JP6748570B2 - 電池モジュールの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電池モジュールの冷却装置に関する。
近年、車両の駆動輪を駆動するための駆動源として、駆動モータを備える電気自動車(EV)やハイブリッド自動車(HEV)が知られている。このような車両には、駆動モータへ電力を供給可能な電池モジュールが搭載され、駆動モータへ供給される電力は当該電池モジュールに蓄電される。電池モジュールが過剰に高温になった場合、当該電池モジュールにおいて劣化が促進されることに起因する寿命の低下や出力制限がかかることに起因するEV走行の制限等の問題が生じ得る。そこで、電池モジュールが過剰に高温になることを防止することを目的とした電池モジュールの冷却に関する技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、電池モジュールを冷却するために、冷房機構により冷却された車室の空気を電池モジュールが収容される空間へ取り込む技術が開示されている。
特開2007−314139号公報
しかしながら、電池モジュールの冷却に関する分野において、電池モジュールが過剰に高温になることをより効果的に防止することが望ましいと考えられる。例えば、冷房機構による車室の空気の冷却は、一般にドライバの快適性を向上させる目的で走行時に行われる。ゆえに、駐車時に冷房機構は停止するので、例えば夏季の直射日光下において、車室内は比較的高温になり得る。このような状況において、例えば特許文献1に開示されている技術を利用した場合、駐車時に車室の空気を電池モジュールが収容される空間へ取り込んだとしても、電池モジュールを冷却することが困難となり得る。ゆえに、電池モジュールが過剰に高温になるおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、電池モジュールが過剰に高温になることをより効果的に防止することが可能な、新規かつ改良された電池モジュールの冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、電池モジュールを収容し車両に搭載される筐体と、前記車両の車室と前記筐体の内部において前記電池モジュールが収容される収容空間とを連通し、前記収容空間へ取り込まれる前記車室の空気が通過する第1連通部と、前記収容空間と前記筐体の外部とを連通し、前記収容空間の空気を前記筐体の外部へ送風可能なファンが設けられる第2連通部と、前記電池モジュールと前記車両の外部とを連通し、前記電池モジュールから発生し前記車両の外部へ排出される煙が通過する第3連通部と、前記第3連通部に設けられ、前記第3連通部の内部と前記収容空間とを連通する開口部と、前記第1連通部を開閉可能な第1開閉部と、前記開口部を開閉可能な第2開閉部と、駐車時に、前記第1開閉部、前記第2開閉部、及び前記ファンの動作を、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との比較結果に基づいて制御する制御装置と、を備える、電池モジュールの冷却装置が提供される。
前記制御装置は、駐車時に、前記筐体の内部の温度が前記車両の外部の気温より高い場合、前記第1開閉部を閉鎖し、前記第2開閉部を開放し、前記ファンを駆動させてもよい。
前記制御装置は、駐車時に、前記筐体の内部の温度が前記車両の外部の気温より高く、かつ、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との差が第1閾値を超える場合、前記第1開閉部を閉鎖し、前記第2開閉部を開放し、前記ファンを駆動させてもよい。
前記制御装置は、駐車時に、前記ファンを駆動させた後に、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との差が前記第1閾値と比較して低い第2閾値を下回った場合、前記ファンを停止させてもよい。
前記制御装置は、駐車時に、前記電池モジュールの温度が所定温度より低い場合、前記比較結果に関わらず、前記ファンを停止させてもよい。
以上説明したように本発明によれば、電池モジュールが過剰に高温になることをより効果的に防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両内における電池モジュールの位置の一例を示す模式図である。 同実施形態に係る車両のプラグイン状態の一例を示す模式図である。 同実施形態に係る冷却装置の概略構成の一例を示す模式図である。 同実施形態に係る冷却装置の筐体の内部の構成の一例を示す車両の左右方向に直交する断面についての断面図である。 同実施形態に係る電池モジュールから発生した煙の排煙ダクトにおける流れについて説明するための説明図である。 同実施形態に係る制御装置が行う走行時における送風制御について説明するための説明図である。 同実施形態に係る制御装置が行う駐車時における送風制御について説明するための説明図である。 同実施形態に係る制御装置が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。 参考例に係る冷却装置が搭載される車両についての駐車時における各温度の推移の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る冷却装置が搭載される車両についての駐車時における各温度の推移の一例を示す模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.車両の概略>
まず、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る冷却装置100が搭載される車両1の概略について説明する。なお、以下では、車両1の進行方向を前方向とし、進行方向に対して逆方向を後方向とし、進行方向を向いた状態における左側及び右側をそれぞれ左方向及び右方向とし、鉛直上側及び鉛直下側をそれぞれ上方向及び下方向として、説明する。
図1は、本実施形態に係る車両1内における電池モジュール10の位置の一例を示す模式図である。車両1には、図1に示したように、電池モジュール10及び当該電池モジュール10の冷却装置100が搭載される。具体的には、車両1は、駆動輪を駆動するための駆動源として駆動モータを備える電気自動車(EV)又はハイブリッド自動車(HEV)であ。電池モジュール10は、当該駆動モータへ電力を供給可能な高電圧(例えば、200V)の電力供給源である。電池モジュール10は、例えば、図1に示したように、車両1内においてリアシートC10より後方に位置する。具体的には、電池モジュール10は、荷室デッキボード20よって車室P10と区画された当該荷室デッキボード20の下方の荷室P20内に位置する。なお、車両1における電池モジュール10の位置は、図1に示した例に特に限定されず、他の位置であってもよい。
電池モジュール10は、駐車時において、外部から電力を供給されることによって充電され得る。例えば、車両1に充電用のプラグが接続されたプラグイン状態において、駐車時における電池モジュール10の充電が実行される。図2は、本実施形態に係る車両1のプラグイン状態の一例を示す模式図である。プラグイン状態では、例えば、図2に示したように、外部充電装置3とケーブル5を介して接続されたプラグ5aが車両1に接続される。
外部充電装置3は、自宅や商業施設等に設置される車両1の外部の充電装置であり、外部の電源と接続されている。外部充電装置3は、所定の駐車位置に駐車した車両1にケーブル5を介して電力を供給する。ケーブル5の一端は外部充電装置3と接続され、他端には車両1と着脱可能に接続されるプラグ5aが設けられる。ケーブル5のプラグ5aが車両1と接続されることにより、外部充電装置3から車両1へのケーブル5を介した電力の供給が可能となるので、車両1に搭載される電池モジュール10が車両1の外部の電源によって充電可能な状態となる。外部充電装置3から車両1に供給される電力は、電池モジュール10へ供給されるとともに、冷却装置100へ供給される。それにより、駐車時において冷却装置100を駆動することができる。
