JP6750273B2 - 位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システム - Google Patents

位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システム Download PDF

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本発明は、位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システムに関し、例えば、複数配置した無線機のそれぞれの配置位置を推定する位置推定装置、当該位置推定装置を搭載した監視装置、複数の無線機及び監視装置を有する状態監視システムに適用し得るものである。
円錐台形状の道路標識具(以下、ラバーコーンと呼ぶ。)は、道路工事や路肩の清掃時に車線を規制するために広く用いられている。とりわけ、高速道路上での作業は作業者の安全を守るため、作業場所に車両が侵入しないように、数kmに亘ってラバーコーンが設置される。
しかしながら、例えば、車両による衝突や風によってラバーコーンが転倒することがあり、転倒したラバーコーンをそのまま放置しておくと、後続の車両の安全に支障をきたす場合がある。
そのため、従来は作業員が定期的にラバーコーンの設置現場を巡回し、転倒確認が行なわれてきた。
特許文献1には、センサユニットを備えた多数のラバーコーンと、センサユニットから無線送信されるデータを受信し、ラバーコーンの状態監視を行う監視装置が開示されている。特許文献1の記載技術は、ラバーコーンに振動や傾きセンサを搭載したセンサユニットを備え、センサが車両による衝突や風による転倒等を検知し、センサユニットが無線通信により検知情報を監視装置に通知するものである。
特許文献1の記載技術は、ラバーコーンのセンサユニット間をいもづる式に無線路で接続することで、遠隔に設置された監視装置での状態監視を実現している。
このとき、転倒したラバーコーンのセンサユニットは、予め設定されたIDを含む送信データを監視装置に通知することで、自身の場所を通知している。この場所を特定できるようにするため、監視装置は、各センサユニットの位置とIDとの対応関係を設定しておく必要がある。
特許文献1では、初期化モードにおいて、監視装置が全てのセンサユニットに対して確認信号を送信し、全てのセンサユニットからIDを収集して、センサユニットの配列順を作成している。
特願2012−112195号公報
しかしながら、上述した従来技術は、センサユニットを搭載したラバーコーンを任意に設置した場合に、初期化モードにおいてセンサユニットの配列順を算出する具体的な算出方法について開示されていない。
一般的に、作業者は、車両から道路に向かってラバーコーンを投下して配置している。上述した特許文献1の記載技術では、作業者が、センサユニットに付与したIDの番号順にラバーコーンを配置する必要があり、作業効率が良くないという問題がある。また、作業員が配置順序を誤ってラバーコーンを配置してしまった場合には、状態監視システムが正常に動作しないおそれも生じ得る。
また、例えば作業者がラバーコーンを設置する際、センサユニットの故障や電池切れ等の異常がある場合に、そのセンサユニットが正常に動作しないこともあり、そのようなセンサユニットを正常なものと交換することが必要となる。しかし、一度、ラバーコーンを配置した後に、異常が生じているセンサユニットの場所を特定することが困難であるという問題も生じ得る。
そのため、センサユニット(ラバーコーン)を任意の順番で配置した場合でも、各センサユニットの配列を特定することができる位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システムが求められている。
上記課題を解決するために、第1の本発明に係る位置推定装置は、それぞれ間隔をあけて配列され、互いにマルチホップ通信を行なう複数の無線機のそれぞれの位置を推定する位置推定装置において、(1)複数の無線機のそれぞれにおける周辺無線機との間の電波受信強度を無線機毎に保持する電波受信強度保持手段と、(2)複数の無線機の配列を仮定した複数の仮定配列情報と、各無線機の電波受信強度とに基づいて、複数の無線機の配列を推定する配列推定手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明に係る位置推定プログラムは、それぞれ間隔をあけて配列され、互いにマルチホップ通信を行なう複数の無線機のそれぞれの位置を推定する位置推定プログラムにおいて、コンピュータを、(1)複数の無線機のそれぞれにおける周辺無線機との間の電波受信強度を無線機毎に保持する電波受信強度保持手段と、(2)複数の無線機の配列を仮定した複数の仮定配列情報と、各無線機の電波受信強度とに基づいて、複数の無線機の配列を推定する配列推定手段として機能させることを特徴とする。
第3の本発明に係る監視装置は、それぞれ状態検知センサを有する複数の無線機によりマルチホップネットワークを構築し、複数の無線機のいずれかから取得した状態検知メッセージに基づいて、各無線機の状態を監視する監視装置において、(1)第1の本発明に係る位置推定装置に相当する位置推定手段と、(2)位置推定手段により推定された複数の無線機の配列を参照して、複数の無線機の状態を監視する監視手段とを備えることを特徴とする。
