JP6747344B2 - 血圧データ処理装置、血圧データ処理方法および血圧データ処理プログラム - Google Patents

血圧データ処理装置、血圧データ処理方法および血圧データ処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、血圧データの処理に関する。
血圧異常(典型的には高血圧)の患者は、日常的に血圧管理をすることが望まれる。従来の据え置き型の血圧測定装置は持ち運びに適しておらず、職場や外出先などの家庭外で血圧を測定することはユーザにとって大きな負担となる。また、1日に数回程度血圧を測定するだけでは、脳・心血管疾患の発症リスクとなり得る急峻な血圧変動を捉えることは極めて困難である。
近年、センサ技術の発展に伴い、例えばユーザの手首に装着するだけでユーザの血圧を測定可能なユーザ端末が実現されている。このようなユーザ端末によれば、ユーザに大きな負担を掛けることなく血圧を適時に測定することが可能となる。係るユーザ端末には、例えばトノメトリ法などの技法を用いて、1拍毎に連続測定できるものもある。
ユーザに体動があった場合に、体動などの影響によりノイズが生じて血圧の測定精度が低下することがある。特に、ユーザの血圧を連続測定する場合には、ユーザは常に安静状態にあるとは限らないため、信頼性の高い血圧データと信頼性の低い血圧データとが混在して得られる可能性がある。このため、かかる血圧データを分析した場合に、前述の急峻な血圧変動の発生を見落としたり、或いは逆に誤検出したりする可能性がある。
特許第2664982号公報 特許第3843462号公報
体動等によるノイズを含む血圧データへの対策として、これを一律に破棄することが想定される。しかしながら、ノイズの血圧データに対する影響は、体動強度が強いほど大きくなる。換言すれば、体動強度がそれほど強くなければ、ノイズの血圧データに対する影響も同様にそれほど大きくならない。故に、かかる対策によると、ノイズの影響のそれほど大きくない血圧データまでも破棄されて分析に用いることができなくなる。また、他の対策として、血圧データからノイズの生じる可能性のある周波数成分を抑圧することも想定される。しかしながら特に連続測定によって得られる血圧データでは体動ノイズが広い周波数帯に亘って分布し得るので、かかる対策によると必要な情報(生体反応による血圧変動)までも損なわれるかもしれない。
本発明は、血圧データに含まれているノイズを効果的に低減することを目的とする。
本発明の第1の態様によれば、血圧データ処理装置は、体動指標算出部と、体動強度判定部と、血圧データ処理部とを含む。体動指標算出部は、ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたはユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出する。体動強度判定部は、体動指標に基づいて単位期間におけるユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定する。血圧データ処理部は、体動強度が第1のレベルと判定されれば単位期間においてユーザから得られた血圧データに対して第1のデータ処理を施し、体動強度が第2のレベルと判定されれば血圧データに対して第2のデータ処理を施す。故に、血圧データに含まれるノイズに適したデータ処理を施して、ノイズを効果的に低減することができる。
本発明の第2の態様によれば、体動強度判定部は、体動指標が第1の閾値以上であって第1の閾値よりも大きな第2の閾値未満であれば体動強度が第1のレベルであると判定し、体動指標が第2の閾値以上であれば体動強度が第2のレベルであると判定する。故に、血圧データに含まれるノイズの強度に適したデータ処理を施して、ノイズを効果的に低減することができる。
本発明の第3の態様によれば、第1のデータ処理は、血圧データを平滑化する処理である。第2のデータ処理は、血圧データを単位期間の前後の血圧データに基づいて補間生成した血圧データによって置換する処理である。故に、第1のデータ処理は、血圧データの基本的な変動成分を維持しながら血圧に影響の小さい(高周波)ノイズを抑制することができ、第2のデータ処理は、信頼性の低い血圧データを破棄して、血圧データの時間的相関を利用して生成した血圧データを利用することができる。
本発明の第4の態様によれば、第1の閾値および第2の閾値は、ユーザまたは他のユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータに基づいて算出された体動指標の分布に基づいて定められる。故に、体動強度を高精度に判定することができる。
本発明の第5の態様によれば、第2の閾値は、分布から統計的に算出される正常値の上限以上となるように定められる。故に、分布において他の値から大きく外れた高値(外れ値)に該当する体動指標が得られた場合に、体動強度を第2のレベルと判定することができる。
本発明の第6の態様によれば、第1の閾値および第2の閾値は、ユーザの属性または血圧の測定環境の属性に基づいて定められる。故に、ユーザの属性や血圧の測定環境の属性による影響を考慮して、体動強度を高精度に判定することができる。
