JP6745677B2 - 車両用シート部材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材の製造方法であって、
前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って前記フレーム材が配置されるように、前記フレーム材を成形型内に配置する配置工程と、
成形型内において、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体を成形する成形工程と、を含み、
前記フレーム材として、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含む
フレーム材を用いることを特徴とする車両用シート部材の製造方法を提供する。
前記フレーム材として、
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第1掛け止め具に近い位置にある
フレーム材を用いる。
前記フレーム材として、
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第2掛け止め具に近い位置にあり、
前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とが、前記延在方向に対して垂直な方向に並ぶように配置されている
フレーム材を用いる。
前記フレーム材として、
前記第1部分が、前記第1部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第1空間を内側に形成するように湾曲した第1湾曲部を備え、
前記第2部分が、前記第2部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第2空間を内側に形成するように湾曲した第2湾曲部を備え、
前記第1湾曲部が、前記第2湾曲部が形成する前記第2空間を通り、且つ、前記第2湾曲部が、前記第1湾曲部が形成する前記第1空間を通るように、前記第1部分と前記第2部分とが配置されている
フレーム材を用いる。
前記配置工程において、前記フレーム材とともに、前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とを、一体に、空隙を介して被覆する被覆部材を前記成形型内に配置する。
前記平面視における前記車両用シート部材の輪郭は、短手方向と長手方向を有した形状であり、
前記配置工程において、前記骨組み部の少なくとも一部分が、前記長手方向に沿うように、前記フレーム材を前記成形型内に配置し、
前記フレーム材として、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、前記骨組み部のうち前記長手方向に沿う部分である長手部分の、前記長手方向の異なる位置に固定されており、
前記長手部分が、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に、前記第1部分と前記第2部分とを含む
フレーム材を用いる。
前記フレーム材として、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている台座部と、前記台座部と連結し、前記発泡樹脂成形体の外方に向かって延びる柱部と、前記柱部から延設されて前記発泡樹脂成形体から外方に突出した掛け止め部とを含む
フレーム材を用い、
前記成形工程における成形時又は前記成形工程の後に、前記第1掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置、及び、前記第2掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置に、それぞれ、空間、又は、長手方向に沿う切り込みを形成することを含むことが好ましい。
前記フレーム材として、
前記骨組み部のうち、前記第1部分の前記一端の側に第1板状部材が固定されており、前記第2部分の前記一端の側に第2板状部材が固定されており、
前記第1板状部材に前記第1掛け止め具の前記台座部が固定されており、前記第2板状部材に前記第2掛け止め具の前記台座部が固定されている
フレーム材を用い、
前記成形工程における成形時又は前記成形工程の後に、前記第1板状部材と前記第1掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第1掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分、及び、前記第2板状部材と前記第2掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第2掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分に、それぞれ、前記長手方向と交差する方向へ、空間又は切り込みを形成することを含む。
前記配置工程において、前記フレーム材を、車両用シート部材の輪郭に沿って周回させる。
フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備え、
前記フレーム材は、前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って配置されており、
前記フレーム材は、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含むことを特徴とする。
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第1掛け止め具に近い位置にある。
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第2掛け止め具に近い位置にあり、
前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とが、前記延在方向に対して垂直な方向に並ぶように配置されている。
前記第1部分が、前記第1部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第1空間を内側に形成するように湾曲した第1湾曲部を備え、
前記第2部分が、前記第2部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第2空間を内側に形成するように湾曲した第2湾曲部を備え、