第4の本発明に係る状態監視システムは、(1)それぞれ状態検知センサを有して、マルチホップ通信を行う複数の無線機と、(2)第3の本発明に係る監視装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、センサユニットをランダムに配置した場合でも、各センサユニットの配列を推定することができる。
第1の実施形態に係る状態監視システムの全体的な構成を示す全体構成図である。 第1の実施形態に係る監視装置の内部構成を示す内部構成図である。 第1の実施形態に係るセンサユニットの配列推定処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るセンサユニットの実際の配列とセンサユニットのRSSI測定結果の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係るセンサユニットの仮トポロジーとセンサユニットの評価結果の一例を説明する説明図である。 第1の実施形態に係る仮トポロジーの配列の変更を説明する説明図である(その1)。 第1の実施形態に係る仮トポロジーの配列の変更を説明する説明図である(その2)。 第2の実施形態に係る監視装置の内部構成を示す内部構成図である。 第2の実施形態に係る監視装置におけるセンサユニットの故障場所推定処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る正常に動作していないセンサユニットの位置推定を説明する説明図である。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明に係る位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施形態は、例えば、道路工事等の際に、規制車両への車両の侵入等の危険性を検知したセンサユニットが、検知データを含む警報情報を監視装置に通知する警報システムに本発明を適用する場合を例示する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態に係る状態監視システムの全体的な構成を示す全体構成図である。
図1において、状態監視システム100は、監視装置101、無線親局102、道路標識具としてのラバーコーン103(103−a〜103−z)、センサユニット104(104−a〜104−z)を有する。
図1では、片道2車線の高速道路に多数の道路標識具としてのラバーコーン103を配置して、走行車両と規制車線とを区別している様子を示している。
ラバーコーン103は、規制車両への侵入を防止するために、道路に配置される標識具である。例えば、道路工事等の際に、作業現場の手前に、所定間隔(例えば、数十m〜数百m程度の間隔)で全長数kmに亘って、ラバーコーン103は配置される。ラバーコーン103の配置の仕方は様々であるが、一般的に、例えば20m間隔で引かれた白線を目安にして、作業車両に乗っている作業員がラバーコーン103を投下して配置している。
また、各ラバーコーン103には、センサユニット104が設けられている。各ラバーコーン103に各センサユニット104を設ける方法は、様々な方法を広く適用できるが、例えば、センサユニット104との間の無線電波の伝送を良くするため、ラバーコーン103の頂上部にセンサユニット104を設けるようにしてもよい。より具体的には、ラバーコーン103の頂上部には孔部が設けられており、またセンサユニット104を搭載する筐体(図示しない)の下部には円柱形状の凸部があり、ラバーコーン103の頂上部の孔部に、センサユニット104を搭載した筐体(図示しない)の凸部を差し込み固定するようにしてもよい。また別の方法として、例えば、ラバーコーン103の側面部に、センサユニット104を搭載した筐体を固定するようにしてもよい。なお、センサユニット104は、ラバーコーン103から着脱可能な構造としてもよい。
センサユニット104は、少なくともセンサ及び無線通信部を備える無線機であり、ラバーコーン103に設けられるものである。センサユニット104が有するセンサは、当該センサユニット104が設けられたラバーコーン103の状態(ここでいう状態とは、例えば、転倒、衝突など)を検知することができるセンサ(状態検知センサとも呼ぶ。)を適用でき、例えば、加速度センサ、3軸加速度センサ、姿勢センサ等を用いることができる。
また、センサユニット104が有する無線通信部は、後述する無線親局102や他のセンサユニット104との間でマルチホップ無線通信を行うものである。つまり、複数のラバーコーン103に設けられた各センサユニット104は、無線親局102も含めてマルチホップネットワークを構築して、各センサユニット104のセンサが定期的に検知した検知データを含む信号を、他のセンサユニット104を介して相互にマルチホップさせながら、無線親局102に向けて送信する。走行車両がラバーコーン103に衝突した場合には、センサが衝突や転倒等を検知した場合、センサユニット104は、少なくとも自身のIDや、衝突や転倒等の検知データを有する異常検知メッセージを含む信号を送信する。このとき、他のセンサユニット104は、受信した受信信号を、無線親局102に向けてマルチホップで転送する。