冷却装置100は、電池モジュール10を冷却するために設けられる。ここで、電池モジュール10は、後述するように、筐体に収容され、車両1において当該電池モジュール10及び当該筐体を含んで電池パックが構成される。冷却装置100は、具体的には、筐体の内部において電池モジュール10が収容される収容空間への当該筐体の外部からの送風を制御することによって、電池モジュール10を冷却し得る。なお、以下では、筐体の外部から収容空間への送風の制御を送風制御とも称する。
冷却装置100は、走行時に、電池モジュール10に蓄電された電力を用いて駆動される。具体的には、冷却装置100は電圧を調整可能な電圧調整装置であるDCDCコンバータを介して電池モジュール10と接続され、電池モジュール10から出力される電力は当該DCDCコンバータによって降圧されて冷却装置100へ供給される。走行時において、電池モジュール10には、例えば、駆動モータによる回生発電によって生成された電力が蓄電され得る。なお、車両1には、走行時に発電可能な発電装置が当該駆動モータとは別に搭載されてもよく、その場合、当該発電装置によって発電された電力は電池モジュール10へ蓄電され得る。
冷却装置100は、駐車時に、上述したように、例えば外部充電装置3から供給される電力を用いて駆動される。具体的には、プラグイン状態において、冷却装置100は電圧を調整可能な電圧調整装置であるDCDCコンバータを介して外部充電装置3と接続され、外部充電装置3から出力される電力は当該DCDCコンバータによって降圧されて冷却装置100へ供給される。
本実施形態に係る冷却装置100によれば、駐車時において、電池モジュール10の筐体の内部の温度と車両1の外部の気温との比較結果に基づく送風制御が実行されることによって、電池モジュール10が過剰に高温になることをより効果的に防止することが可能となる。このような冷却装置100については、次節にて詳細に説明する。
<2.冷却装置>
続いて、図3〜図5を参照して、本実施形態に係る冷却装置100の概略構成について説明する。
図3は、本実施形態に係る冷却装置100の概略構成の一例を示す模式図である。冷却装置100は、例えば、図3に示したように、電池モジュール10を収容する筐体110と、車室側ダクト120と、ファン140が設けられるファンダクト130と、排煙ダクト150と、車室側ダクト弁125と、排煙ダクト弁155と、制御装置300と、を備える。
筐体110は、電池モジュール10を収容し、車両1に搭載される。筐体110は、例えば、金属材料によって形成され得る。電池モジュール10は、上述したように、例えば荷室P20内に位置するので、筐体110は荷室P20に搭載され得る。筐体110の内部において電池モジュール10が収容される空間を収容空間P110と称する。換言すると、電池モジュール10は、筐体110の内部において収容空間P110に収容される。収容空間P110に収容される電池モジュール10の数及び配置は特に限定されない。例えば、収容空間P110に複数の電池モジュール10が収容されてもよい。例えば、本実施形態では、図3に示したように、収容空間P110において、2つの電池モジュール10が車両1の前後方向に並設される。
電池モジュール10は、具体的には、リチウムイオン電池等の二次電池である。電池モジュール10は、複数のセル11を含んで構成される。各電池モジュール10において、複数のセル11は、例えば、図3に示したように、車両1の左右方向に沿って連設される。各電池モジュール10において複数のセル11は電気的に直列に接続され、各電池モジュール10は互いに電気的に直列又は並列に接続される。車両1では、このような電池モジュール10及び筐体110を含んで電池パックが構成される。
車室側ダクト120は、本発明に係る第1連通部に相当する。車室側ダクト120は車両1の車室P10と筐体110の収容空間P110とを連通する。また、収容空間P110へ取り込まれる車室P10の空気は車室側ダクト120を通過する。車室側ダクト120は、例えば、金属材料又は樹脂材料によって形成され得る。
車室側ダクト120は、具体的には、車両1の車室P10の空気を筐体110の収容空間P110へ取り込むために設けられる配管である。例えば、車室側ダクト120の両端部は開口しており、車室側ダクト120は荷室デッキボード20を貫通して筐体110から車室P10へ亘って延在する。車室側ダクト120の一端部120bは車室P10内に位置し、車室側ダクト120の他端部120aは筐体110と接続される。例えば、一端部120bは車室P10においてリアシートC10より後方に位置し、他端部120aは筐体110の前部と接続される。それにより、車両1の車室P10と筐体110の収容空間P110とは、車室側ダクト120によって連通される。
冷却装置100が行う走行時における送風制御によれば、後述するように、車室P10の空気は車室側ダクト120を通って収容空間P110へ取り込まれ得る。このように、収容空間P110へ取り込まれる車室P10の空気は、車室側ダクト120を通過する。
車室側ダクト弁125は、本発明に係る第1開閉部に相当する。車室側ダクト弁125は、車室側ダクト120を開閉可能である。
例えば、車室側ダクト弁125は、図3に示したように、回転軸125bと、当該回転軸125bまわりに回動可能な弁体125aと、を含む。弁体125aを回転軸125bまわりに回動させることによって、車室側ダクト120を開放又は閉鎖することができるように構成される。具体的には、回転軸125bは、車室側ダクト120の延在方向に直交する方向に延在し、車室側ダクト120の内周部に沿って設けられる。例えば、回転軸125bは、図3に示したように、上下方向に延在し、車室側ダクト120の内周部の左部に沿って設けられる。また、弁体125aは車室側ダクト120の内周側空間の横断面形状と略一致する形状を有する。それにより、図3に示したように、弁体125aが左右方向に延在する状態において、車室側ダクト弁125は車室側ダクト120を閉鎖し得る。また、図3に示した状態から弁体125aが後方側へ回動することによって、車室側ダクト弁125は車室側ダクト120を開放し得る。
また、車室側ダクト弁125の動作は、制御装置300によって制御される。車室側ダクト弁125は、例えば、電動モータを備え、当該電動モータによって駆動される。例えば、電動モータの出力軸が車室側ダクト弁125の回転軸125bと連結されており、電動モータの出力軸の回動に伴って弁体125aが回転軸125bまわりに回動するように構成される。その場合、制御装置300からの動作指示に基づいて当該電動モータが駆動されることによって、車室側ダクト弁125の動作が制御される。
なお、車室側ダクト弁125は、車室側ダクト120を開閉可能であればよく、上記の例に特に限定されない。例えば、車室側ダクト弁125は車室側ダクト120の延在方向に交差する方向に往復移動可能な弁体を含んで構成されてもよく、その場合、当該弁体が往復移動することによって、車室側ダクト120が開放又は閉鎖され得る。
ファンダクト130は、本発明に係る第2連通部に相当する。ファンダクト130は、収容空間P110と筐体110の外部とを連通する。また、ファンダクト130には、収容空間P110の空気を筐体110の外部へ送風可能なファン140が設けられる。ファンダクト130は、例えば、金属材料又は樹脂材料によって形成され得る。
ファンダクト130は、具体的には、筐体110の収容空間P110の空気を筐体110の外部へ排出するために設けられる配管である。例えば、ファンダクト130の両端部は開口しており、ファンダクト130は荷室P20において筐体110から当該筐体110の外側へ向かって延在する。ファンダクト130の一端部130bは荷室P20内に位置し、ファンダクト130の他端部130aは筐体110と接続される。例えば、一端部130bは荷室P20の後部に位置し、他端部130aは筐体110の後部と接続される。それにより、収容空間P110と筐体110の外部とは、ファンダクト130によって連通される。
