JP6746235B2 - 計量キャップ - Google Patents

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本発明は、計量キャップに関する。
従来、計量室を有し、容器に着脱可能な計量キャップが知られている。例えば、特許文献1には、容器の口部に装着されたアタッチメントを介して容器に着脱可能に構成された計量キャップであって、蓋を開いて容器を傾倒させ、容器の胴部をスクイズ(弾性圧搾)しながら吐出する直接吐出、容器の内容物を計量室に導入し、計量された内容物を、蓋を開いて吐出する計量吐出、上記の如く内容物を計量した後に計量キャップを容器から離脱させ、例えば被塗布部に押し付けながら、吐出する離脱吐出の少なくとも3通りの使い方ができるものが開示されている。
特開2007−99322号公報
特許文献1に記載されるような計量キャップにおいて、離脱塗布を行う際に、吐出される内容物と空気との置換がよりスムーズに行われるようにできれば、使い勝手を向上することができる。
本発明は、このような点に鑑み開発されたもので、離脱塗布を行う際に、吐出される内容物と空気との置換がよりスムーズに行われるようにし、もって、使い勝手を向上することができる計量キャップを提供することを目的とする。
本発明に係る計量キャップは、
計量室を有し、容器に着脱可能な計量キャップであって、
前記容器の内容物を通過させるように前記計量室の底部に設けられた通過口を包囲する環状座面と、
前記環状座面に着座可能な筒状をなす計量筒と、
前記計量筒を前記環状座面に着座させるように付勢力を付与する弾性連結片と、
前記計量室の上部を開閉可能な蓋体と、
前記通過口から下方に延び、作動体を上下動可能に保持する保持筒とを備え、
前記容器に装着され前記蓋体が閉じられた状態では、前記通過口が前記計量筒を介して前記計量室と連通し、
前記容器から離脱し前記蓋体が閉じられ且つ前記作動体が被塗布部に押し付けられた状態では、前記作動体が前記計量筒を前記付勢力に抗して押し上げ、前記計量室が前記環状座面と前記計量筒との隙間を介して前記通過口と連通すると共に前記通過口が前記計量筒を介して前記計量室と連通することを特徴とする。
また、本発明に係る計量キャップでは、前記蓋体は、吐出筒を有する頂壁と、前記吐出筒を開閉可能な上蓋とを有することが好ましい。
また、本発明に係る計量キャップでは、前記計量筒の内面に連結すると共に前記作動体が当接可能な当接体をさらに備えることが好ましい。
また、本発明に係る計量キャップでは、前記作動体を包囲する擦付体をさらに備えることが好ましい。
さらに、本発明に係る計量キャップでは、前記容器の口部に装着されたアタッチメントを介して前記容器に着脱可能であることも好ましい。
本発明によれば、離脱塗布を行う際に、吐出される内容物と空気との置換がよりスムーズに行われるようにし、もって、使い勝手を向上することができる計量キャップを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る計量キャップを、アタッチメントを介して容器に装着した状態で示す縦断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1に示す計量キャップによる計量の様子を示す縦断面図であり、内容物が計量室に導入されているときの状態を示す。 図1に示す計量キャップによる計量の様子を示す縦断面図であり、内容物が計量室から容器内に回収されているときの状態を示す。 図1に示す計量キャップを容器から離脱させ、計量室内の内容物が被塗布部に塗布されているときの状態を示す。
以下、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係る計量キャップ1について詳細に例示説明する。なお、本明細書において、上下方向とは、計量キャップ1を容器2に装着し、容器2を起立させた状態における上下方向を意味する。また、縦断面とは、計量キャップ1の中心軸線Oを含む断面を意味する。なお、以下の実施形態では、口部3、周壁14、通過口15、保持筒21及び計量筒35は、共通の中心軸線Oを有しているが、これらが互いに偏芯した構成としてもよい。