なお、センサユニット104の無線通信部は、例えば、IEEE802.4.15に規定された規格化技術を適用してマルチホップ無線通信を行うものであり、他のセンサユニットから受信したノード情報の交換を行い、これらノード情報を集約して、無線親局102宛に送信する。
無線親局102は、各センサユニット104を子局としたときの親局として機能する無線機である。無線親局102は、各センサユニット104から受信した受信信号に含まれるデータを収集し、それら収集したデータを監視装置101に通知する。無線親局102は、例えば有線回線で監視装置101と接続しており、監視装置101と各センサユニット104との間のデータフォーマットを変換するメディア変換機能を有している。
監視装置101は、接続している無線親局102を介して、各センサユニット104からのデータを取得し、各センサユニット104の状態(すなわち、ラバーコーン103の状態)を監視するものである。
監視装置101は、初期化モードで、各センサユニット104の配列(配置位置)を推定するために、無線親局102に対して受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indication)値の測定コマンドを与える。これは、センサユニット104のそれぞれにおいて受信されている受信信号のRSSI値を取得し、各センサユニット104におけるRSSI値を用いて、各センサユニット104の配置位置を推定するためである。また、監視装置101は、各センサユニット104の配置位置の推定結果(すなわち、ラバーコーン103の配置位置の推定結果)を表示する。
さらに、監視装置101は、積層灯や警報ランプ(パトランプ)やサイレン等の警報出力装置(図示しない)と接続しており、センサユニット104のセンサが衝突や転倒等を検知し、当該センサユニット104から取得した状態検知メッセージ(若しくは異常検知メッセージ)を含む信号を受信したときには、状態検知メッセージに基づいて衝突や転倒等の発生位置や衝突や転倒等の程度や危険性の度合いなどを示す警報情報を警報出力装置に出力する。
図2は、第1の実施形態に係る監視装置101の内部構成を示す内部構成図である。
図2において、第1の実施形態に係る監視装置101は、入力装置201、コマンド入力部202、データ送信部203、データ受信部204、電波受信強度保持手段としての周辺RSSI保持部205、配列推定手段としての設置場所推定部206、表示手段としての表示部207を有する。
監視装置101のハードウェア構成は図示しないが、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部、通信部等を有する装置であり、CPUがROMに格納される処理プログラム(例えば、位置推定プログラム等)を実行することにより、監視装置101の機能が実現される。なお、処理プログラム(例えば、位置推定プログラム等)がインストールされることにより、システムが構築されるようにしてもよい。
入力装置201は、利用者により入力操作を受け付けるものであり、例えば、キーボード、操作ボタン、マウス等を適用できる。
コマンド入力部202は、入力装置201を介した利用者操作により、RSSI測定コマンドを入力するものである。コマンド入力部202は、無線親局102を介して各センサユニット104に指示するため、RSSI測定コマンドをデータ送信部203に出力する。
データ送信部203は、接続回線を介して無線親局102にデータを送信するものである。データ送信部203は、コマンド入力部202から取得したRSSI測定コマンドを無線親局102に送信する。
データ受信部204は、接続回線を介して無線親局102からデータを受信するものである。データ受信部204は、無線親局102が各センサユニット104から収集したデータを受信する。
周辺RSSI保持部205は、各センサユニット104により測定された周辺のセンサユニット104との間のRSSI値(以下、周辺RSSI値とも呼ぶ。)を、センサユニット104毎に保持するものである。
設置場所推定部206は、周辺RSSI保持部205に保持されている各センサユニット104の周辺RSSI値を用いて、センサユニット104の設置位置を推定するものである。設置場所推定部206による各センサユニット104の配列(配置位置)を推定する処理の詳細な説明は、動作の項で行う。
表示部207は、例えば、ディスプレイ等の表示手段である。表示部207は、設置場所推定部206により推定された各センサユニット104の配列(すなわち、ラバーコーン103の配列)を表示する。なお、表示部207は、センサユニット104から受信した状態検知メッセージに基づく衝突や転倒等の情報を表示するようにしてもよい。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態に係る状態監視システム100におけるセンサユニット104の配列推定処理の動作を、図面を参照しながら説明する。
図3は、第1の実施形態に係るセンサユニット104の配列推定処理を示すフローチャートである。
図3に例示するフローチャートは、主として、監視装置101の設置場所推定部206により実行される処理動作である。
まず、全てのセンサユニット104の周辺のセンサユニット104との間の無線状態を測定するため、コマンド入力部202からのRSSI測定コマンドがデータ送信部203から無線親局102に送信される(S301)。例えば、利用者が入力装置201を操作して、コマンド入力部202にRSSI測定コマンドが入力して、コマンド入力部202からRSSI測定コマンドがデータ送信部203に与えられる。