ファン140は、具体的には、車室側ダクト120又は排煙ダクト150を通じた筐体110の外部から収容空間P110への送風を実現するために設けられる。例えば、ファン140は、ファンダクト130の内部において中央側に設けられ、ファンダクト130の他端部130a側の空気を吸い込み可能な姿勢で設けられる。ファン140の動作は、制御装置300によって制御される。ファン140は、例えば、電動モータを備え、当該電動モータによって駆動される。その場合、制御装置300からの動作指示に基づいて当該電動モータが駆動されることによって、ファン140の動作が制御される。ファン140が駆動されることによって、ファンダクト130の他端部130a側の空気は一端部130b側へ送風される。それにより、収容空間P110の空気を筐体110の外部へ送風することができる。
冷却装置100が行う送風制御によれば、後述するように、収容空間P110が車室P10又は車両1の外部のいずれか一方と連通している状態においてファン140が駆動される。ゆえに、ファン140が駆動されることによって、車室P10又は車両1の外部のいずれか一方から収容空間P110への送風が実現される。
排煙ダクト150は、本発明に係る第3連通部に相当する。排煙ダクト150は、収容空間P110と車両1の外部とを連通する。また、電池モジュール10から発生し車両1の外部へ排出される煙は排煙ダクト150を通過する。当該煙は比較的高温であるので、排煙ダクト150は、例えば、耐熱性の樹脂材料によって形成され得る。
排煙ダクト150は、具体的には、電池モジュール10から発生する煙を車両1の外部へ排出するために設けられる配管である。例えば、排煙ダクト150は、車両1の車体及び筐体110を貫通して延在する。排煙ダクト150の一端部150bは、車両1の外部に位置し、開口する。また、排煙ダクト150は、筐体110内において、電池モジュール10の上方で当該電池モジュール10のセル11の連設方向に沿って延在する電池延在部150cを有する。例えば、排煙ダクト150は、図3に示したように、荷室P20内における筐体110の外側で筐体110側に向けて分岐して、筐体110に挿通される。排煙ダクト150は、例えば、筐体110の左部に挿通される。排煙ダクト150は、図3に示したように、各電池モジュール10について、電池延在部150cを有する。具体的には、図3に示したように、前方側及び後方側の電池延在部150cは、それぞれ前方側及び後方側の電池モジュール10の上方において左右方向に延在する。また、各電池延在部150cは、各電池モジュール10を構成する複数のセル11に亘って延在する。
ここで、図4及び図5を参照して、排煙ダクト150と電池モジュール10との位置関係について、より詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る冷却装置100の筐体110の内部の構成の一例を示す車両1の左右方向に直交する断面についての断面図である。具体的には、図4は、図3に示したA−A断面についての断面図である。A−A断面は、電池モジュール10のセル11を通る断面である。図5は、本実施形態に係る電池モジュール10から発生した煙の排煙ダクト150における流れについて説明するための説明図である。なお、図4及び図5では、二点鎖線の矢印によって、電池モジュール10から発生した煙の流れが示されている。
電池モジュール10のセル11において異物の混入や外部からの衝撃に起因して内部短絡が生じた場合又は電池モジュール10のセル11への過充電が生じた場合等に、セル11の内部に収容されている電解液が沸騰し、煙が生じ得る。このように電池モジュール10から煙が発生している状態は電池モジュール10の異常状態に相当する。電池モジュール10の異常状態において生じた煙がセル11の内部に溜まると、セル11は内部圧力の上昇によって破損し得る。そこで、電池モジュール10の異常状態におけるセル11の破損を防止するために、電池モジュール10の各セル11の上部には、図4に示したように、各セル11の内部で発生する煙を外部へ排出するための排煙口11aが設けられている。各セル11の内部で発生した煙によって、各セル11の内部圧力が所定圧力まで上昇すると、排煙口11aは開放されるように構成されている。それにより、各セル11の内部で煙が発生した場合に、図4に示したように、当該煙を上方へ排出することができる。ゆえに、各セル11の内部圧力の過剰な上昇を抑制することができるので、各セル11の破損を防止することができる。
排煙ダクト150は、具体的には、図4に示したように、電池モジュール10の各セル11の排煙口11aを覆うように設けられる。より具体的には、排煙ダクト150の電池延在部150cの下部は、開口して電池モジュール10の上部と接続される。電池延在部150cは、電池モジュール10の各セル11の排煙口11aに沿って延在し、各セル11の排煙口11aの上方を覆う。それにより、電池モジュール10の異常状態において、電池モジュール10から発生した煙を、排煙ダクト150を通じて、車両1の外部へ排出することができる。具体的には、電池モジュール10のセル11の内部で発生した煙は、図4に示したように、排煙口11aの上方へ排出された後、図5に示したように、排煙ダクト150の電池延在部150cを通じて筐体110の内部から外部へ送られ、車両1の外部へ送られる。このように、電池モジュール10から発生し車両1の外部へ排出される煙は、排煙ダクト150を通過する。
また、本実施形態に係る排煙ダクト150は、筐体110内において、排煙ダクト150の内部と収容空間P110とを連通する開口部150aを有する。例えば、排煙ダクト150は、図3に示したように、電池延在部150cから電池モジュール10のセル11の連設方向に交差する方向に向けて分岐する分岐部150dを有し、分岐部150dの先端に開口部150aが設けられる。例えば、分岐部150dは、前方側の電池延在部150cの前部から前方に向けて分岐してもよい。それにより、収容空間P110と車両1の外部とは、排煙ダクト150によって連通される。このように、排煙ダクト150は、収容空間P110と車両1の外部とを連通する。
排煙ダクト弁155は、本発明に係る第2開閉部に相当する。排煙ダクト弁155は、排煙ダクト150を開閉可能である。
例えば、排煙ダクト弁155は、図3に示したように、回転軸155bと、当該回転軸155bまわりに回動可能な弁体155aと、を含む。弁体155aを回転軸155bまわりに回動させることによって、排煙ダクト弁155を開放又は閉鎖することができるように構成される。具体的には、回転軸155bは、排煙ダクト150の分岐部150dの延在方向に直交する方向に延在し、分岐部150dの内周部に沿って設けられる。例えば、回転軸155bは、図3に示したように、上下方向に延在し、分岐部150dの内周部の右部に沿って設けられる。また、弁体155aは分岐部150dの内周側空間の横断面形状と略一致する形状を有する。それにより、図3に示したように、弁体155aが左右方向に延在する状態において、排煙ダクト弁155は排煙ダクト150を閉鎖し得る。また、図3に示した状態から弁体155aが前方側へ回動することによって、排煙ダクト弁155は排煙ダクト150を開放し得る。
また、排煙ダクト弁155の動作は、制御装置300によって制御される。排煙ダクト弁155は、例えば、電動モータを備え、当該電動モータによって駆動される。例えば、電動モータの出力軸が排煙ダクト弁155の回転軸155bと連結されており、電動モータの出力軸の回動に伴って弁体155aが回転軸155bまわりに回動するように構成される。その場合、制御装置300からの動作指示に基づいて当該電動モータが駆動されることによって、排煙ダクト弁155の動作が制御される。
