JP6749855B2 - 収容部材及び梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は電池セルを収容する技術に関する。
蓄電池などに利用される電池セルを運搬する際、電池セルは、何らかの容器に入れられて運搬される。特許文献1は、厚み方向に膨出した平板状の電池セルを収容する電池用梱包体を開示している。この梱包体は、板状部材を2つに折り曲げることによって形成される本体部と平板部を有する。平板部には電池が載置される。本体部は、電池の膨出している部分(厚い部分)に位置づけられる開口部を有する。そして、平板部に電池が載置された状態で開口部と平板部で電池を挟むことで電池が保持される。この際、電池の膨出していない部分(ラミネートフィルム及び端子)が開口部と平板部によって挟まれる。
特許文献2は、携帯電話の電池パックの収納する電池用トレイが開示されている。この電池用トレイにはくぼみがあり、そのくぼみ部分に電池パックが収容される。
特開2011−246131号公報 特開2005−150021号公報
本発明者は、落下による電池セルの破損を防ぐことができる新たな収容部材を発明した。本発明の目的は、落下による電池セルの破損を防ぐ新たな技術を提供することをその目的の一つとする。
本発明の収容部材は、電池セルを収容する収容部材である。電池セルは、封止材及び前記封止材によって封止された電池本体を有する。前記封止材は、1)前記電池本体の外周全周に位置する周辺部を有し、2)厚さ方向において、前記電池セルのうち前記電池本体と重なる部分は、前記周辺部よりも少なくとも一面側に凸である。
当該収容部材は、前記電池セルが載置されるベース部材を有する。前記ベース部材は、平面視において前記電池本体の全域と重なると共に前記周辺部の少なくとも一部と重ならない凹部を有する。当該収容部材は、前記周辺部の少なくとも一部を前記ベース部材との間に挟むと共に、平面視において前記電池本体と重ならない保持部を有する。
本発明の梱包体は、電池セルの封止材及び前記電池セルの収容部材を有する梱包体である。前記電池セルは、前記封止材及び前記封止材によって封止された電池本体を有する。前記封止材は、前記電池本体の外周全周に位置する周辺部を形成し、なおかつ厚さ方向において、前記電池セルのうち前記電池本体と重なる部分が前記周辺部よりも少なくとも下側に凸となるように、前記電池本体を封止する。
前記収容部材は、前記電池セルが載置されるベース部材を有する。前記ベース部材は、平面視において前記電池本体の全域と重なると共に前記周辺部の少なくとも一部と重ならない凹部を有する。前記収容部材は、前記周辺部の少なくとも一部を前記ベース部材との間に挟むと共に、平面視において前記電池本体と重ならない保持部を有する。
本発明によれば、落下による電池セルの破損を防ぐ新たな技術が提供される。
本発明の収容部材の一例を示す斜視図である。 電池セルの一例を示す図である。 図2に示した電池セルのAB断面図である。 電池セルが載置された収容部材の平面図である。 図4(b)のCD断面図である。 図4(b)の収容部材の変形例を示す図である。 ベース部材が多層体を用いて構成されるケースについて、図4(b)の収容部材のAB断面を例示する図である。 段ボールの一部をへこませることで凹部を形成する方法を例示する図である。 板状物の一部を折り曲げることで保持部を形成する過程を例示する図である。 複数の収容部材が積み重ねられて箱に収容される様子を例示する図である。 把持部が設けられている収容部材を例示する斜視図である。 把持部が設けられていない収容部材と、把持部が設けられていない収容部材の双方を例示する平面図である。 貫通孔を有する電池セルを例示する平面図である。 固定部材によって電池セルが収容部材に固定されている様子を例示する平面図である。 図13の収容部材及び電池セルのEF断面図である。 固定部材を利用して収容部材同士が固定される様子を例示する図である。 取出部を有する収容部材を例示する図である。 電池セルを2つ収容可能な収容部材を例示する斜視図である。 電池セルが2つ収容された収容部材を例示する斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、特に説明する場合を除き、ブロック図における各ブロックは、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位の構成を表している。
図1は、本発明の収容部材の一例を示す斜視図である。収容部材100は、電池セル200が収容される部材である。例えば収容部材100は、段ボールなどの緩衝材を用いて構成される。
電池セル200は、リチウムイオン電池などの2次電池であり、後述するように封止材220によって電池本体210を封止した構造を有している。そして、電池本体210の外周全周には、封止材220の一部である周辺部222が設けられている。電池セル200のうち電池本体210と重なる部分は、厚さ方向において、周辺部222よりも少なくとも一面側に凸となっている。以下の図(ただし図2(a)と図3を除く)において、封止材220のうち電池本体210によって凸になる部分に対して、符号210を付す。