図1に示すように、本実施形態に係る計量キャップ1は、容器2の口部3に装着されたアタッチメント4を介して容器2に着脱可能に構成されている。容器2は、本例では、口部3と、該口部3に連なりスクイズ(弾性圧搾)可能な胴部5と、該胴部5に連なる底部(図示省略)とを有するボトル状をなしている。容器2には、例えば液体洗剤などの内容物が収容されている。なお、内容物は、液体洗剤に限らず、所望の成分の液状物であってよい。また、内容物の粘度は特に限定されず、また、固形物が液体に混ざった固液混合物であってもよい。
アタッチメント4は、口部3にねじ部を介して着脱可能な係合筒6を有している。なお、係合筒6は、ねじ部に代えて、互いに係合可能な凹凸形状を介することで口部3に着脱可能な構成としてもよい。また、係合筒6は、口部3に着脱可能である必要はなく、例えば打栓によって口部3に装着される構成としてもよい。また、アタッチメント4は、係合筒6の上部に一体に連結し、容器2の内部に通じる連通口7が形成された上壁8を有している。上壁8には、連通口7を包囲すると共に上壁8から上方に延びる筒状をなす接続筒9が一体に連結している。また、上壁8には、連通口7を包囲すると共に上壁8から下方に延びる筒状をなす垂下筒10が一体に連結している。垂下筒10の内側には、チューブ11の上端部が嵌合している。さらに、アタッチメント4は、上壁8の外周縁に一体に連結し、上下方向に延在する筒状(本例では円筒状)の外周壁12とを有している。外周壁12の上端部には、計量キャップ1を着脱可能な被装着部13が形成されている。
計量キャップ1は、アタッチメント4への装着状態において外周壁12の上方に連なる筒状(本例では円筒状)の周壁14を有している。周壁14の下端部には、通過口15を有する底壁16が一体に連結している。通過口15は、本例では円形をなしているが、円形に限られない。底壁16の外周部には、底壁16から垂下すると共に被装着部13に着脱可能な装着筒17が一体に連結している。なお、装着筒17は、図1においてはねじ部を介して被装着部13に装着されているが、ねじ部に代えて、互いに係合可能な凹凸形状を介することで被装着部13に着脱可能な構成としてもよい。
底壁16には、通過口15を包囲する環状座面18が設けられている。環状座面18は、本例では円環状をなしているが、円環状に限られない。また、底壁16には、環状座面18を包囲する嵌合溝19が設けられている。嵌合溝19は、本例では円環状をなしているが、円環状に限られない。さらに、底壁16には、通過口15から下方に延び、作動体20を上下動可能に保持する保持筒21が一体に連結している。保持筒21の内面には、周方向に間隔を空けて配置された複数の縦リブ22が一体に連結している。複数の縦リブ22の径方向内側の面には、それぞれ、作動体20を上下方向に抜け止め保持する保持リブ23が一体に連結している。なお、複数の保持リブ23に代えて、作動体20を上下方向に抜け止め保持する筒状体を、複数の縦リブ22の径方向内側の面に一体に連結した構成としてもよい。
作動体20は、本例では上端部24が小径化された円柱状をなしており、保持リブ23の上端面に当接可能な上段部25と、保持リブ23の下端面に当接可能な下段部26と、丸みを帯びた下端部27とを有している。なお、作動体20は、円柱状に限られず、その形状は適宜変更が可能である。保持筒21の下端部には、接続筒9の上端部と液密に嵌合可能な嵌合部28が設けられている。なお、接続筒9を設ける代わりに、保持筒21の下端部を上壁8に液密に嵌合させて連通口7と通過口15とを連通させる構成としてもよい。