なお、排煙ダクト弁155は、排煙ダクト150を開閉可能であればよく、上記の例に特に限定されない。例えば、排煙ダクト弁155は排煙ダクト150の延在方向に交差する方向に往復移動可能な弁体を含んで構成されてもよく、その場合、当該弁体が往復移動することによって、排煙ダクト150が開放又は閉鎖され得る。
冷却装置100には、各種センサが設けられてもよい。例えば、冷却装置100には、図3に示したように、電池温度センサ201、収容空間温度センサ203、及び外気温センサ205が設けられてもよい。
電池温度センサ201は、電池モジュール10の温度である電池温度を検出し、検出結果を出力する。電池温度センサ201は、例えば、各電池モジュール10の近傍に設けられ、各電池モジュール10についての電池温度をそれぞれ検出する。
収容空間温度センサ203は、筐体110の収容空間P110の空気の温度である収容空間温度を検出し、検出結果を出力する。収容空間温度センサ203は、例えば、収容空間P110において車室側ダクト120と筐体110との接続部の近傍に設けられる。
外気温センサ205は、車両1の外部の気温である外気温を検出し、検出結果を出力する。外気温センサ205は、例えば、車両1の車体の外面に設けられる。
制御装置300は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、CPUが使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する記憶素子であるROM(Read Only Memory)、CPUの実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する記憶素子であるRAM(Random Access Memory)等で構成される。
制御装置300は、冷却装置100を構成する各装置の動作を制御する。例えば、制御装置300は、制御対象である各装置に対して電気信号を用いて動作指示を出力することによって、各装置の動作を制御する。具体的には、制御装置300は、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を制御する。
また、制御装置300は、各装置から出力された情報を受信する。制御装置300と各装置との通信は、例えば、CAN(Controller Area Network)通信を用いて実現される。例えば、制御装置300は、電池温度センサ201、収容空間温度センサ203、及び外気温センサ205から出力される各種検出結果を受信する。また、車両1には、当該車両1がプラグイン状態であるか否かを検出する装置が設けられ、当該装置から制御装置300へ検出結果が送信され得る。なお、本実施形態に係る制御装置300が有する機能は複数の制御装置により分割されてもよく、その場合、当該複数の制御装置は、CAN等の通信バスを介して、互いに接続されてもよい。
本実施形態に係る制御装置300は、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を制御することによって、筐体110の外部から収容空間P110への送風の制御である送風制御を実行する。このような制御装置300が行う送風制御については、次節にて詳細に説明する。
<3.制御装置>
続いて、図6〜図10を参照して、本実施形態に係る制御装置300の詳細について説明する。
[3−1.送風制御]
まず、図6及び図7を参照して、本実施形態に係る制御装置300が行う送風制御について説明する。
制御装置300は、上述したように、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を制御することによって、筐体110の外部から収容空間P110への送風の制御である送風制御を実行する。具体的には、制御装置300は、走行時であるか又は駐車時であるかに応じた送風制御を実行する。例えば、制御装置300は、走行時であるか又は駐車時であるかを示す情報を他の装置から受信することによって取得し得る。なお、走行時であるか又は駐車時であるかは、イグニッションスイッチのオンオフ状態に応じて判定され得る。
図6は、本施形態に係る制御装置300が行う走行時における送風制御について説明するための説明図である。図6では、破線の矢印によって、空気の流れが示されている。
制御装置300は、走行時に、車室側ダクト弁125を開放し、排煙ダクト弁155を閉鎖し、ファン140を駆動させる。それにより、車室側ダクト弁125の弁体125aは、例えば、図6に示したように、図3に示した状態から後方側へ回動した状態となる。ゆえに、車室側ダクト120は、車室側ダクト弁125によって開放される。一方、排煙ダクト弁155の弁体155aは、例えば、図6に示したように、図3に示した状態と同様の状態となる。ゆえに、排煙ダクト150は、排煙ダクト弁155によって閉鎖される。よって、走行時には、車室P10と収容空間P110とが車室側ダクト120によって連通された状態で、ファン140が駆動される。ゆえに、図6に示したように、車室P10の空気が車室側ダクト120を通って収容空間P110へ取り込まれる。
走行時には、上述したように、一般に、車室P10の空気は冷房機構によって冷却され得る。したがって、車室P10の冷却された空気を収容空間P110へ取り込むことによって、収容空間温度を低下させることができる。ゆえに、走行時に電池モジュール10が過剰に高温になることを防止することができる。
図7は、本実施形態に係る制御装置300が行う駐車時における送風制御について説明するための説明図である。図7では、破線の矢印によって、空気の流れが示されている。
制御装置300は、駐車時に、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を、筐体110の内部の温度と車両1の外部の気温である外気温との比較結果に基づいて制御する。駐車時における送風制御では、筐体110の内部の温度として、具体的には、筐体110の収容空間P110の空気の温度である収容空間温度が適用される。なお、電池モジュール10の温度である電池温度は収容空間温度と比較的近いので、筐体110の内部の温度として、電池温度が適用されてもよい。この場合、具体的には、筐体110の内部の温度として、各電池モジュール10についての電池温度の平均値が適用されてもよく、各電池モジュール10についての電池温度における最大値が適用されてもよい。
制御装置300は、具体的には、駐車時に、筐体110の内部の温度が外気温より高い場合、車室側ダクト弁125を閉鎖し、排煙ダクト弁155を開放し、ファン140を駆動させる。例えば、制御装置300は、駐車時に、収容空間温度が外気温より高い場合、車室側ダクト弁125を閉鎖し、排煙ダクト弁155を開放し、ファン140を駆動させる。それにより、車室側ダクト弁125の弁体125aは、例えば、図7に示したように、図3に示した状態と同様の状態となる。ゆえに、車室側ダクト120は、車室側ダクト弁125によって閉鎖される。一方、排煙ダクト弁155の弁体155aは、例えば、図7に示したように、図3に示した状態から前方側へ回動した状態となる。ゆえに、排煙ダクト150は、排煙ダクト弁155によって開放される。よって、駐車時に、収容空間温度が外気温より高い場合、車両1の外部と収容空間P110とが排煙ダクト150によって連通された状態で、ファン140が駆動される。ゆえに、図7に示したように、車両1の外部の空気が排煙ダクト150を通って収容空間P110へ取り込まれる。