収容部材100は、ベース部材110及び保持部120を有する。ベース部材110は、電池セル200が載置される部材である。ベース部材110は、凹部112を有する。保持部120は、電池セル200を保持するための部材である。そして、凹部112には電池セル200のうち電池本体210と重なる部分が嵌めこまれる。また、凹部112は、平面視において、電池本体210の全域と重なる。さらに凹部112は、平面視において、周辺部222の少なくとも一部と重ならない。封止材220の周辺部222は、ベース部材110と保持部120の間に挟まれる。
図2は、電池セル200の一例を示す図である。図2(a)は電池セル200の斜視図であり、図2(b)は電池セル200の平面図である。電池セル200は、電池本体210、封止材220、及び電極230を有する。電池本体210は、図2において点線で表されている。電池本体210の平面形状は、例えば矩形である。ただし、電池本体210の平面形状はこれに限定されない。
封止材220は、電池本体210を封止する部材である。例えば封止材220は、ラミネートフィルムである。この場合、電池本体210は、封止材220によってラミネート封止されている。具体的には、電池本体210は、封止材220を構成する2枚のフィルムの間に封止されている。そして、このフィルムは、電池本体210の全周に渡って電池本体210の外側に食み出している。この食み出した部分が、封止材220の周辺部222となっている。周辺部222は、封止材220を構成する2枚のフィルムが、電池本体210や空間を介さずに互いに密着している部分である。周辺部222は、図2(b)においてドット柄で表されている。
電極230は、電池本体210と接続されている電極であり、封止材220の外側に引き出されている。なお図2では、平面視における電池セル200の互いに対向する2辺、具体的には2つの短辺それぞれに1つずつ電極230が設けられている。しかし、電極230が設けられる位置は任意である。例えば電極230は、電池セル200の2つの長辺それぞれに1つずつ設けられてもよいし、1つの短辺又は1つの長辺に2つの電極230が並べて設けられてもよし、同一の辺に2つの電極230が設けられてもよい。
図3は、図2に示した電池セル200のAB断面図である。なお図3において、電極230と電池本体210を接続する配線、及び電池本体210の内部構造は省略されている。図3に示すように、電池セル200のうち電池本体210と重なる部分240は、厚さ方向において、電極230よりも少なくとも一方側に凸である。なお図3において、上記した部分240は、厚さ方向の両方向について、電極230よりも凸となっている。
図4は、電池セル200が載置された収容部材100の平面図である。図4(a)は、保持部120によって電池セル200が保持されていない状態を示す図であり、保持部120の図示を省略している。収容部材100の凹部112は、上記したように電池本体210をはめ込むための領域である。このため、平面視において、凹部112は電池本体210の全域と重なる。さらに、凹部112は、平面視において、周辺部222の少なくとも一部と重ならない。このようにすることで、周辺部222の少なくとも一部はベース部材110と保持部120の間に挟まれる。なお、平面視において、周辺部222の50%以上70%以下の領域が、ベース部材110のうち凹部112とは異なる領域と重なることが好適である。
図4(b)は、ベース部材110及び保持部120によって電池セル200が保持されている状態を示す図である。なお、電池セル200のうち保持部120とベース部材110とによって挟持されている部分は点線で示されている。
上記したように、保持部120は、周辺部222の少なくとも一部をベース部材110との間に挟むことで、電池セル200を保持する。また、保持部120は、平面視において、電池本体210と重ならない。具体的には、収容部材100は、2つの保持部120を有している。2つの保持部120は、平面視において、電池本体210を挟んで互いに対向している。図4(b)に示す例では、2つの保持部120は、電池本体210の2つの短辺側のそれぞれに設けられている。さらに具体的には、保持部120は矩形の一部を切り欠いた形状を有している。この切り欠いた部分は、電池本体210と重なっている。また、電池セル200を保持している状態においても、2つの保持部120は互いに重なっていない。保持部120が電池本体210と重ならないようにすることにより、電池セル200を収容部材100に収容している状態において、電池本体210に力学的な負荷が加わることを抑制できる。