無線親局102は、データ送信部203からのRSSI測定コマンドを含む信号を全てのセンサユニット104に行き渡るように無線送信する。全てのセンサユニット104にRSSI測定コマンドが行き渡る方法であれば、種々の方法を広く適用でき、例えば、無線親局102は、ブロードキャストアドレスを用いて、RSSI測定コマンドを含む信号をマルチホップ無線通信して、全てのセンサユニット104にRSSI測定コマンドを送信する方法を適用できる。
RSSI測定コマンドを受信したセンサユニット104は、周辺のセンサユニット104との間のRSSI値を測定する。
ここで、センサユニット104による周辺RSSI値の測定方法は、例えば、無線親局102からRSSI測定コマンドを受信したセンサユニット104は、RSSI測定コマンドを含む信号を無線送信する。当該RSSI測定コマンドを含む信号を受信した相手側のセンサユニット104は、RSSI測定コマンドを含む信号を受信したときの受信電界強度(RSSI)値を測定し、そのRSSI値を含む信号を、送信元のセンサユニット104に返信する。このようにして、各センサユニット104は、周辺のセンサユニット104との間でRSSI値の授受を相互に行い、周辺RSSI値を収集する。
また、各センサユニット104により測定された周辺RSSI値は、無線親局102に送信され、監視装置101は、無線親局102を介して、各センサユニット104の周辺RSSI値を取得する(S302)。監視装置101では、各センサユニット104の周辺RSSI値は周辺RSSI保持部205に保持される。
次に、設置場所推定部206は、周辺RSSI保持部205に保持されている各センサユニット104の周辺RSSI値を用いて、各センサユニット104の配列を推定する。
ここで、各センサユニット104の配列推定処理の方法は、全てのセンサユニット104の周辺RSSI値を用いて、初期設定したセンサユニット104の配列(すなわち、並び順)の評価値を算出し、今回算出した評価値と過去(例えば前回)の評価値との比較をして評価し、さらにセンサユニット104の配列(並び順)を逐次並び替えていき、センサユニット104の配列の最適解を探索する最適化手法を適用できる。最適化手法は、様々な最適化手法を適用でき、例えば、発見的方法(ヒューリスティックス)、遺伝的アルゴリズム等を適用できる。
第1の実施形態では、最適化手法の一例として発見的方法により、各センサユニット104の配置位置を推定する場合を例示する。
図4は、第1の実施形態に係るセンサユニット104の実際の配列とセンサユニットのRSSI測定結果の一例を説明する説明図である。図5は、第1の実施形態に係るセンサユニット104の仮トポロジーとセンサユニットの評価結果の一例を説明する説明図である。
図4及び図5において、「A」等のアルファベットは、センサユニット104の識別情報(例えば、ID、MACアドレス等)を示しており、ここでは説明を容易にするために、12個のセンサユニットの配列を例示する。
図4に示すように、センサユニット104の実際の配列は、「A」、「J」、「G」、…、「K」、「D」であるとする。また、センサユニット104の周辺RSSI値は、全てのセンサユニットA〜Lの周辺RSSI値の測定結果を取得するが、ここでは、その一例として、センサユニットB、センサユニットIの周辺RSSI値を例示している。なお、RSSI値は、その値が大きいほど、電波受信強度が強いことを示している。
まず、設置場所推定部206は、12個のセンサユニットの配列をランダムに並べ替えて仮トポロジー(仮定配列情報とも呼ぶ。)を作成する(S303)。
例えば、初期に作成する仮トポロジーは、センサユニット104の識別情報(例えばID)の若い順に並び替えてもよい。また例えば、子局であるセンサユニット104のみの仮トポロジーを作成することに限定されず、無線親局102も含むマルチホップネットワークにおいて、監視装置101から最も近い位置に無線親局102を固定的に配置した仮トポロジーを作成するようにしてもよい。
ここでは、図5に例示するように、設置場所推定部206は、初期の仮トポロジーとして、「A」、「B」、「C」、…、「K」、「L」を作成したものとする。なお、仮トポロジーにおける「A」は、固定的に配置したセンサユニット(例えば、無線親局102等)としている。
設置場所推定部206は、作成した仮トポロジーに対して、各センサユニットA〜Lの周辺RSSI値を用いて、仮トポロジーの評価指標を算出する(S304)。
この仮トポロジーの評価指標は、設置場所推定部206により作成した仮トポロジーが、実際の周辺RSSI値の測定結果に対して、どの程度矛盾がないかを判断するために用いられる。
例えば、作成した仮トポロジー上の各センサユニットA〜Lの並び順との関係において、各センサユニットA〜Lの周辺RSSI値の測定結果のうち、上位2個の測定結果をセンサユニットA〜L毎に選択し、各センサユニットA〜Lの上位2個の測定結果を用いて、各センサユニットA〜Lに隣接する位置に矛盾せずに、対応するセンサユニットが存在しているか否かを判定する方法が考えられる。
図4及び図5において、センサユニットBの周辺RSSI値の測定結果は、「C:−65dBm」、「F:−70dBm」、「H:−68dBm」、「K:−75dBm」であるとする。このとき、受信強度の強い上位2個の測定結果は、「C:−65dBm」、「H:−68dBm」である。
