JP6750366B2 - 合流制御システム - Google Patents
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Description
第1吐出ラインの圧力を検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第1圧力指令、第1流量指令に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラで第1吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置と、
上記第1吐出ラインに合流する第2吐出ラインの圧力を検出する第2圧力センサと、
上記第2吐出ラインの圧力を表す上記第2圧力センサからの信号を受けて、第2圧力指令、第2流量指令に応じた圧力および流量が得られるよう第2コントローラで第2吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第2吐出ラインの圧力、流量を、上記第1可変流量制御装置と独立して制御する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1コントローラは、上記第1圧力指令、上記第1流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部を含み、
上記第2コントローラは、上記第2圧力指令、上記第2流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部を含み、
流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、かつ、上記第1コントローラから出力されると共に、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と、上記第2コントローラら出力されると共に、上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え、
上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
また、上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを特に滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
第1吐出ラインの圧力を検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第1圧力指令、第1流量指令に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラで第1吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置と、
上記第1吐出ラインに合流する第2吐出ラインへ流体を吐出すると共に、上記第1吐出ラインの圧力を表す上記第1圧力センサからの信号を受けて、第2圧力指令、第2流量指令に応じた上記第1吐出ラインの圧力および第2吐出ラインの流量が得られるように第2コントローラで、上記第2吐出ラインへの吐出量を制御して、上記第1吐出ラインの圧力、上記第2吐出ラインへの流量を、上記第1可変流量制御装置と独立して制御する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1コントローラは、上記第1圧力指令、上記第1流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部を含み、
上記第2コントローラは、上記第2圧力指令、上記第2流量指令に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部を含み、
流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、かつ、上記第1コントローラから出力されると共に、上記第1可変流量制御装置が吐出している流量を表す第1検出流量と、上記第2コントローラから出力されると共に、上記第2可変流量制御装置が吐出している流量を表す第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え、
上記指令分配部は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令をゼロにして第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記第1および第2可変流量制御装置は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含む。
上記第1および第2カットオフ特性設定部は、下記の(式1)、(式2)、(式3)、(式4)により、カットオフ特性が付与された圧力指令を算出する。
VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)
qf2 ≦ VS2 → Pi_C2 = Pi2 (式3)
VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2 = ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)
ここで、Pi_C1, Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第1および第2圧力指令、
Pi1,Pi2は、第1および第2圧力指令、
Qi1, Qi2は、第1および第2流量指令、
qf1, qf2は、第1および第2検出流量
CF1, CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1, VS2は、予め定められた定数で、圧力指令(Pi)が一定となるときの流量の最大値を表す。
上記指令分配部は、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量と、上記第2可変流量制御装置からの吐出量を表す第2検出流量との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロまで徐々に減少する。
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させる。
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置からの吐出量を表す第1検出流量が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力する。
第1吐出ラインの圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの流量を第1検出流量として検出する第1流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令と、圧力指令と、上記第1検出流量と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第1吐出ラインに流体を吐出する第1可変流量制御装置と、
第2吐出ラインの圧力を第2検出圧力として検出する第2圧力センサと、
上記第2吐出ラインの流量を第2検出流量として検出する第2流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令と、圧力指令と、上記第2検出流量と、上記第2検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第2吐出ラインに流体を吐出する第2可変流量制御装置と
を備え、
上記第1吐出ラインと第2吐出ラインとは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え、