なお、電池本体210の平面形状が矩形などの多角形である場合、周辺部222のうち電池本体210の各辺に位置する部分のいずれもが、保持部120によって少なくとも一部が保持されることが好適である。図4(b)において、「周辺部222のうち、電池本体210の各辺に位置する部分」は、4つの領域250−1、250−2、250−3、及び250−4である。そして、領域250−1から領域250−4はいずれも、少なくともその一部が、ベース部材110と保持部120とによって挟持されている。こうすることで、収容部材100が落下した際に、衝撃が収容部材100に対してどの方向から加わったとしても、電池本体210が動くことを抑制できる。よって、収容部材100を落下させても電池本体210は破損しにくい。
なお、電池本体210の平面形状が長方形である場合、平面視において電池本体210の短辺に平行な方向(短手方向)について、その短辺に位置する周辺部222の全域が保持部120によって保持されることが好適である。
図5は、図4(b)のCD断面図である。前述したように、保持部120は、周辺部222の一部をベース部材110との間に挟むことで、電池セル200を保持している。なお、周辺部222に加え、電極230の少なくとも一部も、ベース部材110と保持部120との間に挟まれることが好適である。ただし、電極230は必ずしもベース部材110と保持部120との間に挟まれる必要はない。
上述の収容部材100によれば、電池セル200が収容部材100に収容された際、ベース部材110の凹部112に電池セル200の電池本体210が位置し、なおかつ保持部120とベース部材110の間に電池セル200の周辺部222が挟持される。周辺部222は、電池セル200のうち電池本体210と重ならない領域である。よって、電池セル200が収容された収容部材100が落下したとしても、電池セル200が収容部材100の外に出てしまうことを防ぐことができる。また、落下の衝撃は、周辺部222、ベース部材110、及び保持部120が変形することで吸収される。従って、落下の衝撃によって電池セル200が破損してしまうことを防ぐことができる。
なお、電池セル200が収容部材100に収容されている状態において、凹部112は、その側面又は底面の少なくとも一部が電池セル200と接触しないように構成されることが好適である。例えば図5において、凹部112の側面と底面は、保持部120によって保持されている電池セル200と接触していない。このようにすると、収容部材100が落下した際に電池セル200の側面や底面に衝撃が加わることを抑制できる。
以下、収容部材100の一例についてさらに詳細に説明する。
図6は、図4(b)の収容部材100の変形例を示す図である。図4(b)と同様に、電池セル200のうち保持部120とベース部材110とによって挟持されている部分は点線で示されている。
図6において、「電池本体210の短辺に位置する周辺部222全体」は、領域270−1及び領域270−2である。そして、領域270−1及び領域270−2はいずれも、その全域が保持部120とベース部材110とによって挟持されている。
ここで、電池本体210の短辺側の側面は、電池本体210の長辺側の側面に比べ、落下の衝撃の影響を受けやすい。なぜなら、電池本体210の短辺側の側面の面積は、電池本体210の長辺側の側面の面積よりも小さい。このため、全体として同じ力が加わった場合、単位面積当たりに加わる衝撃は、短辺側の側面のほうが長辺側の側面よりも大きくなる。そのため、電池本体210の長辺側の側面と比較し、電池本体210の短辺側の側面は、より重点的に保持部120によって保持されることが好ましい。
前述したように「平面視において電池本体210の短辺に平行な方向について、その短辺に位置する周辺部222の全域が保持部120によって保持される」ようにすれば、電池本体210の短辺側の側面に力が加わることを保持部120によって抑制しやすくなる。よって、落下の衝撃で電池本体210が破損する蓋然性を低くすることができる。
図5に示した例において、ベース部材110は、1つの部材で構成されている。ただし、ベース部材110は、複数の部材を組み合わせることで構成されてもよい。後者の場合、例えばベース部材110は、板状物を多層に重ねた多層体を用いて構成される。
図7は、ベース部材110が多層体を用いて構成されるケースについて、図4(b)の収容部材100のAB断面を例示する図である。図7において、ベース部材110は、板状物114及び116で構成されている。凹部112は、例えば相対的に上側に位置する板状物(図7では板状物114)の一部を取り除くことで形成される。このように複数の部材の層を重ね合わせてベース部材110を構成することにより、凹部112をより簡単に形成することができる。
ベース部材110を構成する板状物の素材は任意である。例えば板状物は段ボールである。この段ボールとしては、例えば厚みがABフルートであり、なおかつライナーの強度がK7であるものを利用することができる。ただし、ベース部材110を構成する板状物として利用される段ボールの厚みやそのライナーの強度は、必ずしも上述した種類のものに限定されない。