本発明の第7の態様によれば、体動強度判定部は、体動強度が第2のレベルであると判定する場合には、体動強度が第2のレベルと判定されている継続時間が第3の閾値より長いか否かをさらに判定する。血圧データ処理部は、体動強度が第2のレベルと判定され、かつ、継続時間が第3の閾値以下と判定されれば血圧データに対して第2のデータ処理を施し、体動強度が第2のレベルと判定され、かつ、継続時間が第3の閾値より長いと判定されれば血圧データに対して第3のデータ処理を施す。故に、単位期間におけるユーザの体動強度に加えてその体動強度が判定されている継続時間にも着目してより適切なデータ処理を決定することができる。
本発明の第8の態様によれば、第2のデータ処理は、血圧データを単位期間の前後の血圧データに基づいて補間生成したデータによって置換する処理である。第3のデータ処理は、継続時間に亘る血圧データを破棄する処理である。故に、第2のデータ処理は、信頼性の低い血圧データを破棄して、血圧データの時間的相関を利用して生成した血圧データを利用することができ、第3のデータ処理は、第2のデータ処理による血圧データの生成に不向きな、長時間に亘る信頼性の低い血圧データを破棄することができる。
本発明の第9の態様によれば、単位期間は、拍動の1周期または複数周期に略一致するように定められる。故に、拍動単位でノイズ低減のためのデータ処理を施すことができる。
本発明の第10の態様によれば、血圧センサは、トノメトリ方式の血圧センサである。故に、トノグラムデータに基づく体動指標を得ることができる。
本発明の第11の態様によれば、体動指標算出部は、複数の体動指標を算出する。体動強度判定部は、複数の体動指標に基づいて単位期間におけるユーザの体動強度が複数のレベルのいずれに相当するかを判定する。故に、体動強度を高精度に判定することができる。
本発明によれば、血圧データに含まれているノイズを効果的に低減することができる。
第1の実施形態に係る血圧データ処理装置を例示するブロック図。 図1の血圧データ処理装置の動作を例示するフローチャート。 図1の第1のデータ処理部によって行われる第1のデータ処理の説明図。 図1の第1のデータ処理部によって行われる第1のデータ処理の説明図。 図1の第2のデータ処理部によって行われる第2のデータ処理の説明図。 図1の第2のデータ処理部によって行われる第2のデータ処理の説明図。 第2の実施形態に係る血圧データ処理装置を例示するブロック図。 図7の血圧データ処理装置の動作を例示するフローチャート。
以下、図面を参照しながら実施形態の説明を述べる。なお、以降、説明済みの要素と同一または類似の要素には同一または類似の符号を付し、重複する説明については基本的に省略する。
(第1の実施形態)
図1に例示されるように、第1の実施形態に係る血圧データ処理装置は、血圧データ記憶部101と、動きデータ記憶部102と、体動指標算出部103と、体動強度判定部104と、処理済み血圧データ記憶部105と、血圧データ処理部110とを含む。
血圧データ記憶部101は、ユーザに装着された血圧センサによって血圧を測定(例えば連続測定)することで得られた血圧データを格納する。血圧データ記憶部101に格納された血圧データは、血圧データ処理部110によって必要に応じて読み出される。
血圧データは、例えば、一拍ごとの収縮期血圧および拡張期血圧の値を含み得るが、これに限られない。各血圧データは、測定時刻に関連付けられ得る。
ユーザに装着される血圧センサは、ユーザの血圧を1拍毎に連続測定可能な血圧センサ(以降、連続型の血圧センサと称する)を含むことができる。連続型の血圧センサは、脈波伝播時間(PTT;Pulse Transit Time)からユーザの血圧を連続測定してもよいし、トノメトリ法または他の技法により連続測定を実現してもよい。
血圧センサは、連続型の血圧センサに加えて、連続測定不可能な血圧センサ(以降、非連続型の血圧センサと称する)を含むこともできる。非連続型の血圧センサは、例えば、カフを圧力センサとして用いてユーザの血圧を測定する(オシロメトリック法)。
非連続型の血圧センサ(特に、オシロメトリック法の血圧センサ)は、連続型の血圧センサに比べて、測定精度が高い傾向にある。故に、血圧センサは、例えば、何らかの条件が満足する(例えば、連続型の血圧センサによって測定されたユーザの血圧データが所定の高リスク状態を示唆した)ことをトリガとして、連続型の血圧センサに代えて非連続型の血圧センサを作動させることにより、血圧データをより高い精度で測定してもよい。
動きデータ記憶部102は、ユーザに装着された動きセンサによって動きを測定することで得られた動きデータを格納する。動きデータ記憶部102に格納された動きデータは、体動指標算出部103によって必要に応じて読み出される。
動きデータは、例えば、1軸または複数軸の加速度または角速度の値を含み得るが、これに限られない。各血圧データは、測定時刻に関連付けられ得る。動きセンサは、例えば加速度センサまたは角速度センサであってよい。一例として、動きセンサは、3軸の加速度センサであってよい。
