JP6746886B2 - 学習支援装置及びその学習支援装置用のプログラム - Google Patents
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Description
また、特許文献2に、問題に対する回答を音声で行わせ、これを録音し、録音した音声を再生した後に正解音声を聞かせるようにした英会話学習装置が開示されている。
本発明の学習支援装置は、入力された音声を認識してテキストに変換し、前記変換により得られるテキストに各単語が含まれる頻度を判別し、前記頻度が所定頻度以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語とは別の第2単語を用いる学習事項を選択する、処理部を備える。
以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は本実施形態に係る学習支援装置10の正面図であり、図2は学習支援装置10の制御系を示すブロック図である。
本実施形態の学習支援装置10は、図1に示すように、表示部14と入力部13とを備える。
なお、本実施形態では、表示部14がタッチパネル機能を有するため、表示部14も入力部13の一部を構成している。
図2に示すように、学習支援装置10は、処理部11と、記憶部15と、VRAM(Video RAM)16と、を備えており、処理部11には、上述した音声入力部12、入力部13、表示部14などが接続されている。
入力部13は、利用者の操作(キー入力やタッチパネル入力)に応じて処理部11に指令を送る。
このような表示部14を構成する表示モニタとしては、各種のものを使用することができ、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やOELD(organic electroluminescence display)で構成される表示モニタなどを好適に用いることができる。
また、本実施形態では、入力部13の一部として機能するように表示部14が一体形成されたタッチパネル付きのものになっているが、必ずしもタッチパネル付きである必要はない。
ただし、タッチパネル付きの表示部14の方が各種操作の利便性が図れるので好ましい。
なお、プログラムの実行過程で生成される各種データにおいて、一時記憶だけで良いものに関しては一時記憶領域に記憶されるが、学習支援装置10の次回使用時にも使用するデータ等に関しては、例えば、学習支援装置10の動作を終了する段階で一時記憶領域でない記憶領域に保存される。
これら音声−テキスト変換手段、発話状況判別手段、表示制御手段、例文検索手段、類語検索手段のそれぞれは、処理部11が記憶部15に記憶された各種データを参照して各種プログラムを実行することにより実現される機能である。
図3、図4のフローチャート、及び図5の画面遷移図を参照しながら、本実施形態に係る学習支援装置10の動作について詳細に説明する。
以下では、スピーキング能力の向上のためのスピーキング学習の場合を例にして学習支援装置10の動作を具体的に説明する。
ここでは、「family」について英語で説明する問題が表示されているので、ユーザは「family」についての説明を英語で声に出して回答することになる。
なお、このステップS103及びステップS104の処理は、上述した「停止」アイコンがタッチされるまで継続される(ステップS105“No”)。
処理部11は、「停止」アイコンがタッチされたことを検知すると(ステップS105“Yes”)、図5(c)に示すように、「停止」アイコンを録音した回答の音声を再生するための「再生」アイコンに変え、この「再生」アイコンをユーザがタッチすることで、録音した回答音声の再生が行えるようにするとともに、処理部11は、左隅に参照、及び分析の選択が行えるメニュー画面の表示を行う(図3のステップS106)。
ここで、ユーザが入力部13を操作(タッチ操作やキー操作)して何らかの操作を行うと、その操作を処理部11が検知して、処理部11は、ユーザが行った操作が「再生」の選択であるかを判定する(図3のステップS107)。
なお、回答音声の録音データの再生が終了すると、処理部11は、再び、図5(c)に示す状態の画面を表示してユーザの次の操作が発生するまで待機状態となる。
この分析結果を表示する処理は、例えば、図4に示すフローチャートに示す手順で実行される。
分析結果の表示処理が開始されると、図4に示すように、処理部11は、テキスト中の単語の頻度データを更新する(ステップS201)。
つまり、直前に発話した単語から次の単語の発話に至るまでの時間をチェックすることで、発話に至るまでに長い時間がかかった単語は発話することが苦手な単語であると考えられるため、このような発話に時間を要した単語があるか確認する処理である。
具体的には、各単語について、図3のステップS104で計測した各単語の発話に要した時間が、予め定められている閾値を超える時間を要しているかをチェックし(ステップS204)、発話に時間を要した単語(閾値を超える時間を要した単語)があれば(ステップS205“Yes”)、その単語に第2の識別表示情報を付加する(ステップS206)。
このように、処理部11は、テキスト中の単語の使用頻度や発話に要した時間などの発話状況を閾値と比較し判別する手段として機能する。
また、同様に「especially」という単語は、使用頻度が閾値を超えていたため、水色マーカーが付加されて表示されている。
このように、処理部11は、使用頻度や発話に要する時間などの判定結果に応じて、テキストを識別表示するように制御する手段として機能し、その識別表示を反映したテキストを表示部14に表示すると、処理部11は、ユーザの次の操作があるまで待機状態となる。
なお、上記では、ステップS211がNoの場合、その他の処理に進むとだけ述べたが、例えば、その他の処理としては、次のスピーキング学習に進む処理であったり、スピーキング学習を終了する処理であったりする。
なお、上記では、ユーザが苦手とする単語を明示する方法としてマーカー表示する方法を示したが、その表示形態は、単語の下にカラーの下線を引いたり、単語の文字の色だけを変えるようにする等適宜変更しても良い。
例えば、図6に示すように、タブレット端末101とサーバ102とで構成されるような学習支援装置100であっても良い。
このようにすることで、演算量の多い処理を処理能力に余裕があるサーバ102側に行わせることができる。
このようにすれば、学習事項を表示するために行う検索等の演算量の多い処理をサーバ102側に行わせることが可能であり、また、辞書DBなどを記憶容量の大きいサーバ102に持たせることができるので好適である。