同様に、センサユニットIの周辺RSSI値の測定結果のうち、受信強度の強い上位2個の測定結果は、「G:−64dBm」、「L:−68dBm」となる。
このとき、設置場所推定部206は、作成した初期の仮トポロジーと、実際の各センサユニットA〜Lの上位2個の測定結果とを比較して、各センサユニットA〜Lのそれぞれに隣接する位置に、対応するセンサユニットの並び順に矛盾がないかを評価して、仮トポロジーの評価指標(評価値)を算出する。
具体的には、例えば、図5に例示する初期の仮トポロジーにおいて、センサユニットBに関しては、上位2個の測定結果のうち、センサユニットCについてはセンサユニットBの隣接する位置にあるため合致しているが、それ以外の候補については合致してない。その結果、初期の仮トポロジーにおけるセンサユニットBの評価結果を「1」とする。
同様に、センサユニットIに関しては、上位2個の測定結果のうち、センサユニットHについてはセンサユニットIの隣接位置にあるため合致しているが、それ以外の候補については合致していない。その結果、初期の仮トポロジーにおけるセンサユニットIの評価結果を「1」とする。
このように、センサユニットA〜Lの全てについて、上記と同様にして、それぞれのセンサユニットの評価結果を算出する。
そして、設置場所推定部206は、全てのセンサユニットA〜Lの評価結果の合計値を、今回作成した仮トポロジーの評価指標(評価値)を算出する(S304)。換言すれば、仮トポロジーの評価指標(評価値)は、仮定したセンサユニット104の配列が、各センサユニット104と、これに隣接するセンサユニットの位置関係に矛盾がない程度(度合い)を意味している。
次に、設置場所推定部206は、過去に作成した仮トポロジーの評価指標と、今回作成した仮トポロジーの評価指標とに基づいて、評価指標が改善されたか否かを判定する(S305)。すなわち、今回の仮トポロジーの評価指標が、過去の仮トポロジーの評価指標よりも高いか場合、評価指標が改善されたと判定する。
評価指標が改善されない場合、再度仮トポロジーを作成して、次回の仮トポロジーの評価指標の算出の繰り返しを行なうため、S306に移行する。なお、初期の仮トポロジーを作成した場合には、比較対象とする前回作成した仮トポロジーの評価指標がないため、S306に移行するようにしてもよい。
評価指標が改善された場合、S307に移行して、設置場所推定部206は、次回の仮トポロジーの評価指標の比較対象とするために、評価指標が改善された仮トポロジー及び評価値を保存し(S307)、S306に移行する。これにより、評価指標の値の高い仮トポロジーが保存される。
S306では、仮トポロジーの評価指標の算出が予め決定された規定回数を超えているか否かを判断し、所定の規定回数を超えていない場合、S303に戻り、設置場所推定部206は、再度仮トポロジーを作成して、新たに作成した仮トポロジーの評価指標を算出して、仮トポロジーの評価指標が改善されたか否かの判定を繰り返し行う(S303〜S307)。
図6及び図7は、第1の実施形態に係る仮トポロジーの配列の変更を説明する説明図である。
図6に示すように、設置場所推定部206が、新たに仮トポロジーを作成する際に、直前の仮トポロジー(図6の例では、世代1の仮トポロジー)において、ランダムに選んだセンサユニットDと、これに隣接するセンサユニットEとの位置を入れ替える隣接入替を行なうようにしてもよい。
また、図7に示すように、設置場所推定部206は、仮トポロジーの配列のランダムに選んだ位置に切替点を設定し、その切替点以降の部分(図7の例では、切替点の右側の部分である「J」、「I」、「G」、「H」)と、固定的な「A」の次の位置(すなわち図7の世代100の「E」)以降から切替点の手前までの部分との入れ替えを行うようにしてもよい。
例えば、図6に例示する隣接入替と図7に例示する部分入替とのそれぞれの実行回数は、例えば乱数等により決定することができる。設置場所推定部206は、S303〜S307の処理を繰り返し行い、作成した仮トポロジーの評価指標を算出する。
設置場所推定部206は、S303〜S307の処理を規定回数まで繰り返して処理を終了する。
このとき、保存されている仮トポロジーが、各センサユニット104の周辺RSSI値の測定結果と一番矛盾のないトポロジーとなり、設置場所推定部206により推定されたトポロジーは、表示部207に表示される。
これにより、作業者が、道路上に、センサユニット104を設けたラバーコーン103を任意の順番に配置した場合でも、設置場所推定部206によりセンサユニット104の配列順(すなわち、ラバーコーン103の配列順)を精度よく推定できる。
また、センサユニット104の配置順の推定後、衝突や転倒等を検知したセンサユニット104が、自身のID及び検知データ等を含む状態検知メッセージを無線親局102宛に送信し、監視装置101は、状態検知メッセージを取得する。そのとき、監視装置101は、センサユニット推定したセンサユニット104の配列を参照し、状態検知メッセージに含まれるIDに基づいて、異常が発生した位置を精度よく特定でき、推定したセンサユニット104の配列上に異常発生位置を表示できる。
さらに、実際に作業者がラバーコーン103を配置する際、上述したように、20m間隔で引かれた白線を目安として、作業者はセンサユニット104が設けられたラバーコーン103を配置する。従って、センサユニット104(ラバーコーン103)の間の大凡の配置間隔長を認識できるので、無線親局102から各センサユニット104までの距離も認識できる。