体動指標算出部103は、動きデータ記憶部102から動きデータを読み出す。体動指標算出部103は、動きデータの単位期間における統計値を算出する。この統計値は、後述される体動強度の判定に用いられることから、体動指標と呼ぶこととする。体動指標算出部103は、体動指標を体動強度判定部104へと出力する。
単位期間とは、例えば、連続する拍動間の間隔、すなわち、拍動の1周期(例えば始点から終点までの間隔)であってよい。或いは、これを複数連結したもの、すなわち、拍動の複数周期であってもよい。これにより、拍動単位でノイズ低減のためのデータ処理を施すことができる。
かかる体動指標は、例えば、(a)単位期間の加速度データの任意の1軸(X軸、Y軸またはZ軸)の成分値の平均値、標準偏差(SD:Standard Deviation)、2乗平均平方根(RMS:root−mean square)、レンジまたは当該成分値に基づく単回帰直線の傾きであってもよいし、(b)単位期間の加速度データの3軸合成値と基準1Gとの差分絶対値の最大値、平均値、レンジ、SDまたは合計値であってもよいし、(c)単位期間の加速度データの3軸合成値の平均値、SD、RMS、レンジまたは当該3軸合成値に基づく単回帰直線の傾きであってもよいし、(d)単位期間の加速度データの各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の成分値のレンジの最大値、平均値、レンジ、RMS、SDまたは合計値であってもよいし、(e)単位期間の加速度データの各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の成分値に基づく単回帰直線の傾きの最大値、平均値、レンジ、RMS、SDまたは合計値であってもよいし、(f)単位期間の加速度データの各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の成分値の平均値の最大値、平均値、レンジ、RMS、SDまたは合計値であってもよいし、(g)単位期間の加速度データの各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の成分値のRMSの最大値、平均値、レンジ、RMS、SDまたは合計値であってもよいし、(h)単位期間の加速度データの各軸(X軸、Y軸およびZ軸)の成分値のSDの合計値、最大値、平均値、レンジ、RMSまたはSDであってもよいが、これらに限られない。なお、体動指標算出部103は、加速度データの代わりに角速度データについて同様の統計値を体動指標として算出してもよい。
なお、ユーザの血圧がトノメトリ方式の血圧センサによって測定されている場合には、当該血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られたトノグラムデータが動きデータの代わりに用いられてもよい。体動により圧力センサの押圧力が変化するので、かかる変化から体動を見積もることができる。この場合には、動きデータ記憶部102に代えて若しくは追加して、トノグラムデータ記憶部が設けられ得る。なお、トノグラムデータに代えて、圧力センサアレイを含む他の方式の血圧センサから得られた圧力センサデータが適宜用いられてもよい。
体動指標算出部103は、トノグラムデータ記憶部からトノグラムデータを読み出す。体動指標算出部103は、トノグラムデータの単位期間における統計値を体動指標として算出する。
かかる体動指標は、例えば、(i)単位期間の始点(=t)と終点(=t+Δt、Δtは1拍または複数拍の周期に定められ得る)との間におけるアクティブ・センサ(複数の圧力センサのうち血圧算出のために選択されたセンサ)の出力値の変化量であってもよいし、(j)単位期間の始点における全圧力センサの出力値と終点における全圧力センサの出力値との相関係数または正規化相互相関係数の二乗値であってもよいし、(k)単位期間の始点における各圧力センサの出力値と終点における各圧力センサの出力値との変化量の総和であってもよいし、(l)ピーク・センサ(圧力値が最大のセンサ)から左右に所定数離れた圧力センサの出力値の差であってもよいが、これらに限られない。
体動強度判定部104は、体動指標算出部103から体動指標を受け取る。体動強度判定部104は、体動指標に基づいて、単位期間におけるユーザの体動強度が第1のレベル(値「1」)および第2のレベル(値「2」)を含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定する。なお、体動強度判定部104によって判定可能なレベル数は2に限られず、3以上であってもよい。体動強度判定部104は、判定した体動強度を血圧データ処理部110に通知する。
例えば、体動強度判定部104は、体動指標が第1の閾値(Th1)以上であって第2の閾値(Th2>Th1)未満であれば体動強度が第1のレベル(値「1」)であると判定する。体動強度判定部104は、体動指標が第2の閾値(Th2)以上であれば体動強度が第2のレベル(値「2」)であると判定する。