駐車時には、上述したように、車室P10内は比較的高温になり得る。このような状況において、仮に、走行時の送風制御と同様に、車室P10の空気を収容空間P110へ取り込んだ場合、電池モジュール10を冷却することが困難となり得る。ここで、本実施形態によれば、駐車時に、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、送風制御が実行される。具体的には、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、車両1の外部から収容空間P110への送風が制御される。より具体的には、収容空間温度が外気温より高い場合、車両1の外部の空気が収容空間P110へ取り込まれる。それにより、駐車時に車室P10内が比較的高温である状況において、収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことができる。ゆえに、駐車時に収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。よって、電池モジュール10が過剰に高温になることをより効果的に防止することができる。
制御装置300は、駐車時に、筐体110の内部の温度が外気温より高く、かつ、筐体110の内部の温度と外気温との差が第1閾値(例えば5℃)を超える場合、車室側ダクト弁125を閉鎖し、排煙ダクト弁155を開放し、ファン140を駆動させてもよい。例えば、制御装置300は、駐車時に、収容空間温度が外気温より高く、かつ、収容空間温度と外気温との差が第1閾値を超える場合、車室側ダクト弁125を閉鎖し、排煙ダクト弁155を開放し、ファン140を駆動させてもよい。
収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込んだ場合、収容空間温度は外気温に近づくように低下する。ここで、収容空間温度を低下させる効果は、収容空間温度と外気温との差が大きいほど大きくなる。第1閾値は、具体的には、収容空間温度を低下させる効果が比較的低い状況でファン140が駆動され続けることを防止し得るような値(例えば5℃)に設定される。ゆえに、収容空間温度と外気温との差が第1閾値を超えたことをトリガとしてファン140を駆動させることによって、ファン140を駆動させた後に収容空間温度と外気温との差が比較的小さくなった場合において、ファン140を停止させることができる。よって、収容空間温度と外気温との差が比較的小さく、収容空間温度を低下させる効果が比較的低い状況であるにも関わらずファン140が駆動され続けることを防止することができる。したがって、送風制御における消費電力を適切に低減することができる。なお、第1閾値を示す情報は、例えば、制御装置300の記憶素子に予め記憶され得る。
制御装置300は、駐車時に、ファン140を駆動させた後に、筐体110の内部の温度と外気温との差が第1閾値と比較して低い第2閾値(例えば1℃)を下回った場合、ファン140を停止させてもよい。例えば、制御装置300は、駐車時に、ファン140を駆動させた後に、収容空間温度と外気温との差が第2閾値を下回った場合、ファン140を停止させてもよい。
第2閾値は、具体的には、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことにより収容空間温度が十分に低下したか否かを判定し得るような値(例えば1℃)に設定される。ゆえに、ファン140を駆動させた後に収容空間温度と外気温との差が第2閾値を下回ったことをトリガとしてファン140を停止させることによって、収容空間温度が十分に低下した状況であるにも関わらずファン140が駆動され続けることを防止することができる。よって、送風制御における消費電力を適切に低減することができる。なお、第2閾値を示す情報は、例えば、制御装置300の記憶素子に予め記憶され得る。
制御装置300は、駐車時に、ファン140を駆動させた後に、所定時間が経過した場合、ファン140を停止させてもよい。所定時間は、具体的には、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことにより収容空間温度が十分に低下したか否かを判定し得る値に設定される。例えば、所定時間は、ファン140を駆動させた後、収容空間温度と外気温との差が上記の第2閾値を下回ったか否かを判定し得る値に設定される。ゆえに、ファン140を駆動させた後に所定時間が経過したことをトリガとしてファン140を停止させることによって、収容空間温度が十分に低下した状況であるにも関わらずファン140が駆動され続けることを防止することができる。よって、送風制御における消費電力を適切に低減することができる。なお、所定時間を示す情報は、例えば、制御装置300の記憶素子に予め記憶され得る。
制御装置300は、駐車時に、電池温度が所定温度(例えば、36℃)より低い場合、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に関わらず、ファン140を停止させてもよい。具体的には、制御装置300は、駐車時に、各電池モジュール10についての電池温度の平均値が所定温度より低い場合にファン140を停止させてもよく、各電池モジュール10についての電池温度における最大値が所定温度より低い場合にファン140を停止させてもよい。
所定温度は、具体的には、電池モジュール10が比較的高温な状態となっているか否かを判定し得る値(例えば36℃)に設定される。例えば、所定温度は、劣化を促進させ得る温度に電池温度が達しているか否かを判定し得る値に設定される。ゆえに、電池温度が所定温度より低い場合にファン140を停止させることによって、車両1の外部から収容空間P110への送風を実行する必要性の低い状況であるにも関わらずファン140が駆動されることを防止することができる。よって、送風制御における消費電力を適切に低減することができる。なお、所定温度を示す情報は、例えば、制御装置300の記憶素子に予め記憶され得る。
制御装置300は、駐車時に、電池温度が外気温以下である場合、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に関わらず、ファン140を停止させてもよい。具体的には、制御装置300は、駐車時に、各電池モジュール10についての電池温度の平均値が外気温以下である場合にファン140を停止させてもよく、各電池モジュール10についての電池温度における最大値が外気温以下である場合にファン140を停止させてもよい。
電池温度が外気温以下であるときに、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込んだ場合、収容空間温度は電池温度より高くなるので、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことによる電池モジュール10の冷却は実現されない。ゆえに、電池温度が外気温以下である場合にファン140を停止させることによって、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことによる電池モジュール10の冷却が実現されない状況であるにも関わらずファン140が駆動されることを防止することができる。よって、送風制御における消費電力を適切に低減することができる。
制御装置300は、駐車時に、ファン140を停止させる場合、排煙ダクト弁155を閉鎖してもよい。それにより、排煙ダクト弁155の弁体155aは、例えば、図3に示した状態と同様の状態となる。ゆえに、排煙ダクト150は、排煙ダクト弁155によって閉鎖される。よって、収容空間P110が車両1の外部から離隔された状態となる。それにより、ファン140が停止している場合において、収容空間P110への車両1の外部からの異物の混入を防止することができる。なお、制御装置300は、駐車時に、ファン140を停止させる場合、車室側ダクト弁125を開放してもよく、閉鎖してもよい。