底壁16の底面には、作動体20を包囲する擦付体29が装着されている。擦付体29は、本例ではブラシとして構成されている。また、本例では、擦付体29は、底壁16の底面に嵌合により固定された基部30と、該基部30から垂下する複数の毛状体31とを有している。なお、擦付体29は、このようなブラシに限られず、内容物を被塗布部32(図6参照)に擦付けることができるものであればよく、例えばスポンジ等であってもよい。また、擦付体29を設けない構成としてもよい。基部30は、本例では、装着筒17の内周面に連続又は間欠的に周設された凸部と、保持筒21の外周面に連続又は間欠的に周設された凸部とを介して底壁16の底面に嵌合している。また、底壁16の底面には、周方向に間隔を空けて配置されると共に底壁16から垂下し、基部30を支持する複数の支持リブ33が一体に連結している。なお、擦付体29を底壁16の底面に嵌合又は固定するための構成は適宜変更が可能である。
本例では、アタッチメント4が接続筒9を有し、該接続筒9と液密に接する保持筒21を包囲するように擦付体29が配置されているので、擦付体29を容器2の内部から隔離することができ、容器2に収容された内容物を清潔に保つことができる。
底壁16の嵌合溝19には、固定筒34が嵌合により固定されている。固定筒34の径方向内側には、環状座面18に着座可能な筒状をなす計量筒35が配置されている。固定筒34と計量筒35とは、計量筒35を環状座面18に着座させるように付勢力を付与する弾性連結片36によって一体に連結されている。本例では、周方向に間隔を空けて配置された複数の弾性連結片36によって固定筒34と計量筒35とを一体に連結しているが、単一の弾性連結片36によって固定筒34と計量筒35とを一体に連結する構成としてもよい。
計量筒35の内面には、作動体20の上端部24が当接可能な円板状の当接体37が一体に連結している。本例では、当接体37は、図2に示すように周方向に間隔を空けて配置された3つの連結片38によって計量筒35の内面に連結されているが、連結片38の数は適宜増減が可能である。また、当接体37は作動体20が当接可能であればよく、その形状は適宜変更が可能である。また、作動体20が計量筒35を直接押し上げられる形状を有する構成とした場合には、当接体37は設けなくてもよい。計量筒35には、計量筒35の上端面に開口する上端開口39が形成されている。なお、このような上端開口39に代えて、例えば、計量筒35の外周面における上端部に開口する開口部を設けてもよい。なお、この場合には、後述する案内筒51の間欠部52を当該開口部に対応する位置に設けてもよいし、案内筒51を設けない構成としてもよい。
周壁14の上端部には、環状固定部40が装着されている。本例では、環状固定部40は、周壁14の上端部外周面に形成された環状段部に嵌合する環状外壁41と、環状外壁41の上端部内面に一体に連結すると共に下方に延び、周壁14の内面と嵌合する環状内壁42と、環状外壁41の上端部内面に一体に連結すると共に上方に延びる筒状の広口吐出筒43とを有している。
環状固定部40には、第1のヒンジ44によって蓋体45が一体に連結している。本例では、環状固定部40と周壁14とで構成される筒状壁と、底壁16と、蓋体45とによって、計量室46が形成されている。蓋体45は、第1のヒンジ44を介して計量室46の上部を開閉可能に構成されている。本例では、蓋体45は、環状外壁41に第1のヒンジ44によって一体に連結する環状壁47と、該環状壁47の上端部に一体に連結すると共に吐出筒48を有する頂壁49とを有している。吐出筒48は、計量筒35よりも小さい内径寸法を有しており、また、計量筒35に対して偏芯した位置に設けられている。頂壁49には、頂壁49から垂下すると共に広口吐出筒43の内面に液密に嵌合可能な封止筒50が一体に連結している。また、頂壁49には、頂壁49から垂下すると共に計量筒35の上部を挿入可能な案内筒51が一体に連結している。案内筒51は、周方向に間隔を空けて配置された間欠部52を有している。図3に示すように、案内筒51は、本例では3つの間欠部52を有しているが、その数は適宜増減が可能である。なお、蓋体45は、第1のヒンジ44に代えて、ねじ係合又は嵌合等を介することで、環状固定部40に着脱される構成としてもよい。