なお、仮トポロジーの評価指標の最適解を探索する手法として広く使用されている遺伝的アルゴリズムを用いて仮トポロジーの作成及び仮トポロジーの評価を行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、上位2個の周辺RSSI値の測定結果と、作成した仮トポロジーにおいて、隣接するセンサユニットの矛盾のない個数とを評価指標としたが、周辺RSSI値の測定結果の大小関係と、作成した仮トポロジーの配置に矛盾がある個数とを評価指標としてもよい。
さらに、上述した実施形態では、仮トポロジーの作成及び評価指標の最適解の探索について規定回数まで繰り返し行う場合を例示したが、評価指標が閾値を超えるまで繰り返し行うようにしてもよい。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、最適化手法(例えば、発見的方法、遺伝的アルゴリズム等)を用いて、センサユニットの配列(並び順)である仮トポロジーを作成し、全てのセンサユニットから取得した周辺RSSI値に基づいて、センサユニットの並び順に矛盾がないことを示すトポロジーの評価指標(評価値)の最適解を算出して、センサユニットの配置順を示すトポロジーを推定することができる。これにより、道路上に、任意に配置したラバーコーンに設けられたセンサユニットの配置順を精度よく推定することができる。その結果、作業者のラバーコーンの配置に係る作業時間を短くできる。
また、第1の実施形態によれば、センサユニットを搭載したラバーコーンを適当に配置した場合でも、推定したトポロジーを参照して、衝突や転倒等の異常を検知したセンサユニットからの異常検知メッセージ(センサユニットのIDを含むメッセージ)に基づいて、異常検知したセンサユニットの位置を特定することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の位置推定装置、位置推定プログラム、監視装置及び状態監視システムの第2の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、例えば、道路工事等の際に、規制車両への車両の侵入等の危険性を検知したセンサユニットが、検知データを含む警報情報を監視装置に通知する警報システムに本発明を適用する場合を例示する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図8は、第2の実施形態に係る監視装置の内部構成を示す内部構成図である。
図8において、第2の実施形態に係る監視装置101Aは、入力装置201、コマンド入力部202、データ送信部203、データ受信部204、周辺RSSI保持部205、設置場所推定部206、表示部207、故障場所推定部208を有する。
監視装置101Aのハードウェア構成は、第1の実施形態と同様に、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース部、通信部等を有する装置であり、CPUがROMに格納される処理プログラム(例えば、位置推定プログラム等)を実行することにより、監視装置101Aの機能が実現される。なお、処理プログラム(例えば、位置推定プログラムなど)がインストールされることにより、システムが構築されるようにしてもよい。
第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、監視装置101Aが、第1の実施形態の図2に示す構成要素に加えて、故障場所推定部208を有する点である。
故障場所推定部208は、周辺RSSI保持部205に保存されている情報から、ランダムに配置された複数のセンサユニット104のうち、故障や電池切れ等により正常に動作していないセンサユニット104の場所を推定するものである。
故障場所推定部208は、周辺RSSI保持部205から取得した各センサユニット104の周辺RSSI値に基づいて標準偏差を算出する標準偏差算出機能、上記標準偏差から所定値以上のRSSI値とする2個の無線機の組(ペア)を抽出する抽出機能と、推定されたセンサユニット104の配列を参照して、抽出したペアのセンサユニット104の間に、正常に動作していないセンサユニットがあると判定する異常判定機能とを有する。
例えば、作業者が、センサユニット104が設けられたラバーコーン103を配置する際に、センサユニット104が故障や電池切れ等の異常が生じ、センサユニット104が正常に動作しない場合がある。
このようにセンサユニット104が正常に動作しないことを知らないまま、正常に動作しないセンサユニット104を設けたラバーコーン103を作業員が配置してしまったり、又は、全てのラバーコーン103を配置した後に、センサユニット104が正常に動作しなくなったりしたとき、作業員は正常に動作するセンサユニット104の交換等が必要となる。
そこで、第2の実施形態では、センサユニット104を設けたラバーコーン103の配置の際、又は、当該ラバーコーン103を配置した後に、故障場所推定部208が正常に動作していないセンサユニット104の位置を推定する。