なお、ベース部材110において凹部112を形成する方法は、ベース部材110の一部を取り除く方法に限定されない。例えば凹部112は、ベース部材110の一部をへこませることによって形成されてもよい。この場合、ベース部材110の素材は段ボールであることが好適である。一般に、段ボールはその内部の一部が中空となっている。そのためベース部材110の素材として段ボールを用いれば、その一部をへこませて凹部112を形成することが容易になる。
図8は、段ボール400の一部をへこませることで凹部112を形成する方法を例示する図である。まず、段ボール400の上面のライナーのうち、凹部112を形成したい部分に切れ込みを入れる。図8において、切れ込みは点線で表されている。凹部112の底面の形状が矩形の場合、凹部112の底面のうち互いに対向する2辺のそれぞれに沿って第1の切れ込み421が設けられるとともに、この2つの第1の切れ込み421に交わる(例えば直交する)ように、1つの第2の切れ込み422が設けられる。第2の切れ込み422の2つの端は、それぞれ互いに異なる第1の切れ込み421と重なっている。そして、切れ込みに囲まれた部分(図8における領域420)を上から押すことで、凹部112が形成される。
ベース部材110が上述のように多層体で構成される場合、保持部120は、ベース部材110を構成する多層体の最上位の層の板状物(図8では板状物114)の板状物のうち、平面視において電池セル200よりも外側にある部分を上側に折り曲げることで形成されてもよい。この方法によれば、1つの部材で保持部120とベース部材110の双方を形成することができ、なおかつその形成が容易である。よって、収容部材100を安価に作成することができる。
図9は、板状物114の一部を折り曲げることで保持部120を形成する過程を例示する図である。まず、板状物114の一部に切れ込みを入れる(図9(a)参照)。この場合、切れ込みは、板状物114の下面側から入れられるのが好ましい。次に、その切れ込み部分で板状物114を折り曲げる(図9(b)参照)。こうすることで、保持部120が形成される(図9(c)参照)。
例えば板状物114が段ボールである場合、板状物114の上面にあるライナーには切れ込みを入れず、そのライナーよりも下の部分に切れ込みを入れて、その切れ込み部分で板状物114を折り曲げる。こうすることで、板状物114の上面のライナーによってベース部材110とつながっている保持部120が形成される。
収容部材100の素材に段ボールを利用する場合、電池セル200は、樹脂製の袋に入れた状態で収容部材100に収容されることが好ましい。電極230が段ボールに触れることで、電極230が腐食してしまうケースがあるためである。電池セル200を樹脂製の袋に入れた状態で収容部材100に収容することで、このように電極230が腐食してしまうことを防ぐことができる。
電池セル200が収容された収容部材100は、例えば段ボール箱などの箱に入れられて搬送される。この際、電池セル200が収容された複数の収容部材100が積み重ねて段ボール箱に入れられてもよい。図10は、複数の収容部材100が積み重ねられて箱300に収容される様子を例示する図である。
このように複数の収容部材100が積み重ねられる場合、保持部120の上面が、厚さ方向において電池セル200の上面よりも上に凸であることが好適である(図10参照)。こうすることで、収容部材100に収容された電池セル200が、その収容部材100の上に積み重ねられる収容部材100の底面と接触しない。その結果、箱300が落下した場合にその落下の衝撃が電池セル200の上面に加わることを避けることができる。
複数の収容部材100を積み重ねて箱300に入れる場合、収容部材100を容易に箱から取り出すことができるように収容部材100を構成することが好適である。平面視において収容部材100と箱300との隙間が小さいと、箱300に手を入れて収容部材100を取り出すことが難しい。そこで例えば、収容部材100に、箱300に収容された状態でも容易に把持することができる把持部を設ける。
図11は、把持部150が設けられている収容部材100を例示する斜視図である。本図に示す例において、把持部150は、収容部材100の縁の一部を切り欠くことで形成されている。図12は、把持部150が設けられていない収容部材100と、把持部150が設けられていない収容部材100の双方を例示する平面図である。符号310は、収容部材100と箱300との間の隙間を表している(以下、隙間310と表記する)。
図12(a)の収容部材100には、把持部150が設けられていない。そのため、隙間310が小さく、隙間310に手を入れることが難しい。そのため、収容部材100を箱300から取り出しづらい。
