JP6749177B2 - 電磁弁装置 - Google Patents
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Description
図1に示す電磁弁装置1は、機器間を繋ぐ通路を開閉すると共に、その通路を流れる流体(例えば、ガスであっても液体であってもよい)の圧力を調整して下流側の機器に供給するものである。更に詳細に説明すると、電磁弁装置1は、ノーマルクローズ形の電磁比例弁装置であり、そこに流れる電流の値に応じて流体の圧力を調整するようになっている。また、電磁弁装置1は、そこに流れていた電流を止めることによって通路を閉じて流体が下流側の機器に供給されないようにしている。このように構成される電磁弁装置1は、制御弁機構2と、制御用ソレノイド3と、補助用ソレノイド4と、閉弁用ばね5とを備えている。
図2に示す制御弁機構2は、そこを通る流体の圧力を調整するための部位であり、ハウジング11と、弁体12と、固定部材13と、ばね受け部材14と、制御用ばね15と、2つのシール部材16,17とを有している。ハウジング11は、詳述しないが図2に示すように複数の部分から成り、予め定められた軸線L1に沿って延在している。また、ハウジング11は、一次ポート21と、二次ポート22と、弁体孔23とを有しており、一次ポート21は、例えば高圧タンクのような貯留装置に繋がり、また二次ポート22は、燃料電池やエンジン等の流体消費機器に接続されている。これら2つのポート21,22は、ハウジング11の軸線方向一端から順に一次ポート21及び二次ポート22と形成されている。また、これら2つのポート21,22は、共に弁体孔23に繋がっている。
図3に示す制御用ソレノイド3は、いわゆる電磁ソレノイドであり、軸線L1に沿って配置されている。制御用ソレノイド3は、弁体12の軸線方向一方側に配置されており、流される電流に応じた励磁力を生じて弁体12を開位置の方へ押すようになっている。制御用ソレノイド3は、連結部材30と、ソレノイドコイル31と、スペーサ32と、キャップ部材33と、可動鉄心34と、押付ロッド35と、復帰用ばね36とを有している。連結部材30は、大略円筒状に形成されており、その軸線方向他方側の開口端をハウジング11の軸線方向一端に突合せるようにしてハウジング11に取付けられている。他方、連結部材30の軸線方向一方側の部分には、ソレノイドコイル31が外装されている。
図4に示すように補助用ソレノイド4は、制御弁機構2の軸線方向他方側、本実施形態においてハウジング11の軸線方向他端部に設けられている。補助用ソレノイド4は、いわゆるON/OFF型の電磁ソレノイドであり、弁体12の軸線方向他方側に設けられており、電流の流れの有無に応じて作動及び停止するようになっている。このような機能を有する補助用ソレノイド4は、軸線L1に沿って配置されており、ソレノイドコイル41と、固定磁極42と、ガイド部材43と、付勢ロッド44と、プレート46とを有している。
電磁弁装置1では、2つのソレノイド3,4に流す電流を止めている状態において、復帰用ばね36の付勢力が押付ロッド35を介して弁体12に作用しており、それに伴って弁体12が開位置の方へと押されている。また、弁体12には、制御用ばね15の付勢力が復帰用ばね36の付勢力に抗するように作用しており、制御用ばね15によって弁体12が閉位置の方へと付勢されている。更に、閉弁用ばね5の付勢力もまた付勢ロッド44を介して弁体12に作用しており、それに伴って弁体12が閉位置の方へ付勢されている。電磁弁装置1では、制御用ばね15の付勢力がそれに抗する復帰用ばね36の付勢力より大きく設定されている。それ故、制御用ばね15の付勢力だけでも弁体12の弁部12aを弁座25に着座させて弁通路24を閉じることが可能であるが、閉弁用ばね5の付勢力を弁体12に更に与えることによってより大きな力で弁部12aを弁座25に押し付けている。これにより、閉弁用ばね5がない場合に比べて弁通路24をより強固に閉じることができ、弁通路24の一次側空間の気密性を向上させることができる。
本実施形態の電磁弁装置1において、制御用ソレノイド3として電磁比例ソレノイドが採用されているが、必ずしも電磁比例ソレノイドである必要はない。例えば、補助用ソレノイド4と同様の機能を有するON/OFF型の電磁ソレノイドが制御用ソレノイド3に採用されてもよい。なお、補助用ソレノイド4としては、プル型のソレノイドが採用されているが、制御用ソレノイド3では、プッシュ型のソレノイドが採用されている。即ち、制御用ソレノイド3としては、ON/OFF型で且つプッシュ型のソレノイドが採用されてもよい。制御用ソレノイド3としてON/OFF型のソレノイドが採用される場合、二次圧を調整することができなくなるが、一次側空間の気密性を向上させ且つ開弁する際の力が小さい電磁開閉弁装置を提供することができる。また、補助用ソレノイド4に関しても、制御用ソレノイド3と同様の機能を有する電磁比例ソレノイドを採用してもよく、この場合には、プル型の電磁比例ソレノイドが補助用ソレノイド4として採用される。
3 制御用ソレノイド
4 補助用ソレノイド
5 閉弁用ばね(第2付勢ばね)
11 ハウジング
12 弁体
15 制御用ばね(第1付勢ばね)
21 一次ポート
22 二次ポート
24 弁通路
41 ソレノイドコイル
42 固定磁極
44 付勢ロッド(可動鉄心)
Claims (6)
- 一次ポートと二次ポートとを繋ぐ弁通路を有するハウジングと、
前記ハウジング内に設けられ、前記弁通路を閉じる閉位置と前記弁通路を開く開位置との間で移動して前記弁通路を開閉する弁体と、
前記弁体を前記閉位置の方に付勢する第1付勢ばねと、
電流が流されると、前記第1付勢ばねの付勢力に抗して前記弁体を前記開位置の方へと移動させる制御用ソレノイドと、
前記第1付勢ばねと別に設けられ、前記弁体を前記閉位置の方に付勢する第2付勢ばねと、
電流が流されると、前記弁体に対する前記第2付勢ばねの付勢を小さくする補助用ソレノイドとを有する、電磁弁装置。 - 前記補助ソレノイドは、前記弁体に対する前記第2付勢ばねの付勢を解除するようになっている、請求項1に記載の電磁弁装置。
- 前記弁体は、所定方向に延在し、
前記制御用ソレノイドは、前記弁体の前記所定方向一方側に位置し、前記弁体を前記所定方向他方側に押して前記開位置の方に移動させ、
前記第2付勢ばねは、前記弁体を前記所定方向一方側に付勢して前記閉位置の方に移動させ、
前記補助用ソレノイドは、前記弁体の前記所定方向他方側に位置し、前記弁体から離されて前記第2付勢ばねの付勢を解除する、請求項2に記載の電磁弁装置。 - 前記補助用ソレノイドは、固定磁極と、可動鉄心である付勢ロッドと、ソレノイドコイルとを有し、
前記付勢ロッドは、前記固定磁極に対して前記閉位置の方に離して配置され且つ前記第2付勢ばねに付勢されて前記弁体を前記閉位置の方に押すようになっており、
前記ソレノイドコイルは、電流が流されると、前記付勢ロッドを励磁させて前記固定磁極に前記付勢ロッドを吸着させて付勢を解除するようになっている、請求項2又は3に記載の電磁弁装置。 - 前記制御用ソレノイドは、そこに流された電流の値に応じた励磁力で前記弁体を押す電磁比例ソレノイドである、請求項4に記載の電磁制御装置。
- 前記第2付勢ばねは、前記付勢ロッド及び前記固定磁極との間に配置されている、請求項4又は5に記載の電磁弁装置。
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