すなわち、故障場所推定部208は、第1の実施形態の設置場所推定部206によりセンサユニット104の配置順が推定された後に、各センサユニット104の周辺RSSI値を用いて、正常に動作していないセンサユニット104の位置を推定する。
(B−2)第2の実施形態の動作
図9は、第2の実施形態に係る監視装置101Aにおけるセンサユニット104の故障場所推定処理の動作を示すフローチャートである。
まず、故障場所推定部208は、設置場所推定部206により推定されたトポロジーを参照する(S701)。
故障場所推定部208は、周辺RSSI保持部205に保持されている、全てのセンサユニット104のそれぞれにおける複数の周辺RSSI値のうち、上位2個のRSSI値をセンサユニット104毎に取得し(S702)、RSSI値の標準偏差を算出する(S703)。
例えば、図4に例示したセンサユニットB、センサユニットIの周辺RSSI値の測定結果を用いて例示する。図4において、センサユニットBに関しては、4個の周辺RSSI測定結果{−65、−70、−68、−75}があり、故障場所推定部208は、4個の周辺RSSI測定結果のうち、受信強度の強い上位2個の周辺RSSI値{−65、−68}を取得する。
同様に、センサユニットIに関しては、4個の周辺RSSI測定結果{−71、−64、−68、−73}のうち、上位2個の周辺RSSI値{−64、−68}を取得する。
上記のように、故障場所推定部208は、周辺RSSI保持部205から、全てのセンサユニット104の上位2個の周辺RSSI値を取得し、全てのセンサユニット104の上位2個の周辺RSSI値を用いて、周辺RSSI値の標準偏差を算出する。
次に、故障場所推定部208は、算出した周辺RSSI値の標準偏差に対する閾値を設定されており、1組のペアとするセンサユニット104間の偏差と閾値とを比較する(S704)。
そして、ペアのセンサユニット104間の偏差が閾値を超える場合、故障場所推定部208は、当該ペアとするセンサユニット104間に、正常に動作していないセンサユニット104があると推定する(S705)。すなわち、閾値以上の偏差を有する2個のセンサユニット104のペアを抽出し、それら2個のセンサユニット104の間に、正常に動作していないセンサユニットがあると推定する。
一方、ペアのセンサユニット104間の偏差が閾値以下の場合、当該ペアのセンサユニット104間には、故障装置がないと判断する(S706)。
図10は、第2の実施形態に係る正常に動作していないセンサユニット104の位置推定を説明する説明図である。
図10において、矢印は隣接するセンサユニット104間のRSSI値を示している。図10では、ラバーコーン103−fのセンサユニット104−fが故障若しくは電池切れ等で正常に動作していないものとする。
図10に例示するように、それぞれ隣接するセンサユニット104間のRSSI値は、−64dBmから−68dBm程度であるのに対して、センサユニット104−eとセンサユニット104−gとの間のRSSI値は、−75dBm、−77sBmである。このように、明らかに他のペアのRSSI値に比べて、センサユニット104−eとセンサユニット104−gとの間のRSSI値は小さい(偏差値が低い)。
ラバーコーン103は、上述したように、20m程度の間隔で引かれている白線を目安に配置される。つまり、センサユニット104間の間隔長はおおよそ所定の間隔(ほぼ等間隔)となり、センサユニット104間の無線強度(RSSI値)は同程度であることが予測され得る。従って、1組のペアのセンサユニット104間のRSSI値の偏差が閾値を超えている場合には、図8のセンサユニット104−fのように、正常に動作していないセンサユニット104が存在していると判断でき、かつ、そのペアのセンサユニット104間に正常に動作していないセンサユニット104が位置していると推定できる。
なお、このように故障場所推定部208により推定された故障位置は、表示部207に表示するようにしてもよい。また、表示する際には、設置場所推定部206により推定されたセンサユニット104の配置順を示す表示画面上で、故障場所推定部208により推定された位置(若しくは区間範囲)を強調表示(例えば、赤色表示、点滅表示等)するようにしてもよい。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、故障や電池切れ等のように正常に動作していないセンサユニットの位置を推定できる。
(C)他の実施形態
上述した第1及び第2の実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下のような変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上述した第1及び第2の実施形態では、高速道路等の工事の規制車線への走行車両の侵入に伴う危険性を作業員等に警報する警報システムに本発明を適用する場合を例示した。しかし、本発明は、複数のセンサユニットを所定の間隔をあけて配列し、複数のセンサユニットがマルチホップ通信を行うことができるシステムに広く適用できる。そのため、センサユニットを道路標識具に設けた場合を例示するが、例えば、電柱などの固定的に配置された部材にセンサユニットを設けて、状態管理を行うシステム等にも有効に利用できる。