制御装置300は、駐車時に、電池モジュール10の状態が異常であると判定された場合、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に関わらず、排煙ダクト弁155を閉鎖してもよい。それにより、電池モジュール10の状態が異常であり、電池モジュール10から煙が発生する場合において、収容空間P110を車両1の外部から離隔することができる。ゆえに、駐車時に電池モジュール10の状態が異常となった場合において、図5に示したように、電池モジュール10から発生した煙を、排煙ダクト150を通じて車両1の外部へ効果的に送ることができる。
制御装置300は、駐車時に、外部から車両1へ電力が供給され得る状態である場合、送風制御を実行してもよい。具体的には、制御装置300は、駐車時に、車両1がプラグイン状態である場合、送風制御を実行してもよい。ここで、駐車時に、プラグイン状態でない場合において、電池モジュール10に蓄電された電力を用いて送風制御を実行することが考えられる。そのような場合には、駐車時において、電池モジュール10に蓄電された電力が消費し尽くされるおそれがある。ゆえに、駐車時に、車両1がプラグイン状態である場合に送風制御を実行することによって、電池モジュール10に蓄電された電力が消費し尽くされることを抑制することができる。従って、車両1の運転を開始する時点において、電池モジュール10の残存容量SOC(State Of Charge)が低い状態になることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態では、冷却装置100は、車両1の車室P10と筐体110の収容空間P110とを連通する車室側ダクト120及び収容空間P110と車両1の外部とを連通する排煙ダクト150を備える。また、冷却装置100は、車室側ダクト120及び排煙ダクト150をそれぞれ開閉可能な車室側ダクト弁125及び排煙ダクト弁155を備える。また、冷却装置100は、収容空間P110と筐体110の外部とを連通するファンダクト130を備える。ファンダクト130には、収容空間P110の空気を筐体110の外部へ送風可能なファン140が設けられる。また、冷却装置100は、駐車時に、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて制御する制御装置300を備える。
本実施形態に係る冷却装置100は、上記の構成を有することによって、駐車時に、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、車両1の外部から収容空間P110への送風を制御することができる。それにより、駐車時に車室P10内が比較的高温である状況において、収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことができる。ゆえに、駐車時に収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。よって、電池モジュール10が過剰に高温になることをより効果的に防止することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置100は比較的少ない部品点数で構成されるので、コストの増大の抑制及び軽量化を実現しつつ、車両1の外部から収容空間P110への送風の制御を実現することができる。具体的には、本実施形態によれば、一般的に電池パックに設けられる送風用のファンを図3に示したファン140として利用することができるので、追加的なファンをさらに設けることなく、車両1の外部から収容空間P110への送風の制御を実現することができる。ゆえに、コストの増大の抑制及び軽量化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置100に車室側ダクト弁125及び排煙ダクト弁155が設けられることによって、収容空間P110が車室P10と連通している状態と、収容空間P110が車両1の外部と連通している状態とを切り替えることができる。それにより、車両1の外部から収容空間P110へ送られる空気の経路を精度良く制御することができる。
[3−2.動作]
続いて、図8〜図10を参照して、本実施形態に係る制御装置300が行う処理の流れについて説明する。
まず、図8に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係る制御装置300による制御フローについて説明する。図8は、本実施形態に係る制御装置300が行う処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図8に示した処理は、駐車時において、繰り返し実行され得る。
図8に示したように、駐車時において、まず、制御装置300は、車両1がプラグイン状態であるか否かを判定する(ステップS501)。車両1がプラグイン状態でないと判定された場合(ステップS501/NO)、ステップS501の判定処理が繰り返される。一方、車両1がプラグイン状態であると判定された場合(ステップS501/YES)、制御装置300は、電池温度が所定温度以上であるか否かを判定する(ステップS503)。
電池温度が所定温度より低いと判定された場合(ステップS503/NO)、制御装置300は、車室側ダクト弁125を開放し(ステップS517)、排煙ダクト弁155を閉鎖し(ステップS519)、ファン140を停止させ(ステップS521)、図8に示した処理は終了する。一方、電池温度が所定温度以上であると判定された場合(ステップS503/YES)、制御装置300は、電池温度が外気温より高いか否かを判定する(ステップS505)。
電池温度が外気温以下であると判定された場合(ステップS505/NO)、制御装置300は、車室側ダクト弁125を開放し(ステップS517)、排煙ダクト弁155を閉鎖し(ステップS519)、ファン140を停止させ(ステップS521)、図8に示した処理は終了する。一方、電池温度が外気温より高いと判定された場合(ステップS505/YES)、制御装置300は、収容空間温度が外気温に第1閾値としての5℃を加算して得られる温度より高いか否かを判定する(ステップS507)。換言すると、制御装置300は、収容空間温度が外気温より高く、かつ、収容空間温度と外気温との差が第1閾値を超えるか否かを判定する。
収容空間温度が外気温に第1閾値としての5℃を加算して得られる温度以下であると判定された場合(ステップS507/NO)、制御装置300は、車室側ダクト弁125を開放し(ステップS517)、排煙ダクト弁155を閉鎖し(ステップS519)、ファン140を停止させ(ステップS521)、図8に示した処理は終了する。一方、収容空間温度が外気温に第1閾値としての5℃を加算して得られる温度より高いと判定された場合(ステップS507/YES)、制御装置300は、車室側ダクト弁125を閉鎖し(ステップS509)、排煙ダクト弁155を開放し(ステップS511)、ファン140を駆動させる(ステップS513)。それにより、車両1の外部から収容空間P110への送風が開始される。
そして、制御装置300は、収容空間温度が外気温に第2閾値としての1℃を加算して得られる温度以上であるか否かを判定する(ステップS515)。換言すると、制御装置300は、収容空間温度と外気温との差が第2閾値を下回ったか否かを判定する。収容空間温度が外気温に第2閾値としての1℃を加算して得られる温度以上であると判定された場合(ステップS515/YES)、ステップS515の判定処理が繰り返される。一方、収容空間温度が外気温に第2閾値としての1℃を加算して得られる温度より低いと判定された場合(ステップS515/NO)、制御装置300は、車室側ダクト弁125を開放し(ステップS517)、排煙ダクト弁155を閉鎖し(ステップS519)、ファン140を停止させ(ステップS521)、車両1の外部から収容空間P110への送風が停止し、図8に示した処理は終了する。