本例では、蓋体45は、吐出筒48を開閉可能な上蓋53を有している。上蓋53は、第2のヒンジ54によって環状壁47に一体に連結されており、第2のヒンジ54を介して吐出筒48を開閉可能に構成されている。本例では、上蓋53は、第2のヒンジ54によって環状壁47に一体に連結された環状の外壁55と、外壁55の上端部に一体に連結する天壁56とを有している。天壁56には、該天壁56から垂下すると共に吐出筒48の内面に液密に嵌合可能な栓体57が一体に連結している。なお、上蓋53は、吐出筒48を開閉可能であれば、図示したような第2のヒンジ54を用いる構成に限られない。たとえば、上蓋53は、吐出筒48に直接、又は間接的に、ねじ係合又は嵌合等を介して着脱される構成としてもよい。
なお、本例では、計量キャップ1は、周壁14、底壁16、保持筒21及び装着筒17を有する下ハウジングと、環状固定部40及び蓋体45を有する上ハウジングと、計量筒35、弾性連結片36、固定筒34、連結片38及び当接体37を有する弁筒体と、作動体20と、擦付体29とで構成されている。このように、計量キャップ1は、5つの部品で構成されているが、部品構成(部品点数)は適宜変更することができる。また、これらの下ハウジング、上ハウジング、弁筒体、作動体20及び擦付体29は、それぞれ、本例では合成樹脂の射出成形によって形成されているが、その材料や成形方法は適宜変更が可能である。また、本例では、アタッチメント4は合成樹脂の射出成形によって形成され、チューブ11は合成樹脂の押出し成形によって形成され、容器2は合成樹脂の押出しブロー成形又は二軸延伸ブロー成形によって形成されているが、その材料や成形方法は適宜変更が可能である。
本実施形態に係る計量キャップ1は、容器2をスクイズしながら内容物を吐出する「直接吐出」、計量室46で計量した内容物を、計量キャップ1を容器2に装着したままで吐出する「計量吐出」、計量室46で計量した内容物を、計量キャップ1を容器2から離脱させて吐出する「離脱吐出」、の大きく分けて3通りの使い方ができる。まず、「直接吐出」としては、図1に二点鎖線で示すように、蓋体45を第1のヒンジ44を介して開き、容器2を傾倒させることで、容器2の胴部5をスクイズしながら内容物を計量筒35から吐出することができる(直接大吐出)。この場合、内容物は、連通口7、保持筒21内の縦リブ22間の隙間、通過口15、計量筒35の内部、上端開口39をこの順に通過して吐出される。また、上蓋53を第2のヒンジ54を介して開き、容器2を傾倒させることで、容器2の胴部5をスクイズしながら内容物を吐出筒48から吐出することもできる(直接小吐出)。この場合、計量筒35より小径の吐出筒48から吐出されるので、より少量での吐出が可能となる。
また、「計量吐出」としては、まず、計量室46で内容物を計量し、蓋体45を第1のヒンジ44を介して開き、容器2を傾倒させることで、計量した内容物を広口吐出筒43から一気に吐出することができる(計量広口吐出)。また、計量室46で内容物を計量し、上蓋53を第2のヒンジ54を介して開き、容器2を傾倒させることで、計量した内容物を吐出筒48からゆっくり吐出することもできる(計量細口吐出)。計量の要領は、以下のとおりである。まず、図4に示すように、蓋体45を閉じ、上蓋53を第2のヒンジ54を介して僅かに開いた状態で、起立させた容器2の胴部5をスクイズして内容物を計量筒35から計量室46内へ導入する。このとき、内容物は、計量筒35の上端開口39から案内筒51の間欠部52を通って計量室46内へ導入される。また、このとき、計量室46内の空気は、吐出筒48を通って排出される。そして、図5に示すように、内容物が計量筒35の上端開口39を超えて計量室46内へ導入された場合は、上端開口39より上方に位置する内容物(図5中の二点鎖線参照)は、上端開口39から容器2の内部へ回収される。