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態では、仮トポロジーを作成して、各センサユニットにおける周辺センサユニットとの間のRSSI値を用いて、仮トポロジーの評価指標を算出する際、最適な仮トポロジーを探索するため、発見的方法や遺伝的アルゴリズム等を用いる場合を例示した。このような最適化アルゴリズムは、仮トポロジーを繰り返し作成して、各センサユニットの周辺RSSI値を用いて、隣接するセンサユニットとの位置関係の適合を判断するものであれば種々のものを広く適用できる。
(C−3)上述した第2の実施形態では、各センサユニットの周辺RSSI値の標準偏差を算出して、2個のセンサユニット間の周辺RSSI値の偏差が閾値以上であるか否かを判定して、故障位置を特定する場合を例示した。第2の実施形態では、標準偏差を算出する場合を例示したが、周辺RSSI値と周辺RSSI値の平均値との差分(若しくは差分の絶対値)と閾値との比較結果に基づいて判定するようにしてもよい。
100…状態監視システム、101及び101A…監視装置、102…無線親局102(103−a〜103−z)…ラバーコーン、104(104−a〜104−z)…センサユニット、201…入力装置、202…コマンド入力部、203…データ送信部、204…データ受信部、205…周辺RSSI保持部、206…設置場所推定部、207…表示部、208…故障場所推定部。

Claims (10)

  1. それぞれ間隔をあけて配列され、互いにマルチホップ通信を行なう複数の無線機のそれぞれの位置を推定する位置推定装置において、
    上記複数の無線機のそれぞれにおける周辺無線機との間の電波受信強度を上記無線機毎に保持する電波受信強度保持手段と、
    上記複数の無線機の配列を仮定した複数の仮定配列情報と、上記各無線機の上記電波受信強度とに基づいて、上記複数の無線機の配列を推定する配列推定手段と
    を備えることを特徴とする位置推定装置。
  2. 上記配列推定手段が、上記各無線機の上記電波受信強度を用いて上記各仮定配列情報の妥当性を評価して得た評価結果に基づいて、上記複数の無線機の配列を推定することを特徴とする請求項1に記載の位置推定装置。
  3. 上記配列推定手段が、上記無線機毎に、上記電波受信強度から選択した受信強度の高い上位2個の受信電界強度を用いて、上記各仮定配列情報における各無線機とこれに隣接する無線機との位置関係を評価して得た評価結果に基づいて、上記複数の無線機の配列を推定することを特徴とする請求項1又は2に記載の位置推定装置。
  4. 上記配列推定手段が、所定の探索手法を用いて、上記複数の無線機の配列を変えた上記仮定配列情報の作成し、当該作成した仮定配列情報の評価結果の評価を繰り返して、最適な配列情報を探索することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の位置推定装置。
  5. 上記配列推定手段が、所定の探索手法として発見的方法を用いて、各無線機とこれに隣接する無線機の組み合わせをランダムに変えて上記仮定配列情報を作成し、当該作成した仮定配列情報の評価結果の評価を繰り返して最適な配列情報を探索することを特徴とする請求項4に記載の位置推定装置。
  6. 上記配列推定手段が、所定の探索手法として遺伝的アルゴリズムを用いて、上記複数の無線機の配列を変えて上記仮定配列情報を作成し、当該作成した仮定配列情報の評価結果の評価を繰り返して、最適な配列情報を探索することを特徴とする請求項4に記載の位置推定装置。
  7. 上記電波受信強度保持手段から取得した上記各無線機の上記電波受信強度の標準偏差値を算出する標準偏差値算出手段と、
    上記標準偏差値算出手段により算出された標準偏差値から所定値以上の電波受信強度とする2個の無線機の組を抽出する抽出手段と、
    推定された上記複数の無線機の配列を参照し、上記抽出手段により抽出された2個の無線機間の無線機を、正常に動作していない異常と判定する異常判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の位置推定装置。
  8. それぞれ間隔をあけて配列され、互いにマルチホップ通信を行なう複数の無線機のそれぞれの位置を推定する位置推定プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    上記複数の無線機のそれぞれにおける周辺無線機との間の電波受信強度を上記無線機毎に保持する電波受信強度保持手段と、
    上記複数の無線機の配列を仮定した複数の仮定配列情報と、上記各無線機の上記電波受信強度とに基づいて、上記複数の無線機の配列を推定する配列推定手段と
    して機能させることを特徴とする位置推定プログラム。
  9. それぞれ状態検知センサを有する複数の無線機によりマルチホップネットワークを構築し、上記複数の無線機のいずれかから取得した状態検知メッセージに基づいて、上記各無線機の状態を監視する監視装置において、
    請求項1〜いずれかに記載の位置推定装置に相当する位置推定手段と、
    上記位置推定手段により推定された上記複数の無線機の配列を参照して、上記複数の無線機の状態を監視する監視手段と
    を備えることを特徴とする監視装置。
  10. それぞれ状態検知センサを有して、マルチホップ通信を行う複数の無線機と、
    請求項9に記載の監視装置と
    を備えることを特徴とする状態監視システム。
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