第1の閾値(Th1)および第2の閾値(Th2)は、体動指標の分布に基づいて定められ得る。この分布は、例えば、ユーザ(体動強度の判定対象となるユーザに限らず他のユーザを含み得る)に装着された動きセンサから得られた動きデータまたはトノメトリ方式の血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られたトノグラムデータに基づいて体動指標を算出することで得られる。分布は、ユーザの安静時(例えば睡眠中)に得られた動きデータまたはトノグラムデータを使用してもよい。かかる分布を用いて定められた第1の閾値(Th1)および第2の閾値(Th2)を用いれば、所与の体動指標が、安静時における体動指標に比べて有意に大きいか否かを判定することができる。
体動指標の分布は、ユーザの属性(例えば、年齢、性別、疾患、睡眠状態、活動状態など)または動きデータ若しくはトノグラムデータの得られた環境の属性(例えば、季節、月、曜日、時刻、場所、温度、湿度など)毎に用意されてもよい。これにより、ユーザの属性/血圧の測定環境の属性に応じて第1の閾値(Th1)および第2の閾値(Th2)を定めることができる。このように、体動強度の判定閾値を可変にすることで、体動強度の判定精度を高めることができるので、血圧データに対してより適切なデータ処理を施すことができる。すなわち、高品質な(ノイズが少なく、かつ、生体反応による血圧変動が維持された)処理済み血圧データが得られる。他方、体動強度の判定閾値を固定にして、処理を簡単化することも可能である。
第2の閾値(Th2)は、この分布において他の値から大きく外れた値(外れ値)を判定するために用いられ得る。一例として、第2の閾値(Th2)は、分布から統計的に算出される正常値の上限以上となるように定められてよい。正常値の上限は、例えば外れ値に対して頑健である第3四分位数に基づいて定められてよい。具体的には、第2の閾値(Th2)は、第3四分位数+1.5×IQR(interquartile range)に略一致するように定められてよい。また、第1の閾値(Th1)は、第2の閾値(Th2)の半分に略一致するように定められ得る。
なお、体動指標算出部103が複数の体動指標を算出する場合には、体動強度判定部104は、基準値以上であった体動指標の数または割合に基づいて体動強度を判定してもよい。基準は体動指標毎に定められてもよいし、体動指標を正規化すれば共通の基準値を用いることもできる。
血圧データ処理部110は、血圧データ記憶部101から単位期間に亘る血圧データを読み出す。血圧データ処理部110は、この単位期間に対して判定された体動強度に基づいて、この血圧データに適用するデータ処理を決定する。血圧データ処理部110は、決定したデータ処理を血圧データに施し、処理済みの血圧データを生成し、これを処理済み血圧データ記憶部105に保存する。なお、体動強度が第1のレベルにも満たないと判定された(例えば、体動指標が第1の閾値(Th1)未満である)ならば、血圧データに何も処理を施さなくてもよい(パススルー)。
具体的には、血圧データ処理部110は、体動強度が第1のレベル(値「1」)または第2のレベル(値「2」)であるならば、血圧データにそれぞれ第1のデータ処理または第2のデータ処理を施す。第2のデータ処理は、第1のデータ処理に比べてノイズ抑圧効果の強いものが採用される。
血圧データ処理部110は、第1のデータ処理を行うための第1のデータ処理部111および第2のデータ処理を行うための第2のデータ処理部112を含む。
第1のデータ処理部111は、体動強度が第1のレベル(値「1」)と判定された単位期間の血圧データに対して第1のデータ処理を施す。なお、第1のデータ処理部111は、かかる単位期間の周辺(例えば±n拍、nは任意の数値)の血圧データも含めて第1のデータ処理を施してよい。第1のデータ処理を施す期間は可変であってよい。第1のデータ処理は、例えば、対象の血圧データを平滑化する処理である。平滑化には、例えば移動平均などの平滑化法が用いられてよい。かかる第1のデータ処理によれば、血圧データの基本的な変動成分を維持しながら血圧に影響の小さい(高周波)ノイズを抑制することができる。
図3に、加速度データおよび血圧データを例示する。図3の期間11および期間12における体動強度が第1のレベル(値「1」)と判定されたとする。この場合に、第1のデータ処理部111は、期間11および期間12における血圧データに対してそれぞれ平滑化を行って、図4に例示される処理済みの血圧データを生成し得る。
第2のデータ処理部112は、体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定された単位期間の血圧データに対して第2のデータ処理を施す。第2のデータ処理は、例えば、対象の血圧データを前後の血圧データに基づいて補間生成した血圧データによって置換する処理である。補間生成には、例えば線形補間またはスプライン補間などの補間法が用いられてよい。かかる第2のデータ処理によれば、信頼性の低い血圧データを破棄して、血圧データの時間的相関を利用して生成した血圧データを利用することができる。第2のデータ処理を施す期間は単位期間に一致してもよいし、単位期間を延長したものであってもよい。また、かかる期間は、可変であってよい。なお、体動強度が強いほど、血圧が正常状態に復帰するまで長時間を要する。故に、かかる期間の長さは、例えば、体動指標が高いほど長くなるように調整されてよい。