さらに、「離脱吐出」としては、計量室46で内容物を計量し、計量キャップ1を容器2から離脱させ、図6に示すように、蓋体45及び上蓋53が閉じられた状態で、作動体20の下端部27を被塗布部32に押し付けることで、内容物を徐々に吐出することができる(離脱塗布)。このとき、作動体20が被塗布部32との接触によって押し上げられることで、作動体20が上方に移動し、当接体37を介して、計量筒35を弾性連結片36の付勢力に抗して押し上げる。したがって、計量筒35は環状座面18から離れ、計量室46が環状座面18と計量筒35との隙間を介して通過口15と連通し、計量室46内の内容物が、環状座面18と計量筒35との隙間、通過口15、保持筒21内の縦リブ22間の隙間をこの順に通過して被塗布部32に塗布される。また、このとき、空気が、保持筒21内の縦リブ22間の隙間、通過口15、計量筒35の内部、上端開口39、案内筒51の間欠部52をこの順に通過して、計量室46に導入され、吐出された内容物とスムーズに置換される。したがって、例えば内容物を比較的多く塗布したい場合などでも、空気の置換のために蓋体45又は上蓋53を開いておく必要がないので、内容物の塗布の際に蓋体45又は上蓋53の開放部から内容物がこぼれるおそれがない。なお、計量筒35が上下動する際には計量筒35の上端部が案内筒51によって案内されるので、計量筒35が傾くのを抑制することができる。また、吐出させた内容物を被塗布部32に塗布する際には、擦付体29によって内容物を容易に被塗布部32に擦り付けることができる。
なお、このように容器2から計量キャップ1を離脱させて内容物を塗布した後に、計量室46に残った内容物を、蓋体45を開いて一気に吐出することもできる。例えば、内容物が液体洗剤である場合に、被服の汚れた部分に所望の量の液体洗剤を塗布し、残った液体洗剤を洗濯機に投入することができる。なお、容器2からの離脱後に、内容物の塗布を行うことなく、蓋体45又は上蓋53を開いて吐出することも可能であるし、内容物の塗布を行った後、残った内容物を上蓋53を開いて吐出することも可能である。
このように、計量キャップ1は、本例では、直接吐出として「直接大吐出」及び「直接小吐出」、計量吐出として「計量広口吐出」及び「計量細口吐出」、計量塗布として「離脱塗布」などの多くの使い方ができる。なお、蓋体45に、上蓋53及び吐出筒48を設けない構成としてもよい。この場合には、「直接大吐出」、「計量広口吐出」、「離脱塗布」などの使い方が可能である。この場合、内容物の計量時に計量室46から空気を抜くための空気孔を蓋体45に適宜設けることができる。
以上説明したように、本実施形態に係る計量キャップ1は、容器2に装着され蓋体45が閉じられた状態では、通過口15が計量筒35を介して計量室46と連通するように構成されている。したがって、計量キャップ1が容器2に装着され蓋体45が閉じられた状態で、容器2から内容物を、通過口15及び計量筒35を介して計量室46に導入し、計量することができる。
また、本実施形態に係る計量キャップ1は、容器2から離脱し蓋体45が閉じられ且つ作動体20が被塗布部32に押し付けられた状態では、作動体20が計量筒35を弾性連結片36の付勢力に抗して押し上げ、計量室46が環状座面18と計量筒35との隙間を介して通過口15と連通すると共に通過口15が計量筒35を介して計量室46と連通するように構成されている。したがって、内容物の計量後に計量キャップ1を容器2から離脱させ、蓋体45を閉じた状態で作動体20を被塗布部32に押し付けることで、計量室46から内容物を、環状座面18と計量筒35との隙間及び通過口15を介して被塗布部32に導出することができるので、内容物を徐々に被塗布部32に塗布することができる(離脱塗布)。また、その際には、内容物が導出される環状座面18と計量筒35との隙間とは別の経路となる計量筒35を介して、空気を計量室46に導入することができるので、空気の置換をスムーズに行うことができる。