続いて、図9及び図10を参照して、参考例に係る冷却装置が搭載される車両及び本実施形態に係る冷却装置100が搭載される車両1のそれぞれについての駐車時における各温度の推移について説明する。
図9は、参考例に係る冷却装置が搭載される車両についての駐車時における各温度の推移の一例を示す模式図である。具体的には、図9では、参考例に係る車両が夏季の直射日光下において駐車している場合における電池温度、収容空間温度、及び外気温の推移の一例が示されている。
参考例に係る冷却装置は、本実施形態に係る冷却装置100と異なり、筐体内において電池モジュールが収容される空間である収容空間と車両1の外部とを排煙ダクトを介して連通可能とする機構を有しない。参考例に係る冷却装置は、送風制御として、車室の空気を収容空間へ取り込む制御のみ実行可能である。
夏季の直射日光下における駐車時に、外気温は、図9に示したように、時間の経過に伴って上昇し得る。また、駐車時に、車室の空気を冷却するために設けられる冷房機構は停止する。ゆえに、電池温度及び収容空間温度は、図9に示したように、外気温と同様に、時間の経過に伴って上昇し得る。このような状況において、車室の空気を収容空間へ取り込んだとしても、電池温度及び収容空間温度を低下させることは困難となる。ゆえに、電池モジュールが過剰に高温になることを防止することが困難となる。
図10は、本実施形態に係る冷却装置100が搭載される車両1についての駐車時における各温度の推移の一例を示す模式図である。具体的には、図10では、本実施形態に係る車両1が夏季の直射日光下において駐車している場合における電池温度、収容空間温度、及び外気温の推移の一例が示されている。
本実施形態に係る冷却装置100は、上述したように、収容空間P110と車両1の外部とを排煙ダクト150を介して連通可能とする機構を有する。具体的には、冷却装置100は、このような機構として、収容空間P110と車両1の外部とを連通する排煙ダクト150と、排煙ダクト150を開閉可能な排煙ダクト弁155を有する。それにより、冷却装置100は、駐車時に、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込む送風制御を実行可能である。なお、送風制御は、具体的には、冷却装置100の制御装置300によって実行され得る。
例えば、冷却装置100の制御装置300は、駐車時に、収容空間温度が外気温より高く、かつ、収容空間温度と外気温との差が第1閾値としての5℃を超える場合、車室側ダクト弁125を閉鎖し、排煙ダクト弁155を開放し、ファン140を駆動させる。それにより、車両1の外部から収容空間P110への送風が開始される。また、冷却装置100の制御装置300は、駐車時に、ファン140を駆動させた後に、収容空間温度と外気温との差が第2閾値としての1℃を下回った場合、ファン140を停止させる。それにより、車両1の外部から収容空間P110への送風が停止する。
夏季の直射日光下における駐車時に、外気温は、図10に示したように、図9と同様に、時間の経過に伴って上昇し得る。また、電池温度及び収容空間温度は、時間の経過に伴って上昇し外気温を上回り得る。本実施形態によれば、収容空間温度が外気温を上回った後、収容空間温度と外気温との差が5℃を超えた時刻T11において、車両1の外部から収容空間P110への送風が開始される。それにより、収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気が収容空間P110へ取り込まれるので、図10に示したように、時刻T11の後において、収容空間温度が低下する。そして、収容空間温度と外気温との差が1℃を下回る時刻T12において、車両1の外部から収容空間P110への送風が停止する。
図10に示したように、車両1の外部から収容空間P110への送風が停止した時刻T12の後において収容空間温度が上昇し、時刻T21において再び収容空間温度と外気温との差が5℃を超えた場合、車両1の外部から収容空間P110への送風が再度開始される。そして、収容空間温度と外気温との差が1℃を下回る時刻T22において、車両1の外部から収容空間P110への送風が停止する。その後、図10に示したように、収容空間温度の上昇及び低下が繰り返される場合、車両1の外部から収容空間P110への送風の開始及び停止が繰り返される。例えば、時刻T31〜時刻T32の間において車両1の外部から収容空間P110への送風が実行され、時刻T41〜時刻T42の間において車両1の外部から収容空間P110への送風が実行され、時刻T51において車両1の外部から収容空間P110への送風が開始される。
このように、本実施形態によれば、駐車時に車室P10内が比較的高温である状況において、収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことができる。ゆえに、図10に示したように、例えば図9に示した参考例と異なり、駐車時に収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。それにより、図10に示したように、駐車時に電池温度が過剰に上昇することを抑制することができる。よって、本実施形態によれば、電池モジュール10が過剰に高温になることをより効果的に防止することができる。
<4.むすび>
以上説明したように、本実施形態では、冷却装置100は、車両1の車室P10と筐体110の収容空間P110とを連通する車室側ダクト120及び収容空間P110と車両1の外部とを連通する排煙ダクト150を備える。また、冷却装置100は、車室側ダクト120及び排煙ダクト150をそれぞれ開閉可能な車室側ダクト弁125及び排煙ダクト弁155を備える。また、冷却装置100は、収容空間P110と筐体110の外部とを連通するファンダクト130を備える。ファンダクト130には、収容空間P110の空気を筐体110の外部へ送風可能なファン140が設けられる。また、冷却装置100は、駐車時に、車室側ダクト弁125、排煙ダクト弁155、及びファン140の動作を、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて制御する制御装置300を備える。
本実施形態に係る冷却装置100は、上記の構成を有することによって、駐車時に、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、車両1の外部から収容空間P110への送風を制御することができる。それにより、駐車時に車室P10内が比較的高温である状況において、収容空間P110の空気より低温の空気である車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込むことができる。ゆえに、駐車時に収容空間P110の空気の温度である収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。よって、電池モジュール10が過剰に高温になることをより効果的に防止することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置100は比較的少ない部品点数で構成されるので、コストの増大の抑制及び軽量化を実現しつつ、車両1の外部から収容空間P110への送風の制御を実現することができる。具体的には、本実施形態によれば、一般的に電池パックに設けられる送風用のファンを図3に示したファン140として利用することができるので、追加的なファンをさらに設けることなく、車両1の外部から収容空間P110への送風の制御を実現することができる。ゆえに、コストの増大の抑制及び軽量化を実現することができる。
また、本実施形態によれば、冷却装置100に車室側ダクト弁125及び排煙ダクト弁155が設けられることによって、収容空間P110が車室P10と連通している状態と、収容空間P110が車両1の外部と連通している状態とを切り替えることができる。それにより、車両1の外部から収容空間P110へ送られる空気の経路を精度良く制御することができる。