図5に、加速度データおよび血圧データを例示する。図5の期間21および期間22における体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定されたとする。この場合に、第2のデータ処理部112は、期間21および期間22における血圧データをそれぞれその前後の血圧データに基づいて補間生成した血圧データによって置換し、図6に例示される処理済みの血圧データを生成し得る。
処理済み血圧データ記憶部105は、処理済みの血圧データを格納する。この処理済みの血圧データは、例えば急峻な血圧変動の検出のために図示されない血圧データ処理のための機能部または装置によって必要に応じて読み出されてよい。
急峻な血圧変動は、例えば、睡眠時無効吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)の発作時に低酸素状態をトリガとして生じることがある急峻な血圧変動を指す。従って、急峻な血圧変動の回数をモニタリングすることは、ユーザのSASの症状の軽重を把握するのに役立つ。
図1の血圧データ処理装置は、図2に例示されるように動作する。図2の動作は、例えば単位期間毎に周期的に実施されてもよいし、複数の単位期間に対してまとめて行われてもよい。
ステップS201において、体動指標算出部103は、動きデータを動きデータ記憶部102から読み出し、その単位期間における統計値である体動指標を算出する。なお、ステップS201において、体動指標算出部103は、動きデータに代えてトノグラムデータを用いて体動指標を算出してもよい。
体動強度判定部104は、ステップS201において算出された体動指標を複数の閾値と比較して、単位期間における体動強度を3段階以上(図2の例では3段階)で判定する(ステップS203)。
体動強度が第1のレベル(値「1」)と判定されれば(ステップS203)、処理はステップS204へと進む。体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定されれば(ステップS203)、処理はステップS205へと進む。
ステップS204において、第1のデータ処理部111は、単位期間の血圧データに対して前述の第1のデータ処理を施す。ステップS205において、第2のデータ処理部112は、単位期間の血圧データに対して前述の第2のデータ処理を施す。
以上説明したように、第1の実施形態に係る血圧データ処理装置は、単位期間におけるユーザの体動強度を少なくとも3段階で判定し、判定された体動強度に関連付けられたデータ処理を当該単位期間におけるユーザの血圧データに対して施す。具体的には、この血圧データ処理装置は、体動強度が大きい時に測定された血圧データと、体動強度が中程度の時に測定された血圧データとに対して異なるデータ処理を施す。故に、血圧データに含まれるノイズ(強度)に適したデータ処理を施して、ノイズを効果的に低減することができる。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態に係る血圧データ処理装置は、単位期間の血圧データに対するデータ処理を、当該単位期間におけるユーザの体動強度によって決定している。しかしながら、例えば、複数の連続する単位期間に亘って前述の第2のレベル(値「2」)が判定され続けると、当該連続する単位期間の前後から血圧データを補間生成することになる。この連続する単位期間が長くなるほど、補間生成された血圧データの妥当性は低下する。故に、第2の実施形態にかかる血圧データ処理装置は、単位期間におけるユーザの体動強度に加えてその体動強度が判定されている継続時間にも着目してより適切なデータ処理を決定することとする。
図7に例示されるように、第2の実施形態に係る血圧データ処理装置は、血圧データ記憶部101と、動きデータ記憶部102と、体動指標算出部103と、体動強度判定部304と、処理済み血圧データ記憶部105と、体動強度記憶部306と、血圧データ処理部310とを含む。
体動強度判定部304は、体動指標算出部103から体動指標を受け取る。体動強度判定部304は、体動指標に基づいて、単位期間におけるユーザの体動強度が第1のレベル(値「1」)および第2のレベル(値「2」)を含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定する。なお、体動強度判定部304によって判定可能なレベル数は3に限られず、4以上であってもよい。
体動強度判定部304は、判定した体動強度を体動強度記憶部306に格納する。体動強度判定部304は、判定した体動強度が特定のレベル(例えば第2のレベル(値「2」))であった場合に限って、体動強度記憶部306に格納してもよい。体動強度判定部304は、単位期間におけるユーザの体動強度が第2のレベル(値「2」)であったならば、体動強度記憶部306を参照して、体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定されている継続時間を導出する。そして、体動強度判定部304は、この継続時間を第3の閾値より長いか否かをさらに判定する。体動強度判定部304は、判定した体動強度と、この体動強度が第2のレベル(値「2」)である場合にはその継続時間が第3の閾値より長いか否かの判定結果とを血圧データ処理部310に通知する。