また、本実施形態に係る計量キャップ1は、蓋体45が、吐出筒48を有する頂壁49と、吐出筒48を開閉可能な上蓋53とを有しているので、例えば、内容物の計量時には上蓋53を図4、図5に示したように僅かに開いて吐出筒48から空気を排出でき、計量後は、上蓋53をさらに開いて、計量した内容物を吐出筒48からゆっくり吐出することができる(計量細口吐出)。なお、この場合、まず上蓋53を開き、計量してそのまま吐出してもよい。また、吐出筒48により、前述した「直接小吐出」なども可能となる。
さらに、本実施形態に係る計量キャップ1は、計量筒35の内面に連結すると共に作動体20が当接可能な当接体37をさらに備えているので、構成が簡素化されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、前述したところは本発明の実施形態の一例を示したにすぎず、発明の要旨を逸脱しない限り、種々の変更を加えてよいことは言うまでもない。
例えば、前述した実施形態では、計量キャップ1は、アタッチメント4を介して容器2に着脱可能に構成されていたが、計量キャップ1を直接、容器2に着脱可能に構成してもよい。
1 計量キャップ
2 容器
3 口部
4 アタッチメント
5 胴部
6 係合筒
7 連通口
8 上壁
9 接続筒
10 垂下筒
11 チューブ
12 外周壁
13 被装着部
14 周壁
15 通過口
16 底壁
17 装着筒
18 環状座面
19 嵌合溝
20 作動体
21 保持筒
22 縦リブ
23 保持リブ
24 作動体の上端部
25 上段部
26 下段部
27 作動体の下端部
28 嵌合部
29 擦付体
30 基部
31 毛状体
32 被塗布部
33 支持リブ
34 固定筒
35 計量筒
36 弾性連結片
37 当接体
38 連結片
39 上端開口
40 環状固定部
41 環状外壁
42 環状内壁
43 広口吐出筒
44 第1のヒンジ
45 蓋体
46 計量室
47 環状壁
48 吐出筒
49 頂壁
50 封止筒
51 案内筒
52 間欠部
53 上蓋
54 第2のヒンジ
55 外壁
56 天壁
57 栓体

Claims (5)

  1. 計量室を有し、容器に着脱可能な計量キャップであって、
    前記容器の内容物を通過させるように前記計量室の底部に設けられた通過口を包囲する環状座面と、
    前記環状座面に着座可能な筒状をなす計量筒と、
    前記計量筒を前記環状座面に着座させるように付勢力を付与する弾性連結片と、
    前記計量室の上部を開閉可能な蓋体と、
    前記通過口から下方に延び、作動体を上下動可能に保持する保持筒とを備え、
    前記容器に装着され前記蓋体が閉じられた状態では、前記通過口が前記計量筒を介して前記計量室と連通し、
    前記容器から離脱し前記蓋体が閉じられ且つ前記作動体が被塗布部に押し付けられた状態では、前記作動体が前記計量筒を前記付勢力に抗して押し上げ、前記計量室が前記環状座面と前記計量筒との隙間を介して前記通過口と連通すると共に前記通過口が前記計量筒を介して前記計量室と連通することを特徴とする計量キャップ。
  2. 前記蓋体は、吐出筒を有する頂壁と、前記吐出筒を開閉可能な上蓋とを有する、請求項1に記載の計量キャップ。
  3. 前記計量筒の内面に連結すると共に前記作動体が当接可能な当接体をさらに備える、請求項1又は2に記載の計量キャップ。
  4. 前記作動体を包囲する擦付体をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の計量キャップ。
  5. 前記容器の口部に装着されたアタッチメントを介して前記容器に着脱可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の計量キャップ。
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