このようなタブレット端末101とサーバ102とで構成される学習支援装置100の場合、表示部となるタブレット端末101に音声入力部12を設けることになる。
例えば、辞書DB自体はネット経由などでアクセスできるようにしておいて、その他の必要機能を備えさせるようにした学習支援装置であっても良く、上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかであり、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれるものであることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
[請求項1]
入力された音声を認識してテキストに変換する手段と、
前記テキストに含まれる単語の発話状況を判別する手段と、
判別結果に応じて前記テキストを識別表示するように制御する手段と、
前記識別表示された前記テキストの少なくとも一部をユーザが指定することに応じて対応する学習事項を提供する手段と、
を備えたことを特徴とする学習支援装置。
[請求項2]
例文検索する手段を備え、
前記発話状況は、発話されるまでに経過した時間であり、前記例文検索する手段で、前記時間が所定の時間を超えた単語について、例文検索を実行して前記学習事項とすることを特徴とする請求項1に記載の学習支援装置。
[請求項3]
類語検索する手段を備え、
前記発話状況は、発話した単語の頻度であり、前記類語検索する手段で、所定の頻度を超える単語について、類語検索を実行して前記学習事項とすることを特徴とする請求項1に記載の学習支援装置。
[請求項4]
音声入力手段と、問題を表示する表示部と、を備え、
前記表示部に問題を表示し、前記問題に対する回答を音声で入力させることを特徴とする請求項1に記載の学習支援装置。
[請求項5]
学習支援装置のコンピュータに、
入力された音声を認識してテキストに変換する手順と、
前記テキストに含まれる単語の発話状況を判別する手順と、
判別結果に応じて前記テキストを識別表示するように制御する手順と、
前記識別表示された前記テキストの少なくとも一部をユーザが指定することに応じて対応する学習事項を提供する手順と、
を実行させるプログラム。
11 処理部
12 音声入力部
13 入力部
14 表示部
15 記憶部
16 VRAM
100 学習支援装置
101 タブレット端末
102 サーバ
103 ネットワーク
Claims (10)
- 入力された音声を認識してテキストに変換し、
前記変換により得られるテキストに各単語が含まれる頻度を判別し、
前記頻度が所定頻度以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語とは別の第2単語を用いる学習事項を選択する、
処理部を備える学習支援装置。 - 前記処理部は、前記頻度が所定頻度以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された前記第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語に対する類語検索を実行することを前記学習事項として選択する、請求項1に記載の学習支援装置。
- 前記処理部は、
ユーザが発話した音声を認識してテキストに変換し、
前記変換により得られるテキストに含まれる複数の単語それぞれの前記ユーザにより発話された頻度を判別し、
前記複数の単語のうちの指定された単語に対する学習事項を選択する場合に、前記指定された単語が発話される頻度が所定頻度以上であると判別された場合は、前記指定された単語である前記第1単語とは別の第2単語を用いる学習事項を選択する、請求項1または2に記載の学習支援装置。 - ユーザが発話した音声を入力するとともに、入力された音声を認識してテキストに変換し、
前記テキストに含まれる複数の単語それぞれが発話されるまでに経過した時間を判別し、
前記発話されるまでに経過した時間が所定時間以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語に対する例文検索を実行する学習事項を選択する、
処理部を備える学習支援装置。 - 前記処理部は、
前記複数の単語のうちの指定された単語に対する学習事項を選択する場合に、前記指定された単語が発話されるまでに経過した時間が所定時間以上であると判別された場合は、前記指定された単語である前記第1単語に対する例文検索を実行する学習事項を選択する、請求項4に記載の学習支援装置。 - 前記処理部は、
前記判別の結果に応じて前記テキストを識別表示し、
前記識別表示された前記テキストに含まれる単語をユーザが指定することに応じて、指定された単語の発話状況に対応する学習事項を提供する、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の学習支援装置。 - 音声入力手段と、問題を表示する表示部と、を備え、
前記処理部は、
前記表示部に問題を表示し、前記問題に対する回答を音声で入力させる、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の学習支援装置。 - 前記処理部は、
前記表示部に単語を表示し、この表示された単語についてユーザに説明させる問題を出題し、
前記問題に対する回答として入力された音声を認識してテキストに変換する、請求項7に記載の学習支援装置。 - 学習支援装置のコンピュータに、
入力された音声を認識してテキストに変換し、
前記変換により得られるテキストに各単語が含まれる頻度を判別し、
前記頻度が所定頻度以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語とは別の第2単語を用いる学習事項を選択する、
処理を実行させるプログラム。 - 学習支援装置のコンピュータに、
ユーザが発話した音声を入力するとともに、入力された音声を認識してテキストに変換し、
前記テキストに含まれる複数の単語それぞれが発話されるまでに経過した時間を判別し、
前記発話されるまでに経過した時間が所定時間以上であると判別され、かつ、ユーザにより指定された第1単語に対する学習事項を選択する場合に、前記第1単語に対する例文検索を実行する学習事項を選択する、
処理を実行させるプログラム。
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