血圧データ処理部310は、血圧データ記憶部101から単位期間に亘る血圧データを読み出す。血圧データ処理部310は、この単位期間に対して判定された体動強度と、この体動強度が第2のレベル(値「2」)である場合にはその継続時間が第3の閾値より長いか否かの判定結果とに基づいて、この血圧データに適用するデータ処理を決定する。血圧データ処理部310は、決定したデータ処理を血圧データに施し、処理済みの血圧データを生成し、これを処理済み血圧データ記憶部105に保存する。
具体的には、血圧データ処理部310は、体動強度が第1のレベル(値「1」)であるならば、血圧データに前述の第1のデータ処理を施す。血圧データ処理部310は、体動強度が第2のレベル(値「2」)である場合には、その継続時間が第3の閾値以下であれば血圧データに前述の第2のデータ処理を施し、その継続時間が第3の閾値より長ければ血圧データに第3のデータ処理を施す。なお、体動強度が第1のレベルにも満たないと判定された(例えば、体動指標が第1の閾値(Th1)未満である)ならば、血圧データに何も処理を施さなくてもよい(パススルー)。
血圧データ処理部310は、第1のデータ処理を行うための第1のデータ処理部111と、第2のデータ処理を行うための第2のデータ処理部112と、第3のデータ処理を行うための第3のデータ処理部313とを含む。
第3のデータ処理部313は、体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定されている継続時間に亘る血圧データに対して第3のデータ処理を施す。第3のデータ処理は、例えば、対象の血圧データを破棄する処理である。かかる第3のデータ処理によれば、第2のデータ処理による血圧データの生成に不向きな、長時間に亘る信頼性の低い血圧データを破棄することができる。
図7の血圧データ処理装置は、図8に例示されるように動作する。図8の動作は、例えば単位期間毎に周期的に実施されてもよいし、複数の単位期間に対してまとめて行われてもよい。図8の動作は、ステップS201乃至ステップS205で行われる処理の点では図2の動作と同様である。ただし、図8のステップS203では、体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定された場合に、処理はステップS205ではなくステップS406へと進む。
ステップS406において、体動強度判定部304は、体動強度が第2のレベル(値「2」)と判定されている継続時間が第3の閾値よりも長いか否かを判定する。継続時間が第3の閾値よりも長ければ処理はステップS407へと進み、そうでなければ処理はステップS205へと進む。ステップS407では、第3のデータ処理部113は、継続時間に亘る血圧データに対して前述の第3のデータ処理を施す。
以上説明したように、第2の実施形態に係る血圧データ処理装置は、体動強度が特定のレベルと判定されている継続時間の長さをさらに評価し、かかる継続時間が長い場合と短い場合とで異なるデータ処理を行う。具体的には、この血圧データ処理装置は、継続時間が短い場合には補間生成を行うが、継続時間が長く補間生成によるデータの補充が妥当でない場合には血圧データを破棄する。故に、血圧データに含まれるノイズの強度および継続時間に適したデータ処理を施して、ノイズを効果的に低減することができる。
上述の実施形態は、本発明の概念の理解を助けるための具体例を示しているに過ぎず、本発明の範囲を限定することを意図されていない。実施形態は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、様々な構成要素の付加、削除または転換をすることができる。
上記各実施形態において説明された種々の機能部は、回路を用いることで実現されてもよい。回路は、特定の機能を実現する専用回路であってもよいし、プロセッサのような汎用回路であってもよい。
上記各実施形態の処理の少なくとも一部は、汎用のコンピュータを基本ハードウェアとして用いることでも実現可能である。上記処理を実現するプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納して提供されてもよい。プログラムは、インストール可能な形式のファイルまたは実行可能な形式のファイルとして記録媒体に記憶される。記録媒体としては、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、CD−R、DVD等)、光磁気ディスク(MO等)、半導体メモリなどである。記録媒体は、プログラムを記憶でき、かつ、コンピュータが読み取り可能であれば、何れであってもよい。また、上記処理を実現するプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ(サーバ)上に格納し、ネットワーク経由でコンピュータ(クライアント)にダウンロードさせてもよい。