これに対し、図12(b)の収容部材100には、把持部150が設けられている。そのため、把持部150の部分で隙間310が大きくなっており、手を入れるスペースが十分にある。よって、収容部材100を箱300から容易に取り出すことができる。
ここで、図11や図12では、把持部150がベース部材110の短辺の両方に設けられている。しかし、把持部150は、ベース部材110の短辺の片方に設けられてもよい。また、把持部150は、ベース部材110の長辺の片方又は双方に設けられてもよい。
電池セル200は、固定部材を利用して収容部材100に対して固定可能に構成されてもよい。具体的には、電池セル200の周辺部222に貫通孔を設ける。ただし、周辺部222を構成する2つのフィルムは周辺部222の全域にわたって互いに密着しているため、この貫通孔を設けても封止材220の封止能力は低下しない。図13は、貫通孔260を有する電池セル200を例示する平面図である。
電池セル200は、この貫通孔260に固定部材が挿入されることにより、収容部材100に対して固定される。図14は、固定部材140によって電池セル200が収容部材100に固定されている様子を例示する平面図である。固定部材140は、例えば棒状の部材であり、収容部材100に対して動かないようになっている。固定部材140は、絶縁体であることが好適である。

このように固定部材140によって電池セル200が収容部材100に固定されるようにすることにより、電池セル200が収容部材100の中で動いてしまう蓋然性をより低くすることができる。よって、収容部材100をより安全に運搬することができるようになる。
図15は、図13の収容部材100及び電池セル200のEF断面図である。なお、図を見やすくするため、周辺部222がベース部材110に接していない状態を描画している。
図15(a)の例では、固定部材140が収容部材100と一体として設けられている。そして、電池セル200の貫通孔260をこの固定部材140に通すことで、電池セル200がベース部材110に対して固定される。
一方、図15(b)の例では、固定部材140が収容部材100とは別体である。この場合、ベース部材110にも貫通孔が設けられている(貫通孔118)。そして、電池セル200に設けられた貫通孔260及びベース部材110に設けられた貫通孔118の双方に対して固定部材140を挿入することで、電池セル200がベース部材110に対して固定される。
図15(b)のようにベース部材110にも貫通孔を設ける場合において、複数の収容部材100を積み重ねるとする。この場合、電池セル200の固定に利用する固定部材140を用いて、収容部材100同士を固定してもよい。具体的には、平面視において重なる複数の貫通孔260及び貫通孔118の全てを貫通するように、一つの固定部材140を挿入する。図16は、固定部材140を利用して収容部材100同士が固定される様子を例示する図である。
このように1つの固定部材140を複数の電池セル200の固定に利用できるようにすることで、電池セル200を収容部材100に固定する作業がより簡単になる。また、固定部材140の数を減らせるため、収容部材100をより安価に実現することができる。
なお、1つの電池セル200に設けられる貫通孔260の数は4つに限定されない。貫通孔260の数は、4つより少なくてもよいし、4つより多くてもよい。ただし、固定部材140を軸にして電池セル200が回転してしまうことを防ぐため、貫通孔260の数は2つ以上であることが好適である。
電池セル200を収容部材100から取り出しやすくするため、収容部材100には、凹部112と接する位置に取出部が設けられることが好適である。図17は、取出部160を有する収容部材100を例示する図である。図17(a)は、電池セル200が載置されていない収容部材100の斜視図である。取出部160は、ベース部材110のうち112の側面につながる部分の一部を取り除く(又は押し下げる)ことにより、形成されている。厚さ方向において、取出部160の底面は、凹部112の底面と同じ位置であってもよいし、異なる位置であってもよい。ただし、取出部160の底面は、厚さ方向において、凹部112の底面と同じ位置にあるか、又は凹部112の底面よりも下にあることが好適である。こうすることにより、電池セル200の側面や底面に対してより容易に手をかけられるようになり、電池セル200を収容部材100から取り出すことがより容易になる。
図17(b)は、電池セル200が載置されている収容部材100の平面図である。取出部160は、平面視において少なくともその一部が周辺部222と重ならないように形成されている。こうすることで、電池セル200が載置された状態であっても、取出部160に手を入れて電池セル200を持つことが可能となる。よって、取出部160を設けることにより、電池セル200を収容部材100から容易に取り出すことができる。