なお、上記では、駐車時において、制御装置300は、外部から車両1へ電力が供給され得る状態において送風制御を実行する例について主に説明したが、制御装置300は、車両1内の発電装置が発電可能な状態において送風制御を実行してもよい。例えば、車両1に太陽電池等の駐車時に発電可能な装置が設けられ、当該発電装置によって発電される電力が冷却装置100へ供給される場合、制御装置300は、駐車時に、当該発電装置が発電可能な状態において送風制御を実行してもよい。
また、プラグイン状態において、電池モジュール10の充電を行う時間が外部充電装置3によって管理されている場合には、制御装置300は、現時点が電池モジュール10の充電を行う時間内であるか否かに基づいて、送風制御を実行してもよい。例えば、制御装置300は、現時点が電池モジュール10の充電を行う時間内であると判定された場合に、送風制御を実行する。電池モジュール10の充電を行う時間において、車両1に供給される電力の一部は冷却装置100へ供給され得る。それにより、駐車時に、電池モジュール10に蓄電された電力が消費し尽くされることを抑制することができる。
また、電池モジュール10の充電を行うプラグイン状態において、同時に車室P10内を冷却する冷房機構が稼働もしくは稼働予約されている場合には、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込む送風制御を禁止し、車室P10の空気を収容空間P110へ取り込む送風制御を許可してもよい。この場合、走行時と同様に、冷却された車室P10の空気を収容空間P110へ取り込むことで、収容空間P110の空気の温度である収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。
また、電池モジュール10の充電を行うプラグイン状態において、限られた時間内に電池モジュール10への充電を優先したい急速充電やタイマー充電が実行されている場合には、車室P10内を冷却する冷房機構の稼働を禁止した上で、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込む送風制御を許可及び実行してもよい。通常、車室P10内を冷却する冷房機構と比較してファン140の消費電力は小さいため、充電時間を優先しつつ収容空間P110の空気の温度である収容空間温度が過剰に上昇することを抑制することができる。
また、駐車時において、外部から車両1へ電力が供給されない非プラグイン状態においても、筐体110の内部の温度と外気温との比較結果に基づいて、車両1の外部の空気を収容空間P110へ取り込む送風制御を許可及び実行してもよい。その場合、ファン140を駆動するために電池モジュール10に蓄電された電力を消費することになるが、炎天下での駐車時に電池モジュール10が過剰に高温になることを防止することができる。これにより、電池モジュール10において劣化が促進されることに起因する寿命の低下を抑制することができる。また、再始動時に電池モジュール10が高温のために出力制限がかかることに起因するEV走行の制限等の問題が生じることを抑制することができる。
また、上記では、外部充電装置3を用いて電池モジュール10が充電される例について説明したが、電池モジュール10は、家庭用電源(例えば直流100V)を用いて充電されてもよい。例えば、車両1には、家庭用電源から供給される電力を調整可能な車載充電装置が設けられてもよい。その場合、車両1と家庭用電源とがケーブルを介して接続された状態において、電池モジュール10は車載充電装置を介して家庭用電源と接続される。家庭用電源から出力される電力は、車載充電装置によって直流100Vから交流200Vへ変換されて電池モジュール10へ供給される。それにより、電池モジュール10が充電される。なお、家庭用電源から車両1に供給される電力は、電池モジュール10へ供給されるとともに、冷却装置100へ供給される。それにより、駐車時において冷却装置100を駆動することができる。
また、上記では、各図面を参照して、冷却装置100の各構成要素について説明したが、各構成要素の形状は各図面に対応する例に限定されず、図面に示した形状は一例に過ぎない。また、各構成要素間の位置関係は、各図面に対応する例に限定されず、図面に示した位置関係は一例に過ぎない。また、各構成要素は、複数の部材によって形成され得る。
また、本明細書においてフローチャートを用いて説明した処理は、必ずしもフローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。例えば、図8に示したフローチャートについて、ステップS503,S505,S507の判定処理は当該フローチャートに示された順序で実行されなくてもよい。また、ステップS509,S511,S513の処理は当該フローチャートに示された順序で実行されなくてもよく、並列的に実行されてもよい。また、ステップS517,S519,S521の処理は当該フローチャートに示された順序で実行されなくてもよく、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 車両
3 外部充電装置
5 ケーブル
5a プラグ
10 電池モジュール
11 セル
11a 排煙口
20 荷室デッキボード
100 冷却装置
110 筐体
120 車室側ダクト
125 車室側ダクト弁
130 ファンダクト
140 ファン
150 排煙ダクト
155 排煙ダクト弁
201 電池温度センサ
203 収容空間温度センサ
205 外気温センサ
300 制御装置

Claims (5)

  1. 電池モジュールを収容し車両に搭載される筐体と、
    前記車両の車室と前記筐体の内部において前記電池モジュールが収容される収容空間とを連通し、前記収容空間へ取り込まれる前記車室の空気が通過する第1連通部と、
    前記収容空間と前記筐体の外部とを連通し、前記収容空間の空気を前記筐体の外部へ送風可能なファンが設けられる第2連通部と、
    前記電池モジュールと前記車両の外部とを連通し、前記電池モジュールから発生し前記車両の外部へ排出される煙が通過する第3連通部と、
    前記第3連通部に設けられ、前記第3連通部の内部と前記収容空間とを連通する開口部と、
    前記第1連通部を開閉可能な第1開閉部と、
    前記開口部を開閉可能な第2開閉部と、
    駐車時に、前記第1開閉部、前記第2開閉部、及び前記ファンの動作を、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との比較結果に基づいて制御する制御装置と、
    を備える、
    電池モジュールの冷却装置。
  2. 前記制御装置は、駐車時に、前記筐体の内部の温度が前記車両の外部の気温より高い場合、前記第1開閉部を閉鎖し、前記第2開閉部を開放し、前記ファンを駆動させる、請求項1に記載の電池モジュールの冷却装置。
  3. 前記制御装置は、駐車時に、前記筐体の内部の温度が前記車両の外部の気温より高く、かつ、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との差が第1閾値を超える場合、前記第1開閉部を閉鎖し、前記第2開閉部を開放し、前記ファンを駆動させる、請求項2に記載の電池モジュールの冷却装置。
  4. 前記制御装置は、駐車時に、前記ファンを駆動させた後に、前記筐体の内部の温度と前記車両の外部の気温との差が前記第1閾値と比較して低い第2閾値を下回った場合、前記ファンを停止させる、請求項3に記載の電池モジュールの冷却装置。
  5. 前記制御装置は、駐車時に、前記電池モジュールの温度が所定温度より低い場合、前記比較結果に関わらず、前記ファンを停止させる、請求項2〜4のいずれか一項に記載の電池モジュールの冷却装置。
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