上記各実施形態の一部または全部は、特許請求の範囲のほか以下の付記に示すように記載することも可能であるが、これに限られない。
(付記1)
メモリと、
前記メモリに接続されたプロセッサと
を具備し、
前記プロセッサは、
(a)ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは前記ユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出し、
(b)前記体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定し、
(c)前記体動強度が前記第1のレベルと判定されれば前記単位期間において前記ユーザから得られた血圧データに対して第1のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されれば前記血圧データに対して第2のデータ処理を施す
ように構成される、血圧データ処理装置。
101・・・血圧データ記憶部
102・・・動きデータ記憶部
103・・・体動指標算出部
104,304・・・体動強度判定部
105・・・処理済み血圧データ記憶部
110,310・・・血圧データ処理部
111・・・第1のデータ処理部
112・・・第2のデータ処理部
306・・・体動強度記憶部
313・・・第3のデータ処理部

Claims (16)

  1. ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは前記ユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出する体動指標算出部と、
    前記体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定する体動強度判定部と、
    前記体動強度が前記第1のレベルと判定されれば前記単位期間において前記ユーザから得られた血圧データに対してノイズ低減処理に相当する第1のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されれば前記血圧データに対してノイズ低減処理に相当する第2のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第1のレベルに満たないと判定されれば前記血圧データをパススルーする血圧データ処理部と
    を具備する、血圧データ処理装置。
  2. 前記体動強度判定部は、前記体動指標が第1の閾値以上であって前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値未満であれば前記体動強度が前記第1のレベルであると判定し、前記体動指標が前記第2の閾値以上であれば前記体動強度が前記第2のレベルであると判定する、請求項1に記載の血圧データ処理装置。
  3. 前記第1のデータ処理は、前記単位期間を包含する第1の期間の血圧データを平滑化する処理であり、
    前記第2のデータ処理は、前記単位期間を包含する第2の期間の血圧データを前記第2の期間の前後の血圧データに基づいて補間生成した血圧データによって置換する処理である、
    請求項2に記載の血圧データ処理装置。
  4. 前記第1の閾値および前記第2の閾値は、前記ユーザまたは他のユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータに基づいて算出された体動指標の分布に基づいて定められる、請求項2に記載の血圧データ処理装置。
  5. 前記第2の閾値は、前記分布から統計的に算出される正常値の上限以上となるように定められる、請求項4に記載の血圧データ処理装置。
  6. 前記第1の閾値および前記第2の閾値は、前記ユーザの属性または血圧の測定環境の属性に基づいて定められる、請求項2に記載の血圧データ処理装置。
  7. 前記体動強度判定部は、前記体動強度が前記第2のレベルであると判定する場合には、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されている継続時間が第3の閾値より長いか否かをさらに判定し、
    前記血圧データ処理部は、前記体動強度が前記第2のレベルと判定され、かつ、前記継続時間が前記第3の閾値以下と判定されれば前記血圧データに対して前記第2のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定され、かつ、前記継続時間が前記第3の閾値より長いと判定されれば前記血圧データに対して第3のデータ処理を施す、
    請求項2に記載の血圧データ処理装置。
  8. 前記第2のデータ処理は、前記血圧データを前記単位期間の前後の血圧データに基づいて補間生成したデータによって置換する処理であり、
    前記第3のデータ処理は、前記継続時間に亘る血圧データを破棄する処理である、
    請求項7に記載の血圧データ処理装置。
  9. 前記単位期間は、拍動の1周期または複数周期に略一致するように定められる、請求項1に記載の血圧データ処理装置。