前記第1湾曲部が、前記第2湾曲部が形成する前記第2空間を通り、且つ、前記第2湾曲部が、前記第1湾曲部が形成する前記第1空間を通るように、前記第1部分と前記第2部分とが配置されている。
発泡樹脂成形体内に、前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とを、一体に、空隙を介して被覆する被覆部材が埋設されている。
前記平面視における前記車両用シート部材の輪郭は、短手方向と長手方向を有した形状であり、
前記骨組み部の少なくとも一部分が、前記長手方向に沿うように配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、前記骨組み部のうち前記長手方向に沿う部分である長手部分の、前記長手方向の異なる位置に固定されており、
前記長手部分が、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に、前記第1部分と前記第2部分とを含む。
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている台座部と、前記台座部と連結し、前記発泡樹脂成形体の外方に向かって延びる柱部と、前記柱部から延設されて前記発泡樹脂成形体から外方に突出した掛け止め部とを含み、
前記第1掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置、及び、前記第2掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置に、それぞれ、空間、又は、長手方向に沿う切り込みが形成されている。
前記骨組み部のうち、前記第1部分の前記一端の側に第1板状部材が固定されており、前記第2部分の前記一端の側に第2板状部材が固定されており、
前記第1板状部材に前記第1掛け止め具の前記台座部が固定されており、前記第2板状部材に前記第2掛け止め具の前記台座部が固定されており、
前記第1板状部材と前記第1掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第1掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分、及び、前記第2板状部材と前記第2掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第2掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分に、それぞれ、前記長手方向と交差する方向へ、空間又は切り込みが形成されている。
前記フレーム材が、車両用シート部材の輪郭に沿って周回している。
1−1.車両用シート部材10について
図1〜5に基づいて車両用シート部材及びその製造方法の第1実施形態を説明する。
図1および図2に示すように、車両用シート部材10は、基本構成として、フレーム材20と、フレーム材20の少なくとも一部を埋設する発泡樹脂成形体30と、を備えている。
図1および図2に示すように、フレーム材20は、発泡樹脂成形体30に所要の保形性と強度を付与するために埋め込まれるものである。フレーム材20は、発泡樹脂成形体30を成形する条件下において発泡樹脂成形体30と比較して寸法が実質的に変化しない材料、例えば鋼またはアルミニウム等の金属材料、により構成することが通常である。
図1および図2に示すように、発泡樹脂成形体30は、発泡樹脂の型内発泡樹脂成形体である。発泡樹脂としては、特に限定されないが、通常は、発泡された熱可塑性樹脂が用いられ、例えば、発泡ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂とを含む発泡複合樹脂、発泡ポリオレフィン系樹脂等が好適に用いられる。発泡倍率は、発泡樹脂の種類に応じて適宜調整することができるが、一般的には10〜50倍程度、典型的には20〜40倍程度である。
以下に図5及び図6を参照しながら車両用シート部材10の製造方法について説明する。なお、本実施形態の車両用シート部材10の製造する際には、フレーム材20を準備する。次に、樹脂と発泡剤とを含む発泡性樹脂粒子を予備発泡させた予備発泡樹脂粒子30Aを充填した後、成形型7内に蒸気を供給することにより予備発泡樹脂粒子30Aを発泡させ、発泡樹脂成形体30を成形する。その後、フレーム材20と共に発泡樹脂成形体30を成形型7から脱型し、放冷等で冷却する。
以下に、本発明の第2実施形態に係る車両用シート部材10及びその製造方法を、図7及び8を参照しながら説明する。第2実施形態に係る車両用シート部材10が、第1実施形態のものと相違する点は、骨組み部22の骨組み部第1区間22−1の第1部分201と第2部分202の構造である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
以下に、本発明の第3実施形態に係る車両用シート部材10及びその製造方法を、図9及び10を参照しながら説明する。第3実施形態に係る車両用シート部材10が、第1実施形態のものと相違する点は、骨組み部22の骨組み部第1区間22−1の第1部分201と第2部分202の構造である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
第1部分201が、第1部分201の他端201bの側201cに、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第1空間211を内側に形成するように湾曲した第1湾曲部201dを備え、
第2部分202が、第2部分202の他端202bの側202cに、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第2空間212を内側に形成するように湾曲した第2湾曲部202dを備え、
第1湾曲部201dが、第2湾曲部202dが形成する第2空間212を通り、且つ、第2湾曲部202dが、第1湾曲部201dが形成する第1空間211を通るように、第1部分201と第2部分202とが配置されている。
以下に、本発明の第4実施形態に係る車両用シート部材10及びその製造方法を、図11及び12を参照しながら説明する。第4実施形態に係る車両用シート部材10が、第1実施形態のものと相違する点は、骨組み部22の骨組み部第1区間22−1の第1部分201の他端201bの側201cと、第2部分202の他端202bの側202cとを、一体に被覆する被覆部材40を用いる点である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