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
また、上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにするので、点(圧力、流量)で表される制御点のジャンピングがなくて、合流運転と単独運転との切り替えを滑らかにできて、ショックレスにすることができる。
第1吐出ラインの圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサと、
上記第1吐出ラインの流量を第1検出流量として検出する第1流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令と、圧力指令と、第1検出流量と、第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第1吐出ラインに吐出する第1可変流量制御装置と、
第2吐出ラインの流量を第2検出流量として検出する第2流量検出部と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令と、圧力指令と、上記第2検出流量と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第2吐出ラインに吐出する第2可変流量制御装置と、
を備え、
上記第1吐出ラインと第2吐出ラインとは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令を予め定められた規則で上記第1流量指令と上記第2流量指令とに分配し、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにする指令分配部
を備え、
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令をゼロにしないで、上記第2流量指令を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置の吐出量をゼロにすることを特徴としている。
上記第1および第2可変流量制御装置は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプとその第1および第2固定容量形ポンプを駆動するサーボモータを含む。
上記指令分配部は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部が検出した第1検出流量と上記第2流量検出部が検出した第2検出流量との合算値が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値以下のときに、上記第2流量指令を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量をゼロにまで徐々に減少する。
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロのとき、かつ、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部で検出した第1検出流量が、上記第1可変流量制御装置が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きくなったときに、上記第2流量指令を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置からの吐出流量を徐々に増加させる。
上記指令分配部は、上記第2流量指令がゼロになったとき、停止を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力し、一方、上記第2流量指令がゼロの状態で、上記第1流量検出部で検出した第1可変流量制御装置からの吐出流量が、予め定められた閾値以上になったときに、運転を表す制御信号を第2可変流量制御装置に出力する。
図1に示すように、この第1実施形態の合流制御システムは、第1可変流量制御装置1と、第2可変流量制御装置2と、指令分配部3と、上記第1可変流量制御装置1と主機油圧回路100とを接続する第1吐出ライン10と、上記第2可変流量制御装置2と第1吐出ライン10とを接続して第2可変流量制御装置2からの吐出流体を第1可変流量制御装置1からの吐出流体に合流させる第2吐出ライン20とを備えている。上記第2吐出ライン20には、第2可変流量制御装置2から第1吐出ライン10への流れが順方向になるチェック弁30を設けて、第1吐出ライン10から第2吐出ライン20へ作動油が逆流しないようにしている。
VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)
ここで、Pi_C1は、カットオフ特性が付与された第1圧力指令、
Pi1は、第1圧力指令、
Qi1は、第1流量指令、
qf1は、第1検出流量
CF1は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1は、予め定められた定数で、第1圧力指令Pi1が一定となるときの流量の最大値を表す。
VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2= ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)
ここで、Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第2圧力指令、
Pi2は、第2圧力指令、
Qi2は、第2流量指令、
qf2は、第2検出流量
CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1は、予め定められた定数で、第2圧力指令Pi2が一定となるときの流量の最大値を表わす。
Qi2=Qi・Q2max/Qmax=Qi・Q2max/(Q1max+Q2max) (式6)
この制御は、図3に示す最大流量制御領域または図4に示すカットオフ制御領域つまり流量漸減領域において行われる。
図7はこの発明の第2実施形態の合流制御システムのブロック図である。この図7に示す第2実施形態の合流制御システムは、図1に示す第1実施形態の合流制御システムとは、第2圧力センサ25を除去した点のみが、異なる。したがって、図7において、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と同一構成については、図1に示す構成要素と同一参照番号を付して、それらの構成、作用についての説明は省略する。また、第1実施形態の図2〜6を必要に応じてこの第2実施形態でも援用する。
図8はこの発明の第3実施形態の合流制御システムの要部である第1および第2コントローラ300,400のブロック図である。この図8に示す第3実施形態の第1および第2コントローラ300,400は、図1に示す第1実施形態の第1および第2可変流量制御装置1,2の第1および第2コントローラ14,24に代わるもので、他の構成は、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と全く同じである。したがって、第3実施形態において、図1に示す第1実施形態の合流制御システムの構成要素と同一構成については、図1を援用し、それらの構成、作用についての説明は省略する。また、第1実施形態の図2〜6を必要に応じてこの第3実施形態でも援用する。
2 第2可変流量制御装置
3 指令分配部
10 第1吐出ライン
14,300 第1コントローラ
15 第1圧力センサ
20 第2吐出ライン
24,400 第2コントローラ
25 第2圧力センサ
141 第1流量検出部
142 第1カットオフ特性設定部
241 第2流量検出部
242 第2カットオフ特性設定部
301,401 ルックアップテーブル
Claims (13)
- 第1吐出ライン(10)の圧力を検出する第1圧力センサ(15)と、