  10. 前記血圧センサは、トノメトリ方式の血圧センサである、請求項1に記載の血圧データ処理装置。
  11. 前記体動指標算出部は、複数の体動指標を算出し、
    前記体動強度判定部は、前記複数の体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が前記複数のレベルのいずれに相当するかを判定する、
    請求項1に記載の血圧データ処理装置。
  12. ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは前記ユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出することと、
    前記体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定することと、
    前記体動強度が前記第1のレベルと判定されれば前記単位期間において前記ユーザから得られた血圧データに対してノイズ低減処理に相当する第1のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されれば前記血圧データに対してノイズ低減処理に相当する第2のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第1のレベルに満たないと判定されれば前記血圧データをパススルーすることと
    を具備する、血圧データ処理方法。
  13. コンピュータを請求項1に記載の血圧データ処理装置として機能させるための血圧データ処理プログラム。
  14. ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは前記ユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出する体動指標算出部と、
    前記体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに
    相当するかを判定する体動強度判定部と、
    前記体動強度が前記第1のレベルと判定されれば前記単位期間において前記ユーザから得られた血圧データに対して第1のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されれば前記血圧データに対して第2のデータ処理を施す血圧データ処理部と
    を具備し、
    前記体動強度判定部は、前記体動指標が第1の閾値以上であって前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値未満であれば前記体動強度が前記第1のレベルであると判定し、前記体動指標が前記第2の閾値以上であれば前記体動強度が前記第2のレベルであると判定し、
    前記第1の閾値および前記第2の閾値は、前記ユーザの属性または血圧の測定環境の属性に基づいて定められる、
    血圧データ処理装置。
  15. ユーザに装着された動きセンサから得られた動きデータまたは前記ユーザに装着された血圧センサに含まれる圧力センサアレイから得られた圧力センサデータの単位期間における統計値である体動指標を算出する体動指標算出部と、
    前記体動指標に基づいて前記単位期間における前記ユーザの体動強度が第1のレベルおよび第2のレベルを含む複数のレベルのいずれに相当するかを判定する体動強度判定部と、
    前記体動強度が前記第1のレベルと判定されれば前記単位期間において前記ユーザから得られた血圧データに対して第1のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されれば前記血圧データに対して第2のデータ処理を施す血圧データ処理部と
    を具備し、
    前記体動強度判定部は、前記体動指標が第1の閾値以上であって前記第1の閾値よりも大きな第2の閾値未満であれば前記体動強度が前記第1のレベルであると判定し、前記体動指標が前記第2の閾値以上
    であれば前記体動強度が前記第2のレベルであると判定し、
    前記体動強度判定部は、前記体動強度が前記第2のレベルであると判定する場合には、前記体動強度が前記第2のレベルと判定されている継続時間が第3の閾値より長いか否かをさらに判定し、
    前記血圧データ処理部は、前記体動強度が前記第2のレベルと判定され、かつ、前記継続時間が前記第3の閾値以下と判定されれば前記血圧データに対して前記第2のデータ処理を施し、前記体動強度が前記第2のレベルと判定され、かつ、前記継続時間が前記第3の閾値より長いと判定されれば前記血圧データに対して第3のデータ処理を施す、
    血圧データ処理装置。
  16. 前記第2のデータ処理は、前記血圧データを前記単位期間の前後の血圧データに基づいて補間生成したデータによって置換する処理であり、
    前記第3のデータ処理は、前記継続時間に亘る血圧データを破棄する処理である、
    請求項15に記載の血圧データ処理装置。
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