以下に、本発明の第5実施形態に係る車両用シート部材10及びその製造方法を、図13及び14を参照しながら説明する。第5実施形態に係る車両用シート部材10が、第1実施形態のものと相違する点は、フレーム材20の構造と、第1掛け止め具24Aの柱部242Aと、第2掛け止め具24Bの柱部242Bの周囲の発泡樹脂成形体30の部分に後述する空間を形成する点である。したがって、第1実施形態と同じ構成は、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
Claims (14)
- フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材の製造方法であって、
前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って前記フレーム材が配置されるように、前記フレーム材を成形型内に配置する配置工程と、
成形型内において、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体を成形する成形工程と、を含み、
前記フレーム材として、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第2掛け止め具に近い位置にあり、
前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とが、前記延在方向に対して垂直な方向に並ぶように配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含む
フレーム材を用いることを特徴とする車両用シート部材の製造方法。 - フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材の製造方法であって、
前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って前記フレーム材が配置されるように、前記フレーム材を成形型内に配置する配置工程と、
成形型内において、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体を成形する成形工程と、を含み、
前記フレーム材として、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1部分が、前記第1部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第1空間を内側に形成するように湾曲した第1湾曲部を備え、
前記第2部分が、前記第2部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第2空間を内側に形成するように湾曲した第2湾曲部を備え、
前記第1湾曲部が、前記第2湾曲部が形成する前記第2空間を通り、且つ、前記第2湾曲部が、前記第1湾曲部が形成する前記第1空間を通るように、前記第1部分と前記第2部分とが配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含む
フレーム材を用いることを特徴とする車両用シート部材の製造方法。 - フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材の製造方法であって、
前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って前記フレーム材が配置されるように、前記フレーム材を成形型内に配置する配置工程と、
成形型内において、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体を成形する成形工程と、を含み、
前記フレーム材として、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含む
フレーム材を用いること、
並びに、
前記配置工程において、前記フレーム材とともに、前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とを、一体に、空隙を介して被覆する被覆部材を前記成形型内に配置すること、
を特徴とする車両用シート部材の製造方法。 - 前記平面視における前記車両用シート部材の輪郭は、短手方向と長手方向を有した形状であり、
前記配置工程において、前記骨組み部の少なくとも一部分が、前記長手方向に沿うように、前記フレーム材を前記成形型内に配置し、
前記フレーム材として、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、前記骨組み部のうち前記長手方向に沿う部分である長手部分の、前記長手方向の異なる位置に固定されており、
前記長手部分が、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に、前記第1部分と前記第2部分とを含む
フレーム材を用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シート部材の製造方法。 - 前記フレーム材として、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている台座部と、前記台座部と連結し、前記発泡樹脂成形体の外方に向かって延びる柱部と、前記柱部から延設されて前記発泡樹脂成形体から外方に突出した掛け止め部とを含む
フレーム材を用い、
前記成形工程における成形時又は前記成形工程の後に、前記第1掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置、及び、前記第2掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置に、それぞれ、空間、又は、長手方向に沿う切り込みを形成することを含む、
請求項4に記載の車両用シート部材の製造方法。 - 前記フレーム材として、
前記骨組み部のうち、前記第1部分の前記一端の側に第1板状部材が固定されており、前記第2部分の前記一端の側に第2板状部材が固定されており、
前記第1板状部材に前記第1掛け止め具の前記台座部が固定されており、前記第2板状部材に前記第2掛け止め具の前記台座部が固定されている
フレーム材を用い、