これまでに説明した収容部材100は、収容される電池セル200が1つである。しかし、収容部材100は、複数の電池セル200を収容可能に構成されてもよい。図18は、電池セル200を2つ収容可能な収容部材100を例示する斜視図である。図19は、電池セル200が2つ収容された収容部材100を例示する斜視図である。図19(a)は、保持部120とベース部材110によって電池セル200が挟持されていない状態を表す。一方、図19(b)は、保持部120とベース部材110によって電池セル200が挟持されている状態を表す。
なお、図18と図19の例では、取出部160が2つの凹部112をつなぐように構成されている。これにより、1つの取出部160を、2つの電池セル200双方の取り出しに利用することができるようになっている。こうすることで、取出部160を形成する作業を減らすことができるため、収容部材100をより安価かつ容易に実現できるようになる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 収容部材
110 ベース部材
112 凹部
114 板状物
118 貫通孔
120 保持部
140 固定部材
150 把持部
160 取出部
200 電池セル
210 電池本体
220 封止材
222 周辺部
230 電極
240 部分
250 領域
260 貫通孔
270 領域
300 箱
310 隙間
400 段ボール
420 領域
421 第1の切れ込み
422 第2の切れ込み

Claims (12)

  1. 電池セルを収容する収容部材であって、
    電池セルは、封止材及び前記封止材によって封止された電池本体を有し、
    前記封止材は、前記電池本体の外周全周に位置する周辺部を有し、
    厚さ方向において、前記電池セルのうち前記電池本体と重なる部分は、前記周辺部よりも少なくとも一面側に凸であり、
    当該収容部材は、
    前記電池セルが載置されるベース部材を有し、
    前記ベース部材は、平面視において前記電池本体の全域と重なると共に前記周辺部の少なくとも一部と重ならない凹部を有し、
    前記周辺部の少なくとも一部を前記ベース部材との間に挟むと共に、平面視において前記電池本体と重ならない保持部を有する収容部材。
  2. 前記凹部の側面又は底面の少なくとも一部は、前記保持部によって保持された前記電池セルと接触しない、請求項1に記載の収容部材。
  3. 平面視において、前記周辺部の50%以上70%以下の領域が、前記ベース部材のうち前記凹部とは異なる領域と重なる、請求項1又は2に記載の収容部材。
  4. 前記電池本体の平面形状は矩形であり、
    平面視において、前記電池本体の各辺に位置する前記周辺部のいずれもが前記保持部によって保持される、請求項1乃至3いずれか一項に記載の収容部材。
  5. 前記電池本体の平面形状は長方形であり、
    平面視において前記電池本体の短辺に平行な方向について、その短辺に位置する前記周辺部全体が前記保持部によって保持される、請求項4に記載の収容部材。
  6. 前記ベース部材は、板状物を多層に重ねた多層体を用いて構成されている、請求項1乃至5いずれか一項に記載の収容部材。
  7. 前記板状物は段ボールである、請求項6に記載の収容部材。
  8. 前記凹部は、前記ベース部材を構成する前記多層体の少なくとも1層の一部を取り除くことによって形成される、請求項6又は7に記載の収容部材。
  9. 前記保持部は、前記ベース部材を構成する多層体の最上位の層の板状物のうち、平面視において前記電池セルよりも外側にある部分を折り曲げることで形成される、請求項6乃至8いずれか一項に記載の収容部材。
  10. 前記ベース部材を構成する多層体の最上位の層の板状物において、前記保持部を形成するために折り曲げられる部分は、厚さ方向について一部が切断されている、請求項9に記載の収容部材。
  11. 前記周辺部と前記ベース部材は、平面視において互いに重なる位置に、固定部材が挿入される貫通孔を有する、請求項1乃至10いずれか一項に記載の収容部材。
  12. 電池セルの封止材及び前記電池セルの収容部材を有する梱包体であって、
    前記電池セルは、前記封止材及び前記封止材によって封止された電池本体を有し、
    前記封止材は、前記電池本体の外周全周に位置する周辺部を形成し、なおかつ厚さ方向において、前記電池セルのうち前記電池本体と重なる部分が前記周辺部よりも少なくとも下側に凸となるように、前記電池本体を封止しており、
    前記収容部材は、前記電池セルが載置されるベース部材を有し、
    前記ベース部材は、平面視において前記電池本体の全域と重なると共に前記周辺部の少なくとも一部と重ならない凹部を有し、
    前記収容部材は、前記周辺部の少なくとも一部を前記ベース部材との間に挟むと共に、平面視において前記電池本体と重ならない保持部を有する梱包体。
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