上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第1圧力指令(Pi1)、第1流量指令(Qi1)に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラ(14)で第1吐出ライン(10)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置(1)と、
上記第1吐出ライン(10)に合流する第2吐出ライン(20)の圧力を検出する第2圧力センサ(25)と、
上記第2吐出ライン(20)の圧力を表す上記第2圧力センサ(25)からの信号を受けて、第2圧力指令(Pi2)、第2流量指令(Qi2)に応じた圧力および流量が得られるよう第2コントローラ(24)で第2吐出ライン(20)への吐出量を制御して、上記第2吐出ライン(20)の圧力、流量を、上記第1可変流量制御装置(1)と独立して制御する第2可変流量制御装置(2)と
を備え、
上記第1コントローラ(14)は、上記第1圧力指令(Pi1)、上記第1流量指令(Qi1)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部(142)を含み、
上記第2コントローラ(24)は、上記第2圧力指令(Pi2)、上記第2流量指令(Qi2)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部(242)を含み、
流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、かつ、上記第1コントローラ(14)から出力されると共に、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出している流量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2コントローラ(24)から出力されると共に、上記第2可変流量制御装置(2)が吐出している流量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
を備え、
上記指令分配部(3)は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令(Qi2)をゼロにして第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。 - 第1吐出ライン(10)の圧力を検出する第1圧力センサ(15)と、
上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第1圧力指令(Pi1)、第1流量指令(Qi1)に応じた圧力および流量が得られるように第1コントローラ(14)で第1吐出ライン(10)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、流量を制御する第1可変流量制御装置(1)と、
上記第1吐出ライン(10)に合流する第2吐出ライン(20)へ流体を吐出すると共に、上記第1吐出ライン(10)の圧力を表す上記第1圧力センサ(15)からの信号を受けて、第2圧力指令(Pi2)、第2流量指令(Qi2)に応じた上記第1吐出ライン(10)の圧力および第2吐出ライン(20)の流量が得られるように第2コントローラ(24)で、上記第2吐出ライン(20)への吐出量を制御して、上記第1吐出ライン(10)の圧力、上記第2吐出ライン(20)への流量を、上記第1可変流量制御装置(1)と独立して制御する第2可変流量制御装置(2)と
を備え、
上記第1コントローラ(14)は、上記第1圧力指令(Pi1)、上記第1流量指令(Qi1)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第1カットオフ特性設定部(142)を含み、
上記第2コントローラ(24)は、上記第2圧力指令(Pi2)、上記第2流量指令(Qi2)に基づいて、一定の圧力で流量が変化する領域をもった圧力オーバライドのカットオフ特性を設定して、このカットオフ特性が付与された圧力を出力するための圧力指令を出力する第2カットオフ特性設定部(242)を含み、
流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、かつ、上記第1コントローラ(14)から出力されると共に、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出している流量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2コントローラ(24)から出力されると共に、上記第2可変流量制御装置(2)が吐出している流量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
を備え、
上記指令分配部(3)は、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において、上記第2流量指令(Qi2)をゼロにして第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。 - 請求項1または2の合流制御システムにおいて、
上記第1および第2可変流量制御装置(1,2)は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)とその第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)を駆動するサーボモータを含むことを特徴とする合流制御システム。 - 請求項1から3のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記第1および第2カットオフ特性設定部(142,242)は、下記の(式1)、(式2)、(式3)、(式4)により、カットオフ特性が付与された圧力指令を算出することを特徴とする合流制御システム。
qf1 ≦ VS1 → Pi_C1 = Pi1 (式1)
VS1 <qf1 ≦ Qi1 → Pi_C1 = ( Pi1×(Qi1-VS1) − CF1×(qf1-VS1) ) / (Qi1-VS1) (式2)
qf2 ≦ VS2 → Pi_C2 = Pi2 (式3)
VS2 <qf2 ≦ Qi2 → Pi_C2 = ( Pi2×(Qi2-VS2) − CF2×(qf2-VS2) ) / (Qi2-VS2) (式4)
ここで、Pi_C1, Pi_C2は、カットオフ特性が付与された第1および第2圧力指令、
Pi1,Pi2は、第1および第2圧力指令、
Qi1, Qi2は、第1および第2流量指令、
qf1, qf2は、第1および第2検出流量
CF1, CF2は、予め定められた定数で、カットオフ幅、
VS1, VS2は、予め定められた定数で、圧力指令(Pi)が一定となるときの流量の最大値を表す。 - 請求項1から4のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)と、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出量を表す第2検出流量(qf2)との合算値が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値(Th1)以下のときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量をゼロまで徐々に減少することを特徴とする合流制御システム。 - 請求項1から5のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロのとき、かつ、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)が、圧力オーバライド制御によって一定の圧力状態で流量が変化する領域において上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値(Th1)よりも大きな第2閾値(Th2)よりも大きくなったときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量(qf2)を徐々に増加させることを特徴とする合流制御システム。 - 請求項1から6のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロになったとき、停止を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力し、一方、上記第2流量指令(Qi2)がゼロの状態で、上記第1可変流量制御装置(1)からの吐出量を表す第1検出流量(qf1)が、予め定められた閾値以上となったときに、運転を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力することを特徴とする合流制御システム。 - 第1吐出ライン(10)の圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサ(15)と、