前記成形工程における成形時又は前記成形工程の後に、前記第1板状部材と前記第1掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第1掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分、及び、前記第2板状部材と前記第2掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第2掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分に、それぞれ、前記長手方向と交差する方向へ、空間又は切り込みを形成することを含む、
請求項5に記載の車両用シート部材の製造方法。 - 前記配置工程において、前記フレーム材を、車両用シート部材の輪郭に沿って周回させる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用シート部材の製造方法。
- フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材であって、
前記フレーム材は、前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って配置されており、
前記フレーム材は、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記延在方向において、前記第1部分の前記他端が、前記第2部分の前記他端よりも、前記第2掛け止め具に近い位置にあり、
前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とが、前記延在方向に対して垂直な方向に並ぶように配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含むことを特徴とする車両用シート部材。 - フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材であって、
前記フレーム材は、前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って配置されており、
前記フレーム材は、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1部分が、前記第1部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第1空間を内側に形成するように湾曲した第1湾曲部を備え、
前記第2部分が、前記第2部分の前記他端の側に、前記延在方向に垂直な方向に貫通する第2空間を内側に形成するように湾曲した第2湾曲部を備え、
前記第1湾曲部が、前記第2湾曲部が形成する前記第2空間を通り、且つ、前記第2湾曲部が、前記第1湾曲部が形成する前記第1空間を通るように、前記第1部分と前記第2部分とが配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含むことを特徴とする車両用シート部材。 - フレーム材と、前記フレーム材を埋設する発泡樹脂成形体と、を備えた車両用シート部材であって、
前記フレーム材は、前記車両用シート部材の平面視において、前記車両用シート部材の輪郭に沿って配置されており、
前記フレーム材は、
前記輪郭に沿って配置される線状の骨組み部、並びに、前記骨組み部が延在する延在方向の異なる位置に固定された第1掛け止め具及び第2掛け止め具を有し、
前記骨組み部のうち、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具とで挟まれた区間の少なくとも1つが、一端の側に前記第1掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第1部分と、一端の側に前記第2掛け止め具が固定され、他端が前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に位置するように延在する第2部分とに分離しており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている部分と、前記発泡樹脂成形体から外方に突出している部分とを含み、
発泡樹脂成形体内に、前記第1部分の前記他端の側と、前記第2部分の前記他端の側とを、一体に、空隙を介して被覆する被覆部材が埋設されていることを特徴とする車両用シート部材。 - 前記平面視における前記車両用シート部材の輪郭は、短手方向と長手方向を有した形状であり、
前記骨組み部の少なくとも一部分が、前記長手方向に沿うように配置されており、
前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、前記骨組み部のうち前記長手方向に沿う部分である長手部分の、前記長手方向の異なる位置に固定されており、
前記長手部分が、前記第1掛け止め具と前記第2掛け止め具との間に、前記第1部分と前記第2部分とを含む、請求項8〜10のいずれか1項に記載の車両用シート部材。 - 前記第1掛け止め具及び前記第2掛け止め具が、それぞれ、前記発泡樹脂成形体内に埋設されている台座部と、前記台座部と連結し、前記発泡樹脂成形体の外方に向かって延びる柱部と、前記柱部から延設されて前記発泡樹脂成形体から外方に突出した掛け止め部とを含み、
前記第1掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置、及び、前記第2掛け止め具の前記柱部が埋設されている発泡樹脂成形体部分の長手方向外方位置に、それぞれ、空間、又は、長手方向に沿う切り込みが形成されている、請求項11に記載の車両用シート部材。 - 前記骨組み部のうち、前記第1部分の前記一端の側に第1板状部材が固定されており、前記第2部分の前記一端の側に第2板状部材が固定されており、
前記第1板状部材に前記第1掛け止め具の前記台座部が固定されており、前記第2板状部材に前記第2掛け止め具の前記台座部が固定されており、
前記第1板状部材と前記第1掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第1掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分、及び、前記第2板状部材と前記第2掛け止め具の前記台座部とが埋設されている発泡樹脂成形体部分のうち、前記第2掛け止め具の前記台座部の前記長手方向の外側の部分に、それぞれ、前記長手方向と交差する方向へ、空間又は切り込みが形成されている、請求項12に記載の車両用シート部材。 - 前記フレーム材が、車両用シート部材の輪郭に沿って周回している、請求項8〜13のいずれか1項に記載の車両用シート部材。
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