駆動電流を検出して、間接的に第1および第2吐出ライン10、20の圧力を検出してもよい。
第1〜第3実施形態および変形例で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
1 第1可変流量制御装置
2 第2可変流量制御装置
3 指令分配部
10 第1吐出ライン
14,300 第1コントローラ
15 第1圧力センサ
20 第2吐出ライン
24,400 第2コントローラ
25 第2圧力センサ
141 第1流量検出部
142 第1カットオフ特性設定部
241 第2流量検出部
242 第2カットオフ特性設定部
301,401 ルックアップテーブル

Claims (13)

  1. 第1吐出ライン(10)の圧力を検出する第1圧力センサ(15)と、
    上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第1圧力指令(Pi1)、第1流量指令(Qi1)に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラ(14)で第1吐出ライン(10)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置(1)と、
    上記第1吐出ライン(10)に合流する第2吐出ライン(20)の圧力を検出する第2圧力センサ(25)と、
    上記第2吐出ライン(20)の圧力を表す上記第2圧力センサ(25)からの信号を受けて、第2圧力指令(Pi2)、第2流量指令(Qi2)に応じた圧力および流量が得られるよう第2コントローラ(24)で第2吐出ライン(20)への吐出量を制御して、上記第2吐出ライン(20)の圧力、流量を、上記第1可変流量制御装置(1)と独立して制御する第2可変流量制御装置(2)と
    を備え、
    上記第1コントローラ(14)は、上記第1圧力指令(Pi1)、上記第1流量指令(Qi1)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部(142)を含み、
    上記第2コントローラ(24)は、上記第2圧力指令(Pi2)、上記第2流量指令(Qi2)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部(242)を含み、
    流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、かつ、上記第1コントローラ(14)から出力されると共に、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出している流量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2コントローラ(24)から出力されると共に、上記第2可変流量制御装置(2)が吐出している流量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
    を備え
    上記指令分配部(3)は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令(Qi2)をゼロにして第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。
  2. 第1吐出ライン(10)の圧力を検出する第1圧力センサ(15)と、
    上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第1圧力指令(Pi1)、第1流量指令(Qi1)に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラ(14)で第1吐出ライン(10)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置(1)と、
    上記第1吐出ライン(10)に合流する第2吐出ライン(20)へ流体を吐出すると共に、上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第2圧力指令(Pi2)、第2流量指令(Qi2)に応じた上記第1吐出ライン(10)の圧力および第2吐出ライン(20)の流量が得られるように第2コントローラ(24)で、上記第2吐出ライン(20)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、上記第2吐出ライン(20)への流量を、上記第1可変流量制御装置(1)と独立して制御する第2可変流量制御装置(2)と
    を備え、
    上記第1コントローラ(14)は、上記第1圧力指令(Pi1)、上記第1流量指令(Qi1)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部(142)を含み、
    上記第2コントローラ(24)は、上記第2圧力指令(Pi2)、上記第2流量指令(Qi2)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部(242)を含み、
    流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、かつ、上記第1コントローラ(14)から出力されると共に、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出している流量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2コントローラ(24)から出力されると共に、上記第2可変流量制御装置(2)が吐出している流量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
    を備え
    上記指令分配部(3)は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令(Qi2)をゼロにして第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。
  3. 請求項1または2の合流制御システムにおいて、
    上記第1および第2可変流量制御装置(1,2)は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)とその第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)を駆動するサーボモータを含むことを特徴とする合流制御システム。
  4. 請求項1からのいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記第1および第2カットオフ特性設定部(142,242)は、下記の(式1)、(式2)、(式3)、(式4)により、カットオフ特性が付与された圧力指令を算出することを特徴とする合流制御システム。
    qf1 ≦ VS1 → Pi_C1 = Pi1 (式1)
    VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)

    qf2 ≦ VS2 → Pi_C2 = Pi2 (式3)
    VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2 = ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)

    ここで、Pi_C1, Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第1および第2圧力指令、
    Pi1,Pi2は、第1および第2圧力指令、
    Qi1, Qi2は、第1および第2流量指令、
    qf1, qf2は、第1および第2検出流量
    CF1, CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
    VS1, VS2は、予め定められた定数で、圧力指令(Pi)が一定となるときの流量の最大値を表す。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値(Th1)以下のときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量をゼロまで徐々に減少することを特徴とする合流制御システム。
  6. 請求項1からのいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値(Th1)よりも大きな第2閾値(Th2)よりも大きくなったときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量(qf2)を徐々に増加させることを特徴とする合流制御システム。
  7. 請求項1からのいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロになったとき、停止を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力し、一方、上記第2流量指令(Qi2)がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力することを特徴とする合流制御システム。
  8. 第1吐出ライン(10)の圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサ(15)と、
    上記第1吐出ライン(10)の流量を第1検出流量(qf1)として検出する第1流量検出部(141)と、
    一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令(Qi1)と、圧力指令(Pi)と、上記第1検出流量(qf1)と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第1吐出ライン(10)に流体を吐出する第1可変流量制御装置(1)と、
    第2吐出ライン(20)の圧力を第2検出圧力として検出する第2圧力センサ(25)と、
    上記第2吐出ライン(20)の流量を第2検出流量(qf2)として検出する第2流量検出部(241)と、
    一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令(Qi2)と、圧力指令(Pi)と、上記第2検出流量(qf2)と、上記第2検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第2吐出ライン(20)に流体を吐出する第2可変流量制御装置(2)と
    を備え、
    上記第1吐出ライン(10)と第2吐出ライン(20)とは合流しており、
    上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
    を備え
    上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。
  9. 第1吐出ライン(10)の圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサ(15)と、
    上記第1吐出ライン(10)の流量を第1検出流量(qf1)として検出する第1流量検出部(141)と、
    一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令(Qi1)と、圧力指令(Pi)と、第1検出流量(qf1)と、第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第1吐出ライン(10)に吐出する第1可変流量制御装置(1)と、
    第2吐出ライン(20)の流量を第2検出流量(qf2)として検出する第2流量検出部(241)と、
    一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令(Qi2)と、圧力指令(Pi)と、上記第2検出流量(qf2)と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第2吐出ライン(20)に吐出する第2可変流量制御装置(2)と、
    を備え、
    上記第1吐出ライン(10)と第2吐出ライン(20)とは合流しており、
    上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
    を備え
    上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。
  10. 請求項8または9に記載の合流制御システムにおいて、
    上記第1および第2可変流量制御装置(1,2)は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)とその第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)を駆動するサーボモータを含むことを特徴とする合流制御システム。
  11. 請求項から1のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値(Th1)以下のときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量をゼロにまで徐々に減少することを特徴とする合流制御システム。
  12. 請求項1に記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロのとき、かつ、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部(141)で検出した第1検出流量(qf1)が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値(Th1)よりも大きな第2閾値(Th2)よりも大きくなったときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量(qf2)を徐々に増加させることを特徴とする合流制御システム。
  13. 請求項から1のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
    上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロになったとき、停止を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力し、一方、上記第2流量指令(Qi2)がゼロの状態で、上記第1流量検出部(141)で検出した第1可変流量制御装置(1)からの吐出流量が、予め定められた閾値以上になったときに、運転を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力することを特徴とする合流制御システム。
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