上記第1吐出ライン(10)の流量を第1検出流量(qf1)として検出する第1流量検出部(141)と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令(Qi1)と、圧力指令(Pi)と、上記第1検出流量(qf1)と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第1吐出ライン(10)に流体を吐出する第1可変流量制御装置(1)と、
第2吐出ライン(20)の圧力を第2検出圧力として検出する第2圧力センサ(25)と、
上記第2吐出ライン(20)の流量を第2検出流量(qf2)として検出する第2流量検出部(241)と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令(Qi2)と、圧力指令(Pi)と、上記第2検出流量(qf2)と、上記第2検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して上記第2吐出ライン(20)に流体を吐出する第2可変流量制御装置(2)と
を備え、
上記第1吐出ライン(10)と第2吐出ライン(20)とは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
を備え、
上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。 - 第1吐出ライン(10)の圧力を第1検出圧力として検出する第1圧力センサ(15)と、
上記第1吐出ライン(10)の流量を第1検出流量(qf1)として検出する第1流量検出部(141)と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第1流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第1流量指令(Qi1)と、圧力指令(Pi)と、第1検出流量(qf1)と、第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第1吐出ライン(10)に吐出する第1可変流量制御装置(1)と、
第2吐出ライン(20)の流量を第2検出流量(qf2)として検出する第2流量検出部(241)と、
一定圧力以下での最大流量を表す最大流量部分と、上記一定圧力以上の圧力になると、圧力の上昇につれて流量が徐々に減少する流量漸減部分と、圧力が一定値である最高圧力で流量が徐々に減少する最高圧力部分とを有するカットオフ特性を表す第2流量−圧力曲線によって、流量および圧力の制御範囲が制限されていると共に、第2流量指令(Qi2)と、圧力指令(Pi)と、上記第2検出流量(qf2)と、上記第1検出圧力とに基づいて、吐出流量を制御して第2吐出ライン(20)に吐出する第2可変流量制御装置(2)と、
を備え、
上記第1吐出ライン(10)と第2吐出ライン(20)とは合流しており、
上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最大流量部分で流量の上限が規制される領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記流量漸減部分または上記最高圧力部分の領域で運転している場合は、流量指令(Qi)を予め定められた規則で上記第1流量指令(Qi1)と上記第2流量指令(Qi2)とに分配し、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下になったときに、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に減少してゼロにして上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにする指令分配部(3)
を備え、
上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合に、上記第1流量指令(Qi1)をゼロにしないで、上記第2流量指令(Qi2)を徐々にゼロまで減少して上記第2可変流量制御装置(2)の吐出量をゼロにすることを特徴とする合流制御システム。 - 請求項8または9に記載の合流制御システムにおいて、
上記第1および第2可変流量制御装置(1,2)は、それぞれ、第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)とその第1および第2固定容量形ポンプ(11,21)を駆動するサーボモータを含むことを特徴とする合流制御システム。 - 請求項8から10のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の上記最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部(141)が検出した第1検出流量(qf1)と上記第2流量検出部(241)が検出した第2検出流量(qf2)との合算値が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表す予め定められた第1閾値(Th1)以下のときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に小さくして、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量をゼロにまで徐々に減少することを特徴とする合流制御システム。 - 請求項11に記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロのとき、かつ、上記第1流量−圧力曲線および上記第2流量−圧力曲線の最高圧力部分で圧力の上限が規制される領域で運転している場合において、上記第1流量検出部(141)で検出した第1検出流量(qf1)が、上記第1可変流量制御装置(1)が吐出できる最大流量以下であることを表し、かつ、上記第1閾値(Th1)よりも大きな第2閾値(Th2)よりも大きくなったときに、上記第2流量指令(Qi2)を徐々に増加させて、上記第2可変流量制御装置(2)からの吐出流量(qf2)を徐々に増加させることを特徴とする合流制御システム。 - 請求項8から12のいずれか1つに記載の合流制御システムにおいて、
上記指令分配部(3)は、上記第2流量指令(Qi2)がゼロになったとき、停止を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力し、一方、上記第2流量指令(Qi2)がゼロの状態で、上記第1流量検出部(141)で検出した第1可変流量制御装置(1)からの吐出流量が、予め定められた閾値以上になったときに、運転を表す制御信号(S2)を第2可変流量制御装置(2)に出力することを特徴とする合